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2008.02.06
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カテゴリ: 映画/戦争・史実

「ありがとう。(ふりかえって)タンク、大丈夫か?」
「(泣きながら)トリガーが・・・。」
「成し遂げたんだな。」
「大尉も立派に。」

祖父は軍人で、第二次世界大戦中は通信班に属していた。
時折モールス信号のマネゴトをして、誰にもわからない独り言をつぶやいていた。
お風呂に入って必ず歌うのは、“同期の桜”あるいは“海ゆかば”。
悲惨な戦争体験をしているぶん、かえって多くを語ろうとはしなかった。

ぜひとも胸の内を聞いてみたいと思った。

「U-571」は、1942年第二次世界大戦中の北大西洋が舞台となっている。
アメリカ海軍が“トロイの木馬”作戦により、ドイツ潜水艦Uボート571号を乗っ取るところからストーリーは展開する。
目的は、ドイツの最高機密である暗号機“エニグマ”を奪取すること。
しかし、敵の攻撃を受け作戦が大幅に変更。
暗号機を奪取したらすぐに帰艦の予定だったが、味方の潜水艦は撃沈。
U-571にそのまま留まり、敵と対峙することに。
アンドリュー・タイラー大尉率いる生き残った部下たちは、ドイツ語表示で扱い慣れないU-571を駆使して敵を翻弄させる。

この作品の見どころは、何と言っても潜水艦内という、いわば密室状態における人間の極限状態だろう。
四方を海に囲まれ、しかも船体が破壊すればたちまち浸水してしまうという緊迫感は、通常の生活をしていたらまず味わえない環境だからだ。
そして若きタイラー大尉が、一人また一人と仲間を失いながらも、生き残った部下たちを率いて成長を遂げていく姿はなんとも清々しい。


2000年公開 
【監督】ジョナサン・モストゥ 
【出演】マシュー・マコノヒー、ハーヴェイ・カイテル

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.02.06 20:16:07
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