今ここが幸せ!
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)は、悟りを開いた後に体験する世界(涅槃)は、静かで穏やかな境地(寂静)であるということだ。「涅槃」(サンスクリット語でニルバーナ、パーリ語でニッバーナ)とは、渇愛や煩悩の火を「吹き消すこと」「吹き消された状態」を意味し、「寂静」は、その状態を説明するためにつけられた言葉である。「涅槃」とは「苦の無い境地」なのだ。渇愛や煩悩(苦)は無明から生まれる。無明とは、真理という光を知らないために、間違った考えの世界(暗闇)にいるということなのだから、真理を知ることで無明から抜け出し、渇愛や煩悩を生じさせないことができるということになる。 よく坐禅や瞑想をしているときに、心が穏やかになるということが言われるが、そのような外側からの情報を遮断したり、遠ざかった状態では苦しみを感じずに済むので穏やかになるのは、当然なことである。 そうはいっても、そのような時でさえ、自分の心の中にわざわざ自ら外側を持ち込んでしまって、心を乱してしまう人が多いのも事実だ。 たいていの人は、苦しまないためには自分の心の中に外側を持ち込まないことだと考えてしまう。 つまり、上司に怒られた、家族とけんかした、大切なものを失ったなどの外側に起きてくる苦しいことをいつまでも心に留めないことで、気持ちを切り替えて、穏やかになろうと努力することだと思ってしまう。 だが、それではあなたの心の穏やかさは、多かれ少なかれ必ずあなたの外側に起きてくることに左右されてしまう。 ここに穏やかさな世界に生きる大きなヒントがある。もし心を乱す外側を持ち込まないことでしか穏やかさを保てないのだとしたら、いつも穏やかさの中にいることはできないはずだ。 それは「涅槃」ではない、「苦の無い境地」ではない。 だが、あなたにはそれ以上の方策は見つけられない。 なぜなら、あなたは「外側に起きてくることには良いことと悪いことがある」という「間違った常識」を固く信じているからだ。 それの「間違った常識」が「無明」なのだ。 あなたに起きてくることに良いも悪いもない。ただの真っ白な出来事に過ぎない。そこに決まった意味などは無い。あなたが常識によって、また、好き嫌いによって意味づけしているに過ぎないのだ。それが真理だ。 その真理に気づくことが悟りを開くということだ。 たとえば、あなたが病気をしたとしよう。たいていあなたは常識に考えてしまって、無意識に病気という悪いことが起きたと決め付けてしまい、病気であることを否定し、そこにいることを拒絶してしまう。 いま病気であるのに、病気を拒絶するから、そこに苦しみが生まれる。 病気を悪いことだと拒絶するのを止め、いま病気であるという事実を受け容れるとき、健康でなければならないという渇愛が消え、病気にかかった運命に対する怒りや愚痴が消え、苦しみが消える。 その上で、健康を選べばいいのだ。このように、その真理に基づき、渇愛を手放し、自分の心の状態の原因を外側に求めずに生きることが悟りを生きるということだ。 あなたの心の状態の原因を外側に求めるのを止めたとき、あなたの心をかき乱す炎は消え去り、あなたの心に涅槃が訪れるのだ。 さんた ひかる
Jun 16, 2013
コメント(0)