2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全25件 (25件中 1-25件目)
1

寝たがるカラダに鞭打って出社し、朝から会議。昼はネィティブ大阪人のIさんとランチに行く。Iさんは「最近関西人の中でも、格好つけてるのかどうか知らんが関西弁ではなく標準語風の言葉で喋るのをよく耳にする。借り物の言葉で語る奴は話の内容まで借り物である」という持論でボルテージが上がる。午後は雑多な打合せと企画書の仕上げなどで過ごし、夕方、上司に「ちょっとビールでもどう?」と誘われたがメリットがなさそうなのでキッパリ断って19時頃退社する。帰り際に立寄った書店で、えらく魅力的な本を発見して目が釘付けになる。それは『廃墟ノスタルジア』という写真集で、文字通り日本の廃墟、廃屋、廃島などを取材・撮影したものだ。感想を一言で言えば「なんだか見てはいけないものを見てしまった」感じ。どの写真も「色調」が印象的で、心の奥をザラついた舌で舐められるような、なんとも表現しがたい感覚を覚えた。人は死ぬが、「場所」も死ぬ。風景にも『死骸』はあるんだなぁ、ということを考えさせられた1冊である。*関連HPはこちら。リンクを辿ればさらにめくるめく「廃墟ワールド」が。
2003年10月31日
コメント(2)

三日三晩、週明けに提案する某企業のCRM関連の企画書作業に追われる感じで没頭。*CRMの概念はこちら毎日出社してはいるものの、ほとんど誰とも口をきかず。同僚も上司もあまり声もかけてこない。おそらく背中に「話し掛けたら殺ス」ぐらいの黒い殺気オーラでも出ているのだろう。まぁだいたいいつも締め切りが迫っていると机に書籍やら資料やら積み上げて、たまに声をかけられても眉間に皺寄せたまま顔はPCからそらさずに「はぁ?」ぐらいしか反応しないのでみんなもあえて近寄らないのだろう。たまに近づいてくるのは、あえて気分転換に誘ってくれる気のいい先輩か、空気の読めないばかな後輩ぐらい。明け方近く、ようやくメドがついて関係各位にメール添付でチェック用の企画書配信して帰る。さすがにクッタクタである。もう夜明けだというのに思いがけずいつものタクシーが自分のためにずっと待機していてくれて「お待ちしてました、お疲れでしょう」とさりげなくユンケルを手渡してくれる。こういうささいな気配りのできる人を見るとプロだなぁとしみじみ思う。結局はこういうことがCRMの原点なんだよなぁ。
2003年10月30日
コメント(0)

午後から神戸のSC(ショッピングセンター)で、月に一度の販促会議に出席。事業主側、テナント側(全120店からの代表15店)と、年間販促を請け負う当社とで運営する会議である。会社の先輩から引き継いでもうかれこれ8年ぐらい経つので今ではすっかり慣れたが、当初は自分がワカゾーだったこともあって、ある種のカルチャーショックをおぼえたものだ。ニュータウンにあるSCのテナントのオーナーとはいえ、実態はただの商店街のおやじ連中である。短気な紳士服屋のおっさん、のん気なオモチャ屋のおばさん、神経質な文房具屋のにいちゃん、理屈っぽい定食屋のじいさん、異常にテンションの高い写真屋のおっちゃん、などなど他の仕事ではまず付き合う事もない面々に対して「さて、来年度の販促のコンセプトはこうです!新しい試みとして、こんなイベントを仕掛けていきましょう!」みたいなことを代理店のワカゾー社員の私が提案すると「ほー。ようわからんけど、それしたらどれだけ売上あがるんでっか?心斎橋(仮名)はん」みたいなキツイつっこみがバンバン飛んでくる。そりゃそうだ、テナント代表とはいえ、結局は個店の利益につながらなければ彼らにとっては死活問題なのだから、ええカッコなんか通じない。それでもどうにかこうにか、「服屋のおっさんなんかに負けてられないぜ」と食い下がりながら長年やっているうちに彼等のあしらい方もすっかり身につけてきた今日この頃だが、逆に近頃は相手に手応えがなくなってつまらなくなってきた。なぜなら、テナント側も世代交代が始まっていて、相手の方が2代目の青いワカゾーだったりするので、少々つっこみが入っても恐くもナントモないのだ。逆に商売の仕方を教えてあげてるようなもんですよ最近は。いやぁ、こうやってだんだんオヤジ化していくんだろうなわしも。いやだいやだ。
2003年10月27日
コメント(1)

先週は、連日朝帰りに近い帰宅時間だったうえに、昨日もゴルフで家庭を放ったらかしにしていたため日曜日の朝というのに家庭内の空気が重い。「朝のパンぐらい買って来たら?」と低くつぶやく妻の声に、慌てて家を出てチャリを飛ばしてパン屋に行く。会話のない朝食の後、娘を連れて伊丹市の『昆虫館』に出かける。クルマで20分ほどの距離にありながら今まで気にもしていなかったが、先日、いつも鼻息の荒い同僚のMさんから「おぅ、コンチュウカンなかなかええぞ」と聞いて行ってみることにしたのだ。伊丹の昆虫館は、大きな池の周りに広がる1週4キロほどの公園の一画にあった。公園の駐車場から長い遊歩道をドングリなど拾いながら歩く。15分ほど歩いてようやく入り口に到着し、大人400円の入館料を払って中に入ると、いきなり全長5Mほどもあるドでかいミツバチのオブジェがお出迎え。はっきり言っておぞましい。通路に沿って生きた虫の展示を見て歩く。何かものすごいグロテスクな虫とか凶暴な虫とかを期待していたのだが、カマキリ、ゲンゴロウ、ナナフシ、クワガタなど比較的知ってる虫が続く。通路を進み、ドーム型の温室に入ると。そこは沖縄方面に棲息する蝶を集めた温室で、南国のジャングル風に茂った樹木や花の中で、大量の蝶が乱舞するといちょっと珍しいスペースになっている。「ほうらチョウチョがいっぱいだ♪」と、日頃からチョウチョ大好きの娘を放つと、いきなり黒やら青やら黄色やらの巨大なナントカカントカアゲハみたいなのが、ぞわわわッと一斉に20匹ぐらい娘の頭や腕にとまった。いくらなんでもこんなに蛾の大群みたいに寄ってこられては娘もたまらず、「ぐわぁぁ、おど~ぢゃぁ~ん!」と号泣して逃げ惑っている。おとーちゃんも娘と一緒に温室を走りまわって外に出たとたん、ドアの隙間から大きなナントカアゲハが2匹も外に出てしまった。すまぬすまぬと心の中で謝りつつ、「おとーさん、大きいちょうちょ逃げたね、ね!」と大きい声で叫ぶ娘を急いで抱きかかえ早足に昆虫館を後にしたのであった。←すね毛までリアルでおぞましい巨大ミツバチ様 (ミツバチというよりほとんどハエだな)
2003年10月26日
コメント(0)

朝7時に支社次長のGさんをピックアップし、クルマで1時間ほどのゴルフコースに向かう。半年に一度の、社内コンペの日である。そもそも昔は、「社長、パーですね! (パチパチパチ) 」「いやぁぼくパーだよ」などとイイ歳したオトナが何をあほの子みたいな会話で喜んでいるのか?と、冷やかなまなざしでゴルフというものを見ていた。しかしここ数年来、あまりの運動不足にやや危機感を抱いていたところに、会社の仲間から誘われたのがきっかけで、3年ほど前から思い切って「ぼくもパー」の仲間入りすることにしたのだった。けれど実際やり始めてみると、「パー」はなかなかタイヘンなのだ。失礼しました、先生。わたしが悪うございました、社長。予想以上に自分の思い通りにいかないのだが、ゴルフそのものは結構面白い。ただ、やはり自分の趣味の優先順位としてはさほど高くないので、練習もほとんど真面目にしてないしコースに出るのも年3回ぐらいなので、上達の兆しは一向に見えない。しかしながら、根が心配性のわたくしは「もしかして万が一、万が一だけど、優勝してしまったらどうしようどうしよう」と、コンペのたびに、あるワケがない「優勝スピーチ」の妄想に悩まされ、「えー本日はぶつぶつ」などと密かに1人リハーサルをしてみたりするのである。・・・ったく、そんな心配してるヒマがあったら、スコアの心配して素振りのひとつでもせえよ!と思うわな、誰でも。で、本日の結果。もちろん、今日もスピーチの機会などなく、他人様の表彰にパチパチと力なく手を叩いて帰ったのでした。
2003年10月25日
コメント(0)

上品ぶるわけではないが、ワタクシはデカい口を開けてビッグマックにかぶりつくとかトウモロコシを丸かじりする、といったことを人前でやらない。というか、できないのだ。おそらく他人よりも顎の開く角度が小さいようで、無理に大きい口を開けようとすると、顎がハズレそうになるのである。そんなワタクシには考えられないことだが、わが兄の高校生時代(ちなみに県内有数の進学校)の友人に、自分の「握りこぶし」をそのまま口の中に入れる、という特殊な芸を持っている人がいた。その人が大学受験の共通一次(今のセンター試験)を受験していた時のこと。数学の試験中に予想外の難問にブチ当たり、悶々と考えを巡らせているうちに、ついいつものクセで、無意識のうちに握りこぶしを口の中に入れたそうだ。気が付いて口から握りこぶしを抜こうとしたところ、試験中の緊張感のせいか、なぜか抜けなくなってしまった。焦って抜こうとすればするほど抜けなくなり、ついに呼吸ができなくなって死にそうになるが、どうしても抜けない。よだれでベトベトになったマークシートの用紙の上で激しく身をよじりながらふと顔を上げると、すぐ目の前に試験官が立っていて、「キミはいったい試験中に何をやっとるのかね」と。びっくりした拍子に握りこぶしは抜けて、彼は幸い一命を取り留めた、という共通一次史上、前代未聞のこのエピソードを知っている人は意外に少ない。そういえば、その後彼がどんな人生を辿っているのか、気になるところだ。今度兄に会った時に聞いてみよう。
2003年10月24日
コメント(1)

今夜もなかなか帰れないなぁ。トホホ、もう2時AMだよ。明日の提案の企画書を作っているのだが、本当はもっと早く終わるハズだったのに昼間はまるで仕事にならなかった。最近行き詰まっている先輩Mさんの仕事の相談に乗りアドバイスするのに1時間半、協力会社のYさんの悩みと愚痴を聞いてあげるのに1時間、最近まったくやる気のない先輩Kさんへのお説教とアドバイスと励ましで2時間半。おかげで半日以上つぶれてしまったぞ.近頃、こんなのがやたら多い。カウンセラーじゃないっちゅうのに。今度からお金とろうかな。みんなもうオトナなんだから悩んでる時間なんかあるんだったら、とにかくまず自分で何か動いて欲しいなぁ。相談するだけしといて、先にさっさと帰っていくのも納得いかないぞ。とにかく今夜は時間がない。したがって本日の日記は気の利いたオチもでまへん。
2003年10月22日
コメント(0)

昨夜の飲みすぎ食べすぎで、朝からゲゲゲな気分。テレビをつけると、そんな気分を狙いすましたように、今とっても気になっている月桂冠のCMが流れ出した。西川のりお の野太い声で「♪げっ!げっ!月桂冠!月桂冠!月桂冠を買うと、♪さん!さん!3000円がポン!と当たります♪」というバカバカしい歌にあわせて、なぜかリス、クマ、モグラ、ムササビ、オカピなど色とりどりの着ぐるみが、安っぽいセットの上で大地を揺らして飛び跳ねるだけという異様な光景。おそらく、数年前にマニアの間で少し流行ったBBCの「テレタビーズ」の世界を下敷きにしているのだろうと思うが、この「学芸会のようなチープな着ぐるみダンス」と「日本酒のキャンペーン」という、一見どうにも噛みあわないとりあわせが、なんとも言えず「いい味」を醸し出している。制作代理店はライバル会社だけど、これは間違いなく主婦たちの話題にもなってるでしょう。CM好きのうちの娘も、食い入るように観ている。全然ターゲットじゃないんですけど。月桂冠のHPでCM動画もみられます。http://www.gekkeikan.co.jp/company/cm/cp200309.html
2003年10月21日
コメント(3)

先週の、漫才のようなプレゼン結果の連絡があった。「検討の結果、御社のプランを採用させていただくことに決定しました」と。なんのこっちゃ。なんだったんだ、あのやりとりは。まぁ、結果がすべてなのでひとまず良しと。夕方、東京本社から師匠のUさんが来阪。商売人のTさんも加わり、某クライアントへの提案に向けて22時頃まで社内で打合せ。いつもながら、プロの意見が冴える。打合せの後、商売人のTさんが経営する「おばんざい」の店に行く。おでんやひじきや小芋など、和食のアテが病んだカラダにやさしくて、少し幸せな気分。しかしその後がいけない。途中でメンバーがひとり増えふたり増え、ビール、日本酒、日本酒焼酎焼酎焼酎と酒量も増加。よせばいいのに最後は師匠のUさんと吉野家へ。帰りのタクシーの中で気持ち悪さに耐えながら、午前4時帰宅。病んだカラダにやさしくなくて、不幸せな気分。
2003年10月20日
コメント(0)

オザケンこと小沢健二のアルバム「Eclectic」を、発売後1年以上経って、今日聴いた。ずいぶん長いこと活動停止していて、久しぶりにリリースしたアルバムとのこと。なるほど、ずいぶん「オトナ」な作品になってますな。基本はR&Bなのかな、でもちょっとボサっぽかったりテクノっぽかったりもする感じ。予想以上に、悪くないデキ。これからの秋の夜のBGMとしては、結構重宝しそう。まぁ歌の方は相変わらずだけど。「歌がヘタ」とか「声が頼りない」とか、オザケンについては以前からいろいろ言われていたが、これはこれで良いのでしょう。この作品では、全然歌声が自己主張してないのも良い。しかし、オザケンといえば1stアルバムに入っている13分以上の大作「天使たちのシーン」が究極の名作だなぁ。何度聴いても、最後の方には涙が出そうになるもんなぁ。ちなみに大槻ケンヂによる同曲のカバー・バージョンも、三柴江戸蔵の狂気のピアノが唸りを上げるクライマックスが最高で、こちらも涙が出そうになる。
2003年10月19日
コメント(3)

午前中、娘は「ノドが痛い」と朝食を食べないので、近所の小児科へ連れて行く。妻によると「そこはいつも患者がいないので、すいてて良い」そうだが、それって大丈夫なのか?行ってみると、ガランとした待合室に、やはり小学生ぐらいの女の子がひとりだけ。娘もすぐに呼ばれて、診察室に入ると(先入観のせいか)いかにも信用できない感じの頼りないジイサマ先生。喉の奥を1秒見て、胸と背中に聴診器あてて「吸って吐いて」2秒ずつ、以上。「最近冷え込んできたからねぇ、風邪でしょう」 おわり。早過ぎないか?ついでにオトーサンも体調が良くなくいので診てもらうが、診察結果は「同じ。風邪でしょう」と薬を出される。不安になり、「この薬はコドモ用じゃないですよね(小児科だし)?」と念を押す。夕方、予約していた近所のヘアサロンに出掛け、髪を切る。終わったあと、「今度リラクゼーションマッサージのメニューを始めるんですけど、モニターになってみませんか」と誘われる。昨日のマッサージ・チェアのおかげで背中に妙な痛みが残っていたので「どうぞどうぞ」と喜んで引き受けた。おもに首筋から頭部にかけて、特殊なクリームを使ってのマッサージ。40分のコースだったが、心地良さのあまり途中で眠ってしまう。陶酔状態のままふらふらと自転車で帰宅して晩飯を食べたあと、風邪の薬も効いてきたのか再び激しく睡魔に襲われて、9時頃には寝てしまう。
2003年10月18日
コメント(0)

朝から血尿。ちょっとやばい?午前中、デスクでたまっている伝票処理作業。昼食は、近所のイタリアンで日替わりメニューの「ソーセージとトマトソースのパスタ」。あまり行かない店だが、意外にソースが旨い。麺のセレクト(カペリーニのちょい太目)とアルデンテ具合もなかなか。午後は、貸し会議ルームに出掛けて行って、イベントの打合せ。検討事項が多くて夕方遅くまでめいっぱい時間がかかったが、なじみのメンバーなので終始なごやかに進む。それでも、終わった頃にはぐったり疲労感。やはり疲れているのか。肩こりもヒドイ。会議終了後、近くの家電量販店で売り場のリサーチをしたついでに、高級マッサージチェアを30分ほど試す。うーん、たしかによくできてるけど、所詮、人間の手には及ばないな。その後書店に寄り、マーケティング関係とニューエイジ系(名作「バシャール」の続編)の本を数冊買い込んで帰る。※「バシャール」他、私が影響を受けた本については、後日、日記とは別のページで書こうと思っている。今夜は早く寝ようと思っていたのだが、娘も体調が悪くて夜通し泣くので、こちらも寝られない。明日の朝、頑張って早朝ジョギングしようと思ってたのになぁ。
2003年10月17日
コメント(1)

某大手通信系企業にプレゼンの日。「光ファイバー」の回線を企業に売り込むために、企業の「経営幹部」に対してどうアプローチして営業をかけていくかを考えよ、というのがテーマ。それって、広告代理店の仕事か?自分らで考えなさいよそんなこと、と思いながらも、行きがかり上引き受ける。しかも4社コンペだと。準備期間が全然なかった割には徹夜もして、結構良く出来たアイデアを提案したのだが内容はさておき、プレゼンに出てきた相手のキャラクターと態度に愕然とする。営業の現場リーダーと思しきそのお方は、提案のポイントは理解したのかしてないのか知らないが、話が終わる前から企画書だけ勝手にバラバラめくって「あんたらが、こんなんホンマにできるんか」「おい、なんやこの見積もり、ボッタクリちゃうんか(まぁボッタクリなんですけど)」など思いっきり言いたい放題。一々丁寧にご説明さしあげたのだが最後には「もうええわ」って、漫才なのかこれは。ムカついたので後の仕事はキャンセルし、夕方4時にビール飲んでとっとと家に帰った。
2003年10月16日
コメント(0)

上司に「パスタを食べに行こう」とランチに誘われたのだが、目当ての店が満席だったためなぜか思い切り方向転換を迫られ、別の店で「刺身定食」を食べさせられるハメになった。この人と食事に行くと、いつもこうなるので悲しい。いつだったかは、「気になる中華があるので、一度行ってみよう」と誘われて行ったのだが真夏の炎天下で道に迷って30分近く歩いた挙句、「しゃーないな、ここでも入ろうか」と、ゴムみたいなステーキを食べさせる店に連れて行かれたこともある。別に、いつもいつもメシのことを考えているわけではないけれど、こんな時は心から「人生の貴重な一食」を損した気分になる。人は、案外こんなところから信用を失っていくものである。
2003年10月14日
コメント(0)

睡眠時間を削って、明け方までヴィンチェンゾ・ナタリ監督の『カンパニーマン』をDVDで観た。結論、期待はずれでした・・・。何年か前に、前作『CUBE』を何の先入観も期待感もなしに観て、予想外の収穫に思わずアルコールに酔いながらひとりガッツポーズをした記憶があるのだが、以後の新作への期待が大きかっただけに失望感もひとしお。まぁ、全体的にはこの監督ならではの世界を感じるのだけれど、妙に理屈に折り合いをつけようとするストーリー展開が作品を陳腐化させてしまった感じで、有名女優の片桐はいり、もとい、ルーシー・リューなど起用したことも、プラスに作用していない。頑張っている割に、ストーリー展開が途中で読めてしまったし・・・。わたくし的には、前作の『CUBE』というのはある種、気の利いた仕掛けのある「ミニマル・アート」のようなもので、この監督には無邪気にそういう作風を作りつづけて欲しいなぁ。観て「良かった」と思った人、これから観ようと思っていた人、ゴメンナサイ。
2003年10月13日
コメント(0)

昨夜、午前1時半頃に突然マンションの火災報知気が鳴り出した。日頃の疲労とワイン1本飲んじゃったのとで眠くなりウトウトしていたのだが、隣の部屋でTVを見ていた妻が「なんか鳴ってるよ!見てきて!」と騒ぐので廊下に出てみる。我が家は1階で、そのままエントランス付近にあるセキュリティ関係の集中パネルの前に行くと、ランプが真っ赤に点滅していて、鼓膜が破れそうなほどの大音量で警報アラームが鳴り響き「火事デス火事デス!」と音声メッセージが叫んでいる。建物の外に出て見るが、別にどこからも火の手も煙も上がっていない様子。誤作動だな、と思いつつマンションの廊下に戻ると妻は寝ていた娘を抱いてオロオロしてるし、娘はわけもわからず、異常な音に驚いて泣いている。出てこなくていいっちゅうのに。パネルを適当にいじると、「火事デス火事デス!」の音声だけは止まったが、耳をつんざく警報音が止まらない。同じマンションの上階に住むオーナーさんのところに行き、叩き起こす。寝ぼけながらも慌ててパジャマ姿のままオーナーさんが飛び出してきた。エレベーターで1階に下りようとするのだが、動転したオーナーさんは必死で「開く」ボタンを連打するのでエレベーターが動かない。わたしが「違います違います」と、「閉まる」ボタンを押すのと、オーナーさんが「開く」ボタンを押すのとで競争になる。ようやく気付いたオーナーさんが手を離してくれて、1階へ。さすがに他の住人も出てきていたがみんな耳をふさいで右往左往している。オーナーさんにパネルを操作してもらって、ようやくアラームが止まって一件落着。しかし非常時には、人間性が見えて面白いですな。非常時にこそ冷静に。しかし、火事に限らず、いざという時に「何を持ち出すべきか」ということは、普段からちゃんと考えて用意しておいた方が良いな、ということは教訓になった夜である。
2003年10月12日
コメント(0)

大阪の箕面に本日グランド・オープンした、郊外型大規模シュッピングセンター「ヴィソラ」に行ってきた。現在、自分自身が兵庫と広島の2ヵ所のショッピングセンターで年間の販促計画を立てる仕事を請け負っていることもあって、参考までにと。今月3日には神戸の三宮駅前に関西初出店の「マルイ」が出来たばかりだし、7日には、大阪難波に大型複合施設の「なんばパークス」がオープンしたところ(どちらもまだ行ってないけど)で、えらい開業ラッシュになってますね関西は。それで肝心のヴィソラだが、まず核テナントの「カルフール」の食料品売場から覗いてみると、ずいぶん方向転換した様子。カルフールが日本に初上陸した当初は、デカい通路にうずたかく積み上げた商品や、フランス語の誘導サイン、ローラーブレードでビュンビュン走り回る店員などが話題になったが、今度の店舗は、見た目は日本のスーパーとほとんど変わらない。黄色と黒の阪神タイガース優勝記念コーナーがやたら目立ってたり、ワゴンではカツオのたたきのパックの即売をやっていたりという感じで、生ハムやチーズ、ワイン、フルーツといった「いかにも」な感じの食材はほとんど目立たない。よく見れば、ローラーブレードの店員もいたけど、柱の陰で下向いて佇んでいたので、存在の意味がよくわかない。通路も広くないし走れないよなぁ、あれじゃ。などと思いながら、カルフールを出て専門店街の方に向かって行くと、なんだなんだイイ感じじゃないか。敷地はかなり広いし建物も結構こった作りで、なによりオープンエアのスペースが多いのでやたら気持ちいい。「箱」の中に店があるのではなくて、かなり自然な「街」の雰囲気を作っているところがうまいなぁ。テラコッタ風の石畳が上品で、ところどころにヨーロッパの路地裏みたいな通路があって雑貨屋なんかをうまく配置している。ただ、雨が降ったらどうするんだろう。客層は、まだオープン当日なのでよくわからないが、目立つのは30代ぐらいの比較的お金もあってセンス良さげなヤングミセス層。高級ブランドなどはないけど、比較的センスの良いインテリアや雑貨関係のテナントが充実していて楽しそう。京野菜を使った創作料理店とか、ナポリ風の石焼ピザ&パスタの店なんかは、いきなり空席待ちの長蛇の列で入れない。こりゃぁ近郊に住んでる、時間とお金に少々余裕のある奥様方には、もってこいの遊び場が出来たもんだ。この年代のダンナたちは、遊ぶヒマもカネもないんだけどねぇ。羨ましいな奥様たちは。
2003年10月10日
コメント(0)

最近、岡本太郎の本を読んでいて、名言に出会った。正確ではないかもしれないが、ほぼこんな内容だ。「もし2者択一で、“無難そうな方”と“危険そうな方”があったとしたら、“危険そうな方”に行くべきである。なぜなら、あなたが本当に行きたいと感じているのは、そっちだから。」くぅーっ、カッコイイ! まいりました、先生。普通じゃないのは知っていたが、こんなイカス言葉も残してるとは知らなかった。万博公園外周の「太陽の塔」の前は今でも時々クルマで通ることがあるのだけど、運転中なのでチラリと横目で見るだけだ。よく見ると、この塔も相当イカレてて素敵だよな。この週末に、33年ぶりにこの内部を公開するイベントがあるそうだ。入れるのは、事前応募した2,000名だけ(うち、知人もひとり参加する)らしいが、羨ましい。
2003年10月08日
コメント(2)

東京本社から出張でやって来たMさんと、JR大阪駅で正午に待ち合わせ。ランチと打合せをかねて駅構内にあるこぎれいなエスニック料理屋に入る。ともに寝不足の二人は、ここはひとつ体にやさしいメニューということでベトナムの麺「フォー」をいただく。海老の水餃子も入っていて、意外に美味しい。その後、ふたりは慌ただしくJRに乗り、神戸方面のクライアントの事務所へ移動。2時から6時まで、みっちりと中身の濃い打合せ。終わるやいなや、ひとり次の打合せに向かってダッシュで大阪に戻る。駅からタクシーを飛ばし、約束の7時に5分遅れて打合せ先の大企業に到着。先輩のMさん(さっきとは別人)と合流。必死で急いだにもかかわらず、照明の消えた暗いロビーで20分ほど待たされる。ようやく現れたクライアントの担当者さんと、その後1時間まったりとした出口の見えない打合せ。かなり疲れて9時すぎに会社に戻った。最近、落ち着いて企画書を書く時間がとれない。10時すぎまで仕事をして、ついにヤル気がキレたので飲みに行く。近所の居酒屋で、久しぶりに豆腐チゲなど食べる。しみじみとうまい。そろそろ肌寒くなってきたし、鍋の季節だな。2時間後、梅田のBARに移動し2杯だけ飲んで帰る。今日はすぐ寝よう。
2003年10月07日
コメント(0)

本日で定期券が切れたので、次の6ヶ月分の定期券を買った。93,750円。大金である。ところが普段「定期入れ」というものを持っていないので、毎日シャツの胸ポケットだったり、ズボンのポケットだったり、サイフの中だったり、テキトーなところに無造作に入れているのだ10万円を。そんなことなので、当然どこかに行ってしまうことが、非常に頻繁に起こる。以前、あるデザイン事務所のオフィスでパーティがあり、ビールだワインだ泡盛だ、と深夜までアホみたいに飲んでしまい電車もなくなったのでその晩はタクシーで帰った。翌朝、重度の二日酔いでほとんど死亡しかけていたら、そのデザイン事務所の人から電話がかかってきた。「あの~、昨夜家に帰ったらですねぇ、心斎橋(仮名)さんの定期券がボクの靴の底からでてきたんですけど」と。マジシャンかおれは?そんな状態でありながら、幸いにもこの10数年の通勤生活で完全に紛失してしまったことは、ただの一度もないのだ。…なんて偉そうに言ってる場合じゃないですね。定期入れ買わなくちゃね。
2003年10月06日
コメント(2)

妻の誕生日である。プレゼントは買ったのだが(というか、妻が自分で買ったものを支払わされるだけだが)、さらに何か美味しいものでも食べに行きたいなどと言う。ヤキニク、ヤキニクと呟いているが、聞こえないふりをする。苦し紛れに、「そうだタコヤキパーティーをしよう!」と提案。妻はやや不服そうだったが、娘は「♪たこやきマンボ」の歌を唄って大喜び。ええ子やのぅ。関西人の例にもれず、我が家にもタコヤキ用のプレートがある。過去に一度だけ使ったことがあるのだが、テキトーに作りゃできるだろうとナメてかかっていたら、お店のように「外はカリっと中はトロ~リ」とは全然いかず、妙なソース団子のようなものでお腹だけ一杯になった記憶がある。関西人失格。今回は、敗者復活戦である。ネットであれこれレシピも研究した。そうか、薄力粉は鰹ダシで溶くのか。紅生姜と天カスと桜エビも入れる、と(知らなかった)。さて焼いてみた。いい感じ。食べてみる。おぉ、これはまさに・・・。「外はカリっと、中はトロ~リ」じゃないか。が、なんか違う・・・。「カライ・・・」。なんだか、猛烈に味が濃いゾ。わかった。ダシに、手抜きをして市販の「濃縮鰹ダシ」のボトルを使ったのだが、水で薄める比率を大幅に間違えたらしい。おまけに、紅生姜も入れすぎたみたい。最初は喜んで食べていた娘も「みずー、みずー」と言って泣いている。もう、たこやきマンボも歌っていない。妻もいつのまにか食卓の席を立ってしまった。あぁ、今夜はタコヤキパーティ、楽しいなぁ。深夜、たくさん残った醤油からい団子を、ひとりで食べる。(関西人、再失格)←見た目は結構イケテるんだけどなあ・・・。
2003年10月05日
コメント(0)

仕事が押し寄せてきている。お蔭で昨夜も徹夜で仕事をしていて明け方頃から気を失っていたのだが、土曜日なので娘は許してくれず、10時半頃に叩き起こされる。確か去年も、ちょうど10月から怒涛の忙しさが始まり、なんとか一段落したのは翌年(つまり今年)の5月だった。まぁ好きで選んだ業界だし、仕事の内容もあまり不満はないのだけど、もう少しほどほどにならないものか。先日修理に出したデジカメが直ったと修理代行店から連絡があったので、買物がてら家族で出かける。このデジカメ、途中でも一度連絡があり「これ、どこか高いところから落としませんでした?ズームレンズが壊れてます。保障期間が切れているので交換に25,000円かかりますけどどうしましょう」と言われたのだ。「いえいえ、落としてませんよ。丁寧に使ってるのに、1年半ぐらいで故障するもんですか?フツウ。」と少々怪訝な声で訊くと、「スイマセン、初期不良のクレーム対応ということで、メーカーには無料で直させます」と。ホっ、ラッキー。ところが後で妻に聞くと、「ゴメン、思い切り落としたかも・・・」って、かも、じゃないでしょう。これじゃ輩(ヤカラ)モンですよ私。無償で働いてもらった代理店には、せめて感謝の気持ちということで、スウィートポテトなんぞを持参して、ありがたく修理の終わったデジカメと、壊れたズームレンズの残骸を受取ったのでした。一件落着。←デジカメズームの残骸。まるでターミネーターのパーツ。・・・と思って帰宅して駐車場にクルマを入れていると、突然「バタコン、バタコン」とボンネットから異音が。おまけに猛烈にコゲくさい臭いも。なんだなんだ、今度はクルマかよ。よくあるんだなぁ、こういう展開。故障の連鎖・・・。とりあえず、なじみの修理屋さんに連絡。週明けに回収に来てもらうことになったけど、大したことありませんように・・・。
2003年10月04日
コメント(0)

この10月スタートの、「戦隊ヒーローもの」特撮番組(最近で言うなら「アバレンジャー」系)の打合せのため、東京に日帰り出張。今回の仕事で関わるまでよく知らなかったのだが、この世界が今エライことになっている。この手の番組に子供が熱中するのは昔も今も変わらないが、最近様子が違うのは、子供よりもその「おかあちゃん連中」が、必死になって観ていること。目的は、番組に登場する“イケメン(死後か?)俳優”である。といってもまだ世の中的には知名度の低い、劇団とかモデルあがりの若手俳優なのだが、まだ自分しか知らない「先物買い」の気分もあって、スーパー店頭でのキャラクター・ショーなんかでは、もう主婦達が子供を踏んづけてカメラ片手に黄色(?)い声援を張り上げているとか。ちなみに、「仮面ライダークウガ」から一躍ブレイクした若手俳優のオダ〇リジョーなんかその後テレビに映画にひっぱりダコで、CM契約金も今や4,000万円ですわ(額面だけで言えば、菊川玲や優香と同等)。しかしそれでいくと、今回の新番組はスゴイぞ。なんせ、戦隊ヒーローの数がハンパじゃない。全部で12人、じゅうににんもいるのだ。ちなみに、変身の掛け声は「装着(そう・ちゃく)!」と言って、手の甲に変身器具を「装着」するのである。狙ってるなぁ。全員で『戦隊ヒーロー系ホストクラブ』でも作って、店内で「装着!」なんてやるシステムとか作ったら、もう主婦なんか失神しちゃうんじゃないか?今回の主役格のイケメン様は、こんな彼。先月開催された番組制作発表会でも間近で見たけど、結構かわいいボウヤじゃない?うふ。
2003年10月03日
コメント(0)

社会人になったばかりの頃、ずいぶん年配の上司が「いやぁボクのスローガンは、一日一麺なんだよ」などと言いながら職場の近くのそば屋に連れて行かれ、一緒に昼飯にソバを食べた記憶がある。その時は「なんのこっちゃ」と思っていたが、確かに蕎麦屋に行くと、圧倒的に中高年男性比率が高い。中華の店に行っても、おっちゃん連中は決まって「あんかけ焼きそば」などの麺類を食べている。そして恐ろしい事に、気が付けばいつしか自分もその世界に突入していることを実感する今日この頃である。以前に比べると格段に麺類を食べる機会が増えた。だってこの一週間の昼飯を振り替えれば、パスタ-パスタ-そば-焼きそば-パスタ-うどん-そば。なんなんだ、これは。ちなみに今日の昼は、近所の人気そば店の名物「鴨ざる」。胡麻を練りこんだかなり色の黒い麺を、やや大振りの鴨肉がドサドサ入っていてダシの良くきいたアツアツのつけ汁に、葱、山葵、大根おろしなどの薬味を惜しげもなく投入し、黒い蕎麦をさっとつけてハフハフ、ずずずっといただく。麺自体はもう少しコシが欲しいが、それでも結構うまいのだこれが。というわけで、恐るべし「一日一麺」生活からもう抜け出せないかもしれないですわたくしは。
2003年10月02日
コメント(1)

ダメだ。眠すぎる。昨夜は仕事と音楽の編集とを交互にやりながら、結局朝になってしまった。なんとか頑張った甲斐あってついに選曲作業も完成。なかなかの出来栄えなので、これを読んでいる人にも聴かせたいぐらいである。ついでに舞台本番も見たいという奇特な人がいれば、11月にフェスティバルホールまでぜひどうぞ。それにしても眠い。連日3時間睡眠が続いたあとの徹夜は、もう若くないカラダには堪えます。こんな日に限って今日は大事な会議や打合せの連続で、起きているフリをするのが非常につらかった。こんなこと書いているヒマがあったら、早く寝ろっちゅうことだな。(ちなみに、これは私ではないが、気持ちはよくわかる。)
2003年10月01日
コメント(0)
全25件 (25件中 1-25件目)
1


