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五月…ニューヨークでは、狂暴な暴力の発作を伴う新麻薬が蔓延していた。われらがヒーロー〈始末屋ジャック〉は、製薬会社の女性研究員から、謎のセルビア人ギャングのボス、ミロシュの調査を依頼される。ミロシュはこの新麻薬に絡んでいるらしい。一方製薬会社重役モネを尾行するジャックは奇妙な人体実験を目撃。荒れ狂う被験者のありさまは、新麻薬の発作と同じものだった!単なる脅迫と思えた事件は、奇怪な様相を見せていく。鬼才F・P・ウィルスンが放つ痛快アクションホラー巨編。 <始末屋ジャック>シリーズ 第4弾今回のネタは ”麻薬”F・ポール・ウィルソンの作品は ネタが色々に凝っていて飽きないですね。”麻薬”といえば ギャング。 ドンパチ派手な立ち回りがあるのかな~っと思いましたが、 いや~、空からタイヤを降らせたり、ジャックが知らずにこれを服用したため、凄いパワフルになってたり、、今回もあっという間に読んじゃいましたよ。ジャックに来た仕事の依頼は、偶然二つ重なるものでした。ひとつは ある製薬会社の重役(モネ)が、ギャングのボス(ミロシュ)に脅されているらしいので、その謎を探り、重役を助けて欲しいというもの。もうひとつは、ギャングのボスのせいで、甥を殺された男から、”ぶっ殺して”欲しいというもの。けれども「死よりも 悲惨な状況もある」殺しはしないが、徹底的に相手を痛めつける。暴力を振るう奴には暴力を、金に汚い奴には金銭的損失をと、一番効果的な復讐方法を探し出し、完膚無きまでに叩きのめす。これがまた手が込んでて面白い。。激しい凶暴性をともなう新薬の”麻薬”を巡って、またまた、周到なストーリー展開です!ギャングと製薬会社の重役達が、最後の対決を迎えるシーンは、そういうオチが用意されているとは、、と、驚きと爽快感でした!さらにその後、ジャックとラコシの対決もあり、とってもおいしい展開てんこもりでした~♪。そう、ラコシですよ。ジャックシリーズの第一弾「マンハッタンの戦慄」で登場したときは、なんだかこの異形の怪物には、唐突感がありました。インドの怪物?東洋ネタ?っと。。今作では、レギュラー陣として欠かせない存在、ここでラコシが関係するのね~!となんだか敵役なのに、うれしかったりしました。 ジャックがラコシを殺そうと近寄っていくのに、何故か助けてしまうくだりなど、意外性もあり、でした。ジャックとラコシの因縁はまだまだ続きそうですね。ジャックとジーアとヴィッキーの関係も良好のようです。けれど、ジーアはジャックの稼業を認めてはいない、常に批判的な目を向けている。それでいて、「マンハッタンの戦慄」でのヴィッキーの救出が効いてて、もしジャックが社会のまっとうな一員で、ありきたりな男だったらヴィッキーは助からなかったというのが、二人の関係の基盤のようですね。今回、ジャックの稼業が、直接ジーアたちを深刻な危険に晒しはしませんが、常にその危険はあるようなんですよね。フリーク・サーカス(異形のモノたちのサーカス)が登場するのが、「ダレン・シャン」を連想。<ナイト・ワールド>シリーズは、他作品が見つからないので、<始末屋ジャック>シリーズを読み始めました。 順不同ですが、単独でも楽しめます。■作者のシリーズ紹介『マンハッタンの戦慄』は、作者の2大シリーズを構成する要に位置します。「ナイトワールド」シリーズ(ナイトワールド アドヴァーサリ・サイクル)遥かな太古より、人々の恐怖を生きる糧としてきた「永劫なる魔性」ラザロム、それに対する人々の 戦いを壮大なスケールで描いた6部作。(1)「ザ・キープ」(上下) (2)「マンハッタンの戦慄」(上下)(3)「触手(ザ・タッチ)」(上下)(4)「リボーン」(5)「闇の報復」(上下)(6)「ナイト・ワールド」(上下) この(2)で登場の始末屋ジャックが、作者のお気に入りとなりシリーズとなる。<始末屋ジャック>シリーズ「マンハッタンの戦慄」(上下)「神と悪魔の遺産」(上下)「異界への扉」「悪夢の秘薬」(上下)「始末屋ジャック 見えない敵」(上下) 「始末屋ジャック幽霊屋敷の秘密」(上下)「始末屋ジャック深淵からの脅威」(上下)
2006年08月31日
2006年08月30日
2006年08月29日
完全直前 すべての謎は出揃った!全世界の中心<暗黒の塔>に一行はたどり着けるのか?キング 生の超大作シリーズ 旅の終わりの予感に満ちた、第IV部!「どんなにおそろしいおぞましい話を書いても、最後の最後までキングは人を信じてる。私がこの作家を好きな理由はそれにつきる。」(角田光代)スザンナが消えた。あの忌まわしき魔道師の水晶球“十三番目の黒球”とともに―。“狼”との死闘の前後、秘かに支配力を増していた第四の人格マイアの意志のもと、スザンナは妖魔の子を産むためにひとり1999年のニューヨークへと転移していた。何者かに操られるように行動するマイアの意図とは。そして、残された一行に彼女を追う術はあるのか。いよいよ大詰めの第6部、緊迫の開幕。 前作の『カーラの狼』でローランド、エディ、スザンナ、ジェイクのガンスリンガーたち<カ・テット>は、村人を定期的に襲う「狼」を退治しました。今回の第6作『スザンナの歌』は、その直後からスタートしてます。彼らは、逃亡したスザンナを追って分散します。●スザンナ彼女は身重。しかも、またも妖魔のマイヤに人格を乗っ取られスザンナ/マイヤです。マイヤは母性を担う強い霊で、お腹の子への権利を主張しスザンナの身体を乗っ取ってます。スザンナ/マイヤは水晶玉の魔力で扉を抜け、1999年のニューヨークへ降り立ちます。彼女の内面では、ふたつの人格が吹き荒れますが、そのせめぎ合い中、お腹の子の正体が判明します。妖魔の子というだけでもう不気味な存在なのに、スザンナはエディを愛してるのに、何故そうなる?! スザンナは 何か聖母的な役割を負っているのかしら。なんと、えー!マジ!? という種明かしで、ますます、頭がパニクリました。ますます ついていけない展開です。 まもなく出産です!●ジェイク少年と神父キャラハンふたりは、1977年の薔薇(?)を守るため異次元ジャンプ。。するのだけど 着いた先はスザンナのいる1999年のNYだった。そこでスザンナを救出に向かうが。。キャラハン神父って、「呪われた町」に出てたんですね。『カーラの狼』での神父の旅のはなしが やけに長いと感じたのですが、、キング作品の人物でしたか。。世界貿易センターがはなしに出てくるんですが、もしかして「911事件」が、ダーク・タワーストーリーに関連するんでしょうか。●ローランド、エディこちらのふたりは、スザンナ救出に向かうが、逆に、1977年のメイン州ににジャンプ。そこでマイヤの情報を得 て黒衣の魔導師ウォルターの差し金でギャングたちの襲撃にあう。ピンチを切り抜け、危機に瀕しているNYの薔薇を守るための ある策略を練る。そしてある人物にあうのですが。この人物が これまた そういうのってあり?っという話ですよね。 でも、、うそ臭くないというか、さすがです。それにしても 「カマラ カム カム 」「ダッド ア チャム ダッド ア チー 」この わけのわからん用語が、、頭を混乱させるのよ。薔薇とか、カメとか、<深紅の王 クリムゾン・キング>とか、よく分かりませんのよ。。最終巻が 9月?に刊行だそうですか、今回、なかなか話についていけませんでしたよ。スザンナの子はいったい誰の子で どういう役割なの?スザンナ/マイヤは また人格統一するの?薔薇を救って、ダークタワーと、世界を正すの?クリムゾンキングって?とにかく もうすぐ終わるんですね~。 それにしても、文庫なのに挿絵がいっぱい。しかも有名画家が、つぎつぎ書きたいと名乗りを上げたというから、キング人気はやっぱり不動ですね。ダークタワーI ガンスリンガー (The Gunslinger) ダークタワーII 運命の三人 (The Drawing of the Three)ダークタワーIII 荒地 (The Waste Lands) ダークタワーIV 魔道師と水晶球 (Wizard and Glass) ダークタワーV カーラの狼 (Wolves of the Calla) ダークタワーVI スザンナの歌 (Song of Susannah) ダークタワーVII 暗黒の塔 (The Dark Tower)
2006年08月24日
〈ラコシ〉―それは鋭い牙と鉤爪を持ち。黄色い眼を光らせ。人肉を食らうこの世のものならぬ太古の魔物だった。マンハッタンで裏家業を営む<始末屋>ジャックの元を、インドの外交官と名乗る奇妙な男、クサムが訪れる。家宝のネックレスが強盗に奪われたので、ジャックに取り返してほしいのだという。また、ジャックの別れたかつての恋人ジーアからは、富豪ウェストファーレン家の老女の失踪事件を依頼される。謎を追うジャックだが、やがてその目の前には言語を絶する怪物の影が…。吸血鬼小説『城塞』(「ザ・キープ」マイケル・マン監督映画化)で注目されたF.ポール・ウィルスンが、現代のニューヨークを舞台に描くオカルト伝奇ホラー巨編。ナイトワールド・シリーズ第2弾<始末屋ジャック>シリーズ第1弾 謎のインド人や小瓶、そして謎のネックレスなどを絡めて話を引っ張ってます。合間合間に、ウェストファーレン家の御先祖のエピソードが挿入。太古の魔物ラコシってなんぞ?F,ポール・ウィルソンは モダンホラー系エンターテイメントの大御所?へー、ふ~ん。そうなんだ~。ファンの方すみません。無知で。「始末屋ジャック」シリーズが最近本屋で積まれてまして、気になってましたが、多作な人ですね~。ホラーと ハードボイルドが混ざリ合ってるという感じです。これは作品が多くて どれから手を付けるべきなんだか、よく分かりませんですよ。、ジャックが惚れてるジーアという女性、ジャックの元彼女らしいんだけど、彼の裏家業を知って別れて半年ほどになってる。ジャックは未練たらたら。ハード・ボイルド系なのに、元彼女の冷たい態度にへこんだり、彼女の娘を抱きしめてかわいいとしんみりしたり、父からの電話のやりとりとか、なにやら親近感。 人間的で 殺伐としてないのも魅力ですね。彼女の元夫 ウェストファーレンの先祖?が 植民地時代にインドでなにかヤバイ事をして、この魔物ラコシという怪物に狙われることになり、彼女の娘がその血筋の末裔なので、復讐の標的にされるみたい。どうやら「ナイトワールド」がキーワードらしいですね。シリーズの完結編。で、<始末屋ジャック>ももうひとつの人気シリーズになってるんですね。ストーリー的には「ザ・キープ」で幕開け → 「マンハッタンの戦慄」→(略)→「ナイトワールド」で完結。 6部作になってる。「ザ・キープ」は「コラテラル」のマイケル・マン監督作で映画化もされてる。「ナイトワールド」は傑作という評判みたい。へー。図書館に絶対あるだろう。そっちを先に読んじゃうとネックレスの効能が先にわかっちゃってあらら、となるみたい。 そりゃシリーズ完結編だからそうだわね。ネックレスが重要な小道具みたいね。「ナイトワールド」読むのが楽しみだわ。 ネックレスってそんなに重要な小道具なんだ。「マンハッタンの戦慄」では チンピラに簡単に奪われちゃってるんだけど、それを取り戻すジャックの仕事ぶりは、面白かったです。 <始末屋>シリーズを書き続けたくなった作者の気持ち、なんかわかるわ~。しかし、今後どういう順番で読んだらいいんだろう。自分的には<始末屋>シリーズに行きたいですが。ナイトワールド・アドヴァーサリ・サイクルのほうは なんだか 話がでかそうね。 S・キングをやっつけてからにしようかな。 (やっつけるってね。。)S・キングの「ダーク・タワー」シリーズ ようやく6巻を読み終わり まもなく7巻刊行で完結ですね。 そっちもまた 上中下巻とまた三冊刊行みたいね。 厚いよ! なんでそんなに厚いのよ。。 ■作者のシリーズ紹介『マンハッタンの戦慄』は、作者の2大シリーズを構成する要に位置します。「ナイトワールド」シリーズ(ナイトワールド アドヴァーサリ・サイクル)遥かな太古より、人々の恐怖を生きる糧としてきた「永劫なる魔性」ラザロム、それに対する人々の 戦いを壮大なスケールで描いた6部作。(1)「ザ・キープ」(上下)(2)「マンハッタンの戦慄」(上下)(本作)(3)「触手(ザ・タッチ)」(上下)(4)「リボーン」(5)「闇の報復」(上下)(6)「ナイト・ワールド」(上下)この(2)で登場の始末屋ジャックが、作者のお気に入りとなりシリーズとなる。<始末屋ジャック>シリーズ「マンハッタンの戦慄」(上下)「神と悪魔の遺産」(上下)「異界への扉」「悪夢の秘薬」(上下)「始末屋ジャック 見えない敵」(上下) 「始末屋ジャック幽霊屋敷の秘密」(上下)「始末屋ジャック深淵からの脅威」(上下)
2006年08月23日
ダイアナ・ガバルドンの『時の旅人クレア』アウトランダーシリーズの最新刊 第四弾『妖精の丘に再び』I II III巻が 6月7月8月、、とようやく三冊出揃いました。(ヴィレッジブックスより) 原書のほうは 第五弾「The Fiery Cross」 第六弾「A Breath of Snow and Ashes」とすでに刊行済み。翻訳されるのを、また首をながーくして待ってましょう。(^^;)スコットランドのストーンサークルに吸い込まれ クレアが降り立った地は 18世紀だった!というシリーズの幕開けから、20年余が経ちました。第四弾になり、クレアとジェイミーもすっかり円熟夫婦。だけどラブラブ度はちっとも変わりないですが。ふたりはとうとう新大陸アメリカに いっちゃったんですね。厳しい開拓暮らしはため息ものです。 華やかな特権階級のイギリスの貴族じゃない、イギリス人ですらないスコットランド人 ジェイミーという人物は 常に歴史の裏側を生きてるよう。だからアウトランダーシリーズなんだね。 イギリスの王位継承争い、戦争、逃亡生活、刑務所暮らし、領主だったのに土地を甥に譲り、密輸、、同性愛者からの妄執で、、と何度も命を落としかけ、実にドラマチックな男性です。スコットランドの歴史のお勉強にもなる一冊ですね~。タータンチェックが 近年まで禁止されていたなんて、ちっとも知りませんでした。今作で、クレアとジェイミーの一粒種 ブリアナとその彼氏ロジャーが、タイムワープして飛び込んできます。 だんだん新しい世代へ、話の比重が移っていくのかしら。ブリアナったら、まったく、いかにもアメリカ女性らしい。率直で強い女性を地で行くから、トラブルが服を着て歩いてるみたいだわよ。 この時代のタブーを侵しすぎよ。ただでさえ背が高く手美しいから目をひくのに。 男性の服装をして、 アッケラカンとしすぎ。 自分の中の規範に従うのはいいけど、やっぱり時代がな~。。 20世紀とは違うからね。そもそもは、彼女としては両親に関する記事を見つけたことことから、その重要性をどうしてもふたりに伝えたい、そのためだけのほんの小旅行のつもりだった。ところがいろんな状況が重なるうちに 帰るに帰れなくなって。。それにしても三角関係 血筋に関わるエピソードが多いのよ。フランクは亡くなったのに、いまだにクレアとジェイミーの間でその存在が大きい。 違う時代の二人の男性に愛されたクレア。 今回 フランクからの手紙というのも涙を誘いました。ブリアナの登場で、以前よりジェイミーはフランクを意識させられるしね。 実の父なのに。。 また、ジャック・ランダル(死亡)や、ジョン・グレイといったジェイミーを愛する男たち。 ジョン・グレイは、ジェイミーの(実は)ひとり息子の父だもんね(ブリアナとは母ちがい)。 まったく複雑~。 ブリアナの代でもこの血筋の波乱がありそう。 次巻はいつだろ~。世界20ヵ国以上で人気沸騰!ロマンティック・アドベンチャーの最高傑作アウトランダー・シリーズ『時の旅人クレアI アウトランダー1』『時の旅人クレアII アウトランダー2』『時の旅人クレアIII アウトランダー3』『ジェイミーの墓標 I アウトランダー4』『ジェイミーの墓標 II アウトランダー5』『ジェイミーの墓標III アウトランダー6』『時の彼方の再会I アウトランダー7』『時の彼方の再会II アウトランダー8』『時の彼方の再会III アウトランダー9』 ヴィレッジ・ブックスサイトダイアナ・ガバルドンの本棚
2006年08月23日
「代わりに最終審判を下した―あなたのつつましい僕より」有罪となるべき極悪な被告たちが、金の力や脅し、法取引によって検事補クリスティンの担当する裁判から放免されると、決まって彼らは殺され、正義の味方気取りの犯人から手紙が届く。やがて魔の手はクリスティンにも迫る。2005年最優秀ロマンティック・サスペンス賞受賞作。 文春文庫(文芸春秋)にめずらしい 女流ロマンティック・サスペンス。文春文庫といえば、「このミステリがすごい!」 ミステリ海外部門の10位内に入る作家がズラリですね。『獣たちの庭園』や『百番目の男』や『無頼の掟』は、購入したまま、積まれてます(汗)。どうも、ハード・ボイルドすぎるせいか、途中挫折となったままです。今年中に読めるかしらん。。(>▽<)そんな中 女流作家サスペンス・コレクションというのがあるらしい。カレン・ローズの『誰かに見られてる』は、かつての メアリ・H・クラーク(新潮文庫)『誰かが見ている』を彷彿させる題名でなつかしくて、手にとりました。ヒロインが検事補で、孤独で過去の痛手により男性を拒否、過去を乗り越えて、、という設定は、ジリアン・ホフマンの『報復』と『報復ふたたび』と酷似してる。が、あちらほど捜査の手順や警察業界の話は詳細でなく、残虐シーンはそんなに無いし、冷徹さやシビアな雰囲気はないです。けれど、犯人の心理や状況 背景はしっかりしていて、話の運びもテンポよく、ヒロインを守る刑事とのハッピーエンドにいたるまで、家族や、ふたりの過去の話など、さまざまな視点で平行して描かれ、面白かったです。犯人は意外といえば意外。警察しか知りえない情報を握った犯人だから限られてくるわけです。でも、この人があやしい、、と、ピーンと来る人は来るかも。法の限界 罪を個人が裁いていいのか、というテーマも取り上げることもできますが、どの犯人もクズばかり。<勧善懲悪>な作りで、アメリカらしくハッキリしていて、それについては気になりませんねー。 死んで当然な人物ばかりが殺され、善人は無事ですから 読後感はすっきりさわやか(笑)。カレン・ローズ、『DONT TELL』でデビュー。二作目『HAVE YOU SEEN HER?』と本作が、同時に全米ロマンス作家協会RITA賞の候補となり本作が受賞したという話題の持ち主。他作品も 早く翻訳してくれないかと 待ち遠しいことです。 自身のホームページでレーガン家の人々、エイブの兄のエイダンや、妹のレイチェルで書かれているようです。エイブのように自分に厳しい孤独なタイプは素敵です、けど、エイダンがまたどんな風に描かれるのか興味ありますね~。お転婆レイチェルもいかにもアメリカ娘って感じだし。《文春文庫》女流作家サスペンス・コレクションカレン・ローズ 誰かに見られてるダイアン・チェンバレン 勇気の木ダイアン・チェンバレン 癒しの木モリー・カッツ あなたの素顔 は見たくないモリー・カッツ あなたの笑顔 を取り戻せるならジョイ・フィールディング グランド・アベニュージョイ・フィールディング 暗闇でささやく声ジョイ・フィールディング 二度失われた娘テス・ガリットソン 外科医アラフェア・バーク 女検事補 サム・キンケイドアラフェア・バーク 消えた境界線このミステリーがすごい! 2006年版 †海外編1位 クライム・マシン ジャック・リッチー 2位 暗く聖なる夜 上 マイクル・コナリー 2位 暗く聖なる夜 下 マイクル・コナリー 3位 無頼の掟 ジェイムズ・カルロス・ブレイク 4位 輝く断片 シオドア・スタージョン 5位 獣たちの庭園 ジェフリー・ディーヴァー 6位 百番目の男 ジャック・カーリイ 7位 カリフォルニア・ガール T・ジェファーソン・パーカー 8位 世界探偵小説全集38 9位 ジーヴズの事件簿 P・G・ウッドハウス 10位 最後の一壜 スタンリイ・エリン
2006年08月22日
第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説希望を胸に身一つで上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。己の技量一筋に生きる永吉を支えるおふみ。やがて夫婦となった二人は、京と江戸との味覚の違いに悩みながらもやっと表通りに店を構える。彼らを引き継いだ三人の子らの有為転変を、親子二代にわたって描いた。本質的に“家族小説”ですから、時代小説ファンでなくても楽しめ、また感動することのできる作品です。お薦め。山本さんの本は 時代小説ジャンルを眺めてる時に、いつか読もう読もうと思っていたものでした。でも、どれから読んだらいいのかな~、ハズレだったらやだな~っとおもってました。町人一家の家族のドラマを淡々とつづったお話、と言うと、「超退屈!」って思いそうですが、一見平凡に見える人生が、実にドラマチック。「渡る世間は鬼ばかり」は、苦手な私ですが、山本さんの本は初めて読み、すっかりファンになりました~。舞台となる江戸時代の江戸中期[宝暦年間~寛政年間]と、年号までも綿密に設定されてるし、江戸と京都の豆腐の一丁の違いや 原料となる大豆、値段、と、背景商売については作者の細やかさが感じられます。夫婦の初めの頃の 初々しい新妻 夫に一途 商売に熱心なおふみが、後半痛々しい。生活を重ね 家族が増えると、人は変わっていくものね。。 神さまなんて、やっかいなだけだと感じたり。おなじ両親から生まれても、接し方ひとつで、こどもたちの性格がいかに影響を受けるか、江戸の人たちだけど、現代感覚ですね。「おいらも 兄ちゃんみたいに おっかあに優しくしてもらいたい。」 という次男の祈りにも似た心情は、な、泣かせます~。。つくづく 家族に話しかけるときは怒りっぽくしないで、やさしく、やさしく、を心がけようと、反省しました(笑)。山本さんは 池波正太郎の大ファンだとか。NHKで「わたしのこだわり人物伝」全4回の講演をおこなっているのです。聞きたかった~。高知出身の山本さん、意外にも坂本竜馬の本は一冊も読んでいないそう。司馬遼太郎の「竜馬がいく」など、私は大ファンですが、土佐人でもないのに、竜馬を理解してると思い込んで本で書くとはけしからん、のだそうで(笑)やっぱり土佐の人はイッコク者ですね。(←頑固の極地という意味らしい)。いつの日か まったく新しい坂本竜馬像を確立して描いてくれないでしょうかね。
2006年08月22日
田舎めぐりが終わり、帰ってまいりました。まだまだ暑いですね~。新潟は 連日36度の猛暑だったので、関東は涼しく感じる!?(^^;)30度が涼しいワケないんですけど~。(汗)毎日どっかに出かけたのでちょっとバテ気味でしたが、帰ってきてホッとします。夏休みも後半となり、田舎から帰ってくる時は、子らは寂しいようでしたが。。長男は泣いていた!(笑)ボチボチ 普段の生活ペースに 徐々に戻りつつあります。不在中 コメントいただきまして お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。ありがとうございました! 映画は ぜんぜん見れずでした~。何かと、待つ時間も多かったので、本はめっちゃ読みまくったのでその感想がしばらく続きそうです。未読のまま積まれてるのも多いですが~。また よろしくお願い致します m(_ _)m秋風が待ちとおしいですね~。
2006年08月22日
8月ですね!♪子供の合宿や 家に友達が泊まりに来たり夏休みは 毎日 誰かいるしで どうも慌しいです。でも、まだ1ヶ月もある~。。毎年のことですが、夏休みのため 田舎に帰省します。今年は いつもの実家の親たちとの夏の恒例の旅行に行けそうになく残念です。今年は 大洗方面の予定を立てていたのですが。。パパのばあちゃんが そろそろ危ないので、今年はパパ側の田舎に長めにいることになりそう。病院への送り迎えや 買い物など、普段何もお役にたてないのでちょっとは何かしなくては。。そんな状況なんだから、滞在は普通遠慮すべきところですが、、違うんですよねぇ。~もし”遠慮”なんかしていかないとか 短めに なんてしたら かえって恨まれるんですから。とにっかく 孫ってかわいいらしい~。。それに パパの血圧がここのところ やたら高い!もう血圧下げる薬を毎日飲んでるんですが、これは一生飲み続けないといけないんですよね。先週、九州への出張で薬を2日 飲み忘れたらとんでもない数値になってしまった。上が190台って、もう ほんと恐ろしいです。。 それなのに、3週間以上もわたしは留守していいのか?(パパの夏休みが始まったら後から来る予定ですが)ひとりでいるとき 血管破裂で倒れていたら、どうしよう!。体調が悪いようなら すぐに帰りたいです。ほんとに、なんとか夏を乗り切ってもらわねば、です。来年は 長男も中学生なので、夏休みは部活もあるだろうからそんなに長く田舎に行けないと思うのですが。。「田舎になんて行きたくネーよ」とか言うようになるのかな~。いやー、でも、きっとよろこんで田舎に行きたがりそうだわ。田舎大好き じじばば大好きだから~。。長く家を明けるときは、なにやらかにやら面倒です。ああ、つい愚痴口調。梅雨もあけて ぐっと暑くなりそうですね。体調に気をつけて 夏をのりきりましょ~。ではでは 行ってきま~す♪
2006年08月01日
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