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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
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今日から6月(水無月)。水無月の由来には諸説あるようで、文字通り、梅雨が明けて
水が涸れてなくなる月であると解釈されることが多いという。
梅雨にお似合いの我が家のアジサイの花が色をつけてきた。

『アジサイ』の名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと
言われている。「あず」は「集まる」、「さ」は真、「い」は「藍(藍色)」の省略形・・・つまり、
「真の藍色が集まっている花」といったような意味合いである。
また漢字表記に用いられる「紫陽花」は唐の詩人・白居易が別の花(ライラックか)に
名付けたもので、平安時代の学者・順源がこの漢字をあてはめたことから誤って広まった
といわれているようである。またアジサイの花は『七変化』と呼ばれ、色が日に日に変化
する。色素のアントシアニンやその他の色素が影響し、土のPH(酸性度)によっても花の
色が変わるという。我が家のアジサイも未だ白さが多いものもある。これから日に日に
青い色に変わっていくのであろう。

そして更に我々が花びらと思っている部分は実は葉が変化したもの(装飾花)とのことで
ある。
つまり花びらにみえるのは「萼」。本当の花は、中心部分の丸い粒のような部分である。
ガクアジサイも少し遅れ気味ではあるが薄赤い色をつけてきた。ガクアジサイの「ガク」は
周辺の大きな装飾花が中央の細かな両性花を取り囲んだ平たい花形を、額縁に
見立てて江戸時代から付けられた和名とのことである。

そしてアジサイの花言葉は
「移り気」「高慢」「辛抱強い愛情」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「浮気」
「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」 とのこと。私には無縁であって欲しいが・・・・。
子供の頃、ガクアジサイに似た木で『甘茶』の葉を採り、本の間に入れてしばらく乾燥
させ、これを舐めた記憶がある。かなり甘かった事を思い出す。
毎年4月8日の潅仏会(かんぶつえ)という仏教のお祭りでは、お釈迦様の像にこの甘茶
を注ぐのである。
我が家の近くにも昔からの『甘茶』の木が今も道路沿いにある。久しぶりにこの葉を
頂いて懐かしき甘さを楽しんでみたいと思っている『アラカンオジサン』である。
第18回 小出川彼岸花まつり-2 2025.10.06
第18回小出川彼岸花まつり-1 2025.10.05