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『北斎館』の敷地内に、珍しい『半鐘』が最上部に設置された『火の見櫓』がありました。た江戸時代、火の見櫓の上部などに取り付け、火災・洪水発生時などに鳴らし、地域の消防団を招集するとともに、近隣住民に危険を知らせたものでした。私が小学生の頃は、我が実家から100m程離れた旧道沿いにも設置されており、鐘の音を聞いた記憶があります。我が地域でも鐘の打ち方が定められ、火災の大まかな場所や災害の種類が分かるようになっていたと記憶しています。また他にも時報や慶弔など様々な情報を伝えるために使っていました。
三つ半(三つ半鐘)-ジャーンジャーンジャーンと三度叩くのを繰り返す。もう少し近い距離四つ半(四つ半鐘)-ジャーンジャーンジャーンジャーンと四度叩くのを繰り返す。さらに近い。
擦り半(擦り半鐘)-連続して間断なく叩く。これは直ぐ近くであるという合図。でした。擦り半が聞こえてくると慌てて何処が火事かと外へ出たことを思い出します。

現在では、火の見櫓の多くはサイレンや防災無線などに役目を譲っており、現存するものは消防団が活躍する一部地域を除いて地域のシンボル代わりに残されている場合がほとんどなのでしょうか。消防署のコンクリート製の火の見櫓も今や周囲のビルの高さに埋もれており、その機能を発揮できない状態ですよね。しかしながらこの様な古き時代の『火の見櫓』は大切に次の世代に残しておきたいものです。
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