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2012.11.13
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カテゴリ: 名歌と遊ぶ
今日も今日とて江畔翁を読んでいます。冬の読書は詩に限ります(^^)
20121113

米寿

米寿だなんと云うて
赤い頭巾を被らされて
厚い座布団に座らせる者もある
ここには又
米寿の頭に鉢巻をして
毎日々々鍬の柄に
汗をしたたらしている者もある
蒼い空
人間


        関口江畔


「仏の道を日常の生活の中に取り入れ日と共に起きいでては土を耕し、月に脚をのべては詩を作り句を吟ずる。」
荻原井泉水は江畔翁をそう評したそうです。

なるほど、詩がすべてを物語ります。
今風に言ったら『達人』とでもいうのでしょうか。
(ちょっと薄っぺらいなぁ)
具体的に「何が」「どうの」というわけではありませんが、もうとうていかなわないなぁ(汗)、詩を読んでそう思います。

つまりは・・・


ときに関口江畔と山頭火。
非なるようではあるけれど、これが似ている!

まず執著から離れている。

そして達観を得ている。
これは物の捕らえ方の問題で、物事を全体的全面的に眺めているということ。つまり「すべてをわかっている人」だということ。

この二点で関口江畔と山頭火は同等であるという思いに至りました(^^)

また、ご両人を比較しながら思いました。
枝葉末節でなく、本質が何かを問う、それこそが真理を見るものであると。

我もまた達観せり、なんてね(笑)


~関口江畔~   その他

■   《前進》
《八十八年の人生》
■   《真理》
■   《俺は静かに》
■   《真赤の落日》
■   《法悦》
■   《己に克ちて》
《雲のように》





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最終更新日  2012.11.13 06:42:10
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