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埼玉は今日も晴れ。朝から青い空がきらきら。風もなくぽかぽかと暖かいベランダのひだまり。窓を開けて部屋の空気を入れ替えをしながら外を眺めてたたずんでいると不思議と心がじわ~っと満ちたりてきます。…なんてささやかなシアワセ。そんな時にふと横切る衝動。あぁ、パスタが食べたい…。で、ある日のランチです。「高野豆腐入りミートソース風パスタ」。それぞれ粗めのみじん切りにした玉ねぎと干し椎茸、そして高野豆腐をたっぷり。一見ひき肉のよう。食べ応えも十分。ボリュームたっぷり。ついおかわりしたくなっちゃいます。鍋ににんにくと生姜のみじん切りを弱火で炒めて香りをだしその上に干し椎茸→玉ねぎの順に重ねて塩を少々ふって蓋をして蒸し煮します。出し汁(もしくは水)を少しさしながら熱湯でもどして粗めに切った高野豆腐も加えてさらに蒸し煮。そこにトマトピューレかトマト缶を流しいれてよく混ぜ合わせてからお好みで味噌と塩で味付けしたら出来上がり。和風で美味しいですよ。トマトの旬は夏だけれど買い置きのトマト缶を見たらつい…。味噌を使って中庸に。高野豆腐は良質のたんぱく質がたっぷり。カルシウムも豊富なので便秘や骨粗しょう症などの改善にも効果的。味がしみこみやすく食感も柔らか。だからソースにぴったり。こうして細かく切れば煮物以外にもベジタリアン版ひき肉としてぐっと使用範囲が広がります。皆さんにとって明日も良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.31
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長らくお待たせしました。おうちご飯ひじきシリーズ第三弾。今回も引き続きあらかじめ煮ておいた芽ひじきを使う料理の数々を紹介。まずは一つめ。 「芽ひじきの袋煮」。油抜きして半分に切った油揚げを袋状にしてその中にひじきをたっぷりつめます。あればかんぴょうで口をしばりますがなければつまよう枝でOK。それと一緒に鍋にだし汁(なければ水)をひたひたより少なめに入れて火にかけます。煮立ってきたらしょうゆを加えて4~5分煮たら出来上がり。ひじきにすでに味がついているのでおしょうゆは薄めでOK。大根やキャベツ、玉ねぎなど手元にある野菜を一緒に煮て大皿に盛り付ければりっぱなメインディッシュ。この日は人参としめじを付け合せ。ちょっと手間をかけて人参は花型にしました。塩茹でした青菜を添えて…。野菜やきのこからの旨味がでた煮汁もたっぷりかけます。さてその肝心の袋煮の中身は…。じゅわ~っと中から出てくるたくさんのひじき。油揚げとの相性もバツグン。かみ締めるほどにひじきの美味しさが広がります。シンプルにそれだけでも美味しいけれど使いかけのよもぎ玄米もちがあったので1/4に切って一緒にそれぞれ中につめました。おもちを入れたの今回は10分ほど煮ています。冷めても美味しいのでお弁当にもぴったり。次は汁物。「ひじきたっぷり海藻スープ」。温めただし汁のなかに作りおきの芽ひじきを入れて塩で味付けをしただけの超お手軽簡単スープ。さらにわかめやふのりも入れてミネラルたっぷりの贅沢な具沢山スープの出来上がり。海藻にはたくさんの食物繊維が豊富。このスープ食べてキレイになりましょ。赤く見えるものは海苔の一つ「ふのり」。体内の余分な水分を吸収し老廃物や毒素と共に効率よく体外に排出。それは胆石をも流れ出すと言われるほどの効果。乾物なのでさっと水で洗ってすぐに汁物や和え物に使えます。是非、常備品のひとつに!汁物をもう一つ。「大根おろしとひじきのスープ」。大根おろしを鍋に入れて塩を少々振りいれ少しだけ炒めます。そこにだし汁(なければ水)を加えて煮立たせます。水でよく溶いた葛粉を加えて木べらで練るようにしてよく混ぜ合わせます。とろみがついてきたら芽ひじきを混ぜ合わせて出来上がり。塩茹でした大根葉も添えて…。炒り胡麻がアクセント。旬の大根の甘みと葛のとろみで身体の芯から温まる和風スープ。消化もよくて優しい味です。大根は多めがオススメ。4~5人分で1/2本ほど使います。大根が余った時に是非…!まだ寒い日が続きます。温かいおうちご飯で冷たい風や乾燥に負けない身体を作り寒さを乗り切りましょう。皆さんにとって明日も良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.29
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大寒とは言え今日はとても暖かかったです。都心の最高気温は17℃。ひょえ~、びっくり。極端な気候ですね。これも温暖化の影響でしょうか。なんか複雑な気持ち…。先週福島に行ってきました。久し振りに会う友人とトコトコと電車の旅。どんどん変化していく車窓の景色。駅からさらにバスで山間を進みます。厚い雪のふとんにくるまれた山々の景色。「日本昔話し」に出てくる一場面のよう。訳もなく懐かしさが漂う光景です。宿泊した翌日は雪がやんで朝から気持ちのいい青空が広がりました。雪は白いけれどその日のお天気や太陽の加減で雪景色は青の世界に変化します。木々の先端まで雪化粧。繊細な芸術作品のようです。その美しさにほれぼれ。全てをまるく包み込む柔らかさと深い包容力。凛とした冷たい空気。雪国で冬を越すほどの根性はない私にはこんなふうにたまに旅行していいとこ取りするぐらいがちょうどいいのかな。久々に堪能した冬らしい景色。友人との楽しい語らい、美味しい食事、何より健康なカラダと私を支えてくれている全ての命のつながりにしみじみと感謝の気持ちで満たされました。皆さんにとって明日も良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.20
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皆さん、お待たせしました。おうちご飯ひじきシリーズの第二弾です。前回同様にあらかじめ煮ておいた芽ひじきを使うお手軽バージョン。一品目はこれです。「温野菜のひじき和え」。塩をふって蒸したキャベツ、さつま芋、大根に芽ひじきをざっくり和えました。たったこれだけ。簡単すぎてごめんなさいって感じ。でも美味しいよ。蒸し野菜はそれだけでも甘みが増して美味しいけれどひじきの旨味が加わるとさらに別の料理になります。海と大地の恵みが満載。簡単に一品、出来上がり。芽ひじきにしっかり醤油味をつけて煮ておけばこれで和えるだけで十分ですがもし少し物足りないようでしたら塩をふって調整してくださいね。二品目はこれ。「ひじき入り春雨の煮もの」。鍋にみじん切りの生姜とにんにく、ごま油を少々入れてふたをして弱火。その上にほぐした舞茸(なければ他のきのこ何でもOK)と長ネギを入れて煮ます。きのこから出てくる水分と焦げ付かない程度に入れるだし汁や水でOK。おおかた火が通ったらあらかじめ熱湯で茹でておいた春雨を入れてさらに煮ます。煮えたら塩少々ふって下味をつけ作りおきの芽ひじきを加えて全体をよく混ぜ合わせます。ごま油を少々加えると中華風。炒り胡麻をふって出来上がり。残り野菜何でもOK。でもネギは欠かせないかな。コクがあってご飯に合う一品です。そうそう、にんにくは乾燥にんにくが便利。ちょっとだけ使いたい時に袋から出して手で粉々にするだけ。生に比べたら香りは落ちるけれどおうちご飯ならこれで十分。ひじきバージョンから外れるけれどおまけの一品です。「さつま芋の胡麻味噌和え」。白ごまペーストと味噌(お好きなもので)をよく混ぜ合わせ豆乳(なければ出し汁か水)を少々加えてのばします。そして蒸したさつま芋を和えるだけ。胡麻の香ばしい味わいとほっくりとしたさつま芋の甘みがベストマッチ。イモ好きの私にはたまらない味。時々無性に食べたくなります。実は今晩も食べました。たまに私のおやつにもなります。あぁ、食べ過ぎないよう気をつけなきゃ。皆さんにとって明日も良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.18
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昨日の埼玉は氷雨。都内でも初雪。全国的にとても寒い一日でした。そんな寒さに負けず埼玉の郊外にお出掛け。行き先はマクロビオティック料理のカフェ。 頂いたランチはこちらです。手前は雑穀入り玄米ご飯。右はキャベツとひよこ豆のサラダ。左は豆腐のしっとりキッシュ。香辛料のクミン入り。なかなかインパクトのある一品でした。まわりのカリッとした食感もグッド。どれも美味しくて印象的。奥の器はさつま芋煮の大根おろし和え。添えられたゆず皮と共にさつま芋の甘さが引き立てられていました。冬大根は甘くて美味しい。胃の働きを促進し食べたものの消化を助けてくれる大根。大好きなさつま芋とも相性ぴったり。帰ってから私も作ってみようっと。外で食べるご飯は新鮮な発見でいっぱい。このカフェのオーナー夫婦は養生園のゲストでもあります。去年の夏に二人で泊まりに来てくれました。半年ぶりの再会。今度は埼玉で、しかも私がゲスト。懐かしくそして楽しいひととき。こんな景気の世の中だからこそこうして二人でコンセプトを守りながら日々笑顔で料理を提供し続けていることにとても心強いものを感じました。芯の強さと柔らかさ。どんなふうにバランスをとっていくか私の課題のひとつです。皆さんにとって明日も良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.13
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普段のご飯作りに「ひじき」は大活躍です。時間がある時に(…というかたまにヤル気になった時に)多めにひじきを煮ておきます。そうです、まずは作りおき。油を熱した鍋で炒めてから(磯臭さをとばすため) 出し汁(なければ水)を加え、醤油で味付け。濃さはお好みで…。ふたはしないで煮汁がなくなるまで煮ます。あとはそれをタッパーに入れて冷蔵庫保存。こんな感じ。ひじきって美味しいから大好き!一般的にひじきは茎の部分、その先端の葉の部分を芽ひじきと呼びます。芽ひじきはすでに短いので切る手間がなく便利。どちらもカルシウムや鉄分などを中心にミネラルを豊富に含むアルカリ性食品。骨粗鬆症や貧血を防いて不眠やイライラ改善にも効果的。食物繊維も多いため便秘や大腸がん予防も…。優れものですね。残り野菜があればもちろんほかにも具を入れますがなければひじきだけでも十分にイケるしアイデア次第で何品にも大変身します。例えば…「青菜のひじき和え」。小松菜や春菊などの青菜をさっと塩茹でして食べやすい大きさに切ります。それを先ほどの芽ひじきで和えるだけ。ひじきにしっかり味付けしてあるから青菜は茹でて切るだけ。あっという間に堂々たる副菜一品の出来上がりです。こんなお手軽バージョンも…。「ひじきご飯」。炊き上がりのご飯に混ぜるだけ。熱々の玄米ご飯にたっぷりの芽ひじき。冷めても美味しいからお弁当やおにぎりにもぴったり。ついおかわりしちゃいます。ちょっと余裕があれば…「ひじきの白和え」。これも定番メニュー。この日は残り野菜の人参と長ねぎを小鍋でさっと蒸し煮したものと千切りの油揚げをフライパンで乾煎りしたものを作りおきの芽ひじきと一緒に豆腐で和えます。お豆腐は身体を冷やすのでできれば茹でてから使うのがオススメ。茹でたらザルに上げてテキトーに重石をして水切りして下さい。味付けはこれも芽ひじきだけで十分美味ですがお好みで塩や味噌などで調整してください。お豆腐とひじきも相性ばつぐん。さっぱりとした味わいです。今日のさいたまはどんよりとした曇り空。気温も上がらずとても寒い一日。どこかお出掛けしたかったけれど温かくしておうちで過ごすことにしました。何にもない贅沢な時間を満喫。そして「ひじき七変化」はその2に続きます。どうぞお楽しみに。皆さんにとって明日も良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.11
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年明けから昨日まで新潟を旅行。あの有名な小説の冒頭のようにトンネルを抜けるとまさにそこは雪国でした。厚い雪に覆われた銀世界。強い吹雪がナイフのような冷たさでするどく全身にささってきます。穂高とはまた違った厳しい寒さ。私が滞在したのは山形県に近い県北部、村上市。海沿いの城下町です。目の前に広がる雄大な冬の海。どど~ん!荒々しい波しぶきと重い雲。演歌が聞こえてきそうです。ここは日本百景のひとつ「笹川流れ」。珍しい名前ですがこれは地名。荒波で浸食された大きな岩や洞窟が多いため変化に富んだ美しい海岸線が続いています。日本有数の海岸景勝地。海に沈む美しい夕焼けの景色が見たかったけれども~この吹雪じゃとても無理!次回のお楽しみです。米どころ新潟。ご飯が美味しい!だからお酒も旨い。(ま、養生園ではまったくご縁のないものですが…)。もちろん海の幸も豊富だけれど同時に鮭の特産地としても有名。町を歩くと家の軒先にはこんな光景が…。「塩引き鮭」。市内を流れる三面川(みおもてがわ)で収穫される秋鮭を一匹丸ごと塩漬けにしてこうして寒干しにします。お腹を真一文字に切らないのと尾っぽを上にして干すのが村上流。地域ならではの特徴があって面白いです。そして毎日吹きさらすこの寒風あってこその乾物。これで美味しく熟成された日本一の塩引き鮭ができるのです。冬を乗り越えるための大切な栄養源。先人の深い生活の知恵を感じます。そのおかげで私も美味しい郷土料理を堪能できました。なんて幸せなんでしょ。人や景色との素晴らしい出会いに改めて心から感謝です。皆さんにとって明日も良い一日になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.05
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明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ここ埼玉での年明けは久しぶり。朝から真っ青な空が広がりすがすがしい一日でした。のんびりと迎えたお正月。あぁ~平和だなぁ…。さて今晩はうちでご飯です。でも出先から帰宅したら、時間はないしすぐに食べたいし…で結局なるべく手間がかからなくて見栄えがして旬の野菜が味わえる料理、ということになります。ま、いつものことですけど…。今晩の夕食より。「車麩のステーキ 紫大根おろし添え」。前回のブログの大豆たんぱく同様に生姜醤油で下味をつけて焼いた車麩。今回は漬けておく時間がなかったので約10~15分程度煮て味を染みこませました。煮汁をたっぷり含んだ車麩に粉をまぶしてフライパンでじゅ~っと両面をソテーします。さっと蒸したキャベツの上に盛り付けて出来上がり。車麩を焼く時に油を使ったので紫大根のおろしをたっぷりかけました。その甘いことと言ったら…!彩りも美しく車麩のステーキにぴったり。蒸しキャベツもそれだけで十分に美味しいけれど塩を少しまぶして炒り白胡麻を混ぜ合わせて盛り付けました。香ばしさがプラスされてさらに美味しさアップ。胡麻は肝臓や腎臓を補う作用があり不老長寿の源とされている食材。毎日欠かさず食べてます。そして車麩。良質のグルテンが豊富に含まれて煮物から汁物まで幅広く活用できる優れもの。車麩という名前は丸くて車輪のような形が由来。食材の買い置きがない時や献立に迷う時に大活躍。お野菜との相性ばつぐんですぐにメインディッシュが出来上がります。しっかりと味を含ませるのがポイント。ちなみにその他は舞茸しめじとごぼうの炊き込みご飯、白菜とお芋の味噌汁、それとひじきの煮物です。ほとんど残り物の再利用なんですけれどね。定番料理はいつ食べても飽きない味。そしてシアワセなひとときを与えてくれます。平凡でもこんな穏やかな瞬間に満ちた一年でありたい。そんなことをふと思った元旦の夕食でした。皆さんにとって今年も良い一年になりますように。大地の恵みに感謝…!
2010.01.01
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