音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2011年12月21日
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 第二弾は、ザ・ボスことブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)が歌う「サンタが街にやってくる(Santa Claus Is Coming To Town)」である。この曲は1970~71年にジャクソン5がシングル・リリースし、少年マイケル・ジャクソンの可愛らしい歌声とともに一世を風靡した。おそらくは、このジャクソン5のヴァージョンが一般によく知られているものだろう。ただし、その起源はもう少し古く、1934年に最初に発表され、楽譜が売れまくったらしい(最初に録音したのは、同年、ジョージ・ホールという人物とのこと)。

 1985年の暮れ、前年リリースのお化けアルバム 『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』 からのシングル・ヒットが続いてきた中で、同アルバムからは7曲目のシングル・カットとなった「マイ・ホームタウン」のB面に収録された。イギリスやアイルランドでは両A面扱いになったとのこと。もともとは1982年のコンピレーション盤に収録されたもので、録音は1975年のライヴのものであった(当時はスプリングスティーンの公式なライヴ盤はまだリリースされておらず、ファンにとっては貴重な音源だった)。

 さて、演奏内容だが、スプリングスティーンはアメリカン・ロックの代名詞のような存在で、よく言えば、ハイ・テンションでホットなロック、悪く言えば暑苦しい(?)わけで、それがそのままこのクリスマス曲に表現されているのが面白い。彼のクリスマス曲としては、過去にもう1曲リリースされた「メリー・クリスマス・ベイビー」というのもあるが、スプリングスティーンらしい仕上がりという点では、やはりこちらの「サンタが街にやってくる」の方だと思う。

 上品に、あるいは優雅に、もしくは聞き流しのBGM的にクリスマス・ソングを楽しむにはあまり適さないかもしれない。けれども、アーティストの個性が前面に出て、そのアーティストらしい解釈のクリスマス曲はと言うと、筆者としては、真っ先に思い浮かぶ演奏の一つが、スプリングスティーンのこの「サンタが街にやってくる」といったところなわけである。



[収録アルバム]

Various / In Harmony 2 (1982年)



[関連記事リンク]

こちら から。
エルトン・ジョン 「ステップ・イントゥ・クリスマス」
ボブ・シーガー 「リトル・ドラマー・ボーイ」
ケイト・ブッシュ「ディセンバー・ウィル・ビー・マジック・アゲイン」





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Last updated  2011年12月26日 06時22分07秒
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