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2012年12月06日

コレステロールが高いとなぜいけないの？コレステロールの正体は！

カテゴリ： ■腸内環境・コレステロール・善玉菌悪玉菌

このコレステロールのはたらきについてご存知ですか？

血液検査では「運搬されるコレステロールの量」を測っています。

＜コレステロールの基準値＞
総コレステロール　132-252
HDL（善玉）　　　41-68
LDL（悪玉）　　　70-139

私たちにとって悪の主役のようなイメージの「コレステロール」。
実は、コレステロールがないと生命が維持できないんです。

これが肥満の原因でもありません。
コレステロールとは身体の機能を正常に保つ物質の材料です。ホルモンや胆汁（小腸で食べたものの消化吸収を助ける）の材料でもあります。
また、全身の細胞、60兆個の細胞を一つ一つ包んでいる細胞膜を作る物質なんです。

しかし、LDLが悪玉といわれる所以！

コレステロールの8割は肝臓で作られます。
LDLはコレステロールを肝臓から体の隅々に運び出してるものなんです。
しかしこのLDLはとてもはたらきモノ！
どんどん運んで血管壁にコレステロールが溜まり動脈硬化症を促進してしまうんです。

HDLが善玉といわれるには！

血管壁にたまった余分なコレステロールを回収して肝臓に戻すはたらきがあります。このはたらきで動脈硬化の進行を妨げるので善玉とよばれています。

大切なのはLDLとHDLの比率！
LDLは動脈硬化症の発症に重要な要因ですが、LDLだけが動脈硬化に関係しているわけではありません。HDLが低いと動脈硬化を起こしやすいリスクがでてきます。

悪玉は血中をまわっている過程で小さく酸化しやすくなり、血管壁などにコレステロールをくっつけ、動脈硬化を引き起こします。

悪玉値(LDL)÷善玉値(HDL)＝1.5以下の人は血管内部の表面がキレイだそうです。
悪玉値(LDL)÷善玉値(HDL)＝2.3の人が動脈硬化になる危険度が一番少ないそうです。

この場合の危険度を（１）とすると、

悪玉値(LDL)÷善玉値(HDL)＝３　　では危険度が2
悪玉値(LDL)÷善玉値(HDL)＝4.7　では危険度が3.3

★悪玉値(LDL)÷善玉値(HDL)＝6の方がさらに高血圧であれば危険度は16に、
高血圧＋高血糖であれば32.9になり、高血圧＋高血糖＋喫煙では57.3に危険度が急上昇するようです。（ためしてガッテンより）

やはりこの悪玉と善玉の数値のバランスは大事ですね！

悪玉コレステロールが増える要因とは！！
個人差がありますが、性別、年齢、高血圧などの生活習慣病、喫煙状態で動脈硬化症へのリスクは高まります。

中性脂肪が高い方は要注意です。
血液の中では同じ脂質成分として中性脂肪とコレステロールは同じ乗り物で運ばれている状態です。（イメージです）
中性脂肪が増えると肝臓がより多くの中性脂肪を作り出すためにコレステロールは小さくなります（同じ乗り物に乗るので小さい形になって一緒に乗ることに）小型になることで血管壁に入りやすくなり、動脈硬化をさらに促進してしまうことになってしまいます。

悪玉値(LDL)だけが高い方に比べると中性脂肪も高ければそのリスク（動脈硬化への）は20%も上がることに！

健康でいるためには？

悪玉値が高いのならば、今からでも善玉を増やしていかなければいけませんよね！！

次回は、善玉を増やすための食事・運動などもご案内します。
まずは、お野菜たっぷりのお食事がおすすめです！（皆さんご存知ですよね（＾＾）

今日の写真は、韓国で飲んだ「トマトジュース」です。
味は牛乳とバナナの甘みとたっぷりのトマトでした。とっても美味しかったですよ～

韓国のトマトジュースって甘いのだそうですね。
日本は塩味というイメージですが韓国はお砂糖が入っているそうです。
だからバナナとのミックスジュースかな～と思ってましたがお砂糖だったのかな？
でもぜひ、牛乳や豆乳とトマトとバナナとあいますので（よく作ります）
お試しください（＾＾）