JINさんの陽蜂農遠日記

JINさんの陽蜂農遠日記

PR

Profile

jinsan0716

jinsan0716

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

【甥のステント挿入… New! Gママさん

2025年版・岡山大学… New! 隠居人はせじぃさん

続日本100名城東北の… New! オジン0523さん

ムベの実を開くコツ… noahnoahnoahさん

エコハウスにようこそ ecologicianさん

Calendar

2016.02.29
XML
カテゴリ: JINさんの農園

今日は2016年2月29日(月)であり今年は「うるう年」でオリンピックの

開催される年。

しかし1900年のパリ大会が開催された年は、うるう年ではなく平年でしたが。

DSC07994_R.JPG

平年よりも月や日の数が多い、もしくは1日の秒数が通常より多い事を閏(うるう)と言い、

それぞれを閏月・閏日・閏秒と呼ぶのです。

そしてうるう年(閏年)は、閏月・閏日が存在する年のことを指します。

うるう年を実施する理由を一言で言い表すと、

「地球が実際太陽の周りを回る周期と、人が作ったカレンダーとのズレを修正する」

という事になるのです。

feb03_m10[1]_R.jpg

うるう年を語るうえで外せないのが、太陽年とグレゴリオ暦の2つ。

太陽年とは地球が実際に太陽の周りを回る、いわゆる公転の周期のこと。

一方グレゴリオ暦とは、その太陽年をベースとして作られた太陽暦の1つ。

地球が正確に365日かけて太陽の周囲を公転しているかというと、そういうわけでもない。

 実際には365.2422日ほどかかっており、これを書き直すと365日と約5時間49分12秒。

1年で6時間弱のズレがあるのです。

このズレを4年間積み重ねると、ぽっかりとおよそ24時間分(4年間×6時間)=1日分のズレが

生じてしまうのです。

4年間でできた1日分のズレを埋める日、それが2月29日ということなのです。

l_095[1]_R.jpg

しかしこの調整は完璧なものではないのです。

本当のズレは6時間ではなく5時間49分なので、うるう年を設定したことで、

実は1年につき約11分の増やしすぎになっているのです。

すなわち、正確には公転周期が365.2422日であるものの、我々の生活上

1年は365.000日ですから、このままでは一周せずに(毎年0.2422日だけ早く)

1年が終わってしまいます。この差をもって365日*4回分経過すると0.9688日

(約1日)分手前で4年を迎えてしまいます。

そのため意図的に1日追加させて、地球が元の位置に戻った状態で3月1日を迎えさせます。

これがうるう年が必要な理由なのです。

但し、実際には0.9688日に対して2/29の1.0日分の調整を行うと、今度は4年ごとに

1-0.9688=0.0312日分元の位置より先へ進んでしまいます。

うるう年_R.jpg

このようにして24回うるう年迎えたら、次の25回目(つまり100年に1回)は

2/29を設けないことにしています。そうすると100年分の誤差0.7497日分



 そして、この繰り返しが400年続くと地球は-0.2503×4=-1.0011日手前で

1年を迎えますから、この時はうるう年を設定します。

こうすると400年経過しても誤差はわずか-1.0011+1=-0.0011日で済むのです。

そのためさらなる微調整が必要になり、16世紀に例外として「西暦の年号が100でわりきれる

&400ではわりきれない年」は、うるう年にはならないというルールを作ったのです。

すなわち、400年が経つと、11分×400=4400分≒73時間、つまり約3日分の時間が増える。

そこで、うるう年を3回減らすことで、約3日分の時間を減らすことにしたのです

たとえば、西暦2100年、2200年、2300年などは、例外に当てはまるため、うるう年には

ならないのです。西暦2400年は100で割り切れますが、同時に400でも割り切れるので、

例外には当てはまらず、うるう年となります。

更に考えると、現行の計算のままでは「4882年に1日分」のズレが生じることになるため、

遙か未来には「2月30日」という日が誕生する可能性も?!あるのでは。

それがいつかはわかりませんが、そのときは過去に起きた「2000年問題」のように、

コンピュータ上の誤差によって社会が混乱しない対策も重要なのです。

(西暦2000年は、まさに100でも400でも割り切れる、特別なうるう年だったのです。)

なかなか複雑なシステムであることが解っていただけたのでは。

a1424865035128[1]_R.jpg

順序が逆?ですがEXCEL関数で西暦2012年~2111年までの

うるう年の判定をしてみました。

やはり西暦2100年はうるう年にはならないことが確認できたのです。

そして私の生きている間は、必ず4年ごとに「うるう年」が来ることも

確認出来たのです。出来れば「元気」で後4回のオリンピックを迎える事が

出来ればと・・・・?!。 

閏年_R.jpg

そして今日2月29日生まれの方の誕生日は閏年に限り到来し、平年に誕生日は

存在しないのです。

このため、誕生日を基準に何かを行う場合は、平年ではその前後の日を誕生日と

みなす必要があります。日本の法律では、誕生日を基準とした行政手続に限り

「みなし誕生日」を2月28日としているのです。

また、年齢計算については、先日2月26日の我がブログ(誕生日に関するクイズの答え )

で説明しました様に、もともと期間の満了は起算日応当日の前日であるところ、

起算日を例外的に1日早く初日(出生日)とする関係で、1年間の満了(加齢)も

1日早く誕生日の前日となるのです。

このため、2月29日生まれの方は、平年・閏年を問わず、毎年2月28日24時に

加齢されるのが日本の法律なのです。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.02.29 17:52:34
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: