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2012年05月19日
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カテゴリ: クラシック
 すみだトリフォニーホール  14:00~
 3階正面

 ドヴォルザーク:交響詩「金の紡ぎ車」
 マーラー:嘆きの歌(初稿版)

 ソプラノ:天羽明恵
 アルト:アネリー・ペーボ
 テノール:望月哲也
 バリトン:イシュトヴァーン・コヴァーチ
 東京少年少女合唱隊メンバー

 新日本フィルハーモニー交響楽団
 指揮:クリスティアン・アルミンク

 2013年以降の「新体制」発表後の初アルミンク。先週のハーディングの特別演奏会もまだアップしてないけれど、こちらがホットになってしまったので。

 結論から言うと残念な演奏会だったと言わざるを得ない内容でした。しかも、オケは悪くないのに!

 この日のプロは「陰惨なメルヒェン」がテーマということで、前半はドヴォルザークの交響詩。可愛らしい妹が王子に見初められたのを妬んだ義母と義姉に惨殺されて...という話が題材らしいのですが、物語に添って進んでいる筈の音楽はちっとも陰惨にならず、一部若干影を感じさせる所はあるものの、概ね機嫌のいい、賑々しく華やかな音楽でありまして。
 別に演奏が間抜けだとかいう訳ではなさそうで、どうやら、そういう話なんだけど音楽はね、という感じのようでした。まぁそう思って聞けばなかなか楽しい音楽ではあります。これがメインだとちょっとね、とは思うけれど、今日のメインは明らかに後半のマーラーなので、これはこれで美味しく戴きました、といった態で。

 で、問題の後半、マーラーの「嘆きの歌」。
 初稿版というのはあまりよく分かりませんが、この曲自体は生ではともかく録音くらいは聞いていて、さて生で聞くとどんなものか、と思って来たのですが...
 結論から言うと、オケはいいんだけど、歌が全然。厳しい言い方をすれば、大人の独唱二流、合唱ド三流、といったところかと。

 オーケストラは、後期ロマン派の香りたっぷりの、やや危うい感じの音楽を上手くコントロール出来ていたと思います。色々評価はありますが、やはりマーラーらしいとっ散らかった感はこの頃からあって、それをまぁなんとか纏めた感じ。
 独唱は、東京少年少女合唱隊メンバーによるボーイソプラノ・アルト(アルトは女の子だったと思うのだけど、ボーイ?)はこの世のものとは思えない感を上手く出せていて、これは良かった。


 そして合唱。ド三流とは下品な言い方ではありますが、正にそんな感じ。日本の合唱のダメな面が思いっきり出てる感じです。
 まず、そもそも、何を歌っているのかさっぱり分からない。発音が全然出来てない。これを、100人ばかりの合唱団が力み返って声出してる訳です。人数がこんなに居るのに、なんでまたこんなに力むのか。
 前にも書いた気がしますが、合唱というのは、歌です。歌というのは、詞、つまりは言葉があって、その言葉を旋律に載せて、つまりは音に載せて発語するものです。だから、歌を歌う前提として、詞をきちんと発語しなくてはならない。これが出来ていない訳です。発音の良し悪しではなくて、子音がかなり欠落している上に、音程に対して言葉をどう載せるかが出来ていないから、抑揚も何も無い。つまり、歌えていない。これだったら、スキャットでやっても同じです。むしろ、はっきりそうしてしまった方がまだまし。
 合唱団としての力量は確かにあると思いますが、それ以前に一人一人が歌えていない。合唱というのは歌ですから、言い換えれば、一人一人を取り出してくれば、それでも、ちゃんと一人一人が歌になっていなければならないのだけれど、とてもそんな感じではない。歌になっていない烏合の衆が、幾ら音程やタイミングが合ったとしても、そもそも歌ではないものの集合が歌になるわけない。
 これは、はっきり言って、指導者の問題です。指導者がきちんと歌というものを分かっていて、どうすべきかを分かって伝えられていれば、こんなことにはならない。歌えない合唱団なんて出て来られても迷惑なだけです。栗山某の罪たるやあまりにも重い。昔々の晋友会とかはもうちょっとましだったと思うんですが、なんですかねこれは。


 もう栗友会使うの止めましょうよ。折角オーケストラが頑張ってるのに台無しにしてくれましたよ....






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最終更新日  2012年05月19日 23時13分29秒
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