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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
noahnoahnoahさんCalendar
3時間弱の雪道を走り漸くむつ市内のビジネスホテルに到着。
同僚と夕飯を兼ね、同僚行きつけの赤提灯に入る。
女将さんに摘みはお任せする。
まずは刺身。大間のマグロとホタテ貝とそして右隅のオレンジ色はホタテ貝の
雌の卵巣とのこと。

そして追加になったオレンジの上のクリーム色はホタテ貝の雄の精巣とのこと。
ホタテ貝に雌雄があることを初めて知ったのであった。
そしてこの様にホタテ貝の卵巣、精巣を刺身で食べるのは初体験なのであった。

いつも見かけるのはこの雌の卵巣の方。
そして何と、ホタテは性転換する貝だったのです。「新 北のさかなたち」では、次の様に
記述されていました。
「天然貝では0年貝と1年貝はすべて雄で、2年貝以上ではほぼ半数が性転換して
雌になる。一方、放流貝と養殖貝は成長が良いため、1年貝で性転換するものもある」と。
あの牡蠣は、幼い時はオス、1年目にはメス、卵を産み終えるとまたオスに変わって
精子を作り、それを放出すると再びメスになると言う性転換サイクルを持っていると
これも広島に住む同僚から聞いた話。
余計な心配だが自分が今、『雄それとも雌』か解っているのであろうか。
人間世界でもテレビからは同じ様な・・・・・・。

そして『マツモ(松藻)』。
この地で冬の時期だけ出回る海草とのことで、シャキとした食感と、磯の香りが
美味しい海草。

マツモを鍋に放すと一瞬にして鮮やかな緑色に変わり、その変わりばなをサッと
いただくようにするのが美味しい食べ方と。煮過ぎるとドロドロになってしまうと。
マツモを口に入れると海や磯の香りが脳幹を刺激、北国を訪ねた己を切々と実感。
![w-400-300-matumonabe-tomari[2]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/42/imgf22dd98czikazj.jpeg)
そして『トゲクリガニ』。
トゲクリガニは「桜ガニ」「花見ガニ」とも呼ばれたりするほど、青森・むつ湾の名物とのこと。

毛ガニよりも小ぶりであるが、甘く磯の風味がたまらない繊細な身。

濃厚な味わいの蟹味噌、さらにメスの卵(内子)がこれまた絶品。

そしてこちらでも名物の『みそ貝焼き』。下北では「みそかやき」とのこと。
うにと塩辛入りで、いかのわたと味噌がとけあい、なんともいえない香ばしいにおいが
ただよう絶品。味付けに地酒を少々。
![shimokita04[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/26/0000715226/41/img451d35d7zik8zj.jpeg)
慌しい年始の挨拶回りであったが、夜の部はしっかりと郷土料理に舌鼓を打つことは
忘れなかったのであった。
牛久大仏へ(その3) 2025.11.19
牛久大仏へ(その2) 2025.11.18
牛久大仏へ(その1) 2025.11.17