2015年04月28日
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カテゴリ: 企画 [特集]
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STARWARS 御留守奈乃 丸文字.jpg
■■■ PART 2 ■■■
第9位/ 第8位 発表







△▼△▼△






第9位



光速エスパー
『光速エスパー』
東ヒカル



「掴みとしてはマズマズ」
「エスパー伊藤しか思い付か無いw」
「バイク乗っていた若い頃のオレ」

ネタだとお思いでしょうが コレはマジで選びましたw


宇宙からの訪問者エスパー星人が開発した
特殊能力を発揮する強化服を装着した中学生の少年 東ヒカルが
「光速エスパー」となり 数々の怪事件に挑む SFドラマシリーズ


能力を強化するスーツを着るアイデアは
アメコミの『アイアンマン』が先ではありましたが
日本においての特撮戦隊ヒーロの先駆けとして位置する作品でもあります


少年SFヒーロ作品として 科学時代の幕開けを象徴した
明るい未来をイメージする内容を目指した意欲作との事でしたが

少年保護の枠組みがなされる以前の芸能界で
中学生が出演する作品にしては
撮影が連日深夜に渡る過酷なものだった事と
最終回は自ら犠牲となり
敵に特攻を掛ける玉砕戦となったり と

明るい未来をイメージした科学的な理念よりも
団塊の世代を象徴した粉骨砕身が描かれた事が

この時代を物語るものがあります


松本零士の漫画版は 本作を原作にしたコミカライズで
いわゆるメディアミックスの走りとして
ドラマとは異なる展開で執筆されたものでした


スーツによって能力が強化されるヒーローとは
スーツを付ければ誰もがヒーロになれるという
子供の夢に応えた着想で生み出されたものですが

「マジンガーZ」や 「機動戦士ガンダム」の様な巨大ロボットや
「サンダーバード」や 「ナイトライダー」
あるいは「サーキットの狼」「頭文字D」の様な
メカニック系ドラマも 同様のカテゴリーであり

近年
ヒロイズムから行動そのものを切り出して
誰もがこのこの立場になりうる「プレイヤー」としての共感を伴う造りの
ゲーム世代をターゲットに絞り 過激な内容へと変化した

最たるケースでもありました

それに反して ヒーローを演じる主役はそれまでとは違った
入り組んだ社会の複雑さを象徴する
内省的なタイプが主流になって行きました

又、
それは自分の「夢」を叶えるアイテムと捉えてみますと
それはひとえに 自分の求めるものでもあり

「夢」とは 具現化した時の理想の想像型だとすれば
その様なアイテムも又 広い意味で

自分の夢を叶える「ヒーロー」と捉える事が出来

欧州車も、高価なブランド物の服飾類も、ドラエモンが引き出しに住む机も
それを所有する夢を追い求めるのは

「ヒーロー」を追い求める姿 そのものであると
言えるのかもしれません






△▼△▼△





という訳で9位でした~

人間では無くアイテムもヒーローであるという事で
ヒーローの定義が多義に渡ってまいりましたが

そもそもロボットである 「ガンダム」 も F1レーサーも
普通にヒーローで通っている風潮がありますので
納得できる話ではあると思います


・・・と 言う訳で続いては第8位です☆







△▼△▼△






第8位




愛の戦士
『レインボーマン』

ヤマトタケシ



「こういうのを待っていたw」
「ありえねぇ~WWW」
「まあ、出落ちとしては64点」

さて、ソロソロ温まって来た所での登場ですw


アマチュアレスラーだったヤマトタケシが
インドのダイバダッタの元で拳法の修行をして
七色の戦士レインボーマンの力を受け継ぎ
日本人抹殺を企む秘密結社死ね死ね団との戦いに挑む
アジアンテイストのミステリアスなアクションシリーズ


一見、戦隊物の走りの様な絵面に見えますが

これは全て、月火水木金土日の七曜に因んだ能力を持った
7種類の「化身」に変身する主人公の姿であり

場面に応じた化身を登用した それまでに無い画期的な設定や
ある一定の周期で「ヨガの眠り」という休眠状態が訪れるという

アジアンテイストで個性的な弱点で番組を盛り上げる他

敵秘密結社が日本を滅ぼす為に 偽札を世の中にばら撒き
経済困窮に陥れるという 

池上彰のやさしい解説も無い時代に
子供には理解が困難なのは承知の上で描かれた
意欲的なブラックな展開に

シリーズを通して登場した悪のヒロインが
サイボーグ化して登場し油の涙を流すなど

衝撃的展開を導入した 話題の尽きない作品でした

一方で、変身ヒーローを一人に限定した事で
せっかくの個性的な7種の化身を一堂に会する事が出来ず

設定を分散化し遊兵を作る様な状況となった
演出上の問題に対し

後半ではこれらの化身を掛け合わせる
ハイブリッド策が取られましたが

結果として7種類に分かれる設定を自ら放棄する事となり

敵をサイボーグ化し強大にする番組の更なるテコ入れでは
番組の持つアジアンテイストのミステリアスさが
損なわれ

制作もアイデアの限界点に達した状態になりますが
番組そのものは 高視聴率で終了します


画期的な番組を創り出す想像力溢れた企画力とは別に
ある水準を超えると たちまちそれを生かし切れ無くなる

当時のテレビ界の能力の限界の 分水嶺として見て取れる
興味深い意欲作でもあった様です


仮面ライダーを皮切りに その後も様々なタイプの
特撮ヒーロ作品が制作されましたが
器を取り替えただけの既視感を感じる作品ばかりになって行くと
やがて業界は 飽和状態となりました

何かが流行るとそれに倣って多くの亜流が量産され
瞬く間に市場が刈り取られるのは どの分野でも同じ事で

本作の様な異色作は その様な風潮を打破する為に
鳴り物入りで作られては消えて行きました

言わばその作品自体が業界の命運を担った
現状を打破する為現れた

一種の 「ヒーロー」と 言える存在だったのかもしれません






△▼△▼△





という訳で8位でした~

「プロ野球カード」全盛期に 「レインボーマンカード」も作られ
駄菓子屋に袋とじクジ形式で売られていたものを
購入したものですが

なぜか下敷き程巨大な 「月の化身、ダッシュ1」カードが当たり
微妙なお得感に当惑した記憶が 残っております・・・


・・・と 言う訳で 続きはページを移動しまして 第7位からの発表です☆



1位まで辿り着く事が出来ますでしょうか?



■■■ PART 3 ■■■
7位/ 6位 発表
結果はコチラ


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最終更新日  2015年04月28日 00時27分36秒
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