出がらし紋次郎の出がらし日記

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2007.09.11
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カテゴリ: 乳牛と牛乳のお話

昨日今日と削蹄師(牛のツメきり屋)が来てうちのアパートに泊まっていきました。
昨夜は飲みでした。

今夜はツメきり屋が残していった缶ビールとお菓子をつまみながら日記更新中の出がらしです。

最近とんでもない話を聞きました。

牛乳は乳業会社の工場や集所乳所と呼ばれるところで牛乳の成分検査を毎日やっています。
乳脂肪や無脂固形分、タンパク質、細菌数、体細胞数などです。これらには取引基準というのがあります。例えば体細胞数は30万以下、乳脂肪率は3.5%以上とかですね。
この基準を満たさないとペナルティー(罰金)が科せられます。

ある県の酪農家は牛乳を出荷している乳業会社とは別に成分検査をやってくれる検査所に個人的に検査を依頼しています。別にそこまでしなくいいんですが、この酪農家は過去に乳業会社に騙されたことがあるんだそうです。

この酪農家が出荷していたのは某大手の乳業だそうです。
牛乳の成分が頻繁に基準に満たないためにペナルティーを払い続けていたそうです。しかしあまりにもそれが続くので不審に思った酪農家は別の検査所に牛乳の検査を依頼しました。
その結果は成分の全てが取引基準を満たした問題のないものでした。

そこでこの検査結果を持って乳業会社を問い詰めたところ、検査担当者が検査結果を改ざんし、酪農家からのペナルティーを自分の懐に入れていたのが発覚したそうです。

当然この担当者は左遷されたそうですが、他の農産物と違っていくら牛乳を搾っても工場で処理をしないと牛乳は販売できません。個人で牛乳を処理し検査することは出来ないからです。つまり悪い見方をすれば酪農家はメーカーにたてつくことはできず、メーカーはやりたい放題できるということが言えます。

もちろん、そこまでやってるメーカーはないと思いますが、やろうと思えばなんでも出来ますね。

ホント、やりたい放題です。

これはメーカーの一個人がやったことですが、会社ぐるみでやろうと思えばいとも簡単に出来ることです。

メーカーは生産者をなんだと思ってるんだろう・・・・・






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最終更新日  2007.09.11 23:36:48
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