二日目
3:00 起床。夜間は暖かく、使わなかった
防寒着もあったほど。
2時半頃に歩く人の音を聞く。
朝食は各自。自分はカップヌードル
ぶっこみ飯とワカメスープ。
モチベーションが上がらない。雪の状態を
聞いてしまったからだ。今日は夜間に
締まった雪が、何時まで維持されるか。
リーダーのI口さんは、雪の状態を聞いて
燃えると言っていたが、その挑戦的姿勢は
見習うべきだと思った。
ハーネスとヘッドランプ装着。登攀具、支点、
スコップ、ワカン、雪崩装備を担ぐ。雪上の
トレースに従う。
5:13 1533m 白馬尻。ヘッドランプの
電池が切れたが、夜明けが近いのでそのまま
進んだ。
6:05 1905m 暑い。S岡君が先行する。
Y原さんがベタ付きで続くので、それが
プレッシャーとなり、S岡君はペースを
上げることになる(ヤメテw)。
6:36 少しなだらか。
7:10 2160m
7:14 今日は天気がよろしい。
7:23 延々と続く主稜を眺める。
7:35 切り立つ雪稜。
7:36 リッジが続く。一本調子の
登りなので体力的にきつい。
8:06 急斜面もある。
8:42 2560m
9:03 稜線が近づいてきた。
9:53 2880m 核心部の雪壁が出てきた。
予定よりも早い到着。先行パーティが
ロープを出して登っているので、
順番を待つ。
ここまで、やまやろうはヘロヘロに
なって歩いてきた。足が出ないのだ。
息も切れる。
日頃の不摂生と運動不足がたたる。周囲の
谷筋からは、サラサラと音を立ててチリ雪崩
が流れる。
10:11 後続のo谷さんとI口さん。
10:20 絵になる。
11:12 S岡君がトップでロープ登攀開始。
我々は本日最後のパーティーとなった。
後方の巨大な雪庇に注目。
岩の下のバンドが良い確保地点だったが、
50mロープではわずかに長さが足りない!
確保支点を一旦解除して数メートル上がり、
腰がらみで確保し直した。
最上部は雪庇が張り出しており、わずかに
できた弱点を越えることになる。先行パーティ
は結構難儀しているように見えた。
やまやろうはユマーリングで登り、最上部に
来たが、ピッケルのシャフトを雪深くに刺せば、
信頼できる支点として乗り越せたなあ、難しさ
は感じなかった。
12:10 ラストのo谷さん、絵になる。
12:21 全員の登攀終了。稜線に出たら
白馬岳山頂である!主稜上とは打って
変わって風が強い。
山頂からは富山県側の山々が一望できる。
どれもこれも登ったことのある山また山。
裏側から見る景色は新鮮。
12:28 剱岳をバックに記念撮影する。
o谷さん、隠れんでもいいちゃ。
12:33 大雪渓に向けて下山する。
頂上宿舎の脇から大雪渓に入る。みんな
サクサク下るので追いつけない。
一発逆転を狙い、尻セードを試してみた。
結構な速度でどんどん下ってこりゃ楽だわー。
ピッケルで制動しながら滑っている間、
止まらなかったらどうなるのか?と考えていた
(頭は冷静)。
露出した岩が迫ってきたがギリギリで回避した。
ウェアが濡れたが、ノーパニストだから気に
しない(キリッ)。2名を大幅に追い抜いた。
13:45 1600m 白馬尻小屋上部で後続を待つ。
大雪渓の中間部はデブリーランド。デブリのくせに
雪が柔らかくて足元がおぼつかなかった。
白馬主稜を一望する。
14:23 金山沢を滑ってきたスキーヤーと
遭遇する。いいなー。
アイゼンを付けて歩いていたが、雪を踏むと
右足首が外にねじれるので痛い。
アイゼン団子がひどい上に靴紐が緩んで
しまっていた。
特にアイゼン団子は、どんな罰ゲームかよ
って言うくらい靴底にこびりついているので、
もっと早くからアイゼンを外した方が
楽に歩けたと思う。
15:00 猿倉荘に到着。
テントの撤収作業に入る。
15:34 パッキングを済ませ下山開始。
みんなの歩く速度に全く追いつけない。
15:49 1117m 道の雪が消える。
16:34 二股のゲート着。
17:00 八方の湯
で汗を流す。入浴料は
大人850円と高めだが、pH11の高アルカリ泉
で肌がつるつるになる(満足)。
18:15 道の駅 小谷で夕食。かまど定食1390円を
全員が注文する。汁物は豚汁か魚のあら汁が選べた。
かまどで炊いたご飯がこの店の売りなのだが、
芯が残っていて硬かった。歯の弱いやまやろうには
きつかった。
あと蒸し物に付けるごまだれが何故だかとても辛く、
汗と鼻水を出しながら食べることになった
(味わう余裕なし)。
売店で野沢菜漬けを土産にする。
19:47 黒部IC到着。交通費を精算して解散。
帰宅してから、行動食だったペチャンコ
カレーパンをつまみにビール系を飲む。
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