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バカンス記の続きです。さて、どこからともなくヨーデルの歌声が聞こえてきそうな、山と水の美しい場所にやってきました。この背後で小さな滝の流れる音が絶えず聞こえており、まさしく目にも耳にも涼しい景色。 ここは滞在先のラ・ロック・スール・ペルヌから車で15分くらいのところにある、フォンテンヌ・ド・ヴォークリューズ(Fontaine de Vaucluse)という場所です。水がとにかく透き通っていて、下に生えている草なんかがはっきり見えます。こんなに水質がきれいな川を見たのも、久しぶり。 フォンテンヌ=泉という地名なだけにあちこちに泉が湧いています。カラッと晴れたプロヴァンスの気候に、しかも雲ひとつないような快晴の真夏日に、なんとも嬉しい天然の恵み!子ども達が既に行きの車の中で空っぽにした水のペットボトルにこちらの天然水を詰めて、有り難く頂きました。川沿いの散策コースにずらりと並ぶ、土産物やさん規模は小さいながら一応この地域一帯の中では観光地らしく、どこを見渡しても観光客ばかり。あと今回の旅行中に唯一アジア系の人達(恐らく中国本土からの人)に遭遇した場所でもありました。そうそう、アジア系の人は観光客だけでなく、地元民らしき家族にも一組会いました。ここフォンテンヌ・ド・ヴォークリューズは車でしかアクセスする方法がない場所なのに、中心地に近いところに路上駐車できるスペースは皆無で、近隣に3つくらいあるいずれも大型の有料駐車場に停めることになります。どこも大体1日3ユーロ。私達が到着したのは朝10時前だったのですが、駐車場の中には入れるのに係りの人らしき人物はどこを見渡してもいない…そこでその時たまたまそこにいた、前述の明らかに観光客っぽくはない様子の(今から思うと少々賭けでしたが)アジア系家族に、ここはどういう支払いシステムなのか尋ねたわけです。そして家族の中の若いおにいさんからフランス語で返ってきた答え。「ここは朝10時前に入れば無料なんですよ。ほら、今入り口にムッシュー(集金係の人)が来たでしょう?これから入る人達が有料になるんです。」本当にーーー?と最初聞いた時は半信半疑だったけれど、どうやらこれは本当でした。ここまで来る途中に他の有料駐車場の前を通りましたが、そこは既に集金係の姿が。たまたま駐車場所としてここを選び、元々半日しかいる予定のなかった私達にとって、たった3ユーロでもなんかちょっとだけ得した気分で観光スタートです。プロヴァンス工芸である、サントン人形が並ぶショーウィンドウ。キリスト生誕の様子を描いたクレッシュが有名。ワンセットで75ユーロでした。因みに近くには(入らなかったけど)サントンミュージアムもありますそしてたった数時間の滞在で、当地にすっかり魅了されてしまったマプッペと私の強い希望で、ここには2週続けて来ることになります。2週目は姪っ子たちと一緒に。魅了された理由はこの景観もそうですが、他にもある場所をもう一度訪れたいと、私達にはそれぞれ別の目的がありました。それらについては、次回ご紹介します。
2010.08.05
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バカンス話は続いていますが、今回はちょっと番外編です。サン・ディディエのシルヴァン兄弟のお店で購入したヌガーを片手に、向かった先でのお話。今回の滞在先に南仏方面を選んだのは、義理の家族宅訪問を兼ねていたからでもあります。同じ南仏でも、地中海方面とアルプス方面に点在する親戚達の家。バカンスで滞在したヴォークリューズは、そのおおよその中間地点になるのです。…のつもりだったのですが、親戚中唯一のアルプス地方在住である一家が、同じ頃にバカンスへ出発してしまうとのこと。という訳で、車で約100kmの道のりの地中海方面にのみに行ってきました。地中海方面とはいっても海は高速道路から眺められただけで、海岸には行けませんでしたが…何せ週末2日間で計4組の家を訪問してきたのでね。5月の連休中に我が家へ遊びに来た義兄一家宅に泊まって、彼らとも無事に再会を果たしてきました。行く先々でたくさんご馳走になって、子ども達も可愛がってもらって。普段親戚付き合いの殆どない私達にとって、この週末でとても濃く、そして貴重な時間を過ごしてきたと思います。まぁ、会おうと思えば会いに行ける距離にいる人達。冷たいようだけどこの距離感がちょうどいいのだと、私以上に夫が再認識することになった2日間。一部の家族とは、子ども達がもう少し大きくなったら、バカンス中に交代で子どもを預かるとかしてもいいとも思っているのですけどね~ 庭のラベンダーがいい香りを放つ、義理の叔父宅。上はブドウ棚。姪っ子や甥っ子達とも過ごして、いまどきの小・中学生の生態観察も面白かったです。フランスの小学生男児、特に低学年の子は(バカンス滞在先の両隣の小学生男児も例に漏れず)とにかくポケモンカード!そして任天堂DS!それからこの地域の中学生は、Conseil R?gional(地方議会?)からひとりにつき1台、ノートPCが無料で配布されています。うちのほうの地域も同じなのか、身近に中学生の子を持つ親御さんの知り合いがいないので分かりませんが、すごいなーと思います。中学校の教員をしている義理の叔父はひとこと、「税金の無駄遣い」って切り捨てていましたけどね…バカンス記、次回はそんな中学生の姪っ子達と行った観光地での話です。
2010.07.29
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宿に1度戻って夕食を済ませた私達は、再びサン・ディディエへと繰り出し、この村の夏祭りにやってきました。何で夕食後なのかというと、係りのおじさんから遊園地のアトラクションなどが始まるのが夜8時半以降だと聞いたものですから…この時期は夜10時過ぎにやっと暗くなるので、7時8時なんてまだ昼間の延長みたいな感覚です。私達が到着したのは夜9時近く。ようやく人が集まり始めた頃でした。着いて直ぐに目的のアトラクションへと向かった夫とマプッペ。それがこちらです! 上の写真左の乗り物は日本で何と呼ばれているのでしょう。フランスではVoiture tamponneuseとかAuto-tamponneuseと言います(英語だとDodgemsまたはBumper carですって)。車同士で走りながらバンバンぶつけあう、なかなかスリリングなアトラクションを、この父娘は途中休憩を挟みつつ計4回も楽しんでいました。回を追うごとに参戦者の大人も中学生くらいの子どもも白熱していってとても盛り上がっていました。そのぶつかり合う様子の激しさに、私はとてもじゃないけど参戦する勇気はなかったです…上の写真右は、マプッペがひとりで(先のアトラクションは父親運転の車に同乗していた)ハンドルを握って運転したゴーカート。ちょっと前の彼女からは想像もつかなかった、その鮮やかなハンドルさばきに感無量だった親ばかな私達。さて、ここでフランスのお祭りの屋台を見てみましょう。こちらでも食べ物の屋台と並んで、射的や輪投げなどで景品をとるゲームのスタンドがたくさん見られます(他はカジノのルーレットなんかもありました)。こちらは小さい子ども向けのゲーム。一体なんでしょうか。はい、アヒル釣りゲームです!日本のお祭りで定番中の定番といえば金魚すくい。このアヒル釣りゲームはその日本の金魚すくいに匹敵するものではないかと思うくらい、フランスのお祭りには必ず出ている屋台です。アヒルの頭の上にある輪っかを釣竿で釣るんですね。アヒルは水に流れて動いています。ここでは4ユーロでアヒルを10個釣って、景品と交換でした。マプッペにやってみる?と何度も誘ったのですが、興味なかったようで。それよりまた車に乗りたくて仕方がない様子で、結局体験せず。あとやはりお祭りの定番、綿アメ。フランス語でバーバパパ(Barbe ? papa パパのヒゲの意味)ですが、フランスの子ども達にも大人気。最近は桃だとかいろんな果物のフレーバーを付けられるようになっているんですね。マプッペが食べたがったら買ってあげようと思っていたけど、チョコレート以外、甘いものには興味がない彼女。こちらもあっさり断られ…子どもを口実に自分も味見してみようと思っていた母の目論見、破れたり。 屋台の食べ物は他にもケバブと呼ばれるギリシャ風サンドイッチ、パニーニなどのホットサンド、フライドポテト、ワッフル、それからグミキャンディーなど駄菓子のスタンド、飲み物専用スタンドが出ていました。そしてこちらは、公開キッチン。ずらりと並んだガスコンロで作っているのは、なんとオムレツ! そう、前回の日記でご紹介した村役場前の会場に並ぶテーブルのお客さん用です。ミュージシャンは写真のアコーディオン奏者のほかに、80-90年代ポップスを歌うグループもいて、こちらの客層でその選曲はちょっと違うのでは…せっかく上手いのにもったいない!なんて心配していましたが、このアコーディオン奏者がタンゴや50年代ロックが弾ける人で、ここにいるゲスト達の心をグッとつかんでいました。皆さん次々と前にでて踊る踊る。このテーブル、ひとりにつき9ユーロだったようです。私達は翌日の予定を控えていたのとライナスのことがあったので11時には退散しましたが、まだまだ盛り上がっていました。小さい村の夏のお祭り、家族で夜の外出。観光客の私達もとても楽しませてもらいましたよ。こうしてサン・ディディエの長い夜は更けていく…
2010.07.23
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バカンスで滞在したラ・ロック・スール・ペルヌの近くにサン・ディディエ Saint-Didierという村があります。郵便局、パン屋、肉屋、八百屋、小さなスーパー、タバコ屋(新聞や雑誌なども扱う)がそれぞれ1軒ずつ、カフェやブラッセリーが数軒、その全てが至近距離にあるという、とても小さなコミューンです。 普段の買出しは、同じく滞在先近くのペルヌ・レ・フォンテンヌ(Pernes-les-Fontaines)という場所にある大きなスーパーへ行っていたので、サン・ディディエは買出しとは別のある目的があってやってきました。 シルヴァン兄弟のヌガーファクトリー(サイト フランス語/英語/ドイツ語)です!ヌガーはプロヴァンスを代表する菓子のひとつ。昨夏スペイン・カタルーニャのヌガーにもはまった私ですが、それまではヌガーってそんなに特別好きではありませんでした。でも発見!ヌガーの美味しさはアーモンドにあり。ここのものもその点で間違いはなく、そして良質の蜂蜜を使用しているからか、甘ったるさの全くない、いくらでも食べられそうなヌガーです。この後の週末に南仏の他の街に住む義理家族宅訪問を控えていたので、ここで手土産を購入。後日さらに留守中の植木の水やりを頼んでいった友人への土産や、自分達用にもひと口ヌガーの詰め合わせなどを買ったのでした。ひと口サイズのヌガーがキロ33ユーロくらいでした。20個ほど詰め合わせて5ユーロとかだったと思います。SILVAIN fr?res Paysans nougatiers住所 Route de V?nasque 84210 SAINT-DIDIERT?l. 04 90 66 09 57Fax 04 90 66 12 91infos@nougat-silvain-freres.fr目的を終えてぶらりと散歩をしていると、村役所前にこんな会場が用意されていました!この日は金曜日。「これから週末にかけてこの村の夏祭りがありますよ~」という情報を、実は通りがかりのサイクリストの人から仕入れていたのでした。(って私達がヌガー屋さんへの道を聞いたついでに教えてくれた)規模は小さいけれど、移動遊園地も出ている!これは夕食後に出直してこよう~と、一旦宿泊先に戻ったのでした。 続く
2010.07.22
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今夏のヴァカンス記録、第一弾は滞在施設やそこでの様子について触れます。 宿泊形態は各リゾート地によって様々で、三食付のホテル滞在または2007年に利用したバカンス村のような子ども向けの催し物やら預かってくれるシステムが整った場所、もしくはキッチン付きのヴィラやアパートメントから、モビローム(mobil home)と呼ばれるキャンピングカーのような「家」がキャンプ場に点在している施設など、実に様々です。私達は昨年同様、今年もキッチン付きの宿を選びました。でも昨年と違うのは、アパートメントではなく、平屋の一軒家だったこと!一軒家とはいっても、メゾンではなくメゾネット(maisonnette)といって、40平米くらいの小さい家。各家の前にテラスとちょとした庭のようなスペースがあって、家の中はリビング、オープンキッチン、バスルーム、大きい寝室が一部屋といった間取りは一応大人4人用の大きさです。(※追記 リビングには大人2人が寝られるソファーベッドが置いてあります)この家が石造りのおかげで中がヒンヤリしており、暑い日でも快適に過ごせました。ここの滞在料金はオフシーズンだと1週間300ユーロくらい(電気・水道込)、夏に近づくと途端に600ユーロから、ピーク時には1000ユーロ近くまで上がります。夫の会社の福利厚生がかなりの分をカバーしてくれて、私達はだいぶ助かっているのですが。宿泊先サイトから拝借した写真。全体像はこんな感じ宿泊人数といえば話は変わりますが、自宅から滞在地への道中、行き帰りそれぞれ通過地点のホテルで1泊ずつしました。しかしいくつかのホテルは予約時に「大人2人幼児2人を一部屋にカウントできない(=二部屋扱いになる)」とか言ってきて焦りました。ファミリーサイズの部屋はベッド3つが限界なようで。ライナスなんて、私と同じベッドに寝ればいいんですよ?結局何軒かと電話交渉し、家族4人一部屋で了承してくれた所に宿泊。帰りのホテルなんてダブルベッドが2つある上、親切にもベビーベッドまで入れてくれました。話を今回の滞在先に戻すと、ここは宿を貸してくれるだけで、バカンス村のように子ども向けに何か企画してくれるようなことはありません。敷地内にあるのは家の他に、屋外プールとこんな子ども向け遊具。でも滞在日を重ねるにつれ、子ども同士は自然に交流していました。我が家の両隣は、フランスの北の都市リールのほうから来た小学1年生の男の子と、マプッペと同じ年の女の子がいる一家、もう一組はパリ方面から来た男の子2人の一家で、年齢構成は先とまったく同じ。偶然にも同じ日に同じ滞在日数で来た、年の近い子ども達が一緒に遊べないはずがない!その点はとても楽でした。皆がワーッと遊びに行ってしまった後、ライナスがひとり残されてしまうのが常でしたが…でもその分、隣の女の子(マプッペと同じ年。赤ちゃんを可愛がりたい年頃)がライナスをよく可愛がってくれました。そして私にとって何よりも気楽でいられたのは、子ども同士がいくら仲良く遊んでいても、親同士が干渉しあうことは一切なかったこと。もちろんお隣同士で毎日のように顔をあわせ、笑顔で挨拶するし世間話程度はしたけれど、一定の距離間は最後まで保てていました。それは両隣同士も同様だったので、疎外感を覚えることもなく。私の数少ない経験のなかでもバカンス先でベッタリと仲良くなるフランス人達を見てきて、あぁいうのは面倒だなと思っていたので正直ホッとしました。それぞれがあくまでも家族単位の行動を重視していたのがよかったのかな。滞在者の殆どはフランス人でしたが、一組だけオランダからの一家が来ていました。40代後半か50代前半くらいの夫婦と、推定二十歳前の娘とその彼。一家揃ってとても感じがよくて、プールサイドでもライナス連れの私達に何かと気を遣ってくれました。もうそれだけでワールドカップの決勝、オランダをちょっと応援したりして(ほんとに単純。まぁ途中からどっちでもよくなったんですが)。まぁこういうちょっとした国際交流(?)は、バカンス先の楽しみでもありますね。バカンス話はまだ続きます。
2010.07.20
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例年どおり、7月14日の革命記念日(パリ祭)後からバカンスのピークが始まり、都市部から人がいなくなるフランス。ひと足早くバカンスに出掛けていた私達は、人波とは逆方向に移動する形で、人や車が少なくなってガランとしてきた街に帰ってきました。今年は南仏プロヴァンスのヴォークリューズ県(Vaucluse)にある、ラ・ロック・スール・ペルヌ(La Roque sur Pernes)という山の中で過ごしたバカンス。ひと言でいえば…楽しかった!改めてプロヴァンス地方っていいですね~フランス人が「ヴォークリューズはいいところだ」と口を揃えて言うのがよく分かります。特別観光に出掛けたりしなくても、その気候と風土、そして平地続きの地域に住んでいるせいか、周りを囲むなだらかな山並みを眺めているだけでも十分バカンスを満喫できました。滞在中は30度越えの日が続いたフランス全土でしたが、ここは暑くてもカラッとしているし、日陰に入れば爽やかな風に吹かれ、風と共にそこらじゅうに生えたハーブやラベンダーの香りが漂うプロヴァンス。確かにハーブやラベンダーはうちの近くの植え込みなどでも見かけます。が、こちらはそれらの量が半端なくあり、気分の問題ではなくて、その辺に立っているだけでどこからともなく香ってくるのです!いや本当に。「特別観光に出掛けなくても」といいながら、こんな観光地っぽい場所の写真を載せていますが。少しは観光もしました。とはいっても幼児連れの私達、下の子は1歳になったばかりなので半日で周れる所限定です。あと殆どの時間は宿泊場所にある屋外プールで過ごしていました(1番上の写真)。1日水着で過ごした日が何度あったか。そんな今年のバカンスの様子を、写真で振り返っていきたいと思います。夏休み中には終わらせる予定…って、まだひと月余りあるのに随分弱気。(昨年のスペインバカンス記が完結できていないせい←番外編で登場する可能性あり)
2010.07.18
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随分前に日本在住の人から頼まれていたあるものをやっと見つけました。あるものとは、こちら! 白い茄子でございます。日本でなかなか見かけませんよね?キロあたりの値段は通常の黒(紫?)茄子の倍はします。この時は黒茄子がキロ2ユーロ弱、白茄子が4ユーロ弱でした@地方都市中心部のスーパーにて。この白茄子用に特別な調理法があるのだろうかとネット検索しましたが、他の茄子と同じように使うとの意見多数。ということでうちでは牛肉と一緒にトマト煮込みにしたり、マーボー茄子(の辛くないもの)にして食べました。皮の白さが見た目に反映されるような調理法ではなかったので、見事にソースの色に染まってしまい、パッと見る限り茄子だかなんだか分からなくなりました…ので写真なし。そして肝心の味。ある程度予備知識があったとはいえ、味といい食感といい評判どおりの繊細さに驚かされました。茄子特有の灰汁っぽい苦味とかギシッとした歯ざわりが全くなく、それでいて茄子の旨味は存分に持ち合わせているという。あの苦味やきしむ様な食感がいいという人には物足りないかもしれませんが、肉と一緒だと丁度いい感じで互いの素材の良さが引き立ちます。野菜偏食のマプッペは茄子とは知らずに口に入れていたし、まだ歯が殆ど生えていないライナスでも無理なく食べられました。 もうひとつはこれ。左は調理前、右が調理後。農業の生産者から直接買える団体、AMAP(Association pour le maintien d'une agriculture paysanne)で仕入れたものです。この時はご近所さんに受け取りにいってもらったので、この野菜の名前は分からず…このAMAPのことを書こう書こうと思って早半年くらい経っていますが、もうすぐ1年契約が終わるので、その時に改めて振り返りたいと思います。で、AMAPは毎週自分達で野菜を指定場所へと引き取りに行くのですけど、我が家のすぐ近所に同じく契約している一家と週替わりで取りに行っています。この野菜を受け取った時、私はパッと見でほうれん草だと思い込んで特に聞かなかったんですよね。次の週もあれば名前を知りたかったですが、今のところこの週限りでその後見かけないし。でもたっぷり1キロはあったので、十分に堪能しました。こちらの食べ方なんですが、生食するには硬い。そして生でかじると、果物のようなすっぱさがあります。フライパンでさっと火を通すと、左の写真のような形状に。気になる味は…なんと梅!ねっとりした食感も、まるで梅肉を食べているかのよう。梅干大好き、でもここではなかなか食べる機会がない私にとって、この野菜の変化は嬉しい驚きでした。それにしてもこの野菜…なんの品種なんでしょうね?梅の木の葉とも違うし…
2010.06.24
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フランスは年度末。来週末には夏休みに入ります。我が家はひと足早く今週末からバカンスをとるのですが、先日マプッペが幼稚園から今年度の成績表をもらってきました。こちらで幼稚園時代から成績表が存在するのは知っていましたが、マプッペがもらうのは初めて。もちろん私達親としても初めて。もらう前は幼児のうちから成績表などで評価の対象にされるのはどうかなーと漠然と考えていたのですが、実際手にしてみると、自分の子どものことが客観的に見られるいい機会でもあるような気がします。ここの成績表がよく話しに聞く3段階の評価ではなく、できているかいないかで採点されているので、成績表としてはかなりゆるい印象を受けたせいもあるかもしれませんが。こんな風に項目別に分かれていて、それぞれ年少(PS)・年中(MS)・年長(GS)と年代ごとに求められている課題があり、できているものに×マークがついています。日本の感覚だと、○がなくてバツばっかりの悪い成績表!と見てしまいそうですが、違います…逆なんです。マプッペは「自分の順番を待って討論に参加できる」や「韻を踏んだ言葉を見つけられる」、「構築的に自分の意見を説明できる」といった言語面の苦手な部分が担任の先生曰く、「習得中。あともう一歩のところにいるので心配ない」という評価で×マークはもらえませんでしたが、残り28課題は全てできているとみなされたようです。同じ言語面でも読み書きはむしろ得意。他は算数(数や形の認識)、理科(観察力)、体育、集団生活の様子、自立度、図画工作といった各項目で、時には親の私が「へぇー、こんなこともできているの!」と気づかされることがあったり。備考欄には先生から、「1年前からは考えられないような成長振りです。ブラボー、マプッペ!この調子で頑張って」というメッセージをいただきました。図画工作中心だった年少時と比べて、今年はちょっとした勉強要素の入った課題(上の写真はバラバラになった絵を切り抜き、話の順番どおりに並べていくもの)や運筆訓練が多かったようです。こちらの幼稚園は、学校(エコール Ecole)なので、年長になる9月からはさらに勉強っぽい課題なってくるのだろうと思います。今年は担任の長期に亘る病欠により、子供たちにしてみれば大変な面もあったことでしょう。終わってみれば代理の先生達もそれぞれで、それはそれで楽しかったのですが。そして最近のマプッペは何かひとつ獲得したかのような自信が表れていて、その変化に気づき、「本人が前向きに努力してきた結果」(先生談)と見てもらえたのは、本人にとっても親にとっても嬉しいことです。私からも頑張った娘に、ブラボー!夏休み中はできるだけゆっくりと過ごし、本人のしたい事を思う存分させてあげたいという気持ちでいます。さて、今週末から半月ほどネット環境のない田舎で過ごします。帰ってきたらバカンスの様子などまた書く予定。それまで皆さま、お元気で! プロヴァンスが私達を待ってるー!
2010.06.22
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太陽がギラギラと照りつけ、真夏のような暑さが続いたかと思えば、一転どんより曇り空のち土砂降りの雨…そして蒸し暑い。という日々が5月末より今日まで続いています。それまでは5月とは思えないほど寒かったので、夏になったんだな~と実感中。そしてこちらは年度末。夏のバカンス中は事務関係の手続きが機能しなくなるので、新年度に向けての申し込みやら、学年末行事などが続く時期でもあります。写真のシャクヤクの花とさくらんぼは、いずれも友人宅の庭で採れたもの。どちらも季節感溢れる、洒落た手土産でした。咲いてる間中、いい匂いをふんわりと放ち続けてくれたシャクヤク。さくらんぼも甘酸っぱくて美味しかった!半分はそのまま食べて、残り半分(写真)はジャムというかコンポートにしました。そのままジャムとして使うか、さくらんぼのタルトにするかは未定。 写真のような快晴と曇天が続いた5月後半のある週末、南仏より義兄家族の来訪がありました。この時はちょうど快晴続きの連休で、この辺り周辺の散策を堪能して帰って行った彼ら。来訪前は何かと気が重かった(慣れていないので…)私ですが、終わってみればとても穏やかに過ごせ、何より子ども達がいとこ同士の交流をめいっぱい楽しんでいました。中学生の姪は「また学校が休みの時に子どもだけできてもいい?」と、ここでの滞在を気に入ってくれた様子。マプッペは喜ぶし、ライナスの面倒は見てくれるし、歓迎しますわよ!まぁ、彼らとはこの夏のバカンスでも会うんですが。年内には日本に帰ることも決まったし、今年後半は家族交流が盛んになりそうで、いい思い出がたくさんできたらと思います。バカンスまであともう一息。計画的に毎日を過ごそうっと。
2010.06.11
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終わりましたね、ゴールデン・ウィーク。こちらは4月後半のイースター休暇中はポカポカと暖かく、爽やかな陽気の中でライナス1歳の誕生日を迎えましたが、5月に入って急に寒くなり、また少し持ち直してきたところです。まさか5月にウールのジャケットを引っ張り出すことになるとは思わなかった…それくらい寒くて。 せっかく春夏秋冬の順番を覚えたマプッペが、「春の次は冬?」って混乱するくらいの寒さだったのです。さて、5日は端午の節句、こどもの日でした。昨年の5月5日は出産直後だったこともあり、新聞紙で兜を折ってお茶を濁していました…が、ひなまつりを祝っているのに、男の子の節句に何もしない訳にはいかぬ!と、事実上今年がライナスの初節句となりました。そしてなんと、とてもいいタイミングで、日本の家族から写真の五月飾りのプレゼント!男兄弟がいなかった私にとって、初めて間近に見る五月飾りにうっとり。マプッペに「これはなに?これは?」とパーツごとに質問されましたが、すまん、太鼓と扇子以外、母さんもよく分かっていません…それぞれの意味合いも…まずいっ。それにしても、こうした装飾品があるだけで、お祝いの気分もぐんと盛り上がるというもの。5月一杯飾っておこうっと~♪お祝いの席は、真鯛の塩焼き・ちらし寿司・蕪の葉と菊花の酢の物、と至ってシンプルなメニューにしました。食事の途中で、これに汁物をつければよかったなと反省。特にライナスは和の出汁類大好きなのに。子ども達にうどんなどはよく作っているのだけれど、夫が和食の汁物が苦手なこともあって、普段の食卓に汁物を出すことがあまりない我が家(野菜のポタージュは別)。その代わりということでもないですが、ちらし寿司の酢飯用ご飯には昆布をいつもより大きめに入れて、昆布だしたっぷりで炊きました。これだけでもいつもの1.5倍増しの味!さらに実家から送られてきた干し椎茸がとても肉厚のもので、これが具材になっているだけでかなり贅沢な味わいの寿司に。そしてライナスにとって酢飯初チャレンジだったこの日、普段より寿司酢の加減を弱めにしたら、これが最高にいい結果をだしてくれて大(自己)満足だった今回のちらし寿司。ライナスもたくさん食べてくれました。蕪の葉は以前にちょっと書いた、農業の生産者から直接買える団体(AMAP:Association pour le maintien d'une agriculture paysanne)から野菜を仕入れているため、葉つきの蕪(無農薬)の購入が可能になります。というのも、フランスで蕪が葉つきで売られていることは滅多になく、葉が切られた状態で並んでいることが殆どです。そもそも蕪の葉を食べるんだろうか、フランス人。この蕪の葉と、さっと湯通しすると日本のわけぎのように使える新玉ねぎ(小玉ねぎ)の青い部分(こちらの日記の下のほうに写真がでています)と食用菊花(フランスで日本食材のネット販売をしている知人より入手) を薄口の酢醤油で和えました。美味!…って、素の野菜が美味しいから当然なんですがね。AMAPの話はまた改めて書きたいと思います。まぁこうした行事は子どものためとの口実で私が1番楽しんでいるのですが、子どもたちにも「何か」を感じてもらえたらいいなと願いながら毎回台所に立っています(というか食の話になった途端、熱入りすぎ?)。そしてこの日の夜(こちらの5日は平日なので夜のお祝いでした)帰宅した夫に、「パパおかえりなさい!みて~、ママが作ったの、すごいよ~」と話すマプッペの声に、どうやら「何か」は伝わっているらしい…と確信する母、ここにひとり。感涙。あ、そうそう、実はなんちゃって柏餅にも挑戦したんですが、これが見事に大失敗に終わりました(特に見た目)。どうせ食べるのは自分だけだと思うと、抜いちゃいけないところまで手を抜いちゃっていけません。柏の葉がなく、桜の葉の塩漬け(前述の知人より入手)で代用したので「なんちゃって」にも程がありますが、味は悪くなかったですよ~マプッペには見た目で拒否されましたけどね。このなんちゃって柏餅をお供にほうじ茶を啜り、しばし望郷の思いに浸る日本人、ここにひとり。
2010.05.07
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長く厳しかった冬がようやく終わり…まだ寒いことは寒いですが、春の柔らかい光を感じるようになっている今日この頃です。いかがお過ごしでしょうか。3月は家族が順番に風邪をひいたり、治ったと思ったらぶり返したりの繰り返しでした。免疫力が落ちているのかな。思えば先月中旬くらいから、周りも疲れ気味の人・子どもが多かったような気がします。この冬はまた特別寒かった(この辺は降雪3回、積雪は僅かでしたが)からでしょうか。さて春の話題。今年も復活祭(P?ques)当日は恒例の「卵(の形をしたチョコレート)探し」を楽しんだマプッペ。写真の左にある卵型チョコの中にはキティちゃんのフィギュアが入っているお楽しみ付きです。 ライナスは訳も分からず、姉が卵を見つけて大喜びしている様子を眺めていましたが、来年は君も参戦するのだよ。 夜には、復活祭の伝統的な食材である子羊肉(Agneau)をステーキで食べました。卵をはじめ、うさぎやら教会の鐘などと並んで、子羊も復活祭のシンボルとされています。子羊はイエス・キリストを表し、生贄の象徴でもあると。(卵はよみがえる生命、うさぎは多産、鐘は四旬節=キリストが亡くなってから復活するまでの40日間は教会の鐘を鳴らすのを禁じていたことから。現在は教会の鐘が卵を運んでくるとも言われている)あとフランスで復活祭に食べる料理としては、実際に見たことも食べたこともないのですが、P?t? de P?ques berrichon(イースターのパテ、ベリ地方風)というパイで包まれたパテがあるようです。ベリ(Berry)地方とは中部フランスにあった州の昔の呼び名で、現在のCher、Indre両県にあたるそう。リンク先の写真をみればお分かりのように、豚のソーセージやら鴨肉のミンチがぎっしり詰まったパテの真ん中にゆで卵が埋まっている、かなりどっしりきそうな料理。敬虔な信者は四旬節の間、肉断ち、卵断ちしているので、ここぞとばかりに食べるのでしょう。 そして本日はマプッペの幼稚園で、こちらも恒例になっている、春の訪れを祝うカーニバルのパレードがありました。またもや仮装で登園するようにとの連絡が。お姫様願望が無きにしも非ずのマプッペ、今年はプリンセスのドレスが着たい?と確認したところ、着たくないとの答え。子どもの仮装に過ぎないのに、値段だけは一人前のペラペラドレスは出来れば避けたかった(この手のものはクリスマス時にパピー・マミーからプレゼントされるらしいと最近知った)ので、この答えに安心はするものの、さてどうしよう?と悩んだ挙句、上の写真のワンピースで「山の少女(イメージはハイジ)」になってもらいました。まぁ本人もこの装いを気に入っていたし、周りからも好評だったのでよかったかなと。頭に被ったのは帽子ではなく、頭部がすっぽり覆われる形のヘアバンドです。ワンピースは私か妹が子どもの頃に着ていた、スイス辺りのお土産。仮面舞踏会のようなマスクをつけてパレードした後は、お菓子の入ったクス球(ピニャータ)を割って、ケーキを食べて、紙吹雪の投げ合いをして楽しんだ模様。これであともう一日幼稚園に行ったら、土曜日から2週間の復活祭ヴァカンスに入ります。ヴァカンス中はもっと暖かくなっていますように!
2010.04.08
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バレンタインデーの日曜を一緒に過ごした友人達のひとりの誕生日が近かったので、手土産のチョコレートの詰め合わせ(日本のバレンタインぽく…)と一緒に、フランスで昨今「BENTO」として認識され始めている、お弁当レシピの本をプレゼントしました。 日本も弁当男子とか増えているようですが、ここフランスでも最近はサンドイッチだけでなく、タッパーなどに何かしら詰めてお昼を持参する人が珍しくなくなってきました。それでも日本のお弁当のようにあれこれ何種類も詰めていたり、当日の朝に早起きしてわざわざ作るようなことはなく、前の晩の残りなどを適当に入れてくるパターンが殆どのようです。私も何を隠そう、4,5年前くらいからたまーにですが、夫のリクエストを受けて彼に弁当を持たせることがあります。とはいっても私もこちらの方式に則って、前日の残りを詰めているだけなんですが…それでも4,5年前当時は珍しがられ、感心され、質問攻めにあった模様。いまやフランス語で書かれた弁当ブログも数多く存在します。その中のひとつ、その名も「:::FrenchBento:::(フレンチ弁当)」。このブログのコンテンツにあった、フランス語で出版されている弁当レシピ本の比較を参考にして、プレゼントする本を選びました。上のブログでベストな本だと紹介されていたのが、Mes petits bento(メ・プチ・弁当)です。本を購入した後に気づいたのですが、著者の料理人、Laure Ki?(ロー・キエ)さんは、父親がフランス人、母親が日本人の日仏家庭の子女。東京生まれで現在はフランス在住なんだそうです。顔写真を見ると、なるほど~という感じ。フランス人にも挑戦しやすい和の仏アレンジ的なレシピが多く(且つ写真を見ているだけでも楽しい)、かといって日本人の目から見ても日本食として紹介されていることに全く違和感がないところは、さすが両文化を心得た著者の成せる業かと。他にさすがと思ったのは、日本人の料理人がレシピを監修しているものでも、こちらの編集者の手にかかると写真上の効果なのか、箸をバッテンに交差して皿などの上に置く演出がよく見られ、その度に日本の食文化なめとんのか!って思うのだけど、この本には一切それがなかったこと。うちにも1冊欲しいなと思いました。
2010.02.15
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バレンタインにはこれといった思い出がないまま何十年も生きてきました。フランスでのバレンタインは、恋人や夫婦が外で食事をしたり、贈り物をしあう日であるけれど、これも特別何もしてこなかったし。 思えばバレンタインに花をもらったのは初めてだったかも?私からのお返しは、手作りのフォンダン・オ・ショコラでした。自分で言うのもなんですが、かなり成功♪マプッペがすごい勢いで食べていました!それで今年はというと、あえてこの日ではなくて、元々の約束が延期になってこの日になったのだけの話だが、友人宅で3家族で食事をしました。うちの子達ふたりとさらにもう2人の幼児の計4人が一緒で、大人はゆっくり話どころではなかった…のは毎度のこととはいえ、会って話すとすごく気が落ち着く人たちです。バレンタインってこうして友情を深めたり、人付き合いについて改めて考えたりできるイベントとして捉えると、それなりに楽しめるのかもしれないな~と発見できた、今年のバレンタインデーでした。
2010.02.14
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この間の日曜(1月最後の日)に撮った写真。寒かった…明日は立春。日中は、「春ももうじきかな~」と感じる瞬間があるのだけれど、全般的にはまだまだまだまだ寒いです。朝は芝生が霜で真っ白。冬の木々の芽を観察するのが楽しくなってくる絵本、「ふゆめ がっしょうだん」。今度の日本語会の絵本の時間(五味太郎のエッセイで「絵本の読み聞かせ=子どもに読み聞かせる」ってエラそうでいやだ、という記述を読んで以来、読み聞かせという言葉が使えなくなってしまった…)に読む予定。芽達は着実に春を迎える準備をしているんですね~そして今年初挑戦の恵方巻き。でも切っちゃったし、会話しながら食べたけど…(豆まきは先日の日本語会で済ませたので、省略)七福神に因んで7つの具財を入れるということで、冷蔵庫にあるもので挑戦してみました。急いで作ったので(言い訳)形は不細工ですが、、鯖のそぼろ、玉子焼き、にんじん、白菜、細ネギ、もどした干ししいたけ、かつおこんぶの佃煮…なんとか(無理やり)7種制覇!先月は日本人の友達と個別にうちでごはんを食べる機会が何度かあって、それぞれと自家製の梅酒、味噌、漬物を一緒に楽しみました。今年も手作り味噌の材料が届いたので(ありがとう!)、春が来る前に仕込まなくては。あ、2月2日はChandeleur(リンク先の日記ではシャンドルールと書いていますが、表記はシャンドラーのほうがいいかも)という、フランスでクレープを食べる日(元々のいわれはキリスト教行事←リンク先を参照ください)だったのに、シャンドラーは4日だと勘違いしてクレープを食べていませんでした。たぶん、賞味期限が4日までのハムをクレープに使おうとしていたからだと思われます(どんな言い訳よ?)。子ども達には日仏両方の文化を知ってもらいたいから、明日にでもクレープ作らないとー(ハムを使いきりたいという本音も無きにしも非ず)
2010.02.03
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フランスの公立の幼稚園に子どもを行かせている親として、入学金も月謝もないのに、先生達は子ども一人一人の事をちゃんと見て考えてくれているんだなぁ~と今までは感心することが多かった。が、今月に入ってから、マプッペの担任が代わること、既に3人目。昨年9月に新年度が始まってから数えると、4人目。元々の受け持ちの担任が新年度からひと月半もしないうちに病欠、当初の知らせでは、昨年一杯休養する(つまり年が明けてから復活)とのことだった。しかし昨年末の段階で、マダムC(病欠の担任)はすぐの復帰は難しいということが分かり、加えて10月半ばから約ひと月半、代理を務めたムッシュJの年明けの続行は本人にさえ分からないという。そして年が明け、ムッシュJが再びマプッペのクラスを受け持つことになって安心していた矢先、ムッシュJより「実は私は1月の最終週より他の幼稚園で産休の代理を務めることが、昨年の6月から決まっていたんです」との連絡が。残念ね~、やる気があって子供達からも信頼されている先生なのにね~と保護者からの声は彼の在任中からちらほら聞いていたけれど、その声は彼が去り、後任者が来るようになってからますます強くなってきた。3人目のマダム何とか(2日間だけの代理だったので名前も聞かなかったし、子供達に聞いても知らないとか忘れたとか言う…)は最悪で、こんな人が残りの半年も子どもの担任を務めることにならなくて本当によかった…と、クラスの他の子のお母さん方ともつい盛り上がる(私としては滅多にないことだけど)。そして先週木曜から来たムッシュR。何だか頼りなくて受け答えも要領を得ないのだけど、悪い人ではなさそう。ムッシュR曰く、初日からマプッペは違和感なく過ごせていたそうな。子どもは順応性があるし、担任がコロコロ変わるせいでマプッペが登園を渋るとかもなく、今まで通り楽しく通っているのだけれど、ここまで受け持ちが変わり、さらにはこのムッシュRさえも「自分は2月半ばの冬のバカンスまでの2週間は代理を務めるが、それ以降は教育委員会の連絡が来るまで分からない」という状態では、さすがの子ども達でも混乱するよね…教育委員会…これが公立の落とし穴だったか。 1月はガレット・デ・ロワでおなじみ、王様の月。幼稚園でも全校生徒でガレットを食べたそう。昨年作っていた王冠よりパワーアップした今年の王冠。最近はぬりえが一気に上手くなって黙々と取り組んでいる事が多いが、この王冠は白のままがよかった…とは本人談。余談ですが今年食べたガレットは3つ、うち1回フェーヴが当たりました!でも子どもだったら確実に飲み込んでしまうであろう極小フェーヴで、嬉しさ半減。どうでもいいけど注釈、長っ! 今となっては親からも絶大な信頼を得ていたムッシュJの担任最後の日には、課外授業で子ども達を連れてトラムとバスを乗り継ぎ市民図書館へ。私も付き添いの親として参加。付き添う親は移動中、子ども達の手を繋がないといけないので、両手がふさがった状態になる。という訳で、10キロ近いライナスを抱っこ紐にて連れて行くことになる。何も知らない私は、親達はただ外での移動中の見張りとして付き添い、図書館では司書の人の読み聞かせに参加するだけなのかと思っていた、ら。図書館司書の人の読み聞かせが終わった後、子ども達は自由に本を選び、付き添いで来た親たち(もちろん大半は自分の親が来ていない子ばかり)に読んでもらいなさい…なんて時間が設定されていた!そしてムッシュJが私のところへやってきて、その時間中ライナス君は私が預かります、とライナスを抱っこして連れ去るや否や、自分の膝にライナスを座らせて、すかさず本を持ってきた子ども達へ読み聞かせを始める。本を読むムッシュJの顔を嬉しそうに見つめているライナス。私もボーッとしてられないわ~、でもこんな明らかに外国人の親のところに本を持ってくる子もいないだろうから、せいぜいマプッペには(普段はフランス語の絵本のテキストを読むことはしないのだけど)ちゃんと読んであげよう、と彼女の選んだ絵本を読む。マプッペに1冊読み終えたところで、ひとり、またひとりと私のところへ本を持ってくる物好きな子が現れた!いずれも短めの文章で助かったけど、こんな訛ったフランス語の読み聞かせに子ども達、ちゃんと最後までついてきてくれてありがとう(泣)ライナスも約2時間も愚図りもせずに大人しくしてくれていて助かったよ~ ムッシュJには在任中たくさんの本を読んでもらったようだが、記念すべき最初の1冊は、今公開中の映画の原作になった「かいじゅうたちのいるところ」でした。
2010.01.30
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今シーズンの始め、この冬は暖冬なのかと思っていたけれど、今年に入ってからまためっきりと寒いです。本日英国マンチェスターはマイナス15度を記録したとかなんとか。この辺は下がってもせいぜいマイナス4度くらいです、今のところ。さて昨日6日の朝、やけに外が明るいなぁと思ったら(この季節、日の出は朝8時40分くらいなので、9時過ぎにならないと明るくはならない)、窓の外がこんなことになっていました。 今季は昨年末の忘れもしない、クリスマス休暇前の昨年12月19日の金曜日がこの辺りの初雪でした。あの時のほうが積もったのだけど、すぐ溶けちゃって写真を撮り損なってしまい。マプッペにとってはこの時が人生で初めてみた雪で、ハラハラと舞い降りる雪の中を歩いての登園(With パパ)は、それはそれは楽しかったそう。2度目の雪であるこの日(幼稚園は水曜なので休み)も、「そり(遊び)できる?雪だるま作れる?」って何度も聞かれたけれど、この程度の雪では無理な話よ…(それにソリ持ってないし)さて、2009年の締めくくりをしないまま年を越してしまったわけですが、昨年の年明けに書いた、「皆が笑顔でいられる家庭に」は、まぁその通りだったのではないかなと思います。夫の仕事が忙しくて家にいる時間が少なかったり、私が2人の子どもの育児でてんやわんやになる時もあったけれど、マプッペも含めた我々3人が、小さいライナスの存在に大きく支えられてきたことは間違いありません。もちろん、夫も私もそして恐らくライナスも、普段からマプッペに支えてもらっている所がたくさんあって、家族の絆ってこういうことなのかなと。そんな風に確かな手応えを得た年でした。その他人間関係でもいろいろ学ぶことの多かった昨年、今年はいい縁をまた大事にしていきたいです。そして、日頃からの小さな積み重ねを意識して生活すること。あとはやっぱり健康ですね。家族の皆が、心身ともに。 思えば、昨年の夏はこのかたの訃報で幕開けたような。特別ファンだった訳ではないけれど、亡くなるはずのない人がいなくなってしまったような寂しさを憶えて、その日の夜は動画を探して見まくりましたね。2001年だったか?彼のソロ30周年記念でNYのマジソンスクエア・ガーデンにて、ジャクソン5として行ったライブのビデオ、数年前にYoutubeで初めて見つけた時と同じく、夢中になって見てしまいました。そして同じ頃に、ドイツの振付師でダンサーのピナ・バウシュが亡くなっていたことを、つい最近知りました!パリで彼女のカンパニーの舞台を2回(「Viktor」と「Agua」)は観に行っていて、結構ファンだったのに知らなかったとは…あれから10年近く経っているとはいえねぇ。あまり意識していなかったけれど、60年代とか70年代みたいに、2000年から2009年というひとつの区切りが終わって、また新しい10年が始まるんですね。あっという間に「もう2020年?!」となることだけは避けたいものです。毎日の積み重ね、積み重ね…(自分に言い聞かせています)
2010.01.07
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相変わらず出遅れていますが、まだ松の内なので今のうちに新年のご挨拶を…あけましておめでとうございます。年を追うごとに更新頻度が下がっていくブログですが、2010年もまだもう少し続いていると思います…たぶんこんな拙いブログでも見に来てくださっている方、ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。さて、フランスに来てから早11年と少し、年末は大抵複数の友人なり家族以外の人も交えて賑やかに年越しをしていたのですが、昨年末はライナスがまだ小さい&風邪気味だったので、初めて家族のみで静かに新年を迎えました。(マプッペが生まれて2年くらいは、我が家に人が来たり、歩いて行ける距離の友人宅で過ごしたり←今はお互い引越している)2009-2010年の年越しメニューは、夫の提案による鴨のコンフィのアッシ・パルモンティエ、ロケットとポワローねぎのサラダ添え 写真に写っているワインは、彼が出張先でよく行っているレストランの支配人から分けてもらったものだそうで、ロワールの赤です。軽やかなのに香りが高く、飲みやすくて、和食にも合いそうな味わいでした。アッシ・パルモンティエ(Hachis parmentier)は前にもちょっと書いていますが、フランスの定番家庭料理です。中でも鴨のコンフィを使ったものは、冬の寒い時にピッタリなメニューだと思います。この日はフランスの某若手カリスマシェフのレシピを参考に作りました。このレシピを気に入ったのは、鴨のコンフィの分量が通常のレシピの半分だったのと、鴨の上にのせるじゃがいものピュレを滑らかにするのにバターではなく、オリーブオイルを使っていたところです。さすがカリスマシェフのレシピだけあってとても美味しくでき、夫は三食これでもOK!な勢いで(事実、翌日の昼と晩も残りをせっせと食べていた)モリモリ食べていたのにつられて私も同じペースで食べてしまい…もうとっくに若者の胃ではない私は、翌日元旦は朝昼抜きました(汗)新年早々絶食だなんて情けない…因みに鴨のコンフィはこんな感じで缶に入って売られています 元旦をおせち料理で迎えるなんて、私にとっては夢のまた夢。でも、三が日のうちに今年も作りましたよ!なんちゃってですが、おせちを。 今年の初挑戦は「芋きんとん」(右側の重の1番上)です。えぇ金運を呼ぼうかと。オレンジ色をしていますが、こちらでさつまいもに似たもの(Patate douce)はこれなんです。外側の見た目はそっくりだけど、中はオレンジという。他は芋きんとんの下に白身魚の西京焼き、キャベツの葉の辛し和え。左の重が上から紅白なます、焼き豚、真ん中が伊達巻、下は蒸した大根を同じく蒸した白菜で巻き、その上にイクラではなくてマスの卵を醤油漬けにしたものをのせています。素の味はイクラよりややクセありますが、醤油漬けにすれば一緒!粒は小さめではありますけれど…なのでお箸だとちょっと食べにくいかもしれません。今年も材料は全て近所で揃えました。そんな母の渾身おせち。何度説明しても、マプッペにとっては「わーい!おべんとーだー」でしかないみたい…やっぱりちゃんとしたお重がなくては始まらない!…って、それ以前の問題なのか~
2010.01.06
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メリークリスマス。楽しいクリスマスを迎えられたでしょうか。さっそくながら、24日の晩の我が家のクリスマスメニュー速報(?!)です。今年のテーマは、「ヘルシー&エコノミー」。 こちらはお通しといいますか、食事に入る前のアミューズ・ブーシュで、フォアグラのトースト、いちじくのチャツネのせ(Toast au foie gras, chutney aux figues)出典はこちらヘルシーといいつつフォアグラですが…年末年始くらいしか食べない食材なので、少量ならば…他に、夫は生牡蠣を半ダース。なかなか美味しかったので、ここでレシピを紹介します(出典元のリンクをのせていればいいのですよね?)。分量(6人分)と作り方- 300 g de foie gras de canard en bloc(鴨のフォアグラ300グラム)- 6 tranches de pain d'épices(スパイス入りパン6枚)- 2 gros oignons(玉ねぎ大2個)- 4 figues fraîches ou 8 figues sèches(生イチジク4個か乾燥イチジク8個)- 3 cuillères à soupe de miel(ハチミツ大匙3杯)- beurre(バター)ブロック状の鴨のフォアグラ300グラムに対し、スパイス入りのパンの薄切り6枚(カナッペ用のクラッカーや、普通のパンでも代用できると思います)を準備。軽くトーストしたパンの上に、スライスしたフォアグラをのせておきます。チャツネは、玉ねぎ大2個を薄切りにしてアメ色になるまで少量のバターで炒め、生イチジクなら4個、乾燥イチジクなら8個を4等分して加えます。ここに大匙3杯のハチミツを加えてできあがり。これを先程のフォアグラをのせたトーストの上にトッピングしていただきます。それぞれの素材がお互い良さをを上手く惹き立てていました。この場合、フォアグラを食べる時によく飲まれる甘口白ワインのソーテルヌを選ぶと、ちょっと甘さがしつこくなるかもしれませんね。その辺はお好みで。 こちらは前菜のサーモンのタルタル(Tartare de saumon)とアボカド、ロケットのサラダ添え。人に出す時なら、アボカドも切ってソースで和えておきますが…因みにサーモンはオリーブオイルとレモン汁、少々の醤油と塩・こしょうで味付けをしておいたのだけど、思い切りわさび醤油を足していた夫…(もちろん彼はアボカドもわさび醤油で)メインはホタテとパプリカのグリルでしたが、写真なし。余談ですが、サーモンはキロ16ユーロ、ホタテは同じくキロ3.9ユーロでした。年末年始は魚介類の値段が普段よりもやや上がります。 そしてデザート。今年はじめて挑戦したビュッシュ・ド・ノエルは形が散々で、全体像はとてもお見せできないので(夫には「怪獣?」と言われた…)、部分写真のみで。こうしてみると、ただのチョコレートケーキですね。。。まぁ味は悪くなかったし、ケーキをみてマプッペは「Joyeux Noël!(クリスマスおめでとう!)」といってくれたので(上にサンタの人形がのっていたからね)、いいのです。来年こそは成功させるぞ!こちらは日本語会のメンバーで集まった、クリスマス会の食卓。皆料理上手で、盛り付けもきれいで、勉強になります~妊娠中で体調を崩しまくっていた昨年と違い、今年は調子がいいですが、この年末年始、食べすぎ・飲みすぎには十分注意したいと思います!
2009.12.25
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来週はもうノエル(クリスマス)ですね~もう今週に入ってからの寒さといったら、クリスマス気分を存分に盛り上げてくれる氷点下続きです。先週から今週あたまにかけて、一家で順番に(マプッペ→私→ライナス→夫)風邪をひいていました。さて、11月終盤から12月あたまにかけてのフランスは、クリスマス本来の意味を問うかのように、慈善活動が盛んな季節となり、今年もそれを大いに実感した年でした。まずは11月最後の週末に各地のスーパーで見られた、食料バンクへ寄付の呼びかけ。ホームレスの人達などに食料を提供する団体が、買い物客ひとりひとりに声を掛けます。自分の買い物ついでに、食料バンクにも1品お願いします、と今までならビニールの買い物袋を渡されていました(その袋を出口で係りのひとに渡す)。が、今年は必要とされている食料が写真とバーコードの入ったリストで渡され、この中から寄付するものを選んで、レジの人に伝えて会計してください(もちろん商品は食料バンクへ)、というものでした。結婚する前から(←ここ大事)毎年缶詰とパスタを寄付している私は、今年もそれで。12月最初の週末は、障害者支援のチャリティー番組があります。そしてその週末に入る前の金曜、マプッペが通う幼稚園に隣接する小学校では、マルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)という名のバザーが開催され、スタンドには生徒や親が手作りした小物やらケーキなどが並びました。さらにはスタンド見物をする親をつかまえて、自分達が準備した劇のチケットを売りにくる小学生の姿が。これらの収益金は課外活動の資金になるということです。手持ちが1ユーロしかなくて(恥)チケットは買ってあげられなかったけど、幼稚園が終わってお腹をすかせていたマプッペにスタンドでケーキ、そしてホットココアを購入(計1ユーロ)。 今年もイケアの生もみの木で過ごす我が家。マプッペがひとりで飾りつけを担当…というか、いつの間にか仕上げていた また、幼稚園のほうでも度々ケーキ販売の呼びかけがあって、親が手作りしたケーキを売り、その収益を教具購入などにまわしているとのこと。前回(万聖節の前)はレモンパウンドケーキを持参、今週もバカンス前の販売用にりんごのケーキを持っていこうと思います。このくらいのことなら、出来るときにやっておこうかと…あ、でも寄付するばかりではなくて、幼稚園には毎年市のほうからクリスマスプレゼント、というかお金が届くのです。使い方は園によって違うみたいですが、マプッペのところでは各クラスにひとつ、おもちゃを買っています。4万くらいの予算で全部で5クラスなので、ひとクラスにつき8000円相当のものを購入しているということになりますか。あと昨年は有料(2ユーロ)だったセミプロ団体による出張クリスマス劇@幼稚園も、今年は何故か無料でしたね。親が払わない主義の子どもへの配慮なのかもしれませんが、真相は分かりません。12月中盤ともなると一気にクリスマス商戦へとシフトが変わり(その前から始まってはいるけれど、拍車が掛かるのはこの辺りから)、街は買い物袋を抱えた人で溢れかえります。我が家はあとマプッペへのプレゼント手配と(ライナスのものは手配済み)、イブの食料買出しのみ。今年は魚介コースでいくことにしたので、食材調達は当日(24日)朝です。そして今年も旦那の会社主催のクリスマス会がありました。ちょうどライナスが風邪ひき真っ最中だったので、今回はマプッペと夫だけが参加してきました。シネコンの1室を借り切って、フランスでは来年1月から公開のディズニー映画「プリンセスと魔法のキス」を鑑賞したようです。映画鑑賞後のレセプションでの、おなじみ、サンタクロースによるプレゼント配布(撮影 夫)。旦那によると2年前と同じ人だったとのことですが、あの時はサンタさんを怖がって旦那にしがみついていたマプッペ。今年はプレゼントを受け取るや、「メルシー、ペール・ノエル(ありがとう、サンタクロースさん)」と言えたようです…感涙。と思っていたら、昨年も「メルシー」って言ってました。まぁ今年はより丁寧な言い方になったということで。しかし…毎年ショコラティエの美味しいショコラもついてきたのに、今年はボンボン(キャンディー)の詰め合わせになっていた…(悲)クリスマスネタ、他にもいろいろあるのですが、いい加減長すぎなのでひとまず切ります。クリスマス前に第2弾が書けるといいのだけど。そしてまだ予防接種をどうするか決めていない我が家。と思っていたら、サノフィ社のワクチン、効果が期待できなくて回収しているという話ではないですか!どうなるんだろう?
2009.12.16
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今週に入って風の冷たさがガツン!と冬のものになってきました。師走ですね~いやはや。2009年ももうじき終わりかー、早い早い。つい先週アップした日記では「ハイハイ間近なライナス」でしたが、28日の土曜の朝にはじめの一歩を踏み出し、その速度は非常にゆっくりですが、今日までに目的地へハイハイで辿り着く術を身につけました。同時期にお座りしながら遊べるようにも。まだどっしりとした安定感はないのだけれど、座る姿が日に日にサマになってきています。こうしてどんどん大きくなっていくのね…と、3人目、4人目が欲しくなる人の気持ちが分かってくるような気がするこの頃。いやうちはもう打ち止めなんだけど。マプッペのクラスには既に4人の男の子がいて(しかも皆可愛い。マプッペのクラスメートは末っ子)、ただいま5人目を妊娠しているお母さんもいるけれど…私にはムリだわ。そんな順調に成長しているライナスに関して今1番私の頭を悩ませているのが、この幼子に新型インフルエンザのワクチンを受けさせるか、させないか。因みにフランスで現在、ワクチンの接種を優先的に案内されているのは、・6ヶ月未満の乳児がいる家族・妊婦と6ヶ月以上2歳未満の子ども・既往症ありの子どもと大人となっています。使われているワクチンは今入っている情報によりますと、妊婦と6ヶ月以上2歳未満の子どもがSanofi社 のPamenzaPanenzaの間違いでした。季節性インフルエンザワクチンと同じ製法で作られているものだそうです。アジュバントなし。上記の条件(妊婦と2歳未満)に該当しない一般の人達は、GSK(グラクソ・スミス・クライン)社の Pandemrixを使用しているそう。アジュバント入り。問題のあったGSKのカナダ製ワクチンはArepanrixで、フランスに入っているものとは違う製品とのことです。L'Agence fran?aise de s?curit? sanitaire des produits de sant? (Afssaps)→医薬品の安全衛生を調査する機関(らしい。今回初めて知りました)によると、フランスでワクチン接種後の副作用(腫れや痛み・体のだるさが主)が報告されているのは上記2つのワクチンのうち、後者のPandemrixだけのよう。中には接種した1週間後に神経障害を起こした29歳の若者もいた(入院後に回復した模様。後遺症については不明)とか。。。ソースライナスに適用されるのは比較的安全な(?)前者のPamenzaになりますが、接種会場は混乱気味(接種は病院ではなく、各地域に設置された集団接種会場へいく)、医者にしても接種推進派と反対派に分かれるようで、親にとっては責任重大な選択を迫られているのですよ。そして今日得た情報によると、今後は日曜日も接種の受付をするのだとか。それだけ感染状態が深刻になってきているのかな…インフルエンザによる脳症の恐ろしさ(特に乳児)も話しに聞いたり、読んだり…おまけにマプッペが今クラスで1番仲がいい女の子のお兄さんが、昨日からインフルエンザ(季節性か新型か不明)で寝込んでいると聞き…(今日はその妹も欠席)もう受けるしかないのだろうか…ライナス名義の接種クーポンは既に届いています。Panenzaは絶対安全だって、誰か保障してーー!
2009.12.01
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冴えない天気が続いた今週でした。たまにピカッと晴れたりするのだけど、いきなり洪水のように雨が降ったり、お天気雨とかヒョウとか…もう油断ならないっていう感じです。先週まできれいだった紅葉(というか主に黄葉)もこの雨風ですっかり落ちてなくなり、もう冬支度…といいたいところだけれど、雨の影響か、あまり寒くない今日この頃です。ところで上記のような冴えない天気のことをフランスでは、un temps pourris →直訳すると「腐った天気」とか、un temps de chien→直訳で「犬の(ような)天気」とかいいます。犬のような天気って何?さて。週末も不安定な天気が続くことが予想されていたので、前からいつか買おうと思っていたこれをこの機会に購入!トイザらス限定 レゴ デュプロ ジャイアントボックス (5588)こっちだとトイ○ラスでなくても大型スーパーなどで扱っています。日本だと1万近くするのが、35.90ユーロ!130円計算で4667円です。同じレゴでも、ものによっては日本と値段が変わらないものもあるのに、この違いは何なんでしょう。価格はさておき、レゴはもう少し大きい子向けの青いバケツも既に購入していました。が、実際マプッペと一緒に使ってみて、ピースの大きいブロックでもっと遊んでおく必要があったなーと。でも今更低年齢向けのブロックを買うのもなーと悩むこと早数ヶ月(いや、1年近く考えたかも)。クリスマス商戦で数々のおもちゃが並ぶ中、買うなら今だとやっと購入に踏み切りました。(他の時期だと店頭では扱わない可能性もあるので)どうせならクリスマスプレゼントにしてもよかったのだけど、マプッペ、もうサンタさんにはキックボードをお願いすることに決めたらしい…【送料無料】便利なショルダーストラップ付き! JDRAZOR【MS130A】 キックボード ブルーあとクリスマスには、これまたちゃんとしたのが欲しいと思いつつ保留になっていた積み木セットも購入予定。一応ライナス宛。マプッペにもまだまだ遊べそうで良し。上記の2点(レゴと積み木)はフリーマーケットで見つけられればよかったのだけど、やはり人気商品なのか?レゴは特に朝一に行かないとすぐに売れちゃうみたいです。そんなこんなで、今日はデュプロでお家を作って遊びました。完成品の見栄えはやや通常のレゴより劣るけど、扱いやすさ、作りやすさが抜群にいい!マプッペは具体的な形を作るというより、各色でタワーを作って、どれが1番高い?とかやっていました。そして200ピースなんてあっという間。さらにパーツが欲しくなった母であります…(レゴの戦略にまんまとハマッた)
2009.11.28
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初めてブログを2ヶ月以上も放置してしまいました。この間に何があったかというと、それほど大きな出来事があった訳ではなく、かといって何もなかった訳ではなく…と含みを持たせる程のことでもなく、また何事もなかったかのように書いてみようと戻ってきた次第です。書きたいこともいろいろ溜まり、春の出産記も夏のスペイン旅行記も最終章が終わっておらず、年末に今年を振り返る形で書けばいいや~と思っていたら、もう11月も終わり…ひえーこの間にマプッペは4歳になり、ライナスは生後7ヶ月に。4歳になってぐんと聞き分けがよくなったマプッペと、ハイハイ間近なライナス。ふたりで寄り添って一緒に声を出して笑っている時など、母はたくさんの元気をもらっています。ふたりとも甘えん坊で、大変といえば大変な時期だけどね!とりあえず皆元気です。徐々に復活していく予定ですので、またよろしくお付き合いください。この秋はいろんな種類のかぼちゃを食べました。関係ないけど、今年の秋は全般的に暖かめかも。
2009.11.27
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最近どころかライナスの成長記を全く書いていなかったので、ここで簡単に記録を。この日記は下書きをしてずっと放置していたので(恥)、日付は下書きをした日となります。生後2ヶ月後半 首が据わってくるようになる生後3ヶ月 声を出して笑いはじめる生後4ヶ月 寝返り(仰向けから腹ばいへの片側のみ)を始める生後5ヶ月後半 寝返り1回転完成 手にしたものを口に入れるようになる生後6ヶ月 離乳食が始まる 声(なん語)のバリエーションが増える そして7ヶ月になった最近は、やや前屈みで手をついてなら少しの間お座りできるように。あと四つんばいになる姿もサマになってきました。まだハイハイは完成していないけど、手だけはいい感じで動いています。ずりばいというのとも違うような気がするけれど、手をついて、くるくると方向転換しながらいつの間にか移動していることが多いです。手にしたものはとりあえず口に入れる、、は今も続いているので注意が必要ですが、2人目なせいか、全般的に育児は楽なほうだと思います。上の子がいるっていうのも大きいですね。マプッペがいるだけで機嫌がいいし。私がマプッペを叱っていたら、ライナスまで泣きそうになるし…兄弟愛?マプッペは赤ちゃんの頃よく「男の子?女の子?」と聞かれたけれど、ライナスは姉のお下がりで紫色のセーターとか赤いポイントの入ったタイツとか履かせていても、「男の子でしょ?」とか、「この子はムッシューね!」と、すぐに性別を見破られます。お下がりでもさすがにピンク色の服は着せませんが(元々あまり持っていない)、生後2ヶ月くらいの時に、家の中でピンク色の下着を着せていたら、まるで女装している赤ちゃんみたいになってしまい…体格がよくってねぇ。(特に胸板が厚い)これは9月末に撮った写真。この頃に比べると今は髪フサフサですこれまで約ひと月の間、離乳食は一進一退だったのだけど、今日はかぼちゃとフェンネルのピュレ、バナナのコンポートをよく食べてくれました。マプッペの時に離乳食をどうやってあげていたかなんてもうすっかり忘れていたし、小児科医からも2人目ということであまり細かい指導はないので、ここに離乳食について記録しておいて本当によかった~離乳食時には全く問題がなかった姉は、いまや偏食大魔王(女だけど…)。ライナスは今一進一退でも、好き嫌いのない子に育っておくれー(切実な願い)
2009.11.13
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新年度始めのこの時期の週末は、フリーマーケットが各地で盛んに行われる季節でもあります。フランス語でフリマを指す「Vide-greniers ヴィドゥ・グルニエ」は、Grenier(屋根裏部屋または倉庫など)をVide(空から)にするという意味。つまり”家にあるいらないものを持ってくる”というコンセプトです。ですからプロがアンティーク家具や雑貨などのお店を出す蚤の市「Brocante ブロカント」に比べると、明らかにガラクタ処分みたいな出店も結構あります。でもその中でもよく目を凝らして探すと、運がよければ掘り出し物に出会えることも。大体日曜でも朝8時くらいから始まるフリマに、朝ごはんを食べてから10時過ぎくらいに子連れでノコノコと出掛ける私達は、そう大層なものは始めから期待していませんが、、上が過去2回のフリマで仕入れたものたちで、見事に子どものおもちゃばかり。値段は言い値と交渉を経て、ひとつ1ユーロから1番高くて3.5ユーロで入手しました。3.5ユーロのものは手前の赤い箱に魚釣りやすごろくなどのゲームが入っているセット。以前リュドテークで借りて、マプッペに大ヒットしたもの。彼女にはちょっと物足りなくなっているけど、木のコマなどの材質もいいし、この先ライナスも遊べるし、何よりも状態がすごくよかったので、即買い!でした。元の価格は15ユーロはするのではないかな。今、マプッペは右上の箱の買い物ゲーム(カードゲーム)に夢中です。その他、子供用雑誌も。以前クリスマスプレゼント券で年間購読をしたことがありましたが、普通に買うと1冊4~5ユーロはする雑誌。ここでは1冊10セント(1ユーロの10分の1)から、CD付きのもので20セントで買えます。大抵は同じ売り手からまとめて買うので、この値引きが実現するのかもしれませんね。状態も比較的よく、読み物が中心であれば、新品でなくてもこれで十分です。因みに雑誌に比べると出ている量は少ないですが(何ででしょう。別の場所で高く売れるとか?!)、ハードカバーの絵本などは、1~2ユーロで買えたりも。こちらも普通に買えば10ユーロ前後はしますから。まぁ、大した収穫はなくても、天気のいい日曜にぶらっと散歩がてら出掛けて出店を見て回るのはなかなか楽しいです。今季はあと何回行けるかな…
2009.09.20
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さくさく書いていかないと、いつまでもほったらかしになってしまいますね。9月ももうすぐ終わりだというのに、7月の旅行記です。スペイン入国(という実感はあまりない陸地続きの国境越えですが、いちおう税関があります。しかしパスポートコントロールはなし。←でもフェイントで隣の料金所とかに警察が待機していて、怪しげな車は停められる模様)後、1週間をコスタ・ドラダのカンブリルスで過ごし、2週目に向かったのは、バルセロナを通過して北上すること約2時間半。フランス国境に最も近い海岸エリアであるコスタ・ブラヴァ(Costa Brava)のレスタルティ(L’Estartit)に着きました。 この街は高速道路を降りてからおよそ30km程、のどかな田舎道を含む国道を走ったところにあります。緑で覆われた山脈、国道に平行して走るローカル線、照りつける太陽、セミの声…ヨーロッパ大陸の一田舎の風景が、子どもの頃、長野県日本アルプスで過ごした夏休みの記憶とうっすらと重なりました。私にとって日本の夏といえば、あの山景色。いつも身近にあった海ではないのです(夏場はあまり海に近づかなかったくらい)。そんなノスタルジーに浸りながら、レスタルティに到着。 こぢんまりとした海岸の多かったカンブリルスに比べ、長くて大きな砂浜が広がるレスタルティ。マリンスポーツも盛んな様で、中でもここの観光の目玉はダイビングだそう。家族連れと同じくらい、海岸や街中には若い人達のグループで賑わっていた印象です。その海岸沿いに長く広がる地形故か風通しがとてもよく、常に爽やかな空気が流れている場所でした。夜になると遠くの山にチラホラと明かりが見えます。今住んでいる所は近くに山がない平坦な土地なので、こういう景色もしばらく見ていなかったなぁ…と再びノスタルジー。 ここでもキッチン付きアパートに滞在です。宿泊先は中心街にも海岸にも近い場所にあり、同じ建物内にフランス語が話せる常駐スタッフがいること、設備も新しくきれい、宿泊客の国際色も豊かで、とても快適でした。7月前半だと正規料金で1週間700ユーロくらい。シーズンによってこの値段に200ユーロくらいプラスになったりマイナスになったり。国際色豊かとはいっても、フランスより北の方面から来た人たちは、見た感じや話している言葉だけではどこの国から来た人なのか、私には見分けがつきません。どの人も聞いた感じドイツ語ではなさそうだし、この界隈でオランダナンバーの車(ヨーロッパ圏内の車のナンバーは形式が統一されていて、フランスだとF、スペインはEと国名の頭文字が記されている。オランダはNL)を何台か見たので、遠くから来ている人でもせいぜいオランダどまりだろうと思っていたら…私達の部屋のお隣さんはデンマークから来た一家、そしてマプッペが中庭のプールでよく一緒に遊んでいた女の子は、なんとはるばるスウェーデンから来ていました。このスウェーデン人の両親それぞれと私で少し話をしたのだけれど、やー、もう、しばらく使っていなかった英語が錆びまくりで恥ずかしかった…その点、彼らの娘の5歳の女の子とマプッペは共通言語を持たないのに、言葉を交わさなくても一緒に水に入ったり、プールサイドでおままごとをしたりと延々と楽しそうに遊んでいるんですよね~子どもっていいな。 部屋からプールを見下ろした図 秋の匂いもする今日この頃ですが、あと1回は旅行記書くと思います…書かせてください。
2009.09.19
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気がつけば約ひと月更新していませんでした。8月は比較的天気のいい日が多く、近年の中で最も楽しい夏となりました。やはり天候の良し悪しで夏休みの充実度が随分と変わりますね。そして9月になりました!こちらは3日が新学期です。マプッペも年中組。今年の夏はライナスの世話で十分構ってあげられなかったり、我慢させてしまったこともあったと思いますが、後半は少し意識して私と2人の時間を持つようにしました。それでも休み中に一緒にしようと思っていて時間切れでできなかったこともあったり…(何度か誘ったが本人がノッてこなかったというのもある)まぁ、家ですることは新学年が始まってからでも出来るので、焦らず本人のペースでまた幼稚園生活に慣れていってくれるといいなと思っています。8月最後の日曜、晴れた日のアトラクションパークにて ライナスも既に生後4ヶ月で、みるみると大きくなっています。下の子の宿命か、「ライナス通信」なんてカテゴリーを設けておいて、いまだにひとつも書けていない…親としては成長の様子や予防接種のことなども記録しておきたいので、思い出しつつ書く予定です。それにしても、男の子には男の子の可愛さってありますね。肌の柔らかさとか、ふんわりした匂いは断然女の子なんですが、、母親への愛着度というか執着度が男児と女児では違うのでしょうか。ライナスからはなんかもう求められている感がヒシヒシと伝わってくるのですよ。あえて言うなら犬と猫の違いみたいなものかもしれません。マイペースな女児(猫)、寂しがりやの男児(犬)…それとも単なる個人の性格によるもの?同じアトラクションパークにて。手動で上がって滑走路を降りてくるジェットコースター…というより「そり」私にとってのこの夏は、旅行先のスペインで実に久々に日本語またはフランス語話者以外の人達と会話を交わしたのが新鮮な出来事でした。滞在がいくら長くなろうと、フランスは私にとって生まれ育った文化とは違う国だけれど、たまにはこうして(日本でもフランスでもない場所で)フランスを客観的に見る機会を持つのはいいことだなと思いました。あとそれぞれ4年ぶり、そして8年ぶりに連絡をくれた人達がいた。鉄砲玉のように飛び出していった私を思い出してくれる人達がいて、なんだか嬉しかったです。 そう、スペイン旅行記も中途半端に終わっていました(ついでに第2子出産記録も…)。あと先月後半から始まった生産者直売の野菜の共同購入のこと、フランスでも新学期以降の流行が懸念されている新型インフルエンザ(仏語でgrippe AまたはGrippe A/H1N1)のことなども書きたいので、新年度、気を新たに徐々に更新していきます。楽しかった2009年の夏、これにて終了~
2009.09.02
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さて。バカンス中の滞在先をキッチン付きにしたからには、もちろん自炊です。 海の近くにいるからには、やはり魚介類が食べたい!と願いつつ、街中の目ぼしいスーパーマーケットを何軒はしごしても魚介売り場が一向に見当たらず。というわけで、ツーリストオフィスに行って魚屋の場所を聞いてきました。カンブリルスというのは小さい町なので、中心地の規模もたかが知れているのですが、ここで教わった魚屋は私達には絶対見つけられなかったなぁ・・・この魚屋、店内に水槽があって、魚の種類も豊富&新鮮で働いている人達も活気に満ちていました。うちの近所にもこんな店があったらいいのに~ここは日本のパン屋さんみたいに、各自が白いプラスチックのトレイとトングを持って(あと使い捨てのビニール手袋も置かれていた)、好きな品物を取り(各商品にキロ単位の値段が書かれている)、店員さんに重さを量ってもらってレシートを受け取り、最後にレジで精算、というスタイル。スペイン語の出来ない観光客(私)でも問題なく買い物ができます。夕方のこんでいる時間じゃなかったら店の写真も撮っておきたかった… あれも食べたいこれも食べたいと目移りしつつ、カンブリルスを離れる日も近かったので、買い物は最小限に。食べたかったものと、品物の鮮度で選んできました。上左から時計回りにエビ、アジに似た魚、コウイカ(たぶん)、ヤリイカ(これもたぶん)。これらが全部で6ユーロちょっと。800円ちょっとというところでしょうか。今1ユーロが約135円なのでこの計算ですが、感覚的にはもう少し安い(600~700円)気がしています。フランスは魚類が高いので比較するとお得に感じましたが、日本と比べるとどうなんでしょう。コウイカに至っては見た目にあまり惹かれなかったので最初は関心がなかったけれど、店内を見回してみると客の大半がこのイカをトレイにのせているではありませんか!これは地元でとれたものに違いない!と確信しながら(でもスペイン語ができないから聞けない…)私もひとつ試しに買ってみました。 コウイカとエビでトマトソースのパスタを。肉厚で美味しいイカでした。平たい形のスパゲティー、リングィーネとの相性も良し。 他、魚はオーブンで塩焼きに、もう一種のイカは赤パプリカと緑オリーブと一緒に炒めてタパス風おつまみに。新鮮だったのでイカ刺しでもいけたかも知れません…(醤油も持参していた)けど旅行中なので、ぐっと堪えて安全な道を選びました。これは魚屋の隣にあった八百屋の店先。ここで買い物袋(スーパーでもらうビニールの袋サイズ)いっぱいに旬の夏野菜と果物を購入して、わずか4ユーロ(500円ちょっと)くらいでした。フランスの半額くらいの印象でしたね。そう、スーパーでもらうビニールの買い物袋といえば、フランスではもう殆どの店で買い物袋の支給がされなくなっています。が、スペインではまだ健在でした。かといってリサイクルやごみの分別が遅れているのかといえばそうでもなく、街角でよく見たゴミ箱は・紙類・ペットボトル類・瓶、ガラス類・缶類・燃えるゴミ(リサイクル不可能な紙オムツなど)としっかり分けられており、ほかに「生ゴミ」の箱がありました。これはフランスにはないな~というか、街角に生ゴミ入れがあるのが不思議です。匂わないんだろうか。近くを通って何も感じなかったから、大丈夫なのかな。そしてこれだけ何種類ものゴミ箱が並んでいて、どこに何を捨てるのか、絵入りのステッカーが貼ってある場合はいいのだけれど、滞在先近くのゴミ箱は色分けされているだけで、観光客にはこの色分けがなんのことだかさっぱり分からず…この辺の適当さも、さすがラテンだなーと感じずにはいられませんでした。ん?魚の話が、いつの間にかゴミ箱の話になってしまった…旅行記、まだ続きます(間に他の話題を挟むかも)。
2009.08.03
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2週間におよぶスペイン地中海沿いでの夏休み。私達は行き先を2箇所に絞り、それぞれ1週間ずつ海辺にあるキッチン付きアパートメントを借りました。最初の滞在先に選んだのは、コスタ・ドラダ(Costa Dorada) にあるカンブリルス(Cambrils)という、こじんまりとした港町です。上の図にあるように、スペインの海岸は大きく区分けされた名前が付けられており、コスタ・ドラダはフランス国境から見ると2番目に近い位置にある海岸。カンブリルスはこの海岸の中で1番大きい町タラゴン(Tarragone)の南にあります。前日に宿泊したフランス南西部の大都市、トゥールーズからは車で5時間ほど掛かりました。到着した日は週末だったので、海岸には人も多く賑わっていました。この日の日中気温は35度越え!日陰にいると過ごしやすいのですが、夫がマプッペを連れてアパートメントの鍵をもらう手続きをしている間、車の中でエンジンを止めて(なのでエアコンがつけられない)授乳をしていた私とライナスは汗だく…窓は開けていましたが風が通らないと涼しくないので、子と自分に水スプレーを吹きつけながらという、凄まじい状況の中での授乳。すまなかったね、ライナス。海の水はとてもきれいでした 平日も滞在してみて分かったのですが、カンブリルスは大都市バルセロナまで100キロメートルという立地なので、この海沿いに別荘を持ち、週末を過ごしているバルセロナの住民がかなりいるのではないかと予想。というのも立派な別荘が並ぶ地区は、平日はひっそりとしていて人もまばらだったので…私達が借りていたアパートメントにもオーナーとして所有し、週末のみを過ごしているスペイン人家族が何組かいました。あとは夏休みで来ているスペイン人と外国人観光客。外国人は我々を含めフランスから来た人達がやはり多く、他はスイスから車で来たという家族にも会いました(中庭にあるプールが交流の場になっている)。海岸沿いに広くて長い遊歩道があって、家族でのんびりと海風にあたりながらの散歩が楽しめます。自転車コースもあり。そして平日の海となると、あっちにもこっちにもフランス人。それも私達の両親世代多し。あまりにも多いので、この辺りに別荘を持っている人も恐らくいそうな感じです。滞在先から歩いて50メートルの距離にあったタラコ(Tarraco)という海岸はこじんまりとした砂浜が点在し、浅瀬で波も穏やか。臆病な性格の小さな子ども(マプッペ)でも安心して泳ぐことが出来ます。マプッペ、ここで海水浴を満喫し、海の塩辛さも十分体験しました。気温が30度越えでも、海岸に出て日陰の中にいれば快適。皆が海で遊んでいる間もベビーカーの中で波音を聞きながら、ぐっすりとよく寝ていたライナスです。ただ建物の中は熱がこもることが多く、夜間も持参した扇風機がフル回転。持っていってよかった…暑いといえばビール。あれ?授乳中のはずでは…しかし!このサン・ミゲル(San Miguel)はアルコールゼロなのです!フランスで「ノンアルコールビール」として売られているものでも、よく見るとアルコール0.5パーセントとか僅かに入っているものばかりなので、これは嬉しかったです。サン・ミゲルってスペイン語なのでスペイン国産かと思っていたら(実際お店でも1番出回っている銘柄でした)、フィリピンの会社なんですね~知らなかった。日本のビールの味にもちょっと近い、ほろ苦くさっぱりとした味わいで、夫はすっかりファンになっていました。彼は今回の滞在中に何リットル飲んだことか…のんびりペースのスペイン旅行記はこの後も続きます。
2009.07.30
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夏休み旅行記を更新する前に、今日マプッペに言われた衝撃的なひとこと。夕飯の食卓にて。頼まれたものを取ってあげた私に向かって、「メルシー、ママン」と言うので、「どういたしまして。でも、ママには"ありがとう"でしょ?」と当然のごとく応じたら、「Ici, en France.(ここはフランスよ)」と来たもんだ!思わず、「ちょっと待て!今なんて言った??」と夫と顔を見合わせ動揺する母。その様子をみてニヤリと笑う娘。確信犯ですな・・・最近は父親の口癖を真似ることも多いので、思わず夫を睨みつけた私。しかし夫は、「いや、僕じゃないよ!"パパにはフランス語で話してくれないと分からないよ"とは言ったけど、"ここはフランスだ(だからフランス語で話せ)"なんて言った憶えはない!!」と完全否定。そう、幼稚園が夏休みに入り、母と日本語で接する時間が増えたためか、つい父親にも日本語で話しかけていたことがあったんです。それにしてもなぁ、小生意気とは程遠い(どちらかというと幼くて心配になるくらいな)性格の彼女から、こんな発言が飛び出すとは・・・一応夫がその場で、「マプッペ、ここはフランスだけど、ママとは日本語で話すんだよ」とフォローしてくれたけど、かあさんショックを隠しきれないよ。。(半ベソ)まぁ言い方も冗談ぽかったので、本当に冗談であったと信じたいです。 衝撃ついでに、スペインの地元スーパーで見つけた衝撃な一品。ミス・パロミタって誰やー!
2009.07.26
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ご無沙汰してます。7月最初の週末から、スペインの地中海沿いの海岸でヴァカンスを過ごしてきました。出発の直前まで、ここフランスのどちらかというと北よりの地域もかなり暑かったので、スペインは灼熱ではないかと危惧しましたが、案外過ごしやすかったです。そしてこちらに戻ったらなんと涼しい・・・ スペインにいた時は「今日は涼しいな」と思える日でもノースリーブや水着で外を歩いていたのに、普段はやせ我慢するマプッペも思わずセーターを着てしまうほど寒くなっていたフランス(上の写真は道中に1泊した南西仏の都市、トゥールーズにて)。旅行中は病気風邪ひとつなかった子供達も、ここに帰ってきてからくしゃみをよくしていたり、お腹をこわしてしまったり。最低でも28度はあった場所から、20度をきる日もある場所へと気温が急激に変化したので、無理もないかもしれません。片道1000キロメートル以上にも及ぶ道のりを乳幼児2人を連れてのロングドライブ。出発前はいろいろ心配もしましたが、終わってみると全てが順調でした。昨日で生後満3ヶ月を迎えたライナスも終始機嫌がよく、心なしかマプッペとの姉弟の絆もこの旅行で深まったかのような・・・今回の行き先を決めたのは私。何かあったら責任重大だ~と内心ドキドキだったけれど、初スペインだった夫はこの国をいたく気に入った模様(特に物価の安さ)。私も久しぶりに夏らしい夏を味わえ、異国情緒も堪能し(特にスペイン語でまくしたてられた時)、久しく使っていなかった自分の英語の退化ぶりに唖然とし(元々大したことはない、、けど、もう少しできた!はず!)あれこれ思い出深い旅となりました。旅の記録は他の話題を間に挟みつつ、いくつかテーマに分けて更新する予定です。私も若干風邪気味(+夏休み中のマプッペの相手)で本当にゆっくりになりそうですが・・・加えて帰宅早々、この夏は産後のリハビリにも通わなくてはいけないんです~(社会保険適用内)この話題もまた今度。
2009.07.22
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今週は夏のバカンス前のラストスパート。相変わらず暑い日が続いています。昨日は久しぶりに、本当にひさっびさに流れるような汗を掻きました。これが夏の間中続くとなると体に堪えるし、乳児を連れていると行動範囲も限られてくるけれど、やはり夏は多少は暑いほうがいいですね!昨年9月から(2週間ずつの休暇を4回挟みつつ)通ってきた幼稚園も、あともう1日通ったら今年度は終了。入園前の昨夏にあんなに心配していたのが嘘みたいに、集団生活を楽しんできたマプッペです。「お休み前にM(担任の先生)とF(アシスタントの人)に渡す絵を描こうよ」と先週くらいから誘っているのだけど、なかなか取り掛かろうとしません。大好きだった2人から離れて来年度は違う担任の先生になるのだ、ということも説明し、本人は「分かった」とも言っているけれど、どこまで理解できているのか・・・子供にとっての別れって、案外あっさりしたものなのかもしれませんがね。親のほうがしんみりしていたりして。夏日のある日の公園にて。後ろに見える建物(中央右)の傾き具合にご注目ください。もうひとつの別れは、日本語会で仲良くしてきた親子。旦那さんのタヒチ駐在が急に決まり、フランスを離れることになったと聞かされて一同ビックリ。その子の様子がいつもとちょっと違って元気がなさそうに見えたのは、気のせいではなかったか。この会がきっかけでこの親御さんと知り合い、せっかく子供同士も仲良くなれたところだったのに、寂しくなるなぁ・・・と、これまた親のほうがしんみりなのでした。この寂しさを、数日後に出発を控えるバカンスの準備で紛らわせようと思います。7月は留守にしていて殆ど更新できないかもしれませんが、アップしたいネタはいろいろあるので帰ってきたらボチボチと再開する予定です!(出産記も中途半端に終わって続きが書けていないし。もうあれから2ヶ月も経ってしまったわ)
2009.06.30
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ここのところ毎日、日中の陽射しが強いです。寒くて不安定な天気が続いた5月が過ぎ、6月に突入した途端夏日を迎えたかと思いきや、また肌寒い日が続き…という感じだったのが、ようやく冬物を片付けられる陽気に落ち着きそうな今日この頃。今年はこの2・3年続いた冷夏から脱却できるんでしょうか。世間(というかこの国)はすっかりバカンスモードに移行しつつあり、心なしか人々の顔つきも明るいように見えますが、結構疲れている人も多いように感じたり。バカンス前のこの時期って用事がまとめて入ったり、イベントが重なることも多いですからね。パリの友達なんか、過労で入院しちゃいました。もう退院して大事にはならなかったのだけど、自分より若い彼が倒れたことに少なからずショックを受けていた旦那。家族の健康を預かる身としては、食べるものにいろいろと気を遣わないといけません。幸いにも最近、自家栽培の野菜をもらったり買ったりすることが多くて、美味しい野菜生活を送っています。辛味がたまらない赤カブ(ラディッシュ)、味わい深いサラダ菜(小さなナメクジ付き)、皮を剥いた途端に芳しい香りが漂うニンニク、小タマネギなどなど。写真のニンニクと小タマネギ、2点で5.5ユーロ。スーパーの価格だとニンニクはトルコやエジプト産のが3玉で平均2ユーロ、小タマネギはこれより一回り小さいのが大体1.25ユーロ。量と質、そしてオーガニックだという点も考慮すれば、良心的な値段ではないでしょうか。8月からは、ずっと空席待ちだった農家の生産者から直接買える団体に登録できることになり、さらに美味しい野菜生活となりそうです。季節の野菜が毎週ひとカゴ12ユーロ。さくらんぼが旬の今は、希望者に収穫からさせてくれるのだそう。ちょっと前まで、有機栽培の野菜というのは一部の健康オタクの人達が買うものだという風潮があったような気がしますが、最近は随分と身近なものになってきましたね。それだけに本当に「有機栽培」なのか、信憑性を疑う必要もあるのですが…何はともあれ、少しでも体にいいものを選んで、おいしくて健康な食生活が送れるのが1番!冬は風邪ばかり引いていたので、この夏は夏バテ知らずで乗り切りたいと思います。はやくバカンスになってほしいような・・・なってほしくないような。
2009.06.25
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フランスの母の日は例年5月の最終日曜日です。でもその日がキリスト教のペンテコステ(仏語表記はPentec?te 聖霊降臨祭または五旬節)と重なった場合は、6月の第一日曜日になります。今年は5月31日の日曜がペンテコステだったので、今日6月7日が母の日でした。母親となって3年。こんな私も今年はじめて母の日のプレゼントをもらいましたよ!一昨日金曜日に、幼稚園から大事に持って帰ってきた包み。先生からは「日曜日まで開けないでくださいね♪」と。日曜の朝にさっそく開けると、中から出てきたのはマプッペがペイントした箱でした。本人曰く、赤い点が集まったところ(向かって右下)は失敗して上手くいかなかったのだとか・・・そんなことないよ~、果物の実みたいで素敵よ~と夫と2人でフォロー。蓋をあけたら、中には小さいハートが。「私のささやかな気持ちです」ってことかな?心温まる演出です^^・・・・・・まぁこんな風に「母の日のプレゼント」としてここで紹介していますが、フランスにおける昨今の家庭事情(両親の離別)をふまえて、幼稚園では「父の日」や「母の日」ではなく、「親の日」としてどちらにあげてもいいようにプレゼントを作らせるみたいです。(先生談)よってこのプレゼントも私宛というよりも、私達両親ふたりに宛てたものでした!何はともあれ母の日にもらう初めてのプレゼント。嬉しかったですー
2009.06.07
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この夏も現代美術のビエンナーレが開催される西フランスのナント市。そのビエンナーレ初日、このナント市を拠点に活動する劇団、ロワイヤル・ド・リュクスによるパフォーマンスが3日間に亘って行われました。3日間のパフォーマンスはいずれもストーリーに沿って進行されます。写真は全て2日目のもの。1枚目は私達のいた前方から、潜水服を着た男の人が歩いてくる様子。その身長は15メートルです。そして2枚目は同じく背後から船に乗ってやってきた女の子。座っていると分かりにくいですが、女の子も7.5メートルの高さがあります。男の人は遠くから眺めるに留まりましたが、女の子はかなり間近でみることができました!でも立って歩いてくれるほうが迫力があっていいかな。遠目でも巨大な男の人が向こうから歩いてくるさまは、やっぱりゾクゾクしましたから。 この日は街中の交通を一切締め切っての大規模なパフォーマンス。予備知識なしで出掛けたけれど、私達が待っていた所は偶然にもこのふたりの巨大な人物が出会う場所!だったので、どちらも遠くからこちらに向かってくる様子を一部始終(時にはマプッペを抱っこしつつ←人が多くて彼女の背の高さではなかなか見えない)楽しめました。 "La g?ante du Titanic et le scaphandrier" 訳して「タイタニックの巨人と潜水夫(?!)」と題されたこのパフォーマンス。ふたりは叔父さんと姪という間柄だそうです。この日の様子はこちらで詳しく紹介されています(フランス語)。ずっと見たかったこの劇団のパフォーマンスを体験できたこともそうですが、この日の収穫はなんといっても、下の子が生まれてからはじめてのマプッペとふたりだけの外出。人ごみ嫌いの夫にライナスを預けて行ってきました。たくさん歩いたけれど、3歳児、最後まで弱音を吐かずに元気いっぱいで、「楽しかったー」とずっと言っていました。そして帰宅後にライナスを抱っこすると、「どこに行ってたんだよ・・・」とでも言いたそうな彼の表情。数時間でも母の不在に気づいたか?!何年後になるか分からないけど、次回の彼らのパフォーマンスには君も連れて行ってあげるからね~
2009.06.06
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下の子は上の子に比べると写真なんかもグンと少なくなるといいますが・・・ライナスのことを全然書いていませんでした。今回ははじめての健診記録です。現在1ヵ月半。順調に成長しています。体格のほうは出産時3300グラム→現在4400グラム同じく52センチ→同じく55センチといった具合。身長はマプッペの出生時とようやく同じになりました。彼女ったら生まれたてで既にこんなに大きかったのね・・・顔なんかはマプッペが赤ちゃんだった頃とよく似ていますが、ちょっとした表情がやはり男の子。生後3週間でまつげも伸び始め、今後どんな顔に変化していくのか楽しみです。歌ったり話しかけるとニコ~ッと笑ってくれることもあるけれど、この月齢だとまだ意識してやっているわけではないんですよね。さて1ヶ月健診なんですが、こどもにとっては初めての健診だけれど予防接種もないし、親としてもふたりめで特に問題もなく、これといった質問もなく・・・ただ今回から小児科医を替えたので、この日が先生との初顔合わせでした。前の小児科医は場所柄もあってちょっとブルジョワなマダムだったのだけど、今度の先生はもっと気さくな感じの女性。それはいいのだけど、はじめての場所に車で向かった割には事前調査が甘く、あやうく高速に乗って遠くへ行きそうになりました(汗)無事辿り着いたものの、20分の遅刻・・・そんな駄目な母親を先生は笑って許してくれました。(好感度高し)今後しばらくは子供ふたりのかかりつけ医になる予定の人。上手く付き合っていけるといいなぁ。3年前とは予防接種事情も多少変化しているので、また情報収集しておかなくては。
2009.06.02
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5月最後の日曜は、今シーズン初の海。天気が良くて暑過ぎず、寒過ぎず。気持ちよかったな~連休中日だったので、普通なら車で片道1時間弱で行ける距離に2時間半かかったけど。(道中は子供ふたりともずっと寝ていてくれて助かりました・・・)それだけ時間が掛かっても、海風にあたっていい気分転換ができ、行った甲斐があったというものです。上の写真はこの日訪ねた、友人の家族所有の海沿いアパルトマンのテラスから見た風景。間抜けにもカメラを忘れたので、携帯で撮影。そして手土産に持参した、ちょっと焼き過ぎのさくらんぼのクラフティ。単純に自分が食べたかっただけなんだけど、ここのうちの子供がさくらんぼ嫌いときて参りました(涙)事前調査は必要ね・・・まだ水温が冷たくて海には入れなかったけれど、年上の友達と砂浜遊びを満喫したマプッペでした。
2009.05.31
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フランスにも花粉症が存在することは知っていましたが、今年はじめて私の身にも起きたようです。気温が変わりやすい時季なので、最初は風邪かなーと思っていたら、どうも目が痒い。そして喉も。かれこれ1週間前にはマプッペの目の周りが赤く腫れては、すぐひいて・・・ということもありました。最初に症状が出てきたのが幼稚園でのボール遊びの時間だったらしく、遊びで使ったスポンジ製のボールにアレルギー反応が出てしまったのかしら?なんて先生と話していたのだけれど、、別の日にそのボールを使わなかった時にも出てきたとの事で、いずれも外遊び中の出来事だったことから、「これは季節柄、きっと花粉症(Allergie aux pollens)ね」と互いに納得。それ以降マプッペの目の周りが腫れることは今のところありませんが、痒いのか、たまに目を擦ろうとしています。「擦ると余計痒くなるよ~」と注意しつつ、私もつい無意識に自分の目を擦ってしまい、「ママ、目が痒いの?」と返されました(汗)ここの花粉カレンダーを見ると、5月に警報指数が高くなっているのが糸杉、白樺、柏、くましでの木となっていますが、これらのいずれかに反応しているんでしょうか。鼻炎持ちなのにも関わらず、日本で花粉症になったことはなかったのになぁ。。この公園ではマプッペも私も花粉反応はでませんでした話は変わって、先週は木曜日がキリスト昇天の日で祭日でした。マプッペの幼稚園は、普段休みの水曜に開園することで祭日の翌日金曜がお休みとなり、夫の会社でも強制的に金曜に休みを取らされて4連休(こういう会社や学校は多かったみたいです)。この連休中に在仏初期の頃からの友人達2組が遠方からそれぞれ遊びに来てくれ、昔話で盛り上がって楽しかったです。どちらも私に負担が掛からないよう、「(私達の住む町にある有名な老舗のブラッセリー)○○でランチをとることにしたから、その帰りに寄るね」とか、「連休中は○○○(近郊のお城で有名な街)観光をするので、最終日にそっちによってから帰るね」と気遣ってくれて。そのうち1組とはお昼を一緒に食べたのですが、この時に作ったにんじんのフランが簡単で美味しかったので、また作って写真を撮ったらここに載せたいと思います。料理熱、やや再燃。あと授乳中は小麦粉(グルテン)フリーにしたほうがよいらしく(赤ちゃんのお腹にガスが溜まりやすくなるのだそうで)、朝食用にパウンドケーキを焼くことが多い我が家は、小麦粉に代わるものを思案中。日本だと米粉やおからなどがあるけれど、ここでも手に入るかな?
2009.05.27
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早いもので、ライナスが生まれてから早3週間経ちました。私達に第3子の予定はないので、新生児の世話もこれで最後か~と思うと、寝不足も吹っ飛ぶくらい毎日が楽しい!…のと同時に、1日があっという間に過ぎていきます。そんなライナスを誰よりも溺愛しているのが、姉のマプッペ(世話を焼きたい年頃)です。朝起きれば真っ先に弟の顔を見に来るし、泣けば1番に駆けつけるのも彼女、おむつ交換が必要だと察知すればオムツ替えマットをテキパキと用意し、私におしり拭きを差し出す…(汚れたおむつを除いて、片付けもやってくれる)幼稚園では初めて一緒に送っていった日に、先生やクラスメイトに向かって「これがライナスよ!」と自慢げに紹介。迎えにいけば、ベビーカーの中で眠っている弟に毎回再会の熱いキス…ライナスが泣いていて私がすぐ手が離せなかった時には、自分の絵本を持っていって読み聞かせようとしていたり、ぬいぐるみを使ってあやそうと試みていたり…逆にマプッペが機嫌を損ねている時にライナスを傍に持っていくと、急に優しいお姉さんとなって態度を改めたりもします。あら便利♪……と、弟には立派な姉としての姿を見せているマプッペですが、時たまに、子供が自分ひとりだけだった時のことを思い出したかのような言動が見受けられることもあります。例えば絵の中にパパとママと自分だけしか描かれていない、とか。あとこれは妊娠中からよくありましたが、ひとりで出来ていたことを急にやらなくなったりとか(俗に言うあかちゃんがえり)。でもこういう態度も全部受け入れていれば、また自然と自分でするようになるのだと少しずつ実感しているところでもあり、、しかしこれに関してはまぁ、妊娠中から少しずつ慣らされていたのがよかった。今も余裕がない時はつい「え?」って顔をしてしまいますからね。最近はただでさえ平日に幼稚園で過ごす時間が長くなっているので、たまにはライナスを夫に託し、休日にはマプッペと2人だけで出かけたりする時間も持ちたいなぁと考える今日この頃です。(母乳育児なので長時間は無理だけど)おまけ第2子出産記録 その弐 も密かに更新済み→こちら
2009.05.15
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自分への覚書に過ぎませんが、第2子出産記録 その壱を4月の日記に書きました。よろしかったらこちらからどうぞ。その壱、ということは当然続きもあり…無駄に長くならないよう随時更新予定。ところで一昨日は端午の節句、長男ライナスにとっては初節句であったのでしょうが……何もしませんでした!(男兄弟がいなかったから何をするのかよく分からなくて~)明日から3連休なので、せめて今週末にはマプッペと新聞紙かぶとでも折って、料理もちょっとだけ気合を入れて(主役本人は食べないけど)、気分だけでもお祝いしてあげたいと思います。まぁ実質の初節句は来年に持ち越し、ということにしよう…
2009.05.07
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前回の日記を書いた翌朝に破水があり、その日の昼過ぎには出産を済ませ、数日前に自宅へ戻りました。今回は出産から産院での滞在に至るまで、全てが快適で満足のいくものでした。体の回復は前回よりずっと早くて、自分でも驚き!(あれから3年半も年をとったのに…)産院でゆっくり休めたおかげか、子供が2人いるという新しい生活は時間管理の難しさを感じつつも、ここまでは思ったよりも順調にきているような気がします。本当に大変なのはこれからなんでしょうけどね…今は育児休暇中の夫と分担できているというのもあるし(来週からは1人~)、新生児の世話といえば授乳とおむつ替えの繰り返しみたいなものだし。これで下の子が目が離せなくなるくらい動き出したら、また忙しくなるんだろうなぁ…でも楽しいです。赤ちゃんがいる生活、再び。またすぐ大きくなってしまうから、この時間を楽しまないと♪因みに2人目は男の子、マプッペの弟です。ここでは「ライナス」(なぜかアングロサクソン調な名前)と呼ぶことにします。何だかんだでまだゆっくり書く時間がとれないのが現状ですが、合間をみて少しずつ今回の出産や産院での様子などを振り返ってみたいと思います。写真は産院での昼食の一例で、砂肝のサラダにエイのホワイトソース、デザートのクレーム・ブリュレ
2009.04.30
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2009年4月21日火曜日の出産記録の続きです。午前8時から10時8時より約1時間のモニタリングを受け、お腹の子が元気であることを確認。内診によると子宮口は指2本分開いているとのこと。このままもう少し規則的な陣痛と共に赤ちゃんが自然に降りてくるのを待ちましょう、との指示を受ける。この間にマプッペを幼稚園に送り届けた夫が戻ってくる。9時過ぎくらいからやや本格的な陣痛が始まる。しかしまだ前回経験したピーク時のものではなく、プールでの出産準備コースで習った呼吸法を使って逃せる程度の痛みであった。その呼吸法とは、深くゆっくり息を吸って、息を吐く時もなるべく持続させるべくひたすらゆっくりと…ただそれだけのこと。でも水中でこれを実践することによって、息遣いそのものを空気中にいる時よりも意識し、自分のリズムなりペースを感覚としてつかめたのは大きかったと思う。この呼吸法は、当然出産時にも応用することになる。午前10時15分過ぎ子宮口の開きが3cmとなり、陣痛もピークの一歩手前くらいの痛みになってきた。助産婦さんから、前回の出産時で麻酔(無痛分娩)を使用して問題はなかったか、満足がいくものだったか聞かれる。前回の出産情報は麻酔科医との問診で話したことがカルテに全て記録されているのだが、今一度意思の確認をされるといったところだろうか。そして今回も無痛分娩を希望するかどうかとも。前回ほんの数時間だけど経験した本格的な陣痛をもう一度経験する勇気のない私は、「無痛を希望します」と即答。もう麻酔が打てる状態とのことで、ここでも今打っていいかどうかの確認。ピーク時の痛みを何とかして避けたい一心で、「お願いします」と迷わず答える。今回は書類へのサインはなく、まもなく麻酔科医によって手早く局部(背骨)麻酔の準備が進められる。午前10時30分頃前回も書いた記憶があるが、硬膜外麻酔は瞬間的にチクリとくる針の痛みはあるけれど、陣痛の痛みを思えばどうってことはない。注射後はじわじわと麻酔が効いてきて、陣痛がきているという感覚はあるものの、落ち着いて横たわっていられる状態となる。この時間を利用して私はしばし仮眠。お昼前1時間ほど眠っていた。出産は昼過ぎになるだろうとのことだったので、夫には外で昼食をとってきてもらう。この後私には分娩というひと仕事が控えているが、今頃マプッペは何をしているかな、今日の給食はちゃんと食べているかな、夕方の幼稚園のお迎え時間までに出産が終わっているかなと、意識はどうしてもそちらのほうに向いてしまう。ここが初めての出産の時と大きく違う点である。自己満足に過ぎないその参ではいよいよお腹の子と対面!記憶が薄れる前に更新予定(誰も読んでなかったり…)。
2009.04.22
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記憶が鮮明なうちに、第2子ライナス誕生までの1日(というより半日)の記録を残しておこうかと思います。2009年4月21日火曜日の1日午前3時前日の日中にはそろそろだと予測できていたので、前の晩は睡眠確保のため、早くから床につく。就寝中に違和感を覚え、トイレに行くと、ほんのわずかだったが破水していることを確認。まだ少量だったため、本当に破水なのかどうか確かめる為にもしばし検索タイム。前日の健診では、破水の後に陣痛がきたらクリニックへ来るように言われていた。破水があったら直ぐに行くのかと(お腹の子への感染を防ぐため)思っていたので意外だったが、かかりつけの医者がそういうのでひとまず様子見。前回の出産の兆候が規則的な陣痛からだったのと、自然破水もなかったので、破水がどういうものなのか、クリニックへ行くタイミングは?など、日仏両方のサイトで調べる。この間も破水は少しずつあり(1度にバシャッとくるものだと思いこんでいた)、陣痛らしきものも出始める。とにもかくにも破水があったので、今日中に確実に出産することになるだろうと夫に伝える。午前6時頃クリニックへこれまでの進行を電話で報告。最初の破水が3時間前にあったとはいえ特に慌てる様子もなく、当直の助産婦さんからは「じゃあ準備ができたら来て下さいね」という返事。もし緊急でないのなら、上の子(マプッペ)を幼稚園へ送っていく時間まで待ちたいとの旨を伝え、納得してもらう。まぁでも、「あなたとお腹の子の状態を第一に考えて、もうこれ以上無理だと思ったら迷わず来て下さい」とも言われる。そりゃもっともです。前回空腹で病院に行ってしまった(陣痛で食欲がなかった)ことを後で激しく後悔したので、この日はしっかりと朝食をとることに。午前7時半なかなか起きなかったマプッペ(普段はもっと早く起きるのに、こういう時に限ってよく寝ていたりする)を半ば強制的に起こして着替えさせ、彼女の朝食と幼稚園バッグ持参で車に乗り込む。午前7時45分クリニック到着。陣痛だけだと出産準備室のような別の部屋で待機するのだが、破水があったので直接分娩室へと通される。分娩室とはいえ、他の入院中の個室と変わらないようなリラックスできる雰囲気の部屋である。まずは1時間ほどモニタリングでお腹の子の様子を確認するとの事。妊婦を無事に産院に届けた夫は、その足でマプッペを幼稚園へ送っていく。長くなったので、続きは次の日付へ…不定期更新です。
2009.04.21
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2週間の春休みも終わり、今日からマプッペは再び幼稚園へ。9月から始まった1年間の最終学期に入りました。そして母は朝から9ヶ月(日本だと10ヶ月)健診を受けにクリニックへ。現在39週目に入っています。前回の妊娠時はこの妊娠生活最後の健診を受ける前に(予定日より1週間早い)出産していました。よって今回も予約を取るときに「この時期にはもう産まれているかもしれないわね」なんて話を秘書の人としていたのですが、その日が来ないまま今日の予約日を迎えました。しかししかし、数日前から「あと1週間以内には産まれそうかな」という気配が出てきています。まずお腹の重さが急にグンと増してきたのと、何よりも足の付け根辺りが痛くて歩きづらい。そして夜ベッドに横たわると、下腹部に常に鈍い痛みがある感じ。これが前駆陣痛なのか、ただ単にトイレに行きたいだけなのか迷うところだったのですが、、今日内診を受けたら、赤ちゃんの頭がすぐに触れる位置まで既に下がっていて、子宮口も指1本分開いているとのこと!そりゃ歩きづらかったわけだ。ということで、恐らく今週末までには産まれているかもしれません。もしかしたら今夜辺り再びクリニック(今回は大学病院ではなく、産科以外の病棟もある私立の総合クリニックにしました)へ戻っていたりして。自分で書いた無痛分娩ドキュメントを読み直して前回の出産を振り返ったり、マタニティースイミングで習った呼吸法(レポートを書こうと思っていてそのままに…出産準備コースとして、前回の両親学級で習ったソフロロジーよりずっと満足できるものでした)をおさらいしながら気を落ち着かせています。いよいよお腹の子に会えるのか~♪そして今回は本当に「無痛」で出産できるといいなぁ…
2009.04.20
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きょうで はるやすみは おしまいはるやすみに したことを かきますはるの おさんぽは いいきもちひなぎくを ママにたくさんあげました※1さくらのきのしたで みんなで ごはんをたべました「さくら」という にほんのうたを おぼえましたパパは おしごとを ちょっとだけおやすみして たくさんあそんでくれましたたくさん フランスごのほん もよみました アフリカのおはなしがすきです※2パパとプールへいきました すべりだいがおもしろかったパパのおともだちOがきて いっしょにごはんをたべて ロト※3 をしましたテーブルに4にんいるとたのしいです※4おともだちのおうちで ひとりでおるすばん できました※5メゾン ド プッペ※6 をかってもらいましたおとうさんと おかあさんと おんなのこと あかちゃんがいて※7おんなのこに わたしの なまえをつけましたママのおなかは ずっとおおきいですおなかのあかちゃんは わたしのおとうとなのきのう そーっとさわったら ぐるんっとうごいて びっくりしましたママは「あかちゃん マプッペにやさしくしてもらって よろこんでいるよ!」だってMのおたんじょうかいで Mはピンク Sはしろ わたしはちゃいろのタイツでした※8みんなで シャボンだま であそびましたよる おふとんにはいっていたら そとでドンドーン!とおとがしましたママがわたしのへやにきて まどをあけると はなび でしたあお あか きいろ むらさきの おおきなまるが おそらにありましたきれいでしたおしまいマプッペが話していたことを元に、春休みの日記を書きました(一部はフランス語で話していたこと)。一応本人が知っている(使える)語彙と、読める文字(ひらがな及びカタカナの清音、濁音。半濁音と促音は現在習得中)を使っています。ただ、まだ助詞が上手く使えないので会話はこんなにスムーズではありません。これから強化していきたい課題です。では文中※の注釈を…※1 ひなぎくは仏語でLa p?querette ラ・パクレット。P?ques(イースター)の時期に咲き始めるのでこの名前だそうです。※2 アフロアフリカンの国が舞台の、今はバオバブの木のお話に夢中。※3 ロトLotoは絵合わせゲーム。ドミノDomino、神経衰弱(フランスではメモMemoという)と並んで、幼児から親しめる定番のカードゲーム。※4 義弟が来ていた時もそうでしたがいつもの食卓が4人になると嬉しいようで、空いている椅子を指しては「ここはトントン(おじさん=義弟)の席だねー」とか、「O(友人)がいないねー」とかよく言っています。もうすぐ4人家族になるんだよ!※5 出産で病院に行っている間、預かってもらうかもしれない友達の家に初めて親抜きでお試し滞在。問題なかったようです。※6 人形の家、ドールハウスのこと。※7 このセットについている家族が偶然にも4人家族で、子供は小さい女の子と赤ちゃんという、今後のシミュレーションにもってこいの設定です。「みんなでおでかけしまーす」といいながら赤ちゃんを家の中に置いてきぼりにしていて、彼女の心情を垣間見るかのよう。まぁ、まだ生まれてもいないから実感が湧かないか…※8 誕生会にきていた女の子のうち、タイツを履いていたのが主役のMちゃん、保育所時代から馴染みのSちゃん、そして自分だったという報告でした^^最後の花火。こちらは夏場だと花火を楽しめる暗さになるのは夜11過ぎとかで、この年齢だと外へ見に出かけることが難しいのですが、家にいながらにして偶然、かなりの至近距離でしかも寝室側から眺められたのでラッキーでした(時間は夜10時過ぎくらい)。はじめて見る打ち上げ花火に、翌日までかなり興奮気味だったマプッペ。春休み中はお腹の大きい私と一緒に出かけることが少なかったので、共有できた数少ない出来事として、私にとっても印象深いものになりました。
2009.04.19
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イースター(復活祭)は先週末に終わりましたが、まだイースター休暇(春休み)中です。この辺りの地区は今週いっぱいまで。例年はこの時期に旅行をすることが多かった我が家も、私が臨月を迎えたこともあり、今年は外出はそこそこに、基本はまったりのんびりと過ごしています。さて、フランスでイースター(Pâques パック) といえば、チョコレート。チョコレートを贈り合う習慣は19世紀末から始まったと以前にも書いた憶えがありますけど、現在イースターにチョコレートをもらうのは子供たちの特権のようになっています。それもただもらうのではなくて、庭や室内に隠されたイースターチョコ(卵やにわとり、うさぎ型のもの)を自分達で探して見つけるというもの。イースター前はこの手の商品がお店にたくさん出回ります。ぼちぼちチョコレートを解禁しつつある我が家でも、今年初めてチョコ探し(通常は「卵探し」と呼ばれている)を実行。それが写真の2点です。昨年は家に庭のある友達が誘ってくれて参加したのだけど、マプッペチョコレートに全く興味を示さず、もらったチョコは全て親の胃袋へ…鶏型のチョコレートは、この後訪問した友人宅で皆で分け合って食べました。クリスチャンの家庭だとイースター当日はクリスマス同様、家族で集まって、定番の子羊料理を頂くのだそうです。黄色いプレ○モービルの卵カプセルの中身は、犬と女の子のフィギュアでした。チョコレートを(やむを得ず)解禁しているとはいえ、まだそんなに食べて欲しくない親としては、こういうものでイベントの雰囲気だけを味わってもらいます。でもこれ、最近同社のドールハウスを購入したこともあって、新しい仲間が加わり、マプッペ的にかなりのヒット!まぁこうやって親はこの会社の戦略にはまっていくのだなぁ…(楽しんでますがね)
2009.04.16
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イースター前日の土曜日はマプッペ、幼稚園で同じクラスの子のお誕生会に初よばれして参加してきました。誕生会の主役は女の子の中でもボスっぽい存在で、マイペースなマプッペがいじめられていないといいなぁなんて普段から思っていた子…だったので、招待状を持って帰って来た時はちょっとビックリでした。その子の親とも挨拶程度で殆ど話したことがなかったのだけど、お母さんによると子供自身が招待する子を決めたのだとか。もしかしたらクラスの女の子は全員呼ばれているのかと思っていたので(マプッペのクラスは3分の2が男の子、と男児率が高い)、これまたビックリ。もちろん親としては嬉しかったですけどね。フランスの子供の誕生会は、午後の2時とか3時から約3時間というのがスタンダード。主にケーキやおやつを食べて、皆で遊ぶといった感じです。3時間の進行をプロに任せる人もいれば、親がゲームの企画をするなど、形はさまざま。気になるプレゼントの相場ですが、これも人や場合によって様々で、予算が15-20ユーロくらいという人もいれば、5ユーロで十分という人まで!子供同士の親しさ加減にもよるのかもしれません。今回は間をとって、10ユーロのキティちゃんの60ピースのパズル(4歳以上対象)にしました。その子の家までの送り迎えは夫に任せてしまったので本人の反応は直接見ていませんが、まぁ喜んでくれたみたいです。そして最近ついにチョコレートの味をおぼえてしまったマプッペ、ここでは鬼(親)のいぬまにと、夫が迎えにいったその瞬間までチョコをほおばっていたようです(汗)帰宅した時の顔は、外で会うクラスメイト達との時間を十分満喫してきた様子。初めて訪問するお宅で親抜きで楽しく過ごせたなんて、君も成長したね、本当に。呼んでくれたMちゃんもどうもありがとう。親(は参加していないけど)子揃っていい思い出になりました。
2009.04.11
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春のバカンス(2週間のイースター休暇)前最終登園の今日、マプッペの幼稚園ではカーニバルの催し物がありました。・・・親は参加できないので、連絡帳に書いてあったことと帰宅後のマプッペの報告で内容を判断するしかないのですが、1週間前、今日のこの日は「仮装をして幼稚園に来るように」との連絡が。フランスで子供が仮装をするのは、ハロウィンよりも断然この春のカーニバルの時期になります。今朝幼稚園にマプッペを連れて行くついでに他の子たちの仮装を見てきました。女の子は圧倒的に「お姫様」か、「妖精」などのドレス系。両画像とも、amazon.frより拝借そして男の子はヒーローもの。3大人気仮装は「スパイダーマン」、「騎士」、「海賊」でした。いずれも3Suisse.frより年少クラスだとプーさんなどの着ぐるみの子もいたりして可愛かったです。マプッペはといえば、特に本人からの希望がなかったのでこの時と同じドレスを着てもらって間に合わせてしまいました。これらの仮装に子供たちが授業で作った帽子とマスクを被って、皆で揃って歌い、踊るのだそう。昨夜、家で習った踊りを披露してくれました。見た感じカドリールスタイルのダンスのようです。うーん、見学できればいいのにー!ダンス後、紙ふぶきを投げ合って、最後にケーキを食べる・・・というのが事前に知らされているプログラム。あとはマプッペからの報告を待つばかりです。楽しんでいるといいなぁ。・・・そしてドレスを汚していないといいなぁ(願)給食の時間には着替えるそうなので、汚していても大したことにはならなそう。。。だといいけれど。 【追加画像】このマスクを着けて踊ったそうです幼稚園の初年度も、あとは明日から始まるバカンス後の2ヶ月を残すのみとなりました。来週はクラスメートのお誕生会に初およばれもしたし、近所の公園でクラスメートを見つけて遊んでいる姿を見ていても、どんどん自分から声を掛けたりして逞しく成長しているなと思います。マプッペと同じ2005年度生まれの日本の子達はこの春から入園なのに、こちらはもうすぐ年度終わりというのが不思議な感じ。入園前はいろいろ心配もしましたが、本当に行かせてよかったです、幼稚園。この春のバカンスはゆっくりと過ごし、休み明けの最後の2ヶ月も幼稚園でたくさんの思い出を作ってもらいたいです。
2009.04.03
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以前も書いたように、フランスの幼稚園は水曜日がお休み。冬の間は下手に外出して風邪などひかないように(もしくは既にひいている風邪をこじらせないように)家の中で過ごすことが多かったのですが、先週散歩中に最寄の文化センターでリュドテーク(Ludoth?que、おもちゃを貸し出している所)の情報を得たので、水曜の昨日マプッペを連れて行ってみました。余談ですが、図書館はビブリオテーク Biblioth?que、DVDやCDの貸し出しもしている所はメディアテーク M?diath?queになります。 こういう場所では貸し出しだけでなく、その場にあるおもちゃやゲームで実際に遊べるようにもなっています。午前中に行ってみたら、真ん中のテーブルはマミー(ばあば)またはベビーシッターさんの集団に占拠され、その周りで1-2歳くらいの子達があっちこっちで泣いていたりと大騒ぎ。マプッペがようやく落ち着いて遊べるようになったのは、彼女達が昼前早々に帰ってからでした。うーん、次回からは午後に来たほうがよさそう。そんな中、係りの人のアドバイスを受けながら借りてきたのが上の写真の3点。この日は車ではなくバスで出かけたので、嵩張るおもちゃを借りるのはやめてカードゲームを中心に選びました。中でもマプッペが1番興味を示したのが、上の写真右下に写っている「タングラム」です。 タングラムとは、左の図の様に大中小の5つの三角形と、四角形ひとつと、平行四辺形ひとつの計7つのピースを組み合わせて絵や文字を作って遊ぶパズル。例えばこれらのピースを使って数字の「5」を作ると、右の写真のようになります。この借りてきたセットに入っている見本のカードで紹介されているだけでもおよそ100パターンの図柄を作ることが可能です。このメーカーの各ピースには裏にマグネットが付いているので、うちにあるホワイトボードにペタペタとくっつけながら見本カードを見つつまずは私が作ってみせ、次にマプッペに実際にピースを動かさせて一緒に作ります。当然と言うかまだ殆どの場面で手伝いが必要ですが、自分の手で完成させるのが嬉しいらしく、ひとつできると「次々!」とか「もっともっと!」といいながら他の見本カードを持ってくるほど夢中になっています。先ほど商品検索をしてみたら、このセットで10ユーロと手頃な値段だし、嵩張らないし(結構重要)、これは買ってもいいかも。因みにここのリュドテークでおもちゃやゲームを借りるには、・全文化センター共通の会員証(1家族につき年間5.50ユーロ)を持っていて、・おもちゃ1点につき、50セント(1ユーロの半分)の賃貸料が必要になります。貸し出し期間は2週間。1週間くらいの延滞なら構わないわよ~と言われましたが。(ここがフランス)我が家は同じ管轄の文化センターで日本語会をやっている関係もあり既に会員証は持っていたので、会員権を有効利用した形になります。日本の100円ショップのような便利なものがこちらにはないので、おもちゃにしてもパズルやカードゲームにしてもいろいろ買っていると大変。それにせっかく投資しても宝の持ち腐れになる可能性もあり・・・なのでこうして自宅に持ち帰って試して遊べるシステムは有難いです。大人も一緒に遊べるボードゲームもたくさんありましたしね。 他にマプッペ的にこの日のお出かけでヒットだったのは、久しぶりにバスなどの公共交通機関を利用したこと。またまた絵本ですが、日本語会仲間から借りた「こんとあき」のお話に出てきて彼女の中で気になっていたキーワード、「きっぷ」を持てたのが嬉しかったようです。3歳児はまだ切符必要ないので私の分を。乗り換え時にもずっと持っていたがるので落とさないかハラハラしましたが、最後まで無くさずにしっかりと手の中に握っていました。絵本の疑似体験ができて、本人満足そう。よかった!
2009.03.26
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長く厳しい寒さだった冬に終わりを告げるかのように、一気に暖かくなった先週。今週はまたちょっと気温が下がり気味(最低気温2-3度、最高で12-4度くらい。先週は20度まであがった)。でも道端のたんぽぽが日に日に増えていたり、木の芽がどんどん育っていたり、夜明け時間が早くなったりと春を感じる要素は盛りだくさんです。今度の日曜にはいよいよ夏時間に切り替わりますしね!マプッペが通っていた保育所の前にある桜の木も先週木曜の時点でこんなに花をつけていました。そうそうマプッペ、この前友人宅の庭にある桃の木を眺めながら一緒にいた私の友達(日本人)に、「お花、満開ねー」と言っていたそうです。あら、いつの間に満開なんて言葉を覚えていたの?この、「いつの間にそんな言葉を?」と思うことが最近よくあります。そして正しく使えた時は(間違えたときは大抵言い直されるので、間違えたことを分かっている)、私から「すごいじゃなーい!ちゃんと覚えているんだね!」といって貰えるのを待っています。私がすぐに言わないと、自分で言ってますから・・・(汗) そんな彼女が先日、最近お気に入りのクマのぬいぐるみに向かって日仏各語で話しかけている様子を横で聞いていて、ちょっとビックリしました。フランス語を話すときの攻撃的な態度ったら!常に命令口調といいますか。それに対して日本語だと、まぁ実に穏やかな言葉遣いに豹変するんです。 元々それぞれの言語が持つ背景というか、文化なども多いに関係しているとは思いますが、これは今マプッペが身を置いている2つの社会をそのまま表現しているのかもと、ふと考えました。つまり、フランス語を使う場所は主に幼稚園。親から離れて集団生活をしている場。時には強い口調になって身を守る必要だってでてくるでしょう。日本語は日本人親子が集まる日本語会が主。常に親(私)に守られている状態。それはもう争いごとはないし(今のところ)、和気あいあいと楽しいことしかない。だからといって幼稚園がつらいとかは全くないようで、毎朝嬉しそうに登園し、先生に元気よく挨拶をした後、私がなかなか帰らないと「ママはあっち!(と言って出入口を指す)バイバーイ」と明るく追い出されます。下の子が生まれてもこの調子で幼稚園でも上手くやってくれるといいなと願っていますが、産院への入院準備をあれこれ始めた私を横目で見て見ぬふりをしている彼女の胸のうちは十分理解しているつもり・・・そんなマプッペが今お気に入りの春の絵本。 「た、たん」 かさい まり 作・絵 ひさかたチャイルド 1996年「カルちゃんエルくんねむいねむい」 いわむら かずお 作・絵 ひさかたチャイルド 1996年どちらも日本人作家の絵本ですが、こちらの図書館でフランス語翻訳されたものを借りています。自家製のたんぽぽコーヒーを皆に振舞いたいのに、恥ずかしがり屋でなかなか言い出せないくまさんの話と、春の訪れを体中で楽しんでいるかえるのお話。原作を知らないのですが、翻訳でもそれぞれの持ち味が十分に伝わってきます。逆に仏語の翻訳がいまいちでガッカリしたのが、「14ひきシリーズ」。先に日本語会の仲間から原作本を借り、その瑞々しい世界にすっかり親子で魅了された「14ひきのあさごはん」。またあの絵を見ながら、お話に出てくるどんぐりぱんのイメージをマプッペに膨らませてもらおうと仏語版を借りてきましたが、あの本は絵だけでなく、短くて簡潔な文章の中にもお話に活力を与える大事な要素がたくさん含まれていたことに気づきました。現在も図書館で「14ひきのぴくにっく」の予約入荷待ちです。この挿絵で春を十分楽しみ、いつかきっと日本語の原作本を読んであげたいと思います。
2009.03.25
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2月はお休みしていた日本語会のレポート、復活です。先月はバカンス(冬休み)が間に入ったこともありますが、第6回のレポートの最後でちょっと触れたように、この会を非営利団体(NPO)として県庁に登録するための準備に時間を費やしました。個人宅での持ち寄りランチの時も含め、様々な規約などを決める話し合いは第7回にもずれ込んでしまい、この2月最終日の会では会場にミニお雛様を飾ったり、ひなあられを皆で味わったり、かろうじて「ひなまつり」の歌は歌ったものの、子供たちにはちょっと退屈な思いをさせてしまったかもしれません。その甲斐もあって申請の準備は着実に進んでいるのですが・・・非営利団体登録をする利点については、晴れて申請が受理された時にでも書きたいと思います。さて、先日行われた第8回のレポート。もうすぐ春、ということで、この日のテーマは「お花見」でした。お花見といえば、お弁当。いつもの手遊び歌と、たんぽぽやチューリップなどの春の花や、さくらとお花見について少しお話した後に読んだ絵本は「きょうのおべんとう なんだろうな」岸田 衿子 作 / 山脇 百合子 絵 福音館書店 1994年この絵本に出てくるお弁当はフランスの人たちにとってのお弁当(=家から持参する食事。通称Pique-nique、読みはそのままでピクニック)の感覚に割と近い、サンドイッチや果物まるごとといったものですが、こちらで生活する子供にとっておかずが何種類も入っている日本のお弁当はかなり目新しいものかもしれません。フランスの幼稚園は給食のところが殆どですしね。 でも工作の時間に、皆に自分の好きな食べ物をモチーフに制作・プレゼンテーションをしてもらったら、見事に全員が和食弁当!という結果でした。 あ、左に写っている貼り絵は、うちの偏食娘のおにぎり弁当です・・・大好きなりんごはフランス式のまるごとではなく、お弁当の定番「うさぎさんりんご」とかだったらよかったのですが、(怠惰な母のせいで)見たこともないものを作れるはずもなく・・・隣に写っている男の子のお弁当箱にはおにぎりのほか、玉子焼きやらほうれん草やらいろいろ入っていました。おにぎりはやはり人気で、おにぎりとサンドイッチ両方作っている子もいました。来月にでも皆で実際花見をしようか?という話も出ているので、この時には張り切って日本式花見弁当でも作ろうかなという願望も沸々と。不器用な私にキャラ弁とかは絶対無理だけど、、つくづく日本のお母さん(もしくはお父さん)の毎日のお弁当作りには頭が下がる思いです。おやつを食べた後は、春の歌「チューリップ」と「ちょうちょ」を合唱。この会から最年少1歳半の新参加者が加わり、歌にあわせて一生懸命リズムをとっていた姿が可愛らしかったです。3歳児にとってもどちらも覚えやすく、歌いやすい歌ですね。マプッペ自身の日本語の変化ですが、先月くらいからひらがなの濁点の読み方を理解し、ほぼ間違いなく読めるようになりました。私との会話のやり取りも段々と自然になってきたし、知らない間に微妙なニュアンスが使えるようになっていたり。バイリンガル環境が娘のフランス語の進化の妨げになってやしないかとヤキモキすることもありましたが、こうして進歩を目の当たりにするとこれからも出来る限り楽しく日本語に触れる環境を作っていきたいと思えます。日本語会はこれからも成長していきます!
2009.03.16
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