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2024年01月25日
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スラッシュ・メタルの夜明け メタリカ(Metallica)は、1980年代初頭にアメリカ西海岸で形成され、スラッシュ・メタルを牽引して大きな成功を収めたバンドである。そんな彼らのデビュー盤となったのが、1982年発表の本作『キル・エム・オール(Kill 'Em All)』である(発売当時の邦題は、ジャケットのイラストのイメージに即した『血染めの鉄槌』だったが、後にカタカナ表記の『キル・エム・オール』に変更されている)。 本ファースト作がリリースされた当時のメンバーは、ジェイムズ・ヘットフィールド(ボーカル、ギター)、カーク・ハメット(ギター)、クリフ・バートン(ベース)、ラーズ・ウルリッヒ(ドラムス)の4人。ただし、本盤は既にデモ録音などをしていた曲の採録が中心になったという性質上、それ以前にメンバー(ギター)だったデイヴ・ムステイン(メタリカをクビになった後、メガデスを主宰)のペンによる楽曲も収められている。 アルバム全般を見ると、どの楽曲もこのバンドらしさの特徴である重さとスピード感に富んでいるという印象。その中でも、いくつか気になる曲に触れておきたい。2.「電撃の騎士(ザ・フォー・ホースメン)」は。ムステインが関わった楽曲。元は「メカニックス」というタイトルで、彼が結成したメガデスのファースト作には、原曲により近いヴァージョンが録音された。インストゥルメンタル曲の5.「(アネージア)プリング・ティース」は、本盤の収録曲中で唯一、クリフ・バートンによる楽曲で、彼のベース・ソロによる実験的な演奏が目を引く。 本盤所収の曲でシングル発売されたのは2曲あった。ファースト・シングルは6.「鞭(ウィップラッシュ)」、セカンド・シングルは4.「炎のジャンプ(ジャンプ・イン・ザ・ファイアー)」だったが、いずれもヒットには至らなかった。これらに加え、筆者が感じているメタリカらしさがよく表れた曲としては、7.「ファントム・ロード」や8.「懺悔無用(ノー・リモース)」あたりが好曲と言えるように思う。さらに、スラッシュ・メタル・バンドの本領発揮と言えそうなのは、10.「メタル軍団(メタル・ミリティア)」。初作ということで粗削りな感じがする部分もあるのだけれど、アルバム作品としての完成度は高いのではないかと思ったりする。[収録曲]1. Hit the Lights2. The Four Horsemen3. Motorbreath4. Jump in the Fire5. (Anesthesia)Pulling Teeth6. Whiplash7. Phantom Lord8. No Remorse9. Seek & Destroy10. Metal Militia1983年リリース。 キル・エム・オール(リマスター) [ メタリカ ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年01月23日
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ギター・ヒーローのカッコよさ満載の推奨盤 ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、1952年北アイルランドはベルファスト出身のロック・ギタリストで、2011年に心臓発作により58歳で没している。1960年代末のスキッド・ロウ加入をはじめ、1970年代にはシン・リジィでの活動、1990年代にはブルースへの回帰と、ギタリストとして多様に活動した。 本盤『ワイルド・フロンティア(Wild Frontier)』は、いわゆる“ギター・ヒーロー期”のもので、1987年にLPとCDの両方でリリースされた。本人によれば、“アイルランドの伝統音楽へのオマージュ”とのことであるが、1980年代当時のきらびやかなサウンド作りの時勢もあってか、現在からするとケルト音楽の影響的なものが決して前面に出ている感じではない。また、ドラムマシンの使用が本作のマイナス要素とされることもあるが、筆者的にはとにかく文句なしにカッコいいギター・ヒーロー盤というのがずっと変わらぬ印象である。 お薦めの曲を中心に何曲かに触れておきたい。1.「望郷の果て(オーヴァー・ザ・ヒルズ・アンド・ファー・アウェイ)」は、このアルバムの雰囲気を代表する1曲。先行シングルとして英チャートで20位となったほか、北欧で大ヒットし、特にノルウェーのシングルチャートでは7週連続1位になったとのこと。表題曲の2.「ワイルド・フロンティア」(12インチ・ヴァージョンも5.として収録)は、とにかく疾走感を含む曲調とギターのカッコよさが見事に組み合わされたナンバー。 インスト曲の4.「ザ・ローナー」は、本盤の大きな聴きどころの一つ。コージー・パウエルのアルバムに収録された曲のカバーだが、ムーアの自在なギター・プレイが堪能できる。後半(LPのB面)は出来がやや小粒な感じのナンバーもあるが、注目したいのは、伝統音楽を意識した9.「ジョニー・ボーイ」。さらに、少々余談ながら、CDのみに収録された11.「クライング・イン・ザ・シャドウズ」は、ムーアが本田美奈子に提供した「the Cross -愛の十字架-」のセルフ・カバーだったりする。[収録曲]1. Over the Hills and Far Away2. Wild Frontier3. Take a Little Time4. The Loner5. Wild Frontier -12" version-6. Friday on My Mind7. Strangers in the Darkness8. Thunder Rising9. Johnny Boy10. Over the Hills and Far Away -12" version-11. Crying in the Shadows*5.,10.,11.はCDでの追加トラック。1987年リリース。 ワイルド・フロンティア [ ゲイリー・ムーア ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年01月20日
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グラハム・ボネットとイングヴェイ・マルムスティーン アルカトラス(Alcatrazz)は、レインボーでも活躍し、その後、マイケル・シェンカー・グループを短期間で去ることになったグラハム・ボネット(Graham Bonnet)が1983年に結成したバンドである。このバンドのデビュー盤となったのが、このアルバムである。邦盤では『アルカトラス』とのみ表記されているものの、セルフタイトル盤ではなく、原題は『ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール(No Parole from Rock’n’Roll)』という。後にロック・ギター界の“王者”として有名になるイングヴェイ・マルムスティーンがメンバーとして参加した唯一のアルカトラスの作品でもあることでもよく知られる盤である。 グラハム・ボネットが自身のバンドのギタリストを探す中で出会ったのが、若きイングヴェイ・マルムスティーンだった。まだ20歳そこそこのスウェーデン出身者がロサンゼルスへと渡り、グラハム・ボネットが形成しようとしていたバンドに参加することになったというのは、奇跡的な確率での出会いと言えたように思う。結果的にイングヴェイは1年ほどしか在籍せず、スティーヴ・ヴァイが後任ギタリストとなったものの、本盤が運よく生まれたのは、ロック界の財産だと思う。 収録曲のうち、有名曲でもあり、際立っているのは、4.「ヒロシマ・モナムール」。曲作りにおいても、演奏面においても、本盤でのイングヴェイの存在感は大きく、特にこのナンバーは曲そのものもよければ、グラハム・ボネットのヴォーカルもイングヴェイのギターも抜きんでている。さらに、筆者の気に入っている他の曲もいくつか挙げておきたい。1.「アイランド・イン・ザ・サン」は、グラハム・ボネットらしいヴォーカルのよさが出ていて、爽快なロック・ナンバー。その一方で2.「ジェネラル・ホスピタル」で展開されるハードな曲調も難なくこなしてしまうのが、彼のヴォーカルの魅力だと思う。その一方、イングヴェイ・マルムスティーンがらみでは、5.「クリー・ナクリー」が、この後に彼が展開させていく世界が既に示されたようなナンバー。 そんな両者のいいところがうまく合わさっている曲としては、7.「トゥー・ヤング・トゥ・ダイ、トゥー・ドランク・トゥ・リヴ」なんかがうまくいった例ではないかと思ったりする。最後にもう1曲、9.「スターカー・レーン」のロック・チューンとしてのカッコよさも外せない。[収録曲]1. Island in the Sun2. General Hospital3. Jet to Jet4. Hiroshima Mon Amour5. Kree Nakoorie6. Incubus7. Too Young to Die, Too Drunk to Live8. Big Foot9. Starcarr Lane10. Suffer Me1983年リリース。 【輸入盤】 Alcatrazz アルカトラス / No Parole From Rock N Roll (Expanded) 【CD】 【中古】 アルカトラス/アルカトラス 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年01月16日
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レスポールを使用した異色作 テレキャスターの名手として知られるロイ・ブキャナン(Roy Buchanan)が、あろうことかレスポールを演奏してしまったというのが、1978年発表の『レスポールとの遭遇(You’re Not Alone)』というアルバムである。この邦題、もう少し何とかならなかったものだろうかとも思うが、原題は『ユーア・ノット・アローン』である。ロイ・ブキャナンのアルバムの中では、特に評価が低く、商業的にも失敗作だったとされるアルバムである。 ジャケットは宇宙服の顔(窓にあたる部分)に、地球外惑星の大地に屹立するレスポールが写っているという、なんともビミョーなデザイン。このジャケット・イメージは演奏内容ともリンクしていて、シンセを取り混ぜながらスぺーシーな雰囲気のギター・プレイが披露されている。もちろん、そのギターの音そのものは、いつものテレキャスとは大きく異なる、レスポール特有の太い音である。 いちばんの聴きどころは、3.「フライ…ナイト・バード」。彼特有の“泣きのギター”の演奏が、レスポール・サウンドで聴けるというもの。他のナンバーとしては、2.「ターン・トゥ・ストーン」がいい。ジョー・ウォルシュのソロ・プロジェクト(過去記事)作に収録のナンバーであるが、ロイのファンなら同時にテレキャスでこの演奏を聴きたい、と思うような内容でもある。もう一つ、5.「ダウン・バイ・ザ・リヴァー」も挙げておきたい。ニール・ヤングの曲で、本盤では例外的にヴォーカリスト(ゲイリー・セント・クレア)を入れてのナンバーとなっているが、この曲のロイのギターが個人的にはなかなか気に入っている。 といったわけで、内容は悪くなく、決して低く評価されるようなものではないと思うのだけれど、トレードマークの愛用の楽器を持ち替えてやる内容だったかというと、やはり疑問符がつく。どうせなら、2枚組にしてテレキャス・ヴァージョンとレスポール・ヴァージョンが収録なんて企画だと楽しめたのかもしれないと思ってみたりするのだけれど。[収録曲]1. The Opening...Miles from Earth2. Turn to Stone3. Fly... Night Bird4. 1841 Shuffle5. Down by the River6. Supernova7. You're Not Alone1978年リリース。 【輸入盤CD】Roy Buchanan / Loading Zone/You're Not Alone 【K2017/2/24発売】 (ロイ・ブキャナン) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2024年01月13日
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日本武道館の名を冠した2枚組ライヴ盤(後編)(前編からの続き) さて、2枚組の本盤の2枚目(LPではC面に6曲、D面に5曲)を見ていきたい。最初のII-1.「風に吹かれて」は、前回記事にも書いたように、元の弾き語り的な演奏とは異なり、バンド演奏向けのアレンジ。これもまた1枚目のところに書いたように、淡々と曲を披露していくスタイルは個人的には好感を持っていて、II-2.「女の如く」やII-5.「見張塔からずっと」が収められているのも筆者としては有難いところ。 2枚目の後半に入ると、皆が聴きたがっていたであろう曲のオンパレードという感じが一層高まっていく。筆者的には外してほしくないII-7.「オール・アイ・リアリー・ウォント」に始まり、II-8.「天国への扉」もきちんと収録されている。アルバムの最後は10.「いつまでも若く」、そして締めくくりとして11.「時代は変る」。21世紀の今聴いても、この時代(1970年代後半)に武道館でこのセットリストのライヴをじかに見たかった、と思わせてくれる。ついでながら、現在では2023年11月に発売された『コンプリート武道館』(CD4枚組、LP8枚組)が出ていて、2日分のライヴすべてを聴くこともできる。 以上のように、本盤は、何か実験的な試みや、野心的な工夫を企図したという類のものではない。バンドでの演奏用アレンジになっているとはいえ、そうした意味では、既存の曲を新たな方法で楽しむという要素は希薄と言えるのかもしれない。遠く離れた日本のファンに本物のボブ・ディランの集成を見せる(そしてその音源がライヴ・アルバム化された)というものと言ってしまえば、それまでなのかもしれない。実際、ディランは後年のインタヴューで“手を引っ張って日本に連れて行かれライヴ盤を作らされた”といったように答えている。けれども、これこそが当時のファンの聴きたいものでもあったという部分があったのだろう。 なお、本盤『武道館』は、アルバム・チャートでは、全米13位となり、一つ前のライヴ盤(『激しい雨』)の17位を上回った(全英では前作が3位で本作が4位)。デビューから15年以上のキャリアを積み重ね、堂々のレパートリーを披露するディランの姿が記録された、初めてディランに触れる人への入口にも好適な盤と言えるんじゃないかと思う。[収録曲]〔Disc 1〕1. Mr. Tambourine Man2. Shelter from the Storm3. Love Minus Zero/No Limit 4. Ballad of a Thin Man5. Don't Think Twice, It's All Right (以上、LPのA面)6. Maggie's Farm7. One More Cup of Coffee (Valley Below)8. Like a Rolling Stone9. I Shall Be Released10. Is Your Love in Vain?11. Going, Going, Gone (以上、LPのB面)〔Disc 2〕1. Blowin' in the Wind2. Just Like a Woman3. Oh, Sister4. Simple Twist of Fate5. All Along the Watchtower6. I Want You (以上、LPのC面)7. All I Really Want to Do8. Knockin' on Heaven's Door9. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)10. Forever Young 11. The Times They Are A-Changin' (以上、LPのD面)1978年リリース。 武道館 [ ボブ・ディラン ] コンプリート武道館 (完全生産限定盤 4CD) [ ボブ・ディラン ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2024年01月09日
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日本武道館の名を冠した2枚組ライヴ盤(前編) 1978年、ボブ・ディラン(Bob Dylan)はワールド・ツアーの日本公演を行った。2月28日~3月1日の日本武道館での公演の音源をアルバム化したのが、本盤『武道館(Bob Dylan at Budokan)』である。当初(1978年8月発売)は、日本だけのリリースという企画だったが、輸入盤(日本から見ると輸出盤)の増加を受けて、翌1979年4月に欧米でも発売された。その結果、全米で13位、全英で4位を記録し、日本の代表的コンサートホールとしての“ブドーカン”(もちろん、コンサート専用の施設ではなく、武道場なのだけれど)の名を世界に広める役割も果たした。 本ライヴ盤の内容は、“ヒット曲集”あるいは“ベスト盤”と言えそうな選曲である。LP・CDともに2枚組で、全22曲という聴きごたえのある盤である。以下、その内容をざっと追ってみたい。 1枚目(LPではA面に5曲、B面に6曲)は、初期の代表曲の一つで、ザ・バーズのヒットでも知られるI-1.「ミスター・タンブリン・マン」から幕を開ける。冒頭のこの曲からもわかるように、本ライヴ盤は大きな編成のバンドで演じられ、弾き語り風のこの曲の元のヴァージョンに比べて異なったアレンジで演奏されている。 I-2.「嵐からの隠れ場所」以下、テンポよく次々と楽曲が披露されていく。I-6.「マギーズ・ファーム」から始まるLP時代のB面に入ってもそのテンポは維持され、有名曲のI-8.「ライク・ア・ローリング・ストーン」や、ザ・バンドで知られるI-9.「アイ・シャル・ビー・リリースト」もこの流れの中で登場する。これら2曲は今どきの音楽業界の感性なら勿体をつけて仰々しく見せてしまいそうな場面になりそうだが、そんなことはお構いなしにさらりとライヴ向けアレンジで披露されているのは、個人的には好感が持てる。 長くなってきたので、本盤2枚目と収録の曲目等は、項を改めてということで(後編に続く)。 武道館 [ ボブ・ディラン ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2024年01月08日
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ジェネシスを脱退し、ソロとなった第1作 本盤は、一般には『ピーター・ガブリエル1』と呼ばれ、ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)のセルフタイトルのソロ第1作である。ちなみに、彼のソロ作は第1作から第4作まですべて『ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)』が正式な表題で、わかりにくいことこの上ない(それゆえ、1枚目から順に、ジャケットデザインに因んで“カー(自動車)”、“スクラッチ(引っ掻く)”、“メルト(溶ける)”、“セキュリティ(保安)”の通称があったりする)。 1975年にジェネシスを脱退し、しばしの充電期間を挟んで、本盤は1977年にリリースされた。ガブリエル自身は、“このアルバムこそが、ピーター・ガブリエルのジェネシスとしての最後のアルバム”と語っており、確かにジェネシスっぽさが本作のあちらこちらに見られる。例えば、冒頭の1.「モリバンド・ザ・バーガーマイスター」などは、『眩惑のブロードウェイ』までのジェネシス作の中に配されていても違和感がないようにすら思う。とはいえ、それまでのジェネシスがピーター・ガブリエル的だったのか、この盤でのピーター・ガブリエルがジェネシス的なのかというのは、鶏と卵の関係なのだろう。2.「ソルスベリー・ヒル」を聴いていると、ジェネシス的な気もすれば、これこそがピーター・ガブリエルということだったのかという気も同時に起こってくる。 その一方で、ジェネシスでは成し得なかったサウンドを模索するガブリエル個人の姿というのも、本盤には見られるように思う。ゴスペル風に始まり、ロバート・フリップによるバンジョーが耳につく4.「エクスキューズ・ミー」などはその典型例と言えるだろう。勢いよくパワフルなヴォーカルが気持ちいい6.「スロウバーン」、ブルース調の7.「ウェイティング・フォー・ザ・ビッグ・ワン」、TOTOの曲かと思ってしまいそうな8.「ダウン・ザ・ドルチェ・ヴィタ」といった具合に、新たなスタイルやアレンジ、演奏の可能性を探求しているように見える。そういう意味では、ジェネシスでは表現されなかったピーター・ガブリエルの懐の深さが垣間見られる作品ということもできるのではないだろうか。[収録曲]1. Moribund the Burgermeister2. Solsbury Hill3. Modern Love4. Excuse Me5. Humdrum6. Slowburn7. Waiting for the Big One8. Down the Dolce Vita9. Here Comes the Flood1977年リリース。 【中古】 ピーター・ガブリエル I/ピーター・ガブリエル 【中古CD】1 / ピーター・ガブリエル ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年01月05日
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新年早々、大きな地震に航空機事故と決して明るいとは言えないニュースが続いています。新しい年を景気よく始めたいと思っていたのですが、ひとまずは応援ソングということで、中島みゆきの「ファイト!」です。 東日本大震災の直後にも一度アップした(過去記事参照)のですが、とっくにリンクも切れているので、あらためて本記事とします。 能登半島地震ではまだ救出活動も続いていて、という状況ですが、音楽ができることはと言えば、それを聴いた人に元気や勇気を与えることぐらいです。この記事が何かの役に立つかどうかはわかりませんが、取り急ぎ更新する次第です。 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年01月03日
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新年あけましておめでとうございます。慌ただしい師走を過ごしていたせいか、気がついたら年が明けていたような状態です。とはいえ、新たな年を迎え、気分も新たに本ブログもマイペースながら無理のない範囲で更新していきたいと思っています。戦争や災害などが相次ぐ昨今ですが、2024年が少しでも平和や平穏に向かうことを願っています。 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2024年01月01日
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長らくそのままになっていたINDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここ2か月ほどの記事へのリンクを追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-I)へ → つづき(J-N)・つづき(O-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたい です)をクリックお願いします! ↓ ↓
2023年12月28日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その30) 900万アクセス記念の”いま聴きたい曲”の30回目で、かつ今年(2023年)のクリスマス曲の締めくくりは、マライア・キャリー(Mariah Carey)です。彼女が1994年に発表したアルバム『メリー・クリスマス』は大きな成功を収めたクリスマス・アルバムの代表例として知られていますが、今回はこのアルバムからの選曲で、「オー・ホーリー・ナイト(O Holy Night)」です。 同盤からはシングル曲にもなった「恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)」がよく知られています。その当時はデビューからまだ4年でしたが、当時からすでに驚きの歌唱力を持っていました。まずは同アルバムに収められたマライアの歌唱をお楽しみください。 続いてはステージ上でのパフォーマンスの様子です。ABCの番組での歌っている姿をご覧ください。 “900万アクセス記念”と題して1か月ほど続けてきましたが、これで区切りとなります。今日はクリスマス・イヴ、そして明日はクリスマス当日です。どなたさまも素敵なクリスマスをお過ごしください。[収録アルバム]Maraiah Carey / Merry Christmas(1994年) [枚数限定]メリー・クリスマス/マライア・キャリー[CD]【返品種別A】 メリー・クリスマス 25th Anniversary Edition [ マライア・キャリー ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月24日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その29) 次なるクリスマス・ソングはU2によるものです。言わずと知れたアイルランド出身の世界的なトップバンドで、1980年のデビュー以来、現在まで活動を続けています。 U2による「クリスマス(ベイビー・プリーズ・カム・ホーム)(Christmas (Baby Please Come Home))」のビデオ・クリップ映像をまずはご覧ください。 原曲は1960年代のもの(ダーレン・ラヴによる歌唱)ですが、このU2による演奏が発表されたのは、1987年の企画盤『ア・ヴェリー・スペシャル・クリスマス』(邦題は『クリスマス・エイド』)でした。同盤は何枚も続編が出ましたが、とりわけこの初回のものは歴史上で代表的なクリスマス・アルバムの一つとなりました(この盤に収められた他の楽曲の過去記事は、下部の参考過去記事を参照ください)。 続いては、往時のライヴ映像もご覧いただこうと思います。『ヨシュア・トゥリー』のツアーの際の「クリスマス(ベイビー・プリーズ・カム・ホーム)」のパフォーマンスをご覧ください(当たり前ながら、みんな若いですね)。 [収録アルバム]V.A. / A Very Special Christmas(クリスマス・エイド)(1987年)[参考過去記事]Bruce Springsteen & The E Street Band / Merry Christmas BabyThe Pretenders / Have Yourself a Merry Little ChristmasMadonna / Santa BabyBob Seger & The Silver Bullet Band / The Little Drummer BoyBon Jovi / Back Door Santa ↓下記は続編の各盤です(今回の曲を含むオリジナル盤は赤地に金の文字のデザインですが、廃盤のためか中古商品が見当たりませんでした)↓ 【中古】クリスマス・エイド 2 / オムニバス(帯なし) 【中古】クリスマス・エイドIII 【中古】[CD]クリスマス・エイド4 【中古】[CD]クリスマス・エイド5 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年12月23日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その28) メキシコのポップ界の大物シンガー、ミハーレス(ミハレス,Mijares)は、2020年に『フェリス・ナビダー』というクリスマス・アルバムを発表しました。個人的にはコロナ禍のクリスマスに繰り返し聴いた思い出のあるアルバムです。 今回は、そんなミハーレスによるクリスマス・メドレーをお聴きいただこうと思います。上記のクリスマス盤には、2種類のクリスマス・メドレーが収められているのですが、まずは「アメリカン・クリスマス・メドレー(Popurrí Navideño de Canciones Americanas)」と題されたものの方をご覧ください。 お聴きのように、「サンタが街にやってくる」を軸としたメドレーになっています。そして、次のもう一つのメドレーは「カンパーナス・デ・ベレン(ベツレヘムの鐘)」から始まるというものです。こちらの方は「スペインのクリスマス・メドレー(Popurrí de Villancicos Españoles)」というタイトルになっています。 還暦を過ぎたミハーレスですが、いずれの映像も彼のパフォーマーとしての貫禄が発揮されたものという風に感じます。[収録アルバム]Mijares / ¡Feliz Navidad!(2020年)↓別盤(クリスマス盤ではないアルバム)です↓ 【中古】Querido Amigo [CD] Mijares & Pedro Infante「1000円ポッキリ」「送料無料」「買い回り」 【中古】 【輸入盤】Estar Sin Ti/Mijares 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2023年12月22日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その27) 今回も日本の楽曲を取り上げたいと思います。浜田省吾は1970年代から活躍しているシンガーソングライターで、ライヴ活動やCD制作に力を入れ、テレビなどにはほとんど出てこないアーティストとしても知られています。 「MIDNIGHT FLIGHT-ひとりぼっちのクリスマス・イブ」という今回の曲は、1985年に発表されたミニアルバム(『CLUB SNOWBOUND』という、表題からもわかるように、ウィンター・シーズン向けの企画でした)に収録されていました。 さらにその数年後、セルフカバー作(1989年の『Wasted Tears』)が発表された際、この曲も収められました。ヴァージョン違いの「MIDNIGHT FLIGHT-ひとりぼっちのクリスマス・イブ」もお聴きください。 悲しげなナンバーではあるものの、筆者的にはクリスマスシーズンを思い起こす曲の一つだったりします。最後に、これまた本人の姿は登場しないのですが、ライヴ音源のものもお聴きいただこうと思います。 [収録アルバム]浜田省吾 / 『CLUB SNOWBOUND』(1985年)浜田省吾 / 『Wasted Tears』(1989年) WASTED TEARS [ 浜田省吾 ] CLUB SURF & SNOWBOUND [ 浜田省吾 ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”お願いします! ↓ ↓
2023年12月20日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その26) さて、再び趣向を変えて、あらためて本邦のクリスマス・ソングです。谷村新司が1991年に発表したアルバムに収録されていたナンバーで、「Christmas Kiss」をお聴きください。 周知の通り、今年(2023年)10月に谷村新司は74歳で亡くなられました。若い頃は堀内孝雄とともにアリスとして人気を得て(解散はせず、後に活動も再開)、1980年代以降はソロとしても活躍し、さらには様々なコラボ企画などにも携わりました。 そのようなわけで、アリスの代表曲の一つでもある「チャンピオン」、ソロの代表曲で、紅白歌合戦で5回も歌われた「昴」、さらには、24時間テレビのテーマ曲として作られ、加山雄三とコラボした「サライ」の3つを続けてお聴きください。 クリスマスシーズンということで、「Christmas Kiss」を思い出すと同時に、あらためて谷村新司のご冥福をお祈りいたします。[収録アルバム]谷村新司 / 『君を忘れない』(1991年)←Christmas Kiss収録。 【中古】 君を忘れない/谷村新司 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月18日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その25) 前回に続き、クリスマス向けのコンピレーション盤からの1曲です。1997年、スティーヴ・ヴァイの呼び掛けで、ロック・ギタリストによるクリスマス曲の演奏盤が制作されました。『メリー・アックスマス(Merry Axemas))』と題された盤で、翌年には二匹目のドジョウ的に第二弾もリリースされました。 この盤に参加した唯一の日本人ギタリストが布袋寅泰でした。いわずもがな。布袋は1980年代にBOØWYのメンバーとして人気を博したギタリスト。ソロ・アーティストとしては「HOTEI」という名義で海外でも作品を発表しています。そんな彼が同盤で演奏したのは、ジョン・レノンの有名クリスマス曲、「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)(Happy Xmas (War Is Over))」でした。まずは、アルバムのジャケット画像とともに、その演奏をお聴きください。 布袋寅泰のステージ上での演奏の姿もということで、もう1本映像をご覧ください。ギターの音色一つでこれだけ雄弁になれるギタリストは決して多くないわけですが、布袋はそうした演奏者の一人ということがよく伝わってくる映像ではないかと思います。 [収録アルバム]V.A. / Merry Axemas(1997年) 【中古】(非常に良い)Merry Axemas - Guitar Christmas [CD] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月17日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その24) さて、がらりと趣向を変えて、今回はヘヴィメタルのクリスマス・ナンバーです。といっても、曲そのものはお馴染みのクリスマス・ナンバーで「クリスマスおめでとう」です。ただし、よくよく見ると「ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス」ではなく、「ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メタル・クリスマス」となっています。 これを演じているのは、イングヴェイ・マルムスティーン初期の作品のヴォーカルとしても知られるジェフ・スコット・ソト(“ソート”と表記されることも多い)、元KISSのリードギターのブルース・キューリック、その実兄のボブ・キューリック、ベーシストのクリス・ワイズ、コーンのドラマーであるレイ・ルジアーという面々です。 この演奏が収められているのは、2008年に発表されたアルバムで、メタル系の様々なアーティストが参加した企画盤です。その邦題は『へヴィ・メタル・クリスマス~鋼鉄の聖餐』となっていて面白みに欠けるのですが、筆者的には原題のインパクトが強いものでした。“We Wish You a Metal Xmas and a Headbanging New Year”というのが原題なのですが、“メタル・クリスマス”はありがちかもしれませんが、“ヘッドバンギング・ニュー・イヤー”は字余りながらも結構インパクトがありました。 この企画盤、面白いクリスマス曲がほかにもいろいろ含まれているのですが、折角ですので、もう1曲だけお聴きいただこうと思います。マイケル・シェンカーを中心としたコラボ・メンバー(ヴォーカルは、ドロ・ペッシュ)による「もみの木(O Christmas Tree)」です。 [収録アルバム]V.A. / We Wish You a Metal Xmas and a Headbanging New Year (へヴィ・メタル・クリスマス~鋼鉄の聖餐)(2008年) 【中古】ヘヴィ・メタル・クリスマス~鋼鉄の聖餐 【中古】 ヘヴィ・メタル・クリスマス~鋼鉄の聖餐/(オムニバス),ジェフ・スコット・ソート,ブルース・キューリック,ボブ・キューリック,クリス・ワイズ,レイ・ルジアー,レミー・キルミスター,ビリー・ギボンズ 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年12月16日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その23) きわめて個人的な話で恐縮ですが、都内でよく行く定食屋さんに、いかにも昭和の趣といった場所があります。そして、そこで流れているBGMが、いつ行ってもこれまた“ザ・昭和”なのです。そして、数日前に行った時には、このシーズンらしくクリスマス・ソングが流れていて、ひょっこり耳にしたのがこの曲でした。森川美穂の1987年のナンバーで、「クリスマスはどうするの?」です。 正直なところ、当時の大ヒット曲などというわけでもなく、上記のお店で耳にしなければ、今年のクリスマスシーズンにこの曲を思い出すことはなかったと思います。それなのに、お店を出てからは、頭からこの曲が離れなくなってしまいました。曲調も昭和的な感じのところがありますが、こういう元気なクリスマス曲を思い出すのも悪くない、といった気分になりました。 さて、ご本人出演の動画ももう一つご覧いただきましょう。こちら映像の方は、テレビ番組でオンエアされたもののようです。 [収録アルバム]森川美穂 / 『ヌード・ヴォイス』(1987年) 【中古】ヌード・ボイス / 森川美穂 (帯なし) 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2023年12月15日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その22) 前回に続き、今回も「ホワイト・クリスマス」です。スペイン語で歌われていますので、表題は「ブランカ・ナビダー(Blanca Navidad)」(文字通り“白いクリスマス”の意味)です。 歌っているのは、ダニエラ・ロモ(Daniela Romo)という女優、女性シンガー。彼女は、1970年代末から様々なドラマに出演し、1980年代以降は歌手としてアルバムも多くリリースしています。 この曲は言わずと知れたクリスマスの定番曲で、アーヴィング・バーリンが作曲し、1940年代にビング・クロスビーが歌ったものです。このダニエラ・ロモによるカバーは、1980年代に発表されてから、メキシコではクリスマス・シーズンによく聴かれる定番のカバー・バージョンとなっています。 さて、ライヴの映像はないかと探してみたのですが、どうも見当たりません。そんなわけで、苦し紛れではあるのですが、最近(といっても数年前なのですが)のダニエラ・ロモの姿と肉声を映像で見ておく、ということにしたいと思います。2021年、まだコロナ禍が続いていた時のダニエラ・ロモからのクリスマス・メッセージです。 [収録アルバム]V. A. / Eterna Navidad(1986年) ↓ベスト盤(この曲は含まず)です。↓ 【中古】 Serie De Oro: Grandes Exitos Daniela Romo / Daniela Romo / EMI Argentina [CD]【メール便送料無料】【あす楽対応】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月14日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その21) 今回は、エリック・クラプトン(Eric Clapton)によるクリスマス・ナンバーです。クラプトンは、2018年に『ハッピー・クリスマス』というクリスマス盤を発表していますが、その中に収められた「ホワイト・クリスマス(White Christmas)」です。 まずは公式のビデオ映像をご覧ください。 ブルース調のクリスマス・ソングというのは、好みの分かれるところかもしれません。しかしながら、クラプトンのものは嫌味なく、わりと万人受けしそうに仕上がっているというような気がします。ちなみに、このアレンジを手掛けたのは、クラプトンとサイモン・クライミーです。後者は、元クライミー・フィッシャーのメンバーで、こちらのNo. 1ヒット曲の作曲者としても知られるプロデューサーです。 続いては、本人が登場して演奏している映像をご覧ください。こちらはアコースティック・ギターを手にしてのパフォーマンスです。 [収録アルバム]Eric Clapton / Happy Xmas(2018年) ハッピー・クリスマス/エリック・クラプトン[SHM-CD]【返品種別A】 ハッピー・クリスマス [ エリック・クラプトン ] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月13日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その20) サウスサイド・ジョニー(Southside Johnny)ことジョン・ライオン(John Lyon)は、ニュージャージー出身のロック・アーティスト。1990年公開の映画『ホーム・アローン』のために彼が演じたのがこの「プリーズ・カム・ホーム・フォー・クリスマス(Please Come Home for Christmas)」というクリスマス曲でした。 この楽曲は、1960年にチャールズ・ブラウンが発表したもので、これまで様々なアーティストによってカバーされています。最も有名なのは、1978年のイーグルスによるヴァージョン(邦題は「ふたりだけのクリスマス」)でしょうか。また、ジョン・ボン・ジョヴィが1992年に発表したヴァージョンを知る人もいるかと思います。 続けて、ライヴでのサウスサイド・ジョニーの歌唱もご覧いただこうと思います。2019年のものということですので、『ホーム・アローン』の頃からは30年近くの時が経過しての映像ということになります。 [収録アルバム]Various Artists / Home Alone: Original Motion Picture Soundtrack(1990年) 【中古】ホーム・アローン オリジナル・サウンドトラック 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2023年12月12日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その19) 再び、日本の楽曲です。1986年、サザンオールスターズの原由子が産休に入るタイミングで期間限定で活動したのが、KUWATA BANDでした。桑田佳祐が率いるこのバンドは、アルバム発表(スタジオ作、ライヴ作それぞれ1つずつ)に加えて、4枚のシングルを残しました。そのシングル曲のうちの一つがこの「MERRY X'MAS IN SUMMER」でした。 まずは、この楽曲のPVをご覧ください。35年以上前ということもあり、桑田佳祐も若いですね。 そもそもこのナンバーを“クリスマス曲”と呼んでいいのか疑問の声もあるかとは思いますが、実際にシングルが発表されたのは夏場(7月発表)だったわけですが、12月にも耳にすることのある曲になっているような気もします。 続いては、ライヴでの演奏もご覧いただこうと思います。大きなクリスマスツリーをバックにしての桑田佳祐の歌唱です。 ちなみに、今年、桑田佳祐はクリスマス曲を松任谷由実とのコラボで発表しました。話題のものをということになると、そのデュエットということになるのでしょうが、同時にこの曲も思い出したい1曲ということで、今回は「MERRY X'MAS IN SUMMER」を取り上げてみた次第です。 ROCK CONCERT/KUWATA BAND[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2023年12月10日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その18) 続いては、伝説的バンド、クイーン(Queen)によるクリスマス・ナンバーです。1984年のクリスマス・シーズンにシングル曲として発売され、年末年始にかけてのヒットとなりました。 この曲はギターのブライアン・メイとドラムスのロジャー・テイラーのペンに拠るナンバーですが、オリジナル・アルバムには収録されていませんでした。結局、アルバムに収められたのは、1991年のフレディ・マーキュリーの死後かなり経ってからのことで、1999年のベスト盤に収録されました。また、1984年発表のアルバム『ザ・ワークス』が2011年にレマスターされた際にも“デラックス・エディション”に収められました。 でもって、続けてライヴの映像を、と言いたいところですが、どうやらクイーンのライヴでのこの曲の演奏は残されていない模様です。そのようなわけで、オリジナルの音源をもとに作成されたライヴ風の映像をご覧ください。 [収録アルバム]Queen / Greatest Hits III (1999年) 【輸入盤】 Queen クイーン / Greatest Hits 3 【CD】 【中古】 クイーン・プラチナム・コレクション グレイテスト・ヒッツI~III/クイーン 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2023年12月09日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その17) 気がつくと12月も1週間ほどが過ぎました。今年もあとわずか。クリスマスも近づき、街中ではクリスマス・ソングをよく耳にするようになりました。そのようなわけで、ここからは、クリスマス関係の“いま聴きたい曲”をお届けしたいと思います。 でもって、最初は景気のいい曲調のものをと考え、いろいろ思い起こしてみました。そうしていると、この曲の存在を思い出しました。プリンセス プリンセス(PRINCESS PRINCESS)の人気絶頂期のアルバム『LOVERS』に収録された楽曲です。 プリプリのことは知っていても、少しマイナーなこの曲は知らなかったという人も中にはいらっしゃるかもしれません。CMソングとして使われていたような気もするのですが、シングルとして発売はされなかったナンバーです。このグループにとっては珍しい(唯一の?)クリスマス・シーズン曲ということになります。 もう一つの映像は、往時のステージでの様子をご覧いただこうと思います。1990年、横浜アリーナでのツアーのステージの模様です。 [収録アルバム]PRINCESS PRINCESS / LOVERS(1989年) 【中古】 Lovers/プリンセス プリンセス 【中古】 LOVERS/CD/CSCL-1044 / PRINCESS PRINCESS / ソニー・ミュージックレコーズ [CD]【メール便送料無料】【あす楽対応】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年12月08日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その16) 今回は、比較的最近になってから知り、個人的に割と”はまった”かもと感じているバンドの楽曲です。ヒブリア(Hibria, ポルトガル語での発音はイブリア)というのがそのバンドです。1990年代後半にブラジルで形成されたパワー・メタルのバンドですが、そのスピード感に加え、メロディックな要素もあって、なかなか気に入っています。2004年のファースト作のタイトル曲「ディファイング・ザ・ルールズ(Defying the Rules)」をお聴きください。 上に書いたように、このバンドはブラジル(サン・パウロやリオよりも南にある都市ポルト・アレグレ)出身です。中心となっているのは、ギタリストのアベル・カマルゴ。変遷を経た末に現在では、このアベル以外のオリジナル・メンバーはすべて入れ替わってしまっていますが、この盤を発表した時点でのラインナップは、アベルに加え、ユーリ・サンソン(ヴォーカル)、ディエゴ・カスペル(ギター、シンセ)、マルコ・パニシ(ベース)、サヴィオ・ソルディ(ドラムス)といった面々でした。 このバンドは特に日本で人気を得ていて、上記の通り、メンバーはアベル・カマルゴ以外がすべて入れ替わっての活動を続けているとのことです。筆者的には、彼らの作品はまだ全部聴けてはいないのですが、そのうちに近作も聴いてみたいと思っていたりします。[収録アルバム]Hibria / Defying the Rules(2004年) ディファイング・ザ・ルールズ~10周年記念アルバム [ ヒブリア ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2023年12月07日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その15) さて、今回はがらりと趣向が変わり、1970年代のヒットチャートを賑わせた異色曲です。スペイン北部(バスク地方)出身のグループで、1967年に結成されたモセダデス(Mocedades)が歌った「エレス・トゥ(Eres tú)」という曲です。 1973年、ヨーロッパで賞を取って人気曲となった勢いで、翌年、米ビルボードのチャートで9位となる快挙を成し遂げました。今でこそ多国籍なヒットは当たり前のような世の中になりましたが、半世紀前の世界では大偉業でした。 まずは、原曲(と言ってもリマスターされたものですが)をお聴きください。 上記のようなヒットのおかげで、この曲は世代を超えて愛されるナンバーとなりました。モセダデスというグループも長寿となり、一時は活動が止まった期間もありますが、現在まで続いています。45年以上を経て、“年季も入った”モセダデスの歌唱をご覧ください。 [収録アルバム]Mocedades / Mocedades 4(1973年)その他、各種ベスト盤にも収録。 Mocedades - Esencial Mocedades CD アルバム 【輸入盤】 【中古】 Mocedades / Eres Tu: Todos Los Grandes Exitos 【CD】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月05日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その14) ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のお気に入りナンバーの一つを取り上げたいと思います。1984年にリリースされたアルバム『トゥー・ステップス・フロム・ザ・ムーヴ』に収められた「ブールヴァード・オブ・ブロークン・ドリームス(Boulevard of Broken Dreams)」という曲です。 まずは、この曲のPVをご覧ください。 メンバーが演奏する懐かしい姿も上のビデオで堪能できるのですが、その当時の実際の演奏の音源もということで、次のものもご覧ください。1985年、ヘルシンキでの演奏とのことで、バンド解散の引き金となったドラマーのラズルの死後、解散前のパフォーマンスということになります。 さて、後に2001年から2009年まで、このバンドは再結成しました。元来のメンバーのうち、マイケル・モンローとアンディ・マッコイを中心にした復活期間でしたが、この時期にあたる2007年のライヴをご覧ください。 [収録アルバム]Hanoi Rocks / Two Steps from the Move(1984年) トゥー・ステップス・フロム・ザ・ムーヴ [ ハノイ・ロックス ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月04日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その13) ハードロック系のバンドには、“パワー・バラード”と称される楽曲がしばしば伴います。ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N' Roses)のこの曲もそうしたナンバーの一つということになるかもしれませんが、個人的にはかなり別格の1曲です。 1991年、ガンズは2枚組ではなく、2枚同時リリースというアルバム発表をします。その2枚ともに収録されたのが、「ドント・クライ(Don’t Cry)」でした。オリジナル・ヴァージョンが『ユーズ・ユア・イリュージョンI』に、歌詞違いのオルターナティヴ・ヴァージョンが『ユーズ・ユア・イリュージョンII』に収められています。 そのようなわけで、両方のヴァージョンをお聴きください。 続いては、往時の演奏シーンをご覧いただこうと思います。1992年の東京ドームでの公演のステージの様子です。 [収録アルバム]Guns N' Roses / Use Your Illusion I(1991年)Guns N' Roses / Use Your Illusion II(1991年) ユーズ・ユア・イリュージョン1 [ ガンズ・アンド・ローゼズ ] ユーズ・ユア・イリュージョン2 [ ガンズ・アンド・ローゼズ ] 【輸入盤】ユーズ・ユア・イリュージョン・1 [ Guns N' Roses ] 【輸入盤】ユーズ・ユア・イリュージョン・2 [ Guns N' Roses ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年12月03日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その12) さて、今回は、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)です。「サティスファクション」などをはじめとする彼らの代表的ヒットの一つに数えられるのが、この「ホンキー・トンク・ウィメン(Honky Tonk Women)」です。1969年、シングル盤として発売され、アメリカでもイギリスでもNo.1ヒットの曲となりました。 まずは、ビデオの映像とともに曲をお聴きください。演奏、アレンジ共に見事によくできた楽曲だと思います。 1969年の曲ということは今から半世紀以上前なわけですので、ストーンズのメンバーも高齢になっています(ミック・ジャガー、キース・リチャーズとも今年2023年で80歳を迎えます)。高齢化しつつも演奏を続けてきたというのも驚異的ですが、今回は1980年代の元気いっぱいのライヴの演奏をご覧ください。 今回は最後にもう一つ、この曲の原曲にも触れておきたいと思います。上に書いたように、「ホンキー・トンク・ウィメン」はシングルとしてリリースされたナンバー(後にベスト盤に収録)だったわけですが、元になったのは同年のアルバム『レット・イット・ブリード』に収められた「カントリー・ホンク(Country Honk)」というナンバーでした。 先行してリリースされるシングルは新たなアレンジで別のタイトルの演奏となり、一方、元のヴァージョンは同年とはいえ後から世間に発表されたアルバムに収められるという、少し珍しいパターンです。 そのようなわけで、アルバム所収の「カントリー・ホンク」をお聴きください。 [収録アルバム]The Rolling Stones / Let It Bleed(1969年) ←「カントリー・ホンク」収録。The Rolling Stones / Through The Past, Darkly (Big Hits Vol. 2)(1969年) ←「ホンキー・トンク・ウィメン」収録。*「ホンキー・トンク~」は各種ベスト盤類にも収録。 レット・イット・ブリード/ザ・ローリング・ストーンズ[SHM-CD]【返品種別A】 スルー・ザ・パスト・ダークリー(ビッグ・ヒッツ Vol.2) [ ザ・ローリング・ストーンズ ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年12月02日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その11) 今回は、筆者のお気に入りギタリスト、ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)の1990年代のアルバムに収録された楽曲です。1991年発表の『シルヴァー・ライニング』(邦題は『明日への旅路』)の表題曲、「シルヴァー・ライニング(Silver Lining)」です。 まずは、アルバムに収録されたヴァージョン(映像は動きません)をお聴きください。 この頃のニルス・ロフグレンは、今から思えば、進化を続けつつも脂ののった時期という充実ぶりでした。1980年代半ばからはブルース・スプリングスティーンのバンドのメンバーとなり、その活動が止まったこの頃には積極的にソロ作品も手がけました。ソロの作風も、一時のポップな雰囲気からはロック・ギタリスト的なものへと回帰しました。 その当時のケルンでのライヴ演奏の模様をご覧ください。思い起こせば、筆者的にもちょうどこの頃の彼のライヴを大阪だったか神戸だったかで見たのはいい思い出です。 [収録アルバム]Nils Lofgren / Silver Lining(1991年) ↓別の盤ですが、リンクです↓ ニルスロフグレン Nils Lofgren - Acoustic Live CD アルバム 【輸入盤】 フェイス・ザ・ミュージック・ライヴ[CD] / ニルス・ロフグレン 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年12月01日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その10) 去る2023年11月12日にKANが亡くなられたと報道されました。1962年生まれ、本名は木村和(きむら かん)。難病による闘病の末、61歳の若さでの逝去でした。 1987年にデビューした彼は、1990年発表の「愛は勝つ」が翌1991年に大ヒットしたことで知られます。筆者の守備範囲とは少し違うのですが、時代を風靡した1曲ということで、お聴きいただきたいと思います。 時期的にはバブル期からちょうどバブルがはじける辺りのタイミング、平成の最初の頃で、よくも悪くも明るい世の中でした。そんな中、一時はどこに行っても街中でこの曲を耳にするような感じでした。往時の姿をご覧ください。 また、この曲がエンディングテーマとなった某TV番組では、山田邦子による次のようなパロディ(替え歌)もありました。 現代の基準では失礼な曲の扱い方ではあるのでしょうが、これもよしとしてしまう大らかさがこのKANという人にはあったのかもしれません。最後に、2007年のステージでの姿をご覧ください。 ご冥福をお祈りいたします。[収録アルバム]KAN / 野球選手が夢だった。(1990年) KAN / 野球選手が夢だった。 [CD] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月30日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その9) 続いては、メキシコのロック・バンド、リラン・ロール(Lira N'Roll)の1曲です。アントニオ・リラ(Antonio Lira)を中心とするブルース、ロックに根差した音楽で1990年代以降に人気を博しました。 そんなこのバンドに貫禄が付き始めたのは、1990年代末のこの曲を含むアルバムが出た頃ではないかと思います。1999年の同名アルバムの表題曲、「チャマン(Chamán)」をお聴きください。まずはPVの映像です。 表題の“チャマン”というのは、英語にすると“シャーマン”なわけですが、幻想的な雰囲気を出そうとしながら、少々ビミョーな感じに仕上がっているという印象は拭いきれません。 次は、2006年のライヴの模様です。この映像では、古代メキシコのシャーマン風(?)のパフォーマンスから始まりますが、その後の演奏部分の出来がなかなかいいのではないかと思っています。 最後に、昨年発表された最新のライヴ映像です。アントニオ・リーラの衣装がすっかりエンタテイナー化していて、ショウとしての工夫が感じられます。 なんだかあまりいいことを書かなかったような気もしますが、このベタな感じ(しかも曲はいい)というのが、妙に筆者のツボにはまっているといったところだったりします。[収録アルバム]Lira N'Roll / Chamán(1999年) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月28日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その8) 今回はスペイン・ポップスのナンバーです。2000年から2010年まで活動したラ・キンタ・エスタシオン(La Quinta Estación)というポップ・グループがあります。ナタリア・ヒメネス(ヴォーカル、解散後はソロ・シンガーとして活躍)、アンヘル・レジェーロ(ギター)、パブロ・ドミンゲス(ギター、ベース)の3人から成っていました。 米国やメキシコなど国際的に大きな人気を獲得した彼らのセカンド作(2004年)からの3枚目のシングル曲が、この「ダリーア(Daría)」というナンバーです。まずはオフィシャル・ビデオの映像をご覧ください。 続いては、いわゆるアンプラグドの演奏での「ダリーア」です。2004年当時のものということのようですが、ナタリアの歌唱のよさが存分に発揮されたパフォーマンスではないかと思います。 上に書いたように、ナタリアはグループの解散後もソロとしての輝かしいキャリアを積み上げていっています。そんなわけで、ソロになってからの歌唱もお聴きいただこうと思います。最近のものをということで、2022年、メキシコはオアハカのゲラゲッツァ・オーディトリアムでのライヴの様子をご覧ください。 [収録アルバム]La Quinta Estación / Flores de Alquiler(2004年) ↓ ベスト盤です↓ La Quinta Estacion - Personalidad CD アルバム 【輸入盤】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年11月27日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その7) 今回はラテン系のポップ・ナンバーです。もう5年以上前のことになりますが、メキシコの大物女性シンガー2人が一緒にアルバム(『べルスス(Versus)』)を吹き込み、その後、ツアーを行うという企画がありました。 アレハンドラ・グスマン(Alejandra Guzmán)は1990年代に人気を伸ばし、2000年代に入ってからはラテン・グラミーも受賞したシンガー。グロリア・トレビ(Gloria Trevi)の方も1990年代に大人気を博し、その後は警察沙汰にもなるトラブルで世間を騒がせました。ご両名はともに1968年生まれなのですが、50歳になろうかというタイミングで、“アラフィフ”女性シンガー2人が弾けて共演するという驚きな企画だったわけです。 この共演企画盤からシングルカットされた「マス・ブエナ(Más buena)」のPVをご覧ください。最初に登場するの(黒髪の方)がアレハンドラ・グスマン、次に登場するの(金髪の方)がグロリア・トレビです。なお、熟女の露出が苦手な方には若干注意の映像です(笑)。 この共演、単なるゲテモノ企画に過ぎなかったのかというとそんなことはありませんでした。アルバムはメキシコのチャートで1位、米ラテン・ポップのチャートでの1位というヒットになったわけです。さらに、アルバムをリリースした2017年から2018年にかけては、アメリカ、カナダ、南米などを巡る“ワールド・ツアー”を敢行しました。こちらも人気を博し、ライヴ盤もリリースされて商業的にも成功しました。その人気ぶりがうかがえる同ライヴのステージ(メキシコ市アリーナでのライヴ映像)もご覧ください。 [収録アルバム]Gloria Trevi y Alejandra Guzmán / Versus(2017年)Gloria Trevi y Alejandra Guzmán / Versus World Tour (En vivo desde Arena Ciudad de México)(2017年) 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”お願いします! ↓ ↓
2023年11月25日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その6) さて、一気に趣向が変わります。日本のシンガーソングライター、SION(シオン、本名:藤野秀樹)の若い頃の、筆者の特にお気に入りのナンバーです。SIONは1979年に上京し、1985年の自主制作盤をきっかけにデビュー。今回の「好きで生きていたい」は、1989年の2枚組アルバム『STRANGE BUT BLUE』に所収の曲です。 この曲で特徴的なのは、同2枚組盤(1枚目が“Strange Side”、2枚目が“True Side”となっていました)の2枚共に、それぞれ異なるヴァージョンが収録されていたことです。まずは、2枚目の“True Side”のものをお聴きください。 続いては、“Strange Side”所収のものもお聴きください。タンゴ調の、少々変わったアレンジがいい味を出しています。 決してメジャーで派手なヒットを飛ばすタイプではないアーテストですが、その懐の深さは、様々なアレンジのライヴ演奏からも見てとれます。インターネット上にも異なるアレンジの演奏が掲載されていますが、そうした中でもなかなか面白いと思った一つが、次の2009年のライヴ演奏です。 この曲の素晴らしさというべきか、はたまたSION自身の器の大きさというべきか、といったパフォーマンスなわけですが、そのSIONも既に還暦を越えました。とはいえ、2022年にも新作を発表していますので、まだまだその魅力を発揮していってほしいと切に思う次第です。[収録アルバム]SION / STRANGE BUT BLUE(1989年) 【中古】 ストレンジ・バット・トゥルー[2CD]/SION 【中古】 ストレンジ・バット・トゥルー/SION 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月23日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その5) もう1曲、今回もHR/HM系バンドのナンバーです。ヨーロッパ(Europe)は、スウェーデンのバンドで、1980年代に人気を博しました。彼らの人気絶頂期としては最後の方にあたる1991年のアルバムの表題曲「プリズナーズ・イン・パラダイス(Prisoners in Paradise)」が今回のナンバーです。 北欧メタル的サウンドが商業主義によって失われていった中、ハードロック路線へいくらかの回帰を見せたこの作品も、セールス的に大きな成功は得られませんでした。結局、バンドは1992年に活動を休止してしまいます。とはいえ、この表題曲にも見られるように、なかなかの出来栄えの作品だったというのが筆者の感想です。 まずは、アルバムに収録されたヴァージョンの「プリズナーズ・イン・パラダイス」をお聴きください。 続いては、往時のライヴ演奏の模様です。音質と画質は30年前のものですが、演奏のパフォーマンスの高さは十分に伝わってくるのではないかと思います。 さて、ヨーロッパというバンドは、2000年代に入ってから再度活動を展開し、現在に至っています。そのようなわけで、21世紀に入ってからの映像(2013年のライヴ映像)もご覧いただこうと思います。正直、元のキーの方がカッコいいし…と思ったりもするのですが、ヴォーカルのジョーイ・テンペストの歌い手としての魅力(参考過去記事)もちゃんと発揮されているのはいいところかなと思ったりもします。 [収録アルバム]Europe / Prisoners in Paradise(1991年) 【中古】 プリズナーズ・イン・パラダイス/ヨーロッパ ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月21日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その4) ハードロック系のナンバーを続けます。ディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモアが立ち上げたレインボー(Rainbow)のアルバムの中で、特に完成度が高く個人的に気に入っているものとして、『バビロンの城門(ロング・リヴ・ロックン・ロール)』があります。今回はその中のひそかな名曲、「キル・ザ・キング(Kill The King)」です。 まずはアルバムに収録された元のヴァージョンの演奏をお聴きください。 リッチー・ブラックモアのワンマンぶりやら、商業面を含め音楽的方向性の試行錯誤など、いろんな変遷を経たレインボーというバンドでしたが、バロック的様式美を完成させた業績は大きいと言えるように思います。 もう一つの映像はライヴのものをご覧ください。映像作品化された1977年のミュンヘンでのライヴでの「キル・ザ・キング」の演奏です。 [収録アルバム]Rainbow / Long Live Rock’n’Roll(1978年) バビロンの城門 [ レインボー ] Rainbow レインボー / Long Live Rock N Roll: バビロンの城門 【SHM-CD】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月19日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その3) ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、北アイルランド出身で、スキッド・ロウやシン・リジイ、そしてソロでも活躍し、2011年に58歳で亡くなったギタリストです。晩年はブルース回帰が話題となりましたが、今回はバリバリのギター・ヒーローだった1980年代のお気に入りナンバーです。 1987年発表のアルバムの表題曲でもある「ワイルド・フロンティア(Wild Frontier)」をお聴きください。個人的には、とにかく文句なしにギターがカッコいい、そんな1曲です。 この楽曲が収録されたアルバム『ワイルド・フロンティア』は、故郷アイルランドを意識して作られた作品で、ムーア自身は彼自身の音楽性についてケルト音楽の影響についても語っています。なおかつ、この「ワイルド・フロンティア」の詞は、アイルランドに関係して政治的な内容になっています。本人曰く、“ベルファストで育って、何年も後になって帰ってきた人々の運命を描いて”おり、“どれほど街が変わり果てたか衝撃を受けるんだ”とのこと。 さて、この曲はシングルカットされたということもあり、12インチ・ヴァージョンが存在しています。6分半を超える尺の長さになったこのヴァージョンもお聴きください。 今回はさらにもう一つ、ライヴでの演奏です。1987年当時、ストックホルムでのステージの模様です。 [収録アルバム]Gary Moore / Wild Frontier(1987年) ワイルド・フロンティア [ ゲイリー・ムーア ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年11月18日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その2) もんたよしのり追悼ということで、前回は「ダンシング・オールナイト」などを取り上げましたが、どこか名残惜しく、もう少しこの人の歌唱をと思う次第です。 もんたよしのりのヒット曲としては、「DESIRE(デザイアー)」も知られています。1981年、つまりは「ダンシング・オールナイト」の翌年のシングル曲です。映像は動かないのですが、まずは、2007年もんた&ブラザーズ復活ライヴの音源をお聴きください。 続いては、本人の姿が見られるものもということで、TV出演と思われるステージでの演奏の様子をご覧ください。映像の前半ではこの「DESIRE」、そして後半では「ダンシング・オールナイト」を披露しています。 続いてもう1曲。X-JAPANの「Forever Love」をもんたよしのりが熱唱するというものです。映像の終盤でトークも披露していますが、もんたよしのりのはスキーヴォイスと高音が魅力的な、見事な歌唱だと思います。 そして、つい先週の話ですが、2023年11月9日に大橋純子の訃報も報じられました。もんたよしのりと同世代(もんたが1歳下)で、2人でのコラボ曲「夏女(なつおんな)ソニア」(1983年)、「恋はマジック」(1984年)を覚えているという方もいらっしゃるかと思います。そのようなわけで、両名のデュエットによる「夏女ソニア」をお聴きください。 あらためまして、もんたよしのりと大橋純子、お二人のご冥福をお祈りいたします。 エッセンシャル・ベスト 1200 もんた&ブラザーズ [ もんた&ブラザース ] ゴールデン☆ベスト もんた&ブラザーズ シングルス・プラス [ もんた&ブラザーズ ] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月17日
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900万アクセス記念~いま聴きたいあのナンバー(その1) 900万アクセスということで、これまでと同様、“いま聴きたい曲”をテーマに、30回の予定で動画とともに曲をピックアップしていきます。お時間のある方は、ぜひとも、よろしくお付き合いください。 さて、初回は、“今”というよりも、少し前からの聴きたい(というか繰り返し聴いている)曲です。つい先ごろ、2023年10月18日に、シンガーソングライターのもんたよしのりが亡くなりました。72歳で没したというのは、現在の日本の平均寿命からすると早く亡くなったということになるのでしょうが、もんたよしのりが70歳代になっていたというのも、訃報と同時に筆者としては年月を感じるものでした。そんな彼を偲んで、今回の選曲ということになります。 まずは、もんた&ブラザーズ名義で1980年に大きなヒットとなった「ダンシング・オールナイト」をお聴きいただこうと思います。最初は、レコード発売された時の元のヴァージョンです。 続いては、ヒットから10年以上経た、1990年代の歌唱です。 もんたよしのりは、結局はヒット街道を歩むことは選択せず、関西に拠点を戻し、世界放浪の旅などにも出ることとなりました。一方、1983年の西城秀樹のヒット曲「ギャランドゥ」の作者でもあったというのも、割と知られている話かと思います。その西城秀樹も早くに亡くなってしまっています(参考過去記事)が、この曲をもんたよしのり自身が歌ったものをお聴きください。昨年(2022年)の映像ですので、既に70歳。古希を過ぎてこの見事な歌唱です。 ご冥福を心よりお祈りします。[収録アルバム]もんた&ブラザーズ / Act 1(1980年) *デビュー盤。もんた&ブラザーズ / ゴールデン☆ベスト もんた&ブラザーズ シングルス・プラス(2003年) *「ギャランドゥ」も収録。 エッセンシャル・ベスト 1200 もんた&ブラザーズ [ もんた&ブラザース ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月16日
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本ブログの累計アクセス数が900万件を超えました。この場を借りて、ご覧いただいている皆さんにあらためて御礼を申し上げます。気がつけば、本ブログを開設してから15年近くが経ちました。忙しくてアップデートがしばらく滞ることもあるのですが、”細々と”であっても、よく続いているものだと思います。とりあえずは、1千万アクセスに達するよう、”細々と”続けていきたいと思います。今後ともぜひご愛顧ください。 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2023年11月15日
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ディープ・パープルを抜け、ソロ・プロジェクトでの始動 レインボー(Rainbow)の最初のアルバムと位置づけられる本作『銀嶺の覇者(Ritchie Blackmore’s Rainbow)』は、厳密にはリッチー・ブラックモアのソロ・プロジェクトとしての性格を持つものだった。ディープ・パープルの一員だったブラックモアは、ソロ・シングルを企画し、やがてアルバム作りも目指すことになる。兼ねてからディープ・パープルのメンバーとの間に音楽面での確執を抱えていた彼は、結局、ディープ・パープルを脱退し、このアルバムを世に問うことになった。 本盤に関しては、アルバム表題からも明らかなように、リッチー・ブラックモアが前面に出たものだった(第2作では“ブラックモアズ・レインボー”、第3作以降は“レインボー”と、リリース時の名義は変わっていく)。実際、ヴォーカリストのロニー・ジェイムス・ディオ以外のメンバーは、本作発表後に揃って脱退(実質的にクビ)となっている。 アルバム全体の印象としては、後期ディープ・パープルっぽさに、この時点でリッチー・ブラックモアがやりたかった目新しい部分が加わって構成された作品というように感じられる。つまりは、決定版という感じよりは、試行錯誤、進化の途中を見ているように個人的には思える(それゆえ、この後の大幅メンバーチェンジというのも頷ける)。いずれにしても、新しいプロジェクトの動き出しとしては新鮮なアルバムだったということだったのだろう。 注目曲は、まず、冒頭の1.「銀嶺の覇者」。ミドル・テンポでリッチーらしさに溢れたギター・リフとギター・ソロ、さらにロニー・ジェイムス・ディオのヴォーカルの力量が発揮されたナンバー。ヴォーカル・ベースだとこの曲が本盤中のベスト曲と言えるように思う。LPではA面の最後に配されていた4.「虹をつかもう」はスロウ・テンポの美曲。余談ながら、筆者が初めてこのアルバムを聴いた時に最初に気に入ったナンバーがこれだった。 6.「王様の神殿」は、いかにもディープ・パープルではなかったようなタイプの曲の代表例。これを聴いて“眠くなりそう”という人もいるかもしれないが、個人的にはこの幻想的でスリリングな雰囲気はなかなかいいと感じている。さらに7.「もしもロックがきらいなら」も面白い試みで、わずか30分で作られた曲なのだとか。アルバムのラストを飾る9.「スティル・アイム・サッド」は、ヤードバーズのシングル曲だが、ヴォーカルはなく、インストルメンタルの演奏でギターをひたすら聴かせる魅力的なアレンジに仕上がっている(だからこそ、最後にフェイド・アウトで消えていくのは、少々残念だったりもする)。[収録曲]1. Man on the Silver Mountain2. Self Portrait3. Black Sheep of the Family4. Catch the Rainbow5. Snake Charmer6. The Temple of the King7. If You Don't Like Rock 'n' Roll8. Sixteenth Century Greensleeves9. Still I'm Sad1975年リリース。 銀嶺の覇者 [ レインボー ] [枚数限定]銀嶺の覇者/レインボー[SHM-CD]【返品種別A】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年11月13日
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バンドの勢いが魅力の白熱ライヴ ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)は、ともにフィンランド出身のマイケル・モンローとアンディ・マッコイの邂逅から、1970年代末に形成されたバンド。1981年にデビュー盤『白夜のバイオレンス』(参考過去記事)を発表し、本拠地を北欧からロンドンに移してアルバムの発表を重ねた。1984年に米レーベルと契約して、これからアメリカ進出というタイミングでドラマーのラズルが事故死してしまい、バンドは解散した(後の2001~09年には再活動)。 1984年リリースの本盤『燃えるロンドン・ナイト(All Those Wasted Years)』は、フィンランドで大人気を博し、ロンドンを拠点にして全米進出へと向かっていた時期のライヴ・アルバムである。1983年、ロンドンのマーキー・クラブでの演奏が、LPでは2枚組(計68分)として収められている。 幕開けの1.「パイプライン」(ヴェンチャーズの演奏でも知られる)は、サーフ・ロック・バンドのシャンテイズの代表曲で、いわゆる“テケテケ”のギター・インスト曲だが、ハノイ・ロックス独自の解釈で短いイントロとしてアレンジされている。そのロック調の勢いのまま、2.「オリエンタル・ビート」へとなだれ込んでいく。その後も勢いの止まらない演奏が目白押しで、粗削りな部分はあちらこちらにあるものの、それが逆に彼らの魅力にもなっている。 上記以外に、前半(LPの1枚目)で筆者の好みの演奏をいくつか挙げてみると、4.「炎のドライビン(モーターヴェイティン)」、5.「愛してほしい(アンティル・アイ・ゲット・ユー)」、8.「白夜のトラジディ(トラジェディ)」、9.「マリブ・ビーチの誘惑(マリブ・ビーチ・ナイトメア)」といずれも勢いにのった素晴らしい演奏が並ぶ。後半(LPの2枚目)に移っても、この快感に満ちたライヴ感は止むことはない。個人的に特に外せないものを絞りに絞って選ぼうとしても、10.「ヴィジター」、13.「ロスト・イン・ザ・シティ」、15.「ビア&シガレット」、18.「トレイン・ケプト・ア・ローリン」となかなか絞り切れない。特に、18.を含む終盤の勢いと盛り上がりは、ハノイ・ロックスのライヴ・パフォーマンスの真骨頂と言っていいかもしれない。 余談ながら、手持ちのCDは音圧も決して高くなく、音としては決していいものではない。それでありながら、40年も前のライヴが目の前に広がるかのような臨場感が感じられるのは、彼らの演奏内容そのものの素晴らしさゆえ、ということになるのだろうと感じる。[収録曲]1. Pipeline2. Oriental Beat3. Back To Mystery City4. Motorvatin'5. Until I Get You(ここまでLP時代のA面)6. Mental Beat7. Don't Never Leave Me8. Tragedy9. Malibu Beach Nightmare(ここまでLP時代のB面)10. Visitor11. 11th Street Kids12. Taxi-Driver13. Lost In The City(ここまでLP時代のC面)14. Lightning Bar Blues15. Beer And A Cigarette16. Under My Wheels17. I Feel Allright18. Train Kept A Rolling(ここまでLP時代のD面)1984年リリース。 【中古】 燃えるロンドン・ナイト/ハノイ・ロックス 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月10日
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バンド形式の演奏で展開されるインギーの世界 イングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)がソロ・プロジェクトでの活動を始めて2枚目の作品となったのが、この『マーチング・アウト(Marching Out)』という盤である。イングヴェイ本人的には、インターヴューでこれがファースト作であるという言い方をしているとのこと。レコード会社の意向もあり、インスト(つまりはイングヴェイの演奏)が中心となる形で制作された前作(『ライジング・フォース』)とは異なり、ヴォーカル入りの楽曲が増えていて、バンドらしさが感じられる作品となっている。 メンバーは、前作と同じジェフ・スコット・ソート(ヴォーカル)、イェンス・ヨハンソン(キーボード)に加え、新しいドラマーのアンダース・ヨハンソン、さらにはベースのマルセル・ヤコブが参加している。全体にアグレッシヴな楽曲が多く、ヴォーカルの比重を高めつつもイングヴェイのギターの冴えた演奏がその屋台骨となっている。 個人的な好みの曲をいくつか挙げておきたい。冒頭の1分ほどのインスト曲の1.「プレリュード」から2.「アイル・シー・ザ・ライト・トゥナイト」は本盤の最大の聴きどころの一つ。アルバム前半で特に印象的な曲をもう一つ挙げておくと、5.「アイ・アム・ア・ヴァイキング」。北欧人だからこの詞の内容ということなのだろうけれど、“俺はヴァイキング”というタイトルは、最初に聴いたその当時からすぐさま目についたもので、イングヴェイのギター演奏がお見事である。 アルバム後半に目を移すと、クラシックを取り込んだ6.「序曲1383(オーヴァーチュア・1383)」は、いかにもイングヴェイといったギター演奏。その後も優れた楽曲・演奏が連続するが、あと1曲だけ触れておくとすれば、アルバムを締めくくる表題曲の11.「マーチング・アウト」。こちらもインストゥルメンタル曲なのだが、アルバム全体のトーンからすると優雅で伸びやかなギター演奏で、しかもその演奏内容は秀逸。幻想的なギタリストの演奏という意味では、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」やロイ・ブキャナンの「メシアが再び」に並ぶもので、3分で終わってしまうのはもったいないという余韻を残すナンバーだと思う。[収録曲]1. Prelude2. I'll See the Light, Tonight3. Don't Let It End4. Disciples of Hell5. I Am a Viking6. Overture 13837. Anguish and Fear8. On the Run Again9. Soldier Without Faith10. Caught in the Middle11. Marching Out1985年リリース。 マーチング・アウト [ イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォース ] ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年11月06日
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここ最近の記事を追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ→ つづき(H-M)・つづき(N-Z)アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ→ つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z)アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-I)へ→ つづき(J-N)・つづき(O-Z)アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓ にほんブログ村 : 人気ブログランキング:
2023年11月02日
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豪華ハード・バップの面々との吹込みによる名トロンボーン奏者の1枚 カーティス・フラー(Curtis Fuller)は、1934年にデトロイトで生まれたトロンボーン奏者で、2021年に86歳で没している(追悼過去記事(1) ・(2) )。ジャズ・トロンボーンと言えば、J.J.ジョンソンかカーティス・フラーかというくらい、この楽器の代表的なプレーヤーとして知られる。そんな彼がとりわけ素晴らしい作品を相次いで吹き込んだのが、1950年代後半から1960年代初頭にかけてであった。その中でも代表作とされる『ブルースエット』とほぼ同時期に吹き込まれた(厳密には2か月ほど前に録音された)のが、本盤『スライディング・イージー(Sliding Easy)』である。 本盤の特徴としては、何と言ってもまずは演奏メンバーの充実度である。ピアノがトミー・フラナガン、ベースがポール・チェンバース、ドラムスがエルヴィン・ジョーンズ。さらに、フロントは三管の編成で、トロンボーンのカーティス・フラーに加えて、トランペットのリー・モーガン、テナー・サックスのハンク・モブレイという面々である。もちろん、吹き込みの当時は若かったわけだけれど、後世から見れば、ハード・バップ・ジャズのレジェンドが居並ぶという、そんなメンツだったわけである。 そんな豪華な顔ぶれには、さらに続きがある。収められた6曲中、4曲(1.、3.、4.、5.)はベニー・ゴルソン、残る2曲(2.と6.)はジジ・グライスが編曲を担当している。とりわけ、三管を生かしたゴルソンのアレンジの美しさは、本盤の演奏を支える重要な要素となっていると思う。 いくつかの曲を個別に見ておきたい。1.「ビット・オブ・ヘヴン」は、フラーの自作曲で、三管のアンサンブルの美しさが光る。4.「ボンゴ・バップ」は、チャーリー・パーカーの曲で、表題からもわかるようにラテン風のリズムのナンバーだが、フラーをはじめフロント管楽器それぞれの軽妙な演奏が心地いい。リラックス感を醸し出す5.「ホエン・ライツ・アー・ロウ」の演奏は、個人的にはかなりおすすめ。そして、6.「C.T.A.」は、グライスの編曲によるもので、溌溂とした各奏者のソロ演奏が受け渡されていく展開が何とも言えないスリリングさを作り上げている。 そのようなわけで、これぞ代表的な1枚と言うような盤というわけではないかもしれない。けれども、カーティス・フラーのみならず、彼を含む当時のモダン・ジャズの雰囲気を体現した盤であると思う。そうした意味で、歴史的名盤ではないかもしれないが、もっともっとこれに親しむ人がいてもいいんじゃないかとも思っていたりする盤である。[収録曲]1. Bit of Heaven2. Down Home3. I Wonder Where Our Love Has Gone4. Bongo Bop5. When Lights Are Low6. C.T.A.[パーソネル、録音]Curtis Fuller (tb), Lee Morgan (tp), Hank Mobley (ts), Tommy Flanagan (p), Paul Chambers (b), Elvin Jones (ds), Benny Golson (arr), Gigi Gryce (arr)1959年3月9日録音。 【中古】 Curtis Fuller カーティスフラー / Sliding Easy 【CD】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2023年10月29日
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トロンボーン奏者率いるクインテット演奏の代表盤 J・J・ジョンソン(J. J. Johnson,1924年生れ2001年没)は、モダン・ジャズを代表するトロンボーン奏者。彼の大評判として知られ、彼が率いたクインテットによる最高峰の演奏と言えるのが、1957年に録音された本盤『ダイアルJ.J.5(Dial J.J.5)』である。 クインテット(5人組)のメンバーは、トロンボーンのJ・J・ジョンソンに加えて、ボビー・ジャスパー(テナー、フルート)、トミー・フラナガン(ピアノ)、ウィルバー・リトル(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)という面々である。リズムセクションの3人は、本盤の録音後、この同じ年にトミー・フラナガンの名盤として知られる『オーヴァーシーズ』を録音しており、本盤でもこれら3人の演奏の安定感とよさが際立っている。テナー・サックスとフルートを使い分けているボビー・ジャスパーは、ベルギー出身で米国へ渡って活躍した人物で、本盤のほかにウィントン・ケリーの『ケリー・ブルー』でも知られる。 どれもスリリングで、このメンツだからこそ成し得たという演奏が並ぶ。個人的好みで何曲か挙げると、1.「ティー・ポット」、2.「バルバドス」、4.「セッテ・チョーズ」、9.「バード・ソング」といった具合になるだろうか。とは言うものの、このクインテットの本領は、本盤の別の部分でも発揮されているようにも思う。 それは、5人全員がそろうのではなく、3人や4人の演奏曲も含まれている点である。7.「ソー・ソーリー・プリーズ」と8.「イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー」では、リーダーのJ.J.が演奏していない。また、ボビー・ジャスパーは必要に応じてサックスまたはフルートを演奏し、時に彼が抜ける。結果、6.「ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」は、ジャスパー抜きのカルテット演奏。7.はJ.J.もジャスパーも抜けており、トリオでの演奏となっている(これがまた上述の『オーヴァーシーズ』を想起させる見事な演奏!)。8.はJ.J.が抜けてジャスパーのフルートをフィーチャーした、なおかつリーダー抜きでのカルテット演奏。この自在さというか臨機応変さがこのメンバーでの演奏のよさであるというのも実感できる作品というふうに思う。[収録曲]1. Tea Pot2. Barbados3. In a Little Provincial Town4. Cette Chose5. Blue Haze6. Love Is Here to Stay7. So Sorry Please8. It Could Happen to You9. Bird Song10. Old Devil Moon[パーソネル、録音]J. J. Johnson (tb)Bobby Jaspar (ts, fl)Tommy Flanagan (p)Wilbur Little (b)Elvin Jones (ds)1957年1月29日(5., 6., 8., 9.)、1月31日(2., 3., 4.)、5月14日(1., 7., 10.)録音。 ダイアルJ.J.5 [ J.J.ジョンソン ] 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年10月25日
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不調和が調和する瞬間 ブルーノート、プレスティジ、リバーサイドと所属を変えていった後にセロニアス・モンク(Thelonious Monk)が行きついたのはコロンビア・レコードで、キャリア後期のかなりの期間・アルバム数をこのレーベルに残すことになった。そんなコロンビア期の最初の作品(1962年録音)がこの『モンクス・ドリーム(Monk’s Dream)』だった。 一般に言われるように、モンクの音楽はヘンテコである。言い換えると、通常の音楽理論と“調和”していない。突飛でもないことが起こる音楽である。結果、聴き手側が、予想を裏切られることを予想して聴くという状況がしばしば起きる。 ところが、本盤を聴くとさらに不思議な現象が起こっているように感じられる。ここで提示される音楽はそれ自体として“調和”したものになっている。話が少々ややこしいが、ここで披露されている音楽そのものは、一般的な音楽観や音楽理論と“調和”していない独特なものだ。けれども、演奏されている音楽だけに目を向けると、本盤の中では完結的に“調和”しているように見えるのである。 何とも小難しい話になってしまったけれど、これが筆者の正直な感想である。そんな風になっている主要因は、テナー・サックスのチャーリー・ラウズ(Charlie Rouse)の存在であろう。これ以前には『5・バイ・モンク・バイ・5』(1959年)にも参加しているが、その時よりもはるかにこの奏者自身が“モンク化”している。要するに、セロニアス・モンクの音楽に“調和”しているのだ。 その結果、意外な不協和音、予想外のぶつかり合いといった面でのミュージシャン間での緊張が少ないとも言える。なので、それらをこのモンク盤に求めるならば、期待は裏切られるかもしれない。けれども、“フツーじゃない音楽がフツーにまとまった形で提示されている”という本盤の演奏を、筆者はとても気に入っている。ラウズのサックスは、時にモンクらしいフレーズを吹き、また時にモンクの独自のピアノの間合いにぴったりとはまった演奏をしている。そんなわけで、繰り返し演奏を共にすることになるこの二人の関係性の確立が本盤のいちばんの聴きどころなのだと思う。 収録されているのは、ほとんどが既発表の楽曲で、初演は3.「ブライト・ミシシッピ」だけである。ただし、過去の発表時と表題が異なっている曲もあり、5.「ボリバルのブルース(Bolivar Blues)」は、「バルー・ボリバル・バルーズアー(Ba-Lue Bolivar Ba-Lues-Are)」というへんてこりんなタイトルで発表された曲(『ブリリアント・コーナーズ』に収録)。同様に、4.「ファイヴ・スポット・ブルース(Five Spot Blues)」は、「ブルース・ファイヴ・スポット(Blues Five Spot)」として『ミステリオーソ』で演奏されていたものである。[収録曲]1. Monk's Dream2. Body and Soul3. Bright Mississipp4. Five Spot Blues5. Bolivar Blues6. Just a Gigolo7. Bye-Ya8. Sweet and Lovely[パーソネル、録音]Thelonious Monk (p), Charlie Rouse (ts), John Ore (b), Frankie Dunlop (ds)1962年10月31日(5.と7.)、11月1日(2.と3.)、11月2日(1.、6.、8.)、11月6日(4.)録音。 Thelonious Monk セロニアスモンク / Monk's Dream + 4 【BLU-SPEC CD 2】 下記のブログランキングに参加しています。応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2023年10月20日
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ギター小僧のその先へ、幅が広がり始めた1枚 ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、グリンというバンドでメジャーデビューし、1970年代、地味ながら着実にソロ活動を繰り広げていった。この間の活動で、“ギター小僧”、“ギター・キッド”などといったイメージがついたけれど、1980年代を迎えると、音楽性を少し変えていった。ポップな方向を向いたというのは、コアなファンにとってはがっかりな部分もあったかもしれないが、数十年後の現在から見れば、彼の音楽性が広がっていく過程だったようにも思う。 そんな彼の傾向が見え始めたのが、1981年発表の本盤『ナイト・フェイズ・アウェイ(Night Fades Away)』である。1980年代にニルスは3枚のスタジオ作を残している(本盤のほかに、1983年の『ワンダーランド』、1985年の『フリップ』)が、いずれも、前後の作品に比べてポップ寄りのサウンドに仕上がっている。 本盤に収められた楽曲のうち、筆者のお気に入りナンバー1は、何といっても表題曲の1.「ナイト・フェイズ・アウェイ」。ソフトな曲調ながら、ヴォーカルもなかなかよくて、ハーモニクスを含むギタープレイの特色もうまく活かされている。全体に目を向けると、小気味よく聴きやすいロックナンバーが多く含まれているのも特徴。そうした曲の代表格としては、デル・シャノンで知られる2.「アイ・ゴー・トゥ・ピーシズ」、ビートルズのカバーである7.「エニータイム・アット・オール」。さらには、6.「セイラー・ボーイ」なんかもテンポのよさが目立つ。あと、8.「魔女の誘惑(エンシェント・ヒストリー)」は、グリン時代からの雰囲気を保っていて、これも何気に外せないナンバーだったりする。[収録曲]1. Night Fades Away2. I Go to Pieces3. Empty Heart4. Don't Touch Me5. Dirty Money6. Sailor Boy7. Anytime at All8. Ancient History9. Streets Again10. In Motion1981年リリース。 【中古】 Nils Lofgren ニルスロフグレン / ナイト・フェイズ・アウェイ 【LP】↓LP盤です↓ Nils Lofgren「Night Fades Away」 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2023年10月14日
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