JINさんの陽蜂農遠日記

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2016.01.08
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カテゴリ: 藤沢歴史散歩
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12番

『藤澤 五十三次 神谷伊右衛門お岩霊』

藤沢宿の立場「四ッ谷」に歌舞伎の外題『東海道四谷怪談』をかけて役者による

見立にした作品。左の神谷伊右衛門役に二代中村翫雀(がんじゃく)、右のお岩(霊)役に

嵐璃珪(りかく)という二人の大坂の歌舞伎役者が描かれている。

上部に描かれた絵は大鋸橋(現遊行寺橋)と江の島一ノ鳥居の組み合わせという

藤沢宿の風景。 

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13番

『東海道 藤澤(上洛東海道)』

文久3年(1863)の十四代将軍家茂の上洛を意識して出版された東海道シリーズで

「上洛東海道」と言われているもの。この画は馬方が飾りを付けた馬の足の具合を

見ているところ。行列はすでに宿場を抜けようとしていて、馬がそちらを見据えている

様子が印象的。背後にある緑の三角は、大山。

大山は、丹沢表尾根の東端にあり、富士山のような三角形の美しい山容から、

古くから庶民の山岳信仰の対象とされた山(大山信仰)。

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14番

『東海道五十三図会 藤沢(美人東海道)』

このシリーズは前面に美人姿を大きく描いているので一般に美人東海道と呼ばれてる。

右端に「相州 江の嶋詣」とあるのでこの女性が江の島帰りであることがわかる。

女性の脇の駕籠の上に乗っている品物は、江の島名物「アワビの粕漬け」。

背景(上段)は藤沢宿の景観。 

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15番

『東海道五拾三次 藤沢(狂歌入東海道)』

このシリーズは図柄の中に狂歌が1首ずつ折り込まれているために俗に「狂歌入東海道」と

呼ばれている。保永堂版と反対に遊行寺の側から大鋸橋(現遊行寺橋)と江の島一ノ鳥居を

描いたもので、背景にある山は大山。橋の上の人物が担いでいるのは御神酒枠で大山詣を

象徴。橋のたもとの高札場など、宿場の様子も窺える。 

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16番

『東海道中栗毛彌次馬 藤澤』

このシリーズは大ヒットした十返舎一九(じっぺんしゃいっく)の『東海道中膝栗毛』を

摸して作られている。芳幾が弥次さんと北さんの二人が各宿でくりひろげる道中模様を

ユーモラスに描き、魯文が各宿のテーマとなる文章、狂歌一句と二人の会話をおもしろ

おかしく記している。(二人が狐拳(きつねけん)に興じているところ。) 

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17番

『武英名馬競 小栗小次郎助重』

このシリーズは「武者絵」シリーズと呼ばれ、国芳が武英名馬競(武将とゆかりの名馬の組み合わせ)を

描いたもの。この絵は、藤沢ゆかりの小栗小次郎助重と、小栗判官物語に登場する鬼鹿毛(おにあしげ)が

描かれている。

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18番

『東海道五十三対 藤澤』

このシリーズは、初代広重、三代豊国、国芳の3人の当時代表的人気浮世絵師が

分担して描いたもの。この絵は国芳の手による小栗判官照手姫で、いったん地獄へ

堕ちた小栗が熊野で本復した様子を描いている。岩を持ち上げているのが小栗で、

しゃがんで驚いた様子をしている女性が照手姫。小栗の後方の滝は那智の滝。

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19番

『東海道五十三次内 藤澤 ひらつかへ二り余』

このシリーズは芳員が各宿場にまつわる伝説や逸話を面白おかしく紹介。

藤沢の場面では、侍と馬が囲碁を打っているもので、藤沢ゆかりの『小栗判官照天姫伝説』に

登場する「鬼鹿毛乗馬の段」を暗示しており、侍が小栗判官、馬が鬼鹿毛、横で見ている女性が

照天姫。鬼鹿毛が轡(くつわ)の印の浴衣を着ているのもご愛敬。 

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20番

『双筆五十三次 藤澤』

このシリーズは、広重と豊国との双筆(合作、描き分け)で描かれている。

人物は『小栗判官伝説』の主人公の一人の照天姫で、地獄からよみがえって土車(つちぐるま)で

熊野まで送られた夫の小栗を、車の綱を引いて運んだという当時有名な話を絵の題材にしている。

特に解説をしないでも、街道で車を引く女性というだけで照天姫だと分かったもの。

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21番

『東海道五十三次之内 藤澤 小栗判官(役者見立東海道)』

このシリーズは「役者見立東海道」と呼ばれ、各宿ゆかりの歌舞伎役者を大きく描き

背景にその地方の風景を添えた絵で、こうした趣向を見立(みたて)という。

この画は藤沢宿ゆかりの物語「小栗判官照天姫伝説」を描いており、扮する役者は

坂東竹三郎(のち、五代坂東彦三郎)、背景は初代広重の保永堂版東海道の構図を使っている。 

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22番

『雪月花 相模 横山の花 照手姫 小栗判官』

このシリーズは「雪月花」シリーズと呼ばれ、周延が各地(国)の歴史や伝説上の人物を

花に見立て描いている。この絵は、相模の国「横山の花」照手姫を花に見立てて描いたもの。

小栗判官物語では、照手姫は武蔵・相模郡代である横山氏のひとり娘と言うことになっている。 

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江ノ島道の道標。

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遊行通りを藤沢駅北口に向かう道には浮世絵ではなく子供?が描いた遊行寺が

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藤沢市の市章はフジを図案化したもの。そして市の花、藤の花、

市の鳥カワセミが描かれていた。

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遊行寺本殿そして屋根の上に描かれた時宗の宗紋は、「折敷に三文字紋」、

「隅切三(すみきりさん)。

遊行寺の大イチョウ(藤沢市指定天然記念物)の葉が舞っていた。

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残念ながらこの桜咲く寺の絵には悪戯書きが。

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Last updated  2020.06.15 16:32:44
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