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2012年05月21日
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カテゴリ: オペラ
 オーチャードホール  15:00~
 3階正面

 ショハット:歌劇「アルファとオメガ」(コンサートスタイル・オペラ)

 アルファ:ヨタム・コーエン
 オメガ:メラヴ・バルネア
 蛇:エドナ・プロフニック
 虎:青山貴
 ロバ:児玉和弘
 豚:原田圭

 ハイエナ:大久保光哉
 新国立劇場合唱団
 東京フィルハーモニー交響楽団
 指揮:ダン・エッティンガー

 作曲のギル・ショハットはエッティンガーと同じくイスラエル人。その母国語・ヘブライ語で書かれた、ムンクの版画の物語に題材を採った独自の「アダムとイヴ」の物語。原語上演にして日本初演。というか、正直、このオペラ、イスラエル以外でどんだけ上演されてるんだろう.....
 これを東フィルの定期でやるのは、当然ながらエッティンガーの意向によるものでしょう。ちなみに今シーズンのエッティンガーはオーチャードではこれしか振りません。

 で。
 正直、いろいろ微妙なんですが......

 まず、ヘブライ語なんて全然分かりません。字幕は付いているので今何を歌っているのかは大意は追えるけれど、そのテクスト自体がよく分からないので、さっぱり勘も働きません。
 なので、音楽的な動きで聞いている訳ですが、まぁ、なんというか.....オペラとしては、正直、失敗なんだろうな、というのが正直な印象です。

 この作品は1998年に書かれ、初演は2001年だそうで。つまりはバリバリの現代音楽。まぁ、作風はいわゆる前衛というよりは、後期ロマン派から近代へと連なるその延長線上にありますが、それにして現代の作品ではある。

 音楽的な印象を言えば、喩えるなら、ショスタコーヴィチのムツェンスク郡のマクベス夫人、あれをもう少し前衛の方へ持ち込んだというか、ベルクあたりのテイストを強めたと言うか、まぁそんな感じの音楽で、決して悪くはないのではないかと思うんですが。ただ、これは舞台でやるとしてもあまりに抽象的な感じになるだろうし、ちょっと「オペラ」としてきちんと見せるにはハードル高めかなぁ、という気がします。
 プログラムで「演奏会形式が一つの理想型だった」的な話があったのだけれど、まぁ、気持ちは分かります。

 演奏はそう悪くは無いんですが、如何せん曲としてそんな感じなので、ちょっと微妙です。
 独唱は、まぁそれぞれに声の出る出ないはあったのですが、こんなとこかなと。新国立劇場合唱団も同様。まぁ、正直、大体どうにかなると思うし。

 合唱は、この間の新日フィルの時と比べると何が違うの?という話になるのは確かなんですが....やっぱり違うんですよね。いや、実際、知らない言葉で歌われては、もうさっぱり聞き取れないのは確かなんだけれど。ただ、ダブルスタンダードと言われるにせよ、やっぱりちょっと違う気はするんですよね。分かれば分かる筈とは言えるんだけれど、やはり「ベーシック」ではなさそうなので....






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最終更新日  2012年05月22日 01時53分50秒
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