2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
らっか とくとみそほう 落花 徳富蘇峰 ちょう ま はち うた いた ところよろ こううん ばくばく くさ りり 蝶は舞い蜂は歌う到る処 宜し 香雲 漠漠たり草 離離たり そうしゅん なん し ばんしゅん よ まんしゅう けいふう はな お とき 早春 何ぞ若かん晩春 の好きに 満袖 の 軽風 花 落つるの時 詩文説明 蝶が舞うようにして飛びかい、蜂が歌っているかのように羽音をたてて自由に飛び回っている。行く所何処でも、こうした春の風情で心地よいものである。桜花が雲のように咲き誇り、青葉が勢いよく茂っている。早春の景色は、この晩春の景には及びもつかないだろう。袖いっぱいに軽やかに風が吹き抜け、花がハラハラと散る好時節であるよ。 1、蝶舞い蜂は歌う春の風情は心地よいものである。2、桜花、青葉が勢いよく茂る早春 (写真は福岡市城南区金山中央公園瓢箪池) 1、袖いっぱいに風が吹き抜け花弁がハラハラと散る好時節である。2、『大江義塾創世記の教室』 この棟は明治3年に徳富家が水俣から移ってきた以前からあった建物です。『徳富記念園について』ここは、明治3年から兄弟が(蘇峰・蘆花)が幼少時代を過ごした旧邸であり、また蘇峰の設立した学校『大江義塾』明治15年~同19年まで、の旧跡です。『大江義塾旧跡』 (上図部分拡大) 徳富蘇峰 作者 徳富蘇峰 (1863~1957)文久3年~昭和32年)明治・大正・昭和時代の評論家。漢詩人。蘆花の兄。名は正敬。通称猪一郎。号は蘇峰。熊本県水俣出身、熊本洋学校に学び、花岡山の盟約に参加、同志社に学び新島襄から将来の期待をかけられたが、学生運動に巻き込まれ中退。19歳故郷で私塾(大江義塾)を創設。1886(明治19)年、民友社創立。国民之友、国民新聞を創刊。山県・桂太郎と結び、貴族院勅選議員となる。桂死後政治から身を引き、著述活動に専念。昭和4年経営不振のため、民友社を退く。皇室中心主義、国家主義思想により満州事変後の戦時体制下の過程で軍部と結び、大日本言論報国会会長。終戦後公職追放を受け、文筆生活に入る。歴史家としての著述もある。文化勲章受章。著書300余。昭和32年病没。享年94.
2016年03月27日
コメント(0)