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2020.08.15
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第28話「隠された記録」

皇太子・朱高熾(シュコウシ)が喀血して倒れた。
そこで皇太子派の楊士奇(ヨウシキ)・楊栄(ヨウエイ)・楊溥(ヨウフ)は3人だけで墨(ボク)侍医と面会する。
墨侍医は診察録を渡すと、皇太子には糖尿の持病がある上、昨今の忙しさが災いし、もはや神でも治療できないと匙を投げた。
「命の火は消えかけています
 養生すれば少しは延ばせますが、このままお身体を酷使なされば、悲惨な結果を招きます」
楊士奇は仕方なく診療録を預かることにした。
しかし皇族の診療記録は一番に皇帝へ届けなければならず、墨侍医は必要なら写すよう頼む。


楊士奇は楊栄と楊溥を酒楼の個室に呼び出した。
そこでこれから不正を犯すと断り、関わりたくなければ自分1人でやるという。
「この診療録は皇上に届けないでおく」
今は戦の真っただ中、永楽帝に余計な心配をかけたくなかったが、他にもう1つ理由があった。
今回は漢(カン)王・朱高煦(シュコウク)と趙(チョウ)王・朱高燧(シュコウスイ)が参謀、2人は皇帝に届く書簡すべてに目を通すことができる。
皇太子の病状を知った2人が野望を抱き、もし帝位争いのために都に戻ったら、皇帝は孤立無援に…。
「つまりこの一枚の紙が災いの元となる、端緒を開くのは私たち3人だ」
しかし楊栄は楊士奇の勝手な憶測に過ぎないと反論、皇帝が漢王に帝位を継がせる可能性も排除できないと訴えた。
楊溥は確かに漢王なら勇敢で頼もしい皇帝になると言ったが、漢王の子で皇太孫より勇敢な者がいるかは疑問だという。
「太孫が優秀であることは皇上も認めている、普通に考えれば帝位は太子から太孫へ継がれるべきだ」
楊溥は楊士奇に賛同し、杯を空けた。

「漢王と趙王、どちらが皇帝になっても、待ち受けるのは流刑と家財の没収だ…」
楊士奇に脅された楊栄は苦渋の選択を迫られたが、結局、杯を空けた。
「漢王・趙王と親しい都の兵は山東の備倭(ビワ)兵と交代させる
 備倭軍の将軍は太子爺が抜擢した者、今こそ使うべきだ
 九門と山海関は封鎖する、晋陽(シンヨウ)と大同と宣化(センカ)も同様だ


皇太子は屋敷で静養することになったが、政務のことが頭から離れなかった。
何より戦地にいる息子を守るため、自分が支援してやらねばならない。
皇太子妃・張妍(チョウケン)は夫の身体と息子の命を天秤にかけることなどできず、病を押して書斎へ向かう皇太子を止めることができなかった。

一方、戦地は再び雨が降り出した。
軍営に戻った朱瞻基(シュセンキ)は大雨になると警告し、神機営に大砲や火薬を片付けるよう命じる。
その姿を兵に紛れた聶興(ジョウキョウ)が物陰から見ていたが…。

東宮の書斎に楊士奇・楊栄・楊溥が駆けつけた。
皇太子は歩くのも辛そうだったが、早速、協議を始める。
草原は8月が過ぎれば冷え込んで来るため、皇太子は父の身体を心配していた。
「だがすでに兵を分けた、どうやら戦を続けるつもりだろう」
「最善の策は兵力を分散させた後、皇上の主力軍を後退させることです
 漢王と趙王の三千営は救援が早く、戦闘力も高い、タタールに隙を与えません
 もし前進すれば、予測もつかぬ事が起きましょう」
楊士奇の話は正論だったが、皇太子は父の気性を誰より良く知っていた。
とにかく粘り強く、勝ち気、今さら後退させるのは難しいだろう。
そこへ山のような軍報が届いた。

皇太子は3人の話を聞きながら、一冊ずつ軍報に目を通していた。
すると都の兵が交代になったと知り、楊士奇たちの仕業だと勘づいてしまう。
4カ所で同時に兵を交代させたとなれば、謀反の準備かと勘ぐられるのは必至、皇太子は思わず3人に首を洗って待つよう命じた。
「家族にも別れを告げておくのだ」
憤慨した皇太子は居所に戻ることにしたが、楊士奇たちはその場にひざまずいて引き留める。
「太子爺、朝廷を乱してはなりません!殿下はお身体が悪く、戦局は不明、
 漢王と趙王が野心を持てば大乱が起きましょう
 皇上が無事に帰還なされば、私たち3人で自害して償います!」
3人は叩頭すると、楊士奇が奏状を差し出した。
「そなたが首謀か?」
「…はい」
皇太子は楊士奇の大胆な行動に驚きながらも、前線の状況がそこまで悪化しているのかと落胆する。
そこで楊士奇は必死に皇太子を説得した。
永楽帝に後退する気がない上、天候は荒れるばかり、これでは目が見えぬ者が夜半に沼へ近づくも同然だという。
もし戦に敗れ、漢王と趙王が挙兵すれば、靖難(セイナン)の悲劇が繰り返されるだろう。
その時に収拾しようとしても、どうにもならないのだ。
「…4カ所で兵を交代させたことを皇上に隠し通せるのか?
 皇上が耳にすれば原因究明のため、戻られるはず…」
すると楊栄は前線への軍報が自分の管轄のため、絶対に漏らさないと約束した。
確かに2人の弟たちが悠長に構えているとは思えない…。
皇太子は何やら考え事をしながら、結局、奏状は受け取らずに門に向かって歩き出した。
太子爺!>ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ<太子爺!<太子爺!
「帰りなさい、他に良い方法がないか考えてみよう」

その頃、明の軍営では朱瞻基が二叔の主張する三峡行きに猛反対していた。
「三峡を過ぎれば道は狭い!砲車や荷車が立ち往生すれば両脇の山から攻撃される!
 この道は通れません!」
「何という口の利き方だ!」
さすがに永楽帝も朱瞻機の言い草を見逃してくれなかった。
「今、何と?」
「いえ…まぁ~言い過ぎました!」
すると永楽帝は三峡を過ぎればタタールの本営にたどり着くことから、両脇の山を抑えるよう命じた。
来月になって雪が降り出せば行軍は難しくなる。
そこで朱高煦は10万の兵を有する自分と老三が敵の主力をおびき出し、大砲と銃でおさえ込むと言った。
朱高燧も多少、道が狭くても自分と二兄の左右両軍が山に登って見張れば良いという。
しかし朱瞻基は死地を目指す人に何を言っても無駄だと呆れ果て、これまでの不満が爆発した。
「″戦は6月に終わる″と以前、誰もが言っていた
 もう8月ですが計画は半分も進んでいない…一体、誰が妄言を?」
「…私が言った」
永楽帝がぼそっと言った。
うっかり口を滑らせた朱瞻基は黙り込んだが、ここぞとばかりに2人の叔父から続けろとまくし立てられてしまう。
すると朱瞻基は進軍が遅いと嘆き、雨で大砲や銃が使えないなら兵を使って戦い方を変えれば良いと二叔に噛み付いた。
「単に愚かなだけです!
 ウラーン・ホシューンでも私の左右軍は割りを食い、タタールの陣営跡を占拠しただけ
 しかも4月12日と19日は敵に迫るもオノン川で2度の連敗、こう着状態が4ヶ月も続きました
 後方補給はアルクタイに台なしにされ、多くの兵が犠牲に…」
「お前は皇帝か!」
さすがにしゃくに触った永楽帝が一喝、身の程知らずだと憤慨した。 
蒙古の部族が手を組んだが、かえって西や東に移動する手間が省けたというもの、目下の問題は天候で、戦略が失敗したことではないという。
「ところでなぜお前は″撤退する″と触れ回った?」
「爺爺?!」
「″皇上″だ、ここは戦場である…先鋒として三峡を攻めよ、負けて戻れば斬る」
「御意!」

一方、アルクタイは先月、明軍の補給を断つと約束していたが、未だ果たせていなかった。
使者は明軍の攻撃を受けていると説明し、このまま仲間が死に続ければアルクタイの軍は全滅だと訴える。
しかしマフムードは孫のエセンに命じて使者を殺した。
トクトア・ブハは戦の指揮を任せたが殺しは認めていないと憤慨し、このままでは戦が終わる前に草原が遊牧民の屍だらけになると反発する。
他の部族たちもトクトア・ブハに追従したが、マフムードから″ならば投降しろ″と突き放され、ぐうの音も出ない。
「三峡での戦いが最難関だ、明軍は全力でかかって来る、三峡を死守すればこの戦は必ず勝てよう」
マフムードは部族たちの反感をかわすため、今回の先鋒にはオイラト兵を立たせると言った。
「お前たちは道を阻み、主力を明軍の左右に潜ませろ、敵の士気を削げば一気に撃滅できる!」
マフムードは次の戦いで勝敗が決まると伝え、散会した。

マフムードは三峡の戦いに孫のエセンを参加させないことにした。
そして1万の精鋭を一緒に残し、自分が負けた時はオノン川を渡って西へ逃げるよう命じる。
「雪が降れば明軍は追ってこない、オイラトの血筋を守るのだ」
「…爺爺、私たちは負けると?」
「勝ちたいが恐らく無理だろう…エセン、戦場には来るな」

その夜、朱瞻基は三峡に向けて発つことになった。
于謙(ウケン)は慌てて駆け寄り、皇太孫の意見に賛同すると訴える。
「出陣すれば無駄死にです!皇上の説得を!三峡は大明軍に不利な場所だ、武力には頼れません
 戦は退くべき時もある、皇上はあなたに八つ当たりしてる!」
「今は聞く耳を持たぬ、私が三峡で死んだ時、初めて後悔するのだろう」

朱瞻基は于謙が止めるのも聞かず、先発隊を率いて馬を駆けて行った。
「いけません!お戻りを!マフムードに大明軍の手法は筒抜けだ!三峡は突破できませんよ!」

宮中では皇太孫嬪・孫若微(ソンジャクビ)がこの1ヶ月、皇太子の政務を手伝っていた。
そのお陰で自然と戦局が不利だと気付いたが、皇太子は書斎を出たら奏状のことは全て忘れるよう厳命する。
すると張妍が漢王妃と趙王妃から質問責めにされたと文句を言いながら帰って来た。
「胡善祥(コゼンショウ)がいればはぐらかせるけど、孫小姐ならきっと黙っているだけね!」
その時、奥の部屋から若微が現れた。
「私は失礼した方がよろしいでしょうか」
ばつが悪い張妍だったが、皇太子が家族なので気にするなと取り持った。

張妍は王妃たちが前線の状況を知りたがっていると話した。
兵部と内閣が太子府に入り浸りで朝廷と化していると嫌みを言われたという。
皇太子はどうせ自分に尋ねに来る度胸はないのだと高を括ったが、若微が思わず口をはさんだ。
「一度、来れば度胸がつきます…」
若微は王妃たちが本当に知りたいのは皇太子の容体だと指摘する。
恐らく侍医院から話が漏れたのだろう。
すると若微は棚から奏状を持って来た。
「食料を輸送する輜重(シチョウ)隊の将校が書いた奏状と吏部が提出した将校の昇進の記録です
 職務の履歴も記されています、私が照合したところ、輜重隊の主管数名が漢王の元配下でした
 よって前線の状況は王妃たちもご存知のはず…」
若微は王妃たちがしつこく尋ねるのは皇太子の病状を探るためだと言った。
ふと皇太子は楊士奇も自分が倒れれば弟たちが野心をあらわにすると恐れていたことを思い出す。
「前線は今が肝心だ、お前たちが一言でも漏らせば大乱が起こる、肝に命じておけ」
若微はうなずき、薬湯ができたか見て来ると言って出て行った。

張妍は急に不安になって来た。
夫に何かあれば大乱にかかわらず、自分と息子が破滅する。
「妻子を守るためにも侍医に従って!」
「妻子を守るためでなければここまで精を出さない
 息子は前線に立ち、私は後方から支える、強い垣根を作れば野犬は入れない
 少しでも隙があれば総崩れだ」
皇太子は国の機密まで張妍が知る必要はないと話を切り上げ、自分に任せておけばいいとなだめた。
すると張妍はなぜ官吏でなく若微に代筆させるのか訝しむ。
「…漢王の手下が誰か分かるか?太孫嬪は口が硬く、私の署名も上手に真似る、しかも家族なのだ」

いよいよ三峡での戦いが始まった。
明軍が大砲を山の斜面に打ち込むのを合図に、朱瞻基たち先鋒隊が一斉になだれ込む。
その様子を後方から永楽帝が見守っていた。
しかしやがて樊忠(ハンチュウ)は先鋒隊を撤退させるよう嘆願、このままでは全滅すると訴える。
「太孫がいます!」
「朱家の者は逃げ戻ったりせぬ、五軍営を出せ」

朱瞻基は落馬し、激戦の真っただ中に放り出された。
その時、明の兵士を装った聶興が向かって来るのが見える。
朱瞻基は剣を構えたが、いきなり突進してきた敵の馬と激突、吹っ飛んだ。
さらに起き上がろうとした矢先、敵の錘子(ハンマー)で顔を殴打されてしまう。
朱瞻基は血を吐きながらふらふらになって立ち上がったが、その場で崩れ落ちるように倒れた。



つづく

( ๑≧ꇴ≦)最高のパパだった皇太子!
そしてここでまさかの聶興?!すっかり忘れていたのにw





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最終更新日  2020.08.16 16:04:53
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