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ついさっきあった出来事ですが。 歩道を歩いていると、前方から携帯電話のメール画面を見ながら運転している若い男が乗った自転車が来たんです。片手運転で、手元を見ながら。 (あぶねえなあ・・・)と感じ、それでも自分に当たったら厄介なので道の端に避けました。自転車一台なら、十分通れる幅を残して。 ・・・突っ込まれました。ええ。せっかく歩道を開けた意味も無く。接触した瞬間、こちらは「危ない!」って身を翻したので軽い衝突で済みましたが、自転車側はバランスを崩し、そのまま転倒。手にしていた携帯電話が5メートルぐらい吹っ飛ぶような勢いで。 反射的に「大丈夫!?」と駆け寄ると、ソイツがキっとこちらを睨み返したのが印象的でしたが。 当然、こちらに非があるわけではなく、相手も大きな怪我があったわけでもなかったようなのでほっとしましたけど、マジで「何考えて運転しているんだ!」って声が出てしまいました・・・ 去り際にこちらが「危ないからそれ(携帯を指差し)使うのやめな」と言うと、何も言い返さず、バツが悪そうに軽く頭を下げて去っていきましたが。 ある意味、普通の交通事故よりぞっとしました。法律で禁止されているとか、そういうことじゃなくて、自転車に乗りながら片手運転でメールチェックしたらどれだけ危険か?なんて、誰でも想像が付く上に、こちらが事前警戒して避けたとしても、相手が気がつかなくては突っ込まれる可能性があるという・・・もうどうしようもない状態なのですし。 最近、道路交通法改正で自転車に乗りながらの携帯電話使用が正式に禁止されましたけど、それ以前に知的生命体なら、行為そのものの危険を察知しろよ!と思いますね。 何か大切なところが壊れているんだろうか・・・
2008.11.30
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ラジオ、特にAM放送をよく聞くのですが、ラシオ業界の中でおかしなシステムが未だに絶対的価値として番組評価基準にされているものがあります。 それが「聴取率調査」というやつで。TVの視聴率と同じでその時間、ラシオを聞いていた人がどの番組を聞いていたかというのを数字で表したもの。当然、民間放送ではその人気によって、番組の制作費や打ち切りなどが決められるし、人気番組は当然、広告スポンサー料も高くなります。この辺はTVと同じです。 ですが、この調査方法が「リスナーのアンケート」なんです。しかも「スペシャルウイーク」と題した期間、無作為で選んだリスナーにサンプル調査する訳で。 つまり、その期間に数字が取れれば、他の期間が誰にも聞かれていなくてもOKなんです。 と、なるとこの期間ラジオ局各社は単に数字を上げるために、ものすごく露骨になります。代表例としてプレゼントとか、現金○○万円プレゼントのキーワード放送、普段来ない有名芸能人のゲスト、さらに、もっとすごいのになるとパーソナリティーそのものを変えて、その週の放送は別番組にするなど・・・ こうなると本来のシステムとして機能していないとしかいえません。例えるなら受験の当日だけ生徒が替え玉でテストを受けるようなものですから。 しかし、ラジオ業界では未だに「慣例」として続いています。 このように、すでにシステムとして崩壊していて、内部の人間すらおかしいと思う基準が未だに業界の絶対基準で動いている事ってあるんでしょうね。 これはTVの視聴率も同じで。HDレコーダーが普及したり、他の娯楽の普及でリアルタイムでTVを見る人間そのものが減っているにもかかわらず、未だに視聴率絶対主義で番組内容が変ったり(番組内容がどんどん他社の人気番組に似たり)、あるいは新聞業界でも部数を確保し、広告主へ宣伝効果を立証するために大量の押し紙を販売店に強要したり。 宣伝とか広告といった業界は結果が目に見えない空気みたいなもので金を取るメディアである以上、絶対基準が無く、いくらでも改ざん、捏造が繰り返せる。それがすでに「当然」と思っている業界では、もうおかしいとも思えないまま、間違った方向に突っ走っている可能性もあります。 冒頭に書きましたすでに崩壊しているシステムに頼らざるを得ない、ヘンな世界でもあるんですねえ。
2008.11.30
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時折「この同人誌には愛がない」とか「この同人誌は原作に対する愛が感じられる」という言葉がありますが。はたしてこの「同人愛」というのは何を指すのでしょうかね? それ以前に「愛」という言葉の定義が難しいですが、以前、歌手さだまさしさんが「愛とはそのものに対する熱量だ」という言葉をラジオで語られたことを思い出します。それを例とするならば・・・ 例えば、原作のキャラが好き!という感情(熱量)をどう表現するか?ある人はなるべく原作に忠実な絵を書くことで表現し、ある人は完全にギャグにして笑い飛ばすことに表し、ある人はキャラのエッチなマンガを描くことで表現したり、また、徹底的に調べて時間をかけて原稿を書いたり、逆に、火のような情熱でイベント前に一気に書き上げたり・・・ 「熱量」の使い方は人それぞれ。その熱気こそが「愛」であり、だからそれが伝わるかどうかは読み手次第、なんでしょうね。情熱はあっても嫌われたらストーカーの愛と同じように。 特に2次著作同人の基本は「原典作品に対する愛」ですが、その愛の表現方法は十人十色。読者に伝わらなかったからといって、書き手にさえ気持ちが篭っていれば、それは「同人愛」です。 しかし、少なくともイベント会場で自費で描いた本を出す、なんて時点で、個人差はあれど、どんな同人誌にも必ず「愛」はあるはずなので。でなければコミケのようなすさまじいイベントに参加できません。追伸:ただし、書き手が自ら「この本に別に愛はないよ」と本気で言い出したら、それはマジで終了かとは思います。まとめとして「みつどもえ」の吉岡さんに締めてもらいましょう。
2008.11.29
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ネットでも放送中の「天体戦士 サンレッド」での名悪役(?)バンプ将軍の声優をお笑い芸人髭男爵の山田ルイ53世が、これまたハマリ役、というか一度見たら「この声以外に考えられない」ぐらいぴったりで。 これ以外にも、お笑い芸人が声優をやると、意外といい感じにキャラ個性が定着したりするケースが多いみたいです。(映画:モンスターズ・インクの爆笑問題とか、クレヨンしんちゃんの劇場版の雨上がり決死隊など)また、落語家さんなども本業が元々、声で何役もの演技をしているだけにソツなくこなしているケースが多いです。 それに対して、いわゆる「タレント」と呼ばれる人の起用は・・・まあ、大概アレですね。何だろう?画面から浮きまくっているというか、何か重要なツボを外している感じで違和感をすごく感じます。 これは普段の声の使い方、役の演じ方の差なんでしょうね。お笑い芸人がマイクの前でコントを演じる場合、その抑揚とか発声とか演技力が自然に高められるからこそ、人気芸人でいられる訳ですし。 もっとも、人気芸能人起用の最大の理由はメディア露出ですけど。少なくとも「あのアニメ、内容はいいのにあの声さえ無ければなあ・・・」と言われる作品にするのだけは勘弁して欲しいなあ。
2008.11.27
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前回、買い専の方へ知ってもらいたいことを話しましたが、私は書き手でもあり、サークル主でもある関係上、常に心がけていることがあります。 それは「コミケにお客はいない、全員が参加者」というのは、買い手だけに当てはまる言葉ではないということ。 つまり、スペースを取った以上、サークル参加者として責任を持って同人活動を「ちゃんと」してほしい、ということです。 この場合での「ちゃんと」というのは、アマチュアだから、同人だから、という逃げ口上を安易に使って欲しくない、ということです。 自分が買い手に回ったときの事を思い出していただければわかると思いますが、自分の好きなサークルさんが、例えば下書き状態の本だったり、あるいは落とした、などすると、本当にがっかりします。もちろん、仕事が忙しいとか、どうしても間に合わない、ってことはあります。 しかし、万が一、それを居直って「同人誌はどう書こうと作家の自由だ!イヤなら買わなければいい!」と言い出したら・・・それはそれで悲しいだけです。 特にコミケの場合サークル抽選倍率も高くて、本を出したいのに落選し、悔しい思いをしているサークルもあるのに、チケット目当てのダミーサークルだったり、不注意による遅刻や欠席、また販売物も無く、単に荷物の集積場所みたいに使っているサークルもあります。それは勘弁して欲しいと。 また、製作物だけでなく印刷所に対しても無茶な締め切り引き伸ばしをしたり、ひどいのになると入金拒否とか(実際にあったそうで)。同人は趣味であっても、社会人として一般常識を守らないのは他者にも迷惑になります。 同人イベントでは別にサークル側が偉い訳でも、一般参加者が偉い訳でもありません。サークル側に「本を売ってやっている」なんて気持ちが芽生えたら、それは「俺は客だぞ」という間違った一般参加者の意識と変らない、嫌な世界です。 そうならないためにも、私もサークルスペースを取った以上、イベント当日、胸を張って見てもらえる本を一生懸命書きたいです。上手い、ヘタはともかく。曲がりなりにもお金をリアルでやり取りする場でもあるのですから。 同人誌は中身は自己満足でもいい。でも手抜きの言い訳とは違いますので。追伸:別に「イベントのたびに必ず新刊を出さなくちゃいけない」って事ではないので念のため。どの時期にどんな本を出すかはサークル側の自由。ただ「気軽に書く」のと「いい加減に書く」のは違うので。そこは誤解して欲しくないなあと。
2008.11.26
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朝日新聞が大幅赤字に転落、らしいです。 広告収入減やら新聞読者の減少やらが伝えられていますが、実際問題、新聞社が一番バカやったと思うのは「ネットで自社の新聞をタダで読めるようにした」ってことじゃないですかね。(今回は投資有価証券売却損が多いですが) これ、本当に意味がわからない。そりゃネットが見られない人は未だにたくさんいるけど、特に若い世代では新聞を自宅に宅配して実費を払う必要がまったくなくなっているわけで。 私はこの手のネット新聞って、たとえば見出しだけ、とか、記事内容が半日遅れ、と思っていたのですが、速報性はネットのほうが早く、しかも記事内容はほぼ遜色ない、その上タダで古新聞を処分する手間もない・・・ 一体どこに紙媒体の新聞を買う理由があるのか? 昨日書いた同人誌が紙媒体からDL販売化に移行しない理由は、書き手の自己満足と買い手のコレクター性というものがあるからで。基本、読み捨ての新聞とは違います。 もっとも、他社新聞もやっているので時代の波に乗り遅れまい、とほぼ同時期に皆がこぞってネット化したのでしょうけど、本来の自分の会社の商品をこんな扱いをしたら、金を出して買う方がバカバカしくなります。テレビ欄すら、最近ではネットからHDレコーダーが落とす時代なんだし。 この辺はニコニコ動画の有料会員と無料会員の関係に似ています。過剰なサービスは死を招く、ってことで。 もっとも、今更あとには引けないんだろうなあ・・・
2008.11.26
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ネットがこれだけ発達しても、同人誌というものは当分はずっと紙媒体が基本じゃないかなあ・・・という気がします。 ネットやPCの恩恵をもっとも受けたのは、同人業界でもあります。それこそ昔は表紙カラーは水彩か色鉛筆、コピックだったものが現在はCGが標準ですし、本文も写植、トーン処理、デジタル入稿が当たり前。サークル情報や告知、連絡先などもHPアドレスなど・・・ 前回のアンケートでは何らかの形でPCを使っている人が多数派になっている、という調査結果も出ました(コミケカタログより) だとしたら、そのまま一気に同人誌そのものもDL販売へ流れるか?と思ったら、どうやらそうでもないようで。1、在庫切れや売れ残りの心配がない2、イベントに限らず365日いつでも販売可能3、買い手側も行列などの苦労がいらない4、印刷所を通さないので費用が掛からない と、サークル側にも買い手側にもイイコト尽くめな気がします。が、DL販売には実は大きな欠点があって。それは「紙媒体のような作り手の手ごたえがない」ことなんです。 同人書きにとってこれは非常に重要です。イベント当日、印刷所から届いたダンボールを最初に開けるワクワク感、自分の描いた原稿が本として印刷されたのを見る喜び、仲間内で本を交換し盛り上がる楽しさ、買い手と目の前で手渡しで金銭のやり取りをする満足感、完売したときの嬉しさ・・・ 同人って作り手の「自己満足」で構成されていますから上記の楽しさがスッポリ抜け落ちたDL販売は、それこそ手ごたえのない場所なんでしょうね。 現在でも同人ゲームとか、過去の同人誌のDLなどは行っているサークルはありますけど、やはりこの「作り手の確かな手ごたえ」がない以上、10年後も同人誌は紙媒体が主流なんだろうなと。 単に口座上の金とデータ(ダウンロード)のやり取りになったら、それこそ「同人作家は何のために同人をやっているんだ~!(Byブラックジャック)」になりそうで。
2008.11.25
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日曜日に無事冬コミ用の入稿が完了しました。やれやれ、まず一安心。 しかし、つくづく思うのですが、コミケも含めて同人誌即売会って本当に「実力主義の世界」だなと。この場合の実力とは、売れる数、ということになります。 初参加は机半分、大概島中からスタートし、同じジャンル、同じ価格であっても隣のサークルは大行列、自分のサークルの前は閑古鳥、なんて光景はよく見られます。外まで長い行列が出来る大手サークルも、販売数が10冊に届かなかったサークルも、等しく同じ空間、時間を共有していた訳ですから、言い訳は出来ません。 もちろん、ジャンル効果や人気サークルに委託することによってコバンザメ効果で売れるケースもありますけど、最終的に自分の描いた本をどれだけの人が手に取ってくれるか一目瞭然。それが徹夜をして、丁寧に愛情を持って書いた本であろうと、締め切りに追われて下書きのまま間に合わせで作った本であろうとも関係ない。残酷でもあり、自分の力を目の前で実感する、リアルな世界。 しかし、同好の志の交友の場であると考える人にとっては、互いの本を肴に好きな作品で盛り上がろう、という場でもあります。同人イベントの成り立ちはファン同時の交友がメインなので、売り上げとか人気は副次的なものでもありますから、過剰に気にすることもないかと。 同人イベントに何を求めるかは人それぞれでかまわない。結果、参加者が一日楽しめさえすれば「残酷だけど面白い」という不思議な空間。 そこが魅力的なんですな。
2008.11.24
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過去に書いた文章と重複するかもしれませんが、買い専の方でもコミケでぜひ知っておいて欲しいことを・・・この手の情報って、知っていると「どうしてこんな風なのか?」を理解しやすくなると思うので。1、印刷費の相場 これはググって同人印刷所のHPに行ってもらえればすぐ見つかるかと思います。印刷数や印刷物によって相場は変動しますが、まずは同人誌ってどのぐらいの価格で作れるものか?ぐらいは把握しておいて欲しいなと。ちなみに、私の場合、前回表紙カラーで32ページ、100部発注35000円程度(早期入稿割引利用があったので、実際にはもっと高くなる)それを会場では500円でした。2、同人誌のサークルの領布平均 これは前回のコミケカタログにも乗っていましたが100部以下のサークルがだいたい50%。300部以下でも70%。逆に大手と呼ばれる1000冊以上売れるのは5%3、コミケでの時間 コミケは一日6時間。100部売るのにはそれでも平均一冊3分30秒で売らなければならない。1000部を売る大手といったら?4、サークル参加費 コミケでサークル参加する費用は 申込書:1000円 申し込み代金:7500円 デジタル申し込みの場合:追加1000円 為替振込み代:120円 切手代 80円 ということで、実費10000円はかかる、と思ってください。(落選の場合は申し込み代金は返金されます)なお、コミケの申し込み代金は他の中小イベントの2倍程度。これはコミケ準備会が儲けているのではなく、とにかくあれだけ巨大なイベントは金が掛かる(警備員だけで750人)と。5、サークルの年間収支 7割のサークルが赤字。20万円以上の黒字を出しているのは男女平均6.5%6、同人ショップでの同人誌の価格差 最大手の「とらのあな」では、販売価格の3割がとらのあなの利益になります(搬入費用はサークル持ち、返却費用はとらのあな持ち)。700円の本はサークルに入る金額は490円と思ってください。7、同人誌の量 100冊32Pで中型段ボール箱(40×30×30センチ)1箱ぐらい。在庫として抱えるのが怖い理由、わかりますよね? さて、このデータをどう読み取るか?言いたいのは大手の行列を見て「同人誌って儲かる」「もっと刷れ」「安くしろ」などと安易に思わないでくれ、というところで。3日間で35000ものサークルが集まる「本当の理由」がわかるのではないかと。
2008.11.23
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コミケカタログマンガレポートでも昔から論議の対象となっているのが「コミケの子連れ問題」 ここからは個人的意見と思って聞いてください。「コミケはその環境、性質上、小学生以下の子供を連れてくるのは大変に危険。だからといって声高に「出て行け!この常識知らずの親め!」と排除したくもない」 非常に曖昧で、おそらく現在の準備会のスタンスと変わらないのでしょうね。 はっきりいって自分の意思が無い子供の面倒が見れるほど、あの開場は安全じゃありません。大の大人ですら卒倒する暑さ、体中がアザだらけになるほどの人ごみ、子供には見せてはいけない本の数々、一度はぐれたら迷子になること必死の広大なエリア、万が一のことがあってもすぐには病院などにいけない場所・・・ また、あるサークルでは連れてきた乳幼児が一日中泣きやまず、イベント中ずっと泣き声を聞かされた近隣のサークルがものすごく迷惑をした、という話もあります。それは結果、自分のわがままで他人の大切な一日を潰した、と言われても仕方ありません。 しかし、だからといって小さい子を蹴倒してもと何とも思わない非人間的な集団でもない、と思っています。オタクに限らず、人間、小さな子供がいれば自然と注意しますから。 親になった人でも同人活動をしたい、でも、どうしても子供を預けられない・・・きっとそんな葛藤の末にやむおえず連れてきた、というのが、あの場所にいる子連れの親なのでしょう。元々オタク親であれば、どれだけあの場所が子供に向かないかを知っているでしょうし。 ですからそういう事情があることを踏まえて「こちらもある程度の協力や我慢はします。ですが過度な期待はしないでください」と。万が一、死亡事故などが起きたら、それこそマスコミのパッシングの材料になり、コミケ存続の危機にさえ陥りかねません。 また、マンガレポートの意見欄に「コミケに託児所が欲しい」というのがありましたが、それは完全な「わがまま」というものです。コミケ準備会の仕事ではありません。これが遊園地とか、イベント施設のような客商売なら話は別ですが「全員が参加者」というスタンスのコミケではそういうサービスは期待するものではありません。
2008.11.22
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JASRAC「オーケン事件」といえば、ネットなどでJASRAC批判をする際、その急先鋒みたいな取り上げられ方をする出来事ですが。結構衝撃的な発言が本人の口から飛び出しました。本日11月20日に発売された雑誌「ぴあ」にて、通称“オーケン事件”と呼ばれているエピソードについて大槻ケンヂ本人が「都市伝説だと思う」と公式に真相を語っている。 これは一体・・・いままで音楽の違法コピーを無理やり正当化しようとする人が、JASRACの横暴さを上げる時にさんざん語っていた論拠の一角が、いとも簡単に崩壊した、と思うのですよ。 それ以外にも平沢進さんのJASRAC批判発言も、あれは本人のコメントなので信憑性は抜群なのですが、発言内容をよく読むとJASRACというより、所属事務所との契約に問題があった(納得がいっていない)という内容でしたし。別に私もJASRACの味方じゃないですが、資料で見ると意外とJASRACに支払う金額って少ないんですよね。公式のHPに飛んでいただけるとわかるのですがCD一枚あたり1.5%程度の収入です。昔、ここのBlogでも書きましたが。 結局JASRACという、まるでTVアニメの巨大な悪の組織を印象つけたところで、ネットでの違法コピーが正当化される訳じゃない。本当に音楽業界をリアルな形で苦しめているのは誰でもない、タダで自分の都合の好いように音楽をコピーしまくる、そういう連中だと。
2008.11.22
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ウォーターボーイズ、スウィングガールズで有名な矢口史靖監督の新作に関して、有名Blog管理人からまったく逆の感想が出たのが面白い。『ハッピーフライト』90点:超映画批評ハッピー指数が低過ぎる。映画「ハッピーフライト」:忍之閻魔帳 これを見て思ったのは「他人の評論は怖い」ということ。何しろ評論家の趣味嗜好で、意見が180度違うという。片側のBlogだけ見た人の映画館に足を運ぼうという意欲はまったく違うものになると思います。 映画に限らず、テレビもゲームもマンガも「自分で見たことが本当の感想だ」という大前提を忘れると、結果よくわからないものを褒めていたり、いいものを貶していたり。 評論はあくまで個人の感想であって、全ての人が感じる情報じゃない。少なくとも両氏は見た上で自分の感想を述べているのであるから、その映画が本当に面白くても、イマイチでも責任はない。 私もこの監督の作品は好きなので見に行くことは決めていたのだが、さてさて、どんな「自分の感想」になるやら。
2008.11.21
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これは自分の中でいつも「基準点」として心がけているのですが「親に見せて胸を張れない行動や趣味はこっそりやれ」 です。例えばエロ同人作りなどは、趣味として好きですがとても親に胸を張って言えない。だから、そこにどんな「表現の自由」があっても、あくまでこっそりやろうと、まあ、そういう考え方です。 これって意外と「世間の評価」という目線をわかりやすく判断する基準になりますので。 逆に言えば親に面と向かって言えない様な趣味であれば、世間におおっぴらにして理解を得られるとも思えない。 別にだから悪い、というんじゃないです。ただ、その程度の判断はしようと。
2008.11.21
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数年前、自分の先輩に当たる大手同人作家さんのサークルのお手伝いをしていた経験があります。 先輩のサークルはコミケでは3日目の男性創作で壁際に配置され、それこそ行列が外にまで並ぶ大手。開場から閉館までひっきりなしに本が売れる、息つく暇のないような状態で。 で、飲み会のときに先輩がこういいました「なんだか同人誌作るのが窮屈になった」 驚いて理由を聞くと、大手になるとほぼ一日中自分のサークルに張り付いていなくてはならない、もちろん、売り子の人と交代で買い出しに出ることもありますが一時間程度。結局、イベントで同人誌をゆっくり見て回る時間が無いとか。 また、売り上げが多いのが災いして、確定申告やらの手間、出納、在庫の管理など、趣味の枠を超えた雑多な事務仕事が増えたり。 他にもこれだけ大手になると、新刊を作るのが自分の中で義務化し、次回新刊のために書きたい題材を探すという、本末転倒なことまで考えるようになったとか。 結局その2年後、先輩は大手サークルのままサークル活動を引退したのですが。 同人は楽しいし、自分の作った本を多くの人が求めてくれる、というのはものすごくモチベーションの向上にもなるとは思います。 ですが、あまりに大手になりすぎると、それこそ「仕事」のような感覚が先に立ってしまうのかなあ。弱小サークルの私には一生縁の無い悩みでしょうけど。 その先輩、ちょっとうれしいことに未だにコミケには参加しています。ええ、今度は一般参加者として。どんな形でも同人が好きなら楽しめる、ここがコミケの懐の広さでもあるのでしょう。
2008.11.20
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アニメ共有サイト利用者に「もうTVの時代は終わった、これからはネットで映像を見る時代」ってのがありますけど・・・ その映像の元の大半がTVを元にしている、ってことを忘れている人、いませんかね?テレビがこのまま衰退すると、きっと作られるアニメや番組もどんどん安く、チープになっていって、結局ネットの映像もそれの縮小再生産になる。DVDは違法なものが蔓延すれば売れなくなる・・・ この手のメディアを作るには当たり前だけどお金がかかる、ってことを無視し続けると気が付いたら「最近ろくなアニメがねえ・・・」とつぶやく時代になるのでしょうな。
2008.11.19
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原稿が忙しいので、しばらく縮小更新になるかと思います。ご了承ください。
2008.11.18
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コミックマーケット準備会が過去、見本誌として提出した同人誌を「同人誌図書館」として活用する案が現実的に浮上して参りました。 実はこの構想、故・米沢氏の頃からずっと構想があったものなのですが、実際「同人誌を描かれる方」にとってはどんな感じなんでしょうね? 私の意見としては「同人誌は元々、イベント会場で赤の他人の手に渡る以上、ある程度の覚悟はしている」というのが心情です。ですから個人情報(ネットが普及する以前は、奥付に住所を書いていた)が広がっても仕方ない、とは思っていました。 ですが、例えば現在プロ活動している人気作家さんの昔の同人誌に自宅の住所などが記載されている場合、非常に問題になる可能性はあります。それこそストーカー的なファンに迷惑をかけられるなど。 とはいえ、ちゃんとしたシステムを作り、運営をきちんとするのであれば(図書館という公共性の高い施設であれば18禁本は置かないなど)面白い場所になるとは考えられます。 とりあえず私の意見としては 奥付の住所など個人情報部分を黒塗りした状態でしっかり管理し、エロ目的の輩がたむろする場所にさえならなければOK と思っています。コメント欄に、ぜひ皆様のご意見など書いていただければ。 しかし、毎回コンテナいっぱいの見本誌がコミケ開催ごとに集められる事を考えると・・・どうやってライブラリー化するんだろう・・・考えただけで気が遠くなる・・・
2008.11.17
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冬コミのみつどもえ本原稿がほぼ完成しまして、来週には入稿予定です。 スペースは3日目東地区 ツ-32A Fanta です。
2008.11.17
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そろそろ冬コミの締め切りが近づいていますが。 いつも悩むのが印刷所に持ち込んだ際の発行部数をどのぐらいにするか?なんですよね。 で、ここからは私の考え方ですが、私は「少なめに」見積もることにしています。これは自分の絵ではある程度しか売れない、という過去の経験の判断もありますが、それ以上に「在庫を残したくない」という、もっと切実な問題がありますから。 実際、印刷所の見積もり表を見ていただけるとわかるのでしょうけど、100部作るのも200部作るのもあまり価格差はない、単価で言えば多く作れば作るほど一冊あたりの価格は安く出来ます。 ですが同人誌は安ければ売れる、という量り売りのモノではありませんから、在庫のダンボールが部屋を圧迫する事態は避けたい。さらに、売れなかった同人誌をゴミとして出すのは作り手としては身を切られるような切なさを感じるので。 だとしたら、「少なめに」見積もって、イベント当日完売できれば万々歳!が一番気分がいいんじゃないかと考えてます。 実際問題、同人誌を一回のイベントで100部売る、というのは6時間開催(10時~4時)で3分30秒ごとに一冊売る、という計算ですから。 ウチらみたいなマイナーな弱小のサークルにとってすごい大変なことなんですよ。当然、余った分は次回イベントや同人SHOPなどに卸すという選択肢がありますけど、どうしても少なめに見積もってしまいます。 その辺を買い専の方は理解していただいて、間違っても「作り手は買う側全てに同人誌が行き渡るように努めるべきだ」なんて思わないでくださいと。欲しい本が買えなかったら「あのサークルさん完売でよかったね」と思ってやってください・・・
2008.11.16
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ニコニコ動画、09年6月以降に単月黒字化へ 「収益化と一般化」課題にこの結果を見て「こりゃ完全にダメだろ」とは思ってしまいますが。開始からすでに2年近く、企業の初期投資の期間と予算は終わっている段階な上、さらにウリであった筈のアニメの共有化なども放送局削除が活発化している以上、これ以上の伸びシロがない状態では、逆にどんなに機能を強化しても意味がないと。 だとしたらどうするのか?それは現在「ニコ厨」という常習者が出来たからこそ可能な悪魔の方法・・・「無料ユーザーに極端な制限をかける」 ことじゃないかと。たとえば無料会員だと一日5分しか見られない、あるいはコメントが読めない、視聴は1動画に付き最初の30秒だけ・・・ おそらく「運営ふざけるな!」「金の亡者!」「2度と見ねえよ!」と非難が殺到し、これを機会に離れるユーザーも増えると思います。 が、一度快楽の麻薬の味を知った人間は容易に元には戻れません。元々金を払わない相手はずっと金を払いませんから。運営を圧迫するだけのユーザーはそろそろ見切りの頃合かと。 とはいえ、ニコニコ動画って本来ユーザーの投稿で成り立っている訳であり、有料会員のみでは恐ろしく規模の縮小になると思います。 が、それが本来の「ニコニコ動画の自力」なんです。やたらに派手なイベントをやったり、ネットでの話題には事欠きませんけど、身の丈にまったく合っていない経営をしていれば、本当に来年には消滅も考えられます。 ニコニコ動画は面白い、けど、真っ当な成り立ちでない以上、いつまで経っても土台、というか、足元が緩いまま高層建築を続けられるものじゃありません。他人のフンドシで相撲を取るにも限界があります。
2008.11.15
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マガジンで連載していた「青春少年マガジン」(小林まこと)を見て思ったのですが、現在の少年マガジンがローテーションでお休みが入るのは、彼らのような先人の犠牲の元に成り立っているんじゃないかと。 だとすると他の週刊雑誌も見習った方がいいかもしれない、とは思います。 前にある漫画家さんに聞いたのですが、週刊連載でも人によってスピードが全然違うそうで。それこそ睡眠時間が毎日3時間程度という人もいれば、作画だけなら2日程度で終わる(ページ数が少ないギャグ作家など)人もいて。ですが、連載が終わるまで常に締め切りの圧力を感じ続け、「余裕が無い」のは漫画家という職業の宿命みたいです。 マガジン以外の雑誌ではコミックバンチがローテーション休暇を公言していますが、読者としては「常に好きな作品が必ず載っている」ことは魅力でもあり、雑誌の安定化にもつながります。 ですが体や精神を壊してしまったら元も子もない、特に人気作や雑誌の看板を背負っている作品であればこそ、より「いいもの」を描いてもらうために3ヶ月に一回程度のお休みはあってもかまわないとは思います。 ちなみに何気なく私達は読んでいますけど、一週間に一本、20ページをあの密度で描けるのは日本のマンガ業界だけだそうで。もちろん、アシスタントの力もあるでしょうけど、週刊マンガというシステムそのものが異常な状態であるのでしょうな。 だからこそ作家さんを常に「健康な状態」にしてほしいとは思います。
2008.11.15
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昔から言われていることですが、お金をためようと思った場合、家計簿をつける、というのは非常に有効な手段で。 これは私も5年ほど前から始めたのですが、確かに実感します。と、いうのは同じ給料、同じ生活水準でお金が貯まらない人は「何に使ったのかわからない出費が多い」コトじゃないかと。 例えば私は通勤時にスターバックスで飲み物(キャラメルマキアート)を買うのを日常としていた時期がありました。一回350円ぐらいでしょうか。それを毎日何気なく買っていれば一ヶ月(22日出勤)で7000円以上の出費になります。それを自販機の120円飲み物にするだけで2600円程度に抑えられる。それさえ我慢すれば0円になる・・・ こういう小さい出資って、印象に残らない分「あまり意味も無い」んですよね。それを気づかせてくれるのも家計簿の利点で。結果をどう受け止めるかはともかく、お金の使い道を財布の中身だけに預けないのはいい心がけかと。 お金ばかり貯めても意味は無い、とも思いますけど「何に使ったか解らない出費で給与の安さや世の中への不平不満をグチる」ことだけはなくなりましたので。 考えたら学生時代は親の仕送りで、今の半分以下の収入でも結構楽しくやってたんですし。
2008.11.14
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たまたまレンタルで志村けんのバカ殿シリーズを借りたのですが、当時って確か準ゴールデンの枠で女性のおっぱいを平気で見せていたんですよね・・・ それ以外にも深夜放送だとAVの紹介をしていたり。そういう意味ではおおらかな時代だったんだなあ、とは思います。 「パンツじゃないから~」どころかNHKアニメでも1カット乳首が見えたり(不思議の海のナディア)ですが、これは本当にサービスカットで現場や一部マニアが喜ぶお遊びみたいな演出でした。 ただ、では昨今はエロくなくなったか?というとそうではなくて、作品の全編がエロいシチュエーションだけで構成されている、いや、その部分が本編で売りであるアニメが増えた気がします。 まあ、どっちの時代が良いかは比べられませんけど。
2008.11.13
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以前にも似たような記事を書きましたが、マンガや小説がアニメ化された際、ファンであればあるほど細かい部分が気になるもので。特にアニメは放送回数の関係でエピソードが削られたり、完結していない場合、オリジナルエピソードの結末に不満を持ったり。 ですが、逆に「アニメから原作に入った場合、その部分が気になるか」と考えると、正直まったく気にならないんですよね。 これは当然といえば当然で。アニメを見てその作品が気に入ったからこそ、原作を読んでみようとする人にとって、アニメになかった部分の補完は作品がさらに面白くなったと感じられます。 たとえば「おおきく振りかぶって」のアニメ、この作品は非常に原作ファンにも好評なアニメ化だったのですが、一部でカットされている(プロテインのエピソード)部分があります。 これに関して「あのエピソードはキャラを印象つけるために必要だった、なぜカットした!監督はわかっていない!」とある熱烈な原作ファンのBLOGで見ましたが、なくても構成上問題ないからこそカットされたんでしょう。 アニメ化はファンアイテムという側面以上に新規ファンの獲得という目的が大きい以上、原作に徹底的に忠実である必要はなく、逆にアニメとして再構成されないと単品のアニメ作品として視聴者を引付けられませんから。 それこそアニメからファンになって原作を読んでくれるファンが、さらに原作を深く味わえる楽しみもあるし。
2008.11.12
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最近、ファミ通や電撃などゲーム雑誌で取り上げられる注目作と、任天堂がヒットを飛ばす作品の乖離が激しいな、と。 基本、ゲーム雑誌は読者が求めそうな情報を注目作として大きく取り上げますから、結果、大作の続編が多くなります。 しかし、昨今の任天堂のヒット作って新規タイトルが非常に多いんですよね。しかも発売日に爆発的に売れるようなタイプではなく、口コミでじわじわと半年ぐらいかけて、いつの間にか100万本越えていたようなゲームもゴロゴロあります。 また時代的に「ゲーム雑誌を読む」なんて人がすでにマニアで、任天堂が現在メインターゲットにしている購買層から外れている気もします。 最近はゲーム雑誌全体もネットの影響で部数がどんどん落ちているみたいですが、期待の注目作も変わったのかもしれません。雑誌もやがて速報性よりヒット作の後追いで特集を組む形になるのかなあ。
2008.11.11
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週末、2泊3日で名古屋旅行に行ってまいりました。いやはや、堪能した!特に食欲的意味で!とにかく、名古屋という地方は食い物に関しては飽きない町で。町のガイドブックも見所より喰いどころの紹介ばかり。 いろいろ食べましたが、一番気に入ったのは土手串カツですね。八丁ミソの濃厚な甘さで食べるのが不思議な感覚で。でも美味しかった。 とりあえず帰ってきたばかりなので感想などはいずれ。、同行のN氏、最終日に名古屋をいろいろ案内してくれたとく村長さま、本当にありがとうございました!
2008.11.10
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週末、名古屋に行ってまいります。そのため更新が出来ませんので。
2008.11.08
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今週から週刊少年チャンピオンで始まりました梅田 阿比先生の「幻仔譚じゃのめ」が一話目にしてすばらしいインパクトがあり、今後チャンピオンを支える期待の作品として注目していますが。 今のチャンピオンで3人の女性作家が活躍しているところが雑誌の強みかと。一部では「車田原作より面白い!究極の同人マンガ!(褒め言葉)」と賞賛される星矢LCの手代木史織先生、そして、今一番面白いギャグマンガといっても過言じゃない「みつどもえ」の桜井のりお先生 チャンピオンって男臭い、時代遅れの印象が強いですけど、実は女性作家が独特のオーラを発する作品を数多く掲載されています。 女性の描く少年誌マンガって、一種独特なんですよ。ジャンルを問わず、熱さも、可愛さも、かっこよさも男には描けない不思議な魅力があります。 特に梅田 阿比先生に関しては前作「フルセット!」が慣れないスポ根だっただけに、近作は妖怪ものという自分のフィールド作品なだけに期待が持てます!っていうか、エロい!妖艶、という雰囲気がぴったり! チャンピオン女性作家の活躍に注目せよ!
2008.11.07
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ある人に聞かれてはっとしたのですが、確かに表現の自由の問題を取り立たされるとき、例えばエロマンガの修正とか、ゲームのバイオレンス表現に対しての論議はあっても、その他の表現の問題(宗教とか、民族問題、病気、障害に対するもの、皇室など)はあまり取りあげられませんねえ。 恐らくエロとバイオレンスは「求める人が多く、商品の売りになる(金になる)」部分であり、他のものは問題になれど特に求める人が少ない、だから無視されるのかもしれませんな。 特に宗教関係は本当にタブーが多く、実際雰囲気を出そうと安易な記号として経典を使った結果、商品の回収に追い込まれたりする例も多く。しかし、こちらに関して「表現の自由」で声を上げるオタはあまりいないんですよね。 これは私もそうですが「エロ(バイオレンス)などうれしい表現の自由」が規制される事には過敏に反応します。 もっとも娯楽産業に、難しい宗教や民族問題などのタブーを持ち込まれても楽しめない、というのが本音ですが。 良い意味でオタクは欲望に満ち溢れていますから。それを2次元で発散できるのであれば、3次元で本当の事件を起こすよりは健全ですし。
2008.11.06
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こんなエントリーを・・・作り手として参加したかった このキモチ、すごくわかります。同人誌を単に「素人のマンガ」と考えて同人ショップで買うのと、イベントそのものに足を運んでサークル参加者の顔を見て買うのではまったく印象が違う。例えるならお祭りで売っている屋台のヤキソバと同じで、あの場所、空気を一度味わうと「自分も祭りに作り手として参加したい」という欲求がムクムクと沸いてきます。 でも、確かに書き手に回るきっかけ、というのは意外と難しくて。これは「30歳だから恥ずかしい」というのではなく、きっかけが掴めないんです。同じ趣味の持ち主同士のコミュニティーに入るのは、ネット社会だと簡単そうで案外難しかったり。(型どおりのコメントで終わってしまったり)初心者の方はゲスト原稿、というのが一番入り口として敷居が低いのですが、これもサークルを持っている人のツテがないと・・・ だとしたら自ら本を書いてサークル参加!ってのが一番手っ取り早いのですが。それまでまったく絵を描いた事がない人は難しいでしょう。 コミケは今や60代の人も参加していますし、いつ入ってもいつ辞めても、そしていつ復帰してもOKですから、門戸は決して狭くはないんです。また、本来同人即売会ってファン同士の交友が醍醐味でもあるので、仲間を作るのはちょっとした勇気なんですが。 何か良いきっかけがあるといいんですけどねえ。
2008.11.05
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ジャンプで連載中の漫画家を目指す少年の物語「バクマン」ですが、今週の話題はかなり編集部の踏み込んだ話題でした。 っていうか、ある意味完全に「これ、これからジャンプに持ち込もうとしているヤツ向けだろ!」って思うぐらい(W.詳しい内容に関してはぜひ読んでいただきたいのですが。 連載当初から期待して読んでいるのですが、なにやら今までのいわゆる「漫画家マンガ」とは異質な・・・なんというか、「ノウハウ本」っぽい感じがするんですよね。徹底して「どうやったら受けるのか」という考え方を書き手の視点、編集者の視点、編集長の視点、雑誌のシステム的な視点・・・ 本来こういうのって興味がある人以外はあまり面白くないんですよ。ネームが多い割に地味だし。知ったところでマンガを書く気がない大半の層には「ふーん、それで?」という内容だし。 思うにジャンプが本格的に最近の持ち込み原稿に危機感を抱いているのかもしれませんね。ジャンプって伝統的に生え抜き作家以外は掲載しないので(他の有名作家を連れてきたりするのは稀)本当に新人の枯渇は将来の致命傷になる。しかし、これもまた伝統的な「10週打ち切り」も続いているので、連載が始まってからじっくり育てる、という猶予もない。 だからこそある程度リアルな話をぶっちゃけて「それに見合ったマンガを描いてもってこい!」と言いたいのかも知れません。 もっとも、これはあくまで私の妄想ですが。
2008.11.04
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マンガ原作、あるいは小説のアニメ化をすると、どうしても「原作との違い」を考えすぎていわゆる原作至上主義の方々から不平不満が出ることがあります。 では、原作ファンにとって最高のアニメ化とは「原作どおり」なんでしょうか? 私が思うに、原作ファンがアニメ化された作品を見るのは「原作の面白さを再現しているか?」という、ある意味「自分の支持する作品の面白さを再認識する喜び」かもしれないなあ、と思います。 しかし、原作をまったく知らない人間にとってアニメから原作に入ることが多い訳で。そうなると、キャラの声とかイメージはアニメの方が印象強いです。当然ですが。 つまり、入り口の違いなだけで。 たとえばアニメ「ぼくらの。」ですが、私はアニメから入り面白かったのでこれは原作ファンも評価が高いだろうな、と思ってネットの批評を見たら「原作改悪」とぼろぼろに叩かれていてびっくりしたことがあります。ちなみに放送後に原作を読んだのですが、アニメのほうが好きだったり。こういうケースもありますし、アニメ化が無ければ多分、ずっと知らなかった作品だったのではと思います。 アニメ化の最大の利点は「既存のファンが喜ぶ」こと以上に「作品の知名度をあげる」ことです。その場合、必ずしも「原作の完全再現でなくてもかまわない」ということもあるんじゃないかと。 そもそも原作をアニメ化するに当たってはジャンルが違う以上、いろんな制限、制約があって当然です。むしろ原作どおりにすることによって映像作品としておかしな事もあるわけで。(尺の問題が主にですが) コアなファンほどアニメ化を警戒し、原典との違いを許せなく感じることが多いですが、逆に考えると「これはアニメで別作品だ」と割り切ると急に許容性が広がります。そしてアニメ化のおかげで原作を手に取ってくれる新しいファンが増えるのであれば、これはこれで嬉しいことですから。 と、言う訳で私はあまり原作の再現性にこだわらないアニメならではの見せ方ができれば幸せだと思います。要は原作より面白ければ何でもありで。
2008.11.02
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冬のコミケ、当選しました!火曜日、東ツ-32A 「Fanta」です。 今回は久々の最終日ですが、楽しんでこようっと。 あ、みつどもえのひとは×矢部っちです。こんな感じで。
2008.11.01
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