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それは去年の春の事だった。完全レストアを終えて長い間眠っていたTLM50で師匠のガレージに改造カブを見に行ってやろうと思い、エンジンを掛けてみたら、3回程のキックで目覚めた。元々調子が良かった車体なのだが、よく掛かったものだと感心しながら、1kmほど先のガレージまで走って師匠と1時間程コロナ禍における正しいバイク弄りについて激論を交わしての帰りだった。200メートルほど走ったその時、エンジンが不調となり、段々とパワーが無くなり、ついには止まってしまった。燃料切れかもとタンクの中を見るも混合油はまだ残っている。その場でキックを100回程するが掛かる気配も無いのでトボトボと押して帰った。早速、プラグのスパークを確認して、キャブをバラして掃除したが全く掛からないのでもう捨ててしまおうと放置していたのだ。折角苦労して直したのに、捨ててしまうのは勿体ないと思い1年振りに原因を究明すべく修理に取り掛かったもののなかなか手強いので、考えられる事を1つ1つ潰して行く事にした。1.燃料何年前か分からない古い燃料を全て捨てて、新しい混合油を作ってタンクに入れた。2.スパークの確認プラグを抜きキックしてプラグからの火花を確認。3.キャブレター開けてみると中は綺麗で、汚れは皆無であり、ジェット類もピカピカに光っていたが、全バラにして全ての穴とパーツを洗浄し、貫通を確かめた。見落としがあるかもと思い、合計3回バラして念入りに掃除した。フロートがプラなので、油面調整は出来ない。フロートバルブの段付きも無い。当然メインジェット、パイロットジェットの小さな穴、本体側の穴も全て貫通を確認。エアークリーナーを外しているので、エアーの入り過ぎを考慮し、エアースクリューやアイドリングスクリューを全閉から小まめに調整するも変化なし。チョークを引いたり、半戻し、戻しと色々試すが変化無し。アクセルを全開、全閉、アオリなど試すが変化無し。ドレンボルトを緩めると燃料は出て来るし、キャブをバラした時にも燃料はフロートチャンバーに一杯溜まっている。4.予備のキャブレター清掃済みの予備のキャブレターに換装するも掛からない。初爆すらない。5.強制始動エアークリーナー側のダクトからパーツクリーナーやキャブクリーナーを吹いてキックするも初爆すら確認できない。6.サイレンサーサイレンサーに詰まりがないか、排気口から棒を突っ込んでみるも、詰まりなし。7.CDITLM50はCDI点火となっているので、CDIの故障により点火時期が狂っているのかもと思い、予備機から外して付け替えるも変化なし。8.プラグプラグからの火花が少し弱いように感じたので、予備機から外して付け替えると、少し太い火花になったが掛からない。本機のプラグは7E、予備機は5E。9.圧縮キックをしているとかなり軽い感触である。手でキックを押し下げても軽く下がるので、圧縮漏れの可能性を疑い、ヘッドを外してピストンを下げてシリンダーの壁面を点検するも、傷などは見当たらない。以上の事をやってみたが、全く掛からないし、掛かる気配もない。泥沼に入り込んでしまった。何故掛からないのか分からない。キャブのクリーニング不足があったとしても、掛かる気配くらいはあるが、それも無い。エンジン始動のポイントは良い燃料、良いスパーク、良い圧縮の3良いなので、全て確認したつもりであるが掛からない。何か初歩的なミスか?それともシリンダーまで外しての確認が必要なのか?昨年、エンジンが止まった時の感じは、エンジンのパワーが無くなったので、アクセルを煽るも、反応せずそのまま回転が落ちて行き、エンジンストップとなったので、キャブが一番怪しいと思うのだが、これ以上掃除のしようがない。電気系なら直ぐにエンジンが止まる筈である。このブログをご覧の方々にお願いします。どんな些細な事でも結構ですので、ヒント、アドバイス、ご指南をお願い致します。全くエンジンが掛からなくなったTLM503回もバラしたキャブ清掃を終えたジェット類ピストンを下げて目視で行ったシリンダーの状態
2021.06.14
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先ず点滅しないウインカーはウインカーリレーの故障が疑われる。取り付けているリレーは中華製の300円程度の激安物なので、もう既に2ヶほど壊している経験からシャリィの物と交換してみる。スイッチを入れてみると何の問題もなく点滅する。取り外したリレーをシャリィに付けてみると点滅しない。やはり中華の安物なので壊れたのであろう。安物買いの銭失いとはよく言ったものだ。早速amazonで注文しようと検索したら1ヶ250円のリレーが最安値で人気№1だったが、レビューを見ると点滅しないとか、すぐ壊れるとか最低の事が羅列されていたので、流石に腰が引けた。安物買いの…のフレーズが頭を過ぎるがHONDA純正などサラサラ買う気はないので、ここは清水の舞台から飛び降りる心境で太っ腹の所を見せるべく大枚を投入して1ヶ400円の中華リレーを2ヶ纏めて買ってやった。どうだ。次は点灯しない右前のウインカーだ。ギボシの接触不良を疑い点検するも異常は見当たらないので、バルブを外しエンジンを掛けて右スイッチを入れ、テスターで電圧を測ってみると、何と!電気が来ていない。断線か?ウインカー配線とアース配線のギボシを抜いて導通検査をしてみると両方の配線に導通がない。そんなバカな事があるものかと思いながら、テスターの検棒をウインカー線とソケットの縁に当てたら導通が出た。何たる不覚。恥ずかしくて穴があったら入りたい。この情けない顛末はこうだ。カウルを開けた時にウインカー線とアース線が引っ掛かって抜けかけたので元に戻しておいたのだが、両線とも延長するために同じ黒色の配線を使用していたために、右ウインカー線とアース線を取り違えて逆にギボシに挿していたのである。これでは電気は来ない。当たり前だ。配線を正常に差し替えてスイッチを入れると当然だが見事点滅。やれやれである。後はウインカーリレーの到着で、12V、バッテリーレス、LED化が全て完了となる。まとめXL125Sは6V電装で、整流にシリコンレクチファイヤーを使用しているので、基本的に6Vシャリィと同じであるが、レクチに入力する配線がシャリィが2本に対しXLは4本となっているので、分かりにくいが、レギュレーターに入る線は2本なので、余った線はアースに落とせば良い。後はライト線を分岐さす事と、コンデンサの取り付け、整流ダイオードの取り付け、LEDバルブへの換装はシャリィと全て同じである。レクチ仕様のバイクはレギュレーターを付けなければならないが、TLRやTLMのようにレギュレーター付きのバイクならば6Vのままで、アイドリングで6V球が点滅する。バッテリーを外してコンデンサを付けるだけで十分である。壊れた事が判明した中華製激安ウインカーリレー結線間違いを修正して点滅するようになった右ウインカー
2021.06.12
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レギュレーターとコンデンサを装着したので、最後のLEDへの換装に移る。LED12Vウインカーバルブの手持ちが2個となっていたので、前回と同じ物をamazonで購入した。S25型10個で1,399円は中華製であろうが安い部類であろう。前後の6Vバルブを外して12V/LEDバルブに入れ替える。テールも6Vダブル球から手持ちの12V/LEDダブル球に交換。ヘッドライトHi、ニュートラル、ウインカーの各表示灯も6V麦球から12V/LEDに入れ替える。最後にウインカー表示灯への配線に整流ダイオードを取り付ければ完了であるがこの配線が面倒くさい。このバイクはメインハーネスのみXL125Sなのでフロント回りはTLM50の配線となっているが、ウインカー配線の色は古いホンダ車なら右が水色、左が橙色となっているので、分かり易い。左右のウインカー配線からパイロットランプに繋がる線にそれぞれ整流ダイオードの電気を止める側をパイロットランプ側にして取り付け、その先で1つに纏めパイロットランプの橙色に接続するのだが、先に二股配線を作ってから取り付けた方が簡単である。水色はアースに落とす。この逆の配線でも結果は同じである。TLM50はウインカーのパイロットランプが1灯なのでこの改造を行わないと、LEDバルブでは電気を消費し切れず反対側のウインカーも点灯してしまう事になるのだ。ダイオードを咬ました二股配線を作って、収縮チューブとホットメルトで絶縁してウインカー配線とパイロットランプ配線の間に取り付けて完了である。いよいよエンジンを始動してみる。運命の瞬間である。ニュートラル表示灯は点灯している。ウインカースイッチを入れてみると、表示灯及び左は前後、右後は点っているが、右前は点かない。バルブを交換してみても点かない。アイドリング時の他のウインカーは僅かに点滅するが、アクセルを開けると眩いばかりに光って点滅しない。表示灯も点滅しない。ウインカーリレーに問題があるようだ。前後のブレーキを掛けてみるとストップバルブはOKだ。次にライトを点けてみると、Hi表示灯、ヘッドライト共にOKだ。XL125Sの配線は充電系とライトは別系統になっているので、バルブは6Vのままでも良いようだが、コメントで「さてっを」さんから「ヘッドライトは12V60/55Wハロゲンでも大丈夫ですよ。」との有り難い神のご教示を頂いたので、暗いようなら12VのLEDにでも付け替える選択肢が増えた。取り敢えずウインカー、ストップ、ライトは点いたので、配線は間違っていなかったようである。後は、点灯しない右前のウインカーと点滅しないウインカーの原因究明が待っている。12V/LEDバルブと6V麦球整流ダイオード(灰色が電気を止める側)作成中の整流ダイオードを咬ました二股明るく点灯するが点滅しないウインカーバルブと表示灯点灯したLEDのテールライトライト、表示灯共にOK
2021.06.10
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レギュレーターが装着されたので、次はバッテリーレス仕様に改造する。藤さんに貰った2個目の4700μFのコンデンサをバッテリーの代わりに取り付ければお仕舞いであるが、そのままでは付かないのでギボシ配線を取り付ける。コンデンサは足の長い方がプラスで短い方がマイナス更に白い帯がある方がマイナスとなっているので間違えないように配線コードとコンデンサの足をスリーブで圧着して、ホットメルトで絶縁する。配線の反対側はギボシを付けて完了である。バッテリーケースの蓋を開けてみると、完全に死んだ6Vバッテリーがケース一杯に鎮座している。取り外してコンデンサを接続するとケースの中はガラガラになった。バッテリーを外しただけでも少しは軽量化になる事であろう。これでバッテリーレス化は全て完了である。藤さんに貰った4700μFのコンデンサ配線を取り付けてホットメルトの絶縁とギボシを施したコンデンサTLM50用のバッテリーケースと6Vバッテリーバッテリーの代わりにコンデンサを取り付けたケース内
2021.06.08
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6Vシャリィを12V、バッテリーレス、LED化に成功したので、気を良くしてTLR125も同様の電装に踏み切る事にした。TLRはXL125Sのエンジンとメインハーネスを使用しているので、レギュレーターではなく、シリコンレクチファイヤーを使用している。このレクチはシャリィのそれとは全く違い、サイズも大きく形状もレギュレーターに良く似ていたために、レギュレーターだと思い込み取り付け記事にもそう書いたが、間違っていたようである。用意するものは、中華製ホンダ互換12Vレギュレーター、コンデンサ、整流ダイオード、LEDバルブ、配線等だが、殆ど手持ちで対応出来そうだ。中華製ICウインカーリレーは先に取り付けてある。シャリィと違うのはレクチに繋がる配線の数だ。シャリィの場合は2本(赤、白)の配線のみだったが、XLの場合は4本(赤ニ白、黄、緑、桃)の配線が繋がっている。色々と調べたらレギュレーターに接続する配線は、レギュレーターを正面から見て左上がレクチの赤ニ白、左下がレクチの黄、右上が発電機から取り出し分岐させた黄に白、右下がアースとなるようだ。残ったレクチの桃と緑はアースに落とせば良いようである。先ずレクチに繋がる配線を外そうとレクチ側のゴム製配線カバーをめくってみたら、配線が端子にカシメされていたので外せない。4本の配線の途中で切断してギボシを付けようかとも思ったが、レクチの配線は切りたくないので、その先のカプラーから端子を抜く事にした。カプラーの端子にはハーモニカのリードのような突起がありカプラーに押し込む時にその突起が閉じられ、中でフリーになった時に再び開くので端子はカプラーから抜けない構造になっている。カプラーの配線側は必ず凸した形状になっているので、この隙間に細い精密ドライバーの先を突っ込んでリードのような突起を強制的に閉じさせて配線を引っ張ると抜ける。この時ドライバーの先はかなり奥まで突っ込まないと突起が閉じてくれないので慣れないと苦労する事になる。カプラーから4本の端子を全て抜いたので、雌型端子を取り付けた配線を作製する。発電機からの分岐線を作るために、カプラーから黄に白線の端子を抜いてみたが、通常の端子と形状が違うので手持ちがない。仕方が無いので、配線の途中から分岐させる事にして、配線の被膜を慎重に剥く。レギュレーターに分岐用の配線をニチフの圧着スリーブで一緒に圧着するのだが、筒状のスリーブの穴は端子より小さいので側面を鉄ノコで切って、結合した配線部分に嵌めて圧着した。更にスリーブと配線の隙間にハンダを流して置く。絶縁は他の配線が邪魔になって絶縁テープが巻けないので、ホットメルトで絶縁を施した。作成した配線をカプラーに取り付け、レギュレーターに接続。これで12V化の配線改造は終了である。カプラーに繋がったシリコンレクチファイヤーカプラーから端子を抜いたシリコンレクチファイヤー発電機に繋がっている配線とカプラー黄ニ白線を途中で分岐させる配線を引いてスリーブで圧着レクチへの配線を全て抜いてレギュレーター用の配線を取り付け元に戻したカプラーレクチの代わりに取り付けた中華製12Vレギュレーター
2021.06.06
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2週間の入院と6週間のリハビリで何とか歩けるようになったので、シャリィのヘッドライトバルブを交換する事にした。怪我をする前に発注していたので、6V球と入れ替えるだけだ。amazonで購入したヘッドライトバルブはシャリィの口金に合わせてP15ーDのLEDバルブだ。Hi/Lo切替型で 交流、直流兼用。電圧は9V~30V対応。 8W 1400lmの明るさだ。これがたったの639円なのは有り難いのだが、座金からの長さが49.5ミリもある。ソケットからライトガラスの内側までのクリアランスをノギスで測ると50ミリ程度だったので、バルブの先端がライトガラスに当たりはしないかと心配だったが、取り付けてみるとギリギリセーフで一安心。ライトは旧式なのでガラス製だし、LEDは発熱量が少ないので大丈夫だろう。テールランプは手持ちの12Vダブル球に付け替えて使用。エンジンを掛けて、キーをライトの位置に回すとライトが点く?点かない。何度やっても点かない。キーをライトの位置に回すとニュートラルランプも消えてしまう始末だ。配線のギボシの確認を行うも異常なし。6V球の時には点いていたのだから配線の断線やショートは無い筈である。ならばバルブの接触不良を疑い、テールのダブル球を指で押さえてみると突然点いた。ここの接触不良が原因だった。今までロウソクの明かりのようなヘッドライトが白く輝いている。Hi/Loの切替もバッチリである。ニュートラルランプも点灯している。アイドリング状態でライトを点けたまま、ウインカースイッチを入れてみると、明るさに若干ばらつきが出るが、点滅はしている。アクセルを少し開けるだけで明るさは戻る。コンデンサの容量が若干足りないのかも知れないが問題無い範疇である。これで、シャリィCF50-2(6V仕様)の完全12V化及びバッテリーレス化及びLED化の作業が全て終わったので、感想を述べてみよう。6Vシャリィはシリコン整流器で電圧を制御しており、余った電気はレジスターやバッテリーで吸収するのだが、バッテリーが死んでしまうと吸収しきれず、過電流が流れバルブ切れを誘発する。バルブが1つ切れると電力バランスが崩れ他のバルブも次々と切れて行く。バッテリーを常に良い状態に保つ事が大切だが、6Vバッテリーは容量も小さいのでエンジンを掛けない状態が長く続くと、直ぐに死んでしまうのが弱点である。私のようにあまり乗らない者にとってはバッテリーレスにするのが理想である。バッテリーレスにするなら、レギュレーターやバルブ、ウインカーリレーなど入手のし易さから合わせて12V化も行い、ついでにLED化した方が効率が良い。幸い、この時代の6V車の発電量は12Vにも対応できる発電機を積んでいる車種が多く、発電機まで交換する必要は殆ど無いようである。部品の調達はamazonで全て揃うが、レギュレーターはホンダ純正だと高価なので、中古を探すか、中華製で十分である。コンデンサはなるべく容量の大きいものを電気パーツ店で探すと安く手に入る。一番の手間はウインカーのパイロットランプが1灯なので、左右のウインカー配線に整流ダイオードを咬まさなければならない事である。この配線を作らないと、両方のウインカーが同時に点滅してしまうのだ。ネット上では様々な12V用コンバートキットが販売されているが、配線は単純なので、高価なキットを購入しなくても必要な部品だけ揃えれば、高度な電気の知識は必要としないで、12V、バッテリーレス、LED化を構築する事が可能である事が分かった。口金P15ーDのLEDヘッドライトバルブ座金にバルブをセットしたヘッドライトケース内で何とか収まったLEDバルブアイドリング状態で点灯したライト、ウインカー、ニュートラル、ウインカー表示の各バルブ
2021.05.30
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キャブと燃料コック、タンクの汚れで苦戦していたRH250であるが、やっとキャブの調整も終わり、エンジンの調子も元に戻ったので、売却する事にした。このRH250というバイクは水冷2サイクル単気筒で35馬力を誇るトレールバイクだが、大柄で、車高が高く、パワフル過ぎて持て余し気味だったのだ。今後も乗る事は殆ど無いだろう事を勘案したのだ。足を骨折する前に、バイク好きの「空師」にドンキーベースを見せたら、RH250に目が止まり、売って欲しいと頼まれていた事もあり、OKの返事をしていたら、受け取りに行きたいと連絡があった。入院中だったので、ブレーキフルードと冷却水の交換が出来ないが、構わないという事なので、取引は妻に託した。以下電話での会話妻 今、ドンキーベースにいるのだけど、持って帰って貰うバイクはどれ?私 入口にスズキのオフロードバイクが置いてあるのが、それじゃ。妻 ホンダしかないけど。私 入口に一台だけ別にしてあるオフロードバイクが見えんか!妻 青いバイク?私 そう。それじゃ。(女子供にはバイクの車種を言ってもサッパリ分からないので、色で言うしかないと悟った。)やがてRH250は「空師」の軽トラに積載され、8万円でドナドナされたのであった。この8万円、入院治療費で消えるのだろうなぁ…。ドナドナされるRH250
2021.04.19
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シャリィのバッテリーレス化と12V化を行うために配線はなるべく純正色を使いたかったので、電気配線を購入する事にした。今までは電気パーツ店やホームセンターで必要な長さだけ購入していたが、以外と高いし面倒なのでこの際、電気配線セットを探してみたら色々出て来た。沢山有り過ぎて一体バイクの配線に使用するにはどの太さにするのが良いのか分からないので、規格を調べてみると、2種類ある事が分かった。JIS規格はsq(スクエア・スケ)、アメリカ規格はAWGだ。この規格で自動車の内電装やバイクに最もよく使われるサイズはJISで0.75sq、アメリカでAWG18なるサイズだそうだ。要するに0.75sq=AWG18でこのサイズを買えば良いと言う事である。外径2.1ミリ~2.2ミリ、銅線の太さが1.1ミリ、最大電力80W対応となる。amazonにAWG18サイズ各5m5色セットが1,899円で出ていたので購入してみた。外皮はシリコンラバーで柔らかいが、線芯はブリキ銅となっており、銀色だ。箱の中にリールに巻かれた配線が5巻き、木の棒に串刺しになっており、箱に開けられた穴から配線を引っ張るとリールが回転して出て来る仕組みだが、リールが小さいので、中でぐちゃぐちゃになって何とも言いがたい。半分ほど使えば正常に動いて出てくるような気がする。色は赤、黄、緑、水色、黒であるが、水色の代わりに白が欲しかった。使用した感じでは、電工ペンチによる被膜の剥離、ギボシの取り付け共に問題無い。取り回しもシリコンラバーなので柔らかくどうにでもなる。中華製なので耐久性を不安視する声もあるようだが、ただの配線なので壊れたり、切れたりする事もないだろう。中華製5色配線セット箱を閉じて専用の穴から取り出した配線
2021.04.11
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シャリィのバッテリーレス12V化の配線改造作業が終わったので、6V/LEDウインカーバルブを手持ちの12V/LEDにバルブに付け替えてエンジン始動。右ウインカースイッチを入れてみると、見事点灯。中華製ウインカーリレーが仕事をしていないのか、少しハイフラ気味だが、許容範囲だろう。左ウインカーもOK。アイドリングでも強い光が安定しているので、コンデンサもキッチリ仕事をしているようだ。ニュートラルとウインカーパイロットとメーター照明は12V/LEDバルブがamazonから届いたので、交換しておいた。こちらも明るすぎる程の光量だ。エンジン回転を上げても切れる事もない。配線は間違っていなかったようである。上々の滑り出しである。後はamazonに発注した12V/LEDのヘッドライトバルブが届くのを待つだけだった。ところが、3月30日の午後「空師」に切って貰った檜の枝を片付け中、不意を食らって石崖から落ちた。高さは大した事は無いが落ち方が悪かったようで左足脛骨が折れた。そのまま入院となり、手術。現在ベッドと車椅子、それとリハビリの毎日である。もう、amazonからヘッドライトバルブが届いているだろうが、対面もしていないし、情報もない。気になる。毎日、妻から着替えの下着がどうの、仕事がどうのうと電話が掛かるが、ヘッドライトバルブの事は話題に上らない。これだから女子供は話しにならない。ひと言amazonからヘッドライトバルブが届いているよ!と声を掛けてくれれば、勇気100倍、入院生活に希望が持てると言うものだ。まぁ良い。どうせシャリィの置いてあるドンキーベースに行くには、長いスロープを降りなければならないので、松葉杖では当分無理であろう。12V/LEDバルブが燦然と輝くリアウインカー眩いばかりの12Vニュートラルとウインカーインジケーターランプ入院証明画像
2021.04.09
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1月にLEDのウインカーリレーとLEDウインカーバルブを交換して2度ほど走ったら、前ウインカーが両方とも点かなくなった。バルブを後と交換すると点灯する。バルブ切れだ。やはりシリコン整流器が仕事をしていないようである。この調子だとバルブが幾つあっても足りやしない。このシャリィは鉄フェンダーの6Vポイント点火、1970年代のCF50-2なので、シリコン整流器で電圧を制御しており、余った電気はレジスターやバッテリーで吸収するのだが、バッテリーが死んでしまうと吸収しきれず、過電流が流れバルブが切れるのである。電装を根本的に見直さざるを得ない状態になったので、思い切ってバッテリーレスの12V化に踏み切る事にした。手持ちにあるのは、HONDA互換の中華製12Vレギュレーター、藤さんに貰った4700μFのコンデンサ、12VのLEDウインカーバルブなので、後はヘッドライト、テールランプ、ウインカー・ニュートラル・メーター照明の12V用LEDバルブを調達すれば何とかなりそうである。先ずはフライホイールから出ている黄、白、黒、若葉ニ赤の4本がメインハーネスに接続されている位置を探す。キャブのパワーフィルターの隙間から配線が見えたので、パワーフィルターを外すとその真下にギボシで接続された箇所があった。黄線ギボシを抜いて分岐させるハーネスを作り、レギュレーターの正面から見て右上に接続。次にアース線を作って、車体とレギュレーターの右下に接続。次にシリコン整流器を探すと、バッテリーケースにカプラーごとゴムの取り付け具で嵌められていた。シリコン整流器への赤ニ白線をレギュレーターの左上、白線をレギュレーターの左下に接続するのだが、シリコン整流器はL字の250型2極カプラーに嵌まっているので、カプラー配線を切断してギボシにしてしまうと、失敗した時に元に戻すのが面倒な事になるので、このカプラーを利用する事にした。とは言え、雌型がないのでオートバックスに買いに走り、1セット218円で手に入れた。比べてみると純正カプラーにはロック機能が無いが、エーモンのカプラーにはロック機能が付いているので、悩んだ末、雄雌ともエーモンを使用することにして、純正カプラーから接続金具を外す事にした。カプラーに細い精密ドライバーを突っ込んで、外しに掛かる。白線の方は直ぐに外れたが、赤ニ白線の方は手強い。金具のストッパーの板を抑え付けながら、もう一本のドライバーで何回か押し出すと何とか外れた。外した配線付き金具をエーモンの雄にセットし、配線を取り付けた雌を挿し込む。これで元に戻す時にはカプラーを外してシリコン整流器を挿し込むだけで済む。シリコン整流器からの2本の線をレギュレーターに接続。配線間違いがあった時のために、レギュレーターのカプラーへは配線をセットせず、接続金具を直接レギュレーターに挿し込んで様子を見ることにした。バルブが正常に点灯して間違いが無かったら、改めてカプラーに金具を挿し込んでレギュレーターに接続する事にする。次はコンデンサの加工である。ハンダ付けが下手なので、短く切ったコンデンサの足と配線をニチフの圧着スリーブに通し、電工ペンチで圧着して、絶縁のために、ホッとメルトで固める。コンデンサのプラスをバッテリーへのプラス線(赤線)、コンデンサのマイナスをバッテリーへのマイナス線(青ニ白線)に接続。これで配線は完了である。やってみれば、容易いことだが、果たしてこの結線で間違いないだろうか。少々不安であるが、バルブの到着が待ち遠しい。フライホーイールからの4本線/黄線を分岐させレギュレーターに接続するレギュレーター接続用に作製したハーネス2極250型L字カプラーとシリコン整流器シリコン整流器のカプラーを外してエーモンのカプラーを取り付けた配線レギュレーターに仮接続した配線バッテリーケースを外した後のレギュレーター、コンデンサ、ウインカーリレー藤さんから貰ったコンデンサ/長い足が+短い足が−(白帯のマークが−)ニチフの圧着スリーブで圧着した配線ホットメルトで固めた接続部分
2021.03.29
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キャブ、燃料コック、タンクの清掃が終わったので、車体に組み付けて始動を試みる。タンク内には安全のため混合油を1Lほど入れて、燃料パイプは中が見える半透明の物を臨時につけた。コックをRESにすると燃料がパイプの中を流れる筈だが、流れない。このバイクのコックは落下式なので、自然にキャブに流れる仕組みになってる筈である。コックは綺麗に掃除したので、詰まりはないと思う。キャブからパイプを抜いてみると、燃料が飛び出して来た。と言う事はフロートバルブが動いていない?キャブをを取り外してフロートバルブを点検してみると動いていない。バルブシートとの当たりに問題があるようだ。キャブのオーバーホールを行った時にバルブシートが固着して外れないので、ラジオペンチで挟んで抜いた為に内部の当たり面に傷が付いたのかも知れない。鉄棒にボンスターを巻き付けて只管磨く。更に磨いてフロートバルブを挿し込んでみると、今度はスムーズに動いた。よしよしこれなら大丈夫だと、再び組み立てて装着、燃料を送るがキャブに流れない。何で?バルブシートが奥まで入っていないので、フロートアームがバルブを早めに閉めてしまうのかもと考え、再びバラしてバルブシートを外してみるが、適正にセットされていた。しかし、燃料は流れない。当然キャブ内の燃料通路は掃除してあるので、燃料注入口からパーツクリナーを吹いてみるとフロートバルブからちゃんと流れ出て来る。それなら、キャブ内の圧力の関係かと考え、上部のキャップを外してピストンバルブを抜いて試してみるが、流れない。ついでにドレンスクリューを抜いて試してみるが流れない。消去法で残るはフロートアームの角度くらいしか思いつかない。フロートチャンバーのビスを全て抜いて、チャンバーを手で押さえながら燃料パイプを繋ぎ、チャンバーをキャブ本体からゆっくりと離して行くと、突然燃料が流れ出した。これでやっと謎が解けた。フロートチャンバーを本体にキッチリ取り付けた状態では、フロートの角がフロートアームを押し上げバルブを閉めた状態になってしまっているのである。だからフロートチャンバーを取り付けると燃料が流れないのである。しかし不思議だ。何の異常も無く走っていたバイクが、何年か放置をしていたとは言え、こんな事になるのだろうか?分解清掃した時にフロートアームの汚れは落としたが、デリケートな部分なので大きな力を掛けた覚えは無いし、現物のフロートアームも正常に見える。仕方が無いので、フロートアームのバルブが当たる部分を少し曲げて調整して組み付けると今度は燃料がキャブに流れて行く。キルスイッチOFFの確認、プラグを外して発火の確認、チョークを引いて、キック。キック、キック、キック。6回目で突然掛かった。暖機の後にアイドル調整を行い、アクセルを開けると高回転も大丈夫だ。少し乗ってみたが、2スト250ccのパンチのある加速は健在である。これでやっと手放す準備ができた。燃料が流れないキャブフロートの下方に付いた角でフロートアームを押し上げる構造のキャブ復活を遂げたSUZUKI/RH250
2021.03.25
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以前からクルマとバイクの空気を入れながら圧力を測れるエアチャックガンを使用していたが、気圧計が壊れてしまってエアーを幾ら注入しても200kpaから上がらなくなってしまった。YouTubeのまーさんガレージでタイヤゲージの比較をやっていたので見てみるとゲージ付きのエアチャックガンは一見、便利なようだが、誤差が一番大きいようだ。ゲージ単体の物は誤差が少なかったので、少し不便だがタイヤゲージを買いにアストロプロダクツ行ってみた。店内にはタイヤゲージはメーター式が2種とペンシル型があった。10kpa(約0.1気圧)から測れるメーター式APタイヤゲージを見つけたので即購入した。タイヤゲージはネットでも色々と出ているが、10kpaから測定できる物はあまりない。これだとトライアルバイクの低空気圧も測れてしまうので、バイク、クルマとマルチに使えるのだ。早速、工作車のタイヤに空気を入れてみる。このクルマのタイヤサイズは変わっていて前輪が195/70R15で200kpa後輪が215/65R15で240kpaとなっているのだが、不経済なので両輪とも215/70R15サイズにしている。 空気圧は4輪とも250kpaと少し多めにセットした。入れすぎてもプッシュリリース機能により適正圧まで抜く事が出来るのは有り難い。ワンボックスに乗っている人に色々聞いてみるが皆さん少し高めに入れているようだ。中には300kpa入れている人もいる。空気圧は好みという部分もあるが、数値の誤差が少ないのが一番だろう。空気入れにゲージが付いているエアチャックガンアストロプロダクツの10kpaから測れるタイヤゲージ
2021.03.20
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燃料コックが激しく詰まっていたので、恐らくタンクの中は酷い事になっているだろうと思いつつ、残っているガソリンを抜いてみたら、赤土を溶かしたような色になっていた。どうやらサビが蔓延しているらしい。不動車を貰って最初にバラした時のタンクはガソリンが大量にペースト状になり、それはそれは酷い過去最悪の状態だったので、堆積物を取れる所まで掻き落とし、タンククリーナー花咲かGで処理していたのだが、底の方が取り切れていなかったようだ。中性洗剤と水を入れてタンクを洗浄。給油口から排水してみると小さなサビ片が一緒に出て来たが、予想より量は少ないので無茶苦茶錆びているようでもない。ネットでタンククリナーを探してみると、金属専用サビ取り液GZST02なる商品が目に止まった。タンク専用クリナーではないようだが、良く似た物のようなので安さに負けて1,956円で購入、人柱になってみた。さて、花咲かGの半値以下の商品の効果は如何に。キャップを開けてみると、青色のドロッとした液体だ。説明書を読んで見ても水で希釈して良いとは何処にも書いていないが、1L全てぶち込んで、湯を入れて3日程放置してみた。期待を込めてタンクキャップを開けて中を覗いてみると、何も変化が無いように見える。やっちまったか。取り敢えず中の水を全部出してみると、重そうなクリーナーが底の方に溜まっていた。水洗いをしてみると表面のサビは殆ど落ちていたので、全く効果が無いという程でもないようだ。水で薄めて使う方法が間違っているかも知れないが、花咲かGに比べれば劣る事は確かだ。再び中を洗浄して、タンクキャップにドライヤーを突っ込んで乾かす。これでタンクの用意は出来た事にしよう。タンクから出て来たガソリンガレージ・ゼロのサビ取り液1kg使用後のタンク内部
2021.03.07
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キャブの状態が相当酷かったので、もしやと思い燃料コックを捻ってみたがビクともしない。ガチガチに固着してしまっている。ペンチで摘まんで無理やり回そうとしたが、これも力任せにやっては壊してしまう可能性があるので踏みとどまった。タンクから外してみると、予備燃料供給用の真鍮パイプに不純物がビッシリと付着して酷い事になっていた。カップとコックのレバーまでは外す事が出来たが、レバーの奥にあるプラの部品がどうしても外れない。多分この部品に穴が開いておりレバーが嵌まって回転する事により、穴の位置が変わりON、OFF、RESを切り替えるのだろうが、初めて分解した時の記憶はもうない。レバーが嵌まる溝にドライバーを突っ込んで回そうとするが動く気配もない。キャブクリーナーを溜めて一日置いたが結果は同じである。ドライヤーで温めてもダメである。ドライバーを当てて金槌で叩いて回そうとしたが、相手がプラなので壊したら元も子もないので止めた。恐らくキャブ同様タール状になったガソリンが接着剤の作用をして固着しているだろうから、熱を掛ける方法が最善なのでバーナーで炙ってみる事にした。しかし相手がプラなので、慎重に熱を加えて行く。白い煙が僅かに出たところでストップ。ドライバーを突っ込んで回してみると動いて外れた。熱による変形も見られない。ティーパー状のこの部品は思った通りコックの奥に嵌まっているだけだった。真鍮パイプも詰まっていた。パーツクリーナーを吹きながら針金でつついたが埒が明かないので、自転車のスポークを突っ込んで押し出すとヘドロの様な物が1cm程も出て来た。こうなるとタンクの中もサビが蔓延しているに違いない。段々と憂鬱になって来る。燃料通路を分けるプラ部品とコック
2021.02.17
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RH250のアクセルグリップを捻ってみたが、固着して回らなくなっていた。長らくエンジンを掛けていないので、キャブのピストンが張りついているのだろうと思い、キャブを取り外してみる事にした。このバイクはパワーフィルター仕様にしているので、キャブはエンジン側のインシュレーターバンドを緩めて、燃料パイプを抜くだけで簡単に取り外せる。パワーフィルターを外して中を覗いてみると、大きな四角いピストンが見える。ドライバーの先で少し力を加えてこじってみたが、ビクともしない。ピストンが損傷する恐れがあるので、キャブクリーナーを吹いてドライヤーで十分温めてからドライバーの先にウエスを巻いてこじるとパコンと音を立てて抜けた。取り外したキャブを分解してみると予想よりも酷い事になっていた。フロートチャンバーのドレンもメインジェットもフロートバルブもスロージェットも真っ黒に不純物が堆積して全て固着し、緩める事が出来ない。こういったデリケートな部品は力任せに外そうとするとネジの頭をなめたり、壊してしまう可能性大なので慎重にならざるを得ない。キャブクリナーをたっぷりと吹いてドライヤーで温めて取り外しに掛かるとドレンとメインジェットは外れたが、フロートバルブとスロージェットがどうしても外れない。フロートバルブはティーパー状の先がバルブシートに嵌まっているだけなのに、何故か抜けない。たぶんタール状になったガソリンが糊のようになってフロートバルブをバルブシートに貼りつけてしまっているのだろう。キャブクリナーをKUREからYAMAHAの高級泡クリナーに変え、バルブの隙間から十分に吹いて一日置いたら何とか抜く事が出来た。残るはスロージェットだが、これはパイプの底にねじ込まれているので、ドライバーで頭をなめてしまったら、取り返しがつかない事になるので、特に慎重に作業を行ったが全く緩まない。フロートバルブは外しているので、ゴムワッシャが付いた部品はもうない。それならば、バーナーで炙っても大丈夫と判断し、やってみると見事外れた。やれやれである。それにしても、ここまで酷い状態のキャブは久し振りに見た。直るかどうか心許ない。キャブが固着したRH250吸気側にたっぷりと溜まったタール状のガソリンと奥に見える固着したピストン酷い状態のキャブ内部
2021.02.12
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TLR125のマフラー音が段々と大きくなり、最近では爆音となっているので、何処かに穴が開いている事は間違いないと思い調べて見る事にした。エンジンを掛けてマフラーの排気口に手を当ててみると、排気圧が殆ど感じられない。爆音の箇所を聞いてみると中央の膨張室だと分かった。見た目には異常は感じられないので、下側だろう事は予想がつく。エキパイから分離して外してみると、ビックリ仰天だった。アヒルの卵ほどの大きさの穴がポッカリと開いていた。取り付けた時の記憶によると、サビ落としをしたら何箇所か小さな穴があったのでマフラーパテで埋めて黒錆転換剤、耐熱塗料で仕上げた筈であったが、ここまで酷い事になっているとは…。さて、どうしたものか。理想は鉄板で穴を塞いで、溶接を行う方法だが、マフラーの穴開きは小さな穴であっても、その回りはかなりサビが進行しており、つつくと段々と穴が広がるので、マフラーそのものが薄くなってしまっている。従って薄物溶接の高度な技術と機材が必要となる。手持ちのアーク溶接機では直ぐに溶けて穴が余計に拡大してしまう事は予想がつく。次は鉄板で穴を塞いでハンダ付けを行う事だが、これほどの広範囲にハンダ付けをやった事はないし、自信もない。それに膨張室はエキパイとサイレンサーの間にあり高温になるので、ハンダが溶けるかも知れない。一番簡単なのは鉄板で穴を塞いでその上からアルミテープを貼り付けて終了である。アルミテープの耐久性に不安があるが、少しの間なら大丈夫だろうと思い、膨張室をカップワイヤで磨いていたら、反対側にも穴が数カ所見つかった。穴は角の部分なので、鉄板で塞ぐのは難しい。この部分はテープだけにしようかと考えていたら思い出した。TY125のキャブのオーバーフローパイプに割れが見つかり、その修理に使用したクイックウエルドなる金属接着剤があった筈である。クイックウエルドは、どんな金属にも使用出来、しかも耐油、耐熱になっているので、使えそうである。新しく見つかった穴はクイックウエルドで塞ぎ、大穴はブリキ板を切って塞いで、その回りをクイックウエルドで塞ぐと、溶接したのと同じ状態になる。硬化後、その上からアルミテープを貼りつけると更に強度アップだ。作業を終えるとなかなか良い感じに仕上がった。よしよし完璧だ。車体に早速取り付けてエンジンを掛けてみると、膨張室から大きな音がする。穴は塞いだのに何故?膨張室の裏側を覗いてみると、排気の振動で修理した箇所が膨れて動いている。薄いブリキを使用したので、排気圧に負けているのだろう。マフラーの排気口に手を当ててみると排気圧が弱い。クイックウエルドがぶっ飛んだのだろうか。がっかりである。外して確認する力も失せたので、次の手を思いつくまでそのままにして置く。大穴が開いたマフラーの膨張室カップワイヤで磨いたら新しい穴が見つかり更に穴が広がった膨張室ブリキで穴を塞ぎクイックウエルドを塗った膨張室硬化したクイックウエルドを不織布ディスクで磨いて行くアルミテープで仕上げた膨張室
2021.02.08
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セローとの激突により修理箇所が壊れたか、オフロードの激走に絶えきれず壊れたか定かではないが、このリアフェンダーは左の取り付け穴から中央に掛けて割れがあったので、裏側からFRPで補強していたのであるが、FRPが剥がれ落ちてマフラーに引っ掛かっていた。FRPはPPには効かないようだ。PP(ポリプロピレン)という素材は適度の強度と柔軟性があるのは良いのだが、塗装の乗りは悪いは、FRPは効かないはで、修理するには全く手が焼ける代物である。ヤフオクでTLR200用のリアフェンダーを探したが、中古でも5千円近くする。全て見終わると1つだけ1,500円で出ていたので、1,700円までつり上げた後、酒を飲んで寝たら、上を越されて誰かさんに落札されてしまっていた。もう修理するしかない。修理すると決めたが、さて、どうやって修理をしたものか、最近はPPにも使用出来る接着剤もあるようだが、テールの保安部品を含めた重さが掛かる箇所なので、接着剤ではもたないと思われる。トライアルをする人は割れた箇所の両側に穴を開けてインシュロックで締め上げ、フェンダーを縫っているように見える修理をしているが、この方法だと完全に固定されず、見た目も恰好悪い。そうなると、TLM220Rで行ったアルミのパッチ当てしか思いつかないのでやってみた。先ず、フェンダーに紙を当てて鉛筆でなぞり、パッチの型取りを行い切り抜く。次にパネルトラックから切り取った1.5ミリ厚のアルミ板を引っ張り出して、切り抜いた紙を当てて切り取り線を描き、金切り挟みで少し大きめに切り抜く。切り抜いたアルミパッチをベンチグラインダーで整形する。次にフェンダーのRに沿って手曲げによりアルミパッチを曲げて行き、取り付け穴に印を付けて9ミリの穴を開ける。穴にボルトを通しアルミパッチをフェンダーに固定する。次にアルミパッチの上からドリルでフェンダーごと、リベットの下穴を開ける。下穴にリベットを差し込みリベッターでカシメる。フェンダーの厚みからするともう1サイズ大きなリベットが合うようだったが、何とか固定出来そうなのでそのまま使う事にした。リベットを全て打ち込んで力を加えてみたが、ビクともしない。割れがシッカリ接合されているのが分かる。アルミパッチが目立つが、リベット留めならそれなりにワンポイントに見えるだろう。これならオフロードを激走しても大丈夫だ。リアフェンダー表側の割れ部分裏側の割れ部分と剥がれたFRPパッチの形を写したアルミ板切り抜いて整形したアルミパッチリベット打ちが終わったフェンダー車体に取り付けたリアフェンダー
2021.02.04
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次なるは片足突っ張りでござる。曲がりがある故、鉄馬が直立してしまゐ、これは異なもと見え候なれば、鉄馬の骨組みから猿レンチを使い六角ネジをそろーり、そろーりと外したるこれなる片足突っ張り、1尺にして1斤ほどの重さなる「うな」の所が曲がりて候。曲がりたる「うな」を瓦斯火にて炙りつつ、玄翁を振り上げとんてん、とんてんと心地よき音をたて「うな」の曲がりを直し候らえば、忽ち元の如き片足突っ張りに立ち返るにござる。いよぉ~。天晴れ。天晴れ。さすれば、片足突っ張りの赤錆が目に付く故、円盤回転削り機を用いご~りごり、ご~りごりと取り除き、灰汁色を噴霧し、天日にて干し候。色乾きたる片足突っ張りを再び鉄馬の骨組みに猿レンチを用い取り付け候らえば、その傾きたるや美形のおなごのように見え候。これにて一件落着。倒した時に曲がったサイドスタンド車体から取り外してバラしたサイドスタンド曲がりの部分をバーナーで炙るサイドスタンドジンクスプレーの上に塗装、クリアーを吹いたサイドスタンド修理を終えて車体に取り付けたサイドスタンド
2021.02.02
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昨年の夏、二男と蒜山の林道ツーリングを行った時に、ライディング写真を撮っている所へ二男のセローが突っ込みTLR125が倒れた。その時の損傷はクラッチレバーの曲がり、サイドスタンドの曲がり、フロントカウルの割れだったが、帰宅後も暑さが続いていたために、そのまま放置していた。そろそろ直す事にして先ず、クラッチレバーから取り掛かる。このレバーは写真屋から貰ったTLR200用のアルミ製ショートレバーだ。当時物の新品でなかなかお目に掛かれない一品であるので、傷付けないように大事にいたのだが、何ともこのザマである。余りのショックに涙も出ない。ワイヤを外しハンドルから抜き取ったレバーをブレーキレバーに当てて曲がりを確認すると先の方が急激に曲がっている事が確認できた。鉄製ならハンマーでどつけば何とかなりそうだが、アルミだと衝撃が大きすぎると折れてしまいそうなので、万力に挟んで曲がっている箇所をバーナーで炙りながらレバーにパイプを突っ込んで曲げ戻してみるのがベストな方法だと思うが、ガレージの万力は簡易的な小さな物なので、強度的に無理だろう。さすれば折れるかも知れないが、ハンマーでどつくしかない。バーナーだとブラック塗装が燃えてしまうので、ヒートガンで熱し、ゴムハンマーでどついてみたら、少しづつだが曲がりが伸びて来た。ブレーキレバーと比べながらトンカラコンコンとやっている内に折れる事なく何とか元の形に戻ったので、グリスアップしてハンドルに取り付け、何とか修理完了であるが、今度力が掛かる転倒などしたら多分曲がらずに折れるだろう。もう次は無い。見事に曲がったクラッチのショートレバーヒートガンで炙られるアルミレバーほぼ元の形に戻ったクラッチレバー
2021.01.31
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シャリィの燃料コックの修理を終えて、エンジンも快調だが、今度はLEDに変更した右ウインカーが点灯せず、左ウインカーが点滅せずとなる不調が発覚した。左ウインカーのスイッチを入れてよく観察してみると、パイロットランプは正常に点滅するがウインカーは点くものの点滅しないが、よく見ると超ハイフラになって点滅しているので、通常のウインカーリレーを取り付けた時の症状に似ている。と言う事は中華製ICウインカーリレーが壊れた?予備の中華製ICウインカーリレーに交換してみると正常に点滅する。やはりウインカーリレーが壊れていたようだ。右ウインカーはパイロットランプは正常に点滅するが、ウインカーは点灯もしないので、ヘッドライトを外して配線を調べたら、ギボシが1箇所抜けかけていたので、奥まで差し込みテストするも変化無し、もしやと思いLEDバルブを新品に交換してみると正常に点滅した。右側は前後共バルブが壊れていたようである。ICウインカーリレーとLEDバルブ2ヶを新品に交換する事により、ウインカーは正常に戻ったが、昨年の7月にLED仕様にしてから、さほど乗っていないのに壊れたと言う事は、また直ぐに同じ症状になる事が予想される。恐らく問題はシリコン整流器と思われる。この頃の6V電装のバイクは現在のバイクのように電圧を制御するレギュレーターが無いので、エンジン回転を上げた時に、過電流が流れてしまい、死んだバッテリーでは吸収しきれないのだろう。今度壊れたら、12V化してレギュレーターを取り付け、バッテリーレスにするしかないようである。それまで、様子を見てみる事にしよう。アイドリングでも正常に点滅するようになったウインカー壊れていた中華製ウインカーリレーと6V/LEDバルブ
2021.01.29
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昨年の夏はコロナ禍だったのでセローで「ぼっちキャンプ」を行った。中華製の25L防水バッグ、ガスバーナー、クッカーを買っての出陣であったが、テントやシュラフ、飲料タンクを入れると25Lでもベルクロが締まらない状態になってしまった。これ以上大きなバッグにすると、キャリアがないと積載が不安定になる事が予想される。しかし「さすらいの野宿ライダー寺崎勉」先生はどんなバイクで旅をするにもリアキャリアは絶対に使わなかったし、積載方法も慣れており上手かった。そもそもバイクにキャリアを付けると恰好が悪いので、私も極力付けないようにしていたのだが、そうも言っていられない状況になったので、ネットで物色したら、KENプロダクトが製造販売するkenwellキャリアが目に止まった。アルミ製で美しくセロー225用もあるが1万数千円の価格となっている。鉄製にすれば1万円を切る価格の物もあるが、小さく無骨なのでやはりスタイリッシュなアルミ製が欲しい。同じ物をヤフオクで探してみると、未使用品が7,800円で出品されていたので即入札。シーズンオフのためか、誰一人として入札がなく落札と相成った。届いたリアキャリアはビニールの袋に入れられ開封もされていない新品だった。説明書を読んでみると、リアウインカーのステーが溶接されているアシストグリップを取り外して装着し、付属のウインカーステーを使用せよと書いてある。どうやらこのキャリアを取り付けるとアシストグリップは使えないようである。セローはライトの下とリアの左右にアシストグリップが付いており、車体を保持したり、引き起こしたりする時に非常に重宝するので、使えないとなると利便性に欠けてしまい、折角のキャリアが色褪せてしまうのが気に入らない。何とかなならないものかと現物を前に考えた。キャリアの取り付けは左右共アシストグリップを留めるボルトを利用する。前側は問題無いが、後側はウインカーステーがキャリアに緩衝して付けられないので、緩衝しないようにスペーサーを咬ませば何とかなりそうだ。ゴムの丸棒を切ってスペーサーにしようかと思いゴム類の入った引き出しを漁っていたら椅子の脚に取り付ける傷防止用のゴムが出て来た。仮付してみるとウインカーステーがキャリアを回避できるスペースが取れる事が分かった。早速ドリルで9ミリに穴を拡げ取り付けた。これでキャリアもアシストグリップも両方使う事が出来る事となった。目出度い。いや、実に目出度い。キャリアに付属のアシストバーを3箇所取り付けてみたが、大きな荷物を積載するには、逆に邪魔になりそうなので、その時はキャリアの下側に付け直しても良いだろう。気に掛かることは説明書に最大積載量は2kgまでと記載されている事である。キャンプ道具を満載すれば2kgはおろか10kgにもなりそうな雰囲気なので、その辺はどうだろう。両手で押さえた感触では10kg位でも何とも無さそうである。メーカーが用心のためにかなり抑えた最大積載量と思いたい。これで今年も「ぼっちキャンプ」が堪能できるというものだ。後は、すり減った前後のタイヤ交換とドリブンスプロケットとチェーンの交換を行えば完璧な野宿仕様となる。アルミ製新品のkenwellキャリアキャリア装着前の車体の状態椅子の脚先に取り付ける緩衝ゴムとそれに合わせた長ボルトゴム緩衝材のスペーサーを取り付けキャリアとの接触を回避したアシストグリップとウインカーステーキャリアとアシストグリップの両方を取り付けた車体リアキャリアが装着された車体アシストバーを3箇所取り付けたキャリア
2021.01.27
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昨年11月の小豆島登山ツーリングにシャリィで行こうとしたが、前日になって燃料コックからのガソリン漏れが発覚して断念。カブに切り替えて実施したものの、燃料コックはそのままになっていた。コックをアッセン交換する手もあるが、どうせ中のパッキンが劣化しているのだろうから、安上がりなパッキンセットのみの交換をすべく、探してみたら東京都大田区にラビットなど旧車の部品を販売しているmotoーcluster.shopなる店があり、ヤフオクにも出品していた。送料込みで1,400円だったので、購入した。パッキンセットの内容は、タンクとコックが接する部分、ストレーナーとカップのねじ込み部分、コックの切り変え部のレンコン、タンクへの取り付けビスのガスケットの4点セットなので、このセットでコック内の全てのパッキン類を交換できる。定形外郵便だったので少し時間が掛かったが無事届いたので、交換する事にした。燃料パイプを外してタンクごと取り出してみると、コック全体がガソリン妬けでドス黒く変色していたので、どうやらタンクとコックの接合部分からの漏れのようだ。カップを開け、パッキンとストレーナーを取り外すと奥にプラスネジの頭が見える。これを緩めるとタンクから燃料コックを分離する事ができる。燃料コックのツマミを留めている押さえ金具は小さなプラスネジになっていたので、中のレンコンも取替可能だ。同じHONDA純正のコックでも、新しい部品はこの押さえ金具がカシメになっているので、アッセン交換か或いはカシメをドリルで壊してビスを取り付けられるように加工するしかないので、古いコックは貴重である。どうしてカシメにしてしまったのだろう。アッセンにして儲ける為か?理由が良く分からないが、コストダウンという事にしておこう。全て外してコックの内部を洗浄して組み立てる。タンクとの接合部分のパッキンは潰れてカチカチに硬化しており、千枚通しの先でほじって何とか取り出す事ができたほど、用を為していなかった。燃料漏れはここからで間違いないだろう。カップのパッキンも硬化していたので、ここも時間の問題だった事だろう。コック取り付けビスにはガスケットが付いていなかったので、取り付けた。レンコンはまだ弾力があり、使えそうに思えたが、これも新品に交換した。コックとタンクを元に戻して、ガソリンを半分ほど入れてみたが、コックから燃料は一滴たりとも漏れないし、滲みも無い。完璧だ。しかし、燃料コックをONにしても、RESにしてみても、燃料が流れない。どうして?タンクキャップに開いている小さな空気穴が詰まっているのかも知れないと思い、キャップを外してみても結果は同じである。燃料パイプは透明パイプに交換しているので、キャブまでの燃料の流れは目で確認できるのだ。コック側の燃料パイプを外してみると燃料は勢い良く飛び出すが、繋ぐと流れない。キャブ側の燃料パイプを外してみると燃料は勢い良く飛び出すが、繋ぐと流れない。どういうこっちゃ。どうして新年早々にそう言うイケズをするのだ。こうなると残るはキャブのフロートバルブの詰まりか?面倒くさいがキャブを外して分解してみたが中は綺麗なものだ。フロートバルブにもゴミは見えないが、折角外したので全てバラして洗浄を行って圧縮エアーで仕上げる。再び組み立てて、エンジンに取り付け、コックをONにすると燃料がキャブに送られるのが見えた。何か知らないけど直った。キック1発でエンジン始動。アイドリング調整をするとスローも順調、吹けも良い。が、右ウインカーが点灯せず、左ウインカーが点滅せずの症状が出た。中華製ICウインカーリレーが壊れたか?電装を根本的にやり直す時期だろうか。悩みは尽きない。motoーcluster.shopで購入したシャリィ用燃料コックパッキンセットガソリン妬けした燃料コック硬化して潰れてしまったタンク接合部のパッキン
2021.01.25
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オーディオセット最後のCDプレーヤーの選定に掛かる。オーディオ専用はCDデッキであるが、スピーカーとアンプは廉価版を揃えたので、そんな高価な物は必要無い。従ってCDプレーヤーで十分である。それでも新品を買うと高価になるので、当然ながら中古を探す。ヤフオクを物色しているとSONY DVPーNS515 CD/DVDプレーヤーが200円で出品されていた。説明を読むと電源とCD/DVDの音出しのみ確認したが、それ以外は未確認のためジャンク品扱いとの事。リモコンは欠品のようだが必要無い。音が出ると言う事は、出力ジャック辺りも恐らく大丈夫だろうと祈りを込めて入札したが誰も見向きもせず200円のままで落札できた。送料が1,800円だが合計でも2,000円なので、撃沈しても悔いはない。届いたプレーヤーは思いの外軽い。中が空っぽではないかと疑いたくなるほど軽いが、電源を入れてイジェクトボタンを押してみると何の問題も無くCDが出し入れできた。ディスプレーも正常に表示されている。各所のスイッチ類も全て正常に作動する。アンプとの接続も問題無さそうなので、祈っただけあって当たりクジを引いたようだ。CDを聴くだけなので説明書など不要であるが、念のためにSONYのHPからPDFの取り扱い説明書をダウンロードしておいた。それではいよいよ音楽を聴いてみる。最初はiPhoneからBluetooth接続でマイルスデービスを聴く。左右のスピーカーの間隔を3m40cm離しているので、当然だがステレオサウンドがハッキリ分かる。普段使用する事はない大音量にしてみても音割れする事もないが、アンプのボリュームは上げぎみとなる。レビューであったようにこのサイズのスピーカーにしては思いの外低音が良く効いている。背面バスレフの恩恵だろうか。次はCDプレーヤーに切り替えてみると、いきなり大音量でビックリした。CDプレーヤーの場合は有線なのでかなりボリュームを絞る事になるのだろう。素人なので音質の違いは分からないがどちらも良い。これは良い。凄く良い。iPhoneで聴いていたのっぺらなジャズが魂を与えられたように生き生きと聞こえる。当たり前だが、まるで違う音楽を聴いているような違いだ。合計3万円程度でこのクオリティーが手に入るとは想像以上に大満足である。これでバイクの修理も楽しくなるだろう。200円のSONY DVPーNS515 CD/DVDプレーヤープレーヤー背面アンプとセットのCDプレーヤー(アンプの小ささが際立つ)
2021.01.23
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スピーカーはJBLを手に入れたので、次はアンプだが、ブックシェルフ型のスピーカーを鳴らすだけなので、小型アンプで十分だ。調べて行くとノースフラットジャパンのFXーAUDIOシリーズが手頃な値段で出ていた。日本のメーカーであり、価格以上の性能を秘めていると評判も良いので、決めようとしてふと思った。どうせならiPhoneの音楽やラジオも聴けた方が便利じゃね。それなら接続が簡単なBluetooth対応のアンプが便利だろうと調べてみたら、これがなかなか見つからない。やっと見つけたのが中華製のパワーアンプAIYIMA(アイワイマ)A05だ。100W×2のハイパワーで、Bluetooth5.0搭載、当然RCA入力にも対応しているので、メインにする予定のCDプレーヤー接続にも対応する。パワーアンプだがボリュームの他にベースと高音調整が付いているので、これはプリメインアンプだろう。同梱として電源アダプター、オーディオケーブル、Bluetoothアンテナが付いているのが有り難い。FXーAUDIOは電源アダプターが別売になっているのだ。インピーダンスは4~8Ωなので、JBLの6Ωに適合する。amazonの評価も高く、中華製にしてはBluetoothの繋がりも良いし、性能も良いとの事。これだけ揃って7,788円なら納得価格である。後の小物はスピーカーケーブルだが、amazonで15m巻き1,399円を購入。更にアンプとスピーカー接続用にバナナプラグ8本組760円も揃えた。取り敢えず間柱が剥き出しの板壁に合板と木材で台を作ってスピーカーを設置し、3.1mに切り揃えたスピーカーケーブルの両端にバナナプラグを取り付けてアンプとスピーカーに接続する。このアンプのスイッチは2段階になっており、上に一段上げるとONで、RCA入力となり赤いランプが点く、更に一段上げるとBluetooth接続となり青いランプが点くので非常に分かり易い。iPhoneとのペアリングも問題無く出来た。残るはCDプレーヤーだけだ。中華製AIYIMA/A05AIYIMAの背面バナナプラグ/ツマミを外してバナナ部のイモネジ2本でスピーカーケーブルを締め付けるタイプ)プラのキャップを外すとバナナプラグが接続出来るスピーカー部合板と木材で作製したスピーカー台
2021.01.21
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今年は殊の外寒いし、コロナだし、2年目を迎えたドンキーベースに籠もる事にした。どうせ籠るのなら良い音楽でも聴きながら籠もりたい。と言う事で、実家に35年程預けていたYAMAHAのスピーカーとアンプを探して貰ったが、行方不明との事なので、仕方なくお手軽なセットを組もうとネットで探してみたら、何と2万円を切る価格でJBLのスピーカーが売られていた。あの名機のJBLがブックシェルフ型(本棚などに置ける小型スピーカー)とは言え18,999円だ。1台の価格かと思ったがよく調べて見ると2台セットだ。JBLと言えば二十歳代の頃によく行った岡山の柳川交差点近くのシャインという喫茶店に知る人ぞ知るJBLの名機パラゴンが置いてあり、CBX400Fで乗り付けてブラックコーヒーを飲みながらJAZZのレコードを聞いたものだ。現在はブラックコーヒーはおろか、コーヒーが飲めない体になってしまったが、ビール、清酒、焼酎、ワイン、紹興酒、ウヰスキー、ブランデーなら何とか飲める。私の先輩も同級生も恐ろしい値段のオーディオセットを持っていたが、スピーカーは何れもJBLだった。当時からJAZZを聴くなら高価なJBLが定番で、何時かは手に入れたいと思っていたのだ。そのJBLが政府から頂いた給付金の残りで買えてしまうとは、日本も豊になったものである。JBLのブックシェルフ型は2種類あってSTAGE/A130とSTAGE/A120だ。性能はほぼ同じようだが、A130が一回り大きい分低音が若干良く効くようだ。値段も3千円ほどの差しかないので、A130を注文した。JBLはアメリカの音響器機メーカーであったが、現在はサムスン電子の子会社であるハーマン・インターナショナルの中の一ブランドとなっているようだ。amazonのレビューを読んでみると、ブックシェルフ型にしては低音が良く効いて、中型スピーカー並の能力があると高評価が多い。届いたスピーカーは大きめのブックシェルフ型のウッドとブラックのツートンで、ズシリと重い。中国製だが、各部の仕上げは申し分無く美しく、底もウッド張りである。ウッド部分も安物スピーカーに使われているようなオガライトを固めたような物では無く、無垢の木材が使われているようだ。スピーカーは筐体のサイズから2ウェイは仕方がないところだが、133ミリのウーファーと25ミリのツイーターを採用し、背面バスレフとなっている。どんな音がするのだろう。これを鳴らしてみるのが楽しみだ。最初はMJQかマイルスデービスかはたまた一発勝負の和田アキ子で行くか。コロナ禍のドンキーベースライフを楽しむとしよう。JBL STAGE A130背面バスレフ式憧れのJBLエンブレム
2021.01.19
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5月に不注意による接触により傷が付いた工作車のフェンダーと左のリアホイール。フェンダーはパテ埋めして塗装で直したものの、ホイールはブレーキダストが付いて汚いので、ほったらかしにしていたが、余りにも汚いので水洗いしたら傷が目立つようになってしまったので、修理してみる事にした。グラインダーにナイロンディスクを取り付けて大まかに傷を均して行く。あまり削り過ぎるとホイールの形そのものが変形してしまうので深い傷は残してamazonで買った2液性のアルミパテを混ぜ合わせて傷を埋める。硬化した後ペーパーやボンスターで表面を滑らかにすると、以外と綺麗になる。パテの銀色がホイールの色と良く似ているためだと思われる。仕上げはV7ドンキーのプラグカバーを塗装するために買ったホイール用銀メッキシャインをスプレーして終了である。このスプレーは上塗りにクリアなどは使えないので、そのまま乾燥させる。1週間ほど置いたら洗車もできるが、塗装面を触らない方が良いとの事。V7ドンキーのプラグカバーはプラ製だが、次第に剥げて来るので、その都度塗装している。ホーイールのアルミ面でも同じようなものだろうと、耐久性はあまり期待していない。それにしてもホイールの修理など出来ないと思っていたが、遠目では傷が殆ど分からなくなったので、やって良かった。満足である。石段に接触して傷ついたホイール2液性のアルミパテホイール用塗料修理を終えたホイール
2020.11.20
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G40はガソリンエンジンなのにヘッドが小さい。ひょっとしてと思って外してみたら、何と!聞いたことはあったが、初めて見るサイドバルブエンジンだった。あの独特な瓢箪のように横に長い燃焼室とピストンの隣には吸気バルブと排気バルブが並んでいる。このバルブはクランクシャフトからギアで動くようになっているのだろう。タイミングチェーンなどは使われていない。実にシンプルだ。現在の4サイクルや2サイクルエンジンが活躍する前は、このサイドバルブエンジンがクルマやバイクに搭載されていたのだそうだ。部品点数が少なく頑丈で壊れにくい長所があるものの、燃焼室の形状から高圧縮にする事が出来ないので、出力が高められず現在のエンジンに取って変わられた過去の遺物であるが、発動機などでは長く採用されていたようだ。サイドバルブエンジンは2サイクルだけかと思っていたのだが、4サイクルもあったのね。知らなかった。ヘッドの中は黒いカーボンが付着して、年式相応の汚れ具合だ。それにしてもピストンのボアが大きい。クランクを回してピストンを下げてみたが、シリンダーの内壁にはまだオイルが残っており、傷1つ無い。流石低回転サイドバルブエンジン。ヘッドカバーの内側とピストン、吸排気バルブの頭のカーボンを削ぎ落とし、ボンスターで磨いてみた。排気バルブのヘッドは熱のためか、磨いても凸凹である。マフラーを外してみると排気ポートに錆状の物が大量に堆積していた。ガスケットは銅と紙で出来ており、ぶ厚いので慎重に剥がして、再利用する。本組みをする時に液体ガスケットを塗っておけば、何とかなるだろう。G40のヘッドとヘッドボルト/3本はエンジンカバー取り付け用のボルト穴開きカーボンが体積したサイドバルブエンジンヘッド内部クリーニングを終えたヘッドカバーとピストンとバルブヘッド排気ポートに堆積したサビ
2020.11.17
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寒霞渓の登山は紅雲ロープウェイ駅から始まる表12景を巡りながら登ると四望頂に至り、尾根沿いに500m進むとロープウェイ駅のある山頂に到達し、反対側の裏8景を下って県道を1km上ると紅雲ロープウェイ駅に戻ってくる。登りが2km、下りが2.8km、全行程4.8kmの登山コースだ。登山道入口の紅雲亭からはつづら折りの急な坂道が続くが、コンクリートで非常に歩きやすい。四望頂まで名所が12箇所あり、写真と説明の看板が設置されているので分かり易い。振り向かないと見えない名所が多いので、案内看板が無かったら見過ごして先に進んでしまうであろう。丁度紅葉の季節なので、広葉樹の赤や黄色が鮮やかで美しい。名所では写真を撮るため足を止めて休憩するが、決して座り込んだりはしない。立ったまま休憩するのが登山の鉄則だ。2組の中年夫婦とソロの女性がいたが3組とも抜き去って45分ほどで、登山道が二手に分かれる「左は緩やか、右は鎖道」の看板があり迷わせるようになっているが、頭上からクルマのエンジン音が聞こえて来たので、四望頂は直ぐ近くだと判断して急峻な鎖道を選んだ。なるほど。石鎚山程ではないが、柱の付いた鎖を握らないと登れないような岩場を越えると四望頂だ。見事な絶景を前に呆然と佇んでいると、頭上で音がする。思わず仰ぎ見るとドローンだ。鳥でないと絶対行けない岩や谷を越えてドローンがゆっくりと飛んでいる。さぞや迫力のある絶景が撮れる事であろう。重いのに持って来た一眼レフでは手も足も出ない。山頂ロープウェイ駅までの間には何箇所か展望台があるので、全て立ち寄って写真を撮って回り、山頂に到着した時には既に13時前だった。頂上で寒霞渓の文字を入れて写真を撮っていると、キャバ嬢のようなネエチャンがフィリピン訛りの片言日本語で「写真撮って貰えるか?」とiPhoneを差し出すので、2枚撮ってやったら、私の写真も撮ってやると言うので、要らん世話じゃと断ったら、「ワタシ今日一人で来た。」という。意味深な言葉だが、所詮はキャバ嬢。それがどうした。腹が減ったので、昼メシでもと思ったが、観光地のレストランなんかに美味い物は無いし、保育園児が集団で遠足にも来ており、ゆっくり出来そうもないので止めにして下山する事にして、休憩中の施設の従業員に小豆島の見所の話しを聞いたら、詳しく教えてくれ、最後に下山はイノシシに気を付けな。何せこの島には3千頭いるでな。と付け加えられた。山頂の2輪駐車場では神戸ナンバーのBMWを初めとする一団が占拠して、休憩していた。この島の規模なら大型もアリだと言う事だ。山頂から裏8景登山道に入る。登山の下りは爪先に体重が掛かるので、靴紐は固く締めるのが鉄則であるが、楽な筈が体重の掛け方が変わるので足が疲れる。裏8景を楽しみつつ一人寂しくイノシシのいる山を下って行くと松茸岩があった。岩の上に大きな岩が乗っかってバランスで持っているように見える不思議な岩だ。写真を数枚撮って更に下ると、突然石門が現れた。自然の岩がくり抜かれてアーチのようになった門である。帝釈峡にも同じような物があるが、こちらは規模こそ小さいが、回りの紅葉が実に美しい。石門を潜ると小豆島第18番霊場の石門洞だ。大きな岩をくり抜いたような壁に護摩堂が鎮座し、圧巻である。ここからは道幅も広がり、クルマも通れる道になり、紅雲ロープウェイ駅へ続く県道へと繋がるのだが、この県道はカブで走った時にはあまり感じなかったが、結構な坂道となっており、ゴールまで1kmとなる。ダラダラと歩いていると何だか凄く疲れた。昼メシ抜きで水分も一切とっていないからであろうか。カブが見える頃にはヘトヘトになった。乗車支度をして、スマホで近いレストランを検索すると、小豆島町にEATなる小洒落たレストランを見つけた。これからカブでぶっ飛ばせば14時過ぎ位には着くであろう。ヘルメットは半キャップなのでサングラスを掛けて、歩いて来た道を下ると小豆島町方面に向いたワインディンロードとの分岐があったので、迷わず突っ込むが、走っても走っても山ばかりで、異変に気づいた。カブを止めてスマホで調べたら、この道はブルーラインで小豆島町には行けない。ショートカットする脇道も無く敢えなくUターンするしかない。また、やっちまった。小豆島町のEATの付近までやって来たが、店が見つからない。レストランなら店らしい看板がありそうなものだが、そんな物は見当たらない。同じ道を何度もウロウロしたが見つける事が出来ない。もうやっていないのかもと、諦め掛けた時、倉庫のような建物に小さなEATの文字があるのが目に入った。これか?国道から入った脇道に軽四が2台程度置ける小さな駐車場とどう見ても倉庫にしか見えない佇まいの上、看板も無いので知っている人でないと見つけにくい。恐る恐る入店してみると、こんな時間なのに客が2組いた。もう14時30分になっているので取り敢えず食事と言う事で、鶏肉と野菜のセイロ蒸しランチを注文。夫婦と思える2人で調理して出してくれた。セイロの中には沢山の鶏肉と10種類以上の野菜が3段になって入っており、ポン酢で頂く。冷えた体を温めてくれて、蒸し具合が丁度良く非常に美味。美味しゅうございました。ここまで来ればもう5キロ程で二十四の瞳映画村まで行く事ができるので、カブを全開にして岬の先端まで走った。小さな校舎の分校を見学して、Uターンで土庄港に向けて帰路に着く。道沿いのオリーブ公園に寄ってみると寒霞渓の山頂にいたBMW軍団が休憩していた。土産にオリーブの苗木でも買おうかと思ったが、アイリスオーヤマボックスには入りそうもないので、諦めて先を急いでいると、間も無くBMW軍団が追いついて来た。前方にクルマがいるので、カブが先頭で軍団を引っ張る恰好となった。実に気持ちが良い。晩秋の日が傾いて来たので、最後に文化財となっている富丘八幡神社の桟敷を見学しようと土庄町に入った頃、BMW軍団が何処かへ消えた。富丘八幡神社の桟敷は広い馬場を見下ろすように山裾に石垣を積んで400近い見学席が作られており、遠くから見ると何かの遺跡のように見える。現在でも神社の祭りには氏子がその桟敷に集って馬を使った神賑行事を見物するのだそうだ。祭りの当日はさぞ壮観であろう。神社は桟敷のある山の頂上に鎮座しているので、少しUターンして、鳥居を潜ってカブで登って行くと頂上に駐車場があり、瀬戸内海を見下ろす展望台にもなっている。神社の社殿は立派だが、普段は無人のようである。本日のツーリングの無事帰着を祈って神社を後にしようとした所へ、例のBMW軍団が登って来た。先頭のBMWに軽く挨拶をして、土庄港に向かう。軍団は神戸ナンバーだったので、島の反対側の姫路行き乗り場に向かうか、或いは宿泊だろう。定刻、4時30分のフェリーに乗ったが、帰りもバイクはカブだけだった。新岡山港に向かうフェリーからは島影に沈み行く夕日が実に美しく、まさにサンセットクルージングの様相を呈している。何人もの乗客がデッキに出てカメラのシャッターを押していた。新岡山港に着く頃には既に夜の帳が降りており、ライトを付けての走行となる。R2は時間的に渋滞している事は分かっていたが、渋滞を縫ってどの程度時間が掛かるのか、朝との比較をしたかったので、敢えてR2経由を選んだ結果、帰着まで40分だった。R2の方が5分早いと出た。前日に修理したカブのウインカーと燃料計も問題無く作動したし、メンテのお蔭でスムーズな走行が出来た。90ccなのでそこそこのスピードを出す事が出来るし、クルマにも追走することができる。何と言ってもブレーキドラムが大きいのでブレーキの効きはディスクブレーキと間違うほどで、ピカイチである。本日の走行距離124kmなり。今回のツーリングは登山に恐れをなして会員の皆さん全て不参加となったが、この時期にしか見ることが出来ない寒霞渓の紅葉を堪能出来た事は大きな満足となった。その分、他の名所は回れなかったので、今度は暖かい時期に走りメインで訪れてみたい。寒霞渓表12景寒霞渓表12景寒霞渓表12景寒霞渓表12景寒霞渓表12景寒霞渓表12景/鎖道寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上付近寒霞渓表頂上寒霞渓裏8景/松茸岩寒霞渓裏8景/石門小豆島第18番霊場/石門洞寒霞渓裏8景寒霞渓裏8景/法螺貝岩紅雲ロープウェイ駅レストランEATEATの駐車場鶏肉と野菜のセイロ蒸ランチ二十四の瞳映画村にある岬の分校小豆島オリーブ園オリーブの実富丘八幡神社の桟敷富丘八幡神社富丘八幡神社の展望台から望む瀬戸内海富丘八幡神社駐車場フェリーの中の適当な車止めロープは無し船上からの夕日
2020.11.15
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小豆島の寒霞渓が紅葉のシーズンを迎えているので、バイクで登山ツーリングを行う事にした。小豆島は比較的近い島なのだが過去に1回しか訪れた事がない。何十年も前の事で記憶は殆どない。新岡山港から土庄港までフェリーを利用するので、乗せるバイクは小さい程料金が安くなる。因みに750cc以上だと片道2,340円、750cc未満は2,040円、125cc未満は1,720円だ。この料金は旅客運賃が含まれる。旅客運賃のみは1,090円なので、原付きバイクなら630円上乗せするだけで、お得感がある。今回のバイクは最近殆ど乗っていないシャリィにしようと前日にエンジンを掛けようとしたが掛からない。ガソリンタンクを見てみると空っぽだ。ガソリンは入れていた筈だがと思いながら、1Lほど入れて様子をみたら、フレームの下辺りからガソリンがポタポタと落ちている。タンクを外してみると燃料コックがガソリンまみれになっている。中のパッキンが終わったらしい。直ぐに修理は不可能なので、カブを使用する事にしてGSのセルフ給油でガソリンを並々一杯に満たして帰り、各種の点検と修理を行う。最近右ウインカーが点いたり、点かなかったりなのでスイッチに異常があると当たりは付けているので、ハンドルスイッチをバラして接点を磨いたら完治した。次は燃料計だ。これも1度は直したが、再び動かなくなっていたので、センサーをタンクから抜いて、エンジンを掛けようとしたら、キックの振動でセンサーの穴からガソリンが溢れそうになったので慌てて手で塞ごうとしたがステップに足が引っ掛かって、あろう事かバイクを倒してしまった。ガソリンが溢れるどころか、500cc程ぶちまけてしまった。引火すると危ないのでウエスで拭いて処理したが、折角すりきり一杯入れたガソリンを捨てただけに終わった。燃料センサーをセットしてエンジンを掛けたら燃料計の針は満タン位置まで動いた。やれやれである。タイヤの空気圧を適正値まで入れて、少し伸びたチェーンを張って、ユルユルになった右ミラーを外してナポレオンの可倒式にして左右に付けた。これでやっと整備完了である。11月11日午前7時30分出発。朝早いので着込んでいたが、足が冷たい。オーバーパンツを履くべきだったがもう遅い。真冬のような事はないだろうと暫く走ったら慣れて来た。新岡山港に行くのは初めてだったので、R2の渋滞を避けて岡南飛行場経由で児島湾締め切り堤防を渡り、児島湾大橋を渡ってのルートを選んだが、どの道も凄い渋滞だ。毎日こんなに渋滞する道をよくクルマで通勤できるものだと感心しながらクルマの脇を抜けて行く。フェリー乗り場に着いたのが8時15分。45分で新岡山港まで行ける事が分かった。発券はバイクの排気量を申告するだけで、書類や現物を見せることはなかったが、乗船場所で切符確認をするオジサンはバイクを一目見ただけで、排気量が分かるのだろうか?150ccなどは微妙と思えるのだが....。帰りの予期せぬトラブルを考慮して往復券を購入し、乗船するもバイクは私のカブ1台と寂しい限りである。8時30分定刻に出港したフェリーは朝凪の穏やかな瀬戸内海を小豆島土庄港に向けて、船足を速める。船内ではWi-Fiも使え、足湯の案内もあったが、行ってみると湯が落としてあって使用不可。ならば案内するな。小豆島は現在復路フェリー無料キャンペーンを実施しており、2名以上が乗ったクルマで指定の宿泊施設で1泊して500円以上の食事をして1,000円以上の買い物をすれば帰りのフェリー代が無料になるとの事であるが、期限が来ても予算が半分ほど残っているので来年までキャンペーンを延長するようである。どうせなら、往復無料にすれば良いのに….。しかもバイクは対象外。何でや。岡山、土庄間の所要時間は1時間10分である。9時40分から小豆島ツーリングの始まりである。カブのメンテは昨日やったばかりであるので、機関は全て好調である。今日は寒霞渓登山がメインなので、見学は通り道に近い所のみ行う事とし、最初は丁度干潮時間で島と島とを結ぶ砂浜が現れるエンジェルロードに寄ってみた。砂浜の手前にオジサンには無縁の恋人の聖地約束の展望台があったので、写真を撮ろうと登ってみたら、2組のカップルがイチャイチャと記念写真を撮っていたので、空気を読んで素早く写真だけ撮って早々に退散、カブの隣に駐めた小さなタイヤの高級そうな自転車に乗った一人旅のギャルが先に出発、途中で追い抜き寒霞渓の標識に沿って走る。カブのハンドルはスマホを取り付けるスペースが無いので、ナビは使わず標識を頼りに寒霞渓を目指す。快適ロードは段々と標高を上げて行き、カブのエンジンが唸りを上げる。高回転の伸びも良く至って快調だ。この時には何も考えず、大きな間違いを知る由も無く寒霞渓に向けて飛ばしていたのだが、銚子渓のお猿の国を通り過ぎて、暫くしてどうもおかしい事に気が付いた。お猿の国は寒霞渓山頂へ続く道の途中にある筈だ。このまま行ったら頂上まで行ってしまい登山は出来ない。やっちまった。寒霞渓ロープウェイ駅に行くには海岸沿いを走って行かなければならないのだ。時間のロスを少しでも取り返すために、海側へ下る道を探しながらUターンした。暫く走ると細い林道を見つけた。遙か下方に家並みが見えるので繋がっているようだ。落ち葉に気を付けながら下って行きながら考えた。登山は何もロープウェイ駅から始めなくても頂上にカブを置いて、裏8景から下って表12景を登っても同じじゃね。ならば、再度Uターンするか。いや待て。半分以上歩いて最後が山登りになるのはどう考えてもキツイ。やっぱりロープウェイ駅に行く事にして先を急ぐがこの時既に1時間遅れとなっている昼メシは抜きだな。やっとの事でロープウェイ駅に行く道を見つけ坂を登っていたら、あの高級自転車に乗ったギャルがのんびりと走っていた。あれほど飛ばしたのに何と自転車と変わらないじゃね。やられた。今まで私は何をやっていたのだろう。撃沈である。快適ロードで標高を上げてやっとロープウェイ駅に到着。駐車場の端っこにカブを駐めて急いで登山支度だ。トレーナーを1枚脱いで、一眼レフはウエストバッグへ望遠と広角の交換レンズはナップサックへ。無謀にも水分無し、食料無しで登山開始である。(登山編は次回に続く)分解したハンドルスイッチ正常に作動するようになった右ウインカー新岡山港に駐車するカブと小豆島行きのフェリー船上から眺望する児島湾大橋土庄港を出発する宇野行きのフェリー約束の展望台から眺望するエンジェルロード干潮で砂の道が現れたエンジェルロード
2020.11.13
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G40のプラグから火花が飛ばない。プラグコードの通電を確認するにも、発電機側のスイッチの通電を確認するにもフライホイールを外さなけらばならないので、先ずフライホイールに3本のボルトで固定されているリコイルスタータを引っ掛けるプーリーを外すのだが、真っ赤に錆びていたので、CRCを吹いて電動インパクトで一気に緩めた。次はフライホイールのセンターナットだ。共回りを防ぐストッパーを仕掛けるのが面倒くさいので、これも電動インパクトでガツンと一発で緩める。これでやっとフライホイールを外す準備が出来たのだが、このフライホイールは直径18センチもあるので大型プーラーが必要であるが、そんな物は持っていない。何か他の方法は無いかと観察したら、先程外したプーリーのネジ穴が3箇所見えた。この穴にプーラー替わりのボルトを締め込んで行けば何とかなるのでは?と思い、治具を作る事にした。ボルトを通す何か適当な鉄板はないものかと探していたら、直径6センチ、厚さ3ミリの円形鉄板が出て来た。適当な長さのボルト3本を揃え、外したプーリーに鉄板をあてがい、ボルト穴の印を付けてボール盤でボルトが通る穴開けを行う。3本のボルトを鉄板の穴に通し、フライホイールのネジ穴にセットする。鉄板の中央はクランクシャフトの頭に当たっているので、メガネレンチで3本のボルトを均等に締めて行くとフライホイールが外れるという塩梅だったが、いくら締めてもフライホイールは外れて来ない。クランクシャフトの真上の鉄板の中央をハンマーでどついてもビクともしない。更にボルトを締め付けると鉄板が曲がって来た。頑固なフライホイールだ。ウッドラフキーが固着しているのだろうか。更に締め込むとボルトの首が折れた。撃沈である。これを外すには大型プーラーを手に入れるしかないようだ。リコイルスターターを引っ掛けるプーリー/ボルトは錆で真っ赤であるプーリーを外したフライホイール穴開け加工中の円形鉄板ボルトをセット中のフライホイール首が折れたボルト
2020.11.10
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G40のキャブと燃料コックの掃除が終わったので、プラグのスパークを確認しようと、リコイルスタータの紐を引っ張ったら手応えが変である。しかも引っ張って伸び切った紐がだら~んとだらしなく出たままで、巻き取ってくれない。何度やっても同じ事だ。リコイルスタータがイケズをしているのだ。リコイルスタータの仕組みは、中に長い板バネがグルグル巻かれた状態でセットされており、その外側に引っ張り紐が付いている。紐を引っ張る事によってバネが縮み、バネが戻る事によって紐が巻かれる。発動機や草刈り機、チェーンソーなどはこの方式が主流である。バイクなら足でキックする事ができるが、小さなエンジンではキックする事も出来ない。初期の頃のスタータはバネ仕掛けが無く、クランクシャフトに繋がるプーリーに切り込みがあり、引っ張り紐の先端をコブ結びにして、その切り込みにコブを引っ掛けて紐をプーリーに巻いて引っ張っていたので、一発で掛けられないと、また同じ事をやらなければならなかったが、この方法だとリコイルスタータのバネの調子が狂ったりする事も無く、確実にプーリーを回せる。昔はエンジンを掛けるのに色々と手順があったが、時代と共に楽に掛けられるように、初期型スタータからリコイルスタータになり更にバッテリーを搭載してセルスタータに変わって行ったのである。確かに便利にはなったが、機械式から電気式へと変わる事によって機構が複雑になり、部品点数も多くなって故障する箇所も増えて来るのである。従ってパワーと快適性は程ほどにしないと、現在のバイクのように素人が弄る事ができないようになってしまうのである。果たしてそれで愛着というものが涌くのか、はなはだ疑問である。リコイルスタータのイケズであるが、不調の原因はケース内でバネが規定より伸びてしまった。長く使わないと引っ張り紐が巻いた形に癖がついて固まってしまった。経年劣化で引っ張り紐が毛羽立って抵抗となってしまう。バネの両端のフック状の形状が伸びてしまった。などが上げられるが、取り敢えず外してみる事にした。E型クリップを精密ドライバーの先で外すと分解できるが、バネまで外してしまうと、組み立てが難しくなるので、ケースの中央に仕込んであるスプリングまで外してケースを少し開けて調子をみたら強い勢いで巻き取る事が出来た。どうやらスプリング位置が悪かったらしい。再び組み立てて、スタータを引いてみると今度は大丈夫だ。引っ張り紐もバネの力でスタータの中に格納される。プラグキャップの接点部分を細いワイヤブラシで磨いて接点活性スプレーを吹いてプラグを取り付け、発電機側のスイッチをONにしてプラグのスパークを確認するもスパークしない。プラグの不良かと思い他のプラグに交換してみたがスパークしない。電気系統の何処かがが壊れている。プラグコードか?マグネトーか?発電機側のスイッチか?面倒な事になって来た。エンジンから取り外したリコイルスタータプラグコードとB6HSのプラグマグネトーに繋がるプラグコード(左)と電源線(右)マグネトーと発電機の接続配線発電機側の操作スイッチ
2020.11.08
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HONDA GENERATOR E1000のエンジンはG40型である。エンジンサイズの割りには大きなキャブレターが付いている。キャブを外すには先ず保護フレームを分解して、キャブに付いているエアークリーナーを外す必要がある。エアークリーナーは想像していた通り、中のスポンジは少し触っただけで砕けてしまうほどボロボロになっているが、原形をとどめているだけ立派なものだ。当然再使用はできない。キャブを外して分解する。外側の汚れはそれなりだが、中は以外にも想像以上に綺麗で、ガソリンの不純物がタール状になって、更に固まったような形跡もない。長期保管のため、中のガソリンを抜いていたのかも知れない。キャブが大きく見えた理由は、このキャブはダイヤフラムを持つ負圧式キャブだったせいである。バイクでは負圧式キャブは比較的年式の新しい車体に搭載されているので、強制開閉式の後で開発されたのだと思っていたが、50年以上前既に負圧式は存在していた事に驚いた。ジェットニードルが固着して動かないので、張りついたダイヤフラムを破らないように慎重に剥がして行く。これを破ったら、スペアを探すのが大変な上にダイヤフラムは非常に高価なパーツである。長期間放置のためチョークバタフライが錆びていたので、小さなビスを外して磨いて置く。後は洗浄であるが、ジェット類を全て外し、パーツクリーナーとキャブクリーナーで全ての穴とジェット類を洗浄し、高圧エアーを吹く。バイクに比べてガスの通路が全て大きいように思える。発動機なのでバイクのようにシビアな設定は必要無いので、少々の不純物があっても作動するためであろうか。次は燃料コックの分解を行い、洗浄液に浸けて置く。パッキンのゴム類が硬化して再使用に不安を残すが、パッキンの入手が不可なら、燃料コックそのものを代替え品と交換する手もあるだろう。保護フレームを外したHONDA GENERATOR E1000ボロボロのエアークリーナー負圧式キャブと燃料コック錆びたチョークバタフライ比較的綺麗だったキャブの内部負圧式の特徴であるダイヤフラム
2020.11.06
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今年の夏のある日、父と兄が廃墟となった県北の父の実家の納屋の戸を叩き壊して40程年前に使っていたHONDAの発電機E1000を回収し、ジムニーに乗せてやって来た。何でも父が公務員だった頃、役所の船に積んで使用していた物を譲り受けて、当時としては最先端の杉や檜の枝打ちマシーンを動かすのに使用していたものらしい。納屋の中に保管されていたために、半世紀以上経過した物にしては、案外綺麗だ。一体いつ頃の物かネットで調べてみると、1965~1967年頃に作られた発電機らしい。実に53年から55年前の物だ。発電能力は交流出力100V/1.25KVA、直流出力6V、12V/8.3Aの能力を持つので、現在でも十分使用できる。手始めにガソリンタンクの中を覗いてみたら、何と!錆も無く綺麗なものだ。ガソリンを抜いていたとしても、錆が無いのは保管場所と当時の材質だろうか。何れにせよ有り難い事である。燃料コックとキャブは全バラ必須だが、ゴム部品等のHONDA純正部品は到底手に入らないだろうから、慎重に分解しなければならないが、果たして修理は可能だろうか。心許ない。HONDA GENERATOR E1000前部HONDA GENERATOR E1000後部諸元表、油脂類の表示キャブレター発電機のOutput発電機の定格出力表示
2020.11.04
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10月30日、高知県仁淀川町の日本一の清流仁淀川(仁淀ブルー)を愛でるツーリングが決行された。最初は福井県の三方五湖のレインボーラインを走る予定だったが、長期間ドック入りしていたR50の参加を考慮し、距離を短縮する為に行き先を舞鶴に変更していたが、前日になって雨の予報となり、急遽雨の心配のない四国に変更したのだ。月末のツーリングのために参加はディアベル、BMW/R50、V7ドンキーの3台となった。午前7時45分瀬戸中央道鴻ノ池SA集合だったが、給油に時間が掛かったとの事でR50が5分遅れで到着。今日は先日買ったB+COM SB6Xをディアベルと試すためにペアリングを行い、3台揃って丁度8時に出発となった。今回は骨董品のR50が参加なので、100キロ巡行でディアベルが先導するが、なかなかR50のペースが掴みにくいようだ。B+COMはアームマイクの風切り音が心配だったが、100キロ程度の速度では使用可能である事が分かった。瀬戸大橋を渡って、坂出JCTで高松道に分岐、R50を労って上分PAで早くも休憩。振動で緩んでグラグラになったR50のバーエンドミラーのボルトをディーンのモンキーレンチで締める。今度はR50が先導する。とたんにペースが少し上がり、下りでは120キロまで出ていた。60年前の骨董品にしては大したものだ。流石BMW。伊予西条ICで高速を降り、R11を松山方面に少し走り、R194そらやま街道のワインディングを寒風山トンネルを目指して上る。B+COMは一般道だと何の問題も無く会話が出来る。直線ならかなりの距離で繋がるが、カーブで相手のバイクが消えると繋がらないようだ。相手が遠く離れて通信エリア外になると電子音で教えてくれる。再びエリアに入ると電子音が鳴り、自動接続される。これがSB6Xの便利な所だ。トンネルを抜けると直ぐの、道の駅木の香で休憩。駐車場には宮崎ナンバーのハーレー2台と乗用車が駐まっており、老夫婦のグループでツーリングに来たとの事。バイクに乗車する者はみなB+COM SB6Xを使用していた。人気なのね。最初の仁淀ブルーはR194から仁淀川の支流「枝川川」に分岐し、いの町清水程野(きよみずほどの)にある「にこ淵」である。山間の細い道を上って行くと駐車場が整備され、恐ろしく急な手摺り付きの新品階段も整備されていた。瀧のある淵に降りると観光客が数人、写真を撮っていた。淵は澄んだ深い紺碧の水が湛えられ美しい。もう少し日が昇って太陽の光が当たるともっと美しい仁淀ブルーが再現されるようだが、時間がないので退散する。再びR194に出て、R439に分岐、安居川沿いに県道362を北上、安居渓谷に分け入って行くと道路脇に今日の昼食場所「安居渓谷大関」があった。店というか小屋のような佇まいで、老夫婦で取り仕切っている。今年いっぱいで店じまいをするとの事で、NHKが取材に来ており、デレクターが撮影許可を求めて来たのでOKを出して、早速名物の、アマゴの塩焼きとアマゴの握り鮨と蟹(モクズガニ)汁を注文。アマゴの握り寿司は超美味だった。もう食べることが出来ないのでゆっくりと味わいながら頂いた。食事を済ませNHKに見送られながら更に北上、絹が落ちて来るような背龍の瀧や仁淀ブルーになった水晶淵などを歩いて見学し、仁淀ブルーを堪能した。四国山脈は千メートルを超える手付かずの原生林が連なり、そこに降った雨が浸み出し、清流となって流れるので、どの川も透明度は抜群である。標高が高いのでもう紅葉も始まっており、秋晴れの青い空とのコントラストが実に美しい。岡山県では見る事が出来ない風景である。一度ゆっくりとキャンプでもしたいものだ。もと来た道を引き返し、R194に復帰、道の駅633美の里(ムササビの里)にバイクを駐めると、中年ライダーが大勢集まっていた。大豊ICまでのR439はR50が先導し、その後をV7とディアベルとで来年の阿蘇ツーリングの話しをしながら快適なワインディングをのんびりと走った。高知道大豊ICからはディアベルが先導し、高松道豊浜SAでR50が給油休憩。今回のツーリングはR50を中心に走ったので、速度控えめ、休憩多めでのんびりツーリングとなったが、これもたまには良いものだ。お蔭で5時前には帰宅できたので、海鮮湯豆腐で熱燗を3合ほどゆっくり飲んで心地良い眠りにつく事ができた。道の駅木の香で宮崎のハーレーと休憩にこ淵に降りる急階段にこ淵と瀧にこ淵に咲く山野草絶景の四国山脈今年いっぱいで店じまいする大関アマゴの塩焼きアマゴの握り鮨と蟹汁背龍の瀧水晶淵清流の安居川紅葉の始まった四国山脈とV7
2020.10.31
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V7にスマホを取り付けた時、ナビの音声を受信するためにデイトナのKIKUDAKE(聴くだけ)を購入して使用していた。ナビの音声と音楽が聴けるのでソロツーリングでは重宝していたが、唯一の不満は電話を受ける事が出来ない事であった。前回の道後山ツーリングの時に雨が降り始め、目的の温泉まで4キロ程の所で電話が掛かり、待避所にバイクを止めてヘルメットを脱いで対応した分、余計に濡れてしまった苦い経験がある。ツーリング中は滅多に電話など掛からないのであるが、一番掛かって欲しくない時に掛かってくる。世の中はそういうものだ。巷では複数ツーリングの時に仲間同士で会話ができるSYGN HOUSEのB+COMが人気のようであるが、3万円を越える価格に恐れ戦いてKIKUDAKEに妥協したのである。しかし、最新のB+COM SB6Xは電話は勿論、会話中に離脱や電波が届かなくなっても電波の届くエリアに復帰するだけで自動で繋がる仕組みが取り入れられ、より利便性が上がったようである。10月30日に笏取り虫ツーリングを行う事になり、ディアベルさんがB+COM SB6Xに買い換えたようで、使用感を試したいようなので、この話に乗ってみようかと、ネットで探してみたら、amazonで3万8千円程度、他のサイトでも3万5千円程度とあまり安売りはしないらしい。諦め掛けた時にナップスの期間限定の特売が目に止まった。価格は店頭発表とされていたので期待してオイル交換したばかりのV7で乗り付けたら3万4千円程度となっていた。安売りネットと大きな差は無いが、他に買う物もないので、国からの給付金の残りで買ってしまった。早速本体をアライのヘルメットに付属のワイヤークリップとファスナーの両方を使って取り付けた。後はスピーカーとマイクだけだが、本体とスピーカーの取り付けはKIKUDAKEとほぼ同じだが、マイクはジェット用のアームマイクとフルフェイス用のワイヤーマイクの2本がセットになっていて、どちらかが選択できるようになっている。説明書の通りジェット用のアームマイクにマイクスポンジを挿し込んで取り付けたが、風切り音が気になる。ダメな場合はワイヤーマイクをヘルメットの内の何処かに取り付ければ何とかなるだろう。次はセットアップだ。BluetoothでスマホにB+COM を認識させれば、OKである。音楽も電話もバッチリだ。これで走行中に電話にも出る事ができる。後は当日ディアベルさんのSB6Xとペアリングを行えば、会話をする事も可能となる。30日が楽しみだ。SYGN HOUSEのB+COMSB6Xセットの内容物本体を取り付けたヘルメット
2020.10.26
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V7ドンキーの前回のオイル交換から3,000キロが近づいたので交換を行う事にした。今回はオイルのみだ。オイルは前回同様カストロールの10Wー50を入れる事にする。交換作業はドンキーベースでは初めてとなるが、センタースタンドが無くても、ホイストがあるのでバイクを簡単に直立さす事ができる。今まではメンテナンスジャッキを車体下のフレームを左右に繋ぐパイプに掛けて持ち上げていたのだが、車体の左右に大きな力が掛かると不安定感は拭えなかった。しかし、今回はホイストで吊すので、バイクが倒れる心配は無いのだが、V7はセパハンなので、タイダウンのフックをハンドルに掛ける箇所が無い。トップブリッジも無理だ。購入店で教えて貰った左右のエキパイのフランジ辺りも試したがタイダウンの金具がメッキタンクに当たりそうなので止めた。残る箇所は三つ叉の真下のフレームを包むようにして持ち上げる方法だ。タイダウンを通して、ホイストで持ち上げてみると上手く持ち上がった。持ち上げると言ってもオイル交換をするだけなので、車体が真っ直ぐになっていれば良いのだ。従って、安定性を高めるためタイヤは浮かさない状態でレベルを使って水平を調整した。オイルキャップを外して、オイルパンの前側にあるドレンを緩めてオイルを抜く。排出されるオイルは黒く汚れてはいるが、真っ黒という程でも無い。前側が終わると今度は後ろ側にあるドレンを外してオイルを抜く。V7はドレンが前後に2箇所付いているので、少し面倒だが、作業性は良いので大した手間でも無い。今回はオイル量を測らずに、レベルゲージだけで量の調整をしたが、1.7L位入ったようである。エンジンを掛けて30分置いて、点検してみたら、若干多いようだが問題無いレベルなので、終了とする。これで長距離ツーリングにも安心して出掛ける事ができるのだ。タイダウンを通し、ホイストで水平に持ち上げた車体前側のドレンから排出されるオイル前後のドレンボルトとレベルゲージを兼ねたオイルキャップカストロールの10Wー5012,950キロを指すオドメーター
2020.10.24
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9月の中旬、新聞に下電バスの瀬戸大橋線が10月1日からそれまでの6便から3便に減便され、来年3月末日を以て廃止されると報道されていた。瀬戸大橋線は児島駅から高速道路の瀬戸大橋に乗り、櫃石島、岩黒島、与島を巡り再び児島駅に帰る路線で、島民の足としてまた、観光、釣り人の足として貴重な存在だったが、恐らく赤字路線だったに違いない。瀬戸大橋の架かる3島の事を調べてみると、小さな島なのに以外に面白そうな見学場所が沢山ある事が分かった。与島はPAがあるのでクルマで気軽に行けるが、櫃石島と岩黒島はこの機会を逃すと、もう行く事が出来ないと思い、9月28日にブロンプトン仲間の西さんを誘い決行する事にした。島での移動手段はこんな時の為に買った折り畳み自転車のブロンブトンだ。貴重な6便を有効に使うには児島ICバス停7時57分発のバスに乗る必要がある。7時過ぎ西さんのCX5に輪行袋に入れたブロンブトン2台を積み込み朝の渋滞を避けるため高速で児島ICまで移動、藤さんの庭先にクルマを駐めてバス亭まで歩く。よく考えてみると路線バスに乗るのは何十年ぶりだろうか。定刻より少し遅れて到着したバスにブロンブトンと共に乗り込む。乗客は釣り人が2人とオバサンが1人の3人だった。ICを登ると直ぐに高速に入りトンネルを抜けると目の前はもう瀬戸大橋だ。最初の島は香川県の櫃石島である。路線バスと島民専用の連絡道を下るとゲートがある。一旦止まってカードを入れて通過する。櫃石島にはICのある櫃石島、櫃石学校前、櫃石の3箇所に停留所があるが、どこで降りても料金は同じ220円なので、櫃石島で降車して輪行袋から出したブロンブトンを組み立てるのだが、この自転車の折り畳み方と組み立ては実に良く研究され製作されているので、乗れる状態になるまで1分とかからない。最初の目的地はこの島の名前の由来となった櫃石を探しに島の南端に向かう。晴れ渡った朝の空気と潮風が実に爽やかで気持ち良くサイクリングを楽しみながら南端近くの海沿いの道に差し掛かると小さな「櫃石」の看板が見えた。樹木が鬱蒼と茂る急斜面の獣道には両脇にロープが張られ、それを握らないと登れない。まるで登山だ。頂上に島名の由来となる大きな櫃石が鎮座していた。次は島の最南端にある歩渡島に向かう。この島はコンクリートの細い道で繋がれているので、自転車で島まで行ける。瓢箪型の島には獣道が続いており、歩いて登ると一番奥に神社らしき物が祀られていた。島から四国側の瀬戸大橋の眺望が素晴らしい。次は島を半周して坂を登り氏神の王子神社へ参拝。境内には立派な社殿と新しい社務所が見える。境内の石碑に昭和58年整備と記されいたので、瀬戸大橋建設に伴う保証金がたんまりと出たのであろう。再び坂を下って櫃石学校前のバス停で自転車を折り畳みバスを待つ。9時38分発のバスに乗り、岩黒島へ向かう料金は170円だ。高速に乗ったのも束の間、岩黒島バス停だ。岩黒島にはバス停が1箇所しかない。しかもこのバス停は橋の上だ。瀬戸大橋は基本歩行は出来ない事になっているが、バス停の付近は例外で見晴らしも良く、目の前をクルマが高速で通過していく。島にはエレベーターを使って降りて行く。クルマは100億円掛けて作ったという目の回るようなループ橋を使用する。岩黒島は直ぐに一周出来てしまう程、実に小さな島であるが、民宿が3軒もある。島の南端に向うと瀬戸大橋の真下に行くことが出来る。頭上をクルマや電車が通る音を聞いていると何だか不思議な気分になる。眼前を通る船を眺めながら、心地良い潮風に吹かれて暫し休憩。氏神の初田神社に 向参拝すると向かいが今日の昼食場所民宿岩黒だった。民宿で小学校の生徒が作ったという島内観光パンフレット貰い、島の北側にある黒石を見に行くことにした。黒石は小学校手前の細いセメント通路を下ると砂浜に出る。その砂浜の東は岩場となっており、島名となった大きな黒い石がゴロゴロしている。砂まで黒い。岩黒小学校の校舎には大きな蝉の絵が描かれている。何でも生徒が行ったクマゼミの研究が全国1位の研究となったとの事。現在全校生徒は1名、先生は11人体勢(校長、教頭、用務員を含む)だそうだが、来年は廃校になるらしい。これも仕方がないだろう。校長も教頭もいらんだろう。生徒一人に掛かる費用は一体幾らになるのだろう。日本に生まれて良かった。小学校から港に回って、防波堤を歩くと、瀬戸大橋やループ橋が綺麗にみえる。絶好の撮影スポットだ。小さな島なので、見学する所は全て回った。少し早いが11時に民宿岩黒の玄関前に自転車を駐めて、昼食とする。2階の二十帖ほどの部屋に通され、目の前の海中に設置された養殖生け簀から獲ってきた河豚の刺身と唐揚げ、蛸と鯛の刺身、赤メバルの煮付けなどとビールを少々飲みながら、80歳過ぎの老夫婦に島での生活の話を聞く。来年にはバスが廃止されるのでもう来る事は出来ないだろうと思っていたが、耳寄りな情報を得た。何でも民宿に事前に電話をしておけば、その時刻に橋上のゲートまで迎えに来てくれ、島民と関係者しか使用出来ない専用カードでゲートを開けてくれるそうだ。忘年会シーズンはクルマで島まで来る客も多いそうだ。過去30年余りでハーレーで来た人が一人いたが、自転車で来たのは我々が初めての事だとビックリしていた。橋工事の話し、民宿を最初に建てた話し、橋が完成した直後は一日100人の来客があった話し、ループ橋の建設陳情に首相官邸に行った話し等を聞いている内に時間となり、再びエレベーターで橋上のバス停に移動、12時46分発のバスに乗り、3分で与島に到着、料金は170円。与島は瀬戸中央自動車道のSAがある島なので、観光客が多い。SAには意外な見学場所がある。日時計の展望台、屋上展望台、橋桁を吊るワイヤの切断オブジェ、ヘビに見える木など今まで気にしていなかった物が沢山あり以外と面白い。遊歩道から集落へ下る細い道を見つけたので、自転車で乗り込む。密集した家々の路地を彷徨いやっと海岸に出ると、琴電バスの浦城バス停があった。このバス停の待合所は船のキャビンを再利用したものだが、真っ赤に錆びたそのヤレ具合が誠によろしい。その南に鍋島がありそこに灯台があるのだが、進入路は鉄柵で閉じられ進入禁止となっていた。残念である。今度は島の反対側を目指して進む、途中交番があった。やはり与島は大きい。島の北端はオフロードになっており、採石場の跡がある。この島からも大阪城の石垣の石が運ばれたのだろう。オフロードが切れると廃墟となった観光港が現れたフィッシャーマンズ・ワーフ跡だ。かつては大勢の観光客が訪れ観光船咸臨丸が就航していた。島を一周し、元の遊歩道への道を引き返しSAでのんびりと休憩。15時44分のバスに乗って児島ICまで向かう、料金は340円だったが、民宿の主から200円の割引券を貰っていたので、140円の支払いで済んだ。それにしても大きなバスに乗客は多くて5~6人、我々2人だけの時もあったこの路線は通常とは違い高速道路も通るので、かなり経費がかかると思われる。今まで路線維持を行って来て頂いた下津井電鉄に感謝したい。瀬戸大橋はいままで、クルマや電車に乗って通るだけで、下から見上げた事は殆どなかったが、今回の輪行で瀬戸大橋の完成により、島の暮らしが劇的に変化して便利になった反面、ブームも去って漁業に頼るしかない現実に戻り、どの島も多くの空き家が朽ち果てていた。やはり島での生活は難しそうだ。ブロンブトンの活躍により、思いも掛けない島旅ができた。まさに折り畳み自転車の真骨頂を満喫する旅となった事は満足である。櫃石島の櫃岩歩渡島から瀬戸大橋を望む岩黒島の島民専用ゲート岩黒島南端岩黒島へ降りるエレベーター岩黒漁港からの展望民宿岩黒岩黒島北端から瀬戸大橋を望む島名の由来となった黒石ループ橋とエレベーター与島の琴電浦城バス停与島SA展望台から瀬戸大橋を望むヘビに見える木
2020.09.30
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娘が廃車にするボンゴフレンディーの車内にあったパーツリストを貰って来てくれた。マツダではパーツカタログと言うらしい。物は平成7年(1995年)版なので、工作車より2年古いがエンジンを始めとする機関や内外装等殆ど同じなので活用できそうだ。バイクのパーツリストは所有バイクそれぞれに殆ど持っているが、クルマのパーツリストは初めてである。手にした最初に先ずその分厚さに驚いた。総ページ数が何と786ページにも及び、一寸した辞書のようだ。サービスマニュアルと見間違う程である。マツダで買ったら幾らするのであろうか?ページをめくってみると、所々に赤ペンでパーツ番号の間違いや、単体部品の有無など細かに記入されている。このクルマのオーナーは相当のベテランかマニアだったに違いない。この貴重な一冊を大切にして、今後の工作車のメンテに役立てる事にしょう。ボンゴフレンディーのパーツカタログ圧巻の786ページ
2020.09.20
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大型台風一過が去り、天候も回復して来たので、涼しい所にツーリングに出掛けようと行き先を探していたら、道後山に「ひばごん郷温泉すずらんの湯」なる温泉があるとの事。無謀にも前日に、笏取り虫会員にLINEを流したら、暇を持て余しているディアベルが参加表明。往路は「ディアベルのタイヤサイドを剥きたい」との要望を取り入れ、6月に行った「おもじろ釜温泉ツーリング」と同じルートを走る事にした。どうせならディアベル宅からの高速クルージングコースを走ってみたいと思い、早朝から渋滞のR2を玉島まで走る。出発予定より10分前の8時20分玉島を出発。県道35号で旧R2を横切るとクルマは少なくなる。小高い峠を越えるともう矢掛だ。ショートカットで県道36号に乗り換え小田川を渡るとR486に合流だ。この道は初めて走ったが、なるほど信号も無く矢掛まで直ぐである。国道を1.5km程走ると再び県道35号に分岐して北上する。この道は鬼ヶ嶽温泉がある道で何度も走った経験があるが、高低差とカーブが連続し楽しめる道路だ。ディアベルの後をついて走るとどうしてもペースアップになってしまってあれよあれよと言う間に成羽まで来てしまった。あまりの速さで、6月のツーリングで集合場所となったJA晴の国で休憩する気にもなれず、そのままR313を4km程走り県道33号に分岐、ここから本郷までは高速クルージングコースが続き夏の暑さも何処かへ行ってしまったようである。本郷で県道441号に分岐、峠を越えると岡山県健康の森があり、巨大な水路のオブジェがあったので、最初の休憩。多分大金を投入して作られたのだろうが、誰も見る者もなく、これから風化して行くのであろうと思うと、何だかなぁ。と言う気持ちになる。坂を下ると直ぐに神郷の日本一の三連水車「親子孫水車」のお目見えだ。この水車は近くを通る中国縦貫道からよく見えるので、存在は知っていたのだが、近くで見るのは初めてだ。生憎の水曜休館だったが、見学だけは出来た。R182から新見方面へ2.5kmほどで県道8号線に分岐、伯備線と併走しながら、コーナーの多いタイトな道を北に進むと段々と道幅も広くなり、走りやすくなると県境となり、いよいよ日南町だ。道の駅「にちなん日野川の郷」に到着。予定より1時間も早くまだ11時である。客がいない食堂でダムカレーを注文したが、色を見ただけで甘そうなので、一味を赤くなるほど掛けたが味は今一つ。こういう所のカレーは殆ど辛くないのが残念だ。日南町は岡山県、広島県、島根県、鳥取県の中国4県に囲まれた唯一の町だ。この町に若松クロム鉱山跡があるらしい、観光ポスターに「廃墟好きにはたまらない。ごめんなさい。ポスターではワクワクが半分しか伝わりません。」のキャッチコピーがドンピシャだ。今度は是非セローで尋ねてみたい。この道の駅でゆっくりする筈が、12時には出発してしまった。R183を庄原方面に進むと、道沿いに樂樂福神社(ささふくじんじゃ)がある。一度訪れてみたい神社だったので早速参拝、境内に林立する大きな杉の中に佇む社殿は素朴でとても神々しい。道の駅を出発する時から雲行きが怪しかったが、ここに来て夕立状の雨になったので、暫く社務所でお茶を頂きながら、雨宿り。雨が上がったところで峠を越えて一気にすずらんの湯まで走り切ろうとしたが、峠の頂上付近で雨雲に捕まり、カッパを着る間も無く2.5kmを走り切り半分ずぶ濡れで、すずらんの湯へ到着。軒下にバイクを駐めて、雨が止むまで温泉に浸かる事にする。水曜日は近くの温泉が休日なので半額の360円となっているそうである。ゆっくりと温泉を堪能し、風呂上がりのホットココアを飲んでいると、雨が止んで陽が差して来たので出発。帰りに、受付の姉さんが食べるホオズキを土産にくれた。トマトのような味で結構おいしい。後は帰るだけだ。雨が心配だったが、天気の回復状態からカッパは着ずにバイクを走らす。東城まで快適な高速クルージング道が続く。東城からR182で福山方面へ分岐。追い越し禁止だが、クルマの交通量も少なくのんびりと、神辺まで南下し、R313に分岐して井原方面へ、矢掛のコンビニで最後の休憩をして、道口でディアベルと分かれて、5時40分無事帰還した。今回のツーリングは高速道路を利用せず、一般道のみで約300kmほど走ったが、殆どの道路が白線の追い越し可の道路だったので、快調、快適に走れて、ディアベルの皮剥きも出来た事であろう。これほど、渋滞無く、信号無く、止まらずに走れたツーリングは初めてである。車検が終わったV7のエンジンも好調で力強い鼓動を聞きながらのツーリングは程良い疲れを残し、楽しませてくれた。岡山県健康の森の水路のオブジェ神郷の日本一の三連水車勢い良く回る孫水車甘い甘いダムカレー杉の大木が見事な樂樂福神社土産に貰った食べれるホオズキ東城IC入り口付近の路上に止まるV7
2020.09.11
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夏休みで帰って来た二男と先日の野宿ツーリングで走り残した林道にトライするため再び蒜山に向かった。二男は友人との飲み会で午前様だったので、出発が昼近くとなり、往復時間の短縮のためにクルマで移動する事にした。工作車にセローとTLR125を積載して高速を使って蒜山まで走る。蒜山ICを降りると直ぐに道の駅「風の家」があるので、誰もいない第2駐車場に工作車を駐めてバイクを降ろす。バイクをトラックに乗せるには高さと幅を気にする必要はないが、ワンボックスの場合だと2台のバイクを積載する場合、バックミラーを外さないと積載出来ない。また、トラ車はハンドル幅が広いので、ハンドルを切って2台とも同じような向きに被せるようにする工夫が必要である。早速、エンジンを掛け出発だ。今日は国土地理院のMapsで調べた林道を西から攻めて行く。最初の信号で突然TLRが止まった。また、オーバーフローかとキャブを見るもガソリンは漏れていない。燃料コックがOFFになっていただけだった。やれやれ。前回の事があるので、今日はウエストバックに工具を忍ばせているので少しは安心である。林道に入る前に、オフロードを走る時はタイヤの空気を適度に抜いて、険しい所は速度を落としスタンディング姿勢をとるとクリアし易いなどのアドバイスをして突入。Mapsをみると林道は大体川に沿って奥に延びているので見つけやすい。砂利道を走り、草道を走り、ぬかるみを走り、草原を走りながら段々と東に移動して行く、最後に先日走った林道蛇ヶ乢線を走って終わりにする事としてセローを先に走らせ、終点でターン。今日はウリ坊も出なかったので、走行中の写真を撮る事にして、TLRが先に走り撮影スポットを見つけたのでストップ。少し下り坂になっていたので道を塞ぐように斜めに止めてカメラを構えると、セローがやって来た。2~3枚撮ったところで、セローが目の前に迫るブレーキを掛けているが、下り坂なので滑る。止まったと思いきやそのままTLRに衝突。TLRがひっくり返った。あぁ~あ。咄嗟にクラッチを握ったようだ。アホか!。TLRの損傷はクラッチレバーの先が少し曲がり、フロントカウルに亀裂が入った。貴重なショートレバーなのに!道の駅駐車場に戻ってエンジンを冷やすために休憩。TLRのリアフェンダーの割れをFRPで補修した箇所がオフロード走行の衝撃により、また割れてしまった。ウインカーリレーはやっぱりダメなようだ。HONDA純正に戻した方が良さそうだ。TLRはXL125Sのエンジンを搭載しており、今ままではパワー不足をあまり感じなかったが、今回はパワー不足があちこちに見え、ギア比で助けられた場面が多々あったように感じた。やっぱりTLR200を引っ張り出すか。風の家で椎茸と枝豆と蒜山大根を買って、バイクを積み込み帰途につく。少し時間があるので、野土路トンネルを通ってR181を南下、月田を通って北房に出て、北房ICからは高速に乗り、19時前には帰還出来た。バイクを降ろし、工作車を格納し、アツアツの枝豆と凍る寸前まで冷凍庫で冷やしたキリン一番絞りは最高であった。工作車に積み込んだバイク林道に向かうセローとTLR125雄大な牧草地草地の林道大山を俯瞰する丘蛇ヶ乢林道の撮影地セローの勇姿衝突され「でんぐりかえった」TLR125
2020.08.28
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盆休みに帰って来た長男と総社の山へ林道ツーリングに出掛け、僅か十数キロで突然エンジンストップ、キャブのオーバーフローでリタイヤしてしまったTLR125を工作車に積載してドンキーベースに運び込んでいた。ドンキーベースはエアコンが無いので、扇風機を回してみるも、汗が噴き出して修理する気にもならなかったが、どうも気になるので午前中の涼しい?時間を見はらかって原因究明をする事にした。シートとタンクを外し、マニホールドのボルトを外すとキャブが直ぐに抜き取る事が出来る。エアクリを外しパワーフィルター仕様にしている恩恵である。キャブは故障現場でもバラしているので、ガソリンは抜き取ってある。症状は激しいオーバーフローであったので、フロートバルブが閉じきっていない事が考えられる。フロートとフロートバルブを外してみるが、詰まりはないように見える。パーツクリーナーとエアーで掃除して、ついでにジェット類も掃除する。再び組み立てて燃料コックをON、暫く待ってみてもオーバーフローは起こらない。エンジンを始動してみると呆気なく掛かる。アイドリングも問題無い。直った。やはりフロートバルブにゴミか何かが咬んでいたのだろうか。老眼なので小さなゴミが見えなかったのだろうか。まぁ直ったのだから良しとする事にする。TLRの小さな6Vバッテリーは何年も前に上がっているので、アイドリングではウインカーが点滅しない。バルブをLEDにすれば、解決すると思い、6V~12V対応の中華ICウインカーリレーを買っていたので、取り付けてみた。試しにエンジンを掛けてみたら、何と。6Vのウインカー電球がアイドリングでも点滅しているではないか。恐るべし中華リレー。あなどることなかれ。超安物の中華リレーはHONDA純正を凌いだのだ。こうなったら、LEDバルブの交換や整流ダイオードなどの配線改造をしなくて済むので、この状態でどうなるのか様子を見てみる事にした。中華製の6〜12V対応ICウインカーリレー
2020.08.27
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蒜山野宿ツーリングの記事をアップしたらディアベルさんから、セローの記事に依ると7年ほどオイル交換していないのでは?の指摘があった。いくら何でもそんなことは無いだろうと調べてみたら、本当に7年経っていた。長距離は殆ど乗らないので、距離からすればまだ1,000キロは大丈夫な筈であるが、流石に7年は長すぎるだろうと思い、オイル交換を行う事にした。ブログを書いていて良い点は、過去の整備記録が詳細に残っている事だ。勘違いなどあっても動かぬ証拠として活用出来るのが有り難い。オイルは先日TLR125に入れたカストロールの10Wー40の残りを入れる。容量はクランクケースに1000㎤と刻されていたが、SMで確認するとオイル交換時が1L、オイルフィルター交換時が1.1L、エンジン分解時が1.3Lとなっていたので、1Lで間違いない。19ミリのメガネレンチでドレンを緩めてみると、色はそうでもないが、粘りのないオイルが出て来た。かなり劣化が進んでいるようだ。通常ならオイルを入れてバイクを直立させてオイル量を点検するのであるが、ドンキーベースにはホイストがあるので、これを使う。ハンドルだけ吊れば直ぐに車体は直立するが、更にシートにレベルを置けば完璧な垂直が出る。そうして置いてオイルジョッキにオイルを丁度1L入れてエンジンに注ぐ。エンジンを3分程回して放置。先日の野宿ツーリングに出掛けた時に、トンネル内でメータランプが点かないトラブルがあった。多分球切れだろうが、他の箇所だと厄介だなぁと思いながら帰って来たのである。早速フロントカウルをバラしに掛かる。セローのメーターを外すのは初めてである。左右のウインカーと共締めされているステーのビス4本を外し、スピードメーターケーブルを外し、メーターの裏側のステー2箇所の割ピンとワッシャ、ゴムワッシャを外せばメーターランプにアクセス出来る。ゴムのソケットをメーターハウジングから引き抜いてみると、ランプのガラスの頭が黒く変色している。球切れのようだ。ランプをソケットから引き抜いてみるとウエッジ球だ。SMによると12V3.5Wのウエッジ球を使用となっていたが、手持ちのウエッジ球は5Wしかなかったので、取り敢えず取り付けてキーをONにしてみると点灯。やはり球切れだった。カウルを取り外したついでに、バッテリーの延命のためにV7に付けていたLEDヘッドライトバルブを取り付けてみようと、H4バルブを取り出してみたが、V7用はヒートシンクがバルブのお尻に付いており、バルブから延びた延長カプラーに接続するようになっているので、バルブを固定する事が出来ず、取り付け不可と分かった。セローにLEDバルブを取り付けるには、お尻の金具が同じ形状のものでないと取り付け出来ない。ヒートシンクが無いものやバルブに付いている物は使用可能だ。ライトとメーターを再び組み立てて、オイルの量を点検窓から確かめるとアッパーレベルの少し下辺りだった。少し多いようだが許容範囲だろう。エンジンを掛けて、ライト、メーター照明の点検を終え、今回の整備は終了とする。次のオイル交換は何時の事になる事やら…..。オイル交換時のオドメーターエンジンから排出されるサラサラの7年オイルホイストとレベルで直立したセローウエッジ球の球切れだったメーター照明お尻の形状が異なるLEDバルブとH4バルブ
2020.08.23
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このところの暑さは異常とも思える高温が続いている。クーラーの効いた部屋よりは気温の低い所に避暑に行こうと盆明けの人が少ない時期を狙って、しかもコロナ対策で三密を避けるために、蒜山に野宿ツーリングを敢行するに至ったのである。8月17日所用のため出発は13時30分。若い時にはバイクにキャンプ道具を積み込んであちこちにツーリングに出掛けていたので、京都の今は無きアウトドアショップPegDownでバイク用のモンベルのテント、MSRのバーナー、コールマンのランタンなどを揃えていたのであるが、30年以上も保管していたため、使用不能のバーナーはOD、CBの両方のボンベが使える中華製バーナー2,099円を、ランタンは電池式エディオンの粗品LEDに代替えして、クッカーセット2,985円を新たに投入し、完全防水のキャリヤバッグ5,480円に突っ込んで、セローに積載したのである。蒜山までの往路はPCのGoogleマップで最短距離を探して、スマホナビに要所を中継地点として登録した。TIGRA(ティグラ)のクランプをV7から外してセローのハンドルの中央に移設したのでスマホの固定は大丈夫だ。ティグラのクランプは六角レンチ1本で簡単に脱着できるので、移設が億劫にならないのがよろしい。R180の日羽から県道57を北上、クルマが少ないので快調に走れる。吉備高原を通り抜け、有漢から奥吉備街道で北房、月田、新庄と北上を続ける。蒜山との境の野土路トンネルに入ると、一気に冷気に包まれた。冷蔵庫に入れられているようで、涼しいと言うよりは寒いという感じだ。愛媛の寒風山トンネルが18°だったので20°くらいであろうか。丁度2時間程で目的の蒜山に到着したので、林道を探してみる事にする。今日はスマホに国土地理院のMapsを入れて来ているので、林道の入口を探しやすい。Mapsは1/25000程度まで地図が拡大でき、ポインターを合わせた地点の緯度、経度、標高が表示されるのだ。従って林道の始点にポインターを合わせ緯度、経度を調べスマホのGPSでその数値の場所を探すという塩梅だ。今回はGPSを使わずとも、地図と感だけで入口は直ぐに分かった。最初の林道は砂利敷きであったが、段々と草が生え、膝の辺りまでになる。車両は入っていないようだ。草が途切れ奥深い急坂の山に分け入ると「軟弱地盤に付き進入禁止」の小さな看板があったので引き返す。辺りはイノシシが掘ったと思われる穴だらけだ。2本目は舗装路であったが真庭市が行う「里山と草原再生プロジェクト」により山の木を伐採し、山焼きを行い草原が作られている。そこには貴重な植物や昆虫が生息し、立ち入りは禁じられているが、阿蘇の外輪山を走っているかのようで、山中の林道とは打って変わって明るい。頂上には畑や牧草地が広がり眺望がすこぶるよろしい。蒜山の日差しは県南と変わらないが、湿度が少ないので爽やかな風が吹き、何時までも走り続けられるのであるが、5時が来たので道の駅「風の家」に向かう。ここでは地元の後輩君が今日の野宿地を案内してくれる事になっているのだ。駐車場にセローを駐めて、顔を洗ってアルギンZを飲んでいたら、後輩君がスクーターでやって来た。何でも候補地は3箇所、それにスーパー、コンビニ、温泉を案内してくれるらしい。直ぐにスクーターに付いて出発。走りながら指差しで食料調達店を確認、コンビニ以外は19時30分にはどこも閉店らしい。最初の候補地は蒜山の南側岡山県酪農大学校の近くの草原の中、樹木が無いので星空絶景ポイントである。次は北側の八束自然牧場公園だ。林の中にはパン屋が1軒あるが夜は無人となるようだ。あずま屋が1つ、道路を隔てた向かいには道の駅「蒜山高原」があるのでトイレに不便はない。広い芝生でトイレ付き快適ポイントである。次は蒜山三座に向かって登って行った行き止まりの牧草地。蒜山を見渡す眺めは最高だが、荒れ果てた旧牧草地のため、セローのタイヤが半分ほど埋まる絶景草原ポイントだ。今の気分で本日の野宿地は最初の星空絶景ポイントに決定した。最後に一番近い温泉、休暇村蒜山高原に案内されたが、温泉は15時迄でお仕舞いだったので、ラドン温泉「快湯館」に行く事にして、ここで後輩君と分かれた。時計を見ると18時少し前、日没までそう時間はない。のんびりとはしていられない。先ずはテントを張って温泉に行こうとしたが、野宿地までの往復時間が勿体ないと思い予定を変更。快湯館は上長田にあるので今日一番のスピードでセローを飛ばす。走りながら左手にスーパーがあるのを確認。温泉の駐車場はクルマで一杯だったので、玄関脇にバイクを駐めて入湯。内風呂、露店風呂、水風呂と設備は行き届いているが、740円の入湯料はちょっと高い。時間が無いので体と頭を洗って露天風呂に入り、最後に水で体を冷やして退散。次は走りながら見つけたスーパーで買い物だ。今夜はマッシュルームのアヒージョを作る予定だったが、マッシュルームの缶詰が無かったので撃沈。朝食用のホットドッグ用のパンも無かったので、ライスに変更。3食分の食料を買って3Lのポリタンクに水を分けて貰い野宿地へ急ぐ。もう辺りは薄暗くなっている。誰もいない野宿地に到着し、テントを張るのだがもうこの頃になると手元がよく見えないほど暗くなっていたのだが、3分で設営できるモンベルのムーンライトは手探りでも組立てる事ができるので有り難い。寝床と調理器具、明かりの準備が出来たので、先ず持参したキリンの一番絞りで喉の渇きを潤す。本来なら陽のある内にテントの設営と食事の準備を終え日が暮れてからゆっくりと酒を飲みたかったのだが、タイムオーバーをなってしまった。マグロ缶を湯煎して、スーパーで買った1本目のカップの御前酒に移行。満天の星空を仰ぎつつサトウのご飯を湯煎、ゆで卵とマグロの残りで晩飯とする。こんな星空を見るのは何年振りだろう。福島県の白河を思い出す。21時頃になってバイクのエンジン音が聞こえて来た。後輩君が自分でカットしたローストビーフを手土産に陣中見舞いに来てくれ、1時間程仕事やバイクの話しをして帰って行った。再び静寂が訪れる。御前酒が無くなったので持参した赤ワインを飲み進め、22時半頃就寝。翌朝5時起床。テントの外はもう明るいが、出てみると霧で真っ白。テントもあずま屋の屋根の下に駐めていたバイクも雨に打たれたかのように露でズブ濡れだ。Tシャツ1枚では寒いのでジャンパーを着てトイレを兼ねて付近を散策してみる。気温の一番低い早朝は実に気持ちが良い。県南の朝では考えられない爽快さだ。野宿地に帰って、ハムエッグと味噌汁、ご飯の朝食を作る。ハムが余ったので単体で焼いて全て完食。霧が晴れるのを待ってフライングシートとテント、シュラフを干す。撤収準備をしていた所に、丁度後輩君がスクーターで見送りに来てくれた。小まめな心遣いに感謝である。ポリタンクはキャリーバッグの中で少し水漏れしていたので、タンク内の水を全部捨てた。水筒の水も酒類も飲み干したので、手持ちの水分は0の状態になったまま、林道アタックに出掛ける。Mapsによると上蒜山登山道の起点付近から林道が延びているように見える。国土地理院の1/25000の地図では幅員1.5m~3mの道は実線で示されているので、それより広い細い二重線は全て舗装路と思って良いし、それより細い点線は登山道又は石段などが混在する獣道なのでトライアルバイクでも難しいと思って良い。なので、バイクでオフロードを走るには実線が長く延びている箇所を探せば良いのである。上蒜山は以前二男と登山をしていたので、土地勘がある。実はこの広い登山用駐車場も野宿地の候補に上がっていた場所なのである。思った通り林道が谷に沿って延びている。入口に林道蛇ヶ乢線「へびがたわ」と読むのだろうか、何とも恐ろしい名前の林道だ。入って行くにつれてヘビがうじゃうじゃ出て来そうだ。しかし名前とは裏腹に砂利敷きの林道は幅員も広く走りやすい。暫く走ると熊笹で覆われた林の端に茶色の獣が3匹見えた。熊では無い猿か?いや4本足のウリ坊だ。かなり近づいたところでセローのエンジン音にビックリして熊笹の中に飛び込んで逃げて行った。熊でなくて良かった。3km程の林道は行き止まりとなったが、ブナの原生林の中を走るのは実に気持ちの良いものである。次は蒜山キャンプ場付近から小川を挟んで蒜山大山スカイラインに並行に登る林道を走り、帰りに蒜山キャンプ場に寄ってみた。高額キャンプ場とあって管理の行き届いた見事な芝で、とても綺麗でお洒落なキャンプ場にはオートキャンプを楽しむ家族連れが何組もいた。まるで団地キャンプだ。喉が渇いたので、蒜山唯一のコンビニ/セブンイレブンに寄ってコーラの小サイズを飲んで、念のためにガソリンを5L給油。二川から藤森、見明戸を通って美甘でR180に合流、月田、北房から奥吉備街道を走り、有漢から吉備高原へ。この辺りのどこかで昼飯を食べようと思い、水の調達をすべく自動販売機を探すと2台目に増量600cc入りの天然水を見つけた。ラーメンに500cc使っても100cc飲料用に回せる。県道57を途中で豪渓方面に分岐する。昼食タイムは豪渓の紅葉の葉が広がる河原で涼を取りながらに決定。メニューはラーメンライスだ。ご飯の湯煎は水の節約のために川の水を使い、コッフェル大で塩ラーメンを煮て、朝に作っておいたゆで卵を投入。1時間程のんびりしてMapsで探した最後の林道秋葉山登山道を目指して進むが、何といきなり石段だった。しかも幅員30cmの急勾配の獣道だ。国土地理院さん地図を実線ではなく点線に直しておいて下さい。これではセローでも無理と判断して帰宅する。暑いと思ったら37°もあった。ドンキーベースにセローを格納してリアタイヤを調べてみると、中央のブロックに全て亀裂が入っていた。トライアルタイヤで高速走行したためだろう。何れにせよブロックもかなり摩耗しているので、交換時期に来ている。自走による林道アタックを考慮して、今度はトレールタイヤに戻してみようと思う。蒜山は一般道でも片道2時間で行ける事が分かったし、野宿地、温泉、食料調達も確保出来る事が分かったので、暑い時期を中心にちょくちょく行ってみようと思う。最初の林道草丈が段々と高くなって行く草も絶え山へ奥深く分け入ると木漏れ日が美しい2本目の林道急坂の途中で断念舗装路の林道ミニ米塚のような人工里山頂上の牧草地北海道のような風景イノシシ?クマ?の罠ラドン温泉快湯館蒜山一のスーパーみかも夕日が沈む蒜山夜明けの野宿サイト朝食のハムエッグと味噌汁とご飯もうすぐ収穫できそうな野宿地に沢山成っていたオニグルミ恐ろしき蛇ヶ乢林道豪渓でラーメンライスの昼食
2020.08.19
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盆休みで長男が京都から突然帰って来たので、剣山スーパー林道を走る計画を立てようとしたが、日帰りが良いと言うので、獣道を求めて総社の林道に変更した。セローはブレーキのOHを始め各種整備済みである。TLR125はタイヤの歪みを修正した時に、オイル交換の記録を探したが、確認出来なかったので、カストロールの10Wー40を入れておいた。オイルはかなり汚れていたので、車体を組んだ時に交換はしていなかったようである。昼前に2台で総社を目指して出発した。なるべく幹線道を通らず、細い山道を選んで総社まで約13㎞ほど走った「おふくろ亭」で昼食を食べようと右折レーンで信号待ちをしていたら、突然TLRのエンジンが止まった。キックしても掛からないので、急いで押しながら「おふくろ亭」の駐車場に運び入れたら今度は大量のオーバーフローが起こった。どうゆうこっちゃ。今まで何の問題も無かったキャブが突然暴れ出したのだ。取り敢えず涼しい店内で軽い食事を終えて、修理に取り掛かる。幸いセローには純正工具が積載されているので、フロートチャンバーを外してみるとメインジェットに嵌まるラッパ状のプラ部品がチャンバー内に転がっていた。こいつが悪さをしていると思い込み、組み立てて燃料コックをONにすると、暫くしてキャブの上側に付いているオーバーフローパイプから大量のガソリンが漏れ出した。全然直っていなかった。キャブを分解、洗浄する必要があるが、工具も頼りないし、暑いので断念した。2ケツのセローで帰宅し、工作車で回収に向かって帰ったら午後2時頃になっていた。折角なので、今度はV7ドンキーとセローで児島方面に走り出す。いきなりV7は自信がないというので、種松山の峠を越えた所まで、V7で先導し、バイクを交換。セローで先導して鷲羽山スカイラインを走る。鷲羽山から児島、唐琴を通って渋川へ。盆休みとあって多くの家族連れが海辺でバーベキューをやっていた。王子が岳方面にそれて、涼しい山中を走り由加神社前を通って曽原に出て帰宅。オフロードトレックがプチツーリングに変わったが致し方ない。長男のV7の感想は、「セローよりは乗りやすい。音は面白いが、振動が凄いのがダメ。」マルチに慣れたらV7は癖のあるバイクになるらしい。改造後初めてのオイル交換オドメーターよりトリップメーターの数の方が多いバカヤローな中華メーター鷲羽山スカイライン瀬戸大橋を望む児島吹上
2020.08.17
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TLR125のタイヤが歪んでいるので、直す事にした。タイヤを一旦外す事も考えてタイヤレバーを用意したのだが、ネットでの評判はスプーン型が圧倒的に楽で、失敗も少ないと書かれているので、この際、購入してみる事にした。持ち運びはしないので、一番長い37cmのスプーン型3本とプロテクター4セット入りを購入、2,699円と手頃な値段だった。リアブレーキロッドを取り外し、アクスルナットを緩めておき、足踏式のリフトスタンドをアンダーガードの下に滑り込ませ、車体を持ち上げる。アクスルシャフトを抜いてリアホイール外す。ホイールを床に寝かせ、タイヤの空気を抜いてサイドのラインが均等に見えるようにタイヤの位置を決めて行く。動きが渋い所はタイヤレバーを使う。何とか修正出来たようなので車体にホイールを取り付けてみたが、修正した反対側がズレていた。やり直しである。両方を均等に合わすのは非常に難しい。合わしたつもりでも空気を入れるとまたズレてしまうのである。何年もズレたままの状態だったので、歪み癖がついているのかも知れない。それでも何回もやっている内に、前の状態よりは良くなったので、ホイールを回して見ると、タイヤがバッテリーケースに接触しなくなったので妥協する。タイヤを外さなかったので、新しいタイヤレバーの使い勝手は、分からずじまいである。スプーン型のタイヤレバ/プロテクターは1ヶ写ってない
2020.08.16
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フォルツァのSMも届いた事だし、そろそろエンジンを下ろしてみようと、マフラーを外し、リアのブレーキキャリパーも外し、ラジエターの配管やら配線も外した。残るはリンク構造と、ダンパーを兼ねる2本のエンジンマウントボルトを抜くだけである。このエンジンは上部にあるマウントボルトと後部左右にあるリアサスで吊り下げられている構造となっている。従ってエンジンを下ろすと言う事は、それに繋がるベルトプーリーケースやリアホイールまで一緒に外すと言うことである。普通のバイクのようにエンジン単体で外せないのはスクーターの宿命である。先ず、リンクの下側にあるダンパーのナットを緩めてみようと、1/2のソケットレンチの19ミリで試してみるも、全く緩まない。今度はメガネレンチで試してみるも、フロントタイヤが浮き上がるほど力を入れても緩まない。僅かに反対側のボルトの頭が動き共回りするだけである。どうもおかしいなと思ってナットをよく観察してみたら、ナットの中に細いワッシャーのようなものが見える。ロックナットだ。これが悪さをしているのかも知れない。こうなったら最後の手段で電動インパクトレンチの出番である。インパクト用の19ミリロングソケットを装着してガツンと一発やったが緩まない。ガガガガガと連続で攻撃しても反対側のボルトの頭が少し共回りするだけで緩む気配がない。ナットもボルトもカウルに覆われた車体の下なのでサビ一つ無く、ピカピカ光っているので、固着は無いと思われる。今まで幾ら固く締められていたナットでもインパクレンチで緩まなかった事は一度も無い。この先このナットを緩める方策が見つからないのだ。ダンパーのナットは諦めて、リンクのナットに挑戦してみる。このナットも同じく19ミリのロックナットを使用しているので、今度はいきなりインパクレンチで回してみるもこれも緩まない。反対側のボルトが共回りしているだけだ。困った事だ。反対側のボルトの頭を押さえようと、するが手が届かないので、車体に後ろ向きに跨がって試してみるも体勢が悪く敢えなく断念。夕方になって写真屋がランニングの途中に休憩に寄ったので、これ幸いとメガネレンチでボルトの頭を押さえて貰い、反対側からインパクトレンチの連続攻撃を仕掛けるとやっと緩んで外す事が出来たが、ダンパーのナットはどうやっても緩める事が出来なかった。SMを見ると分解している写真が添えられているので分解出来る筈である。何で緩まないのだろうそれが分からない。マフラー、ブレーキキャリパー、配管、配線を外した車体リンク上部の取り付け取り付けロックナットどうやっても緩まないダンパー取り付けロックナット
2020.08.09
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V7ドンキーの車検が迫って来たので、天気予報で降水確率の一番低い日を選んだら8月6日と出た。ネットで予約を入れて簡単な整備を行う。ブレーキは前後共パッドの残量もあるし、フルードの変色もないので、今回は交換を見送った。タイヤはフロントの純正のピレリが減ってはいるが、車検には通る溝の深さがあるので交換はもう少し先にする。リアは新品同様なので問題ない。タイヤの空気圧はかなり減っていたので規定のフロント2.2気圧、リア2.4気圧に調整。OHVエンジンなので車検毎にタペット調整をするのが望ましいようだが、異音も無いので今回は見送り。アゴスチーニのステンレスマフラーは外して純正に付け替える。灯火類は問題ない。難関のヘッドライトはCIBIEに交換したので、今回は光量不足になる事はないだろうが、光軸は調整が必要だ。何時もの雨戸調整の雨戸を昨年末に取り払ってしまったので、ドンキーベースに調整場所を作る事にした。板壁から丁度5mのコンクリートの床に長さ20cmのビニールテープを貼り、バイクに跨がった状態でライトの中心(ライトステーの取り付けボルト)までの高さを測ると0.895m。0.895mー(5m×0.895m÷100)=0.850mなので、板壁の0.850mの高さに10センチ程の長さのビニールテープを貼る。バイクに跨がってコンクリート床のビニールテープにヘッドライトを合わせて、前方の壁を照射。光軸がビニールテープに合っていたらOKなのだが、5センチ程下にズレていたので、ライトをビニールテープに合わせて少し上向きにして調整完了である。前回の車検では、ヘッドライトの光量不足に泣かされたので、用心のために、180W相当のH4ハロゲンバルブとH4LEDバルブを工具と共にカバンに忍ばせた。今日は午後1時からの予約なので、40分前に出発する。持ち物は車検証、自賠責証書、納税証明書、印鑑、現金である。晴れているのは良いのだが、バイクの温度計は既に35°を表示している。流石に暑い。しかも、純正のペコペコペコと迫力の無いマフラー音が頼りない。5分前には陸運局に到着、1時前なのに係りの職員から予約番号を告げる前に書類を渡されながら説明を受けた。サービス向上になっているのか?窓口で重量税3,800円と検査登録費1,700円の計5,500円分の印紙を貼って貰って検査レーンへ向かう。今回の心配事はヘッドライトの光軸調整のみだが、たぶん大丈夫だろうと変な自信があった。バイク専用レーンには誰もおらず、直ぐに検査となった。灯火類OK、右のマフラーに測定器を突っ込んで排ガス測定。ところが何と×。なんで?マフラーは純正に戻しているのに?係員に聞いてみようとしたら「スミマセン、間違って一番厳しい数値にセットしていました。」との事。もう一度やり直してOK。スマホで写真を撮っていたら「写真はダメです。」との事。以前まではよかったのだが、厳しくなったのだろう。しかし幸先が悪い。何か悪い予感がしてきた。今回は打音検査は無く、ハンドル幅と高さを測定。すると、高さが6cm低いと言い出した。そんな事は無いだろうと言って再度測ったが6センチ低い。ミニカウルだ。純正で付いていたあの野暮ったい「7」の大きなゼッケンが書かれたカウルは直ぐに外していたのだ。前回の車検では何の問題も無く通ったのに、今回はその6cmが引っ掛かったのだ。係員は300円払って構造変更が必要との認識を示したが、前回はそんな事は言われなかったと食い下がったら、もう一度測ってくれたがやはり6cm低い、涙目になった私の顔を見て、次の車検の時にまた指摘されるかもしれないが、今回はOKとの温情を頂いた。ブレーキ、メーター誤差のテストを終え、いよいよ最後のライトテストだ。スイッチをハイにしてややエンジンを吹かしながら測定器の表示パネルを凝視する。光量はある。何せCIBIEだ。大丈夫だ。必ず合格する。だが、結果は敢えなく×。「光軸が20上です。」との事。「ライトを触っても良いか。」と聞くとOKとの事。少し上向きにして測定するも×。よく聞いてみると20上とは光軸が中心より上側に当たっていると言う事だそうだ。それなら下向きにしなければならないのに更に上向きにしたので全くダメ。もう一度調整をやり直して、2回目のトライを行う事となる。大体の当たりをつけて微妙に調整して測定するも×。これは想定内、20上との事なので、ライトを僅か下げて見るが×。係員に汗と鼻汁と涙目になって懇願するような顔を向けて微調整を行うと再度テストしてくれた。結果はOKであった。やれやれである。テスター屋へ持ち込まずに何とか切り抜けたので助かったが、検査員の温情があったればこそである。泣きながら感謝したい。車検証を貰って一目散に退散する。ドンキーベースに帰って、光軸をビニールテープの印に合わせてみたら、かなり上を照射していた。印を下げて貼り直す。計算式が間違っていたのか、私の施行が悪かったのか分からないがこれで次回の光軸調整は大丈夫だろうと思える。いや、思いたい。アゴスチーニのマフラー床に貼った5mラインビニールテープの印に光軸を合わせる合格通知を貰っての帰途ドンキーベースに到着して一件落着のV7ドンキー
2020.08.07
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大阪難波のファクトリーギアではトルクレンチの他にエンドカッティングニッパーも購入した。この形式のニッパーは以前KTCの物を持っていたのであるが、昨年の冬にネジザウルスと共にドンキーベースで使用したのが最後で、それ以来行方が分からなくなり、事あるごとに探していたのだが、もう探す場所も無くなり、諦めていた。色々な工事の職人さんが出入りしていたので、間違って持って帰ってしまったのかも知れない。エンドカッティングニッパーは針金や配線を真っ直ぐにいとも簡単に切断出来るので、重宝していたのだが、無くなると不便極まりない。丁度クニペックスで同じ物があったので購入した。クニペックスはドイツのメーカーで、掴み物では世界一の信頼と使い易さを誇るメーカーだ。店員に聞くとやはり切れ味が他のメーカーの物とは一味違うらしい。クニペックスブランドは電工ペンチでその使い易さは実証済みであるので、これから使うのが楽しみである。現在所有する工具は最低限の物で、ホームセンターの安売りや100均の物の物もあるが、コンビネーション2本はスナップオン、サイズ違いのコンビネーション2本とプラスドライバーはネプロス、タガネと六角レンチセットはPB、そして電工ペンチとエンドカッティングニッパーはクニペックスとブランド品も少ないが所有している。ブランド工具は高価であるがそれなりによく考えられており、使い込んでも傷が付いたり錆びたりしないので、所有欲は満たすが、全てを揃えるには無理がある。厳選して買うべきであろう。クニペックスのエンドカッティングニッパー
2020.07.29
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前々から何時かは手に入れたいと思っていた工具にトルクレンチがある。重要部であるエンジンや駆動系を組み立てるのはメーカー指定トルクで締めないと不具合が起こったり時には危険な場合もあるので、きっちりとトルク管理をするのが望ましい事は分かっていたのであるが、高価であるし使用するのが面倒なので購入をためらっていたのである。ところが、先日妻がコロナ感染者が段々と増えている大阪へクルマで連れて行けという。私は「コロナがいるのでイヤだ。」と何回も断ったのだが、今日はやけにしつこい。結局長い押し問答の末、帰りに岡山の料理屋で一杯やるという事で折り合いがついた。その時間が何と既に昼の12時を回っていたのである。今日の夕刻までには岡山の料理屋まで辿り付かないと、旨い酒が飲めないので、クルマは妻のデミオにした。吉備SAで「すわきのラーメン」をかき込んでノンストップで走り丁度3時に西淀川の目的地に到着。用事が早く終わったので、難波にある工具専門店であるファクトリーギア難波店を覗いて見ることにした。この店は以前V7ドンキーの車載用にモンキーレンチを買っており、店員の知識も去ることながら、工具の種類が多く、スナップオン、ネプロス、バーコ、クニペックスなどなど有名ブランドが揃えてある。路上パーキングにクルマを駐めて、マスク着用の上速攻で物色していたら、DeeN(ディーン)のトルクレンチを見つけた。トルクレンチは信頼の東日製を買おうかと思っていたのだが、10~40ニュートンまでとなっていたので、躊躇していたのだが、ディーンは10~70ニュートンまでとなっていたので、即購入となった。ディーンは台湾のメーカーであるが、精度も高く、ブランド工具と比べても遜色がない。トルクレンチの値段も東日製とあまり変わらない。店員の話によるとスプリングはドイツ製を使っているとの事。ヘッドが抜けるので、反対に挿し込むと逆ネジにも対応する細やかさが有り難い。トルク管理を完璧に行おうとすると、レンチは2本必要となる。バイクで使用するなら大体5~40ニュートンあたりまでが多いので、それ以上は別にもう1本必要になるという事であるが、当分は70ニュートン以上の物はカンの手締めに頼る事にしよう。買う物は買ったので、大阪から逃げるように最寄りの阪神高速に乗って飛ばす。山陽道もデミオのディーゼルが唸りを上げる。速いベンツにつられて、休憩無しで備前まで到着。ブルーラインを経由して岡山の街に入る予定だったが、R2の合流地点から1キロ程手前から夕方の渋滞に捕まった。こんな時間に通った事が無かったのでビックリ。料理屋に着いたら7時前になっていた。サワラの刺身、干し鮎の焼き物、季節の炊き合わせなどをアテにキリンの一番絞りと新見の三光正宗を女将の酌で一杯やって妻の運転で帰ったのは言うまでもない。ディーンのトルクレンチ
2020.07.26
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フォルツァのサービスマニュアルがヤフオクに800円ほどで出ていたので、早速入札。終了日まで5日もあるので、毎日チェックして競合者がいると、直ぐさま最高入札額を更新して対処しつつ終了日の夜を迎えた。その日はNHKのコロナの感染状況を見ながら、アジのタタキ、カボチャの煮付け、素麺入り味噌汁のアテで地酒をしこたま飲んで、実に気分が良かったので、焼酎に手を掛けようとしたが、フト我に返って入札の事を思い出した。何時かの失敗は二度と繰り返さないのだ。我ながら流石である。学習したのだ。妻に9時45分の終了時間に間に合うようにスマホのアラームのセットを指示し、食卓にノートPCを運び込み体勢を整えた。ヤフオクの画面をチェックすると2,000円程で私が最高落札者に変わりは無い。今日の目出度い落札に用意周到抜かりは無いのだ。しかし、定刻にはまだ時間がある。普段なら布団に入って酒場放浪記などを見ているのだが、妻と娘が「半沢直樹の10倍返しだ!」のビデオを見始めたので、つられて見ていると一番面白い所で、妻のスマホのアラームが鳴った。今回は5分前に安全装置を仕掛けているのだ。早速PCに目をやると入札額が更新されている。直ぐさま入札するも更新額が多めに設定されているため時間が掛かる。やっと最高額を更新するもまたその上を越される。値段は既に3,500円を超えているが敵もしつこい。1分前になって相手の入札が止まった。やれやれ、やっと諦めてくれたか。よしよしと思いビデオに目をやると最高潮の100倍返し!が出たところだった。メールを見ると「あなたが最高入札者です」の文字のままゴールを迎えた。こちらも100倍返しだ!何の問題も無い。早速金の支払いを終えようとおもむろにオークション画面を見たら、信じられない光景が目に映った。「他の人が最高入札額を更新しました」の文字が…。終了直前に滑り込み入札が行われたのだ。それなら延長戦がある筈だが、その設定は無かったようだ。半沢直樹ごときにうつつを抜かしている内にサービスマニュアルが手元からスルリとこぼれ落ちてしまったのだ。何と言う不覚。半沢直樹もどんでん返しで左遷されてビデオも終わったので、ヤケ酒を煽って寝た。後日、フォルツァのサービスマニュアルは1人の競合も無く、4,450円と送料210円で落札出来たのでやっと溜飲が下がった。8月になったらエンジンを開けてみるとするか。フォルツァのサービスマニュアル
2020.07.21
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