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散歩はいつも私に思いがけない発見をプレゼントしてくれます。ふとした草むらの奥にもみじいちごの群生を発見、なんてことも!そんな時は時間が経つのを忘れて夢中で摘みます。そして夕食のデザートに登場。「ふたつのベリーのチーズケーキ風」。黄色のものは、もみじいちご。赤い色は、ラズベリー。どちらも甘酸っぱくて美味。梅雨の合間の蒸し暑い日には特に美味しく感じます。お豆腐で作る定番チーズケーキ風。その上にたっぷりとトッピング。赤と黄色のビタミンカラーが燃え上がる緑によく映えます。目を閉じると木々の間を吹き抜ける爽やかな風が…。カットするとこんな感じ。白いフィリングにふたつのベリーの色が鮮やか。豆腐のチーズケーキ風のレシピは是非「養生園の週末ご飯」を参考に。暑くなるとレモン果汁などの柑橘系の酸味が大活躍。さっぱりしてさらに美味しくなります。穂高も夏の昼間はナント30℃を超す猛暑。そんな季節にぴったりなデザートです。一転して窓の外は銀世界。有明山も大町白馬の一連の山々もすべて白く霞んだ雲に深く覆われて美しく雪化粧された姿にかわっています。夏の清々しい青い山とはがらりと違う世界。でも力強い雄大さはいつの季節でも変わらずそのまま。そのパワーとエネルギーが私の原動力です。皆さんにとって明日も素晴らしい日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.26
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この日は飲茶気分。今年6/1日曜の朝食より。「小龍包風」。中身はネギ味噌をベースとした根菜入り麻婆あん風。もう一つはえのきの佃煮とかぶの葉をごま油で炒めて合わせたもの。生姜が味のアクセントに。食べると口の中で煮汁がじわ~と広がります。朝採りの小松菜のうえに盛り付け。ご飯のおかずとして作ったのでフツーの小龍包よりこってり風味。ちょっと手間がかかる料理のため今年はこの日だけの登場でした。来年中身を変えて再チャレンジ。養生園のデザートには人参やさつまいもなど野菜の甘みが必要不可欠。その中でもこの食材は四季を通じて大活躍です。「かぼちゃのタルト」。蒸してマッシュしたかぼちゃに豆乳で溶いたきな粉を入れます。かぼちゃが水っぽかったらきな粉だけ。甘みはお好みでメープルや甜菜糖など。入れなくてもかぼちゃが十分甘ければ0K。りんごジュースで煮溶かした寒天粉と葛粉で固めて定番豆腐クリームでデコレーション。余ったかぼちゃの皮も飾りで添えます。皮も美味しいもんね。次回はもちろん、夏編。どうぞお楽しみに。明日もまた良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.24
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今年のデータを整理していたら出てきたたくさんの料理の写真たち。懐かしくて思わず見入ってしまいました。盛り付けや添えてある葉や花からその時感じていた風の匂いやキッチンの窓から見える季節折々の風景が鮮やかによみがえってきます。せっかくなのでお蔵入りしてしまった写真をいくつかここで紹介させてもらいます。4月のある日の夕食より。「くるみ玄米粉入りクッキーと豆腐クリーム」。とにかくサクサクのクッキーを作りたかったので地粉に全粒薄力粉、玄米粉、そしてローストして砕いたくるみを入れた最強の組み合わせです。なたね油を混ぜ合わせりんごジュースでまとめました。丸く型抜きして180℃のオーブンで約10分。香ばしいクッキーが出来上がり。定番の豆腐の生クリーム風とドライフルーツを重ねてデコレーション。ちょっと見えにくいけれど三年番茶で煮たアプリコットとプルーンが豆腐のクリームと一緒に段々の間に入っています。一番上はクコの実とミント。クッキーのさくさく感がドライフルーツの甘酸っぱさと豆腐クリームのさっぱりとした甘さを引き立てています。まだ生のフルーツがない時期のデザート。ドライフルーツはデザートのバリエーションを広げる大切なアイテムのひとつ。どの季節でも大活躍です。今年の桜の開花は少し早目でした。近くの有明山神社の桜が満開になると朝食の副菜でよく登場していた一品。「桜の花の塩漬け寒天」。養生園の週末ご飯の本にも登場している長いも寒天に桜の花の塩漬けを散らして一緒に固めたもの。淡雪のような長いものすりおろしにふんわりと桜の花が咲いているようです。味も色合いも春そのもの。懐かしいなぁ。満開の桜の中を歩いた日がつい昨日のようです。暖かった穂高も今日は朝から小雪がちらつく肌寒い一日でした。ほんのり白く染まった木々の間を少しだけ散歩。川の流れのように留まることなく移りゆく季節の流れ。その流れのなかに溶け込んでいく私。深く、静かに、目に見えないところで…。そんな日々がこれからも続きますように。皆さんにとって明日もまた素晴らしい日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.23
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今日は朝から目の覚めるような青空。この冬初めての遠出です。善光寺のある長野市からさらに北へ。人口約4500人の小さな村、戸隠村。神聖な雰囲気に包まれた静かな村です。戸隠連邦と鏡池。凍った池の水面に様々な形の模様が日を浴びてきらきら。きりりと冷えた空気。木々も草も山々もすべて清められていて深く厳かな雰囲気。華やかな季節を通り越しひっそりとした冬の美しさを堪能しました。この村は天の岩戸開きの神事に功績のあった神々をお祀りしている五つの神社があります。そのひとつ、中社。美しい社殿。境内には樹齢800年を超える大きな杉がそびえておりまた約2キロも続く奥社への参道にもたくさんの杉の大樹が並んでいて、とても神々しい雰囲気。なにか別の空気が漂っている感じ。雪道のため奥社への道はちょっと大変だったけれどその往復の道中はとても気持ちのいいものでした。心が満たされて、しっかりエネルギー充電。長野各地にはここ以外にもいくつかパワースポットが点在しています。きっと豊かな山の力がそれらを生み出しているんですね。人の力なんて遠く及ばないほどの力強さと深さを感じます。戸隠村に行く道中、美麻村から見た風景。雪をかぶった真っ白な山が青い空に映えてくっきり。眩しいほど輝いています。素朴な村の冬の景色。こんな美しい日を迎えられて心から感謝です。皆さんにとって明日もまた素晴らしい一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.20
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たまにはこういうものが食べたくなるんですよね。近くのお家で頂いた豪華な料理の数々。メインの一品。えっ、鳥の串焼き?ネギま?いいえ、違います。これは「大豆たんぱく」製品です。別名「タプロ」。自然食品店で取り扱ってます。養生園でもお馴染みの食材。素揚げしてマリネにするなど大活躍でした。 (6/15付けのブログ見てね)今回頂いたこの焼き鳥の串焼き風は生姜醤油で下味をつけた大豆たんぱくに粉を少しつけてから揚げにしたもの。長ねぎは直火で焼いてぶつ切り。このこげがまた美味しいんですよね~!生姜のきいた焼き鳥風大豆たんぱくとじんわりと甘いネギの組み合わせ。ホンモノのネギまに匹敵する旨さです。ご飯もちょっと豪華に…!「ちらし寿司風パーティ風おにぎり」。ほんのり梅酢のきいた玄米ご飯を軍艦巻きにしてその上に彩り豊かな具を飾ります。人参と大根の花形蒸し、たくあんの千切り、紫蘇の穂のしょうゆ漬け、ブロッコリーや干し椎茸の煮付けなど。ハムの千切りに見えるのは梅酢に生姜を自家製のお漬物。ひとつひとつの具はそんなに手間がかかるものではないのですがこうして盛り付けると色合いの美しさにほれぼれ。いろんなお野菜の味が楽しめます。そしてデザート。「さつまいもと煮りんご」。さつまいもは蒸してマッシュしたもの。ドライフルーツを混ぜています。紅玉をくし型に切って煮りんごにしたものをそれぞれ焼いた大判のクッキーの上に可愛らしくデコレーション。プルーンをトッピングして出来上がり。まるでお雛様人形みたい。いつも使っている食材ばかりなのに組み合わせや視点の違いで七変化。作る人、盛り付ける人によっていくらでもバリエーションが広がるのが、モノを作る面白さのひとつ。みんなで食べる喜びもひとしおです。明日もまた素晴らしい一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.15
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今年の穂高は比較的暖かい日が続いています。初雪こそ早かったもののまだ積もるほどは降らず今日もぽかぽかと小春日和。積雪による様々な生活の不便を考えると雪は少ないほうがいいにきまっているけれどでもあの美しく幻想的な銀世界のなかにまたひとりたたずんでみたい。雪が見たいなんてまだ私は都会人から卒業できていないのかな。大好きなさつまいものおかずを一品紹介。「さつまいもと長ねぎの和えもの」。見た目はよくありがちなさつまいものマッシュサラダ。食べると甘酸っぱさにびっくり。梅がきいて意外な美味しさです。作り方を簡単に紹介。さつまいもを3cm程度の輪切りにしてそのままなたね油でざっと炒めます。油がまわったら水をひたひたに入れて柔らかくなるまで煮たら、熱いうちにマッシュ。適量の豆乳を入れよく混ぜ合わせなめらかにしておきます。3~4cm長さに切った長ねぎに梅肉をまぶして蓋がしっかり閉まる小鍋に入れ少量の水で7~8分ほど蒸し煮します。長ねぎがほんのりピンク色に。煮汁ごとマッシュしたさつまいもに混ぜ合わせたら出来上がり。さつまいもと長ねぎの甘みが梅とよく合います。写真のものはねぎと一緒にブロッコリーも。さつまいもの黄色によく映えます。そのほか人参やキャベツなど残り野菜何でもOK。同じように梅で蒸して和えてみて下さい。お弁当のおかずにもぴったり。さて明日ものんびりと自分の部屋の掃除。自由な時間の連続を満喫しています。皆さんにとって明日もまた素晴らしい一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.12
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前回の引き続き、先週末の一場面。「柿とひえ粉のスイーツ」。ひえは穀物の中で一番粒が小さく陽性で寒さにも強くカラダを温めてくれる効用があります。だから冷え性改善にも効果的。洗ったひえをオーブンで乾燥させミルサーで粉にしたものをりんごジュースに溶かして木べらでかき回しながら煮ます。冷めると固まる性質をいかし葛や寒天などは一切入れずそのまま型に入れて冷まして出来上がり。サイコロ型に切った柿をたっぷりのせ葛でとろみをつけたりんごジュースでコーティング。柿は特に加熱や加工なんかしないでそのまま食べたほうが美味しいので切っただけのシンプルなもの。ダイレクトに柿の甘さが引き立ちます。意外にマッチする柿とひえの組み合わせ。そしてそれをさらに引き立ててくれるのが一番下の茶色の部分のさくさくのタルト生地。ナッツを細かくしたものとココア風味のキャロブパウダーも混ぜて作ります。今年よく作ったお気に入りのひとつ。キャロブを少し混ぜるだけでチョコ味の美味しいタルトに変身。そして先週末のもうひとつのデザート、りんごのタルト。豆乳で作るぷるぷるのフィリングにくし型に切って土鍋でことこと煮たりんごをきれいに重ねてデコレーションしたもの。これもよく作ったなぁ~。ひとつの区切り目を迎えて静かに振り返るこのひとときが今はとても心地よく感じます。冬の空は澄んでいて遠くの美しい山並みがはっきり見えます。ほどよい距離があってこそ見えるもの。来る春にむけてパワーアップしていきます。皆さんにとって明日もまた素晴らしい一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.10
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最後の先週末は毎年恒例のワークショップ遊歩のコウ・カウンセリング。自分自身への再評価を行いとらわれている思いから自分を解放するもの。普段意識しない自分の内面を見つめることは心身共にとても負担がかかることなので料理はいつも通り季節の味わいを取り入れながらも消化の良さを意識したものにしました。「かぶと白いんげん豆のスープ」。かぶは大根と同じ消化を促進する大きな効用があるのでとても胃腸に優しい食材です。そして今が旬。甘くて美味しいかぶのポタージュ風スープです。玉ねぎをよく炒め、さらにくし型に切ったかぶも入れて柔らかくなるまでよく煮ます。だし汁はひたひたより少なめで。あらかじめ煮ておいた白いんげん豆も入れてペーストに。たんぱく質も補給されて滋養たっぷり。豆が入ることによって味に優しさが生まれ、甘みも加わります。かぶとの相性もばつぐん。写真のものは豆だけのトッピングですが実際ゲストにお出ししたものには葉も刻んで入れました。かぶの葉はビタミンCがたっぷり。鉄分やカルシムは根の5倍だとか。風邪予防にも効果的。冬の季節の定番料理のひとつです。これでゲストの心もお腹も芯から温まってくれたらいいな。皆さんにとって明日も一日良い日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.09
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今週末は最後のワークショップ。締めくくりの週末でもあります。少しだけ感慨深くでもいつも通りのキッチン。金曜の夕食より。「かぼちゃのコロッケ」。やっぱりかぼちゃでしょ。直前まで迷ってたけれどオーソドックスにかぼちゃにしました。一番好きだから。ほくほくとした甘みは女性好みですよね。かぼちゃの黄色はカロチンの色。抗酸化作用があり細胞の老化防止の役目をしてくれます。粘膜もしっかり保護してくれるので乾燥して風邪が流行るこれからの時期にぴったり。蒸してマッシュしたかぼちゃに塩とシナモンパウダーを少々入れて味付け。そこにあらかじめ炊いておいたもちきびを入れてよく混ぜ合わせました。かぼちゃはものによって水分量に差がありべちゃっとしたものもあって成形に困る時もあるのですが今回は栗のようにほくほく!なめらかにするためいつもは入れない豆乳を入れてなめらかに。水溶き地粉にくぐらせパン粉をつけてカラリと揚げます。外はさくさく、食べるとなかから、もっちり熱々のかぼちゃが…。う~ん、たまりません。思わず、もうひとつと手が伸びてしまいます。付け合わせは手前が切干大根のハリハリ漬けに蒸した白菜と人参の千切りを和えたもの。ローストして香ばしい松の実も入れた朝採りほうれん草の磯和え。メインが揚げ物なので添えはあっさりとしたものを。がらんとしたホール。ついさっきまでにぎやかだったのがうそのよう。一年が終わった実感はまだこれから。明日からしみじみ感じるのかな。今晩はのんびり温泉につかって早めにお布団に入ります。皆さんにとって明日もまた素晴らしい一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2008.12.07
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