2004年01月の記事一覧 | ４リットル焼酎

デンジャラスゾーン　４

人間って楽な方に楽な方に慣れちまうもんですね。メイちゃんが部屋に居たのはほんの１ヶ月ぐらいなんですが、おいらはその間ですっかりなにも出来ない人になっていました。ほんの１ヶ月前までなんなくやってた飯作ったり皿洗ったり、茶を沸かしたりが面倒くさいったらこの上ありません。なにが困ったって、どこになにがあるのかがさ～～っぱりわかりません。槙原啓之の「もう恋なんてしないなんて～～♪」状態。まさに紅茶のありかもわからない。自分の部屋なのに他人の部屋のようです。　　　　　　奥さんに出て行かれるってこんな感じ？勝手に押しかけて勝手に出て行き、おいらを脳内バツイチにしたメイちゃん。まったくとんでもない女だ。どうしておいらの周りってこんなんばっかなんだ。こんなことなら最初っから何もしてくれなくたって良かったんだ。優しくなんてしなきゃ良かったんだ。居なくなるくせに。みんな居なくなるくせに。ちくしょうちくちょう裏切ったな！僕を裏切ったな！どうせみんな僕なんかいらないんだ＝（以下小一時間シンジ化）がっくり来ててもしゃーないのでリハビリ開始です。逃げた女房にゃ未練はありません。別に女房じゃなかったけどよ。すみやかに以前の生活に戻る事にいたしましょう。ともかくどこに何があるかを把握しないとメシも作れません。腹減ってるっちゅうのに面倒くせえなぁ…冷蔵庫に今朝の弁当の残り発見！やったメイちゃんありがとう！君が居て良かった←単純腹も膨らんだ所で戦闘開始。まずはメイちゃんと使ってたでかい食器や鍋や増えた皿を「独り分仕様」に戻しますか。どれどれデンジャラスゾーンＡ（台所上の収納棚）かかってきなさ～い。　　　　　うわぁ・・・・　　　　　汚ねぇ。メイちゃんが物を出すだけで掃除をしなかったのが良くわかる。　　　　　蜘蛛の巣天国・・・・うわ～～こりゃホントにデンジャラスゾーンだわ。まさに収納の暗黒面だ。メイちゃん虫とかダメだもんな。見たところ迷い込んだクモが４代くらいは世代交代してるね。この中だけで。自分は虫が平気でよかった。ちゃっちゃと塵トリにクモの巣・クモ・クモの死体を集めてお外にポイ。（外に捨てたのはまだ生きているクモがいたからです。マナー違反にならん所に逃がしました。）濃い目の洗剤で拭き掃除。しっかし何入ってるんだこれらの箱には。ついでなので全部分解して見ましょう。ほとんど結婚式の引き出物とかなんで中身なんて知れたもんですが。　　ハナエ・モリのティーカップ＆ソーサー（ちぃせぇ～～使えねぇ。速攻古道具屋行き）　　ブランド物ティーカップセットその他多数。いずれも古道具屋行き決定。　　私達幸せになります。新婚さん写真入り絵皿。ムカつく～～～（燃えないゴミ決定）　　グラタン皿大小５枚。グラタンて食わねぇんだよな～（一応とっとくか）　　本だしその他のダシ類セット（やったこれ使えるよ！賞味期限は無視）　　液晶壁掛け時計。いらんな。　　ステンレス水筒。使うかな～～（保留）　　卓上ガスコンロ＆ガス。いつ買ったんだ？（レジャーに使うかもな…）　　ありゃ？タオルセット？？？軽いはずだ・・・　　どええ揖保の糸セットに怪しい黒い虫が大繁殖しとる！裏の空き地の草むらに開放。大量の空き箱を潰しつつ捨てる物・売れる物を分類。箱が無きゃ安く叩かれるってのを忘れてましたが汚い箱なら無い方が良いでしょう。おいら結婚式やるとしたら引き出物は図書券かビール券とかの金券にしようと決めました。　　　とりあえず整理整頓してデンジャラスゾーンＡの暗黒面は排除終了。引き続きデンジャラスゾーンＢ（ガス台下の収納スペース）に行きますか。（・・・行っても良いすか？）良い！と掲示板でＯＫが出たので続行します。それは日常使う物が前に前に出てきて、使わぬモノは後ろへ奥へ押し込まれるスペース。それはデンジャラスゾーンＢ・Ｃ・Ｄ（流し台下の収納スペース全般）忘れ去っちまったモノありあり。恐い。恐すぎる。でも。。掛かってきなさい。決意を決めて明けた所…　　　ここも汚ねぇ・・・　　　細菌天国？カビだらけですた。メイちゃんが来る前は米とか味噌とか醤油・油類・お茶類を収納していた所ですが。カビ生えてます。壁一面に。うわぁ。汚なすぎです。口から泡ふいて死んじゃおうかなぁ～～～♪とよぎりました。(軽く痙攣もね)現実。これは現実。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。めまいを抑えて捜査開始です。負けてたまるか。死んでたまるか。天下のＢ型負けないぞ。なにげにマフラーをタリバン巻きにしてますが。米・・どこよ。米。メイちゃんの使い勝手良いように改造された収納。今こそ原始に戻れ。こりゃ総合的に探して整頓した方が良うございましょう。デンジャラスゾーンＢ・Ｃ・Ｄ全開で整理整頓開始。　　　ねえ…おいらってこんなにダラシなかったのか？　　　ねえ…おいらこんなに忘れてたのか？　　　ねぇ…おいらってマジでダメなヤツかも知れ無い・・・反省しまくりです。安いと思って買ってそのまま。どうして５袋ラーメンこんなにあるんだ？198円だったからか？「なま味醤油」「なま味味噌」多数（食わなきゃ）どうして上白糖スズラン印３袋もあるんだ？９８円だからか？一キロスパゲティありすぎじゃないか？？５袋出ました。乾麺類ありすぎです。デンジャラスゾーンＢ。この当時は収入が安定していたので無意識に保存食を貯め込むという事をしていたのでしょう。なんせマジで餓死しそうになった経験があったので「食糧」については並々ならぬ思い入れがあります。今でも腹が減ることは恐怖です。にしてもこりゃひどい。金があると人ってダメになるんだなぁ。安定するとサバイバル時代を忘れちまうよ。　　　何も無い所から始ったあの日を思い出そう。このボロアパートに引っ越してきたあの日。何も無かったじゃないか。何ひとつ。テレビも無い。冷蔵庫も無い。洗濯機も無い。もちろん金も無い。不憫に思った皆さん達が「ぎが　これ持ってけよ・・」と人様の優しさで生き延びたおいら。その優しさを無にするようなこのていたらく。ダメだ。ダメすぎる。なんですか？デンジャラスゾーンＤから出てきたアクロン詰め替え用３袋って。アタック２箱って。使いもしないファーファとかの柔軟仕上げ剤。(そういや最近見ないな)　　　　こりゃ締めてかからないと・・・その後、無駄に溜め込んだ生活物資を活かす生活が数ヶ月。独りなんだから独り分で充分なんだ。安いからといってとりあえず買っておこう～～♪習慣は排除。デンジャラスゾーンは完全クリア致しました。メイちゃん　大切な事を教えてくれてありがとう。自堕落でなんちゅー女だこいつは！って時もありましたが、しらふの君は聡明で賢い女だ。そうだよ。酒飲んだ時のインパクト強すぎて君の素晴らしい部分を忘れてた。君のダメ出しにはいつも深い意味があるんだよ。。貧乏に逆戻りした今現在、デンジャラスゾーンの豊富なお宝が恋しい時もありますがきっと　　おいらはこれで良かったんだ。（現在のメイちゃんですが、アトピっ子アレルギっ子病弱彼氏とは結婚はしませんでした。時々彼女から夜中の電話で「だからＢ型はダメなのよっ！」とあいかわらず酔い突っ込みが来ます。どさくさまぎれにプロポーズするおいらですが「ぎがとは絶対に嫌！」「だってＢ型ってねぇ」「血液型のせいじゃないって…」やりとりを繰り返しています。）人間座って半畳寝て一畳っす。

デンジャラスゾーン　３

メイちゃんが押し掛け居候している生活。日常快適だったのは何よりですが、何が楽しかったって夜二人で酒を飲むのが一番楽しかった気がします。（なんだかんだ言っても）ススキノのバイトから帰って来た時点ですでに軽～く酔ってるメイちゃん。プレステでＦＦ７やりつつ焼酎飲んでるおいらの背後で風呂に入ると「さー飲み治し～」となります。おいらがどんなにゲームに夢中でも強制終了させて二人での晩酌タイム開始です。まずは「ぎが聞いてよ今日お店でこれこれこういうことがあって、これこれこうでね～」（酒の肴を作りつつ）それから「今の彼氏ってば体弱くてえっちも淡白で酒も飲まなきゃ煙草ももちろん吸わないしぃ～～～」とこぼし始めます。おいらもすでに酔っていますのでメイちゃんのおしゃべりにおちゃらけたトスしか返せません。それをさらにレシーブで返すメイちゃん。絶妙です。会話がアタック！スパイク！と変な方向に盛り上がりがちです。酔っ払いの良い所はどんな内容の会話でも大笑いできると言う事でしょうか。下らな～～～～い話で深夜にゲラゲラ腹抱えて笑う大酒飲み二人。（７号さんがまだ居なくてよかった）アレルギっ子アトピっ子で病弱彼氏により日常はカリスマ主婦化したメイちゃんですが、酒入った時ばかりは以前のメイちゃんです。おいらが良く知ってるメイちゃんと化します。だんだん情け容赦無い突っ込みも入れてきます。「ぎがってさ～～ホント特定の恋人出来ないタイプなんだよね～～Ｂ型だし」（ｵｲｵｲ血液型のせいじゃないだろ・・・）「あんた恋愛に真剣にならないでしょ。いつもふざけてるし。まあＢ型だしね～」（だから血液型のせいじゃないだろ・・・つかいつだってふざけた憶えはこれっぽっちも無いんだけど）「友達としてはあんたとっても良いわよ？すっごく楽しいわよ？変に助けてくれるし。でも結婚はあたし嫌。」（おいらだってメイちゃんと結婚は嫌だよ！ま絶対やだっつー訳じゃないけどさ）「だいたいあんた融通ききすぎるのが返ってダメなのよ！いいこと？ぎが！それって恋人にとって格好良いことでもステキな事でもなんでもないんだからね！」（え？ダメなの？？なぜなぜ？どうして？？つかおいら全然融通きかないヤツだぞ？？）「自分と他人てね。見るとこ全然違うのよ！あんたはとにかくダメ！ダメったらダメ！」（一番肝心な所をダメの一言で済ます君もダメだろよぅ・・・）酔いが進むと色々ディープな昔話になるのですが、最終的には「ぎがはあの時、全然仲良く無いしあんまり知らない人だったのに助けてくれた」って事件について礼を言われます。「あの時」ってどの時やねん！と思い当たる事件は数々ありすぎなんでメイちゃんがどのことを言っているのかは謎です。あんまり書くと女性の尊厳に関わる事件ですし、メイちゃんがどなたなのか特定されてしまいそうでヤバイです。リアルで「デンジャラスゾーン」になりそうなので省きます。カットです。-------------------------さて、そんなある日「ただいま～～」といつもの様に会社から部屋に戻りました。あれ？鍵が掛かってる。メイちゃん買い物にでも行ってるのかな？？部屋に電気もついていない。暗い。なんだか布団がきれいにたたんであってガランとしています。どうせまた夜引くんだから布団は引きっ放しだって良いだろうって決めたのに。ありゃ？？なんですか？この紙切れは。「ぎが　急に引き払う事になりました。お世話になりました。詳しくは今度連絡するね」（←実は達筆）ありゃ……。メイちゃん彼氏が迎えに来たんだ…へ～～こらまた急に。ま静かになって良いか。と思ったんですが。　　　　　　　　　　　・・・・やけに静かすぎるんですが・・・腹減ったぁメシ～～あ！自分で作らないと。（卵と納豆に逆戻り）食後のお茶～～～～あ！自分で点てないと。（抹茶も茶筌もどこにある？）テレビ後の風呂～～あ！自分で沸かさないと。（水。冷たいよ！）酒～～。あれ本日のお茶は？　あ！自分で作らないと。（ヤカンに何も沸かしてない・・）そして１１時３０分。「メイちゃん今日は残業なのか～～？おっせぇな～～！」しゃーねぇなあススキノに迎えに行くハメになるのかやれやれ…　　ってｵｲちがうよ！　　　　　　　…彼氏が迎えに来たんだってば。最初に聞いてた通り…もうこの部屋にはいないんだってばよ。あっちゃ＝＝＝＝＝＝！ま　独り暮らしに戻るつーだけなんだけどな。ただそれだけだぞな。（なんか話が自虐系になってないか・・？）

デンジャラスゾーン　２

さて強引においらの部屋に押しかけて来た「居候」メイちゃん（恋愛感情一切無しなので同棲でなくて居候扱い）彼女いわくデンジャラスゾーンとはおいらの部屋の「暗黒面」だそうです。言うに事欠いて失礼な。おいらのフォースを信じないのかよ！おいらだってジェダイの騎士だ！…とも思いましたが言われて見ればその通り。当時のおいらホント管理能力ナッシングだったんす。当時の仕事柄頂き物が多かったのですが次から次へと見えない場所へ押し込みます。日常必要なモノならおのずと使いやすいよう前に前に移動するでしょう。しかし特に必要無いモノは奥へ奥へ追いやられ、いつしか存在すら忘れてしまいます。腐らぬ衣類やグッズならまだマシですが食糧となると話は違います。なんせ今のメイちゃんはカリスマ主婦。無駄無駄無駄無駄ぁああ！！と秘孔に突っこみ入れて来ます。あんたケンシロウか。一子相伝か。北斗神拳か。　　　　　あべし！ひでぶ！・・・っておいらもおいらでハート様か。「お？メイちゃんフライパンも食器も増えてるね。わざわざ買って来たん？？」「買う訳無いじゃない！デンジャラスゾーンＡから出てきたの。」デンジャラスゾーンＡとは台所の上の戸棚のことらしいです。おいらでも椅子に乗らないと見れません。「今んとこ使わなくても良いや～～」ってモノをどんどんぶち込んでいました。独りだと食器って３～４枚しか使わんしね。引き出物とか頂き物を片っ端からぶち込んでたような気がします。メイちゃんが開けようとした所、棚の中の物が雪崩のごとくガラガラと落ちて来てまさにデンジャラス！だったそうです。「ぎがの流しって全てが独り仕様だから不便ったら無いわ！お皿や茶碗も自分の分だけ・お鍋もフライパンもお玉だって全部小さいし、どうしてスプーンも箸も独り分しか無いのよ！」　　　　…だってしゃーないじゃん独り暮らしだもんよ。　　　　君が押しかけて来る予定なんてちっとも無かったもんよ～～。つーかさ。おい。待てよメイちゃん。大昔、酔いつぶれてゲロ吐く君を止む無くおいらんちに泊めた翌日、手作り朝食を振舞ったら「ぎがってすごい～～！朝からちゃんとお味噌汁作るのね～～っ！私、シャケなんて好きだけど焼けないもん。温野菜も面倒で食べないしぃ～」って感動していただろう。まあ昔のことは良いけどよ。あなた立場逆転させすぎ。「ねえぎが。明日ははカニ缶のあんかけ作るわね。チャーハンとオムレツどっちが良い？」「あ　そ～～　そらどっちでも楽しみだなぁ　つか作れるの？メイちゃん」「バカにしないでよぎが！大抵のモノは作れるわよ！作れて当たり前でしょ？カロリーやタンパク質やビタミンミネラルのバランスを考えてなおかつ食材を生かして調理するのが当たり前でしょ！！」　　　　はいはいすいませんわかりましたお任せします（あの自堕落女をこうまで変えたアトピっ子アレルギっ子病弱彼氏恐るべし…）「ぎが　カニ缶だけどね。賞味期限切れてるけど大丈夫よね」「まかせるよメイちゃん　ところでカニ缶ってなんのこと？」「デンジャラスゾーンＢにあったの！買うと高いんだから勿体無いから食べてよね！」　　　デンジャラスゾーンＢとはガス台のしたの収納スペースのことらしいです。　　　主に米・醤油・油・お茶をストックしていました。　　　メイちゃんが開けた所、得体の知れない食材がゴロゴロ出てきたそうです。「…あんたって…　　知らないの？忘れてるの？もう嫌！！バカすぎ！ダメすぎ！」「イヤって言われてもよ～～～バカだのダメだのってひでーなメイちゃん」　　　　あははははははうははははは・・・カリスマ主婦化したメイちゃんでしたが大酒飲みなのは変わらずです。会社から帰ってメイちゃんが作った晩飯食って「いってらっさーい」とバイトに見送って風呂入ってプレステしつつ晩酌するおいら。メイちゃんはバイトから帰ると酒の相手をしてくれました。してくれたと言うより自ら飲んでました。つーかススキノでのバイトで酒を飲んだのに、おいらの部屋に帰ってさらに酒を飲むメイちゃんてウワバミ？（あああああどんどん話が横道にそれて行く・・）

デンジャラスゾーン

それは台所下の収納スペース全般のことです。例によって長くなるけど聞いてくれ。このスペースを「デンジャラスゾーン」と呼び始めたのは、ある日おいらの部屋に転がり込んで来た女の子です。（仮名：メイちゃん）昔々、事件で言えば「カレーに毒薬」な頃ですか。メイちゃんはある日突然「ぎがの部屋にしばらく住まわせて！」と実家から荷物まとめて出てきました。なんでもメイちゃんは地方に転勤する彼氏と一緒に暮らしたいけれど、彼氏の転勤先の住居がまだ決まらず、実家に居るのもうんざりだと。少しの間でもススキノでバイトしてお金を貯めつつ彼氏が迎えに来るのを待つのだと。「メイちゃん」のことはおいら良～～～く知っています。フーやＳ子達とつるんで遊んでたメンバーの一人で気心知れてます。おいらの部屋にも何度も来ています。大酒飲みで酔っ払った日には数々の武勇伝がお互いにあり過ぎな彼女。今となってはメイちゃんが例え素っ裸で寝転がってようとおいらはピクリとも欲情しません。つか出来ません。メイちゃんにしても、おいらが全裸で色々と色々な事をしててもどうだって構わないでしょう。そんな間柄のメイちゃんとおいらなんですが。部屋にしばらく住まわせてって事になると話は別っす。どう考えてもヤバイっしょ。「・・おいらは別に構わないけど、彼氏的にどうなん？悪いべや！つかダメっしょ？？」「ぎがのことはちゃんと彼に説明してあるから大丈夫！」（どういう説明をしたのかは謎です）「おいらんちワンルームなの知ってるべ？散らかってるし風呂だってカビだらけだし」「そんなこと前からっしょ！他の子のとこで気使いたくないんだもん」「おいらのとこじゃ気を使わなくて済むってわけかい？(ﾑｶｯ)」「ぎがも私に一切気を使わなくて良いから。なるべく邪魔にならないようにするから！」「おいらの給料じゃ君の食いぶちまでまかなえんって」「食費とお酒は全部私が負担するから良いでしょ！」メイちゃんは遠まわしに断るおいらの意見を無視して居候を決め込みました。「ぎが～～お邪魔～～お世話になるね～～！」調度出勤時間だったおいら。「じゃ会社行くからテキトーにやっててなー。冷蔵庫の中のもんテキトーに食っててくれや。風呂の沸かし方はこれこれこうな。あ。知ってたよな。プレステは勝手にセーブするなよ！んじゃあな！」どうせ、あの部屋の汚さにすぐに出て行くだろうと思っていたおいら。いくらだらしないメイちゃんだってうんざりだろう。　　　さて６時ぐらいに帰宅したところ・・・・「おかえりぎが～～　あんまり汚いから掃除しちゃった♪」　　　　どえええええ～～床が！床が見える！！広い！この部屋って広かったんだ！「寝る場所くらいは作ろうと思って。洗濯もしたわよ。アクロンがあって助かっちゃった～。」　　　　あああアクロン？毛糸洗いに自信が持てるヤツ？すったらもんあったっけ？「お腹すいてるでしょ？適当に作ったから食べなさいよ」　　　　うわあああ～～ゴージャス！悪いなぁメイちゃん。金いくらかかったん？半分出すよ「今日のは全部ぎがの食糧庫で見つけたの。あんた賞味期限とかちゃんと見なきゃダメよ」　　　　え？？食糧庫？シーチキン？冷凍庫？なんのこと？「もぉ～～いいから食べて食べて！全部食べれない分は明日のお弁当ね。」おいおいおいおい。メイちゃんいつからそんなやりくり主婦みたいになったんだ？まるで普通のステキ奥様みたいじゃんか。君はあんなに自堕落で不真面目でホンっトだらしなくて大酒飲みで部屋の掃除はおいらが遊びに行った時しかしなかったのに。「今の彼氏は病弱でアトピっ子でアレルギっ子なの！女って男で変わるのよ！」　　　・・・・さいでっか。そうでっか。今のメイちゃんは昔のように酒を飲んでは素っ裸でゲロ吐いていたメイちゃんでは無いようです。エッセとかオレンジページを愛読するステキ奥様化していました。「じゃあ　私アルバイトに行ってくるから。お風呂のフタを作っておいたから掛けておいてね」　　　どえ～～手作り保温風呂フタ！発砲スチロールでお湯を暖かく保つ武器が！ああああんなに浪費家だったメイちゃんが！お金払うんだから暖房がんがん炊いてたメイちゃんが！「エコロジーを考えないなんて最低。工夫次第で地球温暖化も防げて節約にもなるのよ。」数分先の目的地でもタクシー拾ってたメイちゃんが「健康のためにもカロリー消費のためにもウォーキングしなきゃ！ぎがも歩きなさいよ」カビだらけだろうとゴミだらけだろうと一向に気にしないメイちゃんが「体に悪いじゃないぎが！あんたも清潔にしてた方が気持ちいいでしょ？だいたい無頓着にも程があるわ！」　　　健康マニアのおいらに説教たれるメイちゃん。一体どうしちまったんだ？メイちゃん。「女って男で変わるのよ！ぎが！あんたってだらしなさ過ぎよ！びしびし行くわよ！」　　　　・・・・さいでっか。そうでっか・・にしてもメイちゃんあんた変わりすぎ。「食べ物って大事なのよ!?きちんと食べて運動もしなきゃ！」　　　　それおいらが前に言っただろう・・・「ケチと節約は違うわ！地球全体を考えないと！だいたいぎがはダメよ！」　　　　それもおいらが前に言っただろう・・・さておいらにとって人生初の「同棲時代」スタートです。絶えず他人が部屋にいるなんて耐えられんと思っていたおいらでしたが、生まれ変わったメイちゃんとの生活は中々快適でした。おいらは当時朝から出勤し、５時に退社というフツーの会社に勤めていました。メイちゃんは７時～１１時まで知り合いの店でバイト。独りになれる時間があったので、ストレスがさほど無かったのです。家族だって絶えず一緒じゃうっとうしいと思ってたおいら。ましてや他人と生活なんて出来る訳が無い。結婚なんて一生しなくても良いと思ってたんですが、「結婚…しても良いかもなぁ」と考えが変わりました。　　　　だって。楽チンなんだもん。なにが快適って、ゴミ溜め状態だった部屋をメイちゃんが日中ハウスキーピングしてくれることです。おかげでチリひとつ落ちていません。メイちゃんはおいらと同じく肉を食べません。魚派です。食事の方向性も一緒。帰ると晩飯が出来ていて朝は弁当まで出来ている。食器だって洗ってくれる。洗濯も当然のようにしてくれます。お風呂もちゃんと沸かしてあります。　　　　　なんか嫁さんがいるってこんな感じなんでしょうか。部屋の収納はすっかりメイちゃんが使い勝手が良い様に模様替え。「ぎがは整理整頓がなってないわ！まあＢ型だからしょうがないけど。明日押入れの中を徹底的に片付けるわよ！」　　　　　は～～い。わかりました～～。自堕落女からカリスマ主婦に変身したメイちゃん。「１年使わないモノは一生使わないのよ！本も服も靴もリサイクルショップに持っていって！」　　　　は～～い。わかりました～～～。思えばメイちゃん「捨てる技術」と言うベストセラー本に影響されてたのでしょうか。余計なモノを一切合財売り払って少々の臨時収入です。　　　　メイちゃん！この金でくるくる寿司でも食いに行っかぁ！「なんですってー！！だからぎがダメなのよ！貯金しなさいよ貯金！」　　　　　　え゛っ！？あの浪費家でコンビニ弁当大好きなメイちゃんが…ここまでしっかり者になっていたとわ病弱でアトピっ子でアレルギっ子の彼氏。恐るべし。「これでデンジャラスゾーンが１つ片付いたわ！ぎがってホントだらしないんだから」　　　　　…デンジャラスゾーン？？？？なんじゃそら。「ぎがは独り暮らしが長すぎて知らず知らず部屋の中に暗黒地帯を作っているのよ。」　　　　…暗黒地帯って。言うに事欠いて何を言い出すんだあんた。「ぎが。あんた自分の部屋のどこに何があるか解ってる？わかってないでしょ？」　　　　そりゃー君がいろいろといじったからもう解らないよ…「こんな狭い部屋すら把握できないからあんたは管理能力無いってことになるのよ！！」　　　　どうしてそんな話になるんだメイちゃん。。。（なんか話が変な方向になってもうた。おかしいなぁ…この調子で話し進んでも良いっすか？）

「挫折」　プロフィール詐称計画

はじめまして！　私「真理」♪マリりンって呼んでね♪　１７歳の元気元気な女の子で～す！パソコン初心者なのにホームページを作っちゃいましたｴﾍｯ（はぁと）みんなと仲良くなりたいなっ！どんどん遊びに来てね！（真理からのお・ね・が・い）マリりンはあゆが大好き！だって、あゆって真理の心をいつも歌にしてくれるの。みんなもそう思うでしょ？みんなにバレちゃう！マリりんの趣味はお菓子を作ることとポエムを書くこと。ポエムのペンネームは月星キララです。ちょっとした同人誌も出しているの。今だけメールくれた人に抽選でサイン入りでプレゼントしちゃいます！どんどん応募してね。真理ってね・・・こう見えても、すっごく寂しがり屋さんなんだ・・・意地悪されるとすぐ泣いちゃうの。クラスの男の子達からは「お前はほっとけないんだ」って言われちゃう。なんだか少女漫画のヒロインみたいなの明日からどんどん日記をがんばるぞ！！真理の年表（1974年　11月1日）イギリス　ロンドンの郊外生まれ。血液型　A型本名　キティ・ホワイト　身長リンゴ５コ分　体重リンゴ３コ分得意なコト　クッキ－作り誕生日好きな食べもの　ママの作ったアップルパイ好きな言葉　友情コレクション　ちっちゃくて、かわいいもの　キャンディー、お星さま、金魚など… 得意な科目　英語＆音楽＆美術双子の妹、ミミィとは大の仲良し！ (日数経って電波度プラス)・・・・・てな感じで嘘んこプロフィールを入力して遊ぼうと思ったんですよ。しかーし！　厳しい楽天ルール。最初に登録したプロフィールをおいそれと変更できそうにありません。ちくしょう。せっかく面白い遊びを思いついたのに・・・がっかり。おいらのプロフィールは今までどおり「ぎが非公開非公開非公開非公開年表は作成されてません」でよろしくお願いいたします。ちなみに今回の妄想プロフィールは「キティちゃん」から無断借用したものです。クレームはサンリオさんからのみ受け付けます・・・・・

魔人の電話

居ても居なくても鬱陶しい男。まったく女より始末が悪いです。例によってヤツへの愚痴を聞いてくれませんか皆さん。嫌でしょうけど聞いてくれ。先日、道外（本州のことです）へ長期出張に行った魔人「こおいち君」。しばらくは静かな生活になると思っていたのですが、この野郎一日に２回も３回も４回も５回も６回も電話掛けてきやがります。人がテレビ見てようと、トイレ入っていようと、立ち読みしていようと、ゲームしてようと、ＨＰ更新していようとおかまいなしです。しかも狙ったかのように、朝の寝ぼけタイムとか、飯作ってる最中とか、あるある大辞典の重要なところとか、初めてのお使いで泣いてる時とか、洋画劇場のクライマックスとか、中ボスと戦ってる時とか、さあ風呂に入るか～ってエンジョイタイム真っ最中にです。こおいち君に用事なんてありませんよ。おいらには。「声が聞きたくてさ～」「寂しくてさ～」「疲れてさ～」「ぎがの声を聞くとホッするからさ～～～」自分がホッとするために、おいらのホッとしている時間を視野に入れていない「こおいち君」。やはり魔人です。最初の２～３日は面倒でもしゃべってやりましたよ。まさか一日に５回も６回も電話掛けてくるとは思っていませんでしたから。毎日こんな調子じゃたまったもんじゃありません。はっ！！そういえばこいつは甘い顔をすると果てしなく付け上がるヤツでした。　　　　「○○さ～ん　仕事中っしょ？仕事中電話なんてするなって」　　　　「大丈夫　移動とか昼休みにしてるし」　　　　「昼ってさ。おいらも飯作ったり食ったりしてて迷惑なんだけど」　　　　「そっかー悪い。つい、お前が寂しがってるかと思うとさ～」いつ誰が寂しがったつーんだｺﾞﾙｧ！！しかもなぜに「寂しがってるかと思うと」なんだ？？え？おい。どうしておいらが「寂しがってる」と自信満々なんだ？おい。毎度毎度その迷惑なポジティブシンキングなんとかしろと言っておろうが！ぎが　大激怒。だいたいね！○○さん！そっちは都合良い時に掛けるだろうけどこっちゃー忙しい時もあるんだよ！！（小一時間激怒説教）次の日から、電話は一日一回になりました。それはおいらが確実に酒を飲んでいる時間帯にです。「酒を飲むと、ぎがはご機嫌になる」とは学習していたようです。　　　・・・必ずしもそうだとは限らないんですがね・・・・まずは、電話の時間が限定されてきたので助かりました。　　でもね。酒を飲んでる時間帯ってパソコンを開く時間だってことじゃない。おいらの場合。なんせ酔わないとパソ開ける気にならないし。と言う事は、「４リットル焼酎」を更新したりサイト巡回してる時間帯じゃないですか。じっくり風呂も入りたいです。風呂とかぶってる時間かもしれません。実際、幾度と無く邪魔をされました。　　　今一生懸命レス書いてるのに！　　　お気に入りをまわってるところなのに！　　　７号さん書いてる途中なんだよ！　　　しりとりお絵描き途中なんだよ！　　　女子来訪者様のサイトの閲覧中なんだよ！　　　あ～～～せっかく書いた日記消えちまったじゃねーか！それでもね。一日一回我慢すりゃ良いと思っていたのよ。おいらは。　　　でもね。「こおいち君」はやはり魔人だったんです。---------------------毎晩毎晩　電話攻撃確かに一日５～６回よりはマシにはなりましたよ。だいたい同じ時間に電話の相手をすれば良いのですから。　　「ぎが～～　今日は何してた？」　　「ぎが～～　なんか面白いことないか？」　　「ぎが～～　今日も疲れた～～変わったこと無いか？」　　　　　何も無ぇよ・・いつもどおりだよ・・それでも最初は機嫌良く話し相手してやってたんですよ。まさか毎日「なにか面白い話を聞かせろ」ってことになるとわ思いませんから。　　・・こいつは甘い顔をすると果てしなく付け上がる魔人でした・・こんな最重要事項を忘れていたおいらもいけませんでした。一日一回我慢すりゃ良いことだと思っていたのですが、この野郎「今日は何があった？今日はどんなことがあった？」と毎日ぎがから「なにか面白い話を聞ける」と思い込んでいやがります。最初のうちは「ぎがの声が聞ければ良い」「ホッとするだの」だのなんだの気色悪いこと言ってた「こおいち君」ですが、ある日「チッ　何も無いのか～　つまんねーなー」と言いやがりまして。（小一時間激怒説教）再起動そりゃーおいらも「仕事」っていうなら毎日必死こいてネタ探しますよ？「これ今晩の店で話題にしよう」とか「会話に困ったらこれ出そう」とか「こう言われたらこう返そう♪」とか金のために必死こいて面白げな話を集める努力しますよ。飯のタネなんですし。でもね。おいらその手の仕事からはとっくに足洗ったんです。だから普通の一般人無職生活っすよ。わざわざ金にもならん「こおいち君」のためにすったら労力はさけません。さきたくもありません。ましてや「つまんねぇな～」なんて言われる筋合いありません。（小一時間激怒説教）さらに倍。ドン！おかげ様で２日に１回に電話は減りました。まだ多いくらいですが。だいたい普通にまっとうに生活して、毎日毎日面白い話なんてポロポロ転がってるわけねーじゃんか。つか帰省中にまで電話かけてくるな。しかも両親と真剣な話してる最中に。回数は減っても迷惑クオリティは減っていません。やはり魔人です。--------------------さて帰省後、札幌の部屋に戻って全裸で自由を満喫していた時です。年始番組でちょと楽しい番組をのんびり見ていました。またもや魔人から電話が。うるさいので放っときました。しかしこいつは電話に出るまでしつこい。せっかく良い所なのに。無視だ。しかししつこい魔人こおいち。ぎがはイライラした。ぎがはあたまにきた。ぎがはじゅもんをとなえた。「やかましい！」「ゴメンぎが～　今テレビでアメリやってるから教えたかったんだ。」　　　　なにっ！？「アメリ」？　　　　見れば女子にモテモテになれる映画「アメリ」？「今　テレビで放送始ったから教えようと思って。じゃあな」　ﾋﾟｯ!　ﾌﾟｰﾌﾟｰたまには良い電話よこすじゃんこおいち君！ＧＯＧＯ「アメリ」！ミニシアターの名作「アメリ」！これさえ見ておけばどんな女子にもモテモテになれる「アメリ」！これで明日からおいらも巴里のエスプリの利いたオシャレ酔っ払い♪　　　・・・・あれ？いったいどのチャンネルでやってるの？なんか「緑光青汁　新年セール」とか「細胞粉砕クロレラ青玉１年分」とか通販番組なんですけど。テレビ東京。どのチャンネルまわしても「アメリ」やってないんですけど。　　　えー？えー？明日から女子にモテモテ・・・巴里のエスプリ・・・オシャレな話題にも余裕をかます酔っ払い・・・なぜなぜ？？どうして？？　　・・こういち君の出張先と北海道じゃ放送内容違うんだよ・・ただの一瞬でも「ありがとう！」と思ったおいらがバカでした。だまされました。ちくしょうちくしょう！おいらのモテモテ計画を返せ！ありがとうを返せ！やはり「こおいち君」は魔人です。ところで本州方面は本当に正月３が日に「アメリ」放送してたんでしょうか。----------後日の掲示板にゆうやっちからの情報--------１月４日の昼頃、やってましたよ。たしか、テレビ東京。しっかし、ハタ迷惑な魔人ですなあ。 (1月6日12時40分) はい。想像を絶する迷惑さなんです。