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2020.12.05
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第60話「白雪に散る」

太上皇・朱祁鎮(シュキチン)は弟に何を言っても無駄だと悟った。
景泰(ケイタイ)帝・朱祁鈺(シュキギョク)は自分に謀反の意があると決めつけ、幽閉だけに飽き足らず、罪を着せようと企んでいる。
チムグに兄弟の確執のことはよく分からなかったが、ならば母に毛布を頼んで欲しいと訴えた。
しかし祁鎮は皇帝の親政になって母に実権がなくなり、かえって母を困らせてしまうという。
チムグは落胆したが、祁鎮から自分が作ったシャガイで遊ぼうと誘われ、笑顔に戻った。

皇太后・孫若微(ソンジャクビ)は金英(キンエイ)の供述書を片手に皇帝の寝宮に乗り込んだ。
帳をかき分け皇帝を探していると、やがて床に転がったまま寝ている祁鈺を発見する。

「うわ!誰だっ!」
「私よ!」
祁鈺の奇行はすでに宮中で知られるところとなった。
朝議では玉座で眠り大臣たちを呆れさせ、不老不死のために丹房で作らせた1ヶ月分の薬を飲んでしまったという。
すると祁鈺は急に馬鹿笑いし始めた。
「時間を作って母上に会いに行きなさい」
若微は話にならないと出直すことにしたが、殿内には祁鈺の笑い声だけが異様に響き渡っていた。

祁鎮は南宮の中庭を掃除していた。
するとチムグは自分が死んだら庭の木の根元に埋めて欲しいという。
祁鎮は思わず故郷が恋しいならチムグだけでも帰すことができると口を滑らせた。
傷ついたチムグは黙って部屋に戻ったが、祁鎮がすぐ釈明しようと後を追う。

「私は父上に逆らいここへ来た、死んでも故郷へは帰れない」
「…そうだな、死んでも離れないよ」
祁鎮はチムグの涙をぬぐい、一緒に息子をあやした。
「雪が降ればオイラトと同じ景色だ、恋しさも減るよ」



若微は再び皇帝を訪ね、なぜ静かに暮らしている息子に無実の罪を着せるのかと迫った。

 この国はやっと平和を取り戻した、もう騒動を起こさないで!
 私たちは南京へ行ってもいい、この家はあなたのものよ!」
するとずっと背を向けていた祁鈺が急に振り向いた。
「…私に家はない」

祁鈺は皇后と皇太子の死から未だ立ち直れずにいた。
その悲しみは怒りとなり、その矛先は皇太后や祁鎮へ向けられる。
祁鈺はなぜ自分が皇帝なのに祁鎮だけ妻と子供と一緒に幸せに暮らしているのかと憤った。
今や母・胡善祥(コゼンショウ)も″正気を失ったと″笑われている。
「本来なら母上が皇后で私が皇帝だった…母上が皇后の位を廃されなければな
 そうしたら皇后も太子も生きていた…太后…全てあなたのせいです、あなたとあなたの息子のね
 あなた方は私の大切なものを奪い去ったんだ…本来…私が手にしていたものを奪い去ったぁぁぁ!
 あいつを殺してやる…ふっ…あははは~殺してやるぞ?あははは~」
すると若微は呆然と立ち上がり、供述書を捨てて帰って行った。

興安が突然、衛兵を従えて南宮に現れた。
皇帝は良くしてやったのになぜ帯刀していたのか、金英の死では済まないと言ったという。
↓「なぜなのだあぁぁぁ〜」

すると興安は屋敷を捜索しろと命じ、太上皇の身体検査をすると言い出した。
背後にいた石亨は密かに剣に手をかけたが、祁鎮がそれとなく合図して止める。
その時、屋敷から息子を抱いたチムグが外へ追い出された。
「抵抗するな」
祁鎮はチムグをなだめると、衛兵は何も見つからないと報告する。
「それでは報告できぬ!」
異様な様子の皇帝に恐れをなす興安は思わず声を荒げ、ふと金英が持っていた短刀を思い出した。
「あれは誰の短刀だ!」
「私だ!」「私のよ!」
チムグは祁鎮をかばい、咄嗟に興安に自分の刀だと言ってしまう。
「ふん…皇上の言葉だ、太上皇の刀なら居所を移すように、妻の物なら連行しろと」
「やめろ!」
激怒した祁鎮は思わず興安を引っ叩いたが、衛兵たちに拘束されてしまう。
チムグは何とか息子だけ祁鎮に託すことはできたが、そのまま連行された。

祁鈺は自ら皇太后に報告した。
「例の刀で朕は肝を冷やしました~太上皇をお守りせねばと~
 それで捜査を、金英の供述書もあります、ご覧になったはず、あの刀は暗殺のためでした
 大それた謀反です…太后?どうぞ哥哥の所へ、恨まないでくれとお伝えください
 くれぐれも身辺に注意をと…今日は興安がお伴します」
若微は何とか怒りをこらえ、皇帝が帰るまで平静を装った。

チムグが処刑され、亡骸が南宮に戻ってきた。
すると2人が待っていた雪が降り始める。
一方、祁鎮は丹薬の飲み過ぎから体調がおかしくなっていた。
急に身体中が熱くなり、窓を開けて雪を浴びたかと思うと、酒を浴びるように飲みながら寝台に倒れ込む。
太監や侍女たちは控えていたが、物音がすると恐ろしさのあまり逃げ出す始末だった。

若微はチムグを失った息子を心配していたが、祁鎮は思ったより冷静だった。
そこで若微はチムグの恩に報いるため、良き日を選んでチムグを埋葬しようという。
祁鎮は生前、チムグが中庭の木の下で眠りたいと言ったと教え、そろそろ帰った方が良いと勧めた。
「長居は良くない」
すると若微は最後に皇上からの伝言を知らせた。
皇帝からの挑発を聞いた祁鎮はどこか踏ん切りがついたのか、晴れやかにも見える。
「人生は夢のごとしと言うが、今はそれが分かる気がします
 私にとって最初の夢は大明の皇帝だった時です
 オイラトにより辱めを受けた時、もう皇帝ではないとチムグに言われて夢から覚めた
 2つ目は大明の太上皇として生きる夢でした
 この屋敷で母上に孝行して暮らし、兄弟で仲むつまじくする…
 だけど弟に教えられました、私は朱家の落後者だと…私は誰も責めません、弟に感謝しています」
若微は嫌な予感がして早まるなと説得した。
しかし祁鎮は心配ないという。
「分かりませんか?皇帝は偽物、太上皇も偽物です
 何人もの本物が死に、1人の落後者だけがこうして生きている…犬のような人生を」

その夜もオイラトのように激しい雪となり、木の根元に眠るチムグを慰めていた。
すると密かに石亨たち4人が南宮に駆けつける。
「こちらにおりますのは甥の石彪(セキヒョウ)です
 北鎮撫(チンブ)司で三営を指揮し、太上皇の警護もしています
 外の護衛も私の腹心に替えました」
石彪は早速、見張りをするため外に出ると、祁鎮は3人を座らせた。
「…そなたは確か以前、東廠(トウショウ)にいたか?」
緊張していた曹吉祥(ソウキッショウ)だったが、ふと笑顔を見せる。
「よくご記憶で、今は西六宮の御前司で太監を…」
その隣には于謙(ウケン)に殺されかけたという徐有貞(ジョユウテイ)が座っていた。
徐有貞は浅学非才だと卑下したが、祁鎮は嘲笑するどころか今の朝廷の劉基(リュウキ)だと認めてくれる。
石亨と曹吉祥は太上皇のお世辞に苦笑い、そこで曹吉祥は酒を差し入れた。
「ところで毛布は足りていますか?」
「…ああ、妻が死んだからな、足りている」

祁鎮は酒瓶のふたを取ると、いきなり自分の指を切って血を流し込んだ。
呆気にとられる石亨たち3人…。
すると祁鎮は血の入った酒を器に注いで皆に配った。
「古人は血をすすり盟を結んだ、この酒は我々の結盟の証し、私の血を飲めば生きるも死ぬも一緒だ
 私は今このような境遇にあるが、間違いを犯したのは自分の責任だと思う
 今の私には母と息子の他に何もない、このような時にそなたたちは死を恐れず来てくれた
 まさに恩人だ、事が成就したら天下は我々の手に…だが失敗したら…
 石将軍、その時は息子を連れて部隊を率いてオイラトへ行け、バヤン・テムルを頼るのだ
 ″この子は朱姓を持っている、父の仇討ちをさせてくれ″と…」
「承知しました」
「失敗したら皆で死のう」
こうして祁鎮は同志を得て杯を空けた。



景泰8年の新春、文武百官が一堂に会し、年賀の挨拶の儀が執り行われた。
若微は目の前に座っている胡善祥を気にかけていたが、見る影もないほど年老いている。
一方、玉座に座る祁鎮も丹薬に溺れ、すっかりやつれていた。

若微が寝宮に戻って着替えを済ませた頃、于謙が訪ねてきた。
于謙はあの内閣では政務を果たせないため退官を願い出ると、国が必要とあらば馳せ参じるという。
「現在、オイラトは勢力を失っており、脅威とはならないでしょう
 だが浙江(セッコウ)や台州(ダイシュウ)の沿岸では豪族が海賊と結託しています!」
しかも噂では中央の役人が関与しているという。
すでに景泰6年に内閣が皇帝に上奏、兵部も文書で上程したが動きはなかった。
つまり祁鈺が文書を手元で止めているのだろう。
「不敬を承知で申し上げます、皇上はこの国を自分と共に滅ぼそうとしているかと…」
于謙は皇帝に何とか皇太子の死から立ち直ってもらいたいと願いながら、退官を希望した。

つづく


=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)どよ〜ん
オカルト祁鈺の奇行が怖すぎる…からのオカルト夜華で腹抱えて笑った( ๑≧ꇴ≦)
まあ祁鈺の演技が上手いと言えるのかも…それだけに若微のキョトン顔がねえ…





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最終更新日  2020.12.05 12:11:16
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