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バカンス記の続きです。さて、どこからともなくヨーデルの歌声が聞こえてきそうな、山と水の美しい場所にやってきました。この背後で小さな滝の流れる音が絶えず聞こえており、まさしく目にも耳にも涼しい景色。 ここは滞在先のラ・ロック・スール・ペルヌから車で15分くらいのところにある、フォンテンヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine de Vaucluse)という場所です。水がとにかく透き通っていて、下に生えている草なんかがはっきり見えます。こんなに水質がきれいな川を見たのも、久しぶり。 フォンテンヌ=泉という地名なだけにあちこちに泉が湧いています。カラッと晴れたプロヴァンスの気候に、しかも雲ひとつないような快晴の真夏日に、なんとも嬉しい天然の恵み!子ども達が既に行きの車の中で空っぽにした水のペットボトルにこちらの天然水を詰めて、有り難く頂きました。川沿いの散策コースにずらりと並ぶ、土産物やさん規模は小さいながら一応この地域一帯の中では観光地らしく、どこを見渡しても観光客ばかり。あと今回の旅行中に唯一アジア系の人達(恐らく中国本土からの人)に遭遇した場所でもありました。そうそう、アジア系の人は観光客だけでなく、地元民らしき家族にも一組会いました。ここフォンテンヌ・ド・ヴォークリューズは車でしかアクセスする方法がない場所なのに、中心地に近いところに路上駐車できるスペースは皆無で、近隣に3つくらいあるいずれも大型の有料駐車場に停めることになります。どこも大体1日3ユーロ。私達が到着したのは朝10時前だったのですが、駐車場の中には入れるのに係りの人らしき人物はどこを見渡してもいない…そこでその時たまたまそこにいた、前述の明らかに観光客っぽくはない様子の(今から思うと少々賭けでしたが)アジア系家族に、ここはどういう支払いシステムなのか尋ねたわけです。そして家族の中の若いおにいさんからフランス語で返ってきた答え。「ここは朝10時前に入れば無料なんですよ。ほら、今入り口にムッシュー(集金係の人)が来たでしょう?これから入る人達が有料になるんです。」本当にーーー?と最初聞いた時は半信半疑だったけれど、どうやらこれは本当でした。ここまで来る途中に他の有料駐車場の前を通りましたが、そこは既に集金係の姿が。たまたま駐車場所としてここを選び、元々半日しかいる予定のなかった私達にとって、たった3ユーロでもなんかちょっとだけ得した気分で観光スタートです。プロヴァンス工芸である、サントン人形が並ぶショーウィンドウ。キリスト生誕の様子を描いたクレッシュが有名。ワンセットで75ユーロでした。因みに近くには(入らなかったけど)サントンミュージアムもありますそしてたった数時間の滞在で、当地にすっかり魅了されてしまったマプッペと私の強い希望で、ここには2週続けて来ることになります。2週目は姪っ子たちと一緒に。魅了された理由はこの景観もそうですが、他にもある場所をもう一度訪れたいと、私達にはそれぞれ別の目的がありました。それらについては、次回ご紹介します。
2010.08.05
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