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グリフイス@ Re:TY50/12年振りのエンジン始動(05/02) バイクも車も同じですが、ほおって置くと…
2015.02.23
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カテゴリ: メンテナンス
ややこしくなってきたのでこのへんで終わりにしよう。PROCEED2800は短波ラジオ放送3.5MHz(A)を聞くとき、内部で5.5MHz(B)を発振し混合、(B)-(A)=第1中間周波数2MHz(C)を生成、増幅する。次に内部で2.455MHz(D)を発振し混合、(D)-(C)=第2中間周波数455KHzを生成、増幅する。これを検波、増幅してスピーカを鳴らしている。なんとややこしいことをしているのだろう。
ガイドに従って12箇所の調整をした結果、ずれていた周波数は修正され、おかしかった聞こえかたはだいぶ良くなった。でも手持ちの他のラジオと聞き比べると感度は少し悪いようだ。客観的な感度の測定もあるようだが、そこまではできない。他のラジオとの「聞き比べ」でしか分からない。最後にラジオニッケイ6.055MHzを聞いてみる。(写真1)ラジオのダイヤルは6MHz近辺を、デジタル表示は6.055MHzを示し、メーターは左に振り切れ、よく受信できている。ちなみに右の周波数カウンタは、高周波発振回路の周波数を示しており、6.055MHz+2MHzの8.055MHzを表示している。
次にガイドに従ってBFOを調整。7MHzのアマチュア局の交信(SSBとCW)も受信できた。最後にFMを調整だ。ダイヤル表示と実際の放送局の信号とが4MHzくらいずれていた。この調整に手間取ったがなんとかずれを最小限に追い込みよく聞こえるようになった。でもまだなんかおかしい(他のラジオに比べて聞こえすぎたり、同じ放送局が2箇所で聞こえたりする)のだが、その原因が特定できない。このラジオ、ステレオ受信ができないが、ステレオの調整は手持ちのSSGではできないないので不幸中の幸い。
AM・MW・FMの調整を終わり、完璧ではないにしろBCLラジオとしての性能をある程度回復できた。このラジオは1度開けた形跡はあったものの、変にいじられていることはなかったのが幸いである。また、裏蓋を外しただけでほとんどの調整ができる設計がされており、しろうとにも触りやすかったといえる。SSGと回路図を含むテクニカルガイドがなかったらできなかっただろう。製造後35年ほど経っており、いつまで使えるか分からないが大事に使っていこう。(藤)
P1120458(1).JPG
写真1





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Last updated  2015.02.23 06:11:17
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Re:PROCEED2800修理(その10)(02/23)  
修理完了おめでとうございます。普通の人だったら捨てられていたであろうこのラジオ。命拾いをしましたな。
懐かしいBCL。久し振りに短波放送を聞きたくなりました。 (2015.02.23 06:25:44)

Re[1]:PROCEED2800修理(その10)(02/23)  
906tom さん
turu164さん
この世界にもマニアがいて、メーカーが修理してくれなくなったラジオをプロ顔負けの技術で修理するようです。良い素材も悪い素材もそれなりの価格で取引されています。代替のきくパーツならいいけど、カスタムパーツが壊れたら再生は難しいです。 (2015.02.23 11:05:27)

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