濫読屋雑記
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みなさま、お久しぶりです。最近、仕事と趣味に追い回されてブログを更新する暇がなかったという状態でした。今日久々にのぞいたら、いつの間にか55,555のキリ番が通り過ぎていて「しまった~」と思った次第です。その忙しさの現況ですが、まずは仕事から。新入生のオリエンテーションも終わって、一息つけるかと思っていたのですが、甘かった。今年の新入生はよく本を読みます。嬉しいのですが、それだけ図書館に関する要求も高い・・・。レファレンスにリクエスト、相互貸借に購入手続きと追い回されています。さらに、転任されてきた先生方の要求も凄い。1年の担任の先生などは相互貸借をすでに5回していますし、総務の国語科の先生などは、大学図書館級のレファレンスをされて、私なりに努力したのですが手に負えず、県立図書館に泣き付いてようやく回答できたほどの凄まじさ。今年は、転任されてきた先生が多かったのですが、その方々が図書館の利用方法をよく心得ているので、良い意味でこき使われています。まぁ、学校図書館の司書が暇だったらそれはそれで問題なのですがね。次は趣味の方で。喜ばしいことなのですが私、今年から中部日本書道会の一科会員になりました。ですので、気合を入れて作品を作らなければと4月中は奮闘していて、そのためその間のブログの更新も滞っていました。で、その中日展の延長で、次の讀賣書法展も偉い先生から「がんばれ」とのありがたいお言葉をいただいてただ今、作品を鋭意製作中なのです。讀賣展は得意の臨書が出品出来ないので、自分から題材を探して作品を作らなければならないので大変です。それも、作品の形に目途がついたので、今日は一息がてらパソコンに向かっている次第です。でも、もう一つの方、大学院の近現代史の研究会の会報に載せる論文の方は、あんまり進んでいないのですよね。締め切りまで、あと6日・・・。土日に奮起して仕上げよう。残りは、あと2頁分だし。そんなこんなで、仕事で読んでる本や気分転換に読んでいる本など、書きたい本は10数冊ほどため込んでいるのですが、今日はリハビリを兼ねて、最近読んでいる漫画について書いていきたいと思います。まず最初は、武田日向さんの『【送料無料】狐とアトリ』(富士見書房、2007年6月)から始めましょう。この本、現在アニメ放映中の桜庭一樹さんの『【送料無料】GOSICK』(角川書店、2011年4月)の挿絵を担当されている武田日向さんの短編集になります(アニメの『GOSICK』は某血だまりスケッチでささくれ立った心を癒してくれました)。武田さんの画力は富士見ファンタジア文庫時代から承知していましたが、当時は立ち読みで済ませていて、アニメ化と角川ビーンズ文庫から再販されるのを機に原作を購入して、読んでいるのですが、どうにも挿絵が気になって、武田さんの画力は相当なものだが一体どのくらいだろう?そうだ、短編集が出ているという話を小耳にはさんだので、買ってみよう。『【送料無料】異国迷路のクロワ-ゼ(1)』(富士見書房、2007年12月)はシリーズものだし、短編集なら手軽で良いだろう。という次第で、楽天ブックスで購入した次第です。内容は、表題作「狐とアトリ」と、「ドールズ・ガール」「やえかのカルテ番外編」を収録しています。どれも素晴らしいのですが、やはり秀逸なのは「狐とアトリ」だと思います。これはホントに、すごく感動します。繊細な筆質というのも相乗効果が素晴らしく、この先どうなるんだろう、とワクワクしながら読むことが出来ます。絵については、素晴らしすぎて言う事がありません。物語の後半、狐が正体を現すシーンは、切迫したシーンがスピード感あるタッチで描かれており、迫力あります。とは言え、ストーリはハートフルなもので、最後はどうなるかと思いましたが、私好みのハッピーエンドで終わってホッとしました。それにしても、かわいい女の子を描ける人はいっぱいいます。ファンタジーな世界を書き込める人も、昔と比べてだいぶと出てきました。しかし、本作読後に「現代日本ではない実在した世界」を破綻せずに描ける人は、武田さん以外あんまりいないのではないかと思いました。あと、 色々な作家が短編集を出していますが、この本のようにどの短編もレベルが高いのは珍しいと思いましたね。次は新作もので、笠井スイさんの『【送料無料】ジゼル・アラン(vol.2)』(エンターブレイン、2011年5月)を紹介しましょうか。この本は、私が愛読している雑誌『fellows!』に連載中の作品です。しかし、この『fellows!』分厚くて、置き場所に困るのですよね。おまけに、先月号は4分冊にして毎週刊行、というとんでもないことしてくれたので、取り置きしてもらっている地元の書店さんに迷惑をかけてしましました。と、まぁ、色々ある雑誌ですが、内容は面白いので、何しろ森薫さんの『【送料無料】乙嫁語り(1)』(エンターブレイン、2009年10月)が連載されているだけでも買いなのですがね、ブツブツ文句を言いながら購入している次第です。さて、この本の内容に入っていきましょうか。さらっと解説すると、名家・アラン家を飛び出し、独りでアパートの大家兼「何でも屋」をやっているお嬢様、ジゼル・アラン。好奇心のままに暴走しながらも、なんとか依頼をこなすジゼルの前に、もうひとりの「何でも屋」ギーが現れて・・・。失敗と出会いを経て成長していくジゼルの姿を描いた第2巻、というこんな感じです。この本、実は最初の連載中、そして1巻目が出たときに感じたことは、絵は上手いけどお話はそこそこかな?という印象でした。しかし、その後の連載と2巻を読んで印象は変わりましたね。物語は更に面白く、ジゼルはより魅力的に、絵の上手さもさることながら作品としてのレベルがより高くなったように思いました。絵も話にも引き込まれるものがありますし、非常に丁寧に造り込んであるので、じっくり読むことに耐えられる漫画であると思います。ですので、作者の意図が明確に伝わる良い漫画であると思います。別に話事態が新奇で斬新な訳ではなく、むしろよくある話、つまりあらすぎを書きだしてしまえばなんてことはない話なのですけれど、しかし、しっかり魅せてしまう技倆を笠井スイ先生は持ってると思います。あと、ジゼルお嬢様中心に、エリック始め、ジゼルの元執事のモネさんやアパート住民、仕事の依頼者、同業者などが、みんな個性的で、見ているだけで楽しめたのが良かったですね。こんなところで、今日は漫画2冊を紹介してみました。それでは!
2011年05月25日
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