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2014.06.02
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カテゴリ: 映画/パニック
【デイライト】
20130127

「1,2,3で持ち上げよう! みんな、いいか? みんなでやりゃ何でもできるんだ!」

数いる役者さんのうちでもスタローンほどイメージが固定してしまった人は少ないだろう。
本人も、おそらく甘いラブ・ロマンスの主役や極悪非道な悪役を演じるつもりは、毛頭ないだろう。
スタローンは下積み時代が長く、生活のためにポルノ映画はもちろん、アダルト劇のステージにも立っているとのこと。(ウィキペディア参照)
そういう苦節を味わっているからこそ、自分というキャラクターに副わない役は、決して受けないつもりでいるのかもしれない。
代表作である『ロッキー』や『ランボー』シリーズでは、肉体・精神ともに強靭なキャラクターを見事に演じており、興行成績も大成功を収めた。
年齢とともに衰えゆく肉体美にも一層の磨きをかけ、精進している姿は、プロの役者としても見上げた根性の持ち主であり脱帽だ。
そんなスタローンが『デイライト』でも正義感の強い、勇敢な男としてイメージ通りの主役を演じている。

ストーリーはこうだ。
ニューヨークのマンハッタン島とニュージャージーを結ぶ海底トンネルが事故現場となった。

多数の死傷者が出る中、現場付近に居合わせたタクシー・ドライバーのラトゥーラは、トンネル内に閉じ込められた人々を救出しようと、救助隊のチーフに談判する。
というのも、ラトゥーラは元救助隊のチーフをしていた経験があり、今回の救出作戦も自分の経験が役に立つと思ったからだ。
しかしラトゥーラは、以前にも大惨事に遭遇した際、他の隊員たちを死亡させてしまったという過去があり、相手にされないのだった。

スタローン出演作品に、最悪のラストなどあろうはずもなく、最終的にはスタローン扮するラトゥーラの自己犠牲の精神とタフな肉体が、被災者たちを救出することに成功する。
とはいえ、そのプロセスではラトゥーラの努力も虚しく、何人かの人々が絶命する。
私はこの作品を【パニック】のカテゴリに分類してみたが、アクション性に富み、臨場感溢れていることからも、アクション映画としても充分見ごたえはある。
有毒ガスと火災による煙がまん延する中、死と隣り合わせの人は何を思い、どう行動するのか。
様々な想像をめぐらせてこの作品を見ると、より一層パニック状況下での人の真価を追及できるかもしれない。

1996年公開 【監督】ロブ・コーエン
【出演】シルヴェスター・スタローン

20130124aisatsu





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最終更新日  2014.06.02 05:36:06
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