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隠居人はせじぃさん
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新庄空港へ向かう途中、フライト時間に多少の余裕があったので、同僚の提案で
『酒田 山居倉庫』に向かう。
酒田・山居倉庫とは、明治初年の地租改正で農政が混乱したため、明治26年(1893)に
酒田米穀取引所の付属倉庫として建てられたのが始まりであるとのこと。
この山居倉庫は、舟への積み下ろしの利便性をも兼ね備え、新井田川の側に建てられ
たとのこと。現在では12棟が残り、今でも倉庫として利用されていると。

屋根が二重構造になっているのであった。これは土蔵と屋根の間に空間を作り、風通しを
良くすることで土蔵内の熱を上げないようにしているのだと。屋根と土蔵に空間を作ることで、
直射日光による伝導熱を逃がしているのだ。これは我が家の太陽光発電パネルも同じと
納得。また庫内の米俵から出る熱をも放散していて、倉の内部は湿気防止構造で組み
建ててあるのであった。


大木の藤棚に乗っている雪帽子も美しい。

川に面して船着場も設けられており、最上川舟運の拠点のひとつであったことが解るので
あった。

江戸時代は規定により、ひらた舟による運搬が主だったが、明治に入ってからは小鵜飼舟
に取って代わられたと。復元された小鵜飼舟が敷地内で保管されていた。

この遺産を守っていくためには、屋根の雪下ろしも大切な仕事なのであろう。
この時間は作業休憩中?

秋の黄葉シーズンのケヤキ並木も美しいとのこと。

1棟が「庄内米歴史資料館」、2棟が「酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽(くら)」として
一般開放されていた。

懐かしき米俵も展示されていた。やや小柄?

『傘福』と呼ばれる吊り飾りの数々。
酒田の庶民が切なる願いを意匠にした細工物とのこと。

美しい切り絵も展示されていた。



土産物を購入したのち、新庄空港へ向かったのであった。
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