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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
noahnoahnoahさんCalendar
パシュミナとは、カシミヤ繊維等を糸に紡ぎ、織り上げた、ネパールやインドで
伝統的に作られてきたストール・ショールおよびその素材を指すのだ。
高級ウールとして有名なカシミヤよりも繊細で肌触りの良い、いンドのカシミール地方や
ネパールに伝わる手織りの毛織物なのである。
伝統的なカシミール産のパシュミナには、標高4000メートル以上のヒマラヤの高地
だけに生息するパシュンの冬毛が使用されていると。
(パシュンは、一般的なカシミヤ山羊とは別の、小柄な犬くらいの大きさのカシミヤ山羊。)
このパシュンの原毛は、採取の難しい希少なもの。また、パシュンの毛はあまりに
も繊細なため、機械によって糸を紡いだり生地を織ったりすることができないとのこと。
そのため、カシミールでは、現在でも、パシュミナが完成するまでの全工程(72段
階)のすべてを手作業で行っているのである。
ところがカシミール産パシュミナと全く同じスタイルに織られた、写真では区別が
できないほど類似した製品がカシミール産パシュミナとして流通しているのだが、
これも、本物のカシミール産パシュミナとは素材と製法が異なると。
この工場生産能力、ミシンの数、コストから想定すると、パジュンの冬毛を100%使用
した本物のカシミール産パシュミナとは考えにくいのも事実であったが・・・・。
工場の敷地内には、赤煉瓦の豪奢なオーナーの自宅が。前庭の芝生にはミツバチが
飼われていたので感激。

前庭に白いミツバチの巣箱が40箱ほど設置されていた。近くに寄ってみると私が
飼っているセイヨウミツバチとはやや形が異なり丸い形状。いろいろな品種の
セイヨウミツバチの存在をこのネパールの地で実感したのであった。

正面道路を隔てて正妻と第二夫人が住んでいるとのこと。ここネパールの金持ちに
は、法律的には認められていないようだが、一夫多妻の習慣は、まだ残っている
のであろうか?
この日は土曜日のため、工場は休み。工場稼働時にはこの織機の前に200人前後の
女性が働いているとのこと。

染色工場のは大きな釜がたくさん置いてあった。

工場の責任者の女性が休日出勤してくれ各種の商品を見せてくれた。

そして4人それぞれスカーフやセーターを妻や子供、友人の土産用に購入したのであった。
![1635220[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/35/imgb85cc455zikczj.jpeg)
この後、今回のトレッキング会社のOFFICEを訪問。

この会社は2008年にプロスキーヤー、 三浦雄一郎が 世界最高峰・ エベレスト (8848 メートル )
登頂に75歳(世界歴代2位)で成功した時に、ガイドやシェルパを請け負った会社なのである。

この日は日本の ○○ 大学山岳部の5~6000mの山へのトレッキングを請け負っており、
その準備の真っ最中であった。調理用バーナー他を整備中のシェルパ。

シェルパが担いでいく調理器具。

このレベルのトレッキングガイドがこの会社の本来のビジネスであり
今回の我々のツアーやガイドは赤子の手をひねる如きであったのであろう。