今回は少し変則的ですが、バンドでやった曲をソロでセルフカバーという例です。原曲は70年代後半の中期シカゴの名曲で、当時シカゴのヴォーカリストだったピーター・セテラが20年ほど後にソロで新録したというものです。セテラの『愛ある別れ~ピーター・セテラ・ベスト・コレクション』という1997年のソロ第6作(ベスト盤というよりは既発表のデュエット曲+新録を加えた作品)には、シカゴ時代のナンバー(「愛ある別れ(If You Leave Me Now)」、「朝もやの二人(Baby, What A Big Surprise)」、「君こそすべて(You’re the Inspiration)」)のソロ・ヴァージョンが含まれています。