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第6話「条件」

公孫麗(コウソンレイ)は毒に侵された師兄・荊軻(ケイカ)を救うため、田光(デンコウ)の山荘を飛び出した。
咸陽(カンヨウ)まで馬なら2日、眠らずに駆ければ1日半で着くだろう。
…師兄、私が帰るまで待っていて…

嬴政(エイセイ)の予想通り公孫麗は自ら秦王宮にやって来た。
がらんとした正殿に案内され、玉座の前で困惑している麗児、するとどこからともなく秦王の声が聞こえて来る。
「拝礼もせぬのか?」
麗児は慌てて平伏し挨拶すると、ようやく秦王が現れた。

ゆっくり頭を上げて秦王の顔を見た麗児、そこに立っていたのは洛陽(ラクヨウ)で知り合った商人・趙(チョウ)公子だった。
今になって思えば衛(エイ)王府を自由に行き来できるのは秦王ただ1人、別れ際にくれた令牌にも合点がいく。
麗児は呆然としていたが、急に怒りが込み上げて来た。

「私を恩人と呼びながら、無理やり捕らえることが報いですか?」
「目的を果たすには手段が要る」
嬴政の目的とは麗児を手に入れることだった。
…師兄の生死は私に懸かっている
…解毒薬が手に入れば私はもうどうなってもいいわ
麗児は荊軻の解毒薬と引き換えに条件をのんだ。
「3か月後、師兄が回復するまでお待ちください…この約束は誰にも話しません
 3か月経てば必ず入内(ジュダイ)します、師兄を傷つけたら私は参りません」


嬴政は久しぶりに気分が良かった。
すると衛尉(エイイ)・李仲(リチュウ)が戻り、公孫麗が軍の護衛の下、安邑(アンユウ)へ向かったと報告する。
「大王が荊軻のみに毒を使えとお命じになったのは、
 公孫姑娘(グーニャン)が助けを請いに来ると分かっていたのですね?」
「李仲…余は卑怯者であろうか」

「己の心に嘘はつけぬ、あの荊軻は天下で唯一、余が羨む男だ」

麗児が解毒薬を持って戻って来た。
しかし田光に薬を託し、そのまま倒れてしまう。
やがてふと目を覚ますと、床を離れて粥を食べている荊軻の姿があった。
「師兄!目が覚めたのね!気分はどう?」
「師妹、君こそ一昼夜眠り続けていた」
すると田光はそれとなく麗児に合図し、二人は薪を取りに行くと断って部屋を出た。
「咸陽の件は話しておらぬ、荊軻は長らく昏睡していたが、目覚めると真っ先に君の安否を尋ねた
 私が調合した薬を飲んだと思っておる」
麗児は仕方がなく秦王から解毒薬をもらったと告白し、絶対に他言無用でと懇願した。
荊軻には祖国を再興するという高い志があり、その邪魔はできないという。
田光は殊勝な心を持った麗児に敬服し、思わず頭を下げた。

麗児は献身的に荊軻の世話をした。
しかし荊軻が解毒薬は本当に田光の処方なのかと疑う。
実は朦朧としながらも、田光が秦の妖術師が作った猛毒だと言ったのを聞いていた。
麗児は街で手に入れたと嘘をつき、名医を探していたら毒を消せる方士(ホウシ)がいたとごまかす。
「あまりに怪しいから半信半疑だったけど、荊軻が助かって良かった~(^ꇴ^)
 嘘だったら家をぶち壊しに行っていたところよっ(๑•̀ㅂ•́)و✧」
「…じゃあ配合は」
「もうやめて、深く考えないで…強くなって私を守ってくれるんでしょう?」
麗児はとにかく身体を治すようなだめた。
すると荊軻は麗児の手を握りしめ、麗児が救ってくれたと心から感謝する。
麗児は喉まで出掛かった真相を飲み込み、そろそろ休もうと言った。
こうして二人は同じ部屋の端と端で床に就く。
麗児は荊軻に笑顔を見せて横になったが、こらえきれず声を殺して泣いた。

2か月もすると養生していた荊軻はすっかり回復した。
そんなある日、麗児と荊軻は田光の勧めで街へ出かけることにする。
田光は幸せそうな二人の背中を見送りながら心が痛んだ。
…荊軻は若く一途に公孫姑娘を思っておる
…真実を知れば平静ではおれぬだろう

麗児と荊軻は賑やかな魏(ギ)の旧都を散策した。
古代、黄帝の妃がここで養蚕(ヨウサン)を伝えたことから、絹が有名だという。
そこで荊軻は記念に一枚、麗児へ襟巻きを買った。
すると露店の店主が美男美女の夫婦だと褒め、可愛い子供が生まれるという。

二人は照れ臭そうに顔を見合わせたが、その時、急に荊軻が麗児の腕を引っ張って物陰に隠れた。
「衛兵だ、君を捕まえる気だ、行こう」
「師兄、もう大丈夫よ、人相書きはもう無いもの」
確かに衛兵はそのまま通り過ぎて行ってしまう。
「人違いだったのよ、行きましょう」
一方、街には大師兄の韓申(カンシン)がいたが、運悪く二人と行き違いになっていた。

秦王宮、嬴政は相国府の食客・李斯(リシ)を朝議に招いた。
「今や秦は他の諸侯を屈服させ、臣下のように従えています
 秦の国力と大王の英明さをもってすれば、何の造作もなく諸侯を滅ぼせるでしょう
 ただし、この機を逃せば諸侯は再び合従(ガッショウ)し、力を強めます」
李斯は覇業のためにまず諸侯の勢いを削ごうと、近隣の小国・韓を下すべきだと上奏した。
すると嬴政は早速、軍議にかけて検討すると決め、李斯を廷尉(テイイ)に封じる。
一方、荊軻は養生していた2か月も修練を怠ったてしまったと反省していた。
麗児の事情を知っている田光はこれを機に燕(エン)の知人・高漸離(コウゼンリ)を訪ねるよう提案する。
高漸離は″燕翔剣(エンショウケン)″とも呼ばれる剣客で、″一生の後悔があるとすれば公孫羽(コウソンウ)と手合わせできなかったこと″と常々、話していた。
「せめて後継者に会えれば本望だろう」
博学多才で剣術にたけるという高漸離、共に競いながら技を磨き合えば、良い刺激を受けて大きな成長が見込めるという。
荊軻は目を輝かせながら麗児にすぐ出かけようと言ったが、麗児は疲れたので行かないと断った。
驚いた荊軻はならば自分もあきらめるという。
そこで田光は自分が麗児を預かると安心させた。
「鍛錬に励み、早く帰って来れば良い」
「そうだわ、どうせ私はお荷物になるし、留守番していた方がいい」
「はお、では師妹をお願いします」
何も知らない荊軻は、戻ったら麗児に技を伝授すると約束した。

翌朝、麗児は桟橋でひとり物思いにふけっていた。
そこへ荊軻がやって来る。
「師妹、出立はもう少し先だ、修練に付き合ってくれ」
「いいわ!」
麗児は荊軻から剣を受け取ると、急に思い出し笑いした。
「昔、二人で編み出した双人(ソウジン)剣法を覚えている?」
「もちろんだ、あの時、天下一の剣客になると誓い合ったんだ」

つづく


(  ̄꒳ ̄)本当の恩人は荊軻なのになぜ?って思っていたけど、なるほど~
麗児に愛される荊軻が邪魔だったのね…( ๑≧ꇴ≦)びんびんめ!←違うw





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最終更新日  2021.07.21 13:39:09
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