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Gママさん
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隠居人はせじぃさん
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ニンニクたっぷりのラーメンを堪能した後は『笠森観音』に立ち寄りました。
笠森観音入り口、石段を登る。
この寺は天台宗を宗派としている寺となっていますが、なんと天台宗の開祖でもある偉大なる
仏僧でもある『最澄』が生前784年に、この寺で楠の霊木に十一面観音菩薩を刻み込んで安置して
開基された古刹であると。
正式名称は「天台宗・別格大本山笠森寺」。


三本杉。
巨大な三本の杉の根元が一つになっているのであった。

そして上部はそれぞれの幹が天に向かってまっすぐに。


同じく坂の途中にあった子授けのご利益のある楠。


真ん中に穴があいていて、潜り抜けられるようになっていた。
赤ちゃんが産道を抜ける様子になぞらえているのでしょうか?
穴から慈母観音の姿が。

古びた石碑と仏像が坂道の傍らに祀られていた。


芭蕉翁句碑。
松尾芭蕉が天和(てんな)の昔(1681~1683)に詠んだ句。
「五月雨にこの笠森をさしもぐさ」
「笠」、「さし」は「五月雨」の縁語?

二天門。
三十一番目の札所、笠森観音の山門。

そして目の前に見事な観音堂が。
岩山の上に建てられている姿が圧巻。
61本の柱で支えられた日本唯一の「四方懸造(しほうかけづくり)」という建築様式で、
重要文化財とのこと。
長元元年(1028年)に後一条天皇の勅願で建立されたと伝えられているがその後焼失し、
現在の建物は解体修理の際発見された墨書銘から文禄年間(1592年-1595年)の再建と
されているとパンフレットに。

靴を脱いでサンダルに履き替えてからこの急な階段を頑張って登る。


「懸造」というのは、急な斜面や段差のある場所に建物を建てる場合の建築工法であると。
山側を通常長さの束柱、反対側を長い束柱で下方から支える構造で、たとえば京都・清水の
舞台などがそうだとのこと。


最上部の回廊から先ほど歩いて来た境内が。
遅れて石段を登ってきた同僚二人の姿が。


本堂の回廊。


本堂の見学を終え、急な階段を慎重に下りる。
下から見ると階段の急なことが再び実感できたのであった。


なるほど良く見ると京都の清水寺のような木組み。

六角堂は朱色で塗られているようであったが、退色していて、木彫りの彫刻とともに、
ひときわ風情が感じられたのであった。


鐘楼堂は木目と素朴な彫刻が、六角堂との違った美を伝えています。
鐘をつかせていただきましたが、余韻を繰り返しながら周りの森へと響いて
行ったのでした。


再び二天門を通過し駐車場に戻る。
二天門の阿吽の仁王像。



そして行きと同じく東京湾アクアライン、湾岸道路、横浜新道を通り、Nさんに自宅まで
送ってもらったのであった。
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