この『道ありき』の続編、すぐに読んでしまったのだけれど感想を書くのはためらっていた。
まず『この土の器をも』は『道ありき』その後の結婚生活篇、ベストセラー『氷点』が生まれるまでの顛末、興味がないわけではないからそれなりにおもしろかった。
だが『光あるうちに』の副題が信仰入門編とあるのには躊躇した。確かに今までのキリスト教についてのどの書よりも、わたしにはよく理解できてよかったのだけど...。
わたしの知識不足ということもあろうけど、難しくないキリスト教についての本も、わかったようなわからないようなのにしか出会っていなかったので。
だが、じゃあ入門するほどの気持ちになったかと言えば、そんな簡単なことではない。あたりまえだけれど、なんとなく理解したことと、賛同することは一緒ではない。
信仰入門編と副題をつけなければいいのに。もう最後の方はお奨め一方で、これでは営業じゃないかと引いてしまった。それとも入信にしろ入党にしろ入会にしろ、こんなものなんだろうか。まさか?!
話がそれたが、三浦綾子は読ませる力がある作家であるのはまちがいない。ぐいぐい読ませられたのは本当だ。
よみがえり 2023年12月21日
こういうエンタメが好き 2023年12月19日
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