JINさんの陽蜂農遠日記

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2023.03.10
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カテゴリ: JINさんの農園
有毒爬虫類
爬虫類の毒は唾液腺がもとになった毒腺から分泌され、毒牙を介して相手に注入されます。
タンパク質が主成分で、血液や組織を破壊する毒や筋肉を麻痺させる神経毒などを含みます。
毒をもつのはヘビ類の一部(クサリへピ科、コプラ科、ナミへピ科の一部など)とトカゲ類の
ドクトカゲ科とオオトカゲ科で、世界最大のトカゲ、コモドオオトカゲも有毒爬虫類の
1種です。」



キングコブラ 」と奥に「 コモドオオトカゲ 」。



キングコブラ(全身骨格) 」。



キングコブラ(全身骨格)
世界最大の毒ヘビ。毒液には神経毒や細胞毒が含まれ、一咬みの毒の量が非常に多いです。」



近づいて。



キングコブラ」



有毒爬虫類の起源
毒腺と毒牙をもつ複雑な爬虫類の毒の進化を説明する有力な学説の1つに「有毒類仮説」が
あります。この説はヘビ類と有毒トカゲが近縁であることが根拠となっており、毒がこれらの
共通の祖先の段階で進化した特徴であるとしています。」



ヘビと有毒トカゲが親戚



ヘビ毒の分類
ヘビ毒は人々の生活とのかかわりの深さや被害の深刻もあって盛んに研究され、
その作用により神経毒や出血毒などのタイプに分類されています。1種類のヘビが複数の
タイプの毒成分をもっているのが普通です。」



代表的なヘビ毒の分類



ニホンマムシ 」。



ガボンアダー
アフリカ最大のクサリへビ。大きな体では、毒牙は長さ5cmに達します。」



ブラックマンバ



ブラックマンバ
アフリカで最も恐れられている毒ヘビの1種。強力かつ即効性の高い神経毒をもちます。」



タイワンアマガサ
毒液は神経毒のみが含まれ、咬まれても痛みはほとんどありませんが、徐々に全身の筋肉が
麻痺して死に至ります。」



アズマヒキガエルを捕食するヤマカガシ 」。



近づいて。



アズマヒキガエルを捕食するヤマカガシ
ヤマカガシはヒキガエル類がもつ神経毒に耐性があるため、むしろ好んで捕食します。」



ヒキガエルの毒とヤマカガシ
ヤマカガシはロの毒腺と毒牙に血液毒を持ちますが、頸部の皮下にある腺(頸腺)にも、捕食した
ヒキガエルから吸収した神経毒(プファジェノライド)を蓄積しています。ヤマカガシはこの
神経毒に耐性をもっており、頸腺毒は天敵からの防御に使われます。」



ヤマカガシはロの毒腺と背中の頸腺に全く異なる2種類の毒をもつ



頸腺を剖出したヤマカガシ
頸部の皮下に2列に並んだ類腺の列があり、ヒキガ工ルから吸収した毒を蓄積しています。」



有毒両生類
両生類では多くの種が防御のために毒をもっています。ヒキガェルやイモリ
の仲間が有名で、アルカロイドなどの神経毒をもつものがほとんどです。
ヤドクガェルの仲間は特に強力な毒(バトラコトキシン)をもち、1匹のカエルの
毒が10人分の致死量になる種もいます。この毒は餌となる無脊椎動物から
摂取していると考えられています。」



「コモドオオトカゲ 」。



「コモドオオトカゲ
唾液に血液凝固阻害や血圧低下を引き起こす成分を含みます。」



近づいて。



メキシコドクトカゲ



メキシコドクトカゲ
唾液に痛みや血圧・血糖値の低下を引き起こす成分を含みます。」



メキシコドクトカゲ頭骨の拡大模型(約3倍) 」。



メキシコドクトカゲ頭骨の拡大模型(約3倍)
歯の前面には毒を効率よく送り込むための溝がついています。
CTスキャンデータを用いた精密拡大模型。」



ズームして。



アカハライモリ
背面は地味な保護色で、腹面は毒をアピールする赤色になっています。」



防御姿勢をとるアカハライモリ(腹面の警告色を見せている)。


ヤマトガエルの仲間
左からマネシヤドクガエル、アイゾメヤドクガエル、メグミヤドクガエル」。



マネシヤドクガエル 」。



アズマヒキガエル
東日本で一般的なヒキガ工ルの仲間。耳腺や背中の皮膚から白い毒液を分泌します。」



オオヒキガエル
南米原産で、耳の後ろに発達した大型の耳腺(毒腺)をもちます。」



毒棘で刺すカエル
毒をもつカエルでは、毒素を含む粘液を分泌して身を守るものがほとんとです。しかし南米産の
2種類のカエル、ブルーノイシアタマガエルとドクイシアタマガエルだけは、頭部に発達した
毒棘を突き刺すことで天敵から身を守る変わった生態で知られています。」
ブルーノイシアタマガエルは鼻先の皮下に毒物をもち、天敵には頭突きで毒を注入する。


ブルーノイシアタマガエルの頭骨の拡大模型(約9倍)
鼻先に多数の棘をもちます。毒の強さは南米産ヤジリハブ属の毒ヘビの約25倍です。」



                               ・・・もどる・・・



                 ・・・つづく・・・





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Last updated  2023.03.10 00:00:19
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