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シンクの排水設備が完了したので、給水設備の取り付けに掛かる。ポリタンクから水を組み上げるポンプは100V、12V、乾電池、USBと様々あるが、エンジン停止状態でも使える乾電池が理想なので、数年前に灯油用電動給油ポンプを購入していたので、このポンプを利用しての設備を考えてみた。このポンプの良い所はポリタンクの中に入れる給水ホースを留めるキャップがポリタンクのキャップと同じなので、蓋を回し締めするだけでキッチリ密閉され水漏れの心配がない所である。難点は排出口がプラの筒なので、水道器具を直接取り付ける事が出来ない事と灯油用なので水の排出量が多い事である。ホームセンターで水道用の継ぎ手部品を物色すると塩ビの雄ネジ継ぎ手が見つかった。ノズルに接続する側の内径を0.5㎜ほど削れば何とかなりそうである。ネジは水道用なので、この継ぎ手に直接給水栓が接続できるのだ。製作中のギャレーは1箇所制約がある。使用しない時はギャレーの上は天板で覆われシンクやコンロが一切見えず、天板を開くと裏側がテーブルになる仕組みとするために、シンクに懸かる給水パイプは天板の開閉時の接触を防ぐために360°回転しなければならないのである。したがって鶴首自在給水栓がベストマッチとなる。塩ビ継ぎ手の内径をドリルで拡張してノズルに挿し込むとピッタリだ。本組みの時には接着剤を塗れば水漏れは無いだろう。しかし、ここで大きな問題に気が付いた。灯油用電動給油ポンプは給油中に灯油が溢れるのを防ぐ為に、油面がノズルの先のセンサーに触れると給油をストップする仕組みになっているので、給水中にスイッチをOFFにするとパイプの中の水が止まって再始動出来ない事になる。それでは使えないので、センサーの配線をカットしようと考えた。しかし配線をカットしたらモーターも動かない可能性がある。分解出来ないので中の配線を確認する事は出来ない。ここは一つ運任せで意を決してカットしたら…。結果は撃沈である。モーターが動かない。灯油用電動給油ポンプを給水ポンプにする夢は儚くも散ってしまった。仕方がないのでamazonで給水ポンプを探したら、USB接続でガロンボトルにねじ込んで使用する給水器は幾つもあったが、どれも排水パイプが固定なので本体その物を回転さす必要があり、細工が難しい。更に調べると釣りなどの際に手を洗う携帯用の給水器が見つかった。乾電池式で鶴首の排水ノズルは360°回転可能。単三電池8本使用はビックリだが、8本だと12Vとなるので改造すればクルマのバッテリー駆動も出来そうである。品質は中華品質なので、それなりだが、本体の底面が平面なので、両面テープなどで安易に固定出来る。ポリタンクのキャップと同じ取り付け口灯油用電動給油ポンプのノズル塩ビの継ぎ手を接続したノズルノズルに仕込まれたセンサーの配線を切ったら壊れたamazonで購入した魚釣用給水器1,980円全梱包物/中央の杭は地面に挿して使用する時の物なので必要無い単三乾電池8本が入る本体
2022.02.06
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ギャレーの形が出来て来たので、シンクの取り付けに掛かる。取り付けるシンクはamazonで中華製を4,880円で購入した。当初は100均の30cm径の200円ステンレスボールを使用しようと考えたが、穴開け加工と排水ソケットの溶接又はハンダ付けが必要となり、ソケットや排水パイプなどを揃えると、セット物を買うのとあまり変わらない金額になるので、amazonで探した中で一番小さな角形シンク(内寸L320×W270×H150)を選んだ。届いたシンクは一応ステンレスだったが、薄くペコペコだ。排水穴などは鋭利な刃物のように尖っており、触ると指が切れそうだ。排水パイプもビニールの材質が劣悪だし、パッキンは硬くお粗末でオマケに径が少し大きい。この調子だと水漏れも覚悟しながら、組み立てて水を流してみたら、水漏れは無さそうだ。何とか使えそうなので、12㎜のコンパネを内装の形に削って更にシンクが入る形にくり抜いてギャレーにセット。ポリタンクとシンクの天端までの空間が勿体ないので、8㎜の棚板も取り付けた。ギャレーの側面板にビスを打つと見た目が悪いので、側面板の内側に小さな角材を打ち付けその上にシンクの天端板や棚板を乗せて結合する方法をとったので、時間が掛かる。レベルで水平を見ながら1つ1つ間違えないようにゆっくりと仕上げて行く。中華製シンクの内側(一応水溜め用の蓋と水切りカゴも付いている)裏側と排水ソケットとパイプギャレーに取り付けたシンク棚板を取り付けたギャレーポリタンクへ繋がる排水ホース
2022.02.03
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一番難しいであろうギャレーの製作から取り掛かる事にした。数年前に作ろうと思っていたのだが、考えれば考える程面倒になって挫折した難関である。ギャレーの設置場所の最後部は内張りが曲がり込んで湾曲しておりタイヤハウスやシートを移動させる装置など邪魔な物がてんこ盛りで、簡単に四角の箱を置くだけでも苦労する。しかし、どうせ作るなら車体に合わせたオーダーメードのような美しさが欲しい所なので妥協したくない。10Lの給水タンクを最小幅で置くにはシンクとの関係でギャレーの最後部しかなく、その位置を基準に大まかに採寸すると幅1000㎜、奥行き最大で400㎜、高さ630㎜と出た。ホームセンターで材料を物色すると、幅400㎜の板材はパイン集成材と桐集成材とがあった。パインを使用した方がガッチリと頑丈に作れるのは分かっているのであるが、取り外す時になるべく軽量にしたいのと、車体の内側の凸凹に合わせて削る容易さを考慮して桐集成材13×350×910を2枚、13×400×910を1枚購入。いきなりカットすると失敗した時に取り返しがつかないので、段ボールを使って大凡の型取りを行い、その型を側面板に書き写し、更に慎重を期して書き写したラインよりも少し大きめにジグソーでカットした。後はグラインダーに取り付けたディスクペーパーで内張りとの接点を鉛筆でマークを付けて少しずつ削っては合わせを繰り返し、レベルを当てて現物合わせで仕上げて行くのだがこれがやたらと時間が掛かる。それでも桐材なので削りは早いのが救いであるパイン材だともっと時間が掛かるだろう。やっと車体の湾曲に合わせて後部(左側)の1枚が完成したのだが、ここで重大なミスに気が付いた。クルマの床にレベルを当ててみたらクルマがかなり傾いているではないか。カーポートの下にはバラスを敷いているのだが、左後輪辺りは屋根の水が落ちて少し掘れてしまっているのでクルマは予想以上に傾いているのに気づかなかったのだ。痛恨のエラーである。ギャレーを車内に設置する作業は素人にはなかなか難しい。平面が出ている場所の確保から問題になってしまう。仕方がないので場所を移動してレベルを見ながら許容範囲の平面を探して駐車。側面板を更に修正してやっと完成。翌日はギャレー右側の側面板の製作に掛かる。この場所は床の凸凹とタイヤハウス、内張りに2箇所ある凸凹を削る必要があり一番面倒と思えたが、要領が分かって来たので仕切り板と合わせて1日で完成した。左側面板は床から外れた所に設置となったので、左右の側面板は基準点が10㎜以上違っている。この事は見越していたので、上部は後からカットするため少し長めにして置いた。側面板の上部を切り揃えるためには基準点が異なる場所からの位置出しが必要となる。レーザー水準器があれば一発で位置出しが出来るのだが、そんな高価な物は持っていないので、半透明の散水ホースの余りに水を入れて簡易水盛り装置を作って位置出しを行い、左右の側面板の上部を同じ高さに切り揃えた。難関の側面板と仕切り板が出来たので、角材で連結するために、前面下部を材の厚み分切り取ったのだが、そこで第2のうっかり八兵衛をやらかした。右の側面板の上下を間違えて切り落としてしまったのだ。覆水盆に返らず、やっちまった。がっかりである。この部分は角を丸く落として美しく仕上げる予定だったのに!一番よく目立つ所がカクカクの切れ込み跡になってしまった。無念である。後部/左側面板前部/右側面板ギャレーを固定するためにフレームに接続された2本のボルト角材でギャレーを固定散水ホースの簡易水盛り装置角材で固定した側面板と仕切り板残念な前部/右側面板
2022.01.31
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世の中コロナで行楽も思うように出来ない状態になって久しい。昨年末には感染者もかなり少なくなっていたのだが、ここに来てオミクロンなる変異株が広がり大手を振って何処にも行けない状態である。このような中、巷ではぼっちキャンプや車中泊が大流行である。と、言う事で今年は工作車(ボンゴフレンディー)を車中泊仕様に改造して遊ぶ事にした。そもそもこのクルマは平成13年に4年落ちで購入した際、3列目のシートが外されギャレーが設置された8ナンバーであった。購入当時は人や荷物を載せる必要があったのでギャレーを外して貰い、シートも取り付け3ナンバーで登録したのであるが、今となっては取得が難しくなった8ナンバーのままにしておけば良かったと後悔している。とは言え元々キャンピングカーとしての機能であるAFT(オートフリートップ)、フルフラットシート&対面シート、電動ブラインド、フルタイム4WDなどを装備しているので、新たにギャレーを設置すれば快適に車中泊も出来る筈である。今回の改造のコンセプトは車中泊もバイクを乗せるトランポとしても使えるマルチユースカーである。1.2列目シートはそのままで、3列目シートを取り払いギャレーを設置。ギャレーは簡単に取り外し可能とし、車検対応とする。2.2列目シートを前方にスライドさせ、分割シートの右側の背もたれを倒してフラットにした状態と同じ高さにギャレーと対面するソファーを設置。3.3列目の窓に換気扇を設置。4.フロントガラスと運転席、助手席に目隠しを設置。5.2列目シートをスライドドアから運び出し、ソファーを撤去する事により、バイク1台を積載可能とする。実は数年前にギャレーの設置を試みて、内装2箇所に穴を開け、内部のフレームを利用してボルト2本が取り付けられるように細工をしており、カセットコンロ、灯油用電動給油ポンプ、10Lポリタンク2ヶも用意してあるのだ。クルマを調べてギャレーを左右どちらに設置するか検討に入る。バイクを積載するとなると、ギャレーは右側にあった方が良いような気がする。このクルマの窓はヒンジレバー起こす事により方側だけ5センチほど開くようになっているが、左側の窓は固定式の金具が取り付けられており、窓を開ける事が出来なくしている。何で?クルマを買ってから初めて知った事実である。良く考えてみると、左側はスライドドアがあるので、開けた時に後の窓が斜め開いていたら接触する可能性があるので締め殺しにしているのではないかと思われる。そうなるとギャレーは右側にしか設置出来ないという事になる。右側に設置する段取りをしていてシートの分割に気が付いた2列目のシートは6対4で分割され右側が広いので、居住スペースは右側の方が良いし、左側の分割シートをフラットにするとスライドドアからの出入りが出来ないのだ。換気扇の取付は少し考えがあるので、ギャレーは左側と決定。ボンゴフレンディーのマツダ純正キャンピング仕様車のカタログを見てもギャレーは左側に付いている。冒頭から大間違いを起こす所だった。先が思いやられそうである。イワタニの卓上カセットガスコンロ灯油用電動給油ポンプ10Lのポリタンク(給水用と排水用)
2022.01.29
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工作車の室内蛍光灯以外を全てLEDに換装したので、蛍光灯の暗さが余計目立つようになった。ここまで来たらどうしても明るくしたくなり、何か良い方策はない物かと考えていたら、LED蛍光灯が頭に浮かんだ。しかし、蛍光灯をLEDに変えるには安定器を変えたり、バイパス工事を行わなければならないとされているが、工事をしないでLED管を取り付けると、不具合も起こるようだ。①安定器に通電され続けるので無駄な電気を使う。②「ちらつき」など安定器の劣化サインが分からなくなり、最悪の場合発火の恐れがある。③安定器が壊れれば点灯しなくなる。上記の理由等であるが、車内の室内灯なので、長時間点ける事も無いし、点灯時は必ずその場にいるので、危険な事は無いだろうと思い、ネットで探してみた。探してみたが6形21cmという特殊なLED蛍光灯はなかなか見つからない。が、とうとうメルカリで見つけた。6形21cm4W/LED直管(AC100ー277V 50/60Hz両側給電4W 5000K)1本1,980円の仏壇用である。仏壇用という所が泣かせる。ちと高いが特殊なサイズなので仕方のない所である。届いたLEDは純正のTOSHIBAの物より径が少し太く、両端5cmほどプラのカバーが付いている。長さは21cmと同じなので早速取り付けを試みたが、径が太い分反射板兼遮熱板の鉄板に当たって、口金が端子の適正位置まであと数ミリという所で押し込めない。これは困った。両端に取り付けられているプラのカバーが外れないものかと、調べてみたら、口金辺りから一体となっており、外す事は不可能と分かったので、削ってみようかとも思ったが、壊れる可能性大なので止めにして、蛍光灯のプラカバーが当たる箇所の遮熱板とプラのハウジングに逃げの切り落としを行う事にした。ハウジングからプラのリベット留めされた遮熱板を何とか外し、グラインダーとヤスリで逃げの切り落としを行う。ハウジングも同様、切り落とした遮熱板の形にドリルで穴開けを行い糸鋸で切断、ヤスリ掛けをして組み立てた。これで数ミリは逃げが出来たので、何とかセット出来るだろう。遮熱板とハウジングを切り落とした箇所は蛍光灯カバーが基盤の裏側に接触するほど近いが、LEDなので基盤に損傷を与える程の発熱量はないであろう。狙い通り数ミリの逃げのお蔭で口金を端子の適正位置まで押し込む事ができたので、天井に取り付けスイッチを入れてみると、見事点灯。しかも明るい。蛍光灯の何倍も明るいように感じる。純正の室内蛍光灯はグロー球が付いておらず、インバーターで作動するようになっているが、スイッチがONになっても蛍光灯特有のタイムラグで点灯するのに時間が掛かっていたが、LEDではサイドドアが動くと同時に点灯するのは有り難い。これでやっと車内全ての灯火をLEDに換装する事ができたので、牡蠣鍋をアテに清酒燦然で心地よい祝杯を挙げる事が出来た。純正の蛍光灯(上)と仏壇用LED蛍光灯(下)切り落とし加工を施した遮熱板とハウジングハウジングの端子に適正にセットされたLED蛍光灯数倍の明るさで輝く室内灯
2021.12.13
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室内蛍光灯のLED換装に撃沈を食らい失意の中、折角買ったフラットLEDを少しでも使用して元を取るべく他の箇所の換装に取り掛かる事にした。最初は後部左にあるトランク灯だ。ドライバーの先で、カバーの爪がある部分をこじると簡単に外れた。それもその筈、反対側にあった爪の一つがポロリと落ちて来た。どうも外す前から折れていたようである。不吉な予感がする。このランプは花綱球なので、花綱アダプターにフラットLEDを繋いで取り付けるも光らない。LEDは極性があるので、左右を反対にして組み込むと点灯した。明るい。凄く明るい。花綱球の5倍ほど明るいように感じる。小さなハウジングの中に壊れないようにアダプターと配線を入れ込むにのに気を使ったが、フラットLEDの裏はシールになっているので、何とか取付が出来た。次は前席のマップランプである。ハウジングにレンズがピッタリと嵌め込まれており、ドライバーの先を差し入れる事が出来ない。少し力を掛けると滑って内張りに小さな穴が開いた。それでも懲りずに続けていたら穴は3つに、極めつけは運転席のサンバイザーの横に抉るような大きな傷が出来たのを機に作業ストップ。止めときゃよかった。が、後の祭り。覆水盆に返らず。心が折れた。それでも懲りずに精密ドライバーを取りに行って、意地になって再挑戦。プラのハウジングの縁をガタガタにしながらやっとレンズを外した。ここはT10型ウエッジ球が2ヶ取り付けられていたので、T10アダプターにフラットLEDを繋いで取り付けを試みるも、中央が空洞のため、シールが貼れない。仕方がないのでハウジングの縁に僅かに掛かるように貼りつける事にした。何れ剥がれて落ちたとしても、LEDは発熱量が少ないので、レンズの内側で接していても発火の危険は無いだろう。点灯テストをしてみたら、T10球の10倍程の明るさに思える程明るい。運転席の小物まで昼間のように見える。最後はオートフリートップの室内灯だ。オートフリートップを持ち上げてレンズを外してみると此処は花綱球だった。このハウジングが一番大きくLEDを貼る場所もあったので、花綱アダプターにフラットLEDを繋いで簡単に取り付ける事が出来た。これで、中央の室内蛍光灯以外は全てLEDに換装する事が出来たのであるが、一番肝心な所はそのままなのが心残りである。左後部にあるトランク灯レンズを外すと花綱球が見える花綱アダプターをセットしたハウジングフラットLEDを貼りつけたハウジング大光量を放つLED前席のT10ウエッジ球仕様となるハウジングとドライバーの先で傷ついた内張りフラットLEDを2枚取り付けたハウジング眩しい位の明るさになったマップランプフラットLEDを取り付けたオートフリートップの天井ライトハウジング明るく光るLED
2021.12.11
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工作車(ボンゴフレンディ)の室内灯が暗いと常々思っていたのだが、中央にある室内灯は蛍光灯なので、LEDに交換するのは無理だと思い込んでいた。ところがネットでボンゴフレンディの蛍光灯の配線を繋ぎ変えてLED化している強者の記事を見つけた。スイッチに繋がる基板のプラスとマイナス配線を外してLEDに繋ぎ変えるだけで、簡単な作業に見えたのでやってみる事にした。記事ではエーモンのフラットLEDを4連装していたが、1ヶ600円程するので、同様の中華品をamazonで探したら、10ヶ入り1,499円なる格安品を見つけた。しかも、T10と花綱球変換アダプターも各10ヶ入りのセットとなっているので、室内蛍光灯は勿論の事、前席のマップランプ2箇所と後部のトランク灯とオートフリートップの室内灯全てLEDに交換する事が出来るのだ。これは凄い。見事なまでの低コストパフォーマンスに喜び勇んで速攻で発注した。レビューには「アダプターが同梱されていなかった。」との怒りの投稿も複数あったので、少しの不安もあったが、届いたセットは説明通り、全て10セット揃っていたので一安心。早速、室内蛍光灯のカバーを外してみると、直管の蛍光管(6形21センチ6W)が顔を出した。嫌な予感。ネットの写真と違う。ネットではU字管となっているのだ。クルマの年式による相違だろうと思い、3本のビスを抜いてそのまま天井から取り外し、配線のカプラを抜けばハウジングごと簡単に取り外す事ができた。クルマから持ち帰って机の上でバラしてみると、インバーターの辺りは良く似ているが、スイッチの裏側が全く違う。スイッチの基板から伸びる配線などは無く、スイッチの足が基板に直接取り付けられているではないか。これでは電気素人には手も足も出ない。大破撃沈である。折角買ったLEDセットも無駄になってしまった。何故先に取り外して確認しなかったのかの後悔をアテに酒を飲むしかない。フラットLED、 T10変換アダプター、花綱変換アダプターの各10ヶセット6形/6Wの直管蛍光管ネット写真のU字蛍光管ハウジングはビス3本とカプラを抜けば天井から簡単に取り外せるハウジングの裏側中央の小さなビス1本を抜くと基盤が外れる基盤に直付けされたスイッチの足ネット写真のスイッチの裏に繋がる配線
2021.12.09
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今年最後になるであろう笏取り虫ツーリングが11月5日(金)仏滅の良き日に華々しく執行されたのであるが、皆さん忙しい日にあたり、参加者は岡さんハーレー、入さんBMWとV7ドンキーの3名だけになってしまった。県南からはV7ドンキーのみの参加なので、高速クルージング道路の予定を変更して、集合場所である蒜山の鬼女台展望駐車場までの最短ルートをGoogleMapで調べてみたら予想外の結果となった。中庄から総社を抜けR180を少し走り日羽から県道57、78を繋ぎ巨瀬からR313を少し走り多和山トンネルを抜けて再び県道78で豊永へ、山を下って県道320で満奇洞を通って北上、豊永赤馬から大佐に抜け、県道58を更に北上、坂路峠を越え新庄でR181を少し走り再び県道58を北上、野土路トンネルを抜け蒜山へ、蒜山大山スカイラインで鬼女台展望駐車場というルートだ。最短ルートは何と新見市大佐を通るルートで、今まで考えもしなかったこのルートを地図上で見ると見事に蒜山まで一直線となっているではないか。しかし、目的地までの距離は高速を使うルートが123㎞に対して最短ルートは120㎞、僅か3㎞の差でしかない。時間にすると高速が1時間41分で最短ルートが2時間50分と出た。やはり最短ルートは細いクネクネ道も入っているので、距離も伸びるし時間もかかるようであるが、どんな道なのか面白そうだし、体験してみたくなって最短ルートで決行する事とした。GoogleMapの時間では2時間50分となっているが、朝の渋滞を予想し少し余裕をみて7時45分に出発した。抜け道を通った事もあり朝の渋滞は殆ど関係なく、日羽の県道57へ分岐して快適なワインディングを楽しみながらも、少し抑え気味に走る。日羽谷川添いのモミジの紅葉が始まりかけており、見事な赤に染まりつつある景色を眺めつつ北上する。県道78から巨瀬に向けて下って行くと、前方に真っ白な霧が立ち込めている。間も無くその霧の中に突入、とたんにヘルメットのシールドが曇って前が見にくい。手袋で曇りを拭きつつR313を北上。多和山トンネルに差し掛かる頃には霧も晴れ、再び新見方面へ向かう県道78へ分岐。この道は初めてだったが以外と広く豊永までは走りやすい。この頃になると手が冷たくなり、エンジンを触って暖を取りながら走る。冬用手袋にしておけば良かったと後悔。高地の豊永からの下りは狭路となり県道320へ分岐する。この道沿いには満奇洞があり、県内では井倉洞と共に有名な鍾乳洞であるため、道路や駐車場も整備されているが、満奇洞を過ぎると道は極端に細くなり、スマホナビはUターンを指示しだす始末。休憩を兼ねてエンジンを停止し、地図でルートの確認をするが、地図上では大佐に抜ける道に繋がっているようだが、細い道が細かく分岐していて、どの道を通って良いのか判断に苦しむ。ナビの指示通りにUターンも視野に考えていると、前方からシニアカーに乗った耳の遠そうなノーマスクの「爺さま」がやって来たので、大佐への道を尋ねると、谷に沿って上れば行けるとの明確な回答を得た。クルマがやっと通れる程の田舎道の険道(県道)を進み、大字の地名が書いてある看板を勘で選びながら誰もいない山中をゆっくりと走るのは不安であったが、やがて大佐に繋がる県道58に出た。道路も広くなったので刑部まで一気に下り、姫新線の踏切を越えれば見慣れた大佐の町に到着だ。集合時間にはまだ1時間30分もあるので、大佐神社に参拝して旅の安全を祈り、たまたま居合わせた宮司の奥さんに新庄に抜ける県道58の坂路峠の冬季閉鎖の情報を尋ねるが通った事が無いとのこと。県道58を暫く走ると新庄への標識が出た。小さな橋を渡ると、いきなり険道(県道)の始まりである。舗装はされているが、クルマ一台がやっと通れる程の道には至る所に落ち葉や苔があり滑りやすいので、自然とスローペースになるのは仕方がない。坂路峠の頂上には県道58の標識が新見市側と新庄村側に2つ設置されていたが、これって無駄じゃね。新庄に下ると道幅が広くなり、R181の道の駅がいせん桜新庄宿に出る。直ぐに県道58を蒜山方面に分岐して野土路トンネルを抜けると蒜山三座が見渡せる蒜山高原へ到着である。数十年前未だ蒜山が開発されていない頃は、茅が沢山生えていた事から茅部野と言っていたと聞いている。トンネルを抜けた場所はその話しを具現化するかのように夥しい茅の群生地となっており、白い穂が風に靡く風景は独特のものがある。坂を下って集落のある付近に徳山神社が見える。境内のイチョウの黄とモミジの赤のコントラストが俄然目を引く。帰着してテレビを見ていたら丁度、徳山神社の紅葉を放送していたので、今日はNHKも取材に来ていたのだろう。集合時間には少し早いので、道の駅風の家でトイレ休憩としたのだが、駐車場にはクルマが満車状態で、観光客は名物の蒜山大根を買って帰っている。紅葉シーズンとは言え平日を狙って来たのに、予想外の人出の多さに閉口気味である。少し早いが、集合場所の鬼女台展望駐車場に向かう事にして、蒜山大山スカイラインに入ると黄色く色づいたブナ林に歓迎を受けたのだが、空の雲行きが怪しい。真っ黒な雲が行く手を覆っている。まさかの雨か?今日は絶対に降らないと思いカッパは家に置いて来てしまっているのだ。雨が降り出したら何処に避難しようかと考えながら、鬼女台展望駐車場に近づくも何とか大丈夫のようだ。それよりも駐車場への道がクルマで渋滞している。やはり今日は何処も人が多い。15分前に無事到着となったが、ハーレーと地元のBMWは既に到着していて、バイク専用にエリア分けされた駐車場で談笑していた。集合場所までの距離と時間が長く、かなり走った感があったが、さあ、これからがツーリングの始まりである。予定では関金町の「いわなや」でいわな定食の昼食をとって大山を一周する事になっていたが、地元の入さんが雲の様子を見て、「いわなや」方面は雨との予知で計画を変更する事にした。何でも山陰方面が降水確率30%以上の時の大山は殆ど雨が降るそうだ。流石西日本最高峰の大山、天気は常に急変するのだ。その後もBMWのアクスルシャフトの交換だの、ハーレーの大きなモニターにはナビが表示出来ないだの、うだうだ話しながら、入さんに地元の混んでいなくて美味しい店を予約してもらい、蒜山にUターンする事となった。入さん行きつけの店はR482沿いの高原亭だ。名物の蒜山焼きそばから、ジンギスカン、ラーメンまで何でも揃う食堂だ。蒜山焼きそばを食す事に決めていたのだが、焼き台のある個室に通されたので、注文したのはジンギスカン定食だった。サービスのコーヒーを飲んで腹も膨れたので大山にアタックする事にしたのだが、雨を警戒してR482を江府町方面に走り県道315に分岐し、奥大山スキー場を通って西側から鍵掛峠を目指す事にした。大山環状道路に入ると通行量が増え小さなパーキングは何処も飽和状態である。見事に黄色く染まったブナのトンネルは圧巻だ。手にカメラを持った中年や老人ばかりがやたらと目に付く。鍵掛峠の手前まで来たら渋滞が発生していた。鍵掛峠は大山を撮影する一番の人気スポットなので、紅葉を愛でに来た人は必ず寄りたいパーキングであるが、如何せんトリッキーな峠にあるので駐車場が狭くどうにもならない。道幅も狭いので路駐も出来ないので諦めて通過するクルマも多い。それを見越して空き地にバイクを駐めて鍵掛峠まで歩いたのは正解。クルマどころか、バイク1台駐める隙間もない位混んでいたが、ガスや雲に隠れる事なく荒々しい大山の南壁が迫り、紅葉は過ぎたようだったが、葉の落ちた広葉樹との一体感が見る者を魅了する絶景が楽しめた。この時点でまだ14時過ぎであったが、これから大山を一周するとなると時間切れとなるので、次回の楽しみに取って置き、引き返して鏡ヶ成でコーヒータイムとする事にした。今日はBMWを先頭にして撮影スポットでは次を走るV7がホーンを鳴らして停車するという事を繰り返していたが、何時もいきなり止まるので、最後尾のハーレーは大変だったようだ。ハーレーは乗った事がないので分からないが、400㎏を越えるような巨体は駐める場所を選ばないと、身動き出来なくなるようで、特に前下がりの場所や狭い所は気を付けなければならないらしい。知らない者はバックギアが付いているのでバックすれば良いではないかと思うのだが、ハーレーのバックギアはクルマのようにシフトレバーで操作するだけではなく、ミッションに別体のバックギアを噛み合わせるために、複数の複雑な操作が必要で、慣れないとまともにバックする事すら難しいようである。クルマで例えるならV7がカローラでハーレーは10屯ダンプのようなものだ。しかし、ハーレーの良さはその辺りの操作感や重量感にあるのかも知れない。鏡ヶ成で入さんの奢りの缶コーヒーを3人揃って飲みながら、笏取り虫の由来や、1泊ツーリングの実施ついても話しが及び、長々とダラダラと16時近くまで話しが続き、来年はハーレー岡さんがテントを買って飲酒宴会キャンプツーリングをする事でお開きとなった。ハーレーは一般道、V7は蒜山ICまでBMWの先導を受け、米子道、中国道、岡山道、山陽道と乗り継ぎ、17時20分頃には無事帰着と相成った。帰りは早い。県道58号の坂路峠に向かうV7ドンキー野土路トンネルを抜けると一面のススキが目を奪うススキ野から紅葉した蒜山三座を望む鬼女台展望駐車場に駐めたV7、BMW、ハーレー今にも泣き出しそうな「いわなや」方面高原亭でのジンギスカン県道315号から大山を望むBMW越しのブナ林ハーレーとブナ林紅葉と烏ヶ山渋滞中の鍵掛峠パーキング迫力のある大山南壁紅葉と大山牧歌的雰囲気の鏡ヶ成
2021.11.06
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今年の秋は夏からいきなり冬がやって来たように寒くなり、何時ものような秋晴れで小春日和のように感じられる日が無くなってしまった。このまま閉じこもっていては、キャンプに出掛ける日を逸してしまいそうなので、無理やり時間を作って決行する事にした。その代償として、出発は午後2時、帰着は翌日の午前11時というトリッキーな時間設定となってしまった。この時間の中で1泊2日のキャンプツーリングを行うとなれば、近くで、比較的暖かい瀬戸内海沿岸が理想である。探してみると赤穂にある丸山県民サンビーチキャンプ場が目に止まった。距離も丁度良いし、見近島と同じでトイレ、炊事棟を完備して無料なのが有り難い。今回は昨年取り付けたリアキャリアの具合をみるため、セローの出番となった。TIGRA(ティグラ)のスマホアタッチメントをV7から外すのが面倒になったので、追加で購入していたTIGRAを取り付けて出発だ。R2をブルーラインに向けて快調に走る。何時もなら渋滞するR2だがこの時間なら空いているし、気温も一番高い時間帯なので、寒くはない。工事のための交互通行が1箇所あったブルーラインも無事通過し、日生へのR250へ分岐する。今日はスマホのカーナビをB+COM SB6Xで聞いているので安心である。日生漁港を通り、寒河を抜けると兵庫県だ。赤穂はすぐそこ、神田の交差点で県道32号に分岐し、赤穂の街の南を迂回して海沿いに出ると目的地のキャンプ場だ。手前の山上に赤穂ハイツがあり、入浴のみもOKなのは有り難い。丸山県民サンビーチキャンプ場は広い駐車場を完備しているが、真新しい料金ゲートが儲けられていたが可動はしていないようで、張り紙に11月1日からクルマの駐車料金60分200円、500円が上限で24時間駐められるとしていた。バイクは無料のような?このキャンプ場は海を眺望する芝生エリアと大きな楠を中心とする木下エリアと浜辺へと続くグランドエリアと斜面にサイトを散りばめた山中エリアに分かれるが、管理人が居ないキャンプ場なので、好きなサイトで早い者勝ちで勝手にテントを張れば良いようである。無料とは言え、2箇所の水洗トイレや炊事棟、自販機があり、夜は外灯も点く施設なので、人気のキャンプ場となっているようである。本日も平日にも拘わらず20組ほど来ていた。なるべく人がいないサイトを探したら斜面の山中エリアになった。海は見えないが、近くには他のキャンパーも居ないので良しとした。早速テントの設営をしていたら、鳥取方面へツーリングしている筈のディアベルさんから電話が掛かった。何でもキャンプ場の駐車場に来ているとの事。様子伺いに赤穂まで下って来たらしい。凄い行動力だ。少し話しをして帰って行ったが、ディアベルの音は遠くまで聞こえるので何処を走っているのかすぐ分かる。今回も焚き火台を使うので、早速薪拾いに出掛ける。事前の情報では、テントサイトは綺麗に整備されているので、薪となる枝葉は皆無との事であったが、道路脇に十分な量のオオバヤシャブシの枯れ枝を見つけたので、喜び勇んで持ち帰った。直径10センチ程の枝をエビナタで適当な長さに切り揃えると汗が出た。その他では海岸に行けば大きな薪はないが、竹や木切れの漂着材が大量にあるので、これを集めても凌ぐ事が出来るであろう。日暮れになってから焚き火を始める。暖を取るためとか、只火を焚くだけなら、どんどん燃やせば良いのだが、料理をしようとすると、長持ちする熾きが必要になる。そのためには広葉樹の太い薪が理想であるが、今日拾ってきたオオバヤシャブシは硬く、火持ちも良く理想の薪であった。夜は冷えるので、今日は焼あごだしのスープで寄せ鍋をして暖まろうと言う算段だが、待ちきれないので、十八盛200㎖を飲み始める。キノコを中心とした具材が煮えた頃には、加茂緑200㎖に移行していた。更にウヰスキーへと飲み進めていると駐車場の方向からチャルメラが聞こえて来た。夜泣きラーメンが来るという噂は本当だったが、食べる人がいるのかなぁ。こちらの締めは何時もの29円うどんで消灯となる。見近島で教えて貰ったバッテリー式ライトをamazonで購入して、100均で買った1,100円のランタンスタンドに吊ってみたが、これは大正解。光量が多く明るいのでこれ1つで十分である。この明るさに慣れるともうランタンには戻れない。しかも、光度を少し落としてテント内ライトとして朝まで点けていたが、バッテリーもまだ十分余裕がある。シュラフに潜って寝ていると寒さがが襲ってきた。矢張りこの季節は夏用シュラフでは無理のようだ。用心の為に持って来たHONDAで貰った粗品の大型フリースを出して包まったら寒さが落ち着いた。来年は3シーズン用を買おう。キャンプ場の前の海には筏が設置してあるので、朝4時から漁船のエンジン音が響く、これは誤算であった。漁師は仕事、こちらは遊びなので仕方がない。午前6時過ぎ、辺りが明るくなったので起床する。木の下なので、夜露は皆無でテントや他の物も濡れていないのは有り難い。早速シートの下に置いていた薪を出して、焚き火台で火を熾して暖をとる。見近島でもこのキャンプ場でも皆さん挙って焚き火台を使用して焚き火をしている。「ヒロシのぼっちキャンプ」の影響は凄いものだ。ヒロシが使っている焚き火台は本家スイスのピコグリルで、11,600円もする。かたや今シーズン使用している焚き火台は中華製の2,980円だ。オールステンレスを使用した材質も、形状も殆ど同じで、耐久性も問題無い。レビューでは何十回と使っている強者もいるようだ。恐るべし中華人民共和国。しかし、ピコグリルを考案したブルーノさんは偉い。熱効率が良いので薪を同じ方向に置いても完全燃焼するし、大きな薪でも耐える頑丈さ、スピット(串)を乗せれば、調理器具が置けるのでどんな料理でも出来る。燃料の薪は少量でもOK、辺りに落ちている細い枯れ枝で十分だ。ステンレスの台の上で火を焚くので環境にも優しい。畳むとA4サイズほどで、厚みは1㎝程、重量は400g弱で持ち運びは最高。キャンプの常識を覆した発明だ。もうバーナーも炭も必要無い。海岸に出てみると朝日が美しく輝いていた。瀬戸内海の朝日と夕日は多島美と相俟って、何時まででも眺めていられる。朝メシはもしもの事を考慮して持って来た嵩張る中華製ガスバーナーで卵とベーコンを焼いたが、焚き火台で十分であった事は言うまでも無い。今日は11時までに帰らなければならないので、薪を灰になるまで燃やして、撤収。一番でキャンプ場を後にした。赤穂の湾岸道路も渋滞時間は過ぎているので、快走できた。後は往路と同じルートでセローを駆る。エンジンは絶好調、カブと違って早い速度のクルマにも余裕でついて行ける。車体は軽いし、リアキャリアを付ければ積載能力もかなりある事が分かった。旅をするなら250ccオフロードがベストチョイスだろう。岡山のR2まで帰ったとたんに名物の渋滞に巻き込まれてしまって時間を費やしたが、10時過ぎには無事帰還と相成った。追加で買ったTIGRAのスマホアタッチメントハンドル中央に取り付けたスマホ出発準備が整ったセロー丸山県民サンビーチ駐車場トイレ、自販機が設置される駐車場海から見た山中エリア山中のテントサイト準備万端整ったぼっちキャンプ会場夕暮れの海岸と釣り人夜のテントサイト鍋用だしと寄せ鍋大きな薪も燃やせる焚き火台焚き火台で締めのうどんを煮る朝日に輝くサンビーチ浜辺のグランドエリアから海を望む中華製ガスバーナーで作るベーコンエッグ日生港から望む鹿久居島大橋
2021.10.30
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工作車にインナーサイドパイプが上手く取り付け出来たので調子に乗って、左後部に小物入れを追加設置してみた。取り付け方法はインナーサイドパイプと同じで、3列目のアシストグリップを外した2箇所のネジ穴に1×4板で造った小物入れを丸小ネジで取り付けるだけなのだが、小物入れを2つに仕切る仕切り版がネジ穴の真上に来てしまったり、欲をかいて小物入れを長くし過ぎて、内張りの湾曲に緩衝してボルトが届かなかったりと変更点が出て思ったより手こずった。前面の受け金具は100均の台所用品の水切りを2枚とステーで作成したので、費用は格安で済んだのがせめてもの救いである。取り敢えず「いざ」と言う時の為のタオル、軍手、紙コップ、双眼鏡を格納してみた。小物入れを取り付けた左後部前面は100均の水切り左右の側板の角は追って丸く落とす予定
2021.10.25
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工作車(ボンゴフレンディーAFT)は後部座席を外せば250ccバイクが2台積める能力を持っているので、トランポとして重宝している。今月も見近島キャンプにスーパーカブ90が出動する際にも、向島までの往復に工作車の出番となった。しかし、バイクが2台も積めてしまう広いワンボックスカーでも、小物を格納する場所が無いのだ。牽引ロープやブースターケーブルは滅多に使わないので、後部のドリンクホルダー下の外板と内張りの隙間に収納しているが、たまに使う小物類は後部座席のアシストグリップを外してフックを取り付け100均のカゴや5連フックを取り付けていたのだが、バイクの積載時には何時も邪魔になり、タイダウンを掛けているといつの間にか外れてフロアーに落ちてしまっているので、使いたくないのだ。因みに、アシストグリップを外していても車検には通るとの事で、もう10年以上外したままだが今回の車検も何の問題も無く通過した。工作車がご臨終になったらHONDAのNーVANにでもしようかと、トランポ能力を調べていたら、インナーサイドパイプがオプションで設定されているのを知ったが純正なので2万円程するようだ。ならば、これを参考に工作車にも取り付けられないかと考えてみた。車内の右側はスライドドアが無いので2列目と3列目のアシストグリップの位置が同じ高さとなっている。4箇所のボルト穴を利用してステンレスパイプを取り付ければインナーサイドパイプが出来る筈である。ステンレスパイプに4箇所穴を開け、アシストグリップを取り付ける純正ボルトを長くして、スペーサーを咬まして簡単に取り付けようと思ったが、パイプに正確に4つの穴を開けるのは至難の業なので、一度木材の板を取り付けてからステンレスパイプを取り付ける事にした。構想は固まったので、ホームセンターに買い出しに走る。16∅1800㎜ステンレスパイプ、16㎜パイプブラケット3ヶ、16㎜パイプエンドキャップ6ヶ入り、S輪フック6ヶ入り、M6/50㎜ステンレス丸小ネジ4本、89㎜×1800㎜×19㎜2×4板を購入。車内の取付部は1600㎜としたので、部材をカットして取り付けてみた。難関の2×4板への穴開けは現物合わせで位置を正確に出して、ボール盤を使用して穴開けを行ったので、4箇所とも一発でボルトを通す事が出来た。やはり道具ですなぁ。全て組み立てて見た所、違和感は余りないし、4本のボルト留めなのでガッシリと取り付けられ、板を掴んで揺すってみたがビクともしない。車内の右側に1600㎜のインナーサイドパイプが格安で出来たので、これからは小物類やデイバッグ、衣類など何でも吊しておけるのだ。完成したインナーサイドパイプ小物を置いていた100均のカゴインナーサイドパイプ全景電動ロールカーテンの開閉にも邪魔にならない
2021.10.22
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今年の夏は天候不順でキャンプツーリングにも行けなかったので、悶々とした夏を過ごし、忙しい筈の秋になったのだが、コロナの影響でキャンプに行ける日が出来た。行き先は平成29年に福さんとカブで往復した「しまなみ海道」の途中にある見近島のキャンプ場だ。この島は愛媛県に位置し、伯方島から大島に架かる伯方・大島大橋の中程から原付、自転車、徒歩のみ降りて行ける島である。従って家族連れや若者集団などが居ないのがよろしい。コロナで閉まっていてはガッカリなので、念のために宮窪支所住民サービス課に問い合わせると10月1日から再開しているとの事で、人の少ない10月4日(月)に敢行する事にした。しまなみ海道の側道を通行できるバイクは125cc未満となる事と、キャンプ道具を積載出来る事を考慮すると自ずとスパーカブ90の出番となる。90とは言え、尾道まで自走する気力も体力もないので、工作車に積載して向島まで運ぶ事にした。Googleマップの航空写真モードでクルマを一晩泊めれそうな駐車スペースを探すと、向島IC近くの山中に手頃な駐車場が見つかったので、ナビを頼りに行ってみると、何やら施設の駐車場のようだったので、その手前にあった空き地に工作車を突っ込んで、カブを降ろす。今回はキャンプを行うので、アイリスオーヤマのRVボックス(30L)1つでは足りない。そこで荷物の分散を図るため、シュラフはフロントキャリアへ、テントマットは外付け、食料は保冷剤を入れた発泡ボックスをRVボックスの上に取り付ける事にした。カブのエンジンを掛けたのが13時10分、予定ではもう少し早い出発だったのであるが、昼メシに美味いと評判の松ちゃんラーメンを食べようとして、まさかの定休日、仕方がないのでラーメンシゲで醤油ラーメンを食したりしていたものだから、ツーリングはダラダラと遅れるのである。見近島までは4つの島と5本の橋を渡らなければならないが、そのまま走れば1時間程で着いてしまうだろうから、のんびりと名所を巡りながらツーリングを楽しむ事にした。原付でしまなみ海道を走るには橋の近くの専用道からのアプローチとなる。ところが入口は橋からかなり離れている事が多く、その上自転車/歩行者道と原付道の入口が違う橋もあるし、標識が小さいので通り過ぎてしまいそうにもなるため、橋の近くになったらゆっくり走る事が肝要である。それと、道路標識の「しまなみ海道○○IC」の「しまなみ」に惑わされてはいけない。ICはあくまで、クルマ専用なのだ。しかし、行政がサイクリングに力を入れているだけあって、道の駅や大型店舗、寺院などには駐輪スタンドが設けられており、スタンドの付いていない自転車には有り難いサービスだ。道路にもブルーのラインが引かれており、時折今治と尾道の文字が書かれているので、そのラインに沿って進めば、次の橋の入口に到達できるようになっている。正に地図が無くても走る事が出来るのだ。向島を出発して最初の橋は因島に架かる因島大橋である。この橋だけは、瀬戸大橋の電車のように橋桁の真下に原付・自転車道が造られているので、保護網などがあって見晴らしはすこぶる悪い。橋に来て気が付いた。原付は有料なのだ。金額は50円とか100円位なので大した事はないのだが、何も考えずにラーメンシゲでの支払いに小銭を使ってしまっていたので硬貨が残り少ないのだ。因島ではコンビニを探さなければならない。やっと見つけたコンビニで、要りもしないマスク用ミンティアを98円で購入し、おつりを100円と50円にして貰ったので一安心だ。次は生口島に架かる生口橋だ。斜張橋の美しい橋は橋上からの眺めも良い。どの橋も通行料は設置してある箱に投げ入れるだけで簡単なものだが、両替機を置いて貰えれば今日のようにならなくて済むのになぁ…と思いながら通行料を投げ入れていると「回数券は料金所で販売しています」との張り紙が目に止まった。両替しなくても、ICの料金所に行けば回数券が買えたのだ。しかし、回数券だと余るか。生口島は瀬戸田の耕三寺と平山郁夫記念館が有名だが、記念館は訪れた事があるので、耕三寺に行ってみたが、バイクを駐める場所が無かったので、入口の写真だけ撮って先に進む事にした。次は大三島に架かる多々羅大橋だ。この橋も斜張橋で道の駅多々羅しまなみ公園からの眺めが美しい。ここから次の橋までは短距離だが、島の反対側にある大山祗神社に参拝する事にして、峠を越える。カブ90カスタムは3速だが、トップギアが良く粘るし、全開で走ると速い。バッテリーレスにしているが、レギュレーターのパンクも無く、LEDのウインカーも正常に点滅している。エンジン、電気系統共に問題無く大きな荷物もものともせず快調である。大山祗神社に到着。入口の参拝者駐車場にカブを駐めて、境内をゆっくりと散策する。この神社の目玉は何と言っても境内の中央にある樹齢2600年と伝えられる楠の神木だ。大きな洞を伴って尚且つ伸びる枝に生命力の強さを感じる巨樹は圧巻である。参拝を終え外周路に向かう。島の南半分の海岸線を大きく回る外周路は結構な距離があるので、燃費は悪くなるが少々開け気味で走ると段差ではリアサスが底をつく。社外品のサスにしたいのだが、アップマフラーに干渉するので、当面はカバーを外した細い純正サスで我慢するしかないようである。次は伯方島に架かる大三島橋だ。アーチ橋の短い橋を渡れば塩で有名な伯方島である。もう今日の目的地の見近島に近いし午後4時を回っているので、長時間の運転で喉が渇いた。出掛ける時はビールはいらないだろうと発泡ケースに入れなかった事をここに来て後悔する。欲しい。どうしてもビールが飲みたい。その一心で酒屋を探しているとZAG ZAGの外壁にちょっと気になる「酒」の文字を発見。ドラッグストアは何でもあるのね。冷蔵庫から取り出したキリンの一番絞りを握りしめて、レジに向かう中年ライダーの悲哀を込めた後ろ姿を呆然と見つめる白衣姿の店員には目もくれず、素早くビールを発泡ケースに仕舞ったのは言うまでも無い。次はいよいよ大島に架かる伯方・大島橋だ。この橋は伯方島と大島の間に架かる吊り橋であるが、橋の中間辺りから見近島に降りる連絡道が分岐する。原付道を下って行くと見近島キャンプ場に到着だ。草が刈られ綺麗に整備されたキャンプ場には男女トイレ、炊事棟、多目的棟の3棟があり、無料だ。藤棚の下に3人、多目的棟の前に1人のライダーが既にテントを張っていたので、入口近くの石のテーブルがある防波堤脇に居場所を決めてテントを立てる。今日のテントは30年以上前にバイクツーリング用に買ったモンベルのムーンライト1である。このテントは月明かりでも1分で設営できる優れ物であるが、狭いのが欠点である。そのテントのポールを繋ぐショックコードが経年劣化で伸びきって戻らないので、ポールが繋げない。今まで騙し騙し使って来たがもう限界のようだ。ナイフでショックコードを切断して何とか組み立てが終わるやいなや、震える手で発泡ケースからキリンの一番絞りを取り出し一気に喉に流し込む。美味い。この一撃たまらん。海を眺めながらビールを飲んでいると、2組の原付ライダーと小さな自転車に小さなリヤカーを引っ張って初めての自転車キャンパーが現れた。今回のキャンプは「ぼっちキャンプ」の象徴とも言える焚き火台を使用して煮炊きをする事にしたので、ナタを手に薪を探すが、周辺は綺麗に整備されていて手頃な枯れ枝が見つからない。砂浜に出て流木を探すも小さなゴミ1つ落ちていない。山に入ろうにも険しくジャングルのようになっているので、入る事が出来ない。仕方がないので山際を細かく探し回り、何とか1日分の枯れ枝を見つけた。着火用は枯れ草とウバメガシの枯れ葉付きの枝だ。初めて使用する焚き火台はステンレス製で折り畳むと厚さ1.5センチと非常にコンパクトでありながら、十分な燃焼材が燃やせるサイズの中華製と思われるが、燃焼にも耐久性にも問題無く使用できた。火吹き棒とワイヤーソーが付いて2,980円は納得価格である。火が熾きた所で、ダイソーで買った330円の大人気スキレットMにオリーブオイル、マッシュルーム缶、カットシメジ、ホタテ、海老を入れたアヒージョをあてに、清酒燦然を飲み進めて行く。2杯目のアヒージョが終わった所で、焼き鳥に移行。清酒が終わったので、スキットルに入れたウヰスキー余市に移行。辺りを見渡してみると、皆それぞれぼっちキャンプで、焚き火台を使用して静かに料理し、火を見つめながら酒を黙々と飲んでいる。暇なので後から来た2人組と自転車キャンパーに声を掛け話しを聞いた。2人組はこれから高知と宇和島で2泊して広島に帰るそうだ。自転車キャンパーは三次の高僧さまだったので、今後のキャンプに於ける日本人の行動様式について熱く激論を交わし、締めのうどんを食べて寝た。翌朝5時30分起床。辺りは大雨が降ったかのようにずぶ濡れ。夜露が凄い。早朝から釣りに出掛ける者、コーヒーを飲む者、寝ている者と様々であるが、着火用材を探し出し、濡れた薪に火を付け、朝食準備に取り掛かる。スキレットで卵とソーセージを焼いておにぎりと一緒にほおばる。今回初めて使ったスキレットだったが、煮て良し、炒めて良しで、コンパクトな上、焚き火との相性と保温性など良い事ずくめで、これ1つで殆どの料理をこなしてくれる優れ物だった。重いことを除けば完璧なソロキャンプ調理器である。テントだけを残して片付けを済ませたのだが、朝日が当たっても露がなかなか乾かないので、半乾きのまま撤収して1番で出発。ガソリンは向島まで何とか持ちそうだ。朝の空気は冷たくて気持ちが良い。橋を渡っていると何台もの自転車や原付にすれ違った。今日も天気が良いし、非常事態宣言も明けた事だし、多くの人がしまなみ海道を走りに来ている。ここは正に2輪の聖地だ。向島に隠していた工作車まで無事辿り着き、カブを積載。無料になった尾道大橋を渡り、山陽道福山西ICから車検を終えたばかりの工作車を飛ばして昼前には無事帰宅する事ができた。工作車に積載したカブ秘密の空き地で出発準備を整えたカブ向島の原付道入口斜張橋の生口橋耕三寺正面多々羅大橋に向かうカブ天に聳える多々羅大橋の橋脚橋から眺める海峡の潮流道の駅多々羅しまなみ公園から多々羅大橋を望む大山祗神社の神木「大楠」大三島から遙か来島海峡方面を望む道路にペイントされたブルーのラインとコース名遠くで見ると怖い!橋にアクセスする原付道/手前は本線橋上の見近島入口を示す小さな標識見近島キャンプ場から伯方・大島橋を望む威勢良く燃える焚き火台の枯れ木美味しく出来上がったアヒージョ適宜な火加減で焼かれる焼き鳥朝食の卵とソーセージ大三島橋にて本線と並行に走る原付道
2021.10.06
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TLM50のフロントカウルもメーター、ホーン、ヘッドライトなどを取り外して洗浄。一部小さな割れがあったので、これも万力で挟んでリヤフェンダーをバーナーで溶かして溶着。溶着箇所をサンドペーパーで整形後、全体にもペーパー掛けして表面の足付けを行い、ミッチャクロンを吹く準備を行う。プラのヘッドライトは経年劣化で黄ばみが激しいので、工作車同様400番、800番、1500番のペーパー掛け後、ピカールとPBクリーンで磨いたら、新品のように甦った。黄ばんだヘッドライト磨きが完了したヘッドライト部品を全て取り払ったフロントカウル
2021.10.01
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タクトの外装カウルの塗装プライマーとしてミッチャクロンを使用する事としたので、ついでにTLM50のフロントカウル(予備パーツ)とTLR200に付いていたリアフェンダー(予備パーツ)を修理してミッチャクロンを吹く事にした。TLR200のリアフェンダーは、左側のフレームにボルトで取り付ける箇所が破損し、欠損しているので、修理出来なければ塗装する意味が無い。そもそもこのフェンダーはTLR200のものなのかも分からない。確かTLR200にはブルーのカラーリングは無かったような?そうするとTL125のフェンダーかも知れないが、TLR200もTL125もTLM50も同じフェンダーなので、互換性がありどの車種にも付ける事ができるのだ。さて、修理の方法であるが、フェンダーを取り付けた時に一番力の掛かる箇所なので、小手先の修理では埒が明かない事は予想出来る。ホットメルトやPP部材を切り出した接着やFRPなどでは歯が立たないだろう。色々と考えた結果、TLM50の2号車に短く切断加工されて取り付けてあるリアフェンダーを溶かして溶着させてみる事にした。その前にフェンダーの割れた部分に軸細コーススレッドを2本ねじ込み気休めの補強とした。フェンダーの内側からベニア板を当てクランプで留めた上で、ガスバーナーを使用してTLM50のフェンダーを炙って溶かし、欠損部分のミミを作る。この時修理するフェンダーの割れた断面も少し溶かし、溶着しやすくした。冷えて固まったところで、グラインダーに砥石ディスクを取り付けて整形を施した。修復したミミを摘まんで揺すってみても、かなりガッチリと溶着できている事が分かるが、これに取り付け用のボルト穴を開けると、強度はまだ足りないと思われるので、最終的にはこのままで塗装後、1.5ミリ厚のアルミ板を外側と内側から挟んでリベット留めした上で穴開けを行う事とする。取り敢えずミミの修復が出来たので、劣化したフェンダー表面と必要の無い部品取り付け穴をパテ埋めしてペーパーで仕上げておいた。軸細コーススレッドを2本ねじ込んだフェンダーの欠損部分の断面ベニア板とクランプで溶着準備を施す予備フェンダーを溶かして溶着させたフェンダーグラインダーで整形した欠損部分のミミパテ埋めしてペーパー掛けしたフェンダーフェンダーの裏側
2021.09.29
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タクトのフロントフェンダーを外すには、ステムを分解して、左右一体となったフロントフォークを抜き取らなければならない。この時、フロントフォークに繋がるステムシャフトが長いので慎重にやらないと、上下のボールベアリングが落ちてしまう事になるのだが、案の定2ヶ程落とした。数を数えてみると上下とも26ヶだったので、無くしたベアリングはないと思われる。レースにグリスが残っていれば、ベアリングはグリスにくっついて落ちないのだが、レースにもベアリングにもグリスは殆ど残っていなかった。この辺りは新車時から一度も分解されていないのだろう。フロントフォークからホイールを外して、ボトムリンク式のサスペンションも分解する。ダンパーのブーツは両方千切れているが、純正パーツは廃番になっている事は確認済みである。このブーツは上側と下側の径が極端に異なる専用設計なので、他車の流用も効かず、自作も出来ないので、お手上げ状態である。破れた部分を切り取ってしまうしか方策はないだろう。 グリスが無くなってしまったレース上下のボールベアリングとステムナットここまで分解しないとフロントフェンダーが外せないステムから外したフロントフォーク両方とも破損しているダンパーのジャバラ分解したボトムリンク式サス
2021.09.24
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タクトの燃料タンク取り外しのために、外装の後半分を取り外したので、残りの全部を外してしまう事にした。この外装の色は黄色なので、ムラになって色抜けしているのだ。今まで色々な部品を塗装して来たが、黄色だけは何回も重ね塗りしないと下地の色が透けて出て来るので一番厄介な色であった。しかし、塗り直しはやっておきたい。が、黄色は止めて他の色を考えてみた。素材がスクーターという、都会的なバイクなので、ポップな感じでキャンディーレッドにしてやろうと、ウレタン塗料を買ってみたものの、余りの派手さに恐れおののき、尻込みをしてしまったので、急遽取りやめにして最近流行のミリタリー色のマットオリーブグリーンに変更した。外装はPP系の柔らかい素材なので、このままプラサフをを吹いて塗装しても直ぐに剥がれてしまう。そこで、ミッチャクロンの登場である。ミッチャクロンはPPのような「つるつる」している表面でもそのまま薄く吹き掛ける事により、塗料との強い密着性が生まれると豪語するプライマーである。取り外した外装は全て水洗いを行い、油汚れはパーツクリーナーで落とし、最初のオーナーが貼ったであろうマンガのステッカーはドライヤーで温めながら剥がした。リアカウルの左右のHONDA tactのデカールはどうしようかと迷ったが、ヒビが入っていたので、剥がす事にした。その前に写真を撮って、イラストレーターでロゴを復元しておく。ドライヤーを使って剥がすも流石HONDA純正、強力に張りついて一気には剥がれない。精密ドライバーの先で少しずつ時間を掛けてやっと剥がす事ができた。全ての外装は念のために800番のペーパーで大まかに下地処理をしていよいよ塗装の準備が整った。車体から取り外した全ての外装マットオリーブグリーンのウレタン塗料とミッチャクロンの500g小分け缶
2021.09.22
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タクトのエンジンが掛からないので順を追って点検する。プラグのスパークはあったので電気系は問題無いだろう。次は燃料だ。キャブのドレンボルトを少し緩めてみるも燃料が漏れてこない。ボルトを抜き取ってみても1滴たりとも出て来ない。キャブに燃料が来ていないのだ。これでは掛かる筈が無い。キャブに燃料が来ないと言う事はフロートが動いていないか、燃料パイプの詰まりだろう事が予想できる。しかし、フロートやバルブは入念に洗浄を施し取り付け後も動きを確認しているので、原因はキャブでは無いように思われる。そうするとタンクからキャブへの燃料ラインか?タクトには燃料コックが付いていないので、普通のバイクのようにコックに繋がるホースを外して確認する事も出来ないのだ。仕方がないのでタンクを外して確認する事にしたのだが、タンクを外そうとすれば外装パネルの後半分を外す事になり大変面倒な事になる。この時代のスクーターは外装パネルがボルト留めされているので、まだ外しやすいが、最近の物はプラスティリベットなどで留められている物が多いので経年劣化で外す時に折れてしまう事もある。だから整備性の悪いスクーターはバイクの中で一番嫌いなのだ。許せるのはラビットとベスパまでだ。外装パネルを外して燃料タンクを取り外し、それに繋がる燃料パイプを外してみるとタンク側におかしな部品が付いている。燃料コックでも無く、円盤を膨らませたような形で燃料を送るパイプと少し細いキャブの辺りに繋がる2本のパイプが取り付けられている。分解は出来ないようになっているので、パイプを外して息を吹いてみると、中に弁があるようである。初めて見る機構で、この時点では何の為にあるのか理解出来なかった。弁もパイプも詰まりが無い事を確認して再びタンクとキャブに取り付けてみるも、キャブには燃料が降りてこない。あの弁が何か悪さをしているのだろうと思い考えてみた。弁は息を吹いた時には動かないが吸った時に動くようになっているように感じた。と言う事は弁に繋がる細いパイプは負圧パイプ?それなら、負圧が働くまでキックを続ければ燃料が降りて来るかもと思い、キックを続けると突然エンジンが掛かった。ハッキリとは分からないがあの弁は、たぶん負圧弁だったのだろう。キックをする事により、負圧で弁が開いて燃料がキャブに送られ、エンジンが掛かっている間は負圧が掛かり、弁は開きっ放し、エンジンを止めると負圧が無くなり、弁が閉じられ燃料もストップする。こんな仕組みではないかと勝手に想像したのであるが、正解は分からない。こんな手の込んだ仕組みを作らなくても単純に燃料コックを付ければ良いと思うのだが…。回転数が高いので、アイドリング調整をして、ON、OFFを繰り返してみるが、その後は1発でエンジンが掛かるようになったので、一先ず復活は成功と言えよう。燃料タンクから繋がる負圧弁?それに繋がる燃料パイプと負圧パイプ?謎の負圧弁?
2021.09.20
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タクトのキャブを分解するには、クランクケースの上にあるプラのカバーを外し、更にエアークリーナーを外すとアクセスできる。後はキャブに接続されているパイプ類を外し、本体を留めている2本のボルトを外すだけであるが奥側(車体側)の長いボルトはソケットが掛からないので、スパナでちまちま外すしか無いのが面倒くさいし、整備性が悪い。取り出したキャブを分解してみるとスロットルピストンも小さいが、フロートチャンバーも2本のビスのみで取り付けられている。内部はガソリンの残留物も無く、カラカラに乾いており、至って綺麗なのでジェット類の詰まり等は無いかも知れない。内部で取り外しが出来るパーツはフロート、フロートピン、フロートバルブだけである。取り敢えず外せる物は全て外してYAMAHAのキャブクリーナーと圧縮エアーで通路と小さなパーツを全て洗浄したが、詰まっている箇所は無いように思えた。念入りなクリーニングを終え、再び組み立てて、タンクにガソリンを1L程入れた。バッテリーは当然ご臨終だが、タクトはフラマグ点火(フライホイールマグネトー点火)なので取り外してもエンジンは掛かる。プラグを外してキックでスパークの確認を行う。電気は大丈夫だ。キーをONにしてキックで始動。とはならない。幾らキックをしても始動しない。初爆すらないので何処かに異常があるようだ。原因を1つずつ探って行く事にしよう。蛸入道のように接続されるパイプ取り外したキャブ上部には強制開閉式の小さなスロットルピストンが入るフロートチャンバーを開けたキャブ/中は至って綺麗だ外せる部品は全て外して洗浄中のキャブ内部にゴミが溜まったエアークリーナー
2021.09.18
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6年前の平成27年に近所の散髪屋の親爺から貰ったHONDAタクトの初期型/昭和55年(1980)発売のAB07、ドンキーベースに格納するまで軒下などをたらい回しにされていたが、親爺も亡くなったのでその弔いにと思いエンジンを掛けてみる事にした。6年前にはエンジンが掛かっていたので、キャブの掃除程度で掛かるだろうと思い、始動準備に掛かる。タンクの中はサビも無く綺麗だが、ガソリンは1滴も残っていなかった。サイレンサーの排気口にはキッチリと泥蜂が巣を作って塞がれていたので、針金で穴を通して置く。車体左側のプラ製カバーを開けると、エアークリーナーとキャブが顔を出す。小さなキャブには沢山のゴムパイプが取り付けられ、何が何だか分からない。取り敢えず外したのでブログ記事を書こうとしたら、愛用のMacBookProがどうも変である。キーボードの中央辺りが膨らんで筐体が盛り上がり、液晶パネルが閉じられなくなってしまっている。バッテリーの膨張だ。これは一大事と言う事で直ぐに、Apple正規代理店のキタムラカメラに持ち込むも、部品到達に15日必要との事。仕方なくMacBookを置いて帰ったが、事務所に残るディスクトップはG4/MacOS9.2.2搭載(ネット環境はInternet Explorer5)とMacPro/MacOS10.5.8レパード搭載(ネット環境はSafari5.0.6)MacOS10.7.5ライオン搭載(ネット環境はSafari6.1.6)MacOS10.11.3エルキャピタン搭載(ネット環境はSafari9.0.3)エルキャピタンのSafari9.0.3は辛うじて動くが、表示が正常ではなくブログの書き込みはアウト。ネット環境の無い状態で悶々と過ごした15日間は実に長かった。部品は、やはり本国のアメリカに発注していたようだ。新品バッテリーと筐体交換で27,280円は微妙な値段だが、最新のMacOS11.5.2ビッグサー搭載(ネット環境はSafari14.1.2)OSとブラウザで快適な環境が戻って来たので、仕方のない事であろう。引き渡し時にバッテリー膨張防止のアドバイスを頂いた。充電100%のままでACケーブルに繋いで使用しない。(充電30%程度になるまで、ACケーブルには繋がない)スリープ状態のままで長時間放置しない。(使用しない時は電源を切る)だそうである。電源も切らず常にACケーブルに繋いで使用していたので、バッテリーが過充電になって膨張したようである。リチュウムイオンバッテリーはデリケートなのね。長い間放置されていたタクトAB07よく見たらサイレンサーカバーが欠品この汚いカゴはいらないだろうなぁこれではエンジンは掛かりませんオートショップFUZIMOTO(福山市手城町)の四つ葉のクローバー ステッカーが貼られたカバー
2021.09.16
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近くの同業者から「チェンソーの掛かりが極端に悪く困っているので見てくれ」と、会議に行く途中に現物の持ち込みがあった。症状と始動手順を聞いてみるとエンジンを掛ける時はプライマリポンプで燃料をキャブに送り、チョークを引いて、スイッチをONにし、リコイルスタータを引いているそうだ。手順は合っているが、何度やっても掛からないとの事、たまに掛かる事もあり、エンジンが始動すると回転も上がるし、問題無く使用出来るようである。このチェンソーはKIORITZ/共立チェンソーCS3411Gでネットで調べてみると、取り扱い説明書が掲載されていた。共立チェンソーなど聞いたことも無いメーカーだが私が知らないだけでチェンソー界ではメジャーなのかは分からないが、取り扱い説明書やパーツリストをネットにきちんと上げているところを見るとしっかりとしたメーカーだと思われる。試しにエンジンを掛けてみるが、なるほど掛からない。しかし、一度掛かると問題無く使用できると言う事なので、原因はキャブでは無いような気がする。取り敢えず本体のカバーを外すのだが、このプラのカバーは両側にラッチが2つ付いており、これを外すとカバーが外れるようになっているので、機関部へのアクセスがとても簡単である。カバーを外すとプラグ、エアークリーナー、キャブが見える。エアークリーナーは木屑の粉のような物が、溜まって変色していたので、外して圧縮エアーを吹いて掃除した。次にプラグを外してみると、真っ黒に煤けていたので、真鍮ブラシで電極の地金が出るまで、磨いて取り付けた。キャブを留めるボルトは頭がトルクスになっているのは珍しい。素人は触るなという事だろうと思い、キャブはそのままにして取り扱い説明書を読んでみると、リコイルスタータを引いて初爆があったらチョークを戻すと書いてあったのでその通りにしたら、あっさりと掛かった。その後何度やっても1発で掛かる。回転も上がるし問題ない。会議の帰りとなった夕刻にチェンソーの回収に来たので、その場でエンジン始動を見せて、チョークの使い方の説明を行った。やはり初爆があってもエンジンが始動するまでチョークを引いたままにしていたらしい。そうするとプラグがかぶって益々始動出来なくなり、プラグが黒く煤けるので火花も弱くなる。という事なのだろうと解釈し、チェンソーの修理は一件落着とした。共立チェンソーCS3411G木屑の粉様の物が堆積したエアークリーナー真っ黒に煤けたプラグの電極
2021.08.24
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工作車の車検が来月に迫って来た。走行距離は200,400㎞に達しているので、今回は是が非でも2回目のタイミングベルトの交換を行わなくてはならない。これを怠ると、ベルトが破損し吸排気のタイミングが狂って、バルブとピストンがぶつかりエンジンの破損という重大事故を招くのだ。ボンゴフレンディの場合、ウオーターポンプ関係はベルト交換後でもアクセスできるので、今回はタイミングベルト(WL01ー12ーSF0)とテンショナー(WL01ー12ー700)、テンショナースプリング(WL01ー12ー711)の3点のみとする。長女に発注を頼んだら、マツダ純正が2日で届いた。後はモータースに車検の予約を入れるだけだ。タイミングベルトテンショナーテンショナースプリング
2021.08.22
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工作車の右ライトのレンズが黄ばんで如何にも旧車らしくなって来たので、磨いてみる事にした。因みに左ライトは10年程前に初めての交通事故(赤色点滅信号を無視して飛び出して来たレガシーにぶつけられた事故)に遭い新品に交換している。最近のクルマのライトレンズはコストダウンと事故の時の飛散防止のために、ポリカーボネート製になっている。複雑な形に整形出来るのは良いのだが、ガラスと違ってどうしても太陽光などによる黄ばみが生じてしまうのがいただけない。時々真黄色に曇っているクルマを見かける事があるが、他が綺麗でもポンコツに見えてしまうし、車検時に光量不足を指摘されそうである。ライトレンズだけは丸目で良いから昔のようにガラス製で作って貰いたいものである。工作車のライトの取り外しは簡単である。フロントグリルを留めているビスを1本外し、5箇所のプラロックを抜くとグリルは外れる。ライトとコーナーランプを同時に押さえているビス1本を外すとコーナーランプが外れる。後はライトを留めている10ミリのボルト4本を外して、カプラーを抜けばライトケースごと取り出す事ができる。レンズ磨きだが、最初はピカールで磨いたが歯が立たなかったので、ライト磨き専用のPBクリーンを買って、磨いたら結構綺麗になってその場では満足したが、黄ばみを完全除去とは行かなかった。新車時のような透明感を出すにはやはり、レンズにコーティングされているクリアー塗装を完全に削り落とさなければならないようである。そこで今回はモノタロウで買った400番、800番、1500番の耐水ペーパー各5枚入り149円で磨いて行く事にした。先ず400番でクリアー塗装を全て剥ぐまで水研ぎを行う。磨いて行くと黄ばんだ汁が垂れて来るが、そのまま磨くと今度は白い汁に変わる。クリアー層が除去出来た証拠であるが、レンズの表面はスリガラスのように曇ってしまった。但し黄ばみは除去出来たようである。次は800番で磨くが目立った変化は無くスリガラス状のままだ。最後に1500番で磨くが同じように透明感はない。大丈夫だろうかと少し不安になる。次は表面をよく乾かしてピカールで磨いてみると、段々と透明度が増して来るのが分かる。随分と綺麗になった感がある。これでも良いようだがPBクリーンで磨いてみると、更に透明感が増した。もう新車のライトと遜色が無いまでになった。このまま車体に取り付けると、黄ばんで来るのが早いようなので、ウレタンクリアーを60cc作って3回吹いて乾燥させる。普通のクリアー塗装でも良いようだが、それだと更に水研ぎが必要との事なので、ウレタンにした。ウレタンクリアーだと水研ぎが不要なのだ。乾燥後車体に取り付けてみると、写真では違いが分かりずらいが、明らかに違いが分かる。綺麗だった左ライトが少し黄ばんで見える。ライトレンズの黄ばみ取りは、市販されている高価なヘッドライトクリーナーでは、まあまあ綺麗になったかなぁ程度であるが、安い耐水ペーパーとピカールやコンパウンドの方が確実に新車時の透明度が戻って来る事が確認できた。レンズに穴が開くまで磨くにはもう5回程出来るだろうが、その頃にはもう死んでいる事だろう。黄ばんだ右ライトコーナーランプのレンズと比較すると黄ばみ具合が良く分かる400番で水研ぎしたライトレンズ800番で水研ぎしたライトレンズ1500番で水研ぎしたライトレンズピカールで磨いたライトレンズPBクリーンで磨いたライトレンズウレタンクリアーを吹いて車体に取り付けた右ライト(左の方が少し黄ばんで見える)
2021.07.15
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発電機HONDA/G40 のフライホイールがどうあがいても外す事が出来ないので、そのままになっていたが、どうしても外してみたくなって、amazonでギアプーラーを探してみた。G40 のフライホイールは直径が18㎝もあるので、大型プーラーが必要になる。15㎝迄なら安い物が幾らでもあるのだが、15㎝を越えると選択の余地が殆どないので、2本爪、3本爪兼用30㎝(3,330円)を思い切って購入した。届いたプーラーは流石30㎝用、ズシリと重く頑丈である。3本爪の方が安定してセンターも出しやすいのだが、発電機のアングルが邪魔になり、掛けられない事が分かったので、2本爪にしてセットし直したが、フライホイールの縁の凸が2㎜ほどしか出が無く、爪の先がピンポイントで接触する程度なので、掛けるだけでも大変だ。ウッドラフキーの溝にCRCを吹き込んで、押しネジの頭にメガネレンチを挿し込み締めて行くが、フライホイールは外れてくれない。力任せに締め付け過ぎると、プーラーの爪がフライホイールの縁から外れて仕舞うのだ。適度に締め付けたまま、押しネジの頭をハンマーでどつくも、その瞬間にプーラーが外れてしまう。瀧の汗をかきながら何度やっても外れない。農機具屋は、プーラーなど使わず、クランクシャフトのネジにナットを取り付けてハンマーで叩いていとも簡単に外してしまうようだ。クランクシャフトにはあまり衝撃を加えたくはないのだが真似をしてみたが外れない。フライホイールにプーラーの爪が掛かるように縁をもう少し付けるか、プーラーを掛ける位置を凹ませて置けば良いのに…。HONDAのサービスはどうやって外しているのだろうか。特殊工具でもあるのだろうか。フライホイールが外れないまま、数日放置していたがどうしても気になり、酒を飲みながら色々と考えた。プーラーの爪の先が尖っていないので、大きな力を掛けると滑ってしまうのだろう。それなら爪を研いでみたらどうだ。と言う事で、グラインダーに砥石ディスクを付けて先を鋭く研いでやってみたが、結果は同じで撃沈である。次は太いナマシ線をフライホイールに巻いて締め上げ、そこに爪を掛ければ何とかなるかもと思いやってみたが、ナマシ線と一緒に爪も外れてしまう始末である。最後の手段は、ヒートガンでクランクシャフトを炙って、プーラーの押しネジをあてがい頭をどつくのだが、フライホイールの中にはコイルやポイントなどがあろうから、あまり熱を掛けすぎては元も子もないので慎重に炙って、押しネジの頭をハンマーでどついたら3撃目で見事外れた。やれやれである。フライホイールを外すだけで8ヶ月も掛かってしまったが、炙りが一番効いたようである。しかも結局プーラーで外せなかったのは悔しいが、押しネジが使えたので良しとするしかない。ポイントを確認してみると、真っ白になって何かが付着しているようだ。恐らくプラグに火が飛ばない原因はここだろうと確信して、400番の耐水ペーパーで接点を磨いて最後に紙を通す。ウエスにパーツクリーナーを染み込ませ、ピンセットで摘まんで接点の回りをクリーングする。クランクシャフトにナットを付けてスパナで挟んで、クランクを回してポイントが一番開いた所で止め、0.3㎜のシクネスゲージで接点の間隔を測ったら丁度良かったので、クランクシャフトのポイントカムが接する部分にグリスを薄く塗って組み立てた。発電機の電源をONにして、自信満々にリコイルスタータの紐を引っ張ると、プラグの先から火花が…。出ない。何度やっても出ない。ポイントではなかったのか。撃沈である。それならコイル?恐らく新品は無いだろうなぁ。要らないプーラーを買っただけに終わってしまったのが情けない。最大掛け幅300ミリのギアプーラー2本爪にしてセットしてフライホイールに掛けるプーラーフライホイールを締め上げたナマシ線ヒートガンで炙ってプーラーの押しネジをあてがいハンマーでどついたら外れたフライホイール外したフライホイールと電装部分保護カバーを外して剥き出しになったポイント
2021.07.10
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工作車のオイル交換の時期がやってきた。オイルは5,000㎞毎、フィルターは10,000㎞毎に交換しているので、今回はフィルターも同時に交換するタイミングだ。前回の交換時の記事を確認してみると、フィルターはカスタムジャパンで、和興オートパーツ販売のG-PARTS FILTER型番LO-7203K(マツダ純正品番VSY3-14-302)を2,268円で購入していたので、同じ商品を探したらモノタロウで2,519円で出ていた。フレンディー以前のクルマは自分でオイル交換をやっていたが、廃油の処理が面倒になり、オートバックスやガソリンスタンドに持ち込んで、ディーゼルターボ用の高級オイルを入れていたが、説明書には指定オイルはCD10W-30となっているので、最近では近所のモータースで600円/Lのスタンダードオイルを入れて貰っている。何も変わらないので、これで十分であろう。マツダ純正互換G-PARTS FILTERオイル、フィルター交換時のオドメーター
2021.07.04
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本日、工作車のオドメーターが200,000㎞に到達した。平成13年に約60000㎞走行の平成9年式ボンゴフレンディーオートフリートップ/2500ディーゼルターボ/フルタイム4WD寒冷地仕様車を購入して20年でやっと大台に乗ったが、年平均すると7,000㎞。乗ってないね。妻のデミオが来てからは、買い物や私が酒を飲むであろう外出は何時も工作車がお留守番になるので、出番が段々と減って行くのである。この先も走行ペースは変わらないだろうが、新車から24年も経っているので、何処が壊れてもおかしくない。大物の燃料噴射ポンプはリビルド品に交換しているが、まだまだ交換していない部品も多いのが悩みの種だ。自動ブレーキもアイドリングストップもエアーバッグも付いていないが、パワーもあるし乗りやすいので、エンジンがお陀仏になるまでは付き合って行こうと思っている。20万㎞を表示したオドメーター
2021.07.01
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昨年の夏、GB250クラブマンで鷲羽山スカイラインを走り児島に行っての帰り、突然始動不能になった。セルも回らないので、メインヒューズを調べたら切れていたので、銅線を繋いで何とか帰宅。早速、ネットで純正ヒューズを探したが、なかなか見つからない。それもその筈、純正ヒューズは爪付きヒューズで大昔によく使われていた骨董品である。当時のバイクは既に平形ヒューズが主流であり、爪付きヒューズなど見た事もなかった。何故クラブマンはそんな骨董ヒューズを使用したのだろうか?スタイルがクラッシックなので、それに合わせたのか?そんな筈はないだろうが、今となっては入手が困難となっているのは事実である。それでも何とか探し出したが、足下を見て送料込みで1,000円もする。諦めてHONDAに注文しようとパーツ番号を調べたら98200-51500である事が分かったので、ダメもとでMonotaroの検索ボックスにパーツ番号を入力したらヒットした。HONDAの純正爪付きヒューズ15Aが1本40円。送料が勿体ないので、今回のまとめ買いまで待っていたのだ。安いので2本買ってウインカーレンズと共に送って貰ったので、取り付けた。エンジンも掛かり、ヒューズ切れも起こさなかったので、ヒューズの劣化により切れたものと思いたい。モノタロウで購入したHONDA純正15A爪付きヒューズ銅線の応急修理のヒューズボックス純正の爪付きヒューズを取り付けたヒューズボックス
2021.06.29
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クランクシャフトのオイルシールが抜けていたのを確認したので、新品のオイルシールを探してみた。パーツリストによると、パーツ番号91205-166-004で外径32㎜軸径20㎜厚さ7㎜と記載があるので、同じ物がないかネットで探してみたらamazonでuxcellなるメーカーが同サイズの物を772円で売っていた。バイクのクランクシャフト等の用途で材質はニトリルブタジエンゴム、耐熱温度は-30度~100度。もう一つはMISUMI-VONAのサイトで厚みが1㎜大きく8㎜だが後のスペックは全て同じ標準オイルシールTC型が615円。しかもこのサイトで売られている商品は全て1ヶから送料無料だそうだ。これは有り難い。ベアリングなどを入手するのに良いかも知れない。小さなオイルシール1ヶが結構なお値段なので、案外HONDA純正が安いかもと近所の自転車屋で検索して貰ったら、まだ在庫があったが1ヶ891円。ネット通販よりも高いが、完全適合の安心を考えて即発注を行って貰った。届いたオイルシールを組み付けに掛かる。2ストオイルを薄く塗って、破損防止のために古いオイルシールと共にクランクシャフトにダブルで通し、奥のベアリングまでプラグレンチをあてがって、ハンマーで慎重に叩き込む。傾きが無い事を確認して、ステーターコイル、フライホイールを取り付ける。キャブのニードルジェットの段数を中央に戻して、エンジンを掛けてみる。4~5回キックしたら、初爆があり、続いて見事に復活。やはりクランクシャフトのオイルシール抜けがエンジンが掛からない原因に間違いなかったようである。やれやれである。今回は故障箇所を掴むのに苦労して、諦め掛けたが、皆さんのアドバイスのお蔭で何とか復活する事が出来たのは有り難い事である。今日は二男が帰って来るので、アツアツの鶏の唐揚げをアテにキリンの一番絞りと竹林で祝杯を挙げる事にしよう。HONDA純正のクランクシャフトオイルシール新旧のオイルシールの裏側(ベアリング側)クランクシャフトにダブル掛けしたオイルシールクランクケースに収まったオイルシールエンジンが掛かりサイレンサーから排出される排ガス復活を遂げたTLM50
2021.06.25
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「プラグの濡れ具合はどうだ」とのアドバイスをいただいたので、よく観察してみると、電極の辺りは乾いている。しかも、何十回となくアクセルを開けながらキックを行ってもだ。普通なら燃料でビチョビチョになってもおかしくない。何故この事に早く気が付かなかったのか、基本中の基本だ。正に初歩的な事だ。キャブまで燃料が来ているのなら、何故燃焼室に混合気が吸い込まれない?それは負圧が足りないからだ。何故負圧が足りない?それは圧縮が抜けているからだ。何故圧縮が抜ける?それはプラグホール、ガスケット抜け、シリンダーとピストンの隙間、リードバルブの破損、クランクシャフトのオイルシール抜けによる空気の侵入。又はエンジンが壊れているかだ。エンジンの破損以外で調べていなかったのはクランクシャフトのオイルシールだけだ。それなら調べるしかないとの結論に達し、プラのエンジンカバーを外しフライホイールの取り外しに掛かる。フライホイールを外すには回転止めに使用するユニバーサルプーリーホルダーと引き出しに使用するフライホイールプーラーが必要だが、以前フライホイールを交換した時に買ってある。そしていよいよフライホイールを外してみると、ステーターコイルが現れるが、もうこの時点で原因が分かった。腑抜けなオイルシールが抜けてステーターコイルの所まで飛び出して来ているではないか。コイルを外してオイルシールをシャフトから抜いてみると、カチカチに硬化している。もうこれは使えない。エンジンが掛からない原因はクランクシャフトのオイルシール抜けであった事がここに来てやっと分かった。長い道のりであった。プラ製の左側エンジンカバーフライホイールユニバーサルプーリーホルダーを掛けてセンターナットを緩めるフライホイールプーラーを掛けてフライホイールを引き出すこの時点で顔を出しているクランクシャフトオイルシール完璧に抜けているオイルシール
2021.06.23
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TLM50を幾らキックしてもプラグが濡れないので、キャブのニードルジェットのクリップを下げて混合気を多く噴出させてみる事にした。アクセルワイヤに繋がっているピストンのクリップを外してニードルジェットを取り出してみると、調整用の切れ込みが3段あり、クリップは真ん中に付けられていたので、一番下に付け直してキックしてみるもエンジンは掛からない。掛かる気配もない。アクセルを開け何度となくキックを繰り返した後にプラグを外してみても電極辺りは乾いたままだ。どうやら燃焼室に燃料が来ていないようだ。そうなると、いよいよエンジンに問題がありそうだ。エンジン内の負圧が弱いためにキャブから適正量の混合気を燃焼室に吸い込めていないのかも知れない。ヘッドを外して確認した時はシリンダー壁やガスケットに異常は見られなかったので2次圧縮(燃焼室内の圧縮)は問題無いと思われるので、1次圧縮を疑わざるを得ない。と、言う事はクランクケース?クランクケースからエアーを吸い込むとしたら、まさか、クランクシャフトのオイルシール?ここは確認する価値があるかも知れない。キャブのピストンから外したニードルジェット/クリップが真ん中の切り込みに付けられているクリップを一番下に付け直したニードルジェット
2021.06.22
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注文しておいたTLR125用の12V/ICウインカーリレーがamazonから届いたので、取り付けた。エンジンを掛けてウインカースイッチを入れてみると見事に点滅する。アイドリングでは若干光りが弱いようだが、点滅もするので問題無い範疇である。ウインカーバルブを6V電球からLEDに交換するときに右前のウインカーレンズを外したら、ビス留めの箇所が割れていた。このレンズは80年代のHONDAの小型バイクによく使われているレンズなのだが、弱点はビス留めの箇所が弱い事だ。ドライバーで強く締め付けると、いとも簡単に割れてしまうのだ。だから優しくほんの少し締めていたのだが割れてしまっている。何処かにぶつけたのかも知れないが原因は分からない。所有バイクの内、このレンズを使用しているのはTLM220R、TLR200、TLR125、TLM50、タクトと多種あるので予備部品がある筈だと思い探してみたら、3ヶ出て来たが全てビス留めの箇所が割れた物だった。HONDA純正は高いだろうから中華の互換品でもないだろうかと探してみたら、1ヶ250円と手頃な価格の物を見つけたが、送料が1,000円はいただけない。ネット情報ではプレスカブのレンズが適合するそうなので、モノタローで探してみたら見つかったHONDA純正ではないが、NTB(ニッポン・タンシャ・ボディー)ブランドでプレスカブ用(左右共通)部品番号33402-GA7-003だ。これが何と1ヶ197円だったので、1台分の予備も含めて5ヶ注文した。5ヶでも1,000円を切るリーズナブルさだ。モノタローでは他にも買いたい物があったので、税抜き3,500円以上にして送料無料にし、更にクーポン利用で1,000円OFFは嬉しい限りである。届いたレンズはHONDA純正と遜色がない作りであった。唯一の違いはビス留め付近にNTBと印字されているが、サイズも形状も全く同じものであったのでポン付けした。これでウインカーレンズは死ぬまで買うことは無いだろう。中華製12V/ICウインカーリレービス留めの箇所が割れてしまったウインカーレンズNTBウインカーレンズフォルダーに取り付けたウインカーレンズ
2021.06.21
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キャブのフロートの向きが逆ではないかとのご指摘を頂いた。何個というキャブを弄ってきた経験豊富な有り難いアドバイスである。この件に関しては組み立て中に反対では無いかと感じた。通常のフロートはご指摘の通り丸い部分が下側で平らな部分が上側になっているのであるが、そのように取り付けるとフロートバルブが浮いてしまい、フロートピンの取り付けもシックリ来ない。念のためにYouTubeの組み立て画像と、パーツリストを確認してみても、矢張り通常のフロートとは逆に付けるのが正解のようだったので、そのように取り付けている。TLM50のパーツリスト
2021.06.18
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TLM50のエンジンが掛からなくなったので、素人の浅知恵で色々と試してみたが、どうにもこうにもならず限界が見えたので、ブログ読者に指南をお願いすべく助けを頼んだら、色々と教えて下さった。有り難いものである。先ず、タンクキャップの空気孔の詰まりを指摘頂いたので、確認してみたが詰まりは無かった。この手のバイクはキャップにパイプを繋ぐ突起が出ていてそこにゴムパイプを挿して、アッパーブラケットの穴に挿すようなっている。転倒する事を前提にガソリンがキャップから出ないようにするためだと思われる。それ故、キャップに開けられた穴は他のバイクより大きく、詰まりにくい。問題点ではなかったが、確認はしていなかったので、どうか詰まっていてくれと念じながら息を吹いてみたらスカスカだった。残念!次はリードバルブの破損を指摘頂いた。なるほどそこまでは頭が回らなかった。TLMはキャブを外すと直ぐにリードバルブにアクセスできるので、早速外してみる事にした。リードバルブはガスケットが2枚使用されているので、慎重に剥がしてシリンダーから取り出した。少し汚れはあるものの、バルブの薄い弁の隙間にゴミを咬んでいる様子も無い。更にバラしてみたが、破損箇所は見当たらなかった。シリンダーの中を覗きながらピストンを上下させてみるも、ピストンに傷などは見当たらない。綺麗なものだ。もし、バルブが破損していたら、ピストンに当たってエンジンから異音が聞こえた筈であろう。どうやらリードバルブでも無さそうである。次は現車と同じような症状でエンジンが止まったという情報。リードバルブまで点検したが、異常がないので、現車と同じように圧縮が弱いと判断してコンプレッションゲージを購入して圧縮を計測するそうである。その結果が分かれば、一筋の光明が見えるような気がする。次はキルスイッチの配線不良を指摘頂いたが、現車は修理する前からキルスイッチは付いておらず、現在も付いていないので、確認の必要はない。色々と考えるに、キックが少し軽過ぎるように思えるので、圧縮不足のような気もする。そうなればエンジンを降ろして分解?2サイクルと言え、サービスマニュアルも持っていないし、面倒なので、もう少しジタバタしてみよう。TLM50のタンクキャップキャブを外すとシリンダーに取り付けられているリードバルブがよく見えるカバーを取り外したリードバルブシリンダーから取り外したリードバルブ1シリンダーから取り外したリードバルブ2分解中のリードバルブリードバルブを外すとピストンが見える
2021.06.16
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それは去年の春の事だった。完全レストアを終えて長い間眠っていたTLM50で師匠のガレージに改造カブを見に行ってやろうと思い、エンジンを掛けてみたら、3回程のキックで目覚めた。元々調子が良かった車体なのだが、よく掛かったものだと感心しながら、1kmほど先のガレージまで走って師匠と1時間程コロナ禍における正しいバイク弄りについて激論を交わしての帰りだった。200メートルほど走ったその時、エンジンが不調となり、段々とパワーが無くなり、ついには止まってしまった。燃料切れかもとタンクの中を見るも混合油はまだ残っている。その場でキックを100回程するが掛かる気配も無いのでトボトボと押して帰った。早速、プラグのスパークを確認して、キャブをバラして掃除したが全く掛からないのでもう捨ててしまおうと放置していたのだ。折角苦労して直したのに、捨ててしまうのは勿体ないと思い1年振りに原因を究明すべく修理に取り掛かったもののなかなか手強いので、考えられる事を1つ1つ潰して行く事にした。1.燃料何年前か分からない古い燃料を全て捨てて、新しい混合油を作ってタンクに入れた。2.スパークの確認プラグを抜きキックしてプラグからの火花を確認。3.キャブレター開けてみると中は綺麗で、汚れは皆無であり、ジェット類もピカピカに光っていたが、全バラにして全ての穴とパーツを洗浄し、貫通を確かめた。見落としがあるかもと思い、合計3回バラして念入りに掃除した。フロートがプラなので、油面調整は出来ない。フロートバルブの段付きも無い。当然メインジェット、パイロットジェットの小さな穴、本体側の穴も全て貫通を確認。エアークリーナーを外しているので、エアーの入り過ぎを考慮し、エアースクリューやアイドリングスクリューを全閉から小まめに調整するも変化なし。チョークを引いたり、半戻し、戻しと色々試すが変化無し。アクセルを全開、全閉、アオリなど試すが変化無し。ドレンボルトを緩めると燃料は出て来るし、キャブをバラした時にも燃料はフロートチャンバーに一杯溜まっている。4.予備のキャブレター清掃済みの予備のキャブレターに換装するも掛からない。初爆すらない。5.強制始動エアークリーナー側のダクトからパーツクリーナーやキャブクリーナーを吹いてキックするも初爆すら確認できない。6.サイレンサーサイレンサーに詰まりがないか、排気口から棒を突っ込んでみるも、詰まりなし。7.CDITLM50はCDI点火となっているので、CDIの故障により点火時期が狂っているのかもと思い、予備機から外して付け替えるも変化なし。8.プラグプラグからの火花が少し弱いように感じたので、予備機から外して付け替えると、少し太い火花になったが掛からない。本機のプラグは7E、予備機は5E。9.圧縮キックをしているとかなり軽い感触である。手でキックを押し下げても軽く下がるので、圧縮漏れの可能性を疑い、ヘッドを外してピストンを下げてシリンダーの壁面を点検するも、傷などは見当たらない。以上の事をやってみたが、全く掛からないし、掛かる気配もない。泥沼に入り込んでしまった。何故掛からないのか分からない。キャブのクリーニング不足があったとしても、掛かる気配くらいはあるが、それも無い。エンジン始動のポイントは良い燃料、良いスパーク、良い圧縮の3良いなので、全て確認したつもりであるが掛からない。何か初歩的なミスか?それともシリンダーまで外しての確認が必要なのか?昨年、エンジンが止まった時の感じは、エンジンのパワーが無くなったので、アクセルを煽るも、反応せずそのまま回転が落ちて行き、エンジンストップとなったので、キャブが一番怪しいと思うのだが、これ以上掃除のしようがない。電気系なら直ぐにエンジンが止まる筈である。このブログをご覧の方々にお願いします。どんな些細な事でも結構ですので、ヒント、アドバイス、ご指南をお願い致します。全くエンジンが掛からなくなったTLM503回もバラしたキャブ清掃を終えたジェット類ピストンを下げて目視で行ったシリンダーの状態
2021.06.14
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先ず点滅しないウインカーはウインカーリレーの故障が疑われる。取り付けているリレーは中華製の300円程度の激安物なので、もう既に2ヶほど壊している経験からシャリィの物と交換してみる。スイッチを入れてみると何の問題もなく点滅する。取り外したリレーをシャリィに付けてみると点滅しない。やはり中華の安物なので壊れたのであろう。安物買いの銭失いとはよく言ったものだ。早速amazonで注文しようと検索したら1ヶ250円のリレーが最安値で人気№1だったが、レビューを見ると点滅しないとか、すぐ壊れるとか最低の事が羅列されていたので、流石に腰が引けた。安物買いの…のフレーズが頭を過ぎるがHONDA純正などサラサラ買う気はないので、ここは清水の舞台から飛び降りる心境で太っ腹の所を見せるべく大枚を投入して1ヶ400円の中華リレーを2ヶ纏めて買ってやった。どうだ。次は点灯しない右前のウインカーだ。ギボシの接触不良を疑い点検するも異常は見当たらないので、バルブを外しエンジンを掛けて右スイッチを入れ、テスターで電圧を測ってみると、何と!電気が来ていない。断線か?ウインカー配線とアース配線のギボシを抜いて導通検査をしてみると両方の配線に導通がない。そんなバカな事があるものかと思いながら、テスターの検棒をウインカー線とソケットの縁に当てたら導通が出た。何たる不覚。恥ずかしくて穴があったら入りたい。この情けない顛末はこうだ。カウルを開けた時にウインカー線とアース線が引っ掛かって抜けかけたので元に戻しておいたのだが、両線とも延長するために同じ黒色の配線を使用していたために、右ウインカー線とアース線を取り違えて逆にギボシに挿していたのである。これでは電気は来ない。当たり前だ。配線を正常に差し替えてスイッチを入れると当然だが見事点滅。やれやれである。後はウインカーリレーの到着で、12V、バッテリーレス、LED化が全て完了となる。まとめXL125Sは6V電装で、整流にシリコンレクチファイヤーを使用しているので、基本的に6Vシャリィと同じであるが、レクチに入力する配線がシャリィが2本に対しXLは4本となっているので、分かりにくいが、レギュレーターに入る線は2本なので、余った線はアースに落とせば良い。後はライト線を分岐さす事と、コンデンサの取り付け、整流ダイオードの取り付け、LEDバルブへの換装はシャリィと全て同じである。レクチ仕様のバイクはレギュレーターを付けなければならないが、TLRやTLMのようにレギュレーター付きのバイクならば6Vのままで、アイドリングで6V球が点滅する。バッテリーを外してコンデンサを付けるだけで十分である。壊れた事が判明した中華製激安ウインカーリレー結線間違いを修正して点滅するようになった右ウインカー
2021.06.12
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レギュレーターとコンデンサを装着したので、最後のLEDへの換装に移る。LED12Vウインカーバルブの手持ちが2個となっていたので、前回と同じ物をamazonで購入した。S25型10個で1,399円は中華製であろうが安い部類であろう。前後の6Vバルブを外して12V/LEDバルブに入れ替える。テールも6Vダブル球から手持ちの12V/LEDダブル球に交換。ヘッドライトHi、ニュートラル、ウインカーの各表示灯も6V麦球から12V/LEDに入れ替える。最後にウインカー表示灯への配線に整流ダイオードを取り付ければ完了であるがこの配線が面倒くさい。このバイクはメインハーネスのみXL125Sなのでフロント回りはTLM50の配線となっているが、ウインカー配線の色は古いホンダ車なら右が水色、左が橙色となっているので、分かり易い。左右のウインカー配線からパイロットランプに繋がる線にそれぞれ整流ダイオードの電気を止める側をパイロットランプ側にして取り付け、その先で1つに纏めパイロットランプの橙色に接続するのだが、先に二股配線を作ってから取り付けた方が簡単である。水色はアースに落とす。この逆の配線でも結果は同じである。TLM50はウインカーのパイロットランプが1灯なのでこの改造を行わないと、LEDバルブでは電気を消費し切れず反対側のウインカーも点灯してしまう事になるのだ。ダイオードを咬ました二股配線を作って、収縮チューブとホットメルトで絶縁してウインカー配線とパイロットランプ配線の間に取り付けて完了である。いよいよエンジンを始動してみる。運命の瞬間である。ニュートラル表示灯は点灯している。ウインカースイッチを入れてみると、表示灯及び左は前後、右後は点っているが、右前は点かない。バルブを交換してみても点かない。アイドリング時の他のウインカーは僅かに点滅するが、アクセルを開けると眩いばかりに光って点滅しない。表示灯も点滅しない。ウインカーリレーに問題があるようだ。前後のブレーキを掛けてみるとストップバルブはOKだ。次にライトを点けてみると、Hi表示灯、ヘッドライト共にOKだ。XL125Sの配線は充電系とライトは別系統になっているので、バルブは6Vのままでも良いようだが、コメントで「さてっを」さんから「ヘッドライトは12V60/55Wハロゲンでも大丈夫ですよ。」との有り難い神のご教示を頂いたので、暗いようなら12VのLEDにでも付け替える選択肢が増えた。取り敢えずウインカー、ストップ、ライトは点いたので、配線は間違っていなかったようである。後は、点灯しない右前のウインカーと点滅しないウインカーの原因究明が待っている。12V/LEDバルブと6V麦球整流ダイオード(灰色が電気を止める側)作成中の整流ダイオードを咬ました二股明るく点灯するが点滅しないウインカーバルブと表示灯点灯したLEDのテールライトライト、表示灯共にOK
2021.06.10
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レギュレーターが装着されたので、次はバッテリーレス仕様に改造する。藤さんに貰った2個目の4700μFのコンデンサをバッテリーの代わりに取り付ければお仕舞いであるが、そのままでは付かないのでギボシ配線を取り付ける。コンデンサは足の長い方がプラスで短い方がマイナス更に白い帯がある方がマイナスとなっているので間違えないように配線コードとコンデンサの足をスリーブで圧着して、ホットメルトで絶縁する。配線の反対側はギボシを付けて完了である。バッテリーケースの蓋を開けてみると、完全に死んだ6Vバッテリーがケース一杯に鎮座している。取り外してコンデンサを接続するとケースの中はガラガラになった。バッテリーを外しただけでも少しは軽量化になる事であろう。これでバッテリーレス化は全て完了である。藤さんに貰った4700μFのコンデンサ配線を取り付けてホットメルトの絶縁とギボシを施したコンデンサTLM50用のバッテリーケースと6Vバッテリーバッテリーの代わりにコンデンサを取り付けたケース内
2021.06.08
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6Vシャリィを12V、バッテリーレス、LED化に成功したので、気を良くしてTLR125も同様の電装に踏み切る事にした。TLRはXL125Sのエンジンとメインハーネスを使用しているので、レギュレーターではなく、シリコンレクチファイヤーを使用している。このレクチはシャリィのそれとは全く違い、サイズも大きく形状もレギュレーターに良く似ていたために、レギュレーターだと思い込み取り付け記事にもそう書いたが、間違っていたようである。用意するものは、中華製ホンダ互換12Vレギュレーター、コンデンサ、整流ダイオード、LEDバルブ、配線等だが、殆ど手持ちで対応出来そうだ。中華製ICウインカーリレーは先に取り付けてある。シャリィと違うのはレクチに繋がる配線の数だ。シャリィの場合は2本(赤、白)の配線のみだったが、XLの場合は4本(赤ニ白、黄、緑、桃)の配線が繋がっている。色々と調べたらレギュレーターに接続する配線は、レギュレーターを正面から見て左上がレクチの赤ニ白、左下がレクチの黄、右上が発電機から取り出し分岐させた黄に白、右下がアースとなるようだ。残ったレクチの桃と緑はアースに落とせば良いようである。先ずレクチに繋がる配線を外そうとレクチ側のゴム製配線カバーをめくってみたら、配線が端子にカシメされていたので外せない。4本の配線の途中で切断してギボシを付けようかとも思ったが、レクチの配線は切りたくないので、その先のカプラーから端子を抜く事にした。カプラーの端子にはハーモニカのリードのような突起がありカプラーに押し込む時にその突起が閉じられ、中でフリーになった時に再び開くので端子はカプラーから抜けない構造になっている。カプラーの配線側は必ず凸した形状になっているので、この隙間に細い精密ドライバーの先を突っ込んでリードのような突起を強制的に閉じさせて配線を引っ張ると抜ける。この時ドライバーの先はかなり奥まで突っ込まないと突起が閉じてくれないので慣れないと苦労する事になる。カプラーから4本の端子を全て抜いたので、雌型端子を取り付けた配線を作製する。発電機からの分岐線を作るために、カプラーから黄に白線の端子を抜いてみたが、通常の端子と形状が違うので手持ちがない。仕方が無いので、配線の途中から分岐させる事にして、配線の被膜を慎重に剥く。レギュレーターに分岐用の配線をニチフの圧着スリーブで一緒に圧着するのだが、筒状のスリーブの穴は端子より小さいので側面を鉄ノコで切って、結合した配線部分に嵌めて圧着した。更にスリーブと配線の隙間にハンダを流して置く。絶縁は他の配線が邪魔になって絶縁テープが巻けないので、ホットメルトで絶縁を施した。作成した配線をカプラーに取り付け、レギュレーターに接続。これで12V化の配線改造は終了である。カプラーに繋がったシリコンレクチファイヤーカプラーから端子を抜いたシリコンレクチファイヤー発電機に繋がっている配線とカプラー黄ニ白線を途中で分岐させる配線を引いてスリーブで圧着レクチへの配線を全て抜いてレギュレーター用の配線を取り付け元に戻したカプラーレクチの代わりに取り付けた中華製12Vレギュレーター
2021.06.06
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2週間の入院と6週間のリハビリで何とか歩けるようになったので、シャリィのヘッドライトバルブを交換する事にした。怪我をする前に発注していたので、6V球と入れ替えるだけだ。amazonで購入したヘッドライトバルブはシャリィの口金に合わせてP15ーDのLEDバルブだ。Hi/Lo切替型で 交流、直流兼用。電圧は9V~30V対応。 8W 1400lmの明るさだ。これがたったの639円なのは有り難いのだが、座金からの長さが49.5ミリもある。ソケットからライトガラスの内側までのクリアランスをノギスで測ると50ミリ程度だったので、バルブの先端がライトガラスに当たりはしないかと心配だったが、取り付けてみるとギリギリセーフで一安心。ライトは旧式なのでガラス製だし、LEDは発熱量が少ないので大丈夫だろう。テールランプは手持ちの12Vダブル球に付け替えて使用。エンジンを掛けて、キーをライトの位置に回すとライトが点く?点かない。何度やっても点かない。キーをライトの位置に回すとニュートラルランプも消えてしまう始末だ。配線のギボシの確認を行うも異常なし。6V球の時には点いていたのだから配線の断線やショートは無い筈である。ならばバルブの接触不良を疑い、テールのダブル球を指で押さえてみると突然点いた。ここの接触不良が原因だった。今までロウソクの明かりのようなヘッドライトが白く輝いている。Hi/Loの切替もバッチリである。ニュートラルランプも点灯している。アイドリング状態でライトを点けたまま、ウインカースイッチを入れてみると、明るさに若干ばらつきが出るが、点滅はしている。アクセルを少し開けるだけで明るさは戻る。コンデンサの容量が若干足りないのかも知れないが問題無い範疇である。これで、シャリィCF50-2(6V仕様)の完全12V化及びバッテリーレス化及びLED化の作業が全て終わったので、感想を述べてみよう。6Vシャリィはシリコン整流器で電圧を制御しており、余った電気はレジスターやバッテリーで吸収するのだが、バッテリーが死んでしまうと吸収しきれず、過電流が流れバルブ切れを誘発する。バルブが1つ切れると電力バランスが崩れ他のバルブも次々と切れて行く。バッテリーを常に良い状態に保つ事が大切だが、6Vバッテリーは容量も小さいのでエンジンを掛けない状態が長く続くと、直ぐに死んでしまうのが弱点である。私のようにあまり乗らない者にとってはバッテリーレスにするのが理想である。バッテリーレスにするなら、レギュレーターやバルブ、ウインカーリレーなど入手のし易さから合わせて12V化も行い、ついでにLED化した方が効率が良い。幸い、この時代の6V車の発電量は12Vにも対応できる発電機を積んでいる車種が多く、発電機まで交換する必要は殆ど無いようである。部品の調達はamazonで全て揃うが、レギュレーターはホンダ純正だと高価なので、中古を探すか、中華製で十分である。コンデンサはなるべく容量の大きいものを電気パーツ店で探すと安く手に入る。一番の手間はウインカーのパイロットランプが1灯なので、左右のウインカー配線に整流ダイオードを咬まさなければならない事である。この配線を作らないと、両方のウインカーが同時に点滅してしまうのだ。ネット上では様々な12V用コンバートキットが販売されているが、配線は単純なので、高価なキットを購入しなくても必要な部品だけ揃えれば、高度な電気の知識は必要としないで、12V、バッテリーレス、LED化を構築する事が可能である事が分かった。口金P15ーDのLEDヘッドライトバルブ座金にバルブをセットしたヘッドライトケース内で何とか収まったLEDバルブアイドリング状態で点灯したライト、ウインカー、ニュートラル、ウインカー表示の各バルブ
2021.05.30
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キャブと燃料コック、タンクの汚れで苦戦していたRH250であるが、やっとキャブの調整も終わり、エンジンの調子も元に戻ったので、売却する事にした。このRH250というバイクは水冷2サイクル単気筒で35馬力を誇るトレールバイクだが、大柄で、車高が高く、パワフル過ぎて持て余し気味だったのだ。今後も乗る事は殆ど無いだろう事を勘案したのだ。足を骨折する前に、バイク好きの「空師」にドンキーベースを見せたら、RH250に目が止まり、売って欲しいと頼まれていた事もあり、OKの返事をしていたら、受け取りに行きたいと連絡があった。入院中だったので、ブレーキフルードと冷却水の交換が出来ないが、構わないという事なので、取引は妻に託した。以下電話での会話妻 今、ドンキーベースにいるのだけど、持って帰って貰うバイクはどれ?私 入口にスズキのオフロードバイクが置いてあるのが、それじゃ。妻 ホンダしかないけど。私 入口に一台だけ別にしてあるオフロードバイクが見えんか!妻 青いバイク?私 そう。それじゃ。(女子供にはバイクの車種を言ってもサッパリ分からないので、色で言うしかないと悟った。)やがてRH250は「空師」の軽トラに積載され、8万円でドナドナされたのであった。この8万円、入院治療費で消えるのだろうなぁ…。ドナドナされるRH250
2021.04.19
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シャリィのバッテリーレス化と12V化を行うために配線はなるべく純正色を使いたかったので、電気配線を購入する事にした。今までは電気パーツ店やホームセンターで必要な長さだけ購入していたが、以外と高いし面倒なのでこの際、電気配線セットを探してみたら色々出て来た。沢山有り過ぎて一体バイクの配線に使用するにはどの太さにするのが良いのか分からないので、規格を調べてみると、2種類ある事が分かった。JIS規格はsq(スクエア・スケ)、アメリカ規格はAWGだ。この規格で自動車の内電装やバイクに最もよく使われるサイズはJISで0.75sq、アメリカでAWG18なるサイズだそうだ。要するに0.75sq=AWG18でこのサイズを買えば良いと言う事である。外径2.1ミリ~2.2ミリ、銅線の太さが1.1ミリ、最大電力80W対応となる。amazonにAWG18サイズ各5m5色セットが1,899円で出ていたので購入してみた。外皮はシリコンラバーで柔らかいが、線芯はブリキ銅となっており、銀色だ。箱の中にリールに巻かれた配線が5巻き、木の棒に串刺しになっており、箱に開けられた穴から配線を引っ張るとリールが回転して出て来る仕組みだが、リールが小さいので、中でぐちゃぐちゃになって何とも言いがたい。半分ほど使えば正常に動いて出てくるような気がする。色は赤、黄、緑、水色、黒であるが、水色の代わりに白が欲しかった。使用した感じでは、電工ペンチによる被膜の剥離、ギボシの取り付け共に問題無い。取り回しもシリコンラバーなので柔らかくどうにでもなる。中華製なので耐久性を不安視する声もあるようだが、ただの配線なので壊れたり、切れたりする事もないだろう。中華製5色配線セット箱を閉じて専用の穴から取り出した配線
2021.04.11
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シャリィのバッテリーレス12V化の配線改造作業が終わったので、6V/LEDウインカーバルブを手持ちの12V/LEDにバルブに付け替えてエンジン始動。右ウインカースイッチを入れてみると、見事点灯。中華製ウインカーリレーが仕事をしていないのか、少しハイフラ気味だが、許容範囲だろう。左ウインカーもOK。アイドリングでも強い光が安定しているので、コンデンサもキッチリ仕事をしているようだ。ニュートラルとウインカーパイロットとメーター照明は12V/LEDバルブがamazonから届いたので、交換しておいた。こちらも明るすぎる程の光量だ。エンジン回転を上げても切れる事もない。配線は間違っていなかったようである。上々の滑り出しである。後はamazonに発注した12V/LEDのヘッドライトバルブが届くのを待つだけだった。ところが、3月30日の午後「空師」に切って貰った檜の枝を片付け中、不意を食らって石崖から落ちた。高さは大した事は無いが落ち方が悪かったようで左足脛骨が折れた。そのまま入院となり、手術。現在ベッドと車椅子、それとリハビリの毎日である。もう、amazonからヘッドライトバルブが届いているだろうが、対面もしていないし、情報もない。気になる。毎日、妻から着替えの下着がどうの、仕事がどうのうと電話が掛かるが、ヘッドライトバルブの事は話題に上らない。これだから女子供は話しにならない。ひと言amazonからヘッドライトバルブが届いているよ!と声を掛けてくれれば、勇気100倍、入院生活に希望が持てると言うものだ。まぁ良い。どうせシャリィの置いてあるドンキーベースに行くには、長いスロープを降りなければならないので、松葉杖では当分無理であろう。12V/LEDバルブが燦然と輝くリアウインカー眩いばかりの12Vニュートラルとウインカーインジケーターランプ入院証明画像
2021.04.09
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1月にLEDのウインカーリレーとLEDウインカーバルブを交換して2度ほど走ったら、前ウインカーが両方とも点かなくなった。バルブを後と交換すると点灯する。バルブ切れだ。やはりシリコン整流器が仕事をしていないようである。この調子だとバルブが幾つあっても足りやしない。このシャリィは鉄フェンダーの6Vポイント点火、1970年代のCF50-2なので、シリコン整流器で電圧を制御しており、余った電気はレジスターやバッテリーで吸収するのだが、バッテリーが死んでしまうと吸収しきれず、過電流が流れバルブが切れるのである。電装を根本的に見直さざるを得ない状態になったので、思い切ってバッテリーレスの12V化に踏み切る事にした。手持ちにあるのは、HONDA互換の中華製12Vレギュレーター、藤さんに貰った4700μFのコンデンサ、12VのLEDウインカーバルブなので、後はヘッドライト、テールランプ、ウインカー・ニュートラル・メーター照明の12V用LEDバルブを調達すれば何とかなりそうである。先ずはフライホイールから出ている黄、白、黒、若葉ニ赤の4本がメインハーネスに接続されている位置を探す。キャブのパワーフィルターの隙間から配線が見えたので、パワーフィルターを外すとその真下にギボシで接続された箇所があった。黄線ギボシを抜いて分岐させるハーネスを作り、レギュレーターの正面から見て右上に接続。次にアース線を作って、車体とレギュレーターの右下に接続。次にシリコン整流器を探すと、バッテリーケースにカプラーごとゴムの取り付け具で嵌められていた。シリコン整流器への赤ニ白線をレギュレーターの左上、白線をレギュレーターの左下に接続するのだが、シリコン整流器はL字の250型2極カプラーに嵌まっているので、カプラー配線を切断してギボシにしてしまうと、失敗した時に元に戻すのが面倒な事になるので、このカプラーを利用する事にした。とは言え、雌型がないのでオートバックスに買いに走り、1セット218円で手に入れた。比べてみると純正カプラーにはロック機能が無いが、エーモンのカプラーにはロック機能が付いているので、悩んだ末、雄雌ともエーモンを使用することにして、純正カプラーから接続金具を外す事にした。カプラーに細い精密ドライバーを突っ込んで、外しに掛かる。白線の方は直ぐに外れたが、赤ニ白線の方は手強い。金具のストッパーの板を抑え付けながら、もう一本のドライバーで何回か押し出すと何とか外れた。外した配線付き金具をエーモンの雄にセットし、配線を取り付けた雌を挿し込む。これで元に戻す時にはカプラーを外してシリコン整流器を挿し込むだけで済む。シリコン整流器からの2本の線をレギュレーターに接続。配線間違いがあった時のために、レギュレーターのカプラーへは配線をセットせず、接続金具を直接レギュレーターに挿し込んで様子を見ることにした。バルブが正常に点灯して間違いが無かったら、改めてカプラーに金具を挿し込んでレギュレーターに接続する事にする。次はコンデンサの加工である。ハンダ付けが下手なので、短く切ったコンデンサの足と配線をニチフの圧着スリーブに通し、電工ペンチで圧着して、絶縁のために、ホッとメルトで固める。コンデンサのプラスをバッテリーへのプラス線(赤線)、コンデンサのマイナスをバッテリーへのマイナス線(青ニ白線)に接続。これで配線は完了である。やってみれば、容易いことだが、果たしてこの結線で間違いないだろうか。少々不安であるが、バルブの到着が待ち遠しい。フライホーイールからの4本線/黄線を分岐させレギュレーターに接続するレギュレーター接続用に作製したハーネス2極250型L字カプラーとシリコン整流器シリコン整流器のカプラーを外してエーモンのカプラーを取り付けた配線レギュレーターに仮接続した配線バッテリーケースを外した後のレギュレーター、コンデンサ、ウインカーリレー藤さんから貰ったコンデンサ/長い足が+短い足が−(白帯のマークが−)ニチフの圧着スリーブで圧着した配線ホットメルトで固めた接続部分
2021.03.29
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キャブ、燃料コック、タンクの清掃が終わったので、車体に組み付けて始動を試みる。タンク内には安全のため混合油を1Lほど入れて、燃料パイプは中が見える半透明の物を臨時につけた。コックをRESにすると燃料がパイプの中を流れる筈だが、流れない。このバイクのコックは落下式なので、自然にキャブに流れる仕組みになってる筈である。コックは綺麗に掃除したので、詰まりはないと思う。キャブからパイプを抜いてみると、燃料が飛び出して来た。と言う事はフロートバルブが動いていない?キャブをを取り外してフロートバルブを点検してみると動いていない。バルブシートとの当たりに問題があるようだ。キャブのオーバーホールを行った時にバルブシートが固着して外れないので、ラジオペンチで挟んで抜いた為に内部の当たり面に傷が付いたのかも知れない。鉄棒にボンスターを巻き付けて只管磨く。更に磨いてフロートバルブを挿し込んでみると、今度はスムーズに動いた。よしよしこれなら大丈夫だと、再び組み立てて装着、燃料を送るがキャブに流れない。何で?バルブシートが奥まで入っていないので、フロートアームがバルブを早めに閉めてしまうのかもと考え、再びバラしてバルブシートを外してみるが、適正にセットされていた。しかし、燃料は流れない。当然キャブ内の燃料通路は掃除してあるので、燃料注入口からパーツクリナーを吹いてみるとフロートバルブからちゃんと流れ出て来る。それなら、キャブ内の圧力の関係かと考え、上部のキャップを外してピストンバルブを抜いて試してみるが、流れない。ついでにドレンスクリューを抜いて試してみるが流れない。消去法で残るはフロートアームの角度くらいしか思いつかない。フロートチャンバーのビスを全て抜いて、チャンバーを手で押さえながら燃料パイプを繋ぎ、チャンバーをキャブ本体からゆっくりと離して行くと、突然燃料が流れ出した。これでやっと謎が解けた。フロートチャンバーを本体にキッチリ取り付けた状態では、フロートの角がフロートアームを押し上げバルブを閉めた状態になってしまっているのである。だからフロートチャンバーを取り付けると燃料が流れないのである。しかし不思議だ。何の異常も無く走っていたバイクが、何年か放置をしていたとは言え、こんな事になるのだろうか?分解清掃した時にフロートアームの汚れは落としたが、デリケートな部分なので大きな力を掛けた覚えは無いし、現物のフロートアームも正常に見える。仕方が無いので、フロートアームのバルブが当たる部分を少し曲げて調整して組み付けると今度は燃料がキャブに流れて行く。キルスイッチOFFの確認、プラグを外して発火の確認、チョークを引いて、キック。キック、キック、キック。6回目で突然掛かった。暖機の後にアイドル調整を行い、アクセルを開けると高回転も大丈夫だ。少し乗ってみたが、2スト250ccのパンチのある加速は健在である。これでやっと手放す準備ができた。燃料が流れないキャブフロートの下方に付いた角でフロートアームを押し上げる構造のキャブ復活を遂げたSUZUKI/RH250
2021.03.25
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以前からクルマとバイクの空気を入れながら圧力を測れるエアチャックガンを使用していたが、気圧計が壊れてしまってエアーを幾ら注入しても200kpaから上がらなくなってしまった。YouTubeのまーさんガレージでタイヤゲージの比較をやっていたので見てみるとゲージ付きのエアチャックガンは一見、便利なようだが、誤差が一番大きいようだ。ゲージ単体の物は誤差が少なかったので、少し不便だがタイヤゲージを買いにアストロプロダクツ行ってみた。店内にはタイヤゲージはメーター式が2種とペンシル型があった。10kpa(約0.1気圧)から測れるメーター式APタイヤゲージを見つけたので即購入した。タイヤゲージはネットでも色々と出ているが、10kpaから測定できる物はあまりない。これだとトライアルバイクの低空気圧も測れてしまうので、バイク、クルマとマルチに使えるのだ。早速、工作車のタイヤに空気を入れてみる。このクルマのタイヤサイズは変わっていて前輪が195/70R15で200kpa後輪が215/65R15で240kpaとなっているのだが、不経済なので両輪とも215/70R15サイズにしている。 空気圧は4輪とも250kpaと少し多めにセットした。入れすぎてもプッシュリリース機能により適正圧まで抜く事が出来るのは有り難い。ワンボックスに乗っている人に色々聞いてみるが皆さん少し高めに入れているようだ。中には300kpa入れている人もいる。空気圧は好みという部分もあるが、数値の誤差が少ないのが一番だろう。空気入れにゲージが付いているエアチャックガンアストロプロダクツの10kpaから測れるタイヤゲージ
2021.03.20
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燃料コックが激しく詰まっていたので、恐らくタンクの中は酷い事になっているだろうと思いつつ、残っているガソリンを抜いてみたら、赤土を溶かしたような色になっていた。どうやらサビが蔓延しているらしい。不動車を貰って最初にバラした時のタンクはガソリンが大量にペースト状になり、それはそれは酷い過去最悪の状態だったので、堆積物を取れる所まで掻き落とし、タンククリーナー花咲かGで処理していたのだが、底の方が取り切れていなかったようだ。中性洗剤と水を入れてタンクを洗浄。給油口から排水してみると小さなサビ片が一緒に出て来たが、予想より量は少ないので無茶苦茶錆びているようでもない。ネットでタンククリナーを探してみると、金属専用サビ取り液GZST02なる商品が目に止まった。タンク専用クリナーではないようだが、良く似た物のようなので安さに負けて1,956円で購入、人柱になってみた。さて、花咲かGの半値以下の商品の効果は如何に。キャップを開けてみると、青色のドロッとした液体だ。説明書を読んで見ても水で希釈して良いとは何処にも書いていないが、1L全てぶち込んで、湯を入れて3日程放置してみた。期待を込めてタンクキャップを開けて中を覗いてみると、何も変化が無いように見える。やっちまったか。取り敢えず中の水を全部出してみると、重そうなクリーナーが底の方に溜まっていた。水洗いをしてみると表面のサビは殆ど落ちていたので、全く効果が無いという程でもないようだ。水で薄めて使う方法が間違っているかも知れないが、花咲かGに比べれば劣る事は確かだ。再び中を洗浄して、タンクキャップにドライヤーを突っ込んで乾かす。これでタンクの用意は出来た事にしよう。タンクから出て来たガソリンガレージ・ゼロのサビ取り液1kg使用後のタンク内部
2021.03.07
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キャブの状態が相当酷かったので、もしやと思い燃料コックを捻ってみたがビクともしない。ガチガチに固着してしまっている。ペンチで摘まんで無理やり回そうとしたが、これも力任せにやっては壊してしまう可能性があるので踏みとどまった。タンクから外してみると、予備燃料供給用の真鍮パイプに不純物がビッシリと付着して酷い事になっていた。カップとコックのレバーまでは外す事が出来たが、レバーの奥にあるプラの部品がどうしても外れない。多分この部品に穴が開いておりレバーが嵌まって回転する事により、穴の位置が変わりON、OFF、RESを切り替えるのだろうが、初めて分解した時の記憶はもうない。レバーが嵌まる溝にドライバーを突っ込んで回そうとするが動く気配もない。キャブクリーナーを溜めて一日置いたが結果は同じである。ドライヤーで温めてもダメである。ドライバーを当てて金槌で叩いて回そうとしたが、相手がプラなので壊したら元も子もないので止めた。恐らくキャブ同様タール状になったガソリンが接着剤の作用をして固着しているだろうから、熱を掛ける方法が最善なのでバーナーで炙ってみる事にした。しかし相手がプラなので、慎重に熱を加えて行く。白い煙が僅かに出たところでストップ。ドライバーを突っ込んで回してみると動いて外れた。熱による変形も見られない。ティーパー状のこの部品は思った通りコックの奥に嵌まっているだけだった。真鍮パイプも詰まっていた。パーツクリーナーを吹きながら針金でつついたが埒が明かないので、自転車のスポークを突っ込んで押し出すとヘドロの様な物が1cm程も出て来た。こうなるとタンクの中もサビが蔓延しているに違いない。段々と憂鬱になって来る。燃料通路を分けるプラ部品とコック
2021.02.17
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RH250のアクセルグリップを捻ってみたが、固着して回らなくなっていた。長らくエンジンを掛けていないので、キャブのピストンが張りついているのだろうと思い、キャブを取り外してみる事にした。このバイクはパワーフィルター仕様にしているので、キャブはエンジン側のインシュレーターバンドを緩めて、燃料パイプを抜くだけで簡単に取り外せる。パワーフィルターを外して中を覗いてみると、大きな四角いピストンが見える。ドライバーの先で少し力を加えてこじってみたが、ビクともしない。ピストンが損傷する恐れがあるので、キャブクリーナーを吹いてドライヤーで十分温めてからドライバーの先にウエスを巻いてこじるとパコンと音を立てて抜けた。取り外したキャブを分解してみると予想よりも酷い事になっていた。フロートチャンバーのドレンもメインジェットもフロートバルブもスロージェットも真っ黒に不純物が堆積して全て固着し、緩める事が出来ない。こういったデリケートな部品は力任せに外そうとするとネジの頭をなめたり、壊してしまう可能性大なので慎重にならざるを得ない。キャブクリナーをたっぷりと吹いてドライヤーで温めて取り外しに掛かるとドレンとメインジェットは外れたが、フロートバルブとスロージェットがどうしても外れない。フロートバルブはティーパー状の先がバルブシートに嵌まっているだけなのに、何故か抜けない。たぶんタール状になったガソリンが糊のようになってフロートバルブをバルブシートに貼りつけてしまっているのだろう。キャブクリナーをKUREからYAMAHAの高級泡クリナーに変え、バルブの隙間から十分に吹いて一日置いたら何とか抜く事が出来た。残るはスロージェットだが、これはパイプの底にねじ込まれているので、ドライバーで頭をなめてしまったら、取り返しがつかない事になるので、特に慎重に作業を行ったが全く緩まない。フロートバルブは外しているので、ゴムワッシャが付いた部品はもうない。それならば、バーナーで炙っても大丈夫と判断し、やってみると見事外れた。やれやれである。それにしても、ここまで酷い状態のキャブは久し振りに見た。直るかどうか心許ない。キャブが固着したRH250吸気側にたっぷりと溜まったタール状のガソリンと奥に見える固着したピストン酷い状態のキャブ内部
2021.02.12
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TLR125のマフラー音が段々と大きくなり、最近では爆音となっているので、何処かに穴が開いている事は間違いないと思い調べて見る事にした。エンジンを掛けてマフラーの排気口に手を当ててみると、排気圧が殆ど感じられない。爆音の箇所を聞いてみると中央の膨張室だと分かった。見た目には異常は感じられないので、下側だろう事は予想がつく。エキパイから分離して外してみると、ビックリ仰天だった。アヒルの卵ほどの大きさの穴がポッカリと開いていた。取り付けた時の記憶によると、サビ落としをしたら何箇所か小さな穴があったのでマフラーパテで埋めて黒錆転換剤、耐熱塗料で仕上げた筈であったが、ここまで酷い事になっているとは…。さて、どうしたものか。理想は鉄板で穴を塞いで、溶接を行う方法だが、マフラーの穴開きは小さな穴であっても、その回りはかなりサビが進行しており、つつくと段々と穴が広がるので、マフラーそのものが薄くなってしまっている。従って薄物溶接の高度な技術と機材が必要となる。手持ちのアーク溶接機では直ぐに溶けて穴が余計に拡大してしまう事は予想がつく。次は鉄板で穴を塞いでハンダ付けを行う事だが、これほどの広範囲にハンダ付けをやった事はないし、自信もない。それに膨張室はエキパイとサイレンサーの間にあり高温になるので、ハンダが溶けるかも知れない。一番簡単なのは鉄板で穴を塞いでその上からアルミテープを貼り付けて終了である。アルミテープの耐久性に不安があるが、少しの間なら大丈夫だろうと思い、膨張室をカップワイヤで磨いていたら、反対側にも穴が数カ所見つかった。穴は角の部分なので、鉄板で塞ぐのは難しい。この部分はテープだけにしようかと考えていたら思い出した。TY125のキャブのオーバーフローパイプに割れが見つかり、その修理に使用したクイックウエルドなる金属接着剤があった筈である。クイックウエルドは、どんな金属にも使用出来、しかも耐油、耐熱になっているので、使えそうである。新しく見つかった穴はクイックウエルドで塞ぎ、大穴はブリキ板を切って塞いで、その回りをクイックウエルドで塞ぐと、溶接したのと同じ状態になる。硬化後、その上からアルミテープを貼りつけると更に強度アップだ。作業を終えるとなかなか良い感じに仕上がった。よしよし完璧だ。車体に早速取り付けてエンジンを掛けてみると、膨張室から大きな音がする。穴は塞いだのに何故?膨張室の裏側を覗いてみると、排気の振動で修理した箇所が膨れて動いている。薄いブリキを使用したので、排気圧に負けているのだろう。マフラーの排気口に手を当ててみると排気圧が弱い。クイックウエルドがぶっ飛んだのだろうか。がっかりである。外して確認する力も失せたので、次の手を思いつくまでそのままにして置く。大穴が開いたマフラーの膨張室カップワイヤで磨いたら新しい穴が見つかり更に穴が広がった膨張室ブリキで穴を塞ぎクイックウエルドを塗った膨張室硬化したクイックウエルドを不織布ディスクで磨いて行くアルミテープで仕上げた膨張室
2021.02.08
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セローとの激突により修理箇所が壊れたか、オフロードの激走に絶えきれず壊れたか定かではないが、このリアフェンダーは左の取り付け穴から中央に掛けて割れがあったので、裏側からFRPで補強していたのであるが、FRPが剥がれ落ちてマフラーに引っ掛かっていた。FRPはPPには効かないようだ。PP(ポリプロピレン)という素材は適度の強度と柔軟性があるのは良いのだが、塗装の乗りは悪いは、FRPは効かないはで、修理するには全く手が焼ける代物である。ヤフオクでTLR200用のリアフェンダーを探したが、中古でも5千円近くする。全て見終わると1つだけ1,500円で出ていたので、1,700円までつり上げた後、酒を飲んで寝たら、上を越されて誰かさんに落札されてしまっていた。もう修理するしかない。修理すると決めたが、さて、どうやって修理をしたものか、最近はPPにも使用出来る接着剤もあるようだが、テールの保安部品を含めた重さが掛かる箇所なので、接着剤ではもたないと思われる。トライアルをする人は割れた箇所の両側に穴を開けてインシュロックで締め上げ、フェンダーを縫っているように見える修理をしているが、この方法だと完全に固定されず、見た目も恰好悪い。そうなると、TLM220Rで行ったアルミのパッチ当てしか思いつかないのでやってみた。先ず、フェンダーに紙を当てて鉛筆でなぞり、パッチの型取りを行い切り抜く。次にパネルトラックから切り取った1.5ミリ厚のアルミ板を引っ張り出して、切り抜いた紙を当てて切り取り線を描き、金切り挟みで少し大きめに切り抜く。切り抜いたアルミパッチをベンチグラインダーで整形する。次にフェンダーのRに沿って手曲げによりアルミパッチを曲げて行き、取り付け穴に印を付けて9ミリの穴を開ける。穴にボルトを通しアルミパッチをフェンダーに固定する。次にアルミパッチの上からドリルでフェンダーごと、リベットの下穴を開ける。下穴にリベットを差し込みリベッターでカシメる。フェンダーの厚みからするともう1サイズ大きなリベットが合うようだったが、何とか固定出来そうなのでそのまま使う事にした。リベットを全て打ち込んで力を加えてみたが、ビクともしない。割れがシッカリ接合されているのが分かる。アルミパッチが目立つが、リベット留めならそれなりにワンポイントに見えるだろう。これならオフロードを激走しても大丈夫だ。リアフェンダー表側の割れ部分裏側の割れ部分と剥がれたFRPパッチの形を写したアルミ板切り抜いて整形したアルミパッチリベット打ちが終わったフェンダー車体に取り付けたリアフェンダー
2021.02.04
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次なるは片足突っ張りでござる。曲がりがある故、鉄馬が直立してしまゐ、これは異なもと見え候なれば、鉄馬の骨組みから猿レンチを使い六角ネジをそろーり、そろーりと外したるこれなる片足突っ張り、1尺にして1斤ほどの重さなる「うな」の所が曲がりて候。曲がりたる「うな」を瓦斯火にて炙りつつ、玄翁を振り上げとんてん、とんてんと心地よき音をたて「うな」の曲がりを直し候らえば、忽ち元の如き片足突っ張りに立ち返るにござる。いよぉ~。天晴れ。天晴れ。さすれば、片足突っ張りの赤錆が目に付く故、円盤回転削り機を用いご~りごり、ご~りごりと取り除き、灰汁色を噴霧し、天日にて干し候。色乾きたる片足突っ張りを再び鉄馬の骨組みに猿レンチを用い取り付け候らえば、その傾きたるや美形のおなごのように見え候。これにて一件落着。倒した時に曲がったサイドスタンド車体から取り外してバラしたサイドスタンド曲がりの部分をバーナーで炙るサイドスタンドジンクスプレーの上に塗装、クリアーを吹いたサイドスタンド修理を終えて車体に取り付けたサイドスタンド
2021.02.02
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