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と、いうわけで年内最後の更新になります。これから実家に帰省しますので、年明け3日ぐらいまで更新できないかと思いますが。 いやはや、今年はいろんなことがありました。個人で特に大きかったのはこのBlogを立ち上げたことにつきますが。最初は一日に50件程度の閲覧者で当然と思っていたのですが、同人関係の記事を大手ネットサイトさまに取り上げていただいて以降、けた違いの数の方が毎日見に来ていただいているようで、本当に感謝です。ネットでお知り合いになり、コミケで直接お会いして楽しくお話をさせていただいたかたもいましたので、これはこれですばらしいなと。 来年も理屈バカのたわ言に付き合っていただける奇特な方はぜひ読んでくだされ。ではよいお年を
2008.12.31
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コミケ3日目、皆さんお疲れ様でした!特に大きな混乱も無く無事終了、みたいで。何よりです。 こちらの領布物も大変好評で・・・というか、今までチャンピオン系の本で一番買ってくださる方が多かったです。チャンピオンってマイナーなので、特別マニアの方とか身内とか、大概「へえ、こんなのもあるんですか」みたいなものめずらしさで買ってくださる雰囲気だったのですけど、今回「みつどもえ」に関してはかなりご存知で、面白さを知ってくださる方がたくさんいたことが嬉しく思いました。見ず知らずの方とみつどもえ談義で盛り上がったり。これこそ同人の醍醐味ですね。 うん、これはぜひアニメ化だな!秋田書店さん、よろしく頼みます! とりあえず疲れましたので細かい感想などは年明けになるかもしれませんが、皆様お疲れ様でした!
2008.12.30
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コミケ2日目ですねえ。今日は東方などゲーム系があるだけに局地的な混乱がみられそうですが。 で、最近よく聞く言葉に「電車男やニコニコ動画の影響でコミケにライトオタクが流入している」なる言葉がありますが、私はこの言葉を「?」と思ってしまいます。 そもそもコミケに自分の意思で来る様な時点で、そいつはすでにライトじゃない!と コミケは確かに規模や参加者数が異常に大きな日本最大の施設内イベントです。が、少なくともオタクにすでに足をずっぽり嵌まり込んだ人間じゃないと、その存在は未だに風評程度しか知らないし、事前にカタログを買ったり、同人誌を買い歩いたりする、なんて行為はもう立派なオタク(中級以上)です!本当に物見遊山で来た人なら、駅前から続く大行列を見て帰りますって(W。一般人がうっかり迷い込むような場所じゃありません。 そして、ここから言いたいのですが「初心者だろうとベテランだろうと規則やマナーを守らないヤツはコミケの敵だ!」徹夜組なんてその代表みたいなものです(怒 コミケに初心者はいてもライトオタクなんていない、みんなお互い「仲間じゃないか」と・・・今更、一般人ツラしてもこの場所に来た時点で意味は無い。だったら同じ時間、同じイベントで一緒に盛り上がりましょう! *明日の決戦の前に自前サークルの宣伝を。30日 東 ツ-32A Fanta です。 お品書きはチャンピオンの「みつどもえ」新刊、オリジナルノベル「めぐみくみっくす」、それと既刊のアイマス本、エマ本。それと電脳筆さんの委託をやっております。ぜひいらしてくだされい。18禁ですけど。
2008.12.29
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いよいよコミケですねえ。初日ということで企業ブース以外は比較的まったりムードかもしれませんが、そこへ飛び込んできたこんな記事強盗で大学1年逮捕 愛知、「コミックマーケットに行きたかった」 あちゃあ・・・バカが!本当の大バカだ! 何が最悪って、行為もそうですけど、コミケに来るために、ってことで世間やマスコミからこれだけで嫌な目で見られる・・・これは宮崎事件で以後15年に渡ってオタク迫害のきっかけになったように、本当に一部人間の暴挙で全てが語られるようになるきっかけを作るんだから。 とにかく、オタの裾野が広がったおかげで世間的迫害が薄れた時代だけに、タチの悪い、単なるDQNもコミケに流入します。 今回は幸いけが人など被害も無く早期逮捕に結びつきましたけど、コミケの会場内でこういうバカが暴れませんように・・・ 真のオタクなら外面だけは真っ当な人間であれ!・・・妄想であればどんな性癖も許す!
2008.12.28
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ここ最近、同人業界などでプロが参戦、とか、そういうケースが目立って増えている気がします。 が、ここでもう一歩踏み込んで「同人サークルがプロに依頼」というケースもちらほら見かけるようになりました。 かくいう私もオリジナル同人ノベル「めぐみくみっくす」では、OPの音楽とアニメ動画、原画にプロのスタジオさまに依頼しました。(ゲーム本編は完全に同人です)OPはこちら公式HPはこちら これは一見、プロに依頼するなんてアマチュアイズムから離れたように感じる方もいらっしゃると思います。が!実はこれが実に素敵なアマチュアイズムでもあります。 なにしろ相手はプロですから、こちらの要望を受け入れてくれるかどうかもわかりません。何度もメールなどでやり取りし、直接お会いしまして、こちらの情熱をお伝えし、先方のスケジュールと予算と内容を検討し、時には向こうからすばらしいアイデアを頂き・・・ こういう手筈を通して、「ああ、今、自分は一生懸命モノを作っている」という、普段の単に自分が手を動かすのとは別の充足感を強く感じました。 また、先方の担当者の方に言われてほっとしたのが「私達はプロですから、予算と、スケジュールと、内容に問題が無ければ断る理由はありません」と・・・確かに。(ちなみにそのアニメスタジオさまも同人の依頼は前代未聞、ということで大変熱心&親切にしてくださいました) 昔から「自分のゲームのOPに本格的なアニメのOPや主題歌をいれたい!」という情熱は持っていたので、それを具現化出来た時は本当に嬉しく、そして、胸を張って「これは同人だ!」と思える確信を持ちました。 あと・・・考えたら私、某コンシューマゲームメーカーで仕事をしているんだから、一応プロ、なんですよね(W。職種は作ったノベルゲーとは一切関係ないですけど。 同人の自由度というのは企業と違って予算は小さいけど本当に無限大で、だから今後、同人サークルがアニメスタジオやメーカーなどに依頼する、ということもおかしくなくなるのでしょう。これはこれで面白い核融合が起きそうで楽しみです。*SW落書きよりペリーヌを。
2008.12.27
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ふと思ったんですけど、原作者と作画家に分かれている場合、やはり原稿料って折半、なんでしょうか? だとしたら、とんでもなく手取りが少ないですよね・・・特に作画側はアシスタントも必要になるし、アイデア出しはしなくてもいいかもしれませんけど、連載中にかかる労力(ペンを動かすという意味)は同じな訳ですから、単純作業量がケタ違いでしょうし。それで原稿料が半減となったら・・・ デスノートみたいにたくさん売れれば単行本で報われるのかもしれないけど・・・うーん。*また落書きを、SWのリーネ
2008.12.26
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マンガ絵の魅力って、他の絵画とかCGなどと違う、独特の「マンガだから上手い」という部分があると思いますが、そんな中、私が好きな作家さんを3人上げるとしたら 鳥山明(Dr,スランプ ドラゴンボール など) ゆうきまさみ(機動警察パトレイバー 、じゃじゃ馬グルーミンUP!など) 荒川弘(鋼の錬金術師) ですねえ。この3人は誰もが知っている代表作を描いていることはもちろんですが、なんというのでしょうか・・・マンガ絵としてお手本みたいな絵を描くんです。 鳥山先生はそれこそ世界で通用する、それでいて一発で「鳥山キャラだ!」とわかる個性の強さ、ゆうき先生は、特にじゃじゃ馬などを見ていただけるとわかるのですが、少ない線でものすごい特徴(人物、ロボ、馬、風景から小物にいたるまで)を出せるし、荒川先生はいわゆるガンガン系少年誌絵のある種の到達点、とでもいうのでしょうか。リアルになりすぎず、かといってデフォルメすぎもせず、いかにもマンガ、という描写で描く方ですね。 もちろん、他にも上手い方、迫力のある絵を描かれる方はたくさんいますが、こと「マンガらしい絵」という場合で考えた時、この3人に強く惹かれます。 マンガらしい絵、といいつつ、自分でも上手く定義付けできないのですが、皆さんにも「いかにもマンガ絵で上手い」という作家さん、いらっしゃいますか? *コミケ前なのでサークルの宣伝(30日 ツ-32A Fanta)を積極的に。前回に引き続きオリジナルノベル「めぐみくみっくす」の領布やってます~ OPデモはこちらから(YouTubeで音が出ます)
2008.12.25
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ちょっと聞いて確かにそうかも・・・と思った話で。 週刊少年チャンピオンで好評連載中の「みつどもえ」(桜井のりお先生)ですが、キャラ、展開など実にアニメ栄えするだろうし、大物マンガ原作は昨今のアニメ化ブームでだいたいやり尽くされた今、いろんな意味で近々アニメ化するんじゃないかと、まあ、これは自分がチャンピオンマニアで必要以上にチャンピオン作品を持ち上げる性格だから、贔屓目であることは自覚していますが。 ですが、この作品で三つ子の長女:みつば嬢を作品中で「雌豚」と呼ぶんです。日常的に。実は、この言葉がTVアニメの世界では問題になるんじゃないかと、ある方から聞いたのですが。 TVも地上波では現在、各TV局が独自に設定(といいつつ、ほぼ統一されていますが)している放送自粛用語がありますが、「雌豚」という言葉は特に指定されていません、が、しかし、これが女性を揶揄して呼ぶ呼称となった時、どうなるか?確かにそっち関係の団体様からクレームが来る可能性は高いですねえ。(特に未だにアニメ=子供が見るものという固定概念が根強いので) お笑い芸人が放送できないセリフを言ったらピー音をかぶせるとか、昔の黒沢映画を放送する場合、放送する前に断り書きが入るケースはありますが、うーん、みつどもえだとこの雌豚、という呼び方があまりにも日常的にギャグとして入っている(しかも、それがキャラ立てをしていて面白い)だけに、その部分をカットされたらガッカリかもしれませんが。 もっとも、秋田書店にアニメ化を出来る余裕があるかといえば・・・ですから(ひでえ)これはファンの「取らぬタヌキの皮算用」としておきましょう。 でも、最近は「ネギま!」のODAみたいに単行本専用のアニメ、って形であれば表現がTVより自由ということなのでそちらの方がいいかも!ファンとしては、どんな形であれアニメ化はどうしても期待しちゃいますねえ。 もし読んだことのない方がいらっしゃいましたら、せひ原作をお読みください。昨今、ダントツに面白い、と言えますギャグマンガなので。 コミケ30日にみつどもえ本出します~!ツ-32A Fanta です。本文のサンプル、18禁サンプルリンクはこちら
2008.12.24
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すみません、こちらの勘違いで以下の記事は訂正させていただきます。---------------------------------------- ちょっと気になったので、コミケに詳しい方にお聞きしたいのですが。私も大好きなネットラジオ「癒されBar 若本」 兄貴の独特ボイスで楽しませていただいているのですが、HPの告知で「癒されグッズの委託販売および無料配布配信を行います!!」 と告知があります。これはファンとして楽しみです。・・・が・・・ 気になってコミケットアピールを読んで見たのですが、この中でサークルへのお願いの中に「(前略)~また、同人誌、または同人グッズ等の発行物を製作、発行するにあたり、出版社、アニメ製作会社、ゲーム製作会社、流通業者等の企業等の協力を得る場合、あくまで同人活動の一環において協力を得るものとし、商業活動とは区別してください。発行物を製作・発行するにあたり、これら企業に仲介を依頼することや、単なる紹介ではなく発行物が商業雑誌等との連動企画として取り上げられること等、企業と共同で発行物を製作、発行しているような場合は同人活動とはみなしません。また、製作資金をこれらの企業が負担して製作された本・グッズは、商業誌、商業グッズと判断いたしますので、サークルでの領布は認められません」 で、HPの告知を見ると、企業ブースも取った上でのサークルでの委託販売、という形ですから・・・うーん、どうなんでしょうか?(番組を作っているのは明確に企業です) 私は規則厨ではないし、ストライクウィッチーズの監督自ら参戦、みたいなのはルールに抵触しないのであれば大歓迎ですが、この部分の規則に抵触する場合、そして、それが認められるのであれば、早急に規約を変更などした方がコミケのためになるかもしれませんね。今後、現役プロの回帰がかなり激しくなると予想されるだけに、筋道はしっかり準備会側で明示していただければと。 あまりにサークルスペースに商業プロ作品が流入しすぎると、企業ブースの意味がなくなりますし。企業側が企業ブールで販売するものをサークルに「委託」という形にすれば、いくらでも領布できることになるし。混乱の原因にもなりますから。 同人と商業の線引きが今、どんどん曖昧になっているので面白い分、スタッフの判断に注目したいです。 訂正:大変失礼しました。企業ブース内での委託のようで。これでしたら問題ありませんね。こちらの単純な勘違いでした。申し訳ございません>関係者の方&誤解を受けられました皆様 *オマケ落書き SWよりルッキーニを。
2008.12.23
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不思議なもので、同人描きを長くやっていると「これ!ぜひ同人で書きたい!」ってマンガやアニメ、ゲームと、大好きだけどイマイチ同人にはしたくない、というものにはっきり分かれるんですねえ・・・ 例えはその最も顕著な例がジブリ作品。私は本当に宮崎作品が大好きで。DVDも持ってますし、新作公開なら迷わず初日に映画館へ足を運ぶぐらい。が、同人で描こう、という気持ちはまったくありませんねえ。 逆に同人で書きたいのが週刊少年チャンピオンとか、結構マイナーな良作。なんでしょうか?別にマイナー好きを気取る訳ではなく、なんだかチャンピオンの作品ってすごく同人栄えするんですよね。 それ以外にも同人マンガには出来ないけど、キャラのデザインが好きな場合、CG集やイラストを書くのは好き、ってこともあります。 逆に流行りモノは他のもっと上手い人がすばらしいものを書いてくれるので、そっちで補完、って感じです(W. 前にガイナックスの偉い人が、人気の出るアニメの作り方に「視聴者に妄想や想像の余地を残した作りにする、ガチガチに固めてしまうとそれっきりになる」とおっしゃっていましたが、確かに2次創作って妄想の産物ですから。(逆に宮崎アニメはこの余地が少ないのかも) いずれにせよ、好きな作品を他人にも薦められるような同人誌が描きたいし、読みたいですねえ。 PS,久々に落書きなどを。ストライクウィッチーズのシャーリー。このアニメも同人誌を作りたい、というよりキャライラストを書きたくなるタイプなんですねえ。
2008.12.22
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「嫌儲」という言葉ネットではよく目にしますが、どうやらWeb発祥の言葉らしいですね。確かに私も漢字のロゴは知っていても読み方を知らない、という、珍しい言葉でしたが。 で、私としてはネット上で他者が儲けることを極端に「汚らしいもの」として見る傾向が、逆にいやらしさを感じるんですよね。 「人間、汗水流して手に入れた金が尊い」 これはある意味、心理。しかしこの「汗水」というのは決して肉体労働だけじゃない。 前にびっくりしたネットでの発言で「CDのディスクなんて一枚10円もしない。それにたかだか一時間程度の音楽を入れて3000円以上取るんだから、レコード産業なんて暴利以外何者でもない」 ・・・この人はモノを材料費しかかからないとでも?と思いましたが。まあ、これは極端な人かもしれませんが、実際、世の中あらゆる産業のうち、もっともかかるコストは「人件費」です。トヨタなど大手会社が今、世間体を無視してもリストラする理由は結局そこに集約されるのですが。逆に言うとその部分を上乗せしない商売、というのは本来ボランティアなんです。 嫌儲厨とよばれる人間は他者が儲けることを極端に「悪どいことをして儲けている」と思い込みたがります。例えば大手人気情報サイトの記事からつながるアフィリエイトを叩くとか、アニメDVDの価格が高いのはTV局や広告代理店が暴利を貪っているからだ、とか、同人誌は他人のパクリで薄っぺらいエロ本を高値で売りつけている、とか・・・ でも・・・その裏にものすごく透けて見えるんですよね。「お前らが儲けるのは気に入らない、俺らにタダで利益をよこせ!」という、何の苦労もせずに他人の労力を掠め取ろうという、彼らが嫌うはずの下劣な下心が・・・ 鋼の錬金術師でも有名になりました「等価交換」という原則ですが、その等価に値するモノを持ち合わせていない、あるいは作れない人間は、他人が等価交換している姿を見て、きっと自分には出来ないことをやっている=ずるいことをやっている と思い込むのかなあ? 親の莫大な遺産とか、ある日、庭から石油が出たとか、宝くじに当たった、でもない限り、何らかのリスクを背負って投資した、才能を生かした、労力を注ぎ込んだものだけが利益を得るのが世の常です。 その仲間に入りたかったら何か始めなさい、リスクを背負いなさい。と思うんですけどねえ・・・
2008.12.21
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アニメで放送している「ONE OUTS」のコミックを読んでいるのですが、このマンガ、単行本のオマケがめちゃくちゃ面白いんですよね。 本編がシリアスなだけにそのキャラでやられるギャグは反則です!そのギャップに噴出してしまうことがしばしば。 この手の「本編シリアス、オマケでギャグ」という巻末マンガは本当に絶妙で「ヘルシング」とか「鋼の錬金術師」「嘘喰い」など、単行本を買う大きな原動力になります。 前にある漫画家さんに聞いたのですが、巻末マンガには基本、原稿料が出ないそうで。あくまで作者のサービス、遊びなんでしょう。だからこそ、サービス精神旺盛な作家さんは必要以上に力を入れたり。でも、ご本人も楽しんでいるんだろうなという気持ちがストレートに伝わってきます。 と、いうわけでオススメの巻末オマケマンガなどありましたらぜひ教えてください。
2008.12.20
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コミケの楽しみの一つにコスプレイヤーさん観賞があります。とかく地味になりがちなイベントにおいて「華」とでもいうのでしょうか。特に店番など一箇所でじっとしていることが多いサークル主にとって、人ごみに混ざって目の前を通り過ぎる見慣れたアニメキャラなどは大変楽しいものです。 以前たまたま買ったコスプレイヤーさんの同人誌で、自分のコスチュームを作るまでをレポートしたオマケ同人誌があったのですが、それを読んで「ああ、俺らが同人誌を作る情熱とまったく変らないんだな」と。 キャラの選定、資料集め、構想、材料の買出し、型紙作り、切り出し、裁縫、調整、アイロンプリント、小物作り、さらには鏡の前でポーズをとって破れたりしないか、などチェック、・・・ 最近は既製品もありますが、やはり未だに基本は「手作り」が主流。イベントという晴れ舞台のために何ヶ月も前から準備するその様子は、同人誌を描くのと同じ。しかも、コスプレイヤーさんはキャラによって夏の暑さ、冬の寒さをまともに受ける衣装。表現手法は違えど「愛」がないと出来ないなあ。 さて、その本の中にあった言葉で印象に残ったご意見が。「自分達はキャラが好きで、それを表現したいからコスプレをするし、似合う、似合わないは別にしても、多くの方に写真を撮られることは嬉しく思います。が、最近、私達も「単なる参加者である」ことを忘れて、断ってもしつこくHなポーズを要求したり、露骨に後ろからカメラレンズをスカートの下に突っ込んでくる人がいます。きわどい衣装を着ていても、あくまでキャラの衣装であって素人のなりきりゴッコ遊びです。コスプレイヤーはコンパニオンやレースクイーンのような職業でやっている訳はありません!」 確かにコミケの写真=コスプレ ぐらい目立つので、ヘンなトラブルも多いでしょうが、これはお互いが「相手も同じ参加者だ」という意識を持てば発生しないのでしょうけどねえ。「それがイヤだったらコスプレやめろ!」というのは、それこそ勝手な言い分だし。 当然、コミケ会場であろうとスカートの中をこっそり撮影すれば捕まります。 いろいろ大変でしょうが、全てのコスプレイヤーさん、冬の寒い中、がんばってください
2008.12.19
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大手サイトではもう話題になっていたのですが『ストライクウィッチーズ』監督高村氏のリーネ本が冬コミで出るぞぉ えっと、同人の世界では、例えば本職の漫画家さんが自分のマンガのセルフパロディー本を出したりしているケースもあります。これはあくまで権利が自分のもの(マンガの場合、雑誌社が持つのは掲載貸与権)だからで。もちろん、契約方式によって違いはありますけど。 ただ、上のケースは・・・うーん、アニメの場合、複数の人間とお金を出すスポンサーによって構成されてますし、特に監督が自ら、といった場合、限りなく公式に近いものであるはずですが。 以前、サンライズのアニメ(ゴーダンナーだったかな?)で、キャラデザインの人が資金回収名目にエロ同人誌を大々的に出すことを公言、実行して怒られた、という話を聞いたことがありますけど、今回はどうなんでしょうか? 内容が完全オリジナルの同人誌なら「趣味で描いた」と言い張れるからまだ大丈夫・・・なのかなあ?でも、没原画とか、修正原画などだとしたらヤバイ気がします。(通常の企業の場合、作業過程に出たゴミとか不良品を売っても業務上横領に値しますので) 特に話題になった作品だけに人も集まりそうだし。 権利が自分だけのものじゃないアニメやゲームでのこういった行動は疑問符が出ます。 が・・・どうなんでしょうか?個人的には「話がヤヤコシくなりそうだから、そういうものこそ、同人では買えないような多くのファンのためにもちゃんと公式で販売してくれ!」とは思いますが。
2008.12.18
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年末に控えましたコミケも2週間後となりましたが、意外と夏コミより暑さがないだけで「楽勝」なイメージがありますが。 実際には寒さ対策を怠ると夏コミより悲惨になりますので。暑さは気分をハイにさせますが、寒さは陰気にします。テンションの低い状態のイベントは楽しめませんので。 と、いうわけで寒冷地出身の私から、冬コミにも使える効果的な防寒対策を 1、寒さは下から来る。ジャンバーを着るよりズボンの下に何か一枚(私の場合、寝巻き代わりに着ているジャージのズボン)を履く、あるいは女性ならハイソックス、ストッキングを重ねると効果的 2、寒さは末端を直撃する。特に入場前に長時間並ぶ一般参加者は手袋が必需品。本当にあるとないとで大違い。また、冷たいアスファルトに立ちっぱなしなので足の指から冷えてくる。靴下を2重にする、あるいは靴用ホカロンなどで末端を冷やさないようにしよう。女性もヒールなどはやめたほうがいい。 3、防寒には空気の層を作るのが大切。しかし、動きにくい分厚いダウンジャケットを一枚着るより、下着(Tシャツ)を2枚重ねた方が効果的。 4、携帯カイロは手に持っているものと別に、服の上から腰に張る(肌に直接は危険)タイプをオススメする。腰部分を暖めると体全体が温まるので。 5、雨、雪対策を忘れずに。特に冬の雨やみぞれ雪は著しく体温を消耗する。天気予報などをしっかり確認しよう。 6、寒くても人間は汗をかく。夏と同じく、飲み物の小まめな補給を忘れずに。飲み方は口に一口含んでゆっくり飲み込む。冷たい、暖かい関係なく、口内でなるべく体温に近い温度にして飲むとよい。また、寒さでもカロリーは消耗する。食事、携帯食はきっちりと。 7、貴重品を落とさないように。ホール内に入り、動き回るうちに暑くなってジャンバーなどを脱ぎ、肩にかけるようなこともあると思うが、着替えが多いとうっかり落し物も多くなる。かっこ悪くても、できれば財布にはベルト鎖、携帯電話にはストラップなどで落とさないようにしておこう。 8、覚悟がない人は日が昇って気温がある程度上がるまで会場に来ない。夏の朝7時と冬の7時では全然違う。それにコミケは最近、10時に並んでも10:30には入場できるほどになったので、焦って早く来ると逆に体力を消耗する。 9、帰ったら手洗い、うがいを念入りに。特に人が多い、乾燥した場所なのでコミケ後に風邪を引くことも。正月を無事に過ごすためにも、きっちり風邪対策もしましょう。 夏コミの暑さと違って、寒さというのは衣類で十分対策できますので、備えあれば憂いなし。今年最後のイベントを皆さん一緒に乗りきりましょう!
2008.12.17
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正式に出版社から「かんなぎ」作者さんが今回の本を破ったこととは関係なく緊急手術、ということが発表されまして。逆にそっちが心配だったり。手術って大事ですからねえ・・・一日も早い復帰を期待します。 で、前回の続きで、どうして今回、ネットで「かんなぎ単行本の破き問題」にイライラしたか?と冷静に考えたのですが。 これって作者に抗議するポーズに見えて、実は私のようなマンガを愛好するものに対して悪意を見せびらかしているからじゃないかなと。 考えてみたら、昔からこの手の作者に対する抗議の手紙やカミソリレターはあったのですが、それは作家や編集部に送られて終了、だったはずです。本来の抗議の意味では(やり方はどうあれ)それが正しいし、関係者に直接伝わりますから。 しかし、この手の「ネットに匿名でビリビリに破った本の画像を掲載する」って行為は、まず作家以上に私達のようなマンガ好き、あるいは作品を楽しみにしているファンが目にします。そうなると、もう他者の悪意を押し付けられたようなもので・・・ 関係者でもない読者やネットユーザーが、個人の嗜好から派生した悪意ある抗議を受けたところで、どうにもなりません。ただやり場のないイライラが募るだけ。今回、一番自分がムカッとしたのは、結局そこに集約されるのでしょうなあ。 今後も抗議の形を装ったこの手の表現者が増えるような気がしますが。目立つことが好きなだけに。 コミックマスターJにあった作家を悩ますストーカーファンに対して、Jが「○○先生という才能はこの世に一人しかいない。しかし、お前のようなバカ一人この世から消えてもファンは誰も悲しまない」(うろおぼえ)と言ったことがありましたが。まさにそのとおり。自費で買った本をビリビリに破いても結構。ただ、それは自分の中だけにしてくれ、と思います。 と、いうわけで珍しくアフィリエイトなどしまして作者を応援します。
2008.12.16
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ネットの世界は、誰でもそれなりの知識と最低限の機材さえあれば、自由に自ら情報を発信できる世界ですが、それが遊び半分の荒らし目的であったはずが本当に精神を病み、リアルで崩壊してしまった例があります。 伯林裁判 というのをご存知でしょうか。今からもう5年以上前になるのですが、当時、少年チャンピオン誌上で好評連載中だった「しゅーまっは(伯林先生)」の作者のペンネームは、同級生であった自分の苗字から無断で取ったもので、変名しろ!という真にデンパな書き込みを2ちゃんねるに延々書くヤツがいました。まあ、この程度であればシャレで済むところですが、約一年、それこそスレッドで作品の会話が出来ないほどの書き込み、誹謗中傷がエスカレートし、次第に作者の個人情報公開(同級生であったことは本当らしい)、やがては秋田書店に轢死体画像を送るなど実際の脅迫行為に及んだため作家側が提訴、そして、日本の裁判史上初の名誉毀損による満額判決という前代未聞の事件。 その後、彼がどうなったかというと・・・ さて、なぜ今頃こういう昔の判例を穿り返したか?それは「ネットでの荒らしは遊び半分でやっているつもりが本当に精神を蝕んでいく可能性が高い」というもの。自分の書き込みによってスレッド住人が右往左往するのが楽しい、やがて荒らし認定され反応されなくなると、さらに過激なことをして目立とうとエスカレートする・・・ 特に世の中に鬱々とした不満を持っていたりすると、この毒が知らず知らずのうちに体中にまわり、やがてとんでもない事態に発展する、本当にリアルなケースを知って欲しかった訳で。 最近のネットでの脅迫行為や悪意ある表現なども、これの一つかもしれないなあと思った次第。本人は全てわかっているつもりが、他人から見ると恐ろしく異常なことをしていることには気が付かない。これは怖いです。 現在でも固定ハンドルネームで2ちゃんねるに延々と奇怪な書き込みをしている名物(?)人間がけっこういますけど、やはりすでにどこかおかしくなっているのでしょう。本人が自覚しているとしたら、もっとおかしいですし。 いずれにせよ「他人の足を引っ張ろうという努力で報われた人間はいない」ってことじゃないかなあ。
2008.12.15
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私がまだナマイキな中学生だった頃ですが。あるプロスポーツの選手が試合中にミスをして、それに対して「コイツ、プロ失格だよ、マジ死ねばいいのに」と何気なく中継を見ていた時に出た言葉を聴いて、母がぽつりといいました。「プロであろうとなんであろうと、相手が人間であることを忘れて「死ねばいい」なんて言葉を簡単に投げつけられる育て方をした覚えはない」 その時は何も言い返せず、ただブスっとしていたのですが。 で、テレビを見ていてのグチならともかく、最近になってネット社会だとその言葉が直接本人の目に入る可能性が、以前より高くなって、スポーツ選手に限らずネットに繋がる作家のある意味脅威になっているかもしれない、と思います。 昔からプロ選手に対するマスコミのパッシングやファンの怒声、罵声はありまして、それを耐え、気にしないのが本当のプロだ、という見方もありました。これはある意味正しい。 が、すばらしい才能が一部キチ○イじみた狂信者の行動によって大きく傷つけられたり、また、才能はあってもそれを跳ね返す力が全てのプロに備わっているとは限らないかもしれない、と思うのです。 マンガの例を出しますと、例えば作品に対する批評とか、面白い、つまらない、というものは意見として自由に出されて当然だし、それを受け止めるのは「プロの仕事」だと思います。が、自分が気に入らないからという理由での脅迫行為とか、本をビリビリに破る、とか、ストーカー行為みたいな、人間として理解不能な恐怖は、すでにその範疇を超えるんじゃないかと。「面白い作品を描く能力と、この手のプレッシャーに耐える能力は違う。そして、本来ファンが漫画家に求める能力は前者だ」 相手はプロであっても人間です。それを忘れた行動をした時点で、そいつはもう「ファン」ではないと。「それも受け入れるのがプロの仕事だ」という免罪符で全てが許されると思うのは傲慢、かもしれませんな。
2008.12.14
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ここ数年で、本当に急激に「同人」とか「コミケ」というものが広まったせいで、現在「即売会でのマナー、ルールを守らない、あるいは知らない」参加者が増えている、という話をよく聞きます。 実際、分母が増えているのでそういう行為が目立つ、あるいはネットの普及でそういう人間がピックアップされがちなのは仕方ないと思いますが。 ですが、世代の断絶でもない限り、こういうマナーなどは自然と広がって定着していくのかも、と思うことも。 たとえば十年前のエヴァブームの時も、その後のTo Heart 含むギャルゲーブームの時も、新規の参加者がぐっと増えた時期があり(もっと古くはキャプテン翼とか、星矢とか)その度にこの手の新規参加者のおかげでマナーが低下した、という意見はありました。 ですが、即売会参加者って本当にマナーがいいですよ。ここには特有の「お客様という概念がない」というのがすごく有効に働いていると思うのですが。 そして、最近の東方ブームなどでやって来る新規参加者の規範になる行動をしていれば大丈夫だと思います。 同人イベントは内容物が変れど、中にいる人間が緩やかな世代交代を繰り返している以上、こういう良き伝統を自分の世代が壊さなければ、きっと受け継がれると思います。 新規参加のマナー違反者を「ゆとり世代だから仕方ない」と諦めてしまうことが一番危険かもしれません。もっともベテランになってもマナーを守らない人間はもっとタチが悪いですが(怒)
2008.12.13
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ちょっと気になったのですが、コミケでストライクウィッチーズのコスプレをした場合、あれは「ぱんつじゃないから」OKなんでしょうかね? 真面目な話をすると、コミケでは過度な露出、あるいは下着姿はNGのはずです。が、あれは「パンツじゃない!」と公式設定ですし(W.どうなんでしょう? もっとも、たしか太ももの露出はダメで、下穿きでは肌色のタイツ着用などが義務みたいですが。タイツの上から履いた縞パンは・・・えっと・・・OK? 馬鹿馬鹿しい悩みですが大変気になりましたので。この辺は有識者、パンツ愛好家、変態紳士さまのご意見をぜひお伺いしたいと。 そして、コミケ3日目 ツ-32Aの私のサークルにその衣装でいらっしゃった方には、敬意を表して洩れなくプレゼントを!追記:あくまでコミケスタッフの許可がきちんと下りたコスプレに限ります。と、いうわけでパンツさんいらっしゃい~(最低)ps、ちなみに別のオンリーイベントで行われた注意書きを発見しましたのでご紹介(あくまで別イベントですのでコミケでは適用外の可能性もあります) ・パンツ・下着類の露出禁止。脚部は必ずタイツ・スパッツ等で露出対策をしてください。 露出対策をしたからといっても、その上から市販下着を そのまま衣装や見せパンツなどに使用するのもご遠慮ください。(水着はギリギリOKです。) ※「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」と言っても、現実世界では通りません。 具体的には露出対策のタイツを履く→ズボンを履く→そして黒or白ストッキングを履くようにしてください。 ※ペリーヌ&エイラのコスプレの方は特にお願いします。 うむ・・・コミケでの更衣室担当スタッフさんの判断はいかに?
2008.12.13
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「かんなぎ」の作者が突然の休載、ということで様々な憶測が飛び交っていますが。そんな中、この体調不良とは別と考えても、「単行本をビリビリに破ってネットに公開する」という人がいました。 えっと・・・思うのですけど、「自分の思い通りの展開にならないことに腹を立てるファンって何を作者に求めているの?」 これは昔からあったみたいですが、例えばマンガの中で人気キャラが死ぬと、作者の下にカミソリ入りのファンレターが届くとか、ゲームのヒロインが処女でなかったからと、抗議でディスクを叩き割ってネットで公開&会社に送りつけるとか、もっとひどい例だと、ストーリーの急展開で読者が予想できなかった場合、同人やっていたファンが「今、描いていた同人マンガと矛盾が出てしまう!すぐに作者は戻せ」とか(W そういう時のための2次創作同人(IFの世界を自分で描く)のような気がしますが。 まあ個人的な電波を飛ばしているうちはまだマシですが、ことネットとなると例えば2ちゃんなどのコミュニティーでは悪意がスクラムを組み、エスカレートし、暴走してとんでもない事を仕出かす事もあります。 自分の買った本を大切にしようとビリビリに破こうと自由。しかし、その悪意を得意げに他者に見せ付けないでくれ、とは思います。特にキャラの処女性なんて個人の嗜好のレベルなんだし。 そんな抗議のやり方はどんな主張があっても悪意以外、作者や関係者に何も伝わりません。日本の国旗を燃やされる映像を見ている日本人の反応と同じです。一言で言えば「キモチわるい・・・」
2008.12.12
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今年も「このマンガがすごい!」ランキングが発表になりました。ランキング結果に関してはこちらに載っていますが・・・ これに対してコメントに「何でこのマンガがあるのにこれが入っていないんだ!」「講談社ばかりでこれは陰謀だ」「○○が入っていない時点で審査員に見る目がない」など・・・ で、思うのですが、こういう不満が出るのはマニアほど多いんじゃないかと思います。 自分も含めマニア、というのはこれまたやっかいな生き物で、たとえ今、ワンピースがめちゃくちゃ盛り上がっていても「いまさらワンピースはねえよな・・・」と、変に意識してしまうところがあるのです。それは長期連載作品、メジャー作品になるほど「こんなメジャー作品出すなんて俺のプライドが許さない」的な、素直になれない、ヘンなポリシーとでも言いますか。 逆にマイナー雑誌で最近始まった面白い作品を猛烈にプッシュし「お前ら、これ知らないの?」という優越感に浸りたいというか。今回のランキングトップの「聖☆おにいさん」も、昨年であったらマニアが絶賛していた作品なんですけどねえ。 もっとも、今ではダークファンタジーの代表格「ベルセルク」もアニメが放送され、多くの人が知った時は連載でロストチルドレンの章に入っていたぐらい長期連載でしたから。人気というのはいつ爆発するか、ナニがきっかけで広まるかはわかりません。 マンガは利き酒の品評会と違って掲載誌、掲載時期、読者の趣味がバラバラである以上、アンケートを取れば取るほど統一見解が出なくなり、また、マニアほど納得できない得票数が出ると思います。(マンガマニアだからといって全てのジャンル、雑誌を読んでいる人はほとんどいない) だから、私はこの手の本ではランキング順位より「知らなかった作品を知るきっかけ」にさえなればと。たとえ低順位であっても読む機会になれば、このランキングの価値はずっと上がると思います。 そもそも、自分がすでに評価しているマンガであれば、順位が高かろうが低かろうが他人の評価など面白さには関係ないのですけどね。 ちなみに私が今年始まったマンガで一番オススメしたいのはチャンピオンの「弱虫ペダル」です。
2008.12.11
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冬コミのカタログにも掲載されていますし、コミケ準備会公式HPにもありますが、ここはなるべく多くの皆さんに知って、そして、このようなバカなことをやった代償がいかに大きいかを心に刻んでほしいかと思います。 今年の夏、コミケット74において2ちゃんねるに「コミケ会場に手榴弾投げ込む」という書き込みがありました。その後、警視庁の捜査の結果、8/15 威力業務妨害で犯人は逮捕。本人はコミケに来訪経験も無く「2ちゃんねるはオタクがたくさんいるから食いつくだろうと遊び半分でやった」と供述。 その後、犯人は懲役1年6ヶ月、執行猶予4年の判決。あわせて数百万円の警備費負担を弁済するということになりました。 ここで注目して欲しいポイントは2つ。一つは「何のかんの言っても日本の警察は優秀である」ということ。特にアキバでの惨劇があったばかりでもあり、コミケのような大イベントでは何が起きるかわからない、だからこそ、この程度の書き込みでも機敏に反応し、逮捕に至ったということ。2ちゃんは匿名などと勘違いしている人は襟を正したほうがいい。 もうひとつ。いたずら半分であろうとなんであろうと、起こした脅迫行為は現実。犯人には数百万円の弁済義務が発生した。たった数行の思いつきの書き込みで前科持ち、と人生を狂わされ、そして、これから長い期間をかけて罪を償わなくてはならない。 しかし、同情はしない。あのアキバの事件以降、同様のネット脅迫行為で60人以上の逮捕者が出ている。その大半は20歳以上の、理性で十分判断できる大人。それに今回、最大の被害者は騒動に巻き込まれたコミケ準備会と参加者であることは間違いない。 マスコミの報道はどうしても事件の発生と逮捕までで終了してしまう。が、その後も犯人の人生は続く。この一件で、犯人は就職できなくなるかもしれない、生活に苦しむことになるかもしれない、もしかしたら一生浮かび上がれない人生を過ごすかもしれない・・・ だから覚悟して欲しい。ネットと現実は地続きであり、モニターの向こうにも現実がある。 今の日本ではそれこそ技術を持った人間以外、ネットで身元を洗い出されるなど造作も無いこと。そして、自宅の呼び鈴を鳴らされてからでは遅いのだ。
2008.12.10
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ジャンプで連載中の「バグマン」で主人公がトリッキーなインパクト重視のマンガでなく、正々堂々、王道マンガを書こう、と決心したところですが。 ところでこの「王道マンガ」ってなんですかね? テンプレでよくあるのは1、弱小スポーツ部が主人公を中心に努力でメキメキ強くなるスポ根2、剣や魔法(異能力)の世界で主人公が悪の権化を倒すバトル3、何の取り柄もない主人公の下に、ある日突然、不思議な美少女が現れて…のハーレム系4、一話完結でおかしなキャラクターがドタバタを繰り広げる読みきりギャグ ですかね? で、自分なりの王道マンガっていう定義は「わかりやすい」に要約されるかと。ただし、このわかりやすいには「わかっていても面白い」という前提が必要な訳で。 考えて見たらジャンプが現在主軸にしている異能力バトルマンガも、ドラゴンボール以前はほとんどありませんでしたから、当時は「個性的」だったんですけどね。でも、ジャンルとして王道なりえた理由は「わかりやすさ」に要約されるかもしれません。 ジャンプの柱は「友情」「努力」「勝利」でしたが、最近はこの努力を才能が上回る(もって生まれた圧倒的能力に敗れる)ケースも多くなってきました。これは地味な練習シーンが続くとアンケートを取れなくなるそうで(W。いきなり天才型の主人公が増えたとか。 また、今ではありがちに思えるハーレムマンガも、実は案外歴史は浅い(昔のラブコメって主人公の男が女の子に積極的だった)ことを考えても、王道ってどんどん新しく作られるものかもしれません。 皆さんにとって「王道マンガ」ってのはどんなものでしょうか?
2008.12.09
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日曜日にある店で買い物をしていたのですが、その際、レジで何やら人だかり(行列?)が出来ていました。 詳しくはわかりませんが、どうやら客のおじさんが理不尽な要求をしているみたいで(いわゆるモンスター)えらい剣幕で店員をどなりつけ、それに対して店員が頭を下げる、でもそれは対応できかねます、みたいなやり取り。 そのため一箇所しかないレジ機能がストップ。他の買い物客がイライラしているのが感じ取れました。 で、考えたのですが、店員側がこういう相手の理不尽な要求にも下手に出るしかないのは、相手を「お客様」だと考えるからであって。これはある意味、客商売の辛いところだろうなあ、と思いました。(相手がどんな理不尽な事を言っても、直接ドロボウでもしない限り排除は出来ない) 翻ってコミケでは全員が参加者、というのはスタッフが制御できる権限を持つために、お客様を作らないのかもしれません。 コミケでは「スタッフの指示に従えない人は排除」という強制力を持った形で運営されているからこそ、あれだけの人数を制御し、イベントを回すことが出来る。 しかし、ここで参加者を「お客様」と定義された場合、誘導に従わない、あるいは自分勝手な理論で混乱を助長しかねない相手もつまみ出すようなことが出来ず、下手に出るしかない訳で。 屋内では日本最大のイベントがたいした混乱もなく毎回、なんとか運営できるのは、「全員が参加者」を徹底させることによって高い統率力を持たせ、ボランティアスタッフでも制御できるようなシステムだからなんでしょう。 「全員が参加者」という理念は「売り手」と「買い手」だけの関係ではありません。そして当然、イベントを作るスタッフも参加者の一部です。互いにイベントを作っている、という意識があるからこそ、我慢できるものもある。他のお客様イベントと違ってコミケ参加者は整然としていると呼ばれる理由かもしれません。
2008.12.08
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http://mew5.com/b/2008/12/c75_onahole.html確か前回、ラブやん の作者が同様なものを売っていたそうですが・・・すごい時代になっていますな。 というか、すでに工業製品発注なんですよね?この手の物品は。その心意気には呆れるやら感心するやら・・・ わたしも同人ソフトでかなり無茶なモノ(アニメスタジオさんにゲームのOP動画を依頼など)を作りましたが、それを軽々越えていく・・・ こういうハチャメチャさはある意味「同人っぽい」のかもしれませんな。
2008.12.07
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このBlogでは一貫して「同人は儲かる、と安易に考えないでください」と、主張してきましたが、実際、税務調査が入ったり、企業側から訴えられたりされるほど利益が出ているサークルさんも事実あります。 では実際に本当に黒字を出しているサークルさんの台所事情はどうなっているのか?以前にお話しました私の先輩にお聞きしたところを(ちなみにご本人の掲載許可を頂いておりますので。貴重な情報ありがとうございます) 先輩のサークルはゲーム系男性創作。いわゆる18禁で、イベントは夏と冬のコミケにのみ参加。東館の壁際で合体サークルとして2スペース確保し、それこそ外にまで行列が作られる人気サークルでした。毎回、新刊を一種類、時折突発でコピー本を作ることと、売り子仲間の委託販売などもしていました。(私もスペースが取れない時にはお世話になりました) で、一回のイベントでの販売冊数は変動はありますが、自分のサークルだと最大1500冊ぐらい。ちなみに、イベント6時間で1500冊分の売り上げがあるサークルというのは、会場から終了まで、ほぼ買い手が途切れない。3時ぐらいにようやく列がなくなる感じでしょうか(こちらには既刊売り上げも入っていますので、単純に新刊が1500冊売れた、ということじゃありません) 先輩は一回の入稿で最大2000冊を刷ったことがあるそうで。手元にある当時の同人誌の奥付けから、同じ印刷所で同じ装丁での価格をページ数、装丁、部数でググって見ると一冊500円の本で原価が120円程度。 これ以外に意外と大きいのが宅急便搬入、搬出の料金、これが本だけでなくディスプレイや荷物もあわせて毎回3万円ぐらい、イベント参加費が2スペースで2万円、打ち上げの費用は先輩が店番を手伝ってくれたお礼の意味で出していただきましたが、ちょっとこちらは店によって価格が統一できませんので除外させていただきます(規模としては普通の居酒屋に10人ぐらいでした) さらに、大きいのがとらのあな、など同人ショップに卸した分で、先輩の話では半年でイベントとほぼ同じぐらいか、やや多いぐらい売れるケースもあるそうです。 もっとも、先輩はよほどの事がない限り再販はしないというのがポリシーだったとのこと。理由は「売れたからといって再販したら完全に商売である、と言われても言い訳できないから」だそうで・・・なるほど、そういう考え方もあるんですねえ・・・ で、その他雑費やら、税金やらを差し引いても、年間100万円を越える「黒字が出る」のがわかります。(これは最盛期の数字です) では、ここからは先輩のご意見(メールより)。「自分の本が売れて、趣味とは言えない副収入があったので、儲かったか?といえば金額的にはそう思う。しかし、忙しい本業を持ちながら身を削って描いた労力と、イベント前、イベント後の煩雑な手間を考えると「同人作家って何だろう」と考えてしまうようなことも多かった(注:先輩は今は作家活動は休止し、一般参加者として同人を買いあさっていたりしています)ただし、多くの人が自分の本を求めてくれることが、結果すばらしい出会いを生み、そして、信じられないような幸運にもめぐり合えたので、お金以上にやはり同人ってすげえ、と実感した」 なんだか、この話を聞いただけで儲けとか、どこかにすっ飛んでしまって「同人っていいなあ」と思った単純バカな私でした。PS,もっとも、税務申告が必要な年間20万円以上の雑収入があるサークルはコミケでも6.5%、上記のように100万円を越えるサークルはさらに限られると思います。そこまで収入のある人はプロ漫画家である事も多いですし。ウチら弱小サークルには雲の上の話ですな。
2008.12.07
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うちの母親は大変なマンガ好きで。現在67才ですが、現役でバリバリにマンガを読みまくる生活をしています。 元々、マンガというか、読書そのものが好きな人だったのでマンガ、小説、区別なく面白いものは片っ端から読み、そして家族にも薦めるタイプ。そのため、うちの実家の倉庫の半分は書庫になっています。(小さい頃から本だけは自由に買ってくれる親でした) ちなみに母親が好きなジャンルは歴史や戦記もの。特に新谷かおるの大ファンで、エリア88は当然、砂の薔薇、戦場シリーズ、ファントム無頼、はては打ち切りに合った短編集まで。(ぶっとび!CPUも当然) 他にも皇国の守護者、アルスラーン戦記、銀河英雄伝説などは原作小説、マンガとどちらも楽しんでいます。 また、私のススメで村上もとかの「龍-RON」や「仁-ZIN」などを好み、最近ではツタヤのレンタルコミックで ピアノの森 へうげもの 雪の峠・剣の舞 岳 のだめカンタービレ 大奥 3月のライオン 沈黙の艦隊 ジパング などなど・・・はっきりいって私と大して変らない好みで読んでいるようです。 こういう母ですから、実家に帰省するとマンガの話ばかり。「あのマンガは面白い」「あれ、いいよね!」「これ、知ってる?」 特に私は女性向けマンガは普段読まないだけに、母親に薦められて読んで気に入ったものも数多くあります。 考えてみると、マンガが日常的な読み物になってすでに40年近い年月が経っている訳ですから、もう「マンガはくだらない」なんて偏見もなくなっている、いい時代になっています。 総理大臣がマンガ好きでも、別に個性でもなんでもないかもしれないよなあ・・・、と67歳の母親の手に「デスノート」を見かけたときに思いました。
2008.12.06
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以前、当時のマガジン編集長が「最近は本当の不良上がりのマンガ家がいなくなってオタク作家ばかりになったからヤンキーマンガが面白くない」というコメントをしていたのを聞いてびっくりした経験があります。「え!やっぱりヤンキーマンガって不良が描いていたんだ!」 と。なんだかケンカや暴走行為に明け暮れている若者が、ペンを握って机の前でチマチマと絵を描いている姿が、どうしても想像しにくかったので。 そういえば、昨今少年誌ではジャンプ、サンデー、マガジンでも、ヤンキーマンガは減っているのに対して、チャンピオンだけ現在3本連載という、不思議な構図があります。 チャンピオンがヤンキーマンガを増やし、優遇している理由は当然「売れている」からです。 私も含めて、どうにもオタク系ネットだとマンガの情報にヤンキーマンガが話題になる事がないし、趣味に合わないので「誰がこんな古臭いもの読むんだよ!」と思いがちですが、実際調べてみると、ちゃんと売れているんですよね。正直、アキバやネットで話題になる萌えマンガより、ずっときちんとした需要があり、そしてその売り上げは馬鹿にならないからこそ、映画化とかタイアップ、巻頭カラーでプッシュしているのでしょう。あと、萌えマンガって種類は多いですけど細分化されすぎて意外と小さい局地的需要なのかもしれません。 いずれにせよ、出版社側にとって「人気」とはアンケートであり、売り上げですから。需要があればそれでよし、なんでしょうな。
2008.12.05
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同人をやっていると、島中、弱小サークルが憧れるまで感じるのが、壁際サークルの立地条件のよさ。多くの人間がスペースの外にまで並び、通常のスペースも島中とは違って荷物の置き場所が広く、さらに壁を使ったポスター展示まで(実際にはこれは準備会の公認ではありません。きれいにはがして施設を傷つけない、という条件の下での黙認です)。しかもスタッフが常に見回って、長い列が出来そうになると誘導、整理までしてくれる、という、同じスペース料を払ったのに、と、不公平感すら感じる人がいるほどの優遇で。 しかし、では壁際になれば確実に売れるのか?といったら・・・答えは「NO」。自分の製作物の実力以上には売れません。 島中弱小のオマエになぜわかるかって?ふふふふ・・・実は私も一回だけ壁際になったことがあるんです。今から5年ぐらい前。ちょうど「めぐみくみっくす」という同人ソフトを初お披露目した時でしたが。当時のコミケカタログを調べていただければ証拠になるのですが、2日目西館の同人ソフトブースでした。 そりゃ、前日まで興奮もしたし期待もしましたよ。憧れの壁際サークルになれた、ってことで、もしかしたら午前中に完売?問い合わせ殺到?第2の月姫?(←妄想しすぎ)。特大ポスターも準備して、わくわくしながら当日、ビックサイトに乗り込みましたよ。 結果・・・いつもよりちょっと売れたぐらいで、あまり変らず。 まあ、冷静に考えれば当然なんですけどね。壁際だから、という理由で一般参加者さんの注目は集めるかもしれません。しかし、お金を払う前に内容がどんなものかを確認するのは島中も壁際も同じ。現に隣のサークルさんは大手で行列が出来ていて、その余波でコバンザメ的に見てくれる、買ってくれる方もいらっしゃいましたから、ある程度の効果はあったのかだと思いますが。 なんだか拍子抜けするのと同時に、逆に安心しました。「コミケって案外、公平なんだな」って。 人気のある大手サークルは、結局「人気があるから行列が出来る」訳で。そして、行列が出来たから壁際になった、ということでしょう。買い手の大半が一般参加者である以上、そこには製作物の魅力でしか魅せられない世界でもありますし。どんな大手も最初は島中ですから。 と、いうわけで、壁際だから何でも売れる、ってことはほぼありえないかと。それに、コミケ参加わずか3.4回程度でいきなり壁際サークルになれる人もいますから。エロだけでなく人気があればテキスト本でも壁際になれます。ねー。かーずさん。(今回、かーずSPのかーずさんは壁際みたいです) PS,じゃあ、何で私のような島中で十分なサークルが壁際になれたのか?未だにわからないのですが、恐らく前回参加の際、一時的にスペース前が人が集中して混雑したのをスタッフの方が助けてくださったのと、「両隣の大手サークルさんの緩衝材」だったのではないかと・・・現にその次以降、いつもどおり島中に戻りましたし。 でも、とてもいい「思い出」になりました。
2008.12.04
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こんなコラムを読みまして「「一億総クリエイター」という勘違いに至る道のり」 本文ではニコニコ動画などでいわゆる「職人」とよばれる技術を持った人々が発表の場を与えられ、これからはユーザー発信のクリエイター実力発露の時代、という意見に対して、採算が取れない、あるいはお金に結びつくまでがとんでもない道のりがある以上、それは幻想である、というご意見で。 で、これを読んで、私は別の意味で共同体内にどっぷりはまると、一種の勘違いも生まれやすい、ということもあります。 誰しもあるかと思うのですが、自分の所属する共同体の中の誰かが行ったすばらしい偉業を、まるで自分の手柄のように感じることがよくあります。オリンピックで日本人選手が活躍すると「日本人は優秀」という間違った感覚を覚えるように。本当は個人の能力や努力なんですが。 これはオタク世界でもよくあることで。日本のマンガやアニメは世界に誇れるメディアです。が、あくまですばらしいのは作り手であって、別にそれを見ている、評論している側の私達とは、その手柄と何の関係もないのですが。 また、この手の思い込みは、時にユーザー側の勝手な思い込みや暴走を誘発します。最近思い出されるのは、2ちゃんなどネットで話題になったマンガが、規模が小さいコミュニティーの頃は応援していたにもかかわらず、商品化、メディア露出した途端に作者を「拝金主義者」「調子に乗っている」などと叩き出すケースなど。 いずれにせよ、自分の、あるいは自分が関わった仕事や成果が本当の自分の実力です。共同体の中でこれすげえ、コレすげえ!と、評論しているだけなのでは、何の関係もない観客でしかないのですよねえ。 逆に言えばユーザー発信が容易に出来る、ということは「同じような教育や生活水準、年齢で、どうしてオマエにはできないの!」と、問い詰められているようで怖い気もします。別にできなくても当然なんですけどね。
2008.12.03
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よくこのBlogでは同人に関する具体的なお金とか、割合とか、数字を出すことがありますが。 これに対して「生々しすぎる、そういうのは同人という作り手が納得の趣味でやっているんだから、夢を作っている以上、本人の中だけであえて隠すべき」というご意見(メール)をいただきました。で、ここから私の意見。「私の出している数字は、どれもググったり、コミケカタログに掲載されていたり、一般のサークル参加者であれば普通に知っている数字ばかり」 です。別に秘密でも暴露でもありません。そして、なぜその数字を出すかというと「自論の補強」でしかないんですよね。 例えば同人誌が高い理由とか、同人サークルは儲かる、といった誤解は、本当にちょっと調べ、計算し、想像すれば否定される要素がわらわら出てくる訳で。しかし、それすら知らずに同人誌を買いに来る人にとっては市販本と比べたり、大手の行列だけを見たりの印象でおかしな判断されることが多いので。そして、その誤解は「同人」という、アマチュアが運営するイベントにおいてはサークル側にとっても、一般参加者にとっても決していいものではありません。お客様意識、あるいはサークルの特権意識が生まれたら、それはそれで嫌なものです。 それと、生々しい、というご意見ですが、コミケではリアルでお金を扱う以上、逆に知っておいて欲しいことでもあると。同人描きの大半は赤字覚悟で、でもペンを止めることをしない・・・逆に私はそっちに崇高なものを感じます。 それと、これは意外だな~、と思ったのですが、数字を具体的に出したコラムを書くと、アクセス数がケタ違いになるんです。恐らく大手情報サイトさんが取り上げてくださるからだと思いますが。 別に私の元には広告収入は一銭も入っていないので(W。アクセス数で一喜一憂することはないのですが、それだけ皆さん、具体的な数字を情報として知りたがっているのかなって。 と、言う訳でメール主さんのお気持ちも私もわかります。わかった上で「数字というのは客観的で冷静。だからこそ多くの人を説得できるのと同時に、そこに隠された情熱とか、思いといったものを浮き彫りに出来る真実もあります」 ということで・・・ご納得いただけますでしょうか?
2008.12.02
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マガジンで短期連載された「青春少年マガジン」の余波で、久々に小林まこと先生の「柔道部物語」を読み返したのですが。 いやはや、実にキャラを書き分ける能力が高いというか・・・汗臭い柔道モノなので、登場人物が基本男ばかりなのですが、そのメンツの顔の個性ときたら。怖そうなやつ、間抜けそうなヤツ、強そうなやつ、卑怯そうなヤツ、不気味なヤツ、いかにもザコっぽいヤツ・・・それそれ個性的、かつ「いるいる!こういう顔のやつ!」と納得できるキャラが多数登場し、実に魅力的です。その書き分け量はハンパなく、サブキャラや団体戦での相手学校の生徒、さらには応援団なども含めて膨大な数になると思います。 このマンガを見て、いわゆる「萌え絵」とよばれるキャラの描き方とは、根本的に違うのは顔を骨格(輪郭)から変えることができる画力を持っている、ということじゃないかと。 マンガは昔から高度な記号化の世界でしたが、その記号化も萌えマンガの場合、特に女性キャラは「目の形」「髪型」「メガネや服装など衣装」のみでキャラ個性の書き分けを演じていることが多いです。しかし、その場合、どうしても動かせるパーツ(書き分けられるパーツ)が少ない分、俗に言う「判子絵」になってしまう宿命のようで。また、作家側もその手の絵に特化した才能が要求されるため、それ以外のキャラが一切描けない、という人も少なくありません。 特にエロゲなどでよくありがちなのは女の子はかわいいけど、男性キャラになると急に「あれ?」という場合や、髪の色、衣装を隠したらまったく見分けが付かなかったり、年齢による書き分けが若いキャラに無理やり書き足した皺の線だけだったり。 もちろん、萌え絵が書き分けられないからダメだ、って意味ではありません。そこの需要がないメディアですから。また、萌え絵である以上、美人がある程度顔にパターンが出来るのと同じで個性が出しにくい、ということもあります。 ですが自分も典型的なヘタクソ判子絵タイプなので、小林先生のような骨格からキャラを多彩に書き分けられる人は本当に尊敬します。それに、こういう個性的なキャラって、いつまでも印象に残るんですよね。いやはや、恐るべし小林まこと先生・・・ あ、柔道部物語はストーリーも直球王道、しかも笑える熱血スポ根なので、ぜひオススメします。
2008.12.01
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