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2012年09月01日
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カテゴリ: 音楽祭
 というわけで、今更ですが帰ってきました。
 実の所先々週には帰ってたのですが、帰った翌日とんぼがえり(笑)で出張で、先週はそのフォロー+強烈な時差ボケでとても書く気にならず.....

 今年もザルツ、ペーザロ、ルツェルンと回ってきました。
 最後にルツェルンでアバド指揮、ルプー独奏のルツェルン祝祭管のコンサートを聴いて来たのですが、これが一番良かったかなと。

 とにかく、オーケストラが大変良い。ここも「祝祭管」の例に漏れず、マーラーチェンバーオケを母体にしつつの寄せ集めなのですが、そもそも本当の意味で腕がいい。弦五部で、日本のオーケストラでは当たり前の、テンションの掛かった音というのが全く無い。常に弦の音にふくよかな響きが伴っていて、強奏であっても、決してテンションの掛かった硬い音というのが出て来ない。やわらかく、しなやかな音。
 勿論、そういう音を求める場合も皆無ではないのだけれど、今回のプログラムはベートーヴェンの3番の協奏曲にブルックナーの1番。このプログラムでは「求めている」訳ではないでしょう。結局音楽というのはまず第一に音なので、幾ら解釈を云々してみても、そもそも基点の基点である「音」の良し悪しが全てに響くのだと思います。本来弦楽器っていうのはこういう音を出して欲しいものだよね、という音が出て来ている。
 勿論各奏者の腕の良し悪しもあるけれど、結局それだけでは音は出ないので、やはり指揮者であるアバドの教導も大きいのでしょう。
 アバドはもう何処かの常任という訳ではないので、なんとなく日本では影の薄い存在になっている気はしますが、やはりこの人は凄いと思います。

 それと、ルプーの音!リリカル、と盛んに言われて来た人ではありますが、ベートーヴェンってこんな音だったか、と改めて思うような、ぞくぞくするような官能的な音。アンコールに「悲愴」の第2楽章を弾いたのだけれど、これがまた絶品。



 正直、こういうの聞いてしまうと、日本のオケとか聞くのが辛くなるという話はあるんですけどね…
 日本の演奏家に限らないだろうけれど、もう少し、音というものに気を配るべきではないかなと思います。合わせる事も、解釈も、確かに大事だけれど、結局音楽の基点は「音」であり「響き」なのだから。

 さて、日常に戻らねば...





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最終更新日  2012年09月01日 09時19分59秒
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