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2008.02.02
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カテゴリ: 映画/青春

「僕がドラムラインを愛してたから。」
「君はそれを忘れた。人間はたまに大事なものを忘れる。しかし愛情をなくしたら、デヴォンがいなくても指揮することは難しい。」

いつの時代にも青春映画というのは一定の割合で支持され、若者たちのエネルギッシュな姿をスクリーンから体感することができる。
人は皆、大人社会にどっぷりと浸かっていくにつれて、若かりし頃の熱い気持ちや仲間との友情、損得なしの探究心を忘れがちである。

この作品を観るまで、マーチング・ドラム部の「バンド・バトル」などというものが存在すること自体知らなかった。
例えば日本でも甲子園球場などで(高校野球の場合)、各校が競って応援合戦を披露しているが、あくまで競技の中心は野球であり、鼓笛隊やチア・グループは盛り上げ役に過ぎない。
あるいはブラスバンド部の全国コンクールはあっても、競技場で顔を突き合わせてのバンド・バトルというのはありえない。

「ドラムライン」は、天才的ドラム・テクニックを持つデヴォンが、アトランタにあるA&T大学の名門マーチング・ドラム部にスカウトされるところからストーリーは展開する。

そんな中、入部早々からデヴォンは抜きん出て優秀だったが、自分の才能を過信してバンドの和を乱してしまう。
だが、バンド・リーダーのショーンの歩み寄りとガール・フレンドのレイラの支えにより、デヴォンは心の成長を遂げ、ライバル校であるMB大学との対決に臨む。

内容に斬新なものは感じられなかったが、若者たちが仲間と一つになって目標に突き進んでいくようすが生き生きと描かれていた。
ミュージカルとは少し違うが、音楽とダンスの融合が画面いっぱいに広がっていて、おそらくライブで観たら圧巻するのではなかろうか。
ほとばしる青春の瑞々しさを体感できる作品だ。

2004年公開
【監督】チャールズ・ストーン三世
【出演】ニック・キャノン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.02.02 11:26:46
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