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『嗜癖する社会』はA.W.シェフ(アン・ウィルソン・シェフ)が1987年に著した本です。日本語版は1993年に日本で斎藤学(さいとうさとる)監訳で発刊されています。嗜癖する社会 社会自体がその構成員に共依存を強いているという視点は革新的でとても素晴らしいものです。 しかし、セラピストである著者はカウンセリングなどを通じ、クライアントの状態からこのメカニズムに迫っているので、心の奥の直接の原因を見極めないまま、本を書いているようでヒカリズムを知らない人にはとても読みにくい本だろうと思います。 たとえば、------- 引用開始自分自身のみに注目し、自分を物事の中心とみなし、自分との関連からしか物事を認識できない時、人は他者に対してまったく敬意を払わなくなります。自分中心性を捨てない限り、他者を尊敬することはできません。(『嗜癖する社会』誠信書房 P175より)------- 引用終了 この文を読んでも他者を尊敬できるようにはならないだろうと思います。 この文を分析してみると「自分自身のみに注目し、自分を物事の中心とみなし、自分との関連からしか物事を認識できない時」とは、自己中心的な時のことです。つまり、自己中心的な時、人は他者に対してまったく敬意を払わなくなります。自分中心性を捨てない限り、他者を尊敬することはできません。となります。たとえば、多くの人が飢餓で苦しんでいる国がありますが、それを飢餓で苦しんでいるとき、お腹が空きます。飢餓から脱しなければ、空腹を満たすことかできません。と言っているようなものです。その後、一応対応策が説明されています。------- 引用開始そして、他者と自分は同じでないことを、自分と他者との境界を認識しない限り、自己中心性を捨てることも不可能です。これができるようになれば、自分自身にも他者にも敬意を払えるようになります。(『嗜癖する社会』誠信書房 P175より)------- 引用終了 ここで、一応、対策が説明されているように見えますが、実際はそうではありません。共依存者の特徴である「境界のあいまいさ」は、これまでのパラダイムがもつ特徴ですが、他者を尊敬できない直接原因ではないからです。 尊敬できないのは、社会が強いるたった一つの基準を絶対視しているからです。たとえば、ジーンズが一般化する前にジーンズを穿いていたら軽蔑され、尊敬されなかったでしょう。社会的に認められていない好みを排除して、社会を維持しようとする考えで思考しているからです。 つまり、すべては相対的で正しさは目的で決まっていると明確にすることで、違う考えを持つ人も尊敬できるようになります。 また、敬意を払えないのが、他者だけではなく自分自身も同様であるのは、自分をも他者をも同じパラダイムで判断しているからです。 たとえば、良い成績で学校を卒業することを良しとする考えをパラダイムに持っていると、成績が悪いのが他者であろうと自分であろうと、尊敬できません。それは同じ基準を絶対視して、ワンパターンで当てはめているからです。 すべては相対的で正しさは目的で決まっているのですから、学校で教える勉強をそれほど必要としない職業であれば、目的が違い、必要とされる能力も違うのですから、その職業でよい成績を上げているなら、本来ならこれまでのパラダイムでも十分尊敬できるはずです。 しかし、ワンパターンの基準でみる癖がついているので、よく考えないと間違った評価をしてしまいがちなのです。 また、自己中心的になるのは、存在価値の不足を他者の評価で得る(補填する)必要があると感じているからです。 そのためには、一緒に評価されているものの中でトップに立つことが最善の方法となります。そのような勝ち負けの世界にいたら、一緒に評価されている他者を尊敬している暇はありません。 尊敬できるのは、自分の評価に直接影響しない他者であって、それを参考にすることで自分の評価が上がる他者だけとなります。 また、境界を明確にするためには、状況 + 自分の考え → 感情という感情のメカニズムで感情の一番の原因は状況であると考えるパラダイムで生きていると、状況に含まれる他者が自分の感情の責任は他者にあるように見えてしまいます。それが境界線のあいまいさを生んでいるのです。ですから、変えるべきは、状況ではなく、自分の考えであると決めることです。 ■今回のブログはいかがでした?(^-^) 『まあ、いいんじゃない(^^)』と思われたら、 ランキングボタン↓を押してね(^^)♪
Mar 22, 2009
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