JINさんの陽蜂農遠日記

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2011.04.23
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カテゴリ: 国内旅行

近鉄吉野駅から飛鳥駅で下車。飛鳥駅でレンタサイクルを利用。コンビニで昼食用の

おにぎりと飲み物を購入しスタート。

まずは高松塚壁画館へ。自転車で館の近くまで行けるのが嬉しい。館内には、高松塚古墳の

壁画の検出当時の現状模写、一部復元模写、再現模造模写、墳丘の築造状態、棺を納めて

いた石槨の原寸模型、副葬されていた太刀飾金具、木棺金具、海獣葡萄鏡などのレプリカを

展示し、高松塚古墳の全貌をわかりやすく再現。

続いて高松塚古墳へ。二段式の円墳、1972年に極彩色の壁画が発見されたことで一躍

注目されるようになった古墳。

築造年代は平成17年の発掘調査により、藤原京期(694年~710年)の間だと確定



被葬者は天武天皇の皇子(忍壁皇子、高市皇子、弓削皇子ら)説、石上麻呂説、朝鮮半島系

王族説・・・といろいろな説があるとのこと。

R0011683_R.JPG

道に迷いなかなか見つからなかったが続いて亀石へ。小道の傍らに亀がはいつくばっている

ような彫刻をした大きな石。これが飛鳥の謎の石造物の一つ、亀石。顔は亀と言うより

ヒキ蛙の様な感じであったが。

R0011685_R.JPG

聖徳太子誕生の地と書かれた石碑の横を通過。田んぼが拡がり長閑な畦道を自転車を走らせ

橘寺へ。聖徳太子誕生の地といわれ、太子建立7寺のひとつであり、本堂に聖徳太子坐像

(重文)が安置されているこの寺は、明日香の田園風景に溶け込んだ古寺であった。

R0011687_R.JPG

暫く自転車を漕ぎ石舞台古墳へ。古墳時代後期の古墳。元は土を盛りあげて作った

墳丘で覆われていたが、その土が失われ、巨大な石を用いた横穴式石室が露出したのである。

埋葬者としては蘇我馬子が有力視されているのである。

入場はせず近くの高台の広場で昼食。この場所からは菜の花畑越しに石舞台古墳の見事な

姿が見えるのであった。

R0011695_R.JPG

更に自転車を進め岡寺へ。途中駐輪場に自転車を置き急坂を息を切らせて登る。

岡寺と言うよりは山寺の感。寺伝によるとおよそ1300年前、天智天皇の勅願によって

建立されたと。

R0011703_R.JPG

飛鳥板蓋宮跡。

皇極天皇は夫である舒明天皇の死により即位し、大臣である蘇我蝦夷へ新宮殿を

12月までに建設するよう命じたのだ。これにより完成したのが板蓋宮。

645年に発生したクーデター(乙巳の変)の舞台となった場所。皇極天皇の眼前で

大臣の次期後継者である蘇我入鹿が中大兄皇子により刺殺された宮なのである。

その後、中大兄皇子は体制を刷新して大化の改新と呼ばれる改革を断行した。

高校時代に学んだ日本史で、『蒸し米(645)炊いて、大化の改新』と年代を覚えたことを

思い出したのであった。

R0011711_R.JPG

酒船石遺跡にある小判形石造物と亀形石造物へ。

平成12年に酒船石の北の斜面で発見されたもの。ボランティアのおじさんから説明を聞く。

天皇祭祀に関わる場所であったのではとのこと。

R0011714_R.JPG

小高い丘の上には「岡の酒船石」と呼ばれるこの石造物が。

酒船石の使用目的については、これを製薬用に使用されたのであろうという説、別の説では、

生贄台ではなかったかという説、また天文観測に使用されていたかもしれないと等々

いろいろあるようだ。

それにしても石の上面には線や窪みが奇妙な形で穿たれているのだ。

R0011716_R.JPG

飛鳥寺へ。

蘇我氏の氏寺で蘇我馬子が建てた日本最古の寺とされている寺。

ここの本尊「釈迦如来像(通称:飛鳥大仏)」が有名。この飛鳥大仏は、西暦605年に

日本最古の金銅丈六釈迦如来像として発願され、609年に開眼とのこと。

東大寺の奈良の大仏の開眼が752年、よって1世紀半近くも前に建立された大仏なのである。

R0011722_R.JPG

飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)へ。

この神社の見所は何と言っても、陰陽物を象った奇妙な石の数々・・・通称「ちんこ石」とも

呼ばれている、奇妙なオブジェとのことであるが、残念ながら予習不足でお目にかかれなかった

のであった。

R0011730_R.JPG

最後に飛鳥資料館へ。

飛鳥時代(6・7世紀)や飛鳥地方の歴史を展示・解説した、小規模ながら総合的な博物館。

展示品には、高松塚古墳出土の品、飛鳥寺・川原寺等の出土品、石神遺跡出土の噴水施設

である須弥山石と石神像、水落遺跡でみつかった水時計遺構の模型、藤原京全景の

復原模型などがあった。

屋外には、須弥山石や石像の噴水装置、導水施設である酒船石、猿石などの模造品が

並んでいた。庭の模造品の周囲の桜が美しかったのであった。

そして飛鳥の全体像を掴める施設であった。

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全ての予定を終了して、近鉄橿原神宮前までレンタサイクルで行きここで返却。

近鉄急行で京都駅へ。新幹線の中でこの旅の反省会をビールで行いながら

秋の吉野の紅葉も見てみたいと語り合いながら帰宅したのであった。

 ------------完--------------






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Last updated  2011.04.25 00:25:05
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