タイトル(Addiction)で明確なように、今週はメッセージ性を表に出して、アルコール依存症撲滅運動とタイアップしたような内容でした。 メインのギャンブル中毒の妻の殺人事件には時間が割かれましたが、それほど意外な展開でもなく、単なる身内のごたごたという感じで、Bプロットの方のAlexxが関わっているアルコール依存症患者の会をサポートする活動の方が、印象的でした。まあ可もなく不可もなし、ということろでしょうか。 Horatioも、一応お決まりの銃を持って容疑者の住まいに踏み込むシーンだけは動いていましたが、後は部下に任せた捜査で楽をしていたようでした。(笑)例の女性検事に癒されて、心の落ち着きを取り戻したのでしょうか?Yielinaとも静かだけれど息のあったコンビぶりで、なんとなく1シーズンのころのようなエピでした。ほんと、この二人、いつも一緒でモルダーとスカリーみたい。(爆) 特に印象に残ったのは、Ryan君にコピーマシンの仕組みについてあれこれと教えるEricとか、仕事をさがしているDerekに手をさしのべようとするAlexxとか、行き詰まったRyan君に「ここ(ネクタイ)を調べろ」とヒントをやるHoratioとか、「次の世代を育てる」というようなシーンが多かったですね。 相変わらず新人Ryan君は羽目を外すこともなく、先輩諸氏の指導を十分に受けてすくすくと育っているようです。今回はホームウェアのようなジャージを着ていたため、女の子から"Rock Star"とからかわれるRyan君。やっぱり服のセンスが幼いのねえ。Horatioを見習いなさいとは言いませんが、彼はそう言う役回りなんでしょうか? Bプロットでアルコールに溺れたAlexxの同僚Monroeは、以前にも仕事のしかたについてAlexxともめていましたが、その後特にストーリーを膨らますことなく、なんだかあっさりと終わってしまいましたね。ちょっと残念。ということは、もしかして新しい検死官がやってくるのでしょうか、気になります。(笑) 殺し屋に依頼して派手なカージャックを装い、ギャンブルで金を使い果たそうとする兄嫁を殺そうとする弟は、いかにも曰くありそう。それに兄弟3人そろって父親から会社を受け継ぎもり立てていかないといけないのに、粗悪品のブラインドを製造して人が死ぬことになったという。先代も墓の中で泣いていますよ。殺された妻も、卵子を売って金を稼いでいたとは。 ラスト、妻を殺された長男に対して、なんだか妙に物思うHoratioですね。 "Even the best families have bad apples." 「最高の家庭でさえ何かと問題はあるものだ。(出来の悪い奴はいるものだ。)」
"That we do." 「それが家族というものだろう。」と訳すのでしょうか。 身内のごたごたで逮捕者を出したこのファミリーを見て、Horatioは薬中だったRaymondのことを思いだしたのでしょうね。そう言えば、3兄弟のうちの一人がこの妻に横恋慕し溺れてしまい、金銭的に援助していたんだし、なんとなく自分に似ているところを感じたのかも。しかも、「彼女とは寝てない」って言っていたし。(爆)