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2024/06/30/日曜日/曇りのち雨6/7 館内でゆっくり過ごし受付に降りると、新たな入館は断られていたので、もう5時なのだろう。デン・ハーグで食べるつもりでいた塩漬けニシンは、これから戻ってもお店はクローズド。それならばデルフトで食べられないかとついつい受付のおばさま方に尋ねてみた。ハーリングが食べられる所は、この近所にあるの?開いてるかどうか分からないけど、直ぐそこの角っこにあるわよー、ということなのだ。このテのお店は閉まるのが早い、とそそくさ出かけると嬉しいことに開いていたT_Tハーリング、ハーリング!と訴え、え意外に高いのねというか日本円弱すぎを実感しつつ3.5ユーロと記憶する、ソレをビールも白ワインも無しにT_T頂く。あー、これこれ。旨し!お店の前にはテーブルスタンドが3つばかり。今度はビールと一緒に他の幾つかも食べたい!え!今度があるのか?だったらいいなぁーさてお口もお腹も嬉しくなって元気いっぱい。フェルメールが描いた小路の雰囲気の残る辺りをさすらえども見当たらず。帰国後に実はセンター側であることを知った。まあ、こんなものである。↑マルクト広場、素晴らしいお天気↑新教会の塔にはちゃんと鐘が収まっていた。フェルメールの絵には抜け落ちている。↑新教会、と幟に認められる。↑何とも絵になります、教会の裏側の街並み↓カクカクではない、なだらかなダッチハウス↓建具の高さは平均身長世界一のオランダ人には、とても低い。昔は小柄だたのね。観光地としての顔つきは否めないけれど、古い佇まいに少し満足を得ていよいよ駅に戻る道すがらの河岸を目指す。この辺りまで歩くと観光というよりは生活する人の手入れの行き届いた小さな植え込みの花々が。その先の運河に掛かる橋が工事中でずっと迂回して遠回りをする。↓ようやく到着ここは以前には来なかった。確かに一番高い新教会がよく見える。看板と平行に見える風景は、やや右寄り。400年前と変わってないのか、変わったのか。フェルメールがこの絵を描く前に起きたデルフトの大火災からどれだけ風景がかわったのか。彼は何を感じながら、町外からデルフトを描いたか。そんなことを思いながら電車に乗った。
2024.06.30
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2024/06/29/土曜日/曇り6/7 金曜日日本の公立美術館や博物館は、個人の撮影に吝嗇である。ことを海外の美術館で再認識させられる。ストロボなど発光するものを用いない限り、マウリッツハイスもこちらも撮影フリーだ。Google mapではフェルメール美術館とあるけれど、これはセントラム、センターが正しい。実物の展示ではなくデルフトの町の歴史やフェルメールの研究を中心に案内する施設なのだ。こちらでチケット購入、日本語解説のレコーダーが貸し出される。この解説はかなり優れものだった。地階の展示ではフェルメール作品の総覧と、彼の時代背景や交友関係なども紹介されていた。日本にも収蔵ひとつ。アイルランドにもひとつ。なるほど。この3人は同じモデルかな?右端のタッチはまるで、マリーローランサンみたい。帽子デザインもモダン真珠の耳飾りの少女がマダムになったらこうなる?黄色のトーンが作品ごとに異なるのが面白い。実物はどうなのかしら。デルフトブルー、或いはフェルメールブルーに最も映える反対色の黄色が、彼の絵の中ではろうたけて、うるむように温かい。展示されていたフェルメールのパレット絵の具も当時のもので、配色もこの並びだったらしい。光から闇へと色の階↓こちらはマウリッツハイスに展示されていたフェルメールが用いた材料見本。濃い黄色はweldとある。キバナモクセイソウ?薄いのはearth pigments 黄土かな?↑同じフロアに展示されていたデルフト焼の中で一番好みのお皿このフロアでは修復の様子のビデオ紹介や室内エスキースの技法、多消失点の用い方の説明がある。またカメラオブスクラの体験もできる。カメラオブスクラはマルクト広場への小道にアングルが向けられていた。上下は正常値に設定されていたが左右は逆転。小さな覗き穴からは広場と小道の陰影がややぼやけて、通りを歩く人がまるで動く絵画か初期の映画を見るよう。フェルメールの驚きと発見の追体験。《天文学者》と《地理学者》同じデルフトに、同じ織物商を営む家にほぼ同じ頃生まれたレーウェンフックがモデルと考えられている。商人ながら科学全般に興味を持ち、独学で工夫しながら幾つもの顕微鏡を作った。ここにはその内の一つが展示されている。彼との交友がフェルメールの絵を創造したと考えるのは理に叶うように思われる。交友といえば、ギルド聖ルカ組合。↑当時のギルド組合員の卓の再現。水は非衛生的で一般にビールが飲まれていた。女子どもも、である、もちろんアルコール度数は低いものだったろうけれど。そういえば断酒する男が平気でビールを飲む場面が何かの小説に出てきた。ビールはそういう扱い。ところで。この卓の奥行きは70センチに満たないほど。組合員は相対するのではなく交互に座す細長い設計だ。何を意図しているのだろうか。これは、何かの冊子で見た小池一子さんの熱海の別荘を思い出させる。断崖絶壁に建つその家の窓からは海しか見えない。その海に向かって、丁度このような細長いテーブルが据えられていた。それに吸い寄せられた。なるほど。異様に奥行きのないあの長テーブルはクリエイターギルドの卓だったのだな。↓現代のパールイヤリングガールそして《絵画芸術》
2024.06.29
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2024/06/26/水曜日/蒸し暑い6/7 金曜日本日の1日は長い。遅めランチを美術館で済ませ、デン・ハーグの駅まで急ぎ足、やはりデルフトに向かうことにした。↓とはいえ美しいギャラリエを通り抜ける。優雅な通りではあるけれど、意外にもビンテージショップなんかが幾つか。はい?みたいな日本語のコピーが。さて、無事電車の人となり、人懐こいマダムとシャイな息子さん。これから進学する大学の見学に行くらしい。お話ししている内にもうデルフト。息子と母が一緒に大学見学って、え?ここ欧州だよねえ、オランダはこんな感じなのかな?デルフト駅は運河の巡る旧市街から少し離れていた事を記憶していた。駅はこじんまりとしていて、駅前は少し広かったようなイメージで降りると、様変わりしていた。地下に着いて地上に上がる。地下には広大な自転車置き場からダイレクトに行き来ができる。なのに、駐輪場は外部からは視線がシャットされて、そこへのアクセスも道路面より一段下の運河沿いの自転車専用道路からアクセスできる作り。スマートである。ぼんやりとした記憶の風景と隔たりのある景色、なのにどことなく覚えのある小道や橋。以前訪れたのは2月、3月の暗い時期で人もまばら、観光客なんぞついに見当たらない時節だったことを思えば、まるで南仏のように明るいデルフトだ。正夢の中を歩いているような、何かの追体験をしているような気持ち。5時には閉館になるデルフト・フェルメール美術館へ急ぐ。フェルメールは43年の生涯、この町から出ることは無かった。絵はあまり売れなかった。これは画工たちのギルドだった建物で、彼は代表として数年その責務を担ったという。
2024.06.26
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2024/06/24日/月曜日/曇り気味の晴れ6/7 金曜日フェルメールの青と独特の薄い黄色に浸った後、もちろんマウリッツハイスの至宝と言われるレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」も見る。絵の完成度は高いのであろうが、題材が私好みではないのだなぁ。腕の腱を持ち上げているところが、何ともねえ。しかし、近代的自我の顔たる博士の面持ちと、それを見る周囲の医師や研究者らしき面々の過去的な表情がリアルに表現されていることは確か。同じレンブラントでも、ここに収蔵されている中ではこの小さなオールドマン肖像画が好み。今回、私にとっての重要な発見は、当館にメムリンクの一点が所蔵されていたこと。レンブラントやフェルメールより150年以上昔の画家である。画家というより職工の時代。思えば、この作家の硬く、ぎこちなく、真っ直ぐな信仰心溢れ出す、マリアのタブローを観たことでフランドル絵画に関心を持ち出したのだった。メムリンクにしては上手すぎる!破綻しているデッサンが絶妙な持ち味、と私は勝手に理解していた。左からメムリンク(1485~1490の作品)中、クラナハ(1515~1520の作品)右、レンブラント(1635~1640の作品)17世紀半ばになると、人間の内奥や個別性がはっきり現れ、テクニックや画材もそのために奉仕している様子が見える。陰影によって深みが出ているが、クラナハのポートレートに、その走りが見られる。左目の二重はより深い。こちらはホルバイン他にも幾つかの好きなタブローリンドグレーンの絵本の時代とあまり変わらない庶民の暮らし振りニットより刺繍やレースに勤しむ女性が多い。内職の良い収入になったのだろう。他にも美術館ホールには生の花!ここが館であることを示す。みんなが大好きなミュージアムショップは地下フロアー。カフェは道路に面していて、ここだけの利用ももちろんダイレクトにに利用できる。外レストランを探す前に空腹過ぎてこちらでランチした。ビーフシチュー、お肉とジャガイモの量が多すぎ!味と値段はカルテプリナスタチュームみたいな葉っぱ、ほろ苦くていける。
2024.06.24
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2024/06/20日/木曜日/昨日よりは過ごしやすい6/7 金曜日あああ、オランダ国鉄シートの色よ!ラピスラズリよデン・ハーグ駅から徒歩10分弱10:30の予約だったけれど開館間も無く入館OK建物左の階段を降りるとエントランス右手にクロークあり、芝居が始まる感じの。因みに私は飲み物だけを預けた。予約QRチェックで飲み物の携行を聞かれるので、どうせなら先に預けるのがよい。金曜で午前だからか当日券購入の人もいて、空いている。もちろん日本でフェルメールを見る時の熱気などはなく、中国、韓国団体様が目に付くくらい。ここではゆっくり繰り返し、一度外に出ても戻って来れる、ようだ。この建物の主、ヨハン・マウリッツ侯。マウリッツの館、マウリッツハイス、或いはマウリッツハウス照明と撮影角度のせいで不思議な左手何やら北方ルネサンスめいてる。彼が南米の砂糖プランテーションで莫大な富を築いた17世紀前半はオランダ黄金期と呼ばれ、かつフェルメールやレンブラントやスピノザらがこの界隈で活躍した。スペインからの独立と、富も芸術も科学も、の栄華爆発の時代。それから200年ばかりを経て侯の館は美術館となり、大幅な改築が行われ現在の姿になったのは、丁度10年前の2014年6月のこと。なんと。ここではフェルメールの作品中の二大傑作を含む3点を所有している。「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの風景」「ディアナとニンフたち」思い起こせば、フェルメールとの出会いは40年ほど前。アムステルダム国立美術館の「牛乳を注ぐ女」が初めてだった。昔々、美術クラブに属していた学生時代、知的にとんがっていた先輩女性がその絵をたいそう崇めていたのだった。ポスターで見るそれは、どう見ても昔日のファインアートで、何が良いのか私にはさっぱり理解出来なかった。強い印象だけが残り、たまたま訪れた美術館でその絵を肉眼で見て、初めてその作品の持つ世界に魅入られたのだ。その色と光に!先輩は複製品で本当にその感覚が掴めたのか?それは私にはあり得ないことのように思われる。特にフェルメールにおいて40年前にアムステルダムで見たフェルメールに衝撃を受けて、デン・ハーグまで足を伸ばし、宿はデルフトにとった記憶がある。その時、私は彼女に会えなかった。理由は思い出せないが、多分他の展示でお出かけしていたのだろう。その頃、彼女は「青いターバンの女」と呼ばれていたように思う。彼女は3度目の、長い修復期間を経て鮮やかに甦りまさに若返り、今や少女の呼称がぴったりくる。意外に、わしわしと荒く薄く絵の具が重ねられて、何かの実験の様であるのに、見事に命が息づく。歴史的背景にそぐわない発見物をオーパーツと呼ぶが、この絵は私にはオーパーツなのだ。絵画史の流れの中からまるで浮かび上がっている。彼女の顔は、原宿が一番輝いていた頃、そこで中心にいた伝説的な何人かの顔が重なっているように私には見えてしまう。門外不出に近い作品は「デルフト眺望」だろう。穏やかで明るい、全面の水のためか大地から少し浮かんでいる様な、どことなくこの世的ではない風景、写生というより再構築された夢の中の風景。明暗、人と建物、空、雲、建物、ボート驚くほどの厚塗りの場所と、水で描いたようなあっさりとした所の対比も虚と実が混ざる。↓マウリッツハイスの館から眺める風景絵と風景には400年の時間が横たわるのに、そんな齟齬をあまり感じさせない建物の内外。彼女とデルフトの風景は向かいあって佇む。ホームともいうべき館の壁、向こうのサルからは水面の反射光が窓にひろがる。デルフトの、フェルメールが所属していた教会。既にあったはずの鐘は描かれていない。↓窓からの風景
2024.06.20
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2024/06/18/火曜日/雨降り続く長い一日の日曜日、お昼過ぎに帰宅。そして昨日はもうお仕事。本日は不在時に届いた4キロの梅仕事と休養土曜日ゲストハウスで早い朝食後、車で1時間ほどのオールボー空港に到着。スキポール空港のGATE BからDまで移動したり、パスポートチェックしている内に消化される程度のトランジット、ラウンジで時間を潰す事も無し。でもシェンゲン協定?とやらが発動されてないのかしら?ダブルチェックされた印象。↓ニットに勤しんだ教室前の廊下の羊毛ウマさん。私の宿泊していたハウスのダイニングの窓を賑やかにしてくれた燕のつがい↓↑夫婦で何やら相談しながら卵の寝床をせっせと作っていた、心和む風景よ。↑空港までの車窓。北部デンマークの風景が広がる。↓またいつか、このスペルの空港へ降りられますように!ここはデンマークスキポールはオランダ。当たり前だけど。なので、ここでしか買えない薄荷飴にくるまれたチョコキャンディー、マリアンネは買っておく。一行が買い占めて、気づいたらお得な袋の方は売り切れだったT_Tスキポール空港の免税ショップでは浴室壁用に、ゴッホひまわりのマグネットとのど飴だけ。のど飴といえば。オランダでは反応無しのアレルギーがトベルステッドで盛大に出た。喉もイガイガで咳も出て、おまけに白夜なので、十日ばかりまともな睡眠がとれていない。始終眠いのだけは辛かったT_T6年前、ほぼこの時期に初めて滞在した時、アレルギー反応は無かったのだけれど。他にもアレルギー反応者が数名。原因は何だろうか?さてさて。そんなこんなで、これに乗って日本へ機内では東京リベンジャーズ2 と湯のみち?を立て続けに見る。これら二つの映画に、こよなく日本の良さを覚える私。デンマーク田舎のイサガーの日々があっという間に塗り替えられてしまう。いかん。いかん。シャーロックホームズ、ジュード・ロウ様で北海方面の面影をしのぶ内に、はや、成田に着きにけり〜成田エクスプレスの中で、イサガーでのスワッチの残りを編んでみる。機内で残したパイも食べる。
2024.06.18
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2024/06/08/土曜日/曇天午後からやや晴れオランダ滞在わずか40時間。40年前に観られなかったフェルメールの〈真珠の耳飾りの少女〉に会うために、ストップオーバー利用の短期滞在、というはっきりした目的がある。その絵を所蔵しているマウリッツハイスはデン・ハーグにある。したがって、スキポール空港を挟んでアムステルダムとは逆の方向なのである。❶とにかく駅から徒歩8分内❷寝るだけなので経済的で清潔であればよしつまり時間もお金もセーブする観点で探すとヒットしたのはHoofddorpというスキポール空港駅の次の駅の、Intercity Hotelだった。私としてはもう少しハーグ寄りが嬉しかったのだけど夕方の到着便だし、予定より遅れるとか荷物受取りに手間取るとかも考慮した。しかし1人で2人用の部屋を借りるため、頗る割高ではある。そもそも大陸にシングルルームって存在するのかしらん。B&Bならいざ知らず。そしてB&Bはたいてい不便な場所にあるし、現地語がある程度使える方が望ましい。ホテルは一応、空港公園?の中にある振りなのだけど、どう見ても田畠の中にぽっかりと建っている。ZEN hotelsというサイトが一番お得だったのでそちらで予約を入れた。お嫁ちゃん曰く、香港かシンガポールチャイニーズ系のサイト?らしく中国の団体さんも泊まっている様子で中国語を理解するスタッフは在中。アメニティは一切無し、ミネラルウォーターとコーヒー、お茶バッグは最低限という感じであり。今朝ホテルを出る時にエレベーターで一緒になった男性はプライベートジェットのパイロットだという。へー、セレブとか⁉︎と聞くとにんまり微笑んでリムジンみたいなものだ、とのこと。機内で見たロマンスコメディを思い出してしまった。彼らクルー4.5人は大型ワゴン車へ。一方、私は荷物を引きずり駅まで行くもホームへのエレベーターは故障らしく動かない。長い階段を荷物を持ち上げ、ゼイゼイ登る。ああ、間に合わないと思いきや電車はディレイ。運が悪いのか良いのか。空港へ。利便性を考えればホテルはまあ良い選択。ただし運河にかかった橋の階段はマイナス点
2024.06.08
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2024/06/07/金曜日/爽やかな晴れ宿を8時半頃出発↓駅までの右側風景チューリップ畑だったと勝手に妄想しておく。↑左手には可憐な草花があちこちにある、長閑な風景のわずか5分後余りで駅に着く。デン・ハーグまでの乗車券は予めインストールしていたオランダ鉄道の優れものアプリにて購入済み。一番早いパターンで40分弱、だけどそんな電車は1時間に一本あるかどうかの小さな駅にお宿を取ったのだった。ところで、最寄り駅は上り下り?のホーム毎に改札口が異なっていることに気づいたのは、間違えてホームを選択した後のこと。駅内部での通行ができないので、一旦外に出なくてはならない。え!ノーWi-Fi環境でチケット再購入して、メンドーなカード入力を一からやるの⁈と額にタテ線が入るのだった。ナーバスになっているのは電車のミス手配でエキストラチャージを支払わされた、デンマークでのトラウマによるのだ。この時はデンマーク人の大学生が奮闘してくれて、一ヶ月後に返金された。忘れられない思い出だ。彼とはその半年後に日本で再会して、神田藪蕎麦でご馳走したのだった。因みにこのお店は現金のみ。昨年までは。さて、本日の事である。駅は無人。とりあえず通行人に聞くしかない。私の出たい改札から入ったビジネスマン男性に突撃。教えを乞う。実は昨日もスキポール駅のチェックイン機の反応がないままが気になり、降りた駅でたまたま列車の駅員さんに尋ねたら、問題ないからそのまま出て大丈夫とのこと。その様子を観ていた、レゲエな雰囲気の男の子がとても心配してくれて、どうやら私が間違って駅を降りたと感じたらしく、ホテルは何処なのかと聞いてくれた。ホテルまでの適切な道を見つけてくれて、階段で荷物を運んで、それじゃあね!と彼の道を帰って行くのだった(T-T)じわわーん。私は欧州でよくこんな体験をする。日本では未だかつてこんな体験をしたことはない。自分をクリスチャンと自覚する欧州北部の人は少ないように思うので、これはクリスチャン的な行為というより、彼らの自由意志による、困った人に手を差し伸べる友愛が基礎に固くあるのだ、と感じる。つまるところ、シチズンの矜持。これが貧弱なのでは?我が祖国よ。老いも若きも男女や祖先の出身地も問わず、とりわけオランダの人は心が開かれた印象を持つ。ほぼネイティブな英語スピーカーの彼らだが、たどたどしい私の英語をちゃんと把握、想像を駆使して理解しようと努める姿に、もはや感動する。アメリカでは英語ができないと先ず軽蔑されるし、彼らの英語も英国人の英語も聞き辛いのに、オランダ人の英語は比較的聞き取りやすい。さてその寛容がオランダ鉄道にも反映されている?同じ駅なら出入りしてもチケットは失効しない、とのこと。また購入区間の乗り降りはチケットの有効な時間内なら何度もできる。そしてラッシュ時間外の早割率がコスパ高い!私は直前までデルフトまで行くか、ぐずぐず迷ったのでフルrateでしか買えなかった。しもた!場合によっては6割引きもあるので、とにかく先の先の駅まだ買ってもはるかにお得なのだ。次回の反省点としておく。
2024.06.08
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2024/06/07/金曜日/茫洋とした晴れ肩身の狭いお尻の痛くなるような空間に、お昼前に乗って、ようようスキポール空港に着いたのは日付の変わる時間。改めて気づいたのは、欧州に入るときは入国カードなどの記入が不要ということなのだった。考えてみると2019年秋にチェコとハンガリーを訪ねて以来の欧州なのだった。この空港での最大の後悔は、カレンシーエクスチェンジをここでした事!ユーロなどの流通の大きな現金は成田ですべきでした。手元に2日分くらいのユーロ現金があったので、これで大丈夫とばかりに事前のチェックが不足していた。荷物受取で話した日本人旅行者の方は出張でも成田でユーロに替えるのですと!しかし試しに一万円を交換してみると、コミッション分を引くと手元には38.24ユーロ!これって、1ユーロ261.5円!の驚きのレートですよ。決してスキポールで円ユーロを替えてはいけないと身に沁みた。高い学費を払ったと思って、万が一また欧州に来ることがあれば、私は断じて成田でユーロ交換、若しくは現地のキャッシュディスペンサーでカードで下ろします!鬼門の両替コーナー反対側にあるオランダのイオン?みたいなスーパー。朝のフルーツなど物色。キャッシャーは手前で行う。決済にクレジットカードはほぼ対応しない。オランダで流通しているデビットカードが主流みたい。アメックスもダイナースも✖︎な中、何とエポスカードはアクセプトされましたΣ(゚д゚lll)オランダの神カードでございます。この季節のヨーロッパの恵み、ラズベリー2ユーロ。今のレートなら323円くらい。スキポールレートなら530円である。ほろ苦し。
2024.06.07
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2024/06/06/木曜日/早朝晴れていたバゲージドロップもセキュリティチェックも凄くスムーズで搭乗まだ余裕の時間あり今までダイナースカードで利用していたラウンジを今回初めてプライオリティカード←付帯につき限定的?で成田で試す。やはりねえ、ゲート15辺りの上階にある、ハイクラスのラウンジは使えませぬ。その様子はまるで雰囲気が違います。はいはい、私目お断りでございました。ゲート26そばのラウンジ何とかへ行けとのこと、ちょっと足を伸ばす。↑ここかしらん。受付で尋ねると、こちらはビジネスクラス以上のお客様対応でして、プライオリティパスは受付できません。まあ、急にぞんざいな顔つき態度じゃございませんか。それしたらお客さん失わないか。ラウンジのあ、に行けとか。はいはい。大韓航空ラウンジからほど近い所にありました。気さくでカジュアル、私向きのラウンジ。一応、軽食と飲み物はアルコール類もアベイラブルな広々した、混雑気味のラウンジが。働く人はいかにもアルバイト風だけど、大変気持ちよく働いていました(^^)ありがとうございます!あんぱん、クリームパン、マスカットA赤ワインご馳走様
2024.06.06
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2024/06/02/日曜日/梅雨入りのようなお天気クロシェはあまり慣れていないが。エコアンダリアで夏用の帽子編みを思い立ち、オカダヤで糸購入。買うともらえる編み図、サンプルでは3玉使用クラウン部分を編んで気に入らず、解く。ツバ部分まで編み進んで気に入らず、解く。植物由来のレーヨン、エコアンダリアは2度のホドキにも耐えた。ありがとう。結局、付録編み図のデザインが気に入らないことが判明した。こんな良いご本、持っていたではないか。と今更ながら思い出して、この表紙の帽子に編み直すことにした。この程度の帽子に1ヶ月以上も時間がかかってしまった!指定の6号針より一つ下げて5号針で編む。なので、内径56センチより小さめで、目も詰んでいるため、ヒサシは少し浅め、指定よりクラウンは2段深くしている。フォルムはモデルさんのものとやや異なり、少しオリジナリティが出たかな?リボン的な位置に、別色エコアンダリアを足すと、草色3玉の内、丸々1玉余ってしまった。↓アイロンの蒸気を当ててみた。うん。これは日用に使えそう^ - ^濃い緑の方の糸も半分以上残っているので、それらを用いてサコシュを編んでも良いかも。どこかにステキなデザインが落ちてないかなあ⁈
2024.06.02
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