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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
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最近の専門誌情報によると、使用済みペットボトルの国内リサイクル網が崩壊の危機にあるという。昨年秋、大手化学メーカーが使用済みペットボトルからペットボトル樹脂を再生する『ボトルtoボトル』事業の休止を発表。川崎市のペットボトル再生事業者も昨年、自己破産し秋に漸くある製罐メーカーが事業譲受したとのことである。後者の川崎市の業者は藤沢市の回収全量を随意契約にて引き取っていた業者であると記憶している。前者の大手化学メーカーは100億以上の投資をし、環境部門の『看板』事業であり、当事は華々しく報道されていた事を思い出す。原因は、原油価格の高騰で、中国の使用済みペットボトルの需要が急激に高まり、国内で回収されたペットボトルが中国へ皆流れてしまい、原料を確保できなくなり、更に国内再処理業者より高く買い取る認定外業者に売却する市町村が増えたことによると言う。以前は市町村から使用済みペットボトルを引き取る入札において、委託料を受け取っていたが、現在では逆に金額を支払う『マイナス入札』に陥っているという。

藤沢市では、分別回収が徹底され、ペットボトルも表面のラベルをはがし、キャップを除去したものをペットボトルとして出すことを市民に要求しているが、国内再生のリサイクルが現状機能しているのか甚だ疑問である。ある市では、分別回収が進み、焼却炉で燃焼するものの熱量が不足(燃えるペットボトル、ビニール、紙等が分別回収されるため)してしまい、生ゴミだけを燃やさざるを得ず、補助燃料の油を大量に消費し、市民には内緒で再度分別集したペットボトルを生ゴミと一緒に混ぜて燃焼しているところもあると聞く。
ペットボトル再生事業は品質劣化が無く完全循環型の理想的なリサイクル事業として、国が積極的に後押しして来たが、その後の中国問題等に国が積極的に関与せず事業者の自主努力に頼り、有効な対策を取らなかったことが今の状況になっていると感じているのは私だけではないであろう。藤沢市のリサイクル状況も知りたいものである。

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