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2008.12.16
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カテゴリ: 昆虫(蛾)


ホソヒラタアブ クロヒラタアブ 位になってしまった。

 ・・・と思っていたら、先日トリバが1頭ヨロヨロと飛んで来た。別に寒さで弱ってヨロヨロしているのではない。トリバの翅は、何故か余り飛行に向いていない構造をしているので、ヨロヨロとしか飛べないのである。今年は外庭のヤブガラシを放置したせいか、ブドウトリバ(葡萄鳥羽)が多い。しかし、今頃まだ生きているのだろうか。それとも別のトリバか。


ブドウトリバ1
越冬中のブドウトリバ.これでも蛾の1種

開張は約1.5cm(2008/12/13)



 データをコムピュータに移して詳しく見てみると、やはりブドウトリバ( Nippoptilia vitis )であった。少し意外であったので、Internetでブドウトリバの越冬形態を調べてみると、何と、成虫越冬するとのこと。
 ブドウトリバはトリバガ科に属す。この科の蛾の越冬形を図鑑その他で調べてみると、何も書かれていない種類の方がずっと多い。しかし、記載のある場合は全て成虫越冬であった。この仲間は成虫越冬が一般的なのかも知れない。

ブドウトリバ2
翅後端の羽毛状の部分.色々な太さ長さの「羽毛」がある

(2008/12/13)



 ブドウトリバはこの秋に 掲載済み である。しかし、その時は全体に焦点を合わせる為に絞り込んで撮ったので、高解像度は高くなかった。其処で、今回は解像力を少し上げて(絞りを開く)翅の後縁にある羽毛状の部分を撮ってみた。

 一言で「羽毛状の翅」と言っても、部分によりかなり太さや長さに差があるのが認められる。しかし、まだこの程度ではまだ解像力が足らない。そこで、もう一度更に絞りを空けて撮ろうと思ったら、トリバ君、身の危険を感じたらしく、またヨロヨロと飛んで、木々の枝の間に逃げ込んでしまった。

ブドウトリバ3
ブドウトリバの頭部と胸部.まるで鎧を着ている様

(2008/12/13)



 トリバは飛翔力の無い蛾である。屹度、このブドウトリバもこの辺り、と言うか、我が家の庭で越冬するのだろう。ヒョッとすると、春までにまた会えるかも知れない。







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最終更新日  2008.12.16 12:37:02
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