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チビカマども
(ハラビロカマキリ)が庭の彼方此方に居た。夏になる前にみな何処かへ行ってしまったが、秋になってまたハラビロカマキリが姿を現した。背中(前翅)の模様(損傷や汚れ)から判断すると、今のところ全部で3頭の様である。 ハラビロカマキリ
は毎年我が家に現れるので、これらが我が家で生まれたチビカマの成長した姿である可能性は低い。しかし、3頭とは何時もより少し多いし、何となく例年のカマキリよりも親しみを感じるので、今年は個体を区別せず一様に「カマちゃん」と呼んでいる。
ハラビロカマキリの捕食風景?はこれまでに3回も掲載した(例えば こちら
)。捕食に関してはもう充分だと思うので、今日は、捕食ではなく、獲り逃がすところを紹介する。「カマちゃん獲物を獲り逃がすの巻」である。
カマキリ類が捕まえた餌を食べているのは屡々見かけるが、捕まえる瞬間や獲り逃がすところを見る機会は比較的少ない。食べるにはある程度の時間が掛かるのに対し、捕まえるのは一瞬だし、獲り逃がすのも捕まえてから30秒以内位だから、当然見る機会は少なくなる訳である。
カマキリ類が獲り逃がし易い獲物は、カマキリの鎌にあるトゲが刺さらない様な外骨格の硬い昆虫であろう。カナブン類を襲うところは見たことがないが、これは恐らく非常に捕まえにくい相手に違いない。ハチにも外骨格が固く鎌の刺が利き難いと思われる種類がかなりある。
我が家の秋の庭に一番多い大型のハチは、先日掲載したキンケハラナガツチバチ( 雌
、 雄
)である。このハチの外骨格はかなり固い。標本にするとき、ピンを刺すのが楽でなかった記憶がある。これまでに、ハラビロカマキリがキンケハラナガツチバチ(以下キンケと略す)を食べているのを見たのは3回(今日の分=後述を含む)なのに対し、獲り逃がしたのは5回以上見ているから、カマキリにとっては、やはりかなり捕まえにくい相手らしい。食べられてしまったのは雌1雄2で、逃げた内で記憶のハッキリしているのは雌3雄2である。
ハラビロカマキリの幼虫(終齢) 2011.08.18 コメント(6)
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