Fastest Lap

Fastest Lap

August 28, 2006
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テーマ: F1(444)
カテゴリ: Formula 1
今回はバトルがたくさん観れました。
バトルてんこ盛りというぐらいありましたが、今回バトルをたくさん観れたのはティームによってダウン・フォースのセッティングに大きな開きがあったことが一因として挙げられます。
トルコは比較的アンジュレーションの豊かなコースですからダウン・フォースをどの辺りでまとめるかが鍵でした。

フェラーリに取っては前が開けている状態、すなわち、フェラーリの1-2状態であればマシンに十分なダウン・フォースを与え、コーナーでもスロットルを踏んでいけるマシン・セッティングにしてあれば十分でした。
そういったセットのマシンをフェリペとミハエルに与えれば、あとは時間が解決してくれる。すなわち、少しずつフェルナンドとの差を広げ自力でルノーの勢力圏から安全圏に脱出し1-2でフィニッシュするということです。
今のF1はパワー的にはかなり拮抗していて、しかもエアロダイナミクス・マシンですから、アンジュレーションがあるコースでレス・ダウンフォースのセットに振ることはリスクが伴います。
フェラーリの作戦は100%に限りなく近いほど成功しました。
作戦と言うよりもフェラーリのマシン・セッティングはドンピシャだったと思います。
しかしながら、セフティ・カーがらみでミハエルの前にフェルナンドがでた時点でフェラーリの全ての作戦が崩壊しました。

「何も無ければ」1位ミハエル、2位フェリペ、3位フェルナンドが確定したでしょう。

いみじくもフェリペがそのことを証明しています。
なぜかって?
セフティ・カーが引いた直後からフェルナンドに付け入る隙を与えるどころか危なげなしにフェリペはプッシュし続けています。
以前のフェルナンドならこういったシチュエイションではセフティ・カーが引いた直後、あるいは引いて1周目以内に仕掛けることが多かったのですが、今回簡単に抜き去ることができなかったのは単にフェリペが成長したからなどという暢気な理由だけではありません。
同様にフェルナンドだって進化しているのですから。

今までとのこの微妙な差がマス・ダンパーの有無の差の表れであることは歴然としています。
すなわち、マス・ダンパーの有効性がルノーから奪われたことで、初めてマシンの戦闘力が拮抗し始めたということでしょう。
ミハエルがフェルナンドを詰めきれなかったこと、抜ききれなかったこともここに理由の一端があるはずです。
今回、フェリペはフェルナンドにラップ・リーダーの座を一度も脅かされることなく、チェッカーまでマシンを導いていますから、それ自体がフェラーリの作戦の有効性を雄弁に物語っています。
そしてもう一つ。

ドライヴァーの純粋技量の差です。これに関してはまた長くなりますのでリクエストが多ければ書きます。
無ければ書きません。

また、いつも「Fastest Lap」にお越しいただき応援して下さる皆様には大変感謝しております。
今後も「Fastest Lap」にご声援お願いいたします。


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Last updated  August 28, 2006 03:07:14 AM
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